2016-01-06 18:24:57 更新

概要

もし、地球に人がまともに住める環境がなくなったら?技術力が高くなる代わりに自然を失った地球を描いた作品です。宇宙から地球を人が住める昔の環境に戻すために原生生物や正体不明の生物と戦っていきます。


前書き

こんにちは、月詠です。この度は数ある作品の中でこの小説を見ていただきありがとうございます。この小説は「楽園追放」と「マブラヴ」の二次創作です。作者の欲望爆発作品でもあるため、注意してください。


0 平穏の一年

210X年、地球での生活環境の過激な変化により、人間の生命維持がほぼ不可能になり、宇宙に無数とあるコロニーへと人間は移住した。こうしてる今もコロニーは増えてる。

では、地球はどうなっているのか?地球には僅かながら人が住んでいる。時に互いに協力し危機を乗り越えたり、時に対立し略奪をおこなったり、そんなことを繰り返していた。

では、なぜ地球に残っているのか?それは、彼らの意志でない、プロジェクト当初は優秀な人間のみをコロニーに移住させていた、それから、対象を増やしていったが、無能と判断されてしまった人達は、今なお地球に残されている。

その地球に、「楽園」という名を持つ、1人の女性が送り込まれた。目的はただ一つ、地球を「楽園」に戻すため……


「残り30分で大気圏突入!」

狭ぐるしい室内でアナウンスはどこか、子供が大好きなヒーローが出てきてはしゃぐかのような口調で言った。

「まったく……そんなに地球が楽しみか?」

「初めて地球に行くんでしょう?そりゃ、楽しみになるわな」

「まあ、新人と聞いたからな…地球を映像や写真じゃなく、本物を見るわけだから理解は出来るが……」

私は、隣の同僚とそんな他愛のない話をしていた。こいつの話し方は、旧文明の日本という国の言葉の「カンサイベン」というのを遺伝情報からインストールしているため、不思議な喋り方である。

「ほな、ティル。大気圏突入するから、黙らせてもらうで……」

「相変わらず、揺れに弱いんだな」

私は、少し蔑むように言ってみた。

「ティルはすごいなぁ……あんな揺れに耐えられるなん」

「大気圏突入します!!」

「ほな、精神統一……精神統一!」

隣の独り言はなんども聞いたから飽きてしまったが、その表情は飽きることはない。私はそんな彼女の顔を見て、気を紛らわしている。

「あうぅぅぅ………」

「…………」

「地表に着陸します!衝撃に備えてください!」

ズドバァァァァン!

相変わらず爆発のような音を立て、雑な着陸をした。

「ん?お、終わった?」

「あぁ、終わった……」

私達はその地に足を着いた。


1 地球は青くなくなった

見渡すかぎり、自然といえるものは赤茶色が剥き出しになった地面のみ……旧文明のある人物が「地球は青かった」などと言ったのが疑わしいほどだ。だが、その後に彼は「だが、神はいなかった」と発言したという。

「たしかに神はいないみたいだな」

「どうしたんや、急に?」

「いや…なんでもない」

隣の同僚、リー・クローウィンとは同期でEDENでも有名な人物である。隊を指揮するカリスマ性があり、彼女自身、かなりの実力を持っている。が、彼女は虫が苦手であり、正体不明の生物の中に虫に酷似している生物が相手の時は極度に嫌がり、戦場に赴いても、かなり後ろに下がる。そこをカバーするのが私だ。

私、ティル・ナ・ノーグの仕事は地球降下部隊の総指揮をおこない、戦場では前線に赴いて戦う。それが仕事だ、いつもしている仕事だ。しかし、本当の任務は違う。地球に存在する危険生物を排除し、地球を第2の「楽園」に変え、元の環境に戻すことが、本当の任務である。

「ほな、今回はDIVAを離れた優秀な人がバックアップしてくれるらしいで」

「DIVAからの支援ではないのだな」

それもそうだろう、地球を捨てた者達なのだからな……それにDIVAは優秀な者しか生きていくことは出来ない。我々のEDENと少し似ているが、コロニー内では平等に生きられるようになっている。そこがDIVAとの違いだ。

「ん?なぁ、アレ何やと思う?」

リーから渡された双眼鏡で指さした方向を見る

「………」

とても良くないモノが近づいている。

「全員!それぞれのガーディアンに搭乗!敵勢力を殲滅!」

「了解!」

ガーディアン、我々EDENが作り上げた機体、通常はDIVAの機体と同じく丸くなっており、バイクのような物になる、変形後は人型になり、戦闘に特化する。DIVAや地球の機体とは大差を付けるほどの優秀な機体だ、そして自分好みに色も変えられることからかなりの人気も誇っている

そして、リーと私を除く他の者達は皆、新人ではあるが、デモンストレーションでは優秀な結果を残してきた期待の新人だ。

「ティル!敵勢力の中で誰か戦っとるで!!」

「なにっ!?どこの……どこの軍!?」

肉眼でも見える。次々と正体不明の敵、Exception Enemy…略してEEの群れが所々で吹き飛んでいる。吹き飛んでいるEEの中で目立つ白の機体があった。

「あれや、あの白いのがバックアップや」

「援護しに行くわよ、敵殲滅が目的だから遠慮するな!」

「了解や!」

EEの群れに突撃する部隊、後ろではスナイパーを専門とした部隊員が待機している

「よっしゃぁ!いくでぇぇっ!」

その言葉と同時に響く発泡音、飛び散るEE達の血、EE達の叫び声のような鳴き声……私はそれに快楽を覚えてしまった異常者なのだと改めて思ってしまう。だが、今は目の前の敵を殲滅しなくては………

「こちら!バックアップを依頼されたアンジェラ・バルザックです!!」

「遠くからすまないが、こっちもバックアップ担当のディンゴだよろしく!」

「こちら、地球降下部隊指揮官、ティル・ナ・ノーグだ。よろしく頼む」

戦闘中に挨拶を交わしながらも、任務内容を確認していた

「今回は旧文明より存在する日本帝国との合同作戦となります!!」

「おお、ついにウチの母国に行けるんやな!」

リーのテンションは上がってきているようだ。

「これは死なねへんな!必ず、生きて母国に行くで!!」

次々とEE達をなぎ倒していく様は修羅の如くだ。


後書き

ここまで読んでいただきありがとうございます。ぜひ、感想の方もお願いします。と、堅苦しいことは、これでやめましょうか。今回、作ってるこの作品は前書きのとおり、「楽園追放」と「マブラヴ」の合成二次創作なんですが……最初は、どちらのキャラも登場せず(笑)、あ!でも登場しますからね?作者の欲望、妄想が爆発しますからね。アーハーンや戦術機も登場させる予定です!技術力が素晴らしいDIVA、コスト面を考えながらも対抗しゆる兵器を作っている国際連合軍、武士道を重視した古くからある日本の軍、日本帝国斯衛軍。武士道よりも効率を考え、敵殲滅を重視した日本軍、日本皇国斯衛軍など、妄想していた物を次々と出す予定なのです!(電ちゃんかわいい)


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください