2015-12-02 09:06:13 更新

概要

初投稿です
武内Pの過去がこんなんだったらいいなぁとおもって書き始めました
よろしくお願いします
ちなみに過去が明かされるのは結構後になります(´・ω・`)


疑問


凜「プロデューサーってさ、色々不思議だよね」

唐突に隣に座っていたプロデューサー専門のストーカーもとい同じトップアイドルを目指す友人が喋り出した


未央「んーしぶりんいきなりどうしたの?まぁ確かにプロデューサーって色々不思議なところあるけど」


隣のプロデューサー専門のクンカーの言うとおり確かにプロデューサーには色々不思議な所があるのはたしか


凜「1つ、笑わない」


おーさすがというかいきなり喋り出したよこの娘


凜「2つ、笑わない癖に笑顔をごり押し」

  

  3つ、プロデューサーという職業に不釣り  合いな肉体美


  4つ、あの美しいまでの眼光


未央「うっわー」


凜「まだまだ沢山あるけど主にあげられるのがこの4つだね・・・ん?どうしたの?」


未央「なんというか流石だよねしぶりん」

流石プロデューサー専門の追っかけやってるだけはあるなぁ


凜「なんかさっきから失礼なこと思ってない?」ギロ


未央「い、いやそんなことおもってないよーっははは」

うう、しぶりん勘がするどいよ~

だけど、しぶりんが言ってるようにプロデューサーって知らない人から見たら殺し屋、もしくは某凄腕スナイパーみたいなオーラ出してるし、しぶりんが言ってたあのスーツの上からも分かる筋肉はプロデューサー業で付くとはおもえないんだよなぁ


凜「み、未央?どうしたぼーとして・・・・」


未央「あ、いやぁーしぶりんがいったとうりプロデューサーって色々謎が多くて過去に何があったか気になっちゃってさー」


凜「すごく、気になるよね・・・・だけどプロデューサーって自分の事って喋らなそうだし聞いてもおしえてくれなさそうなんだよね」


未央「あー確かにいつもの首に手おくポーズでうまくはぐらかされそうだよね」


凜「うわ、それ簡単に想像できる」



未央「それじゃあさ!」














 プロデューサーの謎をあばいちゃお!



追跡



未央「というわけでプロデューサーの日常を探って見ようと尾行しているわけですが」


凜「んーと、今日は私たちのライブの下準備、スタッフの方に挨拶、午後はメンタルヘルスケア?の用紙制作と常務への定期報告だけみたいだね」


ここ2週間プロデューサーの仕事、休日を追いかけてみたけどたいした結果があげられない

いつも通り仕事で走りまわって、休みの日は私たちのライブや企画の原案を保美修正するために現場へ

プロデューサー・・・・体は大丈夫かな


未央「むむむーなんかプロデューサーの鏡ってことしか結局わからなかったね」

プロデューサーの日常を調べれば過去のことや謎の手掛かりがつかめると思ったけど・・・・

というかなんか、私たちが仕事の見れない時間でうまく巻かれてる気もするんだよなぁ


凜「ん・・・・未央今日はもう遅いしまた明日にしよう。プロデューサーも見失ったし」


未央「うぉう!もうこんな時間!?」

いつの間にか時計は21時を指していた。しかもプロデューサーはいつの間にかいなくなってるし


未央「だね~さすがにこれ以上は親も心配するだろうし、今日は終わりにしよっか」



凜「うん、じゃまた明日」


未央「しぶりんまた明日~」





帰宅中


未央「~♪」

今日もたいして成果なかったけどまぁいつかはプロデューサーも尻尾を出すよね!

にしてもあのしぶりんを巻くとはプロデューサー恐るべし・・・・・・






ガサガサ


?「・・・・・」ニヤリ










テレビ「緊急速報です。拳銃乱射事件で死傷者10人をだした犯人グループが逃走。警察、機動隊は行方をおっています。犯人集団は以前東京都内にいる可能性が高く・・・・・・・・」





その男





?「・・・・ぉ!・・・みお!」


ん?誰か呼んでる?


凜「起きろ!未央!」



未央「っつ!?凜?」


さっき別れたはずの凜が目の前で私の名前を叫んでいた

それもロープで腕を縛られ口の端が血で滲んでいる


未央「こ、ここは?ってなんで私縛られてんの!?」

意識がはっきりしてくると私もロープで縛られていることがわかった

そして鳩尾付近に鈍痛がする


凜「私たち別れた後に襲われて拉致されたんだよ」



未央「え?」

周りを見渡すと私たちは建物の中にいるらしい見た感じ廃病院?



凜「私は襲われたとき男3人に襲われたよ。抵抗したんだけどダメだった」


未央「犯人は男数人・・・かなりまずいよね」


凜「うん」



凜「時間は結構たってるはずだから家族が探し始めるはず、それに誘拐されたってわかったらすぐに警察の人も動くはずだよ」


未央「うん、プロデューサーたちも探し始めると思うし大丈夫だよね。あ、携帯スカートのポケットに入ってる!」


私たちはこんな状況でも冷静に考える事が出来た

人は焦ると誤った選択やミスをしやすい

だから焦るような時こそ冷静になって周りをみて一番良い選択を探す

プロデューサーが教えてくれた


凜「どう?取れそう?」


未央「むむむーあ、あとすこしぃいい・・・・」






ガチャ





?「よ~うお嬢ちゃんお目覚めかい」


携帯をとり出すのに自分の間接と格闘していると一人の男が部屋に入ってきた

背は170cmくらいで太め少し動くとすぐにぜーはー言いそうな感じ



凜「私たちをどうする気!」


未央「そーだこのロリコン!」



太めの男「おーおー威勢の良いお嬢ちゃんですこと」


そう言うと男は私のとこに来て髪をつかみ強引に持ち上げた


未央「イタッ!?」


凜「未央!」


太めの男「嬢ちゃん、威勢があるのはいいがもっと自分の置かれた状況を理解しないと駄目だっぜ!」


未央「ごふっ!?おぇええええ!」


男はそう言い終わると私の鳩尾に強烈なパンチを入れた

内臓が持ち上がるような感覚の後に耐え難い痛みと嗚咽。意識が飛びそうになる

あぁ私捕まった時にこれ喰らったんだなぁ


凜「未央!未央ぉ!」


太めの男「っち、喚くな!死ぬほどは力入れてねぇよ。それ以上喚くとオメェも一発くらわせっぞ」


凜「っひ!?」


あぁーしぶりん、よっぽど怖いんだなぁ・・・

いつものクールな顔が歪んじゃってるよ


殴られた場所の痛みは徐々に引いていったが口の中は胃液が混ざった吐瀉物独特の酸っぱいもので一杯になっていた




太めの男「ようやく静かになったか・・・嬢ちゃんが大人しくして俺たちにしたがってくれさえすれば解放してやるよ」


男は近くにあった椅子に腰かけるとこれからの予定らしいものを話始めた


1つ 男たちは最近あった銃乱射事件の犯人


2つ 私たちを人質に逃走を計画


3つ 犯人グループは私たちを知っていた


4つ 他の部屋にも人質に取られている人がい   る

5つ 下手なことをすれば容赦なく殺す



大体まとめるとこんな感じだった


太めの男「まぁ下手なことは考えないことだな」

男がそう言い終わった瞬間




ッパァン



大きな風船が割れるような音に近い、多分銃声そして



ぎゃぁあああああ!いやぁああああああああああああああああああああああああああああああ!



少し離れた部屋だろうか?女性の叫び声が聞こえた






太めの男「あんな風になりたくなかったらな」


その男の顔は


酷く歪んだ笑顔をしていた







武内動く





カタカタカタカタ


武内P「ふぅ・・・・」

パソコンの手を止め事務所の時計を見ると針は丁度24時を指していた

事務所には自分しかいない


武内P「くわぁあ~」


猫背になりかけていた姿勢を正すと出てくるのは欠伸

モニターの文字を長時間見ていたせいで目の奥が痛い


この最近ろくに休めていない気がする

担当するアイドル達のメンタルケアから始まり、衣装のデザイン、イベントやライブのステージ裏舞台装置の確認、常務からの地味な嫌がらせ


前の仕事を辞めてまで選んだプロデューサーと言う職種

今の仕事になってから結構経つが担当が変わってからというもの少々多忙な日々が続いている

少し前なら若いからと言って惰性だけで行くことができたが・・・・


武内P「そろそろ自分の体調も気にしないといけないかも知れないですね」


今、自分が倒れたらあの子達に迷惑をかけてしまう

それに体調管理を日頃からあの子達に言っている自分が倒れていたら示しがつかない


武内P「今日はもう帰りましょう」


荷物をまとめデスクの上を簡単に整頓する

いつもと変わらない動作

昨日と違うのは退社時間が約1時間ほど早い


武内P「戸締まりは・・・大丈夫そうですね」


最後の確認をして事務所の鍵をかけようとしたそのときだった



ヴーヴー


内ポケットにいれていた携帯の着信バイブ

相手は


武内P「千川さん?」


千川さんからこの時間に電話がかかってくることはほとんど無い

何か、とてつもない悪い予感がする


武内P「もしもし、武内です」


ちひろ「プロデューサーさんですか!?」


電話越しに千川さんの焦りが伝わってくる

どうも悪い予感が的中したらしい


武内P「はい、私です。何かあったのですか?」


ちひろ「未央さんと渋谷さんのご両親から電話がありまして、二人ともまだ家に帰ってきていないようなんです!」


武内P「え?」

本田さん、渋谷さんは今日は早い時間に仕事を終えている

本来ならもうとっくに家についているはずだ



武内P「千川さん、すみません詳しく教えていただけますか?」










額から汗が滲む

千川さんから聞いた話を元に状況を整理していくと



本田さん、渋谷さんの二人は24時を過ぎた今も自宅に帰っていない


ご両親は二人の携帯に電話をしたが反応無し


警察に捜索を求めたが二人の年齢を考えると軽い家出ではないかと言われまともに取り合って貰えなかったらしい


武内P「わかりました。わたしの方で探してみます。千川さんも何か情報が入り次第連絡をください」


千川さんの電話をおえると一度は閉めかけた事務所のドアを開けた




今までにない悪い予感



前の職場で外れた事がない第六感が今夜はうるさいほど鳴り響いていた




希望から絶望


男は言いたい事を言い終わると部屋から出ていった

先ほどの最初に聞いた銃声と叫び声は男がでていったあとも時々聞こえてきた


未央「しぶりん起きてる?」


凜「うん」


二人の顔は疲れと徐々に自分の置かれた状況を理解したことによる恐怖で憔悴していた


そして未央の前には踏み潰されたスマートフォン

未央が持っていた携帯は男に見つかり踏み潰されてしまった


凜「なぁ未央」


未央「ん?」


凜「あの男、私たちを解放するって言ってたけど」


未央「多分嘘だと思う」


凜「・・・」


沈黙


外への連絡する手段がなくなり助けを求めることが出来なくなった

時々聞こえてきた悲鳴が聞こえなくなったのは

声の主が死んでしまったからだろうか?

次は私たちの番では無いのか?

二人の頭のなかにはその事で頭が一杯になっていた









怖いよ、助けてプロデューサー







進展



ハァッハァッハァ


息が上がる

体が酸素を求め、足に乳酸が溜まり筋肉が悲鳴をあげる


武内P「糞ッ!」

焦りでいつもの自分らしくない言葉が口から出てくる


あの二人が行きそうな場所をあらかた探して見たが有力な手掛かりはなかった


渋谷さん、本田さんどこへいったのですか?


先ほど千川さんからの電話で近くに銃乱射事件の犯人グループが潜伏している可能性があり、もしかしたら彼女たちはその事件に何らかの形で巻き込まれてしまったかもしれないということだった


時間がない!


千川さんの言う通り事件に巻き込まれているのであれば一刻も時間猶予がない

しかし、私一人では探せる範囲に限界がある



どうすれば良い




    どうすれば良い





       どうすれば・・・・・・・









武内君、いつか本当に困った事があれば私に相談しなさい。必ず力になると約束しよう







武内P「・・・・あ」


焦るあまり忘れていた、この状況を打破してくれるかもしれない人物

急いで携帯の電話帳欄を開く


武内P「あった!」


時間は深夜2時もう寝ているかもしれない

しかしこれ以外もう手はなかった


頼む、出てくれ!



PRRRRRRR.....



頼む!頼む!頼む!!



「もしもし、武内君か?久しぶりだなぁ」



武内にとってその声は

   今までの誰よりも

     心強いものだった






陸の守人


時刻0200

?「予定通りだな」


私は今から一時間後の大きなヤマの準備で仕事場に残っていた


お前と俺とーは同期の桜~♪


?「ん?」

胸ポケットにしまっていた携帯から「同期の桜」が流れ始めた

部下や同期からはこの着信音は不評らしく

「なんと言うか、やっぱりなって感じです」

「お前らしいといえばお前らしいが・・・・さすがに無いわぁ」

などと言われる始末

良いじゃないか、俺は気に入っているんだから

そんなことを思いながら携帯を取り出すと画面には懐かしい名前が表示されていた


?「もしもし、武内君か?久しぶりだなぁ」


それは私の元部下の武内君だった

同じ職場の時に私の命を救ってくれた恩人でもある

そんな過去を振り返りながら電話にでると電話越しの武内君の様子がおかしい

息が上がっているようで声の抑揚も安定していない

元々あまり感情を外に出さない奴だったのだが

相当焦っているな・・・


?「どうした、何かあったのか?」

私は武内君に事の次第を聞くことにした

話を聞くと今の仕事でプロデュースしているアイドルの二人が行方不明になっていること

 そして、銃乱射事件の犯人グループと何らかの形で事件に巻き込まれて可能性があるということ

 最後に私(達)の力を貸してほしいということだった


?「状況はわかった。すぐに行動に移させて貰うよ」

私は武内君に全面協力する旨を伝える

電話越しの武内君は私の返事に驚いていたようだがすぐに感謝の言葉に変わっていた


?「君は私の命の恩人だ。君の頼みなら断る理由がないよ。それに私の部下には君のプロデュースするアイドルのファンが多くてね。そのシンデレラを救出するためだったら彼らも喜んで協力するだろう」


....!.....!!


彼は泣いているのだろうか?武内君の声がかすれている


?「まだ、安心するには早いぞ、彼女達を無事保護するまで気を抜くな!私はこれから捜索の準備を始める。君は私の連絡があるまで周辺の情報収集に当たってくれ。連絡手段の確保を怠るなよ」


.....!!!


そう伝えると返ってきたのは現役時代の彼の鋭い返事だった


携帯を切ると私はすぐに行動に移す

丁度すぐに動ける人員が約200車両が100以上ある

私がやらなければいけないのは私の上の人間をどう騙すかだ

まぁなんとかするが・・・・もしかしたらもうここにはいられなくなるかもしれないな


そんなことを考えながら机の上にある電話で内線に繋げる


?「あぁ私だ、剣崎1佐だ。中隊長に伝えてほしいのだが・・・・一時間後の出発なのだが・・・・あぁ・・・大きく変更する。各人員は装備を格納し車両に待機、中隊長、小隊長クラスは私の部屋に集合してくれ」


内線で必要な事を伝え電話をきると部屋の外が騒がしくなる



剣崎「私は全力を持って君の支援する。だから彼女達を無事見つけ出せよ」



    





     「武内3等陸尉!」




mission Cinderella





 

































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