シンデレラ城の前でキスするカップルはだいたい別れる
初めてのSSで、文章が拙いところもありますが、精一杯がんばります!
同じ題材のSSがもう存在していましたが、なるべく被らないようにしますので、よろしくお願いします。
神楽「ディズニーランド行きたいアル」
銀時「・・・」
神楽「おい、無視してんじゃねえぞ、今オマエの読んでるジャンプ、ビリビリにするぞ」
銀時「んだよ、人がせっかく優雅にジャンプ読んでるのに、第一、そんな金なんてこの家には微塵もありません」
神楽「でも、友達も行ってるアル、アタシも行きたいネ」
銀時「よそはよそ、うちはうちだ。第一、だれのせいで家庭が火の車か、わかってんのか?」
神楽「天パ」
銀時「だれが天パだ。たしかに、おれのせいなのも一理あるが、それ以上に大きな原因がオマエの食費だ」
神楽「しょうがないネ、夜兎の血アル」
銀時「夜兎の血だかなんだか知らねえがよ、オマエ少しは我慢しろよ。オマエがたくさん食べるせいで 、おれ、メチャクチャ我慢してるからね? お腹と背骨がくっつくくらい我慢してるからね?このままいったら、15年後に銀さん、化石で発掘されちゃうよ?歴史的大発見になっちゃうよ?」
神楽「大丈夫ネ。仕事もせず、一日中ぐうたらしてるだけの生きた化石が、死んだ化石になるだけネ」
銀時「だれが生きた化石だぁぁぁ!! 銀さん、シリアス編でいつも大活躍してるだろうがぁぁ!ハイハイ、分かりました。もう2度とTDLには行きません!オマエの中で一生、夢の国で終われバカ」
神楽「2度どころか一度も行ったことないって言ってるだろうがぁぁぁ!絶対行くアル!意地でも行くアル!死んでも行くアル!」
銀時「どんだけ行きてぇんだオマエは!もういいよ、逝けよ!逝って行ってこいよ!」
神楽「いやネ!死にたくないアル」
銀時「死にてぇのか死にたくねぇのか、どっちなんだよ!とにかく、絶対行かねぇから」
神楽「いやアル!いやアル!」
銀時「わがまま言うんじゃありません」
『ガラララっ』
新八「銀さんおはようございます」
銀時「よう、ぱっつあん。相変わらず、メガネメガネしてるな~」
新八「なんだよメガネメガネしてるって!ぼくのイメージ、メガネだけですか!まったく・・・って、え!神楽ちゃん大丈夫!?目が真っ赤だよ?」
神楽「新八~、銀ちゃんが~、銀ちゃんが~」
銀時「いや、こいつがよ~、ディズニーランド行きてぇって聞かねぇんだよ」
神楽「だって、そよちゃんも行ってるアルよ、TKG。しかも1泊2日ネ」
銀時「TKGじゃなくてTDLね。TKGはたまごかけご飯だから。どんだけ食欲旺盛なんだよ、オマエ」
新八「しょうがないよ神楽ちゃん、だってぼくらの雇い主、ギャンブル大好きな万年金欠男だよ。余裕のあるお金なんてあるわけないよ」
銀時「あれ、銀さんちょっと心にグサっと針が刺さったんですけど、一生モンの傷になりそうなんですけど」
神楽「よく考えたらそうアルな。こんな全自動ギャンブルマシーンには、金どころか夢もないアル。あるのは、3か月未払いの家賃だけネ」
銀時「あれ、気のせいかな、なんか悪口グレードアップしてない?」
新八「そうそう。この人に夢という概念は存在しないよ。ぼくたちより目先の金にしか興味ないよ、この人は」
銀時「だぁぁぁ!!うるせぇーな!お前ら養うのに、オレがどんだけ苦労してると思ってんだぁぁぁ!」
新八「苦労してないから、この有り様なんでしょ。第一、ぼくたちの給料もまだじゃないですか」
銀時「いや~、オレもさ、オマエらに給料払いたいのは、やまやまだよ?でも、いざ給料を払おうとすると、夢の国(TDL)がオレのことを誘惑してくるんだから、しょうがないじゃん」
新八「いや、それただのPKK (パチンコ、競馬、競艇)だろうがぁぁぁ!そんな汚い夢の国なんか行きたくねぇよ!」
銀時「バカヤロー!オレや長谷川さんのことはいい、でも、伝説のギャンブラー・高畑さんをけなすのは、オレが許さねぇ!」
新八「誰だよ、高畑さんって!?」
銀時「だれって、ギャンブル界のミッキーマウスこと高畑要平さんのことだろうが。「冷や汗かくなら金賭けろ」ていう名言知らねぇのか?」
新八「大ウソついてんじゃねぇよ!なんだよ、ギャンブル界のミッキーマウスって!せいぜい、出来のいいドブネズミ止まりだろうが!しかもなんだ、その名言!?ただの人間のくずじゃねぇか!」
銀時「バカヤロー!ブルーハーツの名曲にもこんな詞あるだろうが!【ドブネズミみたいに、%#@※$"¥^|;~♪】」
新八「重要な部分、丸々忘れてるじゃねぇか!!!何だったんだよ、今の時間!!てか、その人何やってる人なんですか?」
銀時「いや~それがな。何の仕事をしてるかオレも気になって、おととい長谷川さんに聞いたんだけどよ、なんか一週間くらい前に黒い服着た二人組に連れられて、夢の国に行ったとか言ってたなぁ」
新八「夢の国じゃねぇよそれ!!どす黒い悪夢の国だよ!!正真正銘のネバーランドだよ!!」
銀時「あっそうそう、噂では今頃カリブの海賊に乗ってるらしいぜ」
新八「いや、それただのマグロ漁船じゃねぇか!!!これ以上、ディズニーの名を汚さないでください!」
銀時「悪かったって。でもよ、金がねぇのが現状なわけよ。今は、食いつなぐのに必死なわけよ、分かる?」
新八「銀さんの言いたいことも分かるけど、神楽ちゃんも女の子なんだから、そういうところに行ってみたくなるのも当然ですよ」
神楽「そうネ。レディーには優しくするアル」
銀時「でもよ~、肝心の金がねぇ「銀さん、いるんですか?いなかったら帰りますよー」
新八「姉上の声だ!ちょっと玄関行ってきます 」
妙 「銀さん、いるなら返事してくださいよ」
銀時「いや、ちょっとこっちの会話が白熱しててよ、オマエの声に気づかなかったんだよ」
妙 「あら、そうなの。で、なんの話ししてたんですか?」
神楽「ディズニーランドに行きたいって銀ちゃんに言ったら、金がない、金がないの繰り返しネ。もうウンザリアル」
銀時「それはオレのセリフだよ。オマエからも何とか言ってくれよ」
妙 「あら!それならちょうど良かったわ。実はそのことで用があったんです」
新八「用って、何ですか?」
妙 「ちょっと待ってね、え~と・・・あった! タラララッタラ~ン♪」
新八「え!それってもしかして・・」
神楽「やったネ!!ディズニーランドのチケットアル!!」
妙 「ふふ、しかも四人分あるわよ。それにただのチケットじゃなくて、アトラクションやランチ、ディナー、ホテルの宿泊代がすべてタダになる、ドリームチケットよ!」
神楽「ホントアルか!アネゴありがとう!!」
『ギュ!』
妙 「わっ!ふふ・・・よしよし」
銀時「でもよ~、そんなチケット、ディズニーランド公式のチケット一覧にあったか?」
妙 「銀さん、あくまでSSの中だけの話なんですから、細かいことは気にしないでください」
新八「すごいじゃないですか、姉上!!こんなチケットどこで手にいれたんですか」
妙 「それがね・・・」
ーキャバクラ「スマイル」店内ー
りょう「ちょっとやめてください!」
客A 「へへ、いいじゃねぇか、ケツくらい。ケチケチすんじゃねぇよ 」
客B 「そうだぞ。この方をだれと心得る。いまや知らないものはいない、ヒヨコ商事の次期社長であるぞ!」
りょう「そんなのこっちは知りません!いいから早く離してください!」
客A 「釣れないなぁ、姉ちゃん。そうだ、ちょうど、自分の元につく秘書を探してたところだった!姉ちゃん、今すぐオレの秘書にならない?給料はずむよ~」
妙 「そうですか。じゃあ、慰謝料の方もそれはそれは、はずみますよね」
『ピシャッ』
客A 「うわ!何すんねん!」
客B 「社長!?おい、てめえキャバ嬢のくせに、客に何しやがっ『ドゴーン!!!』
客B 「・・・」
客A 「うぉっ!!き・・貴様、キャバ嬢のくせに、客を壁に叩きつけるとは、何事だ!」
妙 「次期社長がなんぼのもんじゃい!!!キャバ嬢なめんじゃねぇぞ!?たとえ、あんたらのことをお天道さまが許しても、この歌舞伎町四天王・志村妙が絶対に許さん!!」
りょう 「お妙・・・」
客A 「ふん、だれもオマエのような貧相な胸に興味はないわ。まるで、まな板『ドガッ』
妙 「だれの胸がまな板なんですか、ゴミクズ野郎」
客A 「ひっ、ひえ」
妙 「キャバ嬢に対するセクハラ行為、暴言を吐き捨てた慰謝料また、壁の修理代等、耳を揃えて約束の日までに持ってきてください。持ってこなければ、あなたがセクハラ行為を行っている映像を証拠として警察に届けます」
客A 「でも、壁は勝手にあんたが」
妙 「持ってきてくださいね」
客A 「は、はい」
妙 「ていうことがあったのよ・・」
新八「いや、なにさらっと恐いこと話してるんですか。ほぼ、脅しじゃないですか」
妙 「脅しじゃないわ。命令よ、新ちゃん」
新八「いや、同じじゃないですか・・・で、そのチケットも、そのお客さんからもらったんですか?」
妙 「そうなのよ。新ちゃんが朝でかけたあとに、郵便受けに封筒が入ってることに気づいて、開けてみたら、このチケット4枚とお詫び状が入ってたの。まあ、お詫び状の方は読んだあと、ビリビリに破いてすぐに捨てたけど」
新八 「有効期限とかあるんですか?」
妙 「それがなんと無期限なのよ~♪」
新八 「本当ですか!じゃあいつでも行けますね」
妙 「そうなの。で、2週間後に1泊2日で行こうと思ってるんですけど、そこから2日は暇ですか?」
神楽 「暇ネ、暇ネ!どうせ、こんなところにお客さんなんてめったに来ないアル」
妙 「そう♪それなら良かったわ」
新八 「さすが、姉上!やっぱり、こういうときに頼りになりますね。あんな大人と違って」
銀時 「うっ」
神楽 「アネゴは人間の鏡ネ!アイツには指紋付きまくってる汚れた鏡がお似合いネ」
銀時 「ねぇ、泣いていい?泣いていいよね?」
~そして、2週間後~
ー東京ディズニーランド入り口付近ー
ガヤガヤガヤ ワーイ ツギドコイク~
神楽「ヒャホー、やっと着いたネ!」
妙 「開園してからまだ30分しかたってないのに、人がたくさんね」
神楽「フハハ、見ろ、人間がゴミのようだ」
新八「神楽ちゃん。初めてのディズニーランドでテンションが上がってるのも分かるけど、こんなところでムスカの真似しないで。世界観壊れるから」
神楽「うるさいネ。メガネメガネしてるくせにグチグチ言うなヨ」
新八「いや、前から思ってるけどメガネメガネしてるって何!?何それ!流行ってんの!?」
銀時「そんなことよりよ~、これからどこ行くか予定決まってんのか?、それとも、あてなくブラブラ?」
妙 「予定は決まってないから、パーク内を時計回りにまわって、乗りたいものがあったら乗る方針にしましょう。今日は平日だから、そんな混んでないはずですけど・・・」
神楽「アタシ、プーさんのハニーハントに乗りたいネ。あと、ジャングルクルーズにも乗ってみたいアルな」
銀時「分かってねぇ~な、オマエは。そんなの大半のヤツがしてるじゃねぇか。素人丸出しなんだよ、一生お子様ランチだよ」
神楽「ムッ!じゃあ、銀ちゃんならどこ行くアルか」
銀時「たく、しょうがねぇな。今から大人の遊び方を教えてやるよ。いいか?まず、シンデレラ城で写真撮るだろ。次にイッツ・ア・スモールワールドに行くだろ。そんでその次はチュロス食べるだろ。んで、その次もチュロス、そのまた次もチュロス、隠れミッキー探しもってチュロスだ」
新八「アンタの方が王道だろうがぁぁぁ!!!てか、後半に関してはもうチュロスしか食ってねぇだろうが!!チュロス食べたいだけだろうが!!」
銀時「チュロスはその形から、別名〈神が与えし聖剣〉と呼ばれている」
新八「呼ばれている、じゃねぇよ!!聞いたことねえよ、そんな別名!!」
銀時「大体さぁ、チュロス食わないで、アトラクションばっか乗るヤツの方が少ないと思うよ、オレは。基本的にチュロス食わないヤツはディズニー語るなって思ってるからね、オレ」
新八「チュロス=ディズニーっていう考えを持ってる、アンタの感覚の方をぼくは疑うよ」
神楽「あれ?なんか子どもがたくさんあそこに集まってるアルよ」
新八「本当だ。なんだろう・・って、アレ!?あの子どもと戯れてる生き物って」
子A「なんだろう、この白いキャラクター。こんなのディズニーにいたかな?」
子B「かわいい!」
子C「もふもふしてて気持ちいい♪」
子D「ずるい!兄ちゃん、ぼくにも触らせて!」
エリザベス『ああ、押さないで押さないで。順番ちゃんと守ってね。』
新八「やっぱり、エリザベスさんだ!ということは桂さんも・・」
桂 「ふん、いいもん。ぼくは真選組に追われる身だから、あんまり目立っちゃいけないもん。エリザベスなんて、ぼくの代わりに捕まっちゃえばいいんだ」(ブツブツ)
新八「桂さん、エリザベスさんがちやほやされてるから、妬み嫉みがひどいですね。あれ、完全にメンタルもってかれてますよ」
銀時「そっとしといてやれ。アイツ、ああ見えてメンタル弱いから。昔、アイツから借りたファミスタを失くしちまったときも、オレが真剣に謝ってるのをみて、笑顔で気にするなって言ってたけど、目は死んでたからね」
新八「いや、そんなエピソードどうでもいいんですけど。そんなことより、桂さんの負のオーラがハンパないんですけど。今すぐにでも、ビビデバビデブーしそうな勢いなんですけど」
桂 「ハッ、何を考えているんだオレは。しかもこんな公共の場で・・・・・あぁ、許してくれエリザベス。本当はそんなことひとつも思っていないのに。こうなったら仕方ない、自分へのペナルティとして、これから一生んまい棒を食さないことをここに誓おう」 (ブツブツ)
新八「独り言がエグすぎるんですけど。一時的な情緒不安定におちいってるんですけど。てか、ペナルティ軽すぎなんですけど!」
銀時「どうでもいいから、早くいこうぜ。関わると面倒になるから」
新八「そうですね。桂さんには悪いですけど、このままココにいても、アトラクションに乗る時間が減っちゃうだけだからひとまずスルーしましょう」
子A 「ペンギンみたいで、本当にかわいい!」
エリザベス『こらこら、褒めても何も出ないぞ♪」
子D 「あれぇ~、なんか足みたいなの出てるよ。お父さんの足と似てる~、中どうなってるんだろ」
エリザベス『ああ、ダメダメ。そこには、みんなの夢と希望がつまってるのだ(^o^ゞ』
子D 「へぇ、そうなんだ!」
子C 「よし今だ、くらえ~~!」
『パンッ!!!』
子C 「エリザベスのおしりにキックしてやったぜ!!」
エリザベス『・・・』
子D 「兄ちゃんだけずるい。エリザベス、ぼくにもキッ『今、蹴ったのだれだ?』
子D 「えっ?」
エリザベス『だれが蹴ったのか聞いてる』
子C 「ぼくだけど」
エリザベス『てめえか。おいオマエら、お遊びはこれまでだ。とっとと親のもとへ帰りな!!』
子B 「エリザベス、握手し『きたねぇ手でさわんじゃねぇ。失せろ、ガキ』
子B 「うわーん!エリザベスが怒った~!ぉがぁさぁぁああん!」
子C 「エリザベスなんて大嫌いだぁーー!」
「うわあぁぁん・・・・・」
桂 「よくやった、エリザベス。それでこそ攘夷志士だ」
新八「いや、何がだぁぁぁぁぁ!!!!!!ただ、子どもに暴言吐いただけだろうがぁぁぁ!!!」
桂 「攘夷活動をすることにおいて、如何なるときにも血気盛んでいろ、というオレの教えをしっかり守っているな。合格だ、その調子でがんば『ドガッ!!』ぅご!「ふざけんなー!!」
新八 「何してんだ、アンタら!!あれのどこが合格なんだよ!!国泣かす前に子ども泣かしてる時点で不合格だろ!!何一つ教え守れてねぇよ!!」
桂 「なんだ、新八くんたちも来てたのか」
銀時 「最初っから最後まで見てたよ、そこの化けモンの変貌ぶり」
桂 「化けモンじゃない、エリザベスだ。どうだ、今日のエリザベスは一段とカワイイだろう!!」
銀時 「ガキ泣かしてる時点で、カワイさもクソもねえよ。堂々と汚いモノを見させられたよ」
桂 「ああ、今日はいつも以上に空が青い!こんな空をいつも眺めることができる母なる大地に感謝せねばな!」
銀時 「コイツ全く聞いてねぇよ。挙げ句の果てに藤岡弘、みたいなこと言ってるよ」
新八 「何であんなモノ見せられて、あの人の目キラキラ輝いてるんですか。バカなんですか?底なしのバカなんですか?」
銀時 「大丈夫だ。いつもアイツはバカだ」
桂 「エリザベス、もしオマエがだれかに連れ去られたとしよう。なら、オレはオマエを必ず助けに行く。その代わり、もしオレがだれかに連れ去られたときは、必ずオマエが助けに行く。そう約束してくれるか?」
エリザベス『はい!』
桂 「男と男の約束だぞ?そうと分かれば、よし来いエリザベス!!!」
エリザベス『桂さ~ん!!』
桂 「エリザベス~!!」
エリザベス『アハハ』
桂 『ウフフ』
『ギュ!』
桂 「もう2度と離さないぞエリザベス。離すものか!」
エリザベス『か、桂さん』
銀時 「何この友情ドラマ。どこのテレビ局で放送してんの?そのテレビ局すぐにでも潰しに行きたいんですけど」
妙 「あの~、お取り込み中に悪いんですけど、桂さんたちはなぜここに来てるんですか?」
桂 「うむ。主に攘夷活動の宣伝をしている。これを期に攘夷志士が増えてくれれば幸いなのだが。ちなみにこれがチラシだ」
新八 「チラシ?」
~今すぐ攘夷志士になろう!!~
今の世の中、本当に幸せですか?今の仕事に本当に満足していますか?→してないアナタに朗報です!今、電話で応募すれば苦労することなく攘夷志士に入れるビッグチャンス!なお、攘夷志士になった人からはこんなお声もいただきました!
A氏「攘夷志士になったおかげで、女を抱くことができました」
B氏「昔、いじめてたヤツを病院送りにすることができました」
C氏「肩こりが治りました」
E氏『プチ整形しました』・・・などなど
実に多数の称賛をいただきました!
さあ、君は新時代を切り開くことができるか?
社員 時給 750円
パート 時給 650円
バイト 時給 500円
TEL 0120ー××ー×××××
新八「(ビリビリビリビリ・・)」
桂 「ああ!何をするんだ新八くん!」
新八「ツッコミどころ、ありすぎるわぁぁぁ!!!数ある中で強いて言うなら、C氏とE氏は、ただの報告だろうが!!」
銀時「なんで、パートとバイトがあるんだ。なんで、追われる身のヤツらがアジトの電話番号のせてんだぁ!」
桂 「その点は大丈夫だ、銀時。細心の注意を払っている」
銀時「注意してるヤツは、こんなバカなことしねぇよ。第一、これを利用して真選組のスパイに入られたらどうすんだ」
桂 「ハッ、気づかなかった!そういう場合もあるのだな。いや~気づかなかった。参ったね、こりゃ(笑)」
銀時「おい、コイツいっぺん締めようぜ」
桂 「そうと分かれば、エリザベス。せっかくここに来たんだ。今日はとことん遊ぼう!」
妙 「あっ、それなら一緒にどうですか?たくさんいた方が楽しいし」
桂 「お妙殿、お気持ちはうれしいが、真選組に見つかるとそなた達に迷惑がかかる。ここは一旦、別行動にしよう」
神楽「一旦どころか、2度と会いたくないアル。ここに来てから、もう8分ムダにしたネ。さっさとどっか行くアル」
桂 「リーダー、そこまで言う!!?まあ、仕方あるまい、さらば!」
エリザベス『楽しんでこい』
-ワールドバザール-
新八「さて、とりあえずどうします。お土産でも見ます?」
銀時「お土産なんてあとだあと。どうせ、荷物になるだけだ」
新八「姉上、お土産代もそのドリームチケットでタダになるんですか?」
妙 「ん~それが、お土産代は別らしいのよ」
銀時「おいおい、マジかよ。何でも叶えてくれる夢のチケットじゃねぇのかよ。銀さんの少年の心かえしてくれよ」
新八「少年って、銀さんいい年して何言ってんですか」
銀時「バカヤロー!!ジャンプを読み続けてる限り大人はまだまだ少年なんだよ!チャンピオン読んでるヤツみたいな、少年と大人の階段を上ったり下ったりしてる中途半端な連中とワケが違えんだよ!!!」
新八「全然違わねえよ。もういいよ。オマエみたいなヤツは、バキに腕固めされて、岩鬼にグワァラゴワガキーンされろ」
神楽「銀ちゃ~ん、あとでお土産買いたいアル。お小遣いよこせヨ」
銀時「はぁ、金なんて一銭も持ってきてねーよ」
新八「ええっ!!持ってきてないんですか財布!普通、こういうところに来るの知ってたら、財布ぐらい常備するでしょ!」
銀時「んなこと知らねぇよ。第一、お土産自体いらねぇよ」
神楽「お土産は必要アル。友達にも約束したネ」
銀時「だけどよ~、よく考えてみろよ。例えば、遊園地でお土産を買う。まあ、仮に遊園地で付ける猫耳かなにかだとする。たしかにこのときは楽しい。自分の世界に浸れるからな。そして、その帰りの車中。このときも楽しい。なぜなら、 今日買った猫耳を家族と共有することができるからな。 じゃあ、家に帰ったらどうか。改めて猫耳を見る。すると、だれもが頭の中で思う。(あれ?何でこんなの買ったんだろう)と。そして、そこから飽きるスピードがぐんとあがる。たぶん、3日でおもちゃ箱行きだ。そして、だれの目にも触れず、おもちゃ箱でお土産としての一生を終えるんだよ。そう、魔法が消えるのは夢の国じゃない。家の中だ」
新八「憂鬱になるわぁぁぁ!!!文章長えんだよ!!!長い上に、文章も固えんだよ!!!お土産に飽きる前に、読者に飽きられるわぁぁぁ!!!」
妙 「銀さん、心配しなくてもお金はちゃんと私が持ってますから安心してください。はい、新ちゃん、神楽ちゃん、お小遣い」
神楽「ヤッター!アネゴはやっぱり最高アル!」
新八「ぼくもいいんですか!ありがとうございます!」
妙 「銀さん、夢の国くらい羽を伸ばしても良いじゃないですか。第一、お土産といっても全てが全て身につける物とは限らないですよ?チョコやクッキーなどのお菓子の詰め合わせも十分お土産になりますよ」
神楽「そうネ!そうネ!アネゴのいう通りアル」
銀時「へいへい、オレが悪かったよ。反省します☆」(テヘペロ)
新八「いや、100%反省してないだろ・・・・・・あれ?あの服装どこかで・・・」
ーグランドエンポーリアムー
近藤「おい、これプーさんのぬいぐるみじゃねぇか。懐かしいなぁ。トシ、買ってくか!」
土方「近藤さん。オレたちは遊びに来たわけじゃねぇんだ。プライベートと仕事はしっかり分けてもらわねぇと困る」
近藤「そう堅いこと言うな、トシ。もしかしたら、意外なところから手がかりが出てくるかもしれないぞ。オレの勘はよく当たるからな」
土方「勘じゃなくて、頭にボールが当たったの間違いじゃねぇのか」
近藤「ハッハッハ。なかなか手厳しいこと言うじゃねぇか。ただ、トシ、たまには息抜きも必要だぞ。ストレスが溜まると、大事なものが見えなくなってくるからな。捜査はその後でも良いだろう?・・そんなことより、オマエの好きなドナルドのぬいぐるみもあるぞ、買ってくか!」
土方「大事なものが見えなくなってるのはアンタだろ。それにオレは、ドナルドよりグーフィー派だ。ったく、近藤さんいい加減にしてくれよ、どう考えても捜査の方が先だろ。もうこれ以上付き合いきれねぇよ。総悟、オレたちだけでも行くぞ」
沖田「土方さん、近くのショップで、ミッキーの帽子買ったんで被ってみたんですけど、どうですかい?」
土方「よ~し、今すぐ返品してこい。そして、一発殴らせろ」
新八「やっぱり近藤さんたちだ!銀さんどうします?話しかけましょうか?」
銀時「どうするも何も、ここは無視だろ。関わる義理ねぇし」
妙 「そうですね。ストーカーと一緒に歩くのは気が滅入りますし、ここはスルーしましょう」
神楽「アタシもあのサドと一緒はイヤネ。何されるか、わかったものじゃないアル」
銀時「オレもアイツ(土方)はゴメンだ。見ただけで吐き気がしそうプっ・・・だめだ、吐きそう。ものすごいのが来そう」
新八「えっ・・ち、ちょっと!ウソでしょ!やめて!夢の国で、史上最低のモノ出すつもりですか!」
銀時「そんなこと言ったって・・あっ、だめだ出るわ。ごめん」
新八「ごめんとか辞めてーーー!!!それ、ある意味、死亡フラグだからーー!!お願い、お願いします、頼むから出さないでー!!?」
銀時(おろおろおろおろ・・・)
新八「ぎゃああああぁぁぁ!!」
銀時「うぇ・・・」
新八(やべぇぇぇ!!!本当に吐きやがったよ!!しかも、いつもの2倍!?昨日の酔いがまだ回ってたのかぁ!!)
銀時「・・・あっ、プルート出たわ」
新八「いや、色だけだろうがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!何やってんだアンタ!こんなモザイクかかったプルートいねぇよ!!」
ウソ、ナニアレ!? シンジラレナイ!
新八「ちょっと!銀さんどうするつもりですか!!ほかのゲストから白い目で見られてますよ!」
銀時「やぁ!ぼくプルート!こんにちは!(裏声)」
「こんにちは~」
新八「誤魔化せるわけねぇだろ!!しかも根本的に、プルートは喋らねえよ!!」
銀時「こういうときくらい、プルートにも華もたせてやれよぉ。コイツ、ミッキーやミニーやらと一緒にディズニーを支えてきた名脇役だよ?でも、新しいキャラクターが次々出てくるなかで、『あれ、何でオレだけ台詞なし?何でパントマイムだけ?』っていう疑問が、新キャラ出てくる度に、フラッシュバックされんだよ。コイツも密かに願ってたはずだよ、喋りたいって」
新八「いや、そもそもこれプルートじゃないから!!ただの汚物だから!!しかも、何で華もたせてるヤツにモザイクかかってんだよ!!こんな姿で喋るなんて、プルートも願い下げだよ!!」
神楽「うっ、もらいゲロしそうアル。銀ちゃん、新八、アネゴ、ごめん」(おろおろおろおろおろおろおろおろ・・・)
新八「オマエもかぃぃぃいいい!?」
山崎「あれ?新八くん?」
新八「あっ、山崎さん!」
山崎「何でこんなところに・・って!?何じゃこりゃぁぁぁぁぁあ!!!」
神楽「ナニって、どこからどうみてもプルートヨ。何いってるアルか」
山崎「いや、こんな異臭放ったプルートいねぇよ!ちょっと清掃の人呼んできますから、ここで待っててください!そこから動かないでくださいね!」
銀時「えっ、それダチョウ倶楽部?」
山崎「違うわ!!アンタら行ったら、ボクが吐いたみたいになるだろうがぁ!!とにかく、そこにいてください!」
近藤「いや~~~。お妙さんたちも来てたとは、全くもって奇遇ですねぇ~~~♪」
妙 「(チッ)そうですね。私も声をかけようと思ってたんです♪ゴリラ以外」
近藤「えっ、今ゴリラって言いました?ゴリラって言いましたよね!?」
銀時「あれ~、多串くんも来てたんだ~(笑)」
土方「ちっ、何でテメエがいんだよ」
銀時「テメエこそ何でいんだよ。この税金泥棒」
土方「だれが税金泥棒だテメー!!!このブラック企業が!!」
銀時「だれがブラック企業だぁぁ!!!そのクチ、ミッフィーにしてやろうかぁぁぁ!!!」
新八「ちょっと、何ケンカしてるんですか!?ほかのゲストの方に迷惑かかるでしょ!」
妙 「それにしても、みなさんは何しにディズニーランドへ?服装を見る限り、プライベートではなさそうですけど?」
土方「少し野暮用でな。ヤツがここ近辺に潜んでいると情報が入って、いま捜査中なんだ」
銀時「何で、捜査中のヤツがプーさんもってんだよ。何で、ミッキーの帽子被ってんだよ」
土方「なっ、それはコイツらがな・・」
沖田「何いってんですか、土方さん。ディズニーのことオレたちの前であんなに熱弁しといて」
土方「おいぃぃぃ!!!何、変なこと言ってんだ!!そんなこと一度たりともしたことねえよ!!」
銀時「へ~、ディズニーそんなに詳しいんだ~(笑)」
土方「クソ。このドSコンビが」
新八「土方さん、もしかしてそのヤツって・・・」
土方「あぁ、桂だ」
妙 「あっ、桂さんならあ「いや~、今日は本当に天候に恵まれてますね!お日様がにっこり笑ってますよ!」
土方「あん?いま何か言ったか?」
新八「いやいやいやいやいや!!な、何も!!!何もないですよ!」
土方「そうか」
妙 「新ちゃん、何でそんなにあわててるの?」(ボソボソ)
新八「姉上、ほんの15分前のこと忘れたんですか!?桂さんは真選組に追われる身何ですよ!もし、鉢合わせでもしたら・・」(ボソボソ)
妙 「あっ、そうよね!ごめんなさい、新ちゃん」(ボソボソ)
近藤 「そんなことより、お妙さんたちはなぜココに?」
新八 「ぁっああ!ドリームチケットっていうディズニーのチケットが、くじ引き(実際は姉上の恐喝まがいの行動ですけど)で当たったので、ちょうどみなさんと同じディズニーランドに来てたんですよ!」
銀時 「まぁ、まさか夢の国にせっかく来たってのに、こんな憎たらしい顔に会うとは夢にも思わなかったぜ。夢の国だけに」
土方 「それはコッチの台詞だ。こんな7人の小人の真ん中にいるヤツみたいな顔にこんなところで会うとはな」
銀時 「ぁあ?テメーこそ、7人の小人の前から2番目みたいな顔してるじゃねぇーか!」
土方 「ダレがおこりんぼ(グランピー)だテメー!!!ツルハシでオマエのまぬけヅラ、ズタズタにするぞ!!!」
銀時 「やってみろよ!!あれだよ?スリーピーいまはあんな顔してるけど、メガシャキ飲んだら、内なる力を覚醒させるからね!?もう筋肉ムキムキだから!ほぼラオウだから!」
土方 「なるわけねえだろ!!何で、ファンタジーの世界に滋養強壮ドリンクがあんだよ!!あんなのタダのザコキャラAだろうが!!」
新八 「うるせぇぇぇぇぇぇ!!!」
『ドゴッ』
銀時・土方「痛っつ!?」
新八 「大の大人が2人で何やってんですか!!!一旦、落ち着きましょうよ!」
妙 「あのー、捜査中にすいません、お声をかけてしまって。で、変な質問だとは思うんですが真選組のみなさんは、ここでは遊ばないんですか?」
土方 「遊ばねぇよ。はじめにも言ったはずだ。ここには桂の捜査で来てると」
妙 「ごめんなさい。もし、お時間があれば、一緒に園内を回ろうと思ったんですけど・・」
土方 「悪いがそんな時間はオレたちにはない。残念だが、おまえたちだけで「お妙さんの意見に賛成です」
妙 「近藤さん」
土方 「おいおい、冗談じゃねぇぞ!オレたちの任務、どうすんだ!?幕府からの命令だぞ!!」
近藤 「いいじゃねえか、トシ。オマエだって本当は遊びたいんじゃないのか?」
土方 「遊びたいわけねぇだろ!!ガキじゃねえんだオレは!!それに、捜査の方はどうすんだ!!」
近藤 「夕方ごろで良くね?」
土方 「良いわけねえだろ!!!仮にオレたちがそんなことに付き合ってる間に、桂に逃げられたらどうする!!こんなことが知られたら、アンタの首も危ういぞ!」
妙 「土方さん、いいじゃないですか。今回だけは近藤さんに賛成します。それに、遊びながら捜査するという選択肢もありますよね」
沖田 「そうだそうだ、姉さんのいう通りだンプに轢かれて死ね土方」
土方 「遊びながら捜査って、そんなこと両立できるわけねぇだろッカーの角に頭ぶつけて死ね沖田」
近藤 「頼む!トシ。今回ばかりは本気なんだ!せっかくのお妙さんの誘いをミスミス逃すわけにはいかないんだよ!」(ボソボソ)
土方 「近藤さんの気持ちは分かるが、ダメなものはダメだ」(ボソボソ)
近藤 「そこをなんとか・・・そうだ!トシ、オマエたしか最近、マヨネーズの袋についてある応募券集めてるだろ!100枚集めて送ると、企業特製スペシャルマヨネーズが当たるアレ!!」(ボソボソ)
土方 「あぁ、一応集めてるよ。まぁ何回送っても、一向に当たる気配ないけどな」(ボソボソ)
近藤 「そこでだ!実はこの前たまたまネットオークションを見てたら、そのマヨネーズがざっと十数万円で売られてた!トシ、これをオレが買ってやる代わりに、今回の件、承諾してくれないか!?」
土方 「ふざけんな。いくらオレがマヨネーズが好きだからってな・・・」
(捜査>マヨネーズ)
土方「・・・・・」
(捜査<マヨネーズ) ピンポーン!
土方「おい、オマエら!」
新八「?」
土方「16時までなら、いいぞ」
新八「何があったぁぁぁ!!!」
新八「いまのボソボソの間に何があったぁぁぁ!!!てか、任務どうのこうのはどこに行ったんだよ!!」
土方「はあ・・・いいか?任務なんてのはな、遊びながらでもできんだよ」 ドヤッ
新八「いやそれ、ついさっきまで否定しまくってたよね!?しかも、何その決め顔!!ムカつくんですけど!!!」
妙 「あら!それなら良かったわ!じゃあ、さっそくですけど、どこに行きますか?」
新八「そこ普通に話進めちゃうんですね・・・」
神楽「しょうがないアル、新八。このままだらだら話を続けていったら、絶対にこのSS見てる読者から苦情がくるネ。そして、このSSの作者自身もだんだんアイデアがなくなって、最後はSS未完結のままポイ捨てアル。だいたいのSS作者がこの末路を向かえるネ」
新八「ちょっとぉぉぉぉぉ!!そういう繊細なところイジるの止めて!!!悲しくなるから!!レベル32くらいのポケモンにまちがってマスターボール投げちゃったくらい悲しくなるから!!」
ージャングルクルーズ入り口前ー
妙「というわけで、私たちは今、ジャングルクルーズに来ています。パチパチパチパチ!」
新八「姉上、だれにしゃべってんですか・・」
妙「このSS見てる暇人によ♪」
新八「さらっと暴言吐いたよ、この人!読者を完全に敵に回したよ!」
神楽「アタシ、ジャングルクルーズ一度乗ってみたかったネ!早く大自然に囲まれたいアル!」
銀時「こんなもん乗らなくても、現代社会はしがらみだらけだよ。やれ不倫だの、やれ覚醒剤だの、社会悪という名の自然でオレたちは生きてんだよ。こっちの方がよっぽどジャングルだよ。よっぽど、トム・クルーズだよ」
新八「いや、何言ってるかわかんないんですけど。てか、トム・クルーズ関係なくね?」
近藤「いや~、それにしてもジャングルクルーズには何回か乗ったことあるんですけど、全くもって飽きないんですよー(笑)」
妙「自分の故郷と同じにおいがするからじゃないですか。ゴリラさん」
近藤「ゴリラって言いましたよね!?絶対に今言ったの、ゴリラの3文字ですよね!?」
妙「あら大変!ゴリラが暴れてるわ!!係員さーん!」
キャスト「どうしました!」
妙「ゴリラが檻から脱走したみたい!早く、捕縛してください!」
近藤「いや、係員さん違います!ゴリラじゃなくて一般人!!」
妙「あら!ごめんなさい係員さん!ゴリラじゃなくてチンパンジーだったわ!」
近藤「いや、チンパンジーじゃなくて一般人!!!」
土方「たく、このままじゃ桂つかまえるどころか、近藤さんが動物愛護団体につかまりかねないな」
沖田「土方さん、ちょっと用事思い出したんで、オレ抜きでアトラクション乗っててくだせぇ」
土方「あん?用事って・・ってもういねえし!!」
新八「今日が平日のおかげでそんなに混んでませんね。待ち時間もたったの10分ですし」
妙 「そうね。これなら待ち時間より早く乗れそうだわ」
近藤「おいトシ、総悟は?」
土方「なんか用事とか言って、どこか行きやがった」
妙 「それは残念・・・じゃあ、沖田さんの分まで楽しみましょう!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キャスト「ようこそ!ジャングルクルーズへ!これからゲストの皆様には動物たちが住む、このジャングルを観覧していただきます!どんな動物が潜んでいるかな?おっと、申し遅れました。お姉さんはこの未開の森の案内人を務めさせていただきます、三沢と言います!皆様、気軽に『みさちゃん』って呼んでください!なんつって☆」
神楽「おいババア、早く案内するアル。どこがお姉さんネ。ほうれい線だらけの三十路オンナが」
キャスト「(イラッ)・・・ハハハ、お嬢ちゃんはとても元気がいいね!テンションが上がってるのかな!」
銀時「姉ちゃん、どうでもいいから早くしてくんね?無償に今、チュロス食いたいんだよね」
土方「おい女。ごたくはいいから、さっさと進めろ」
キャスト「(なんなのコイツら・・、今まで約20年間この仕事続けてきたけど、こんな客はじめてよ・・まあいいわ、このジャングルクルーズには1つとっておきの仕掛けがあるから、そこで少し驚いてもらいましょう・・どんな反応するか楽しみだわ!ヒヒャヒャヒャヒヒャヒャヒャ・・・)了解です!それでは、出発進行~!」
神楽「なんか思ってたのと違うアル。カネ返せヨ」
新八「神楽ちゃん、そんなこと言わないの!それにアトラクション乗るのタダなんだから、もっと楽しもうよ」
神楽「うるさいネ。メガネかけ機」
新八「もう聞きあきたよ、そのネーミング!!単にメガネで遊びたいだけだろ!!」
土方「つまんね~な。ジョーズの方が幾分かマシだな」
銀時「ダメだ!糖分がオレを呼んでる!早く終わってくれ~~~」
近藤「なんかこう、お妙さんの隣に座っていると、『美女と野獣』って感じでなかなか良いですね(笑)」
妙「あら。『美女と変質者』の間違いじゃないかしら、ゴリラ」
キャスト「(・・・どんだけはっちゃけてんのよ、アンタら!!まあ、そろそろあのエリアが来るから、少し驚いてもらいましょう・・)」
神楽「あれ?あんなところにゴリラがいるネ」
銀時「そりゃ、ジャングルクルーズいうくらいだからゴリラもいるだろうよ」
神楽「それもそうアルな。大して面白みもないアル。まだ、これなら『ドゴーン!!!』
新八「おわ!ゴリラがぼくらに向かって撃ってきましたよ!」
神楽「恐いアル~!」
キャスト「(ふふふ、これこそジャングルクルーズ最大の見せ場であるゴリラの襲撃!これを体験してビビらなかった人はいないわ。さぞかし、彼女らも驚いて・・)
妙 「何してくれとんじゃ、ゴリラー!!!!!!」
近藤「ぶべらっ!!!いや、何でオレ!?」
キャスト「ちょっ、お客様!船の中ではお静かに!」
妙「死ね、ゴリラー!!!」
キャスト「ちょっ、お客さ、うわ!『ザプーン』
土方「お~い、近藤さん生きてるか~」
近藤「・・ハッ!一体何が!てか、何でオレずぶ濡れ!?」
妙「近藤さん覚えてないんですか?あなたゴリラの集団を見たとき、海に飛び込んでその群れに向かおうとしてたんで、私たちがひきとめたんですよ?」
近藤「そうだったんですか!いや~、ありがとうございます!」
新八「記憶を勝手に改ざんしたよ、この人。最低だよ」
キャスト「(ぐすん、何で私までびしょ濡れに・・)」
妙「はあ~、まあまあだったわね。次はどこ行きましょうか?」
銀時「チュロス、チュロス、チュロス~~~!!!私は断固としてチュロスを主張します!!!」
神楽「ワタシも食べたいネ」
妙「じゃあ、チュロスで決まりね♪」
土方「ちょっと待て。さっきから総悟の姿が見えねえんだが・・・」
妙「あら、本当ね。どうかしたのかしら」
沖田「あっ、すいやせ~ん遅れました」
土方「おい、総悟遅えぞ。どこ、ほっつき歩いてた」
沖田「いや、ちょいと時間がかかりましてねい。そうそう、この道中にいいペットがいましてね。かわいいんで、連れて来やしたぜ。おい、こっち来い」
土方「ペット?」
ミニー「・・・・・・・」
土方・新八「いや!?ミニーちゃんになにしたーーー!!!!!!」
沖田「こういうプライド高い女は、意外と調教しやすいんですよ。いまや、四足歩行ですぜ」
土方「テメエ何してんだーーー!!!これ、ネズミ本来の姿に戻ってんじゃねえーか!!調教どころか退化してんじゃねえーか!!!」
沖田「大丈夫ですぜい、土方さん。ちゃんと挨拶も覚えさせましたんで。おい、挨拶しろ」
ミニー「・ ・ ・ ・・ワン/ / / / / ・ ・ 」
新八「ミニーちゃんからありえない色気が出てきたんですけど!!!女として活かされてる感がすごいんですけど!!!もはや、ミニーちゃんというよりミニーさんなんですけど!!!」
土方「てか、ワンじゃなくてチューだろ普通!!何、適当に教えてんだ!!」
沖田「このメス豚には、チューよりワンの方がお似合いでさあ」
新八「もう、犬なのかネズミなのか豚なのか、よく分かんなくなってきたよ・・」
沖田「そんなことより、次行くところ決まったんですかい?」
妙「チュロスを食べに行こうと思ってるんです。沖田さんも一緒にどうですか?」
沖田「姐さんの頼みなら仕方ねえ。ここからはオレもついていきまさぁ」
神楽「連れてってやるだけ、ありがたいと思うアル。ドSバカ」
沖田「ついていってやるだけ、ありがたいと思え。チャイナバカ」
~チュロス売り場付近~
銀時「ふぅ~、食った食った」
新八「銀さん、食べすぎですよ。4本も一気に食べる人なんていませんよ」
銀時「うるせー!!!チュロスを食べると
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