真姫「まだ…死にたくない…」
今回のお話は真姫が崩壊していくお話です。
グロテスクが苦手な方やラブライブ!を好きな方にはオススメできません。
なので拷問や死を理解出来る方、是非見てください。
ss二回目の投稿です。
前回にssを書き、投稿したのですがそのアカウント?でログインができなくなったのでまた一から頑張りたいと思います。
本当に素人なので温かい目で見て頂けると幸いです。
http://sstokosokuho.com/ss/read/1129
前回書いたssになります。お時間があれば見てくださいね。
それでは本編をどうぞお楽しみください。
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真姫「んー…。もう朝ね…。」
真姫「ふぁあ…。着替えましょ…。」
何の変哲も無い普通の朝。今日は天気が良いからお出掛け日和ね。
とは言っても何の予定も無いし…。何処かへ行こうかしら?
そう考えながら私はとりあえず服を着替えた。
真姫ママ「あら。おはよう真姫。」
真姫「おはようママ。」
真姫ママ「今日はお休みだけどどこかへ行くの?」
真姫「特に予定はなかったけど、何処かへ行こうと思ってるところ。ママは何処かに行くの?」
真姫ママ「私はパパと映画を観に行くわ。真姫も一緒に行く?」
真姫「ううん。二人で行ってきて。私は大丈夫よ。」
真姫ママ「そう?分かったわ。帰りは遅くなるからご飯は自分でお願いね?」
真姫「ええ。」
そう言ってママは家を出た。私も何処かへ行こうと考えているけど行きたいところも無い。
かと言ってずっと家にいてもね…。
そう思った私は一人で散歩に出る事にした。
ガチャ…
真姫「たまには散歩も良いかもね…♪」コツコツ
真姫「…♪」コツコツ…
そういえば一人で外出するのは久々だ。いつもはμ'sの皆んなや、凛達が居るけど今日は一人。一人でお出掛けするのもたまには悪くない。
そう思いながら私は散歩していた。
真姫「何よあれ…。」
偶然目に入ったのは私と歳の近い女の子が男に絡まれている所。ナンパという物かしら?でも女の子は嫌がっている。私は放っておけず声を掛けた。
真姫「ちょっと。止めてあげなさいよ。」
女の子「うぅ…」
男A「あ?なんだてめぇ。邪魔すんじゃねえよ。」
真姫「嫌がってるじゃない。邪魔も何もないわ。こんな事して恥ずかしくないの?全く…モテない男は大変ね。」
男A「なんだとテメェ!」バンッ
この男には話が通じ無い。私は勢い良くその男に押され、こけてしまった。
真姫「痛っ…。」
男B「おいおい…良く見るとこの子すごく可愛いくねぇか?」
男A「ん?…おお!確かに可愛いじゃねえか。」
真姫「何?次は私にナンパ?ならあの女の子は諦めなさいよ。私一人で良いでしょ?」
男A「おい、お前はもう良い。帰れよ。」
女の子「は、はい…」
そう言って女の子は颯爽と走って行った。
はぁ。面倒な事に首を突っ込んじゃったわ。
でも人を助けられた。
私は男達に連れ去られてしまった。
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真姫「で。こんな所に私を連れ込んでどうする気?」
私は今縛られている。何をされるかは大体わかるけど想像もしたくない…。怖い。嫌。でも油断は見せたくない。こんな男達に負けたくない。そう思いながら私は話を聞く。
男A「何をするかって?決まってんだろ。お前の身体で遊ぶんだよ。楽しみだぜ。」
男B「たっぷり遊ばせて貰うぜ…へへ。」
真姫「…」
最悪の答えだった…私が1番想像したくなかった答え。もう嫌だ。気持ち悪い。逃げられるなら今すぐ逃げたい…でも逃げられ無い…。
真姫「最低ね…そんな事をするからモテないのよ…」
男A「おいお前。口の利き方に気をつけろや…!」ドンっ
真姫「ゴホッ…!痛…っ…い」
とてつもなく痛い…。男の人はやっぱり力が強い。また逆らえば殴られる…嫌…っ!もう殴られたくない…!言う事を聞けば殴られ無いはず…でも…私の性格上それは無理だった。
男は本気になりバットを持ち、私のお腹。腕。足。身体全てを殴りかかってきた。
真姫「こん…な…所に…は…ぁ…閉じ込め…て…女の…子を…殴って…楽しい…かし…ら…?」
男A「あぁ…最高に楽しいねぇえ!!」ドンっ…ボコッ…!
真姫「うぁ…ぅ…ゴホッ…ゲホッ…」
本当に痛い…いや、もはや痛いんじゃない…感覚がない。感覚がなくなったのが1番怖い…もう自分の意思で身体を動かせ無い。もし縄が解けても逃げられ無い…私は諦めた…。
真姫「…あ…ぅ…」ポタ…ポタ
男A「オラ!オラオラ!はっはっは〜!もっと殴ってやるよ!」ドンっ…ボコッ…
真姫「うぁ…ぁ…う…ゴホッ…ゴホッ…」ポタ…ポタ…
男A「はぁ…はぁ。もう逆らうんじゃねえぞ?またぶん殴れてぇか?」
真姫「嫌…よ……ゴホッ…」ポタ…ポタ…
男B「おいおい!何があったんだよ!殴り過ぎだろ!」
男A「あ?どこいってたんだよテメェ。お前が選んだこの女、ビビるどころか反逆しかしねぇじゃねえかよ!」
男B「俺は車を直してたんだよ馬鹿が!これじゃあエッチが出来ねぇじゃねえか!ふざけんじゃねえぞ!」
男A「なんだとテメェ!調子に乗ってんじゃねえぞ!」
男B「ま、待てよ!お、おい…この女…生きてんのか?」
真姫「……」ポタ…ポタ…
私は意識がなくなっていた。こんなに大量の出血と痛みを伴ったからか意識が無いのに痛い…。男達は焦っている。それもそうだ。わたしは死ぬかもしれ無い…いや。いつ死んでもおかしく無い。
男A「ま、まずいぞ…と、とりあえずこいつを捨てに行くぞ!」
男B「わ、わかった!」
真姫「……」ポタ…ポタポタ…ポタ…
バン…
男A「よ、よし。ずらかるぞ‼︎」
男B「わ、わかった!」キイィ…ブーン…
真姫「ゴホッ…」ポタ…ポタ…
意識が戻った…気づけば公園にいた。あの男達が馬鹿で助かった。もし森か海にでも捨てられていたら本当に死んでいた。
とはいえ私は動け無いし全裸。目は片目しか開かない上に視界がボヤけている。
誰かを待つしか無い…お願い…誰か来てよ…。そう思っても誰もこない。私は諦めて目を閉じた…
真姫「……」ポタ…ポタ
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花陽「楽しかったね〜凛ちゃん!」
凛「うん!また行こうねかよちん!」
凛達は久しぶりにラーメンを食べに行っていた。テレビで紹介されている有名なラーメン店だ。やっぱりラーメンは美味しいにゃ♪
凛「かよちん!久しぶりに公園に寄っていかない?」
花陽「うん♪いいよ凛ちゃん。」
凛「やったにゃー♪」
凛「ふふふっーん♪」ダッダッダ…
花陽「ちょ、ちょっとまってよー…!」
…………
凛「ひっ…!だ、誰か倒れてる…」
花陽「はぁ…はぁ…まってよぉ…」
凛「か、かよちん!誰か…誰かが倒れてるよ…!」
花陽「え?!…!ほ、本当だ…大丈夫かな…」
凛「凛ちょっと見てるくる!」
花陽「わ、私も行くよ凛ちゃん!」
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真姫「……」ポタ…ポタ
人生は本当に分からない。まさか今日自分が死ぬなんて誰も思わないわよ。変な男達に連れて行かれ…レイプされそうになり…殴られて…。
今日は本当に最悪の1日だ。思い出すだけで嫌になる…
何でこんな事に…なったんだろう。人を助ける事がダメだったの…?ねぇ。教えてよ。誰か…ねぇ…お願い…だから。
私はダメな子なの…?辛いよ…嫌よ…悲しいよ…誰か…お願い…助けてよ…私を…助けて…
声?声が聞こえる…この声…は…?
凛「ちゃ…真姫…ちゃ…ん…真姫ちゃん!」
真姫「り…ん…?」ポタ…ポタ
凛「真姫ちゃん…!どうしたの!?何があったの?!」
真姫「怖…かった…り…ん…助け……て」グタッ…
凛「真姫ちゃん…!お願い…救急車…早くきて!」
花陽「もう少しで来るはずだよ!」
凛「真姫ちゃん…ギュッ…」
プォーン…プォーン…
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真姫「…」パチッ…
気が付いたらベットにいた。私…何してたっけ?確か…殴られて…捨てられて…思い出せない。何故ここにいるのかも。
凛&花陽「真姫ちゃん!」
真姫「凛…花陽…?」
凛「真姫ちゃん…!大丈夫?痛くない?辛かったよね…ごめんね…助けてあげられなくて」ポロポロ
花陽「良かった…。真姫ちゃん。無事で良かったよ…」ポロポロ
思い出した。この二人が救急車を呼んで助けてくれたんだ。この二人には本当に心配をかけてしまった。二人がいなければ今頃私は…死んでいただろう。
真姫「ごめんね…二人とも。心配かけたわね。」
凛「ううん…。真姫ちゃん…無事で良かったにゃ…」ポロポロ
花陽「本当に…心配だったよ…」ポロポロ
それから私は二人に今まであった事を全て話した。何故こうなったのか。何故ボロボロて捨てられていたのかを。思い出したくはない。でも二人には話しておかないと。私はそう思い全てを話し終わった。
凛「本当に辛かったね…真姫ちゃん。」
花陽「許せないよ…その男の人たち。絶対に許さない。」
凛「真姫ちゃんは何も悪くないよ。悪いのは男の人たちだにゃ。」
真姫「ありがとう二人とも。もういいの。ほら。私もこうして無事なんだから。ね?」
凛「真姫ちゃんは優しすぎるにゃ…。でも真姫ちゃんが言うなら…。」
花陽「そうだね…凛ちゃん。」
こうして色々な話をした後二人は帰っていった。
ガラガラ…
真姫ママ「真姫!」
真姫「ママ…!」
真姫ママ「遅くなってごめんなさい…真姫。本当に辛かったわよね…!ごめんね…すぐ来れなくて。」ポロポロ
真姫「泣かないで…ママ。私は全然大丈夫よ。」
真姫ママ「本当に強くなったわね…真姫。辛いと思うけど…何があったか話してくれるかしら?」
真姫「ええ。大丈夫よママ。」
真姫「私はママが映画を観に家を出た後私も家を出たの。せっかくいい天気だし散歩でもしようと思って。それで散歩をしていたら男達に絡まれている女の子が居てね。私が見た時はナンパと思ったんだけど女の子が嫌がっていたから止めに入ったの。そこからが始まりだったわ。何とか女の子は逃がしてあげられたけど男達の標的が私になったの。それなりに覚悟して連れ去られたけど…怖かった。正直嫌だった。なんで止めに入ったんだろうって後悔したけど…女の子を助けられて良かった。連れ込まれた私は男達の言いなりになるのが嫌で反逆したの。それで片方の男にバットで身体の至る所を殴られて…本当に怖かった。痛かった。あんな思いは誰にもして欲しくない…。その後、私の意識が途切れる前にもう一人の男が戻ってきて気が付いたら公園に捨てられていた。もう諦めていたけどそこにたまたま凛達が来て助けてくれたの。あの二人には本当に感謝してるわ。」
真姫ママ「そんな事が…。女の子に…いや、うちの子にこんな事をして…逃げているなんて許せないわ。」
真姫「もういいの。私は大丈夫だから。」
真姫ママ「良くないわよ真姫。その男達を放っておいたらまた真姫見たいに辛い思いをしなくちゃいけない女の子が出てくるわ。絶対に捕まえないとダメよ。」
真姫「私…見たいに…?それはダメ!あんな思いは誰にもして欲しくない!」
真姫ママ「だからこそ捕まえないとダメよ。真姫。その男達の特徴を教えてくれる?」
私は自分が覚えている限りの男達の情報を全てママに伝えた。その後ママは私にニッコリと笑顔を見せて何も心配しなくていいからね。と病室を後にした。
真姫「色々と…疲れちゃった。」
私はその日、すぐに眠る事ができた。
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翌朝
真姫「ん…ん…」
私は目を覚ました。体の至る所が痛い。とてもじゃないけど自分では動けない。
とりあえず私は身体だけ何とか起こした。
真姫「はぁ…。」
真姫「今は8時ね…。」
特にする事もない。暇である。動けないというのがこれ程に辛いとは思わなかった。
真姫「……」
ガラガラ…
看護師「おはようございます。お身体の調子は、どうですか?」
真姫「大丈夫です。まだ痛いけどすぐ治ると思います。」
看護師「そうですか。分かりました。これは朝のご飯です。ゆっくり食べてくださいね。」
真姫「はい。ありがとうございます。」
看護師「それでは失礼します。」
ガラガラ…
真姫「そういえば何も食べてなかったわね。」
昨日から私は何も食べていない事に気が付いた。何故だろう。食べていないと思うと急にお腹が空いてきた。人間は不思議なものだ。
真姫「…あまり美味しくないわね」パクパク
真姫「贅沢は言えないわ。有難く頂きましょう…」パクパク
病室のご飯は正直あまり美味しく無かった。
毎日これが続くのは辛い。でも贅沢は言えないし作ってもらっているんだから我慢して食べないと。
真姫「ご馳走様でした。」
私はご飯を完食して再び身体をベットに下ろした。とにかく今はしっかりと身体を治すためにゆっくりと寝よう。
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真姫「すぅ…すぅ…」
ガラガラ…
男A「へへ…見つけたぜ姉ちゃん。」
男B「手間かけさせやがって!今すぐにでもブチ殺してやりてぇぜ。」
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真姫「んぅ…」パチッ
私は目を覚ました。気が付けば縛られている。
どこかが全く分からなかった。
今度は目隠しもされている。私は全く状況が理解出来ない。
男A「お、お嬢様が目を覚ましたぜ。」
男B「何がお嬢様だ。さっさとぶち殺そうぜ。」
私はこの声に聞き覚えがあった。思い出すだけで恐ろしいあの声。私は恐怖で自分を見失ってしまった。
真姫「…え?嫌ッ…何で?ここにいるの…!やめて!嫌!!!!」
男B「俺はな、てめぇのせいでまともに外に出られなくなったんだよ!余計な事しやがって。今じゃ警察にみつからねぇようにコソコソ生きなきゃならねぇ。」
男A「黙っていれば殺さずに済んだのにな。馬鹿な女だぜ。」
真姫「何で…嫌ッ…誰か…助けて…」ポロポロ
男B「泣いても無駄なんだよクソアマが!」ドゴッ…
真姫「く…ぅ…っ」
この男は前に私を殴った男とは違う。もう一人の男だろう。力の差がとてつも無い。この前よりもっと痛みを感じた。
男A「もっと殴ろうぜ。こいつをぶち殺すんだろ?」
男B「あぁ。おいお前。真姫とかいう名前らしいな?」
真姫「…なっ…ゴホッ…何…で…知って…る…のよ…ゴホッ」
男A「うるせぇ!黙ってろ!」ボコッ…
真姫「ぁ…う…ゴホッ…」
男B「さぁさぁ。お楽しみの時間だぜ真姫ちゃん。今度はもっと痛い思いをさせてやるよ…」
真姫「い…や……っ…ゴホッ…」
男B「これなーんだ。へへへ。」ビリビリ…
真姫「な…な…んの…音…」
男B「オラァ!」ビリビリッビリビリ!
真姫「うぁ…うぁあああ…!!!!!」ビリビリ!!!
男B「どうだ…この前とは比べものにならねぇだろ?」
真姫「…あっ…ぐっ…ぅ」ブルブル…
男B「先に言っとくぜ。お前は殺さない事にしたが女にとって大事なもんを奪ってやるよ。」
女の子にとって大事な物…?まさか…!それだけは絶対に嫌!私は祈るしか無い…話す事がもうまともに出来ない。
真姫「は…ぁ…」フルフル…ポロポロ…
男B「いやがっても無駄だぜ…へへへ。」
そう言って男は私の服を全て脱がせた。
やっぱり大事な物と言うのは私の…子宮何だろう。赤ちゃんが産めない身体にされてしまう。
私は恐怖で何も考えられなくなってしまった。
男B「ほぉ。いい身体してるじゃねえか。だが今日はお遊びはなしだ。」ビリビリ…
男B「オラァ!」グチュ…ブチッ!ビリビリ…!
真姫「う…ァァアアア…ッ!!!!!!!!!」ビリビリ!
男B「お前の大事な子宮の中で高電圧に変えてやるよ……」ポチッ
真姫「キャァァアアアアッ…!!!!!おな…か…がっ…」ビリビリ…!
男B「はっはっは‼︎最高だねぇその声!!!!」
真姫「ゴホッ…ゲホッ…」ポタ…ポタ…
最悪だ。初めてを男達に奪われ赤ちゃんを産めない身体にされた。お腹の中に感覚がない。
子宮から血が大量に漏れている事がわかる。
感覚ではなくポタポタと血の垂れる音がするからだ。こんなに大きく聞こえるという事は大量に血が流れているからだろう。
真姫「殺…しな…さ…いよ…ゴホッ…ゴホッ…」ポタポタ…
男B「お前は殺さねぇよ。赤ちゃんを産めない身体のお前を愛してくれるやつなんていると思うか?一生その身体で苦しむがいいぜ。」
男A「おいB。こいつの母親は埋めてきたぜ。」
男B「分かった。そろそろこいつにも教えてやらねぇとな。」ブチィッ!
真姫「ッ!!!!!!!!!」ビリビリ…
真姫「マ…マを……埋め…た?ゴホッ…」
男A「そうだ。お前の母親は以前俺たちがレイプした事がある。俺たちは一度でも目を付けた女は逃さない主義でな。今回の件も驚きだぜ。まさかお前があの女の娘だとはな。」
男B「また連れ去ろうとした時そいつは警察署に入っていった。俺たちはあの女が出てくるまで待ったぜ。さすがに警察署には近寄れねぇからな。」
男A「そして出てきたところを連れ去った。その女をたっぷりと遊んだ後俺たちはとんでもない事をその女に言い渡されたからな。」
男B「あなた達が私の娘を連れ去ったわね。もう警察に話したからあなた達は終わりよ。とな。」
男A「俺たちは焦った。そしてこの女を逃せば確実に捕まる。そう思ったからお前の母親はブチ殺してやった。」
真姫「…う…そ…っ…」ポタ…ポタ
男A「嘘じゃねぇよ。お前の母親を殺した後鞄に入ってあった保険証でお前が入院している病室を突き止めた。」
男B「そして連れ去った訳だ。お前の母親には全く手を焼かされたぜ。」
真姫「マ…マ…っ…おね…が…い…もう…私…を…こ…ろし…て…」ポタポタ…
男B「そうはいかねぇな。お前の母親はお前の事を大事にしていた。だからあえて女としての機能を奪って命だけは助けてやるよ。一生その身体で生きていくんだな。」
私はその言葉を聞いて意識を失った。もう嫌だ。ママが私のせいで殺された…?なんで私じゃないの?私を殺しなさいよ…!ママが何をしたっていうの?全部あなた達の勝手な都合じゃない…!許さないわ…!絶対に…!
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その後男達は捕まった。裁判で男達は罪状を言い渡された。判決は死刑である。
私は生きている。あの後警察が私を助けに来てくれた。以前から男達をマークしていたという。そしてここまで突き止めたけど遅れてすまない。と謝られた。警察の人達は何も悪くない。悪いのはあの男達だ。
私はショックで何も話せなくなってしまった。
目も死んでしまっている。今の私の目は光がない。
真姫「…」
コンコン…
凛「真姫ちゃん!おはよう!」
真姫「…」
凛「…真姫ちゃん!今日はトマトを持ってきたよ!美味しいと思うんだ♪」
真姫「…」
凛「…ここに置いとくね!じゃあ凛はこれで!」
真姫「…」
あの日から真姫ちゃんは話さなくなった。
無理もない。あれ程の拷問を受けママを殺された。普通の女の子なら耐えられない事だ。
真姫ちゃんは強い女の子だ。だから凛は真姫ちゃんが立ち直れるまで何だってする。絶対に見捨てないよ。真姫ちゃん…。
コンコン…
穂乃果「お邪魔します。」
ことり「真姫ちゃん…」
海末「真姫…。お見舞いに来ましたよ。」
真姫「…」
今日は凛と穂乃果達が続いてきてくれているのに…素直に喜ぶ事が出来ない。
今の私の姿は酷い。目には光がなく、話せないし表情さえ変えられない。見て欲しくない。
早く帰って欲しいと思いながら私は穂乃果達と対面した。
穂乃果「真姫ちゃん。はい。これ良かったら食べてね!お饅頭だよ。」
ことり「私も持ってきたよ。このお店のマカロン美味しいんだ♪良かったら食べてね!」
海末「真姫。私はフルーツを持ってきました。良かったら食べてくださいね。」
真姫「…」
何で…?何でこんなに優しいの?私はその優しさが痛い。心が痛い。
私は本当に恵まれている。こんなにいい仲間が出来て良かった…はずなのに今は邪魔と感じてしまう。
穂乃果「じゃあ穂乃果達はこれで。また来るね!真姫ちゃん。」
ことり「バイバイ真姫ちゃん!」
海末「真姫。元気になってくださいね。」
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穂乃果「…何で…真姫ちゃんが…真姫ちゃんが何をしたっていうの?!」
ことり「穂乃果ちゃん!落ち着いて…!」
海末「穂乃果!」
穂乃果「…確かにμ'sの皆んなで決めたよ。真姫ちゃんの前では明るく振舞おうって。」
穂乃果「二人共見たでしょ…あの真姫ちゃんを。酷いよ…真姫ちゃんの…目が…目が…!穂乃果は見てられなかった…本当に泣きそうになったよ…っ‼︎真姫ちゃんが何をしたっていうのっ…!」
ことり「穂乃果ちゃん…」
海末「…分かっています。真姫は…私たちの知っている真姫ではありませんでした。お医者さんの話によれば…精神的なショックで話せなくなり、表情さえ変えられなくなったと。その二つは何とかなると聞きました。ですが…あの目は…私達では…何も出来ません…。」
穂乃果「真姫ちゃんが話せなくても…表情を変えられなくても…穂乃果には分かったよ。真姫ちゃんは…」
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真姫「…」
私は…生きていて意味があるのか。もう私には何もない。感情も。言葉も。光も。全て失った。何も出来ないでただ生きているだけ。
全ての始まりはあの日だった。何の関係もないママは殺され、私は女の子としての機能を奪われた。生きていて意味があるの?私は何度もなんども考える。
真姫「…」
フューフューと夜風を感じる。窓が開いているの?…そうだ。窓から飛び降りられれば私は死ねる。生きていなくて済む。私が死んでも誰にも迷惑は掛からないわ。
真姫「…」サスサス…
私は動かない身体を無理やり動かした。
とてつもない痛みが感じられる。
でもそんな痛み何てもうなんでもない。
私は風を感じる方に身を任せた。
これでやっと楽になれるわ。
ガラガラ…
穂乃果「真姫ちゃん!!」
ことり「あれ?真姫ちゃんがいない…?」
海末「真姫!どこですか?!」
私達が真姫ちゃんの病室に着いた時真姫ちゃんの姿は無かった。
着いた途端に鈍く嫌な音が響いた。
ドンッッ‼︎
穂乃果「…!?なんの音…?」
穂乃果達は…間に合わなかった。
鈍く嫌な音がした窓の方へ向かった。
私達は何が起こったのかを信じたくは無かった…
穂乃果「う…嘘?真姫…ちゃん?」
ことり「間に…合わなかった…の…?」
海末「くっ…!」ダッダッダ!
穂乃果「海末ちゃん!」ダッダッダ!
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あれ…?まだ私は生きてるの?いや…段々冷たくなってきたわ。これでやっと…死ねるのね。
私って誰?あれ…?私は…何?なんで死のうと…したの?…思い出せないけどどうだって良い。どうせ死ぬから。
真姫「…」ポタポタ…
海末「真姫っ‼︎」ダッダッダ
穂乃果「真姫ちゃんっ‼︎」ダッダッダ
海末「穂乃果!早く人を呼んでください!早く!!!!」
穂乃果「分かったっ‼︎」ダッダッダ
海末「真姫っ…真姫?!」ユサユサ
真姫「…」ポタポタ…
あれ?この人は?見覚えがあるのに名前が思い出せない。誰だったかしら。見覚えがあるその女の子は私を必死に抱き抱えて私の名前を呼んでいる。暖かい。その女の子から微かに良い香りがした。
海末「真姫…真姫…真姫…真姫!」
海末「目を覚ましてください…っ!真姫っ‼︎」
海末「くっ…!もっと早くきていれば…っ‼︎真姫を助けられたのに…!すみません…真姫!」
真姫「…」
海末「血が止まった…?真姫?真姫?!」
私は察しました。真姫はもう……。私の服は真姫の血で真っ赤に染まっています。到底考えられない量の血が流れていました。
真姫「…ぅ…み…」
海末「真姫?!真姫!大丈夫ですか?!もう大丈夫です!すぐに人が来ますから!」
思い出した。この女の子の名前は海末だ。
いつも私達を引っ張ってくれる頼りになる人。
私は持てる全ての力を使い、海末の名前を呼んだ。意味がないのに呼んでしまう。
私は多分…この人の事が好き。だから何度も名前を呼んだ。
真姫「ぅ…み…ぅ……み」
海末「それ以上喋らないで下さい!!大丈夫です!私はここにいますから!」
真姫「ぅ……み…」グタッ…
真姫「…」
海末「真姫…?」
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そこからの記憶はありません。覚えているのは真姫が私の名前を何度も読んだこと。
真姫は…私に何を伝えたかったのでしょうか…
真姫は息を引き取りました。
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絵里「真姫…っ…」ポロポロ…
希「真姫ちゃん…。」ポロポロ…
にこ「何で…何でよ…」ポロポロ…
真姫が飛び降りて意識をなくした直後絵里達がお見舞いにきました。
ですがそこにいたのは真姫が息を引き取り、私が抱き抱えて泣いている姿でした。
海末「みんな…すみません…」
穂乃果「何で謝るの…?海末ちゃんは悪くないよ…」ポロポロ
ことり「そうだよ…何も…悪くないよ…海末ちゃん…」ポロポロ
凛「真姫ちゃんっ…‼︎真姫ちゃんっ‼︎真姫ちゃん!」ポロポロ
花陽「凛ちゃん…っ…落ち着いて…真姫ちゃんはもう…」ポロポロ
真姫「…」
私はこれで良かった。みんなは悲しんでいるみたいだけど自分で選んだ道だから。
誰も悪くないわ。私の勝手な行動よ。
悲しませて…ごめんなさい。
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「ママ‼︎」
「真姫…?なんでここにいるの…?」
「ママに会いに来たの。」
「そう…辛かったわね。本当にごめんね。真姫。」
「ううん。ママに合えて嬉しいわ。」
「私もよ。真姫。」ギュッ
「うん…ママ…!」ギュッ
BAD・END
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。誤字等があれば申し訳御座いません。初めてのssです。全く文章力が無いと思います。
それでもここまで読んでくれた皆さん。ありがとうございます。
ハッピーエンドはご要望が多ければ書く事にします。それでは見てくださった皆さん。
ありがとうございました!
まっきまっきまー!
ハッピーエンド待ち
ハッピーエンド♩
ハッピーエンド書いて
なんていい風なんだ…俺もあの葉と同じ
真姫パパの気持ちが計り知れない
これは真姫ちゃんパパ精神狂うわ