提督「苦情が来たから義理チョコ禁止にするわ」
義理チョコ禁止/小ネタですって
バレンタインも過ぎてるしリアルも忙しいので19日の午前三時までの分で更新して終わらせます
忙しさ具合で唐突にEDかもだけど許して下さいなんでもシュトーレン
貼り紙
《2月14日の提督への甘味の受け渡しを禁ず》
~曙の場合
曙「は!?」
提督「何人かの子から俺に対してチョコレートの受け渡しが強制されているようで嫌だ、という意見を貰ってな」
提督「お金も結構かかるらしいし」
提督「パワハラになりかねないから迅速に対処したのさ」どや
曙「ちょっ!?もうチョコ買っちゃった子はどうすんのよ!!」
提督「まだ一週間前だぞ」
曙「一週間前から材料揃えて準備してる子がいるかもしれないじゃないっ!」
曙「私は違うけど!!」クワッ
提督「お、おう」
提督「うーん、そういう子には申し訳ないが自分で食べて貰うしかなぁ……」
曙「そんな…………」
青葉「あわわわっ!青葉聞いちゃいましたっ!」
青葉を通してこの知らせは鎮守府中に知れ渡り、鎮守府は大混乱になった
~島風の場合
島風「はい提督!チョコレートあげますね!」
提督「ああ、ありがとう」
提督「だけどバランタインのチョコは…」
島風「14日に渡すのはダメだけど、13日の今日渡すのは問題ないですよねっ?」
提督「むぅ、確かに禁止したのは14日のみだが…」
島風「ほらっ、島風特製の一番早いバレンタインチョコドリンク、冷めない内に飲んでくださいよ!」
提督「…わかったよ、いただこう」
島風「えへへ~、どうですか?」
提督「意外と飲みやすいな」
島風「ココナッツミルクを使って飲みやすいようにしたんですよー」
島風「おいしかったですか?」
提督「ああ、島風ありがとう」ナデナデ
島風「えへへ~、先手必勝です!」
~大井の場合
大井「」
北上「どしたの大井っち固まって」
大井「ナンデスカコレハ」
北上「ん~?ああ、それね」
北上「提督がチョコ無理やり渡させるのもアレだから禁止しちゃおうってさ」
北上「提督も面白い事するよね~、大井っち?」
大井「」
北上「ありゃ?また固まってますね」
大井「そんな…私のブラックサ○ダーが…」
北上「に、見せかけた手づくりチョコだよね」
北上「わざわざ包装まで完璧に真似したのに、あれどうするのさ」
大井「沢山作ったのに…」
北上「いくらなんでもダンボール一箱分はやり過ぎだと思うんだけどねぇ」
大井「北上さん……私、私どうすればいい!?」
北上「どうすればってねぇ…」
大井「そうだわ!!」
北上「あんなにはいらないからね」
大井「北上さぁん……」
北上「まぁ方法が無い訳じゃないんだけどね」
大井「本当ですか!?教えて、教えて下さい!」
北上「提督に告白する」
大井「私は北上さんを愛しています!!」
北上「提督は?」
大井「鬱陶しい猿畜生ぐらい愛してますよ、はい」真顔
北上「素直じゃないなぁもう」
大井「こうなったら無理やりにでも押し付けてやるわ!」
大井「元はといえば提督が作らせたようなものだから当然なのよ!!」タッタッタッ
ドタドタ!!ハイルワヨ!!
オオイノックグライ…コレモッテキナサイ!!グワーッ!!
北上「大井っちらしいねぇ…」
北上「うーん」チラッ
北上「…あたしは明日でもいいかな~」
~朝霜の場合
子日「今日はバレンタインの日ー!バレンタインだよー!」
初霜「子日、静かにしなさい!行儀悪いわよ」
子日「子日もチョコ渡すー!!」
ワイワイガヤガヤ
朝霜「ばれん…たいん…?まーたおかしな事やってんな」
提督「朝霜はあまり乗り気じゃないみたいだな」
朝霜「あったりまえよ、アタイはそんな軟派者じゃないからな!」
朝霜「でも、まぁ………あるけどよ」
提督「あるのか」
朝霜「ある」
朝霜「……はいよっ」
提督「いやせっかく渡してくれてなんなんだが、今日は受け取れないんだ」
朝霜「なんでさ!あ、アタイのこと嫌いだっての…か!?」
提督「まさか、そんな訳ないだろ」
提督「ただチョコを半ば強制的に渡させてるようでな……」
朝霜「そんな訳ないだろ!」
朝霜「アタイは司令だからあげたいんだ!!」
朝霜「嫌々チョコ作る訳ないだろ!!!」ポロポロ
朝霜「アタイはそんな適当な奴に見えんのかい!!!!」ポロポロ
提督「あ……朝霜」
朝霜「なにさ!!!」
提督「その……朝霜の心のこもったチョコ、ありがとう。貰うよ」
提督「その……嬉しいぞ」顔真っ赤
朝霜「あ…いや、その……」アワアワ
提督「それから、涙拭け」つハンカチ
朝霜「うっ…………あんがとよ」ゴシゴシ
提督「……」
朝霜「……」
提督「……朝霜」
朝霜「…なんだよ」
提督「これはその……そういうチョコと捉えていいのか?」
朝霜「は………?」
朝霜「……はーっ!?!!???」
朝霜「か、勝手にすれば良いだろ!アタイはもう帰るかんな!!」ダダダダダッ!
提督「……」
ガサガサ
提督「んっ」パックンチョ
提督「………砂糖と塩間違えたな、朝霜」モグモグ
~比叡の場合
比叡「提督!夕御飯お持ち致しました!」
提督「サヨナラ!」ガタッ!
比叡「ちょっと!?なんで窓から飛び降りようとしてるんですか!!」ググググッ!!
比叡「ここ4階ですよ!?」ググググッ!!
提督「離せ、比叡。お前は腸をドリルでかき混ぜられたことないからそんなのんきなことが言えるんだっ」ググググッ!!
比叡「どういう意味ですかそれ!!?」
比叡「今回は霧島にアドバイスもらったので大丈夫ですよ!!」
提督「そうか、では夕飯にしよう」スッ
比叡「霧島の名前出た途端に抵抗止めるのなんか悔しいです!!」
提督「それで、今日の夕飯は……カレーか」
比叡「ハイ!隠し味も入った自慢のカレーです!」
提督「ああもう既に不穏なキーワードが出て来てしまったぞ……」
提督「……色は普通だな」
提督「やや、黒いか?」
比叡「さぁ!遠慮なく召し上がって下さい!!」ワクワク
提督「……」
提督「パクッ」
提督「なまらあめぇ!!!!!!」ブブーッ!!
比叡「バレンタインなので隠し味のチョコ多めに入れてみました!!」
提督「お前これルー入れたか!?」
比叡「よくぞ聞いてくださいました!」
比叡「カレールーの代わりにチョコを入れたんですよ!!」
提督「バカッ!バカッ!バカッ!バカッ!」
比叡「カカオ多めのビターチョコですから渋い大人の味になってるはずです!」フフン
提督「隠し味前面に出してどーすんだよ!!何をどう際立たせてるんだよ!?」
比叡「気持ちとか…?」
提督「じゃあもっと肩の力抜いて作ろうか!」
提督「それに、チョコ多すぎて喉カラカラになるし」ゲホッゲホッ
比叡「お飲み物はコチラにっ」つコップ
提督「白いな…牛乳か」
提督「カレーだったら合うがこれじゃただのおやつだな…」ゴクゴク
提督「しったげえええええあめぇ!!!」ブブーッ!!
比叡「渋みを緩和させる為にホワイトチョコドリンクを作ってみました!!」
比叡「バレンタインなので!」
提督「糖尿で殺す気か!?」
比叡「おかしいですね……霧島の話だとカレーの飲み物は甘いほうがいいと聞いたんですが…」
提督「カレーが辛かったらの話な」
比叡「提督、カレーは辛いものですよ?」
提督「じゃあお前が作った物体はなんなんだ!」
比叡「提督っ」
提督「なんだよ!」
比叡「美味しかったですか!?」キラキラ-
提督「うっ……」
比叡「ドキドキワクワク」キラキラ-
提督「……バレンタインチョコとしては及第点だな」フイッ
比叡「うーん、まだまだですか…」ショボーン
比叡「よーし、わかりました!次は!もっと全力で!頑張ります!!」ふんすっ!
提督「じゃあ夕飯は出前でいいな」ポチポチ
比叡「ひえー!!私の夕御飯食べてくださいよー!!」
~曙の場合
曙「オイ、クソ提督!」
提督「どうした曙、今日の仕事はもう終わりだ。緊急の要件で無ければ明日にして欲しいのだが…」
曙「あんた結局チョコ大量に貰ったそうじゃない!!」
提督「……明日聞く」テクテク
曙「最重要要件だコノヤロー!!」ドロップキーック!!
提督「グボェッ!」
曙「なんで受け取るの?あり得ないから!」
曙「あんたがダメって言ったんじゃない!」
提督「いや、みんな無理やり渡してくるものだから…」
曙「バカじゃないの!年に一度のチャンスを見逃すわけ無いじゃない」
提督「そこまで好かれてると思っていなかったから…」
曙「このクソ唐変木!」
提督「でも目の前で泣かれたら仕方ないだろ?」
曙「女の涙なんて大抵嘘よ、クソ童貞督」
提督「……」
曙「…………ごめん、言い過ぎたわ」メソラシ
提督「謝るな!泣きたくなる!」
曙「それで、結局何人から貰ったのよ」
提督「輸送組の子と遠方演習に行ってる子以外ほぼ…」
曙「……つまり今いる全員って事ね」ハァ
提督「金剛は0時丁度に押し掛けて来て渡された」
曙「清々しいほどの命令違反ね」
提督「指揮官として情けない……」
曙「それだけ重要って事よ」
曙「…ほらっ」つプレ箱
提督「む…」
曙「私だけ渡してないなんて漣にバレたら面倒だし、一応よ」
提督「すまん…」
曙「謝んな」
提督「……すまん」
曙「そんなに上手く出来てないから期待するんじゃないわよ」
曙「それじゃ」
提督「曙」
曙「なに?」
提督「ありがとうな、大事に食べるよ」
曙「溶けるから早く食え、クソ提督」ガチャバタン
手づくりチョコロールケーキでした
金剛「私の出番は?」
A 本当に(ry
二日遅れごめんなさい
一応これで終わりです
書きたいネタはあれども書く時間が無かった…
もっと早く考えて書けるようになりたいね
ここまで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
チョコを作る時に砂糖を使うのか…なるほど
→1コメ様
提督が甘党なんでしょ(適当)
比叡の時甘いの苦手そうにしてるけどお口の中がカレーの準備してたからギャップで驚いたってことで