美咲「けーんちゃん!」
スクフェスに出て来るモブキャラにスポットあてた作品です。
美咲「けーんちゃん!」
剣「美咲、おはよう」
美咲「おはよー、今日って意外と冷えるね」
剣「まぁね、でも晴れてよかったね」
美咲「はぁ、もう卒業かぁ。なんかあっというまだったな」
剣「そうだね。でも楽しかったな・・・ラブライブにもでれたし」
美咲「まぁ予選で負けちゃったけどね」
剣「ふふ、それでもよかったと思うよ。みんなでやれて」
美咲「そうね」
剣「・・・美咲・・・」
美咲「?・・・何?」
剣「・・・ありがとう」
美咲「?」
剣「私を・・・ラブライブに誘ってくれて」
美咲「あぁ、いやいやこっちこそありがとうだよ!」
剣「でも美咲が誘ってくれなかったら私なんてずっと剣道だっただろうし、それでもいいって思ってた。剣道好きだし・・・でもね!美咲が私を誘ってくれて、涼や姫乃ちゃんや隼ちゃん、ふみちゃんやみんなと楽しく過ごすことができた」
美咲「私は・・・ただ思いつきで剣ちゃん誘って、でも本気になって、たくさん練習して、最初に声をかけたのが剣ちゃんでよかったと思ってる」
剣「そう言われると照れちゃうよ」
美咲「なぁににやけてんのよ・・・」
剣「・・・・え!?そんなこと・・・ない!」
涼「おーい、けんちゃん、美咲、おはよー」
美咲「お!王子のおでましですね」
涼「って、やめてよ。そういうの」
剣「なんかすごい荷物だね」
美咲「どうせ後輩たちからのあつーいプレゼントでしょ?」
涼「まいったよ。ボタンだったりハンカチだったり、学校につく頃には全部なくなっちゃいそう」
剣「涼はモテるからね」
涼「そういう二人もモテるだろ」
美咲「いやいや!涼とはくらべものにならないよ!」
剣「涼もありがとう!」
涼「けんちゃんいきなりどうしたの?」
美咲「卒業式に向けてなんかスイッチ入ったんじゃない?ほら単純だし」
剣「ちょっと!」
涼「お礼ならむしろ私から二人に言いたいよ。ありがとう。誘ってくれて」
美咲「でも、まさかあんたが来てくれるなんて思ってもなかったわよ」
涼「そう?こうみえて私、アイドルとか憧れてるんだよ。」
剣「あーそういえば、言ってたね」
涼「美咲とはぶつかってばっかで喧嘩もたくさんしたけど、すごい楽しかったしみんなでライブできてよかったと思ってる」
美咲「フフ・・そうね」
剣「予選で負けちゃったけど、楽しかったなぁ」
涼「まぁ同じブロックにA-RISEやμ'sがいたからね」
美咲「そのμ'sが優勝でしょ?卑怯だわ!」
涼「卑怯って、彼女たちもいっぱい練習してるだろうし」
剣「ライブ見たけどすごかったなぁ」
涼「剣ちゃんは園田さん推しなんだっけ?」
剣「そうそう!弓道やりながら、さらに日舞まで、そしてアイドルとして可憐なかわいさも・・・」
涼「あ、またへんなスイッチが・・・」
美咲「・・・・へぇ剣ちゃんはあぁいうのがいいのか(ボソ」
剣「美咲なんか言った?」
美咲「・・・べっつにー」
涼「フフ」
美咲「にしても卒業式かぁ・・・寝ちゃいそう」
剣「うん、退屈だよね」
涼「まぁまぁ、思い出を振り返るのにちょうどいいじゃないか」
美咲「・・・いちいちきざったらしいこと言ってくれるじゃない」
姫乃「あ!おーい、けんちゃーん、涼さーん、美咲さーん」
剣「あれ?姫乃ちゃん!」
美咲「おー隼ちゃん、優香ちゃんにふみちゃん」
涼「風ちゃんに小雪まで」
剣「ってみんなその衣装・・・」
姫乃「はい!みんなの最後ってことで着替えてきました!」
隼「もちろん、卒業式にはちゃんと制服で参加するけどね」
優香「剣ちゃん!美咲さん!涼さん!卒業おめでとうございます!」
剣「うん!ありがとう」
風「私、とっても楽しかったです!最初恥ずかしくってなんどもやめようかなって思ってたけど・・・でも剣ちゃんや美咲さん、涼さんがいたおかげで最後までできました!ありがとうございます」
美咲「うんうん。君の剣ちゃん以上なまっすぐさには私も手を焼いたよ」
剣「それどういうこと?」
風「いや、その、はは・・・すみません」
小雪「涼ちゃん、一緒にやれて楽しかったよ。それにかっこよかった。もちろん、剣ちゃんも美咲ちゃんも」
涼「ありがとう、小雪。君のステップも美しかったよ」
小雪「・・・そんな、涼ちゃん///」
美咲・風「ヒューヒュー」
ふみ「あ、あの!・・・その、あ、ありがとうございます。みんなで、やれて・・・私(ジワ」
姫乃「ふみちゃんっ!今日は笑って送ろうって決めたじゃない。みんなで楽しく・・・」
ふみ「・・・だって、やっぱり・・・もっと・・・剣ちゃんやみんなと・・・」
隼「1年しかなかったけど、みんなでライブやって楽しかったじゃない・・・最後も・・・だから最後まで・・・(グズ」
姫乃「・・・そうだよ、、ック・・・私たちが泣いてたら・・・ック・・・」
小雪「みんなで、笑って・・・卒業式迎えようって(ジワ」
剣「・・・みんな(グズ」
1年・2年「「けんちゃああん」」
剣「みんな、ありがとう!ホントにありがとう!」
優香「もっと、もっとみんなでやりたかったですぅ・・・」
風「・・グズ・・・ようやくうまくできるようになったのにぃ・・・」
美咲「まったく、みんな卒業式の前に顔がぐちゃぐちゃになっちゃうよ」
涼「そうそう、こんなとこで・・・」
剣「そういう二人も目が真っ赤じゃないか」
姫乃「そうですよぉ・・・涼さんなんか鼻声だし」
美咲「・・・当たり前じゃん、ここにいるみんなとは他の何より、たくさん思い出がいっぱい・・・楽しいことがいっぱいある場所だよ」
涼「抑える方が無理だよ」
姫乃「・・・美咲さぁん、涼さぁん(ズズ…」
美咲「フフ姫乃ちゃん、すごい顔だよ」
涼「せっかくモブ総選挙で4位になったんでしょ、可愛い顔が台無しじゃない」
姫乃「だって・・・だってぇ!」
剣「・・・姫乃ちゃん、来年こそラブライブがんばってね・・・私たちは卒業していないけど・・でも今度はファンとして応援するよ」
姫乃「・・・剣ちゃぁん」
美咲「隼ちゃん、優香ちゃんも頼むわよ、新リーダーはこんなひどい顔してるけど」
隼「・・・ホント姫乃ちゃんひどい顔」
優香「フフフ・・・ちゃんと私たちが支えないとだね」
姫乃「うぅ・・・ひどい」
涼「小雪、風ちゃん、ふみちゃん、来年は後輩も入ってくるかもだけど無理しないようにがんばってね」
小雪「・・・涼ちゃん」
風「うん!もっとがんばんないとだね・・・」
ふみ「・・・うん・・・もっとがんばって・・・」
美咲「さぁ!そろそろ時間なんじゃない?みんな着替えないと」
剣「そうだね・・・私たちもちょっと顔洗ったりしないと」
涼「うん、じゃあまた後で・・・」
ぎょろちゃん「こうして新しくなったチームがラブライブで活躍するかどうかはまた先のお話ギョロ」
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