俺と彼女のラブコメは間違えながらも前に進んでいく?
初投稿です。
つたない文章ですが、お付き合いください。
主人公独白
俺、比企谷八幡は、長期間の訓練と実戦を積んだ熟練ボッチだった。
ボッチであるメリットを前面に押し出し、勉学に適当に邁進し、
適当な大学に進学。
大過なく4年間を過ごし、養ってくれる女性を見つけ専業主夫になろうと本気で志望していた。
養ってくれる女性が見つからなかった場合、
社畜となり精鋭ボッチとして一生を過ごすのだろうと思っていた・・・・
そう、思っていたのだ。
雪ノ下雪乃と付き合うまでは・・・・
彼女とたまにこのことを話すことがある。
俺はこのような思考からは脱却したと思うのだが、
雪ノ下雪乃に言わせると、脱却していないらしい。
その時、雪ノ下雪乃は俺の耳元でこう囁くんだ・・・
「性根が腐っているところも魅力的とか思っているのかもしれないけど、
全然魅力的じゃないから。だから、八幡の彼女である私が、修正してあげる。
教育してあげる。強制してあげる。調教してあげる。」
ああ、耳元でそんなことを囁かれたら・・・
目覚めそうです・・・・
耳にかかる雪乃の吐息と、髪の香りで理性がピンチです・・・・
雪乃さん、解ってやっていませんか?
俺の性癖は関係ないな・・・・
とりあえず、俺が雪乃に告白した経緯を話そう・・・・
入学式の日、俺は交通事故にあい、入院した。
高校デビューすらできず、これまで通りのボッチライフが確定した。
1か月の入院生活のあと、高校に通いだし、
高校でのボッチライフが一か月遅れで始まった。
高校一年の生活を総括するならこうまとめられる。。
何事もなく、静かに、ゆっくりと脳みそが腐っていくような1年。
2年になってもこれまで通りの生活を送れると思っていた。
しかし、送ることができなかった。
ご存じ、奉仕部への入部だ。
入部の経緯は、まあ、省略してもいいな・・・・
奉仕部に入部した後、いろいろあった。
由比ケ浜が入部したり、
材木座のラノベレビュー
川崎の不良化対応など様々な事案に取り組んでいった。
それらの事案をこなしている時の雪乃との会話。
これがすべての始まりだった気がする。
雪乃「あなたの自己犠牲を前提としたやり方。
嫌いだわ。」
八幡「このやり方しか知らないんだ。しようがないだろ。
それに、このやり方が効率的だし、だれも傷ついていない。
問題ないだろ。」
雪乃「効率的かもしれないけど、嫌なのよ。そういうやり方。
出来ないというなら・・・・できないというなら、私ができるようにしてあげるわ。
平塚先生から、あなたの強制も依頼内容なのだし。
いいわね。自己犠牲を前提とした行動をする場合、私に相談しなさい。」
八幡「なんだよそれ!大体、お前もボッチなんだから似たようなもんだろ!」
雪乃「比企谷君、いいわね。このままじゃ、あなた、本格的にまずそうだし。」
それから、奉仕部に依頼が来るたび、
俺が犠牲を前提にした解消案を提示し、雪乃が否定する。
という、お約束のやり取りが発生した。
その時のやり取りは、かなり激しかったらしく、由比ヶ浜がドン引きすることが多々あった。
雪乃とのお互いの価値観をぶつけ合っていった結果、
俺は、雪乃に惚れ込んでいった。
で、1学期期末のあと、玉砕覚悟で告白し、恋人同士になった。
恋人同士になったとき、俺たちはいくつかの約束を交わした。
まあ、お互いの性格を踏まえ、普通の恋人関係を楽しむための約束。
内容については、本当に簡単なもので、基本的に努力目標というものだった。
それの初期内容は、以下のような内容だった。
①極力、嘘はつかない。
②つらいときはつらいと言う。
③成績は下落させない。
今後、増減はするが、基本はこの内容になった。
そして、もう一つの問題。
雪の下姉への対策をどうするか?というものだ。
基本的には、感づかれる前に開示し、なにかちょっかいを出してくる前に
恋人関係を動かし難い既成事実としてしまおうというものだった。
そんなことを取り決め、その日は帰宅することにした。
そういえば、最近、由比ヶ浜が休むこと多い気がするなあ・・・・
雪ノ下を送って行ったあと、早速イベントが発生した。
雪ノ下姉との遭遇だった。
「あれ~、比企谷くんだ。」
「(ゲッ)雪ノ下さん。と葉山・・・・」
突発的なことに、露骨に嫌な顔をしてしまったらしい。
俺の表情をみて、雪ノ下さんは、小悪魔的な笑みを浮かべ
葉山は愛想笑いと、苦笑いを混ぜ合わせたような表情を浮かべている。
軽い挨拶と、会話を交わしたあと、コーヒーを注文し、席に戻る。
こうして、俺にとって、恐怖のお茶会が始まった。
相対するは魔王雪ノ下陽乃と、スクールカースト最上位の葉山隼人
味方の雪ノ下雪乃の到着はおそらく、30分後。
それまで、俺の孤独な闘いが始まった。
雪ノ下さんの攻撃。
「ねえ、比企谷くん。なんか面白い話して?」
比企谷の反撃。
「雪乃ちゃんに告白しました。」
同席している2人は目を丸くし、驚きの表情を浮かべる。
反撃成功!
比企谷の再攻撃。
「それで、付き合うことになりました。」
葉山の表情が、愉快なものになり、そのまま固まった。
雪ノ下さんの表情は更なる笑みを浮かべている。
怖いが、開幕早々に葉山をつぶした!
いける!!これでゆきのんが到着すれば、かつる!
こうして、ほのかな期待を持ちながら状況を進めよう!!
葉山が放心状態になっている間も、俺は小悪魔モードの雪ノ下さんにいじられていた。
「比企谷八幡君」
背後から底冷えするような雪乃の声が響いた。
援軍が来た!だが、底冷えするような声から援軍ではないと即座に理解した。
そのとき、葉山が覚醒した。
俺が雪乃に来てくれたことに感謝の言葉を発しようとしたとき、
葉山が話し出した。
「雪乃ちゃん、うわさで聞いたんだけど、比企谷君と付き合っているって、本当かい?」
この男、当事者から聞いたことを、うわさというのか。
どこまでも、当事者であることを避けようとするなあ?
「うわさって、隼人、当事者から聞いたことを噂って、相変わらずね。」
雪ノ下さんがたしなめるように話す。
「はあ、葉山君。噂に基づいて人の色恋について話すのは、感心しないわ。」
雪乃さん、絶対零度の剃刀を思わせる口調で葉山に返答する。
なんか、今の雪乃さん、銀英伝のオーベルシュタインみたいだ・・・・
「じゃ、じゃあ、あの噂は嘘なんだね!」
葉山が一縷の希望にすがりつくような声を上げるが、
次の瞬間、その希望を絶対零度の剃刀が斬って捨てた。
「噂というのは、大体無意味なものだけど、その噂は、本当よ。」
改めていわれると、うれしいけど、恥ずかしい。
雪ノ下さんは妹の予想外の素直な反応に少し、うれしそうな笑みを浮かべ、
葉山は、薄ら笑いを浮かべたまま固まっている。
そして、10秒ほど固まった後、彼に更なる斬戟が襲い掛かる。
葉山は、最高の笑みを浮かべなおし、こう続けた。
「雪乃ちゃん。比企谷なんかとは別れて、僕とつきやってよ!」
うわあ・・・・この表情、言葉なんかなくても、なんて言っているかわかったぞ!
要約すると、こうだ!
”リアジュウの僕と、ボッチの比企谷。付き合うべきはどっちか、明白だよね”
おお、雪ノ下さんも、その言動にあきれ果てた表情を浮かべたまま、固まっている。
そして、当の雪乃は、能面のような表情をしている。
永遠を思わせる沈黙が店中を支配した。
そして、雪乃は大きいため息をつき、言葉を紡ぎ出した。
「それでも、私は、比企谷君と付き合うわ。
この際だから言うけど、私、あなたのそういう、人に空気を読んだ行動を強要するところとか、
常に傍観者であろうとするところが大嫌い。昔、あんなことがなければ、あなたと付き合っていたかもしれない。
でも、そうはならなかった。私と葉山君のお話はそれで終わったのよ。」
そう静かな声で宣言すると、注文した紅茶を口に含んだ。
そのとき、葉山は静かに席を辞し、帰宅の途についた。
葉山の後姿は、肩を落とし、とても弱弱しいものだった。
折本に告白して振られた時も、あんな感じだったのかなあ・・・・・
後、葉山と雪乃に昔何があったのか、気になるけど、聞かない方がいいんだろうなあ・・・
しかしまあ、目下の問題は、店内全員の注目下で告白し、切り捨てられた葉山ではなく、
眼前に佇む、雪ノ下陽乃だ。
彼女は、これまでのやんちゃなお姉さんキャラを封印し、
カップに入ったコーヒーの表面を見つめながら、
穏やかで、ゆったりのとした口調で、付き合い始めた経緯や、
どんなデートをしているのかなどを聞いてくる。
普段の調子で聞いてくるのであれば、即座に回答を拒絶するのだが、
口調と、雰囲気が変わってから、どんな質問にも答えないといけないような空気が作られてしまっている。
(なにこれ、超怖いんですけど。)
一見和やかなお茶会も、店内の時計が19:30を指したころ、お開きになった。
その日は、一刀両断された葉山が何をするかわからない。
という理由で雪乃は一人暮らしのマンションではなく、
実家に泊まるように言い渡された。
”ああゆう、真面目ぶったタイプは、思いつめると何するか判らないからねえ~
しばらくは、うちに戻りなさい。ちなみに、そういうのを真面目系クズっていうのよ。まあ、用心のためよ。雪乃ちゃん”
あの葉山がそんなこと、しないだろうと2人で突っ込みをいれつつ、その日は、お開きになった。
"千葉県横断お悩み相談"
投稿者:ファルコン
好きな人に告白したら振られました。
彼女に彼氏ができたのですが、その彼氏は、俺と比べ、
ルックスも、学力も俺のほうが上なのに振られました。
俺はどうしたら彼女に振り向いてもらえるでしょうか?
回答者:シェルブリット静
ファルコンさん
率直に言います。あきらめてください。
下手をすると、ストーカーとして、警察沙汰になります。
あなたのこれからの人生の指針となる本を紹介しようと思います。
北方○三先生の”試みの地平線”です。
この本を読んで人生を立てなおしてください。
このやり取りが葉山を新たなステージへ押し上げることになった。
まず、雪ノ下が、マンションを引き払い、実家に戻った。
家族と和解したためでなく、身の安全のためだ。
由比ヶ浜が荷造りの手伝いに行ったらしい。
すごい豪華なマンションでビックリしたというのが感想らしい。
俺も送っていったとき、何度かお茶を勧められたが、
『変な噂が立つと、迷惑をかけるから。』そういって辞していた。
そのたびに、ちょっと寂しそうな表情を浮かべるが、その表情も魅力的だった。
本心は、ヤリタイ盛りの17歳を部屋にあげられたら、
リスクリターンが吹っ飛んじゃうに決まっている。
たびたび、そんなやり取りをしていると、雪乃自身も本心に気付いたらしく
”貴方との噂なら、悪くないのだけれど”
少し、意地悪な表情を浮かべ、その日は別れる。というお約束のやり取りをするようになった。
しかし、部屋に入らなかったことについて、少し、後悔もしている部分もある。
考えてみてくれ。今後、雪乃の部屋に入る場合、
魔王陽乃が棲む雪ノ下実家に入る必要がある。
絶対に、やばいだろ!特に俺!
期末試験についても、難なく済ませた。
結果としては、雪ノ下は現状維持(元々トップ)、
由比ヶ浜は中間に比べ、大幅アップ(!!)
まあ、もともと、総武高校に入るくらいの学力がある訳だし、
俺と、雪ノ下が付き合い始めた後、恋愛にかまけても、
成績を落とすようなことはするまいと
奉仕部の依頼受託を減らし、放課後は勉強に注力することになった。
それに由比ヶ浜も巻き込まれたのだ。
そうして始まった奉仕部での勉強会は
由比ヶ浜に多大な効果を発揮した。
ちなみに、比企谷八幡の成績は、若干上昇といったところだった。
比企谷兄妹の掟
夏休みの宿題は7月中に完了させる。
これは雪ノ下姉妹の掟でもあったらしい。
7月の日中、雪乃は比企谷家のリビングに立てこもった。
小町にとっても、雪乃の存在は刺激になったらしく、
夏休みの宿題だけでなく、受験勉強にもいい影響を与えたようだった。
小町曰く。
『毎日が合宿みたいで、はかどりました!!』とのこと。
比企谷家で開催される日帰り合宿には、想定外の参加者が加わることがあった。
まず、陽乃さん
毎朝、勉強道具と、かまくらへの付届け品が入った大きなカバンを持って
出掛ける雪乃を怪しんだ雪乃母が調査と、監視のため陽乃さんを無理矢理同行させたらしい。
比企谷家に到着早々、何やかんや言いくるめ、持ち物検査を行ったが、
そこには彼女が期待したものは無く、わずかな勉強道具と、大量の猫缶などしか入っていなかった。
これを確認したとき、陽乃さんは俺に対して、”おねえちゃん、がっかりだよ”という視線で
こちらを見ていた。
制服や、体操服、スク水などが入っていると思ってたんですね。
そういう格好でエチー事していると思われてたんですね。
したいですよ、そういう事。でもね、理性の化け物として、そういう事はできないわけですよ。
合宿中、陽乃さんは暇を見つけては、顔を出すようになった。
雪乃と、俺が変なことをしないよう監視するために来ているのだろうと思うが、
小町に勉強を教えたり、俺や雪乃を軽く冷やかしたり、
比企谷家蔵書をソファーに寝そべりながら読んだり、
ソファーで小町や、雪乃を侍らせ、お茶を飲んだりと陽乃さんはすっげーフリーダムに過ごしていた。
第二に平塚先生
陽乃さんに呼ばれたらしい。
『雪乃ちゃん達が不純異性交遊してないか確認しないでいいの?』
の一言で、召喚されたらしい。
平塚先生、すげーちょろい。婚活でもしてくださいよ。。。。。
この人も、合宿中、陽乃さんと一緒に何回か来て、
小町と、雪乃と何かコソコソやっていた。
コソコソやっているとき、何故か、”大志君”という単語と、”大志君のお姉さん”という
単語が聞こえてきた。
なんだかんだで宿題は7月中に完了した。
そして、小町は"自分へのご褒美"を要求してきた。
丸の内のOLかよ・・・・
そして、小町がおねだりしたご褒美は、
”千葉”へのお出かけだった。
その時、俺は大きな勘違いをしていた。
”千葉”とは、千葉駅周辺のことではなく、千葉村だということに。
話していて、なんとなくかみ合わなかったのは、これが原因か・・・
きっと、雪乃も話がかみ合っていない感じは気付いていたんだろうな。。。。
でも、それでもスルーしていたのは、小町と雪乃はこの件についてはグルだったんですね。。。。
小町の自分自身へのご褒美として、海浜幕張駅前に来ていた。
その駅前で、奉仕部の面々や、川崎姉弟となぜか合流した。
皆、一緒にいるのが当然という顔をしているが、今日は小町とのデートのはずなのになぜだろう?
そして、大型車に乗って表れた平塚先生に、俺たちはハイエースされた・・・・・
ハイエースされた先には、葉山を除くチーム三浦がいた。
俺たちは、ここで林間学校のサポートスタッフのボランティアをするらしい。
その見返りとして、俺たちは内申点のボーナスを得ることができるらしい。
ボランティア活動中、小学生コミュニティーの中の歪みを目の当たりにすることになった。
鶴見留美という少女に子供の世界の歪みの犠牲になっていることを目の当たりにした。
何とかしてあげたい、と思う・・・・
しかし、そんなことより深刻な問題が発生していることを知った。
深刻な問題なのに、なぜ、当事者である俺達が気付くことができなかったのか?
理由は簡単、俺も雪乃も同級生コミュニティーとは、隔絶した生活を送っていたことが原因だ。
数少ない接点である由比ヶ浜は、その問題は全くの嘘であることを知っていたため、相手にしていなかったらしい。
問題の原因となった噂は二つ。
女子コミュニティーには、”雪ノ下は、葉山と比企谷の二股をかけている。”
男子コミュニティーには、”比企谷が雪ノ下のストーカーになっている。”
という噂だった。
夕飯のカレーを食べているとき、戸部がその話題を切り出した。
昼間の俺と雪乃の様子を見て、軽い気持ちでこの話題をブッコンできた。
その時、俺は初めて場の空気が凍るという状態を体験した。
5秒ほどの沈黙の後、雪乃が凍った空気を砕いてくれた。
「比企谷くんと、私は付き合っているから、ストーカではないわ。
それに、私は葉山君と付き合っていないわよ。
彼が私と比企谷君が付き合っているって知った後、告白してきたけど、
即座に、否定しているから。」
その宣言の後、一瞬、時がと立ったような状態になったが、
そこまで堂々と恋人宣言をされると、誰も、それ以上聞かなくなった。
そして、誰がこんな噂を流したのかという話題に移り、
あーでもない、こーでもないというような会話が開始された。
そして、川崎弟が、
「噂がその二つだけなら、葉山さんじゃないですかね?
この噂で雪ノ下さんも比企谷さんも悪評流されているのに、
葉山さんだけ、無傷じゃないっすか。」
この席にいるみんなが、このことを頭の片隅で考えていたらしい。
でも、これまでの彼の言動からありえないと、結論していたらしい。
噂の真相を知った、チーム三浦の面々は
同じチームメンバーの葉山も巻き込んだ噂の真相について
すべて嘘だという情報を流してくれた。
こいつらいいやつだな~・・・
そして、俺たちは、翌朝、噂を流した犯人をすることになった。
三浦と、姫奈の携帯に、葉山からメール
”黙っていたが、この間から、雪ノ下さんと付き合い始めたんだが、
比企谷とも付き合っているかもしれない。俺はどうしたらいいんだろう。”
チーム三浦の男子チームの携帯に、
”雪ノ下さんと遊びに行ったとき、比企谷につけられたんだ
どうすればいいか、相談に乗ってくれないか?”
この瞬間、噂を流した首謀者が判明した。
そして、チーム三浦の中に潜んでいた盛大に爆発した・・・・・
どうする!チーム三浦!!
林間学校のルミルミ問題は、三浦さんと蛯名さんの要約すると"みんなと仲良くするなんて、無理無理!!"
というアドバイスにより、解決に向かったようだ。
由比ヶ浜によると、2人はルミルミとたまに連絡を取り合い、遊びに行ったり、戦場に行ったりしているそうだ。
戦場って何だろう?という由比ヶ浜は不思議がったが、夏と冬のあれのことだろうと察しがついたが、由比ヶ浜には
ごまかしておいた。
夏休み後半、俺は陽乃さんの招待という形で、何度か雪ノ下邸に行くことがあった。
最初は、小町と同伴、雪乃さんが帰ってくると、ふたりは気を使い、ふたりっくりにしてくれた。(エチーことは、俺からはしてないよ・・・)
一端、陽乃さん視点
私は妹の恋路のため、気を利かせ家に二人っきりにしてあげた。
比企谷君は、基本チキンだから、二人っきりにしても、チュー以上のことはしないだろう。
小町ちゃんと2-3時間デ-トをした後、自宅に戻る。
雪乃ちゃんが比企谷君の馬乗りになっていることを僅かに期待しつつ帰宅すると。
リビングでは、雪乃ちゃんが呆然とした表情でたたずんでいた。
まさか!と思い、彼女の隣に座り、彼女の頭を抱き寄せた。
話を聞くと、二人でお茶を飲んでいた時、父さんが帰ってきて、比企谷君を麻雀のメンツとして連行したらしい。
そして、雪乃ちゃんは3時間近く放置されているらしい。
因みに、メンツは、雪ノ下父、葉山父母、比企谷君というメンツらしい。
雪ノ下父に彼氏を連れていかれた娘雪乃
彼氏を父親の麻雀に連行され落ち込んでいる妹をその豊満な肉体で慰める陽乃
久しぶりに見た姉妹のほほえましい光景に心奪われる雪ノ下母
雪ノ下母が理由を知った時のコメント
『あらあら、男の子同士打ち解けるのが早いわね。
それとも、男の子もほしくなっちゃったのかしら?二人ともどう?弟ほしい?ほしいなら、父さんと・・・・・』
突然の問いかけに二人は、何も言うことができなかった。
一方そのころ。
初対面の彼女の父親とその友人(葉山の両親)と麻雀を強いられていた八幡は
娘雪乃との付き合いについて、根ほり葉ほり尋問を受けていた。
陽乃さん同席の上、彼女に膝枕を提供しながら少し前に公開され、さほど話題にもならなかった映画を
見る予定だったのに・・・・・・なぜこんなことに・・・・・
雪ノ下父が俺に雪乃と初めて会った時の事や、
どこが好きになったのかなど聞いてくるが、俺は今後のことも考え、基本的に素直に受け答えをしていた。
まあ、彼女の胸のサイズについての質問も来たが、それについては少し困ったよう表情を浮かべ、
黙秘していた。。
受け答えの反応から察するに、この人は貧乳が好きなのではないかと推測できた。
しかし、そんなやり取りをしているうちにふと気づく。
雪ノ下父は少しずつ機嫌が悪くなっていると・・・・・・
それを察した葉山母が助け舟を出してくれた。
ただし、その船は、特攻船だったが・・・・・
『八幡君、八幡君。このおじさんはさっきからいろいろ聞いてくるけど、
聞きたいことはたった一つだと思うよ。つまり、雪乃ちゃんとエッチしたの?だよ。わかってたでしょ?』
ああ、葉山の空気を読みまくって波風を立てることを徹底的に嫌がる性格が形成された原因一つは
この人かもしれないと、1学期スクールカーストのトップだった男の顔を浮かべながら思う。
『で、どうなの?したの?』
追い打ちをかける葉山母。
興味深そうにこちらを見る雪ノ下父と、葉山父。
『いえ、まだ自分、どうていです。』
これを自分で宣言させられるの心をえぐるなあ・・・・
『それは、雪乃の貧弱な体に魅力がないってことか!?XXすぞ!』
迫力がある大きな声ですごまれる。
『そ、そんなことないです!一緒にいるとき時々無防備のことがあって、耐えるのに苦労しています!』
何を言っているんだろう?俺・・・・遠くで陽乃さんが大爆笑する声が聞こえる。
『じゃあ、毎日してます!って八幡君が答えたらどうしたんです?』
葉山父が質問する。
何てことききやがる!!ああ、この人も葉山をああいう正確にした原因か・・・・
『建設中のビルの人柱にする・・・・・』
なってこと言いやがる!雪ノ下父、目がマジだ!
『俺、どっちにしろ死ぬんすね。。。。。
だったら、俺、土下座でも何でもして雪乃さんとシテから死にたいな・・・・』
そうつぶやいた時、後ろからスリッパで殴られた。
振り向くと赤面した雪乃が立っていた。
ルミルミの話をしよう。
林間学校にて、三浦、蛯名の言葉。
”誰とも仲良くやるなんて、絶対無理!”これは三浦の言葉。
”ここがだめなら、別の所に行けばいい。そして、私はやお******”これは蛯名の言葉。
その言葉に救われ、夏休みに入ってから、三浦や、蛯名といろいろな場所や、イベントに連れまわされているらしい。
三浦はルミルミを連れまわしたことについて、恥ずかしそうに”ナンパ除けよ”と説明していた。
蛯名がルミルミを連れまわしたことの話をするとき、口角を上げ、「いやー、いいファンネルだったよ」と説明していた。
そう、蛯名は、ルミルミを自分の趣味全開の同人誌即売会に連れていき、ファンネルとして
人気作家のブースを義経の如く縦横無尽に疾走させていた。
そのように、即売会を疾走していた時、ルミルミは自分にかけられた鎖と向き合うことになった。
同人誌即売会で訪れた大手ブースの一つである人物との邂逅を果たす。
その人物とは、自分の母親だった・・・・
続き欲しいです
葉山君、ゆきのんを刺殺さないかが心配に成ってきますな。
続きを期待しております。
こういう作品は見てて飽きない。
期待してます。
こういう作品は見てて飽きない。
期待してます。
林間学校の虐め問題そっちのけで、葉山君が暗躍モードとで本人たちが居る前でメールで悪い噂を流すとか、以前のメール事件の時の主犯が葉山君だと思われそうですな。
それに、ゆきのんの口からハッキリと八幡と付き合っているとの事実が流れたから八幡がストーカーしている悪い噂が消えるでしょうし、三浦さんから葉山君に激怒しそうですね
続編を楽しみにしておりますよ。
夏休み後半戦を拝見しましたよ。
それにしても、八幡、自分とゆきのんの悪口とか評判を落とす怪文書を流している張本人の葉山君の両親とゆきのんのぱぱのんとマージャンをするとか、びっくりな展開ですな。
続きを楽しみにしておりますよ。
これはいいですね!
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