多作品クロス 妹を愛でる会
勢いでやった
反省はしていない
気が向いたら続き書くかも
キャラ崩壊あり
黒神「やぁ、僕の名前は黒神真黒。妹を愛する者と言っておけばこのよくわからない物語の参加資格があると思ってもらえるかな?」
黒神「自己紹介を少しすると、めだかボックスという漫画のメインヒロインでもある黒神めだかのお兄ちゃんだ」
黒神「僕にとって妹は、行動原理であり、全てだ。ぶっちゃけ世界は妹でできている」
黒神「よく変態と言われるがそんなことは気にはしない。なぜなら妹を愛すことができるならなんでもいいから」
黒神「さて、なぜ僕がこんなところに登場しているのかといえば僕が持つ能力にこの物語を作った作者が目をつけたからだ」
黒神「僕が持つ異常性は『解析』。なんでも解るし、理解することもできる。まぁ過負荷には通じないんだけどね」
黒神「と、いうわけでこの物語は僕が他の妹好きと語り合うだけの物語だ。興味がなければすぐに別のもっと面白いスレを探しに行くことをオススメするよ」
黒神「では、大丈夫な人の為に始めることにしようかな。では記念すべき第1回目のゲストはこの人!ねじまきカギューのメインヒロイン、鉤生十兵衛の実のお姉ちゃんのマブルゥちゃんだよ!」
マブルゥ「よろしく~」フリフリ
黒神「さて、まずは紹介するために一回握手なりなんなりさせてくれるかな?」
マブルゥ「えぇ…………あたい十兵衛ちゃん以外に触られたくないんだけど」
黒神「それは僕だって同じさ。なんせ」
マブ黒「手は妹を触る為にある」
マブルゥ「…………今回だけ許してやるよ」
黒神「助かるよ」
黒神「さて、改めてゲストのご紹介だ。マブルゥちゃんは検索をかければシスコン、むしろ病んでるヤンデレ、麻呂眉、レイプ目、骨が折れても不感症など様々なタグがでてくるねじまきカギューの登場キャラクターだ」
マブルゥ「…………握手する必要あった?明らかに最初から知ってるみたいなことしか言ってねぇし。というかメタい」
黒神「これが僕の『異常性』だよ。それにここは都合のいい創作だからね」
マブルゥ「なんでもありか」
黒神「初登場時は血を吐きながらカギューちゃんの匂いを嗅いで学園までやってくるというなんともヤバイ奴オーラを纏いながらの登場だったそうだね」
マブルゥ「妹を愛するものとしてできて当然のことをしたまで。黒神くんもできるでしょ?臭いを嗅いで場所を探すぐらい」
黒神「できる」
マブルゥ「基本性能だよな」
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黒神「…………っ!?」ブルッ!
人吉「ん?どうしためだかちゃん」
黒神「いや、なんか今一瞬物凄い寒気がしたと共に兄貴をぶっ飛ばしたくなったんだが」
人吉(…………あの人まためだかちゃんのことでなんか気持ち悪いこと言ってるんだろうなぁ)
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黒神「しかし握手して思ったが、実にしなやかで強靭な筋肉だ。足に関しては文句の付け所がないし、筋肉に関してはめだかちゃんよりも上かもしれない。だけど凶悪な強さを誇る割には病弱であり薬を多量しなければ生きていけないようだね」
マブルゥ「ほんとは一気に飲まなくてもいいんだけどね。一時間置きとかに少しずつ飲めば大丈夫なんだけど、血を吐くぐらいでいれば十兵衛ちゃんが心配してくれるから」
黒神「同じ境遇だったら僕も全く同じことをしていただろう」
マブルゥ「だろぉ?当然だ」
黒神「あと妹好きを表現するエピソードといえば何がある?」
マブルゥ「そうだなぁ…………一回水滴が十兵衛ちゃんの顔についたから女子高生全員を病院送りにしたことはあるよ」
黒神「うちの自慢の妹は守れないほどに完璧で強すぎるから、そういうことができるというのは少し羨ましいよ」
マブルゥ「あたいとしては守ってもらうっていうのも何だか羨ましいけどね」
黒神「そうだ!羨ましいといえば妹にあんなペロペロしたりチューしたりできるんだ!どうしたらあんな仲になれるんだい!?僕はやろうとはすれどいつも吹き飛ばされるんだ!」
マブルゥ「愛が足りないな。愛があればできないことなんてない」
黒神「作文用紙で愛を語るなら積んで月まで届く量は楽に書けるというのに…」
マブルゥ「物理的に無理だろ。まぁあたいもそれぐらいの気持ちはあるけど」
黒神「うぅ…………僕はこんなにも愛しているというのになぜ答えてくれないんだめだかちゃんよ…………」シクシク
マブルゥ「人形とか持ってる時点でダメ。妹なめてんのか」
黒神「え、マブルゥちゃんはもしも作れるならカギューちゃんの人形欲しくはないのかい?」
マブルゥ「欲しい。めっちゃ欲しい。有り金全部というか借金何億背負おうが買い占めたい」
黒神「だろう?」
マブルゥ「でもそれとはまた違う」
黒神「詳しく聞こうか」
マブルゥ「人形は…………所詮人形でしかないんだよ。そこに愛なんてものは存在しない」
マブルゥ「人形であるが故にあたいたちの全てを受け入れるし、拒絶したりもしない。あたいたちが望む姿になるものが人形だ」
マブルゥ「でもそれは決して妹じゃないし、妹は妹であるから妹だ。思い通りになる妹なんてこの世には存在しない。存在してはいけないというかそんなものは妹じゃねぇ」
黒神「そんなことはわかっているさ」
マブルゥ「ならなんでやめない?」
黒神「…………だって可愛いじゃん」
マブルゥ「……………………それもまた真理か」
黒神「そうだよ。だから僕はめだかちゃんやくじらちゃんのぬいぐるみを作るし、写真も集めるし、自分の部屋を妹まみれにもするのさ」
マブルゥ「あたいも十兵衛ちゃんのぬいぐるみ作ってみようかな…」
黒神「そういうことならうちの会社が無償で作ってあげよう。等身大からミニチュアフィギュア、キーホルダーにポスター、タペストリーとなんでもありだ。コップやタオルも作れるよ」
マブルゥ「それはありがたいな。ぜひともそうさせ…………」
黒神「どうしたんだい?黙り混んで」
マブルゥ「いや、ふと思ったんだけど黒神くんは今言ったもん全部持ってるんだよな?」
黒神「当然さ!更に言えばTシャツやバッグみたいな日常で使うものもあるし、零歳から映像記録とアルバムもある。それがどうかしたのかい?」
マブルゥ「気持ち悪いなお前」
黒神「…………妹好きの君なら理解してくれると僕は思ったんだけどね。やはり僕とは妹好きのレベルが違」
マブルゥ「そういう意味じゃねぇよ」
黒神「ならなんだというんだい?」
マブルゥ「そんなストーカーじみたことでしか愛情表現をしないからドン引かれるんだよ。甘えたくても甘えられねぇなこれじゃ」
黒神「なん…………だと…………?」
マブルゥ「妹好きの誼で言ってやるけど、好きの気持ちを全面に出しすぎて気味が悪いんだよお前は。そんなもんに妹が妹であり続けるわけがない」
黒神「…………っ!それはそれだけ僕がめだかちゃんを愛しているという証明に」
マブルゥ「ならねぇよ馬鹿。お前は『愛することから逃げた』んだ」
黒神「僕が…………この僕がめだかちゃんとくじらちゃんを愛することから逃げただって?」
マブルゥ「その通り。逃げっぱなしだ。何故なら直接愛を語っていないからだ」
マブルゥ「語ることが恥ずかしいからグッズに走ったんだ。スキンシップをとることを心のどこかでおかしいと思っていたから吹っ飛ばされたらそのままなんだ。違うのか?」
黒神「…………っ!!」
マブルゥ「あたいは最初からあたいの愛を全て十兵衛ちゃんに注ぎ込んだ。叩き込んだと言っても間違ってない」
マブルゥ「だからハグしても怒られない、キスしても拒絶されない、ペロペロしたって殴られたりもしない。何故かわかるか?それは十兵衛ちゃんがあたいの愛を理解してくれたからだ」
マブルゥ「黒神くん、お前の愛はめだかちゃんとくじらちゃんに一つも届いていないと断言する。聞くが黒神くんは妹にいつもなんて呼ばれ方をされる?」
黒神「…………めだかちゃんにはお兄様でくじらちゃんにはお兄ちゃんだ」
マブルゥ「私は十兵衛ちゃんにマブ姉って呼ばれてるぞ」
黒神「っ!!アダ名…呼びだと!?」
マブルゥ「羨ましいか?」
黒神「…………凄い羨ましいよ」
マブルゥ「くじらちゃんとは何か劇的なことがあったからそんな呼び方になったんだろ?例えばくじらちゃんの死にかけていた友達の命を救ってあげたとかな」
黒神「…………」
マブルゥ「でもめだかちゃんとは何もなかっただろ。完璧にお嬢様で一生を過ごしてるなら兎も角、一般生徒に混じって学校に通ってるのにそんなお兄様呼びはおかしいだろ。明らかに距離を置かれてる」
黒神「そんな…………僕の妹に対する愛がそんな出来損ないだったなんて」
マブルゥ「出来損ないとまでは言ってねぇんだけどな…じゃあそんな落ち込んでる黒神くんに一つ」
マブルゥ「ぬいぐるみとかあるから、めだかちゃんは好意を示せないんだぜ?」
黒神「僕にグッズを捨てろと言うのか?」
マブルゥ「違う違う、そうじゃない。グッズにめだかちゃんが『嫉妬してる』から好意を示してくれないんだ」
黒神「めだかちゃんが…………嫉妬している?」
マブルゥ「思い出してみろ、めだかちゃんやくじらちゃんは本当に黒神くんを毛嫌いしているか?気味悪がっているか?大嫌いと面向かって言われたことはあるのか?」
黒神「そんなことは断じてない。あれば今僕はこの瞬間にでも死んでいるだろう」
マブルゥ「ピンチが訪れれば頼って貰えるんだろ?都合の良いときに都合の良いように使われるんだろ?それは黒神くんが立派にお兄ちゃんをやっている証拠だ」
マブルゥ「なら何故妹はそれに答えてくれないのか?何故愛を理解してくれないのか?…………ここまで言えばもうわかるんじゃないかな?」
黒神「…………まさか、僕が愛することを逃げた証であるグッズがあるから……!?」
マブルゥ「そうだ。妹というものは家族に関してとても敏感だ。自分が一番愛されていないことがわかるから自分の好意を示せない。愛を伝えたところで怒るだけなんだよ」
黒神「なるほど…そう言われれば納得することがゴロゴロ出てくるよ」
マブルゥ「しっかり面と向かって愛せば妹は絶対に答えてくれる。そんなこともわからなかったんだからどちらが妹好きとして上かはもう明らかだろ」
黒神「あぁ、認めよう。マブルゥちゃん、君のほうが妹好きだ。僕は今までシスコンを語っていたことを恥ずかしく思うよ」
黒神「でもすぐに君なんか追い抜かす。黒神家の愛の深さを堂々と見せつけてやろうじゃないか」
マブルゥ「…………じゃあ今度会うときは三人仲良く撮ったプリクラでも見せて貰おうか。抱きつきとピースを忘れるなよ」
黒神「あぁ、断言しよう。そんな写真すぐにとってきてやるし、この世で一番妹を愛するものとして君臨することをね」
マブルゥ「あたいの前でどうどうと言い切るその粋や良しだ。ライバルとして認めてやるよ黒神真黒」
黒神「今日のところはお礼を言おう、でも今から同士であり、敵だ。マブルゥ」
マブルゥ「望むところだ。その心を完膚なきまでにねじきってやるよ」
マブルゥ「それにあたいたちより愛する気持ちが上って言ってるやつも山ほどいる。そいつらを潰す作業もあるな」
黒神「じゃあ暫くは味方だ。この番組のMCとして一緒にやっていこう」
マブルゥ「…………たまには他人の意見を知るのもいいかもしれねぇな。良いよ、のった」
黒神「では、いい感じにしまった所で続きは二回目に」
マブルゥ「二回目のゲストはとある魔術の禁書目録より、土御門元春君の予定らしいな」
黒神「彼の場合は義理の妹…これはこれで熱い議題になりそうだ」
マブルゥ「それでは」
黒神「妹道を極める全ての人へ」
マブルゥ「第1回妹を愛でる会をお送りしました」
マブ黒「次回も見ろよな!」
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鉤生「マ、マブ姉がテレビに出てる!」パチパチ
マブルゥ「どうだ!スゴいだろ!」エッヘン
葱沢「…………これはどうコメントすべきですかね…」
山崎「ツッコミ所が多すぎます…」
綾小路「初対面となんでこんなに打ち解けあってんだよ」
中村「妹道ってなんですか?」
御門「というかあれだけ序盤にメタいこととか物語とかいっておいてこれがテレビ番組だったことに驚きだわ」
犬塚「以下同文じゃの」
二千恵「ボクはこういうの好きだな。次回も予約しとこ」ポチポチ
鉤生「ねぇねぇマブ姉!今度一緒についていってもいい?」
マブルゥ「いいぞぉ十兵衛ちゃん!明日収録だから早速いこうか!」
鉤生「うん!」
マブルゥ「黒神くんに自慢できるわ…そういえばめだかちゃんとくじらちゃんとは上手くいったのか聞かなきゃな」
葱沢(……………………幸せそうだしこれはこれで良かったみたいですね)
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真黒「めだかちゃぁぁぁぁぁん!僕の愛を受け取ってくれ!」
めだか「なんだこれは!?前よりひどくなってるだと!?えぇいこっちに来るな!!」
真黒「ひでぶっ!?」バゴーン
人吉「…………あの例のテレビ番組のせいか」
阿久根「視聴率がすごいらしくて一発でゴールデン入りらしいよ?」
喜界島「世の中シスコンだらけ…………?」
くじら「来週は何を語られるかわかったもんじゃねぇし………心配で寝られねぇし見るしかねぇじゃねぇか。万が一寝ちまった時用に予約しとこ」ピッピッ
人吉「……………………師匠は順調に真黒さんと仲良くなってますね」
くじら「だ、黙れ!そもそもスク水きて背中流したりしてたぐらいだし元々なんだよ!別に直接愛しに来てくれたから仲良くなったとかじゃ断じてねぇからな!」
人阿喜(そういえばこの人、こんな性格だったなぁ…………)アタタカイメ
くじら「なんだその目は!言いたいことがあるなら直接言え!!ぶっ殺すぞ氷炭灰冷図!」
人吉「ちょ!?こんなとこで超必とか撃たないでってぎゃああああああああああ!!!」
阿久根「危なっ!?」
喜界島「ぜ、善吉ちゃん!!」
くじら「ふんっ!」
くじら(…………まぁ)
真黒「めだかちゃん!」ニッコリ
めだか「どっか行け馬鹿兄貴!」ニカッ
くじら(あいつも満更でもないみたいだし。今度一緒に収録現場にお邪魔してみっか)
人吉「くっそ…………なんで俺だけ」
球磨川「『オチってやつだよモブキャラ君』」
人吉「初台詞のやつに言われたくねぇよ!」
マブ黒「皆さんこんばんわ~」
黒神「司会を勤める皆大好き(僕が)黒神真黒だ!」
マブルゥ「今回から司会担当だぜ、マブルゥお姉ちゃんだよ~」
黒神「大好評で二回目の妹を愛でる会のお時間がやってまいりました!」
マブルゥ「前の視聴率がすごかったんだろ?あたいらの話を見てたやつがそんなにいるとは思わなかったわ」
黒神「それだけ同士兼ライバルが沢山いるってことになるね」
マブルゥ「問題ねぇ。全部叩き潰す。なぜなら妹が応援してくれるから!」
鉤生「マブ姉頑張って~!」フリフリ
マブルゥ「おう!お姉ちゃん頑張る!」ブンブン!
黒神「ほぉ、あれが十兵衛ちゃんかい。すごい可愛いらしいじゃないか」
マブルゥ「だろぉ!?あたい自慢の妹だ!」
黒神「妹はやはりいいものだね、心が和む」
マブルゥ「ん?あそこに黒神くんそっくりな女の子が二人いるがあれがめだかちゃんとくじらちゃんなんじゃないのか?」
黒神「なんだと!?」バッ!
くじら「あー…………」
めだか「日之影先輩の『知られざる英雄』まで使ったのにもうバレたのか…………かなりできるな。マブルゥとやら」
黒神「二人とも来てくれたのかい!?お兄ちゃん大感激だよ!どうだいマブルゥちゃん!仲良くなっただろう!?」
マブルゥ「できるのは君もだろう?めだかちゃ~んあとで一戦やろうや」
めだか「望むところだ」
黒神「清々しいまでの無視!?でもそれも最近気持ちよくなってきたよ!」ハァハァ
くじら「さっさと始めろや!」
マブルゥ「ごめんねぇくじらちゃん、お兄ちゃんを怒らないであげてねぇ」
黒神「…くじらちゃんにも怒られたし、これ以上時間をかけたりしてゲストを待たせたりしてもいけないか」
黒神「それでは登場して頂きましょう!第二回のゲストはとある魔術の禁書目録よりお越しいただきました土御門元春さんです!」パチパチ
土御門「妹好き同士よろしくだにゃ~」
マブルゥ「そしてなんと人気もあってまさかのもう一人ご登場!こちらはとある科学の超電磁砲よりお越しいただきました御坂美琴ちゃんで~す」パチパチ
御坂「…………え!?なにこれ!?」
黒神「なんと彼女はクローンではあるものの現在二万人以上の妹が!まさに姉の中の姉!」
御坂「はぁ!?なんでアンタそんなこと知ってんのよ!?」ガビーン
黒神「あ、ちょっと危なげな発言にはちゃんとピー音かけるから大丈夫大丈夫」
御坂「そういう問題じゃないわよ!」
マブルゥ「じゅ、十兵衛ちゃんが二万人以上もいて、遊んだり一緒に寝たりあんなことやこんなこと、そんなことができるみたいな生活を毎日送っている…………だと…!?」ゴフッ!
御坂「別に私全員と生活してるわけじゃないわよってなんか血を吐いた!?」
鉤生「マブ姉ちゃんと薬飲んでなかっただろ!あれからちゃんとこまめに飲んでってお願いしたよね?」
マブルゥ「ごめん、今飲むから」ジャラジャラ
御坂「話を無視しないで!なんで私はこんなところに連れてこられてるのか説明してよ!それからそんなお薬山盛り飲んで大丈夫なの!?」
土御門「それは俺から説明するぜよ。いいか司会のお二人さん、この子はそれだけの妹を持ちながらシスコンじゃないんだにゃ~。さらにこの番組のことも知らない」
黒神「…………っ!!」ガーン
マブルゥ「そ、そんなことがこの世でありえるのか!?」ビシャーン!
御坂「え!?そんな背景に雷まで出るほどショッキングなことなの!?」
土御門「この番組を見てないやつはシスコンとは呼べないな」
御坂「え!?これまだ放送二回目よね!?」
黒神「これはいけない、今すぐ妹道に導き、そのあとで正しいシスコン学を叩き込まねば」
御坂「妹道!?シスコン学!?」
マブルゥ「なるほど…………二回目に相応しい内容じゃねぇか」
御坂「え?ちょ、話を」
土御門「御坂ちゃんはちょっと黙ってろにゃ~今からそのズレにズレまくった認識を治してやるんだぜい」
黒神「今回の企画を思い付いた、さぁ皆これを手に持ってくれ」
マブルゥ「これは…………⚪×カード?」
黒神「そうだ!今から視聴者から届いたお便りに僕たちが答える!そしてシスコンのなんたるかを美琴ちゃんに教え込むんだ!」
マブルゥ「企画名をつけるなら?」
黒神「シスコン⚪×クイズだ!」
土御門「なるほどな、燃えてきたんだぜぃ」
御坂「…………これ私も答える感じ?」
黒神「それではお便り一つ目!ペンネーム、白いセロリさんより!」
黒神「義妹が最近可愛くてたまりませン、ぶっちゃけ手を出しちゃいたいです。これっておかしいですかァ?因みに血は繋がっていないし年もかなり離れています」
御坂「なっ!そ、そんなのダメに決まってるじゃない!いくら血が繋がっていないからって兄妹でそんな…………!///」⚪
マブルゥ「おかしくないな」×
土御門「以下同文」×
黒神「愛の表現は人それぞれだ。その愛の表現が性的接触だろうとそれも立派な愛の証だと僕は思うよ」×
御坂「えええええええ!?」
土御門「妹に欲情しないなんて逆に妹に失礼だと俺は思うんだにゃ~。因みに俺も手を出しちゃいたい」
マブルゥ「あたいはもう手を出してる」
御坂「は!?アンタら妹に欲情してんの!?それどころか手まで出してんの!?ほんと意味わかんないんだけど!!」
黒神「わかってないのは君のほうだよ美琴ちゃん。これは妹道で一番最初にぶち当たる壁だがこれを越えねば真髄は見えてこない」
御坂「そんな真髄見たくないわ」
マブルゥ「何かおかしいことある?」
土御門「なんにもないぜよ」
御坂「無いわけあるか!世間体とか常識とか…色々あるでしょ!」
黒神「自販機に蹴りを叩き込む女の子に常識を語られてしまった」
御坂「アンタはさっきからなんで私についてそんな詳しいのよ!」
土御門「世間体?常識?そんなもの知らねぇにゃ~」
マブルゥ「あたいたちの愛はそんなちんけなもんで縛られたりはしない」
黒神「僕らの愛はエベレストよりも高くマナリア海溝よりも深いしそれどころか地球…いいやそんなちっぽけなものに収まるものじゃない!宇宙すら飛び出るほど溢れているんだ!」
土御門「良く言った俺たちの代弁者!」パチパチ
マブルゥ「カッコいいよ!」パチパチ
御坂「…………私が変なのかな」
黒神「という訳で、ペンネーム白いセロリ君!我々の最終結論は『今夜あたりいっちゃえよ』だ!」
土御門「ゴムを忘れんなよ?」
御坂「最低だ、コイツら最低だ」
マブルゥ「じゃあ次のお便りはあたいが読むねぇ。えっとペンネーム、この世で一番大切な物はお金ではない!彼女とかお姉さまとかあと特に妹とか!さんより」
マブルゥ「妹が『これ私の彼氏なの!』とか言って男を連れてきたときはぶっちゃけどうします?ショックで死ぬなら⚪、相手をぶっ殺すなら×で」
御坂「ちょっ」
土御門「え、自殺する」⚪
黒神「とりあえず吟味して相応しくないようなら心と体を徹底的に叩き潰す。相応しかろうととりあえず心を潰しにかかる」×
マブルゥ「男ぶっ殺す」×
御坂「私は…………ちゃんと見て、良ければ応援するわよ」
マブルゥ「怪しかったり、危なかったり、悪いやつだったら?」
御坂「超電磁砲撃ち込む」×
土御門「いい感じに染まってきたんだにゃ~」
御坂「アンタだけ⚪だけどそれは大丈夫?」
黒神「彼はね、妹の幸せのことだけを考えているのさ。聞くところによると妹ちゃんはメイド見習いで、日々の生活の面倒を見てもらっているらしいし、自分が邪魔なんじゃないかと考えてしまうこともあるそうだ」
土御門「でも俺は消えない。何故なら俺は兄ちゃんだから!…………でも妹に本当に大切な人ができたときは潔く前から消えるにゃ~…」シクシク
御坂「ちょっ!泣いちゃったわよ!?」
マブルゥ「妹を守り続ける兄、姉になるか。妹の幸せだけを願い、姿を消すか。どちらにせよ妹を深く思っていることに変わりねぇ。だからこの問題はどちらでも正解なんだ」
御坂「じゃ、じゃあ別にさっきの問題もどっちも正解ってことで…………」
黒神「それだけは絶対ない」ギロッ
土御門「ふざけたこと抜かすとシバくぞ」ギロッ
マブルゥ「殺して解して並べて揃えて晒すぞこらァ」ギロッ
御坂「ひっ!?すいませんでした!」
黒神「さて、次のお便りペンネーム、アホ毛の使い手さん!」
黒神「愛する妹のためだったらシスコンの人って死ねるものですか?ちなみに僕は妹の為なら死ねます」
御坂「こ、これは文句は言わせないわ!私は死ねる!一回妹のために死ぬことも考えたことあるし!」⚪
黒神「絶対死ねない」×
土御門「死ねるわけないにゃ~」×
マブルゥ「死んでたまるか」×
御坂「あるぇ!?」
御坂「でも待ってよ!これ正解じゃないの?私本当に妹のためになら死ねるわよ?逆になんでアンタたちは死ねないの?」
マブルゥ「更に逆に聞き返すけどなんで死ねるんだ?」
御坂「そ、そりゃ死んでほしくないし…………」
黒マブ土「はぁ…………」
御坂「ため息シンクロ!?え!?私そんな変なこと言った!?」
マブルゥ「…………いいか?例えばあたいが十兵衛ちゃんを庇って死んだとしよう。そうなったら今後の展開がどうなると思う?」
御坂「展開?」
マブルゥ「そ。自分の気持ちとか全部無視しろよ?回りの人間の気持ちだ」
御坂「……………………あ」
マブルゥ「気付いたか…………そうだ!十兵衛ちゃんが泣く!」
御坂「あれ!?私の思ってたのと違う!」
マブルゥ「そのあとあたいの敵討ちの修行にでて、日々あたいのことを思いながら涙を流し!汗を流し!血の滲むような努力を重ね!最後に敵をあたいを思う力だけで打ち倒すんだ!」
御坂「………………………アンタそれ自分で言ってて恥ずかしくないの?」
土御門「ちょっと例えが悪いんだにゃ~。美琴ちゃんに伝わってないぜい」
黒神「妹の為に『死ねるか』ではなく、妹の為に『命を張れるか』なら全員⚪だよ」
御坂「…………何が違うの?」
黒神「そのあとに『生きている』か『死んでいるか』の違いさ」
土御門「俺たち兄、姉という存在は俺たちが思う以上に妹の中では大きいもんだにゃ~。自分で言うのは恥ずかしいもんだけどな」
黒神「例え変態扱いし、何かあれば殴り飛ばされる僕であろうと、死ねばめだかちゃんやくじらちゃんは泣いてくれるだろう」
めだか「…………まぁ否定はせんな」
くじら「さっさとくたばれ」
黒神「妹の為に生きる。それはなにも守ることだけではないんだよ。何か困ったことがあれば助けたり、助けられたり、寂しければ一緒にいてあげるし、頼まれればなんだってする。上手くいった時には滅茶苦茶に褒め、悪いことをすれば叱り、楽しいときには一緒に笑い、悲しいときは涙を流す。それが兄であり、姉であり、妹を愛する者の使命だ」
土御門「あと軽はずみに死ぬとかいうと妹によっちゃ滅茶苦茶怒られてしばらく口きいて貰えなくなるから……注意な」
御坂(口きいて貰えなくなったんだ…………)
黒神(…………辛かっただろうな)
マブルゥ(十兵衛ちゃんがあたいを無視…ありだな)
土御門「と、いう感じだ。わかってくれたかにゃ~?」
御坂「奥が深いのね妹道………それだけ誰かを大事に思えるのはすごいと思う」
黒神「何言ってるんだい美琴ちゃん。君だって妹道に踏み込んだ一人。これからどんどん妹を愛してあげてほしいよ」
マブルゥ「あたいらじゃ想像もできないようなことがあったんだとは思うけど、それで疎遠になっちゃダメだろ。むしろその分相手がいやがるぐらいまで愛するのが一番」
土御門「死のうとしたこともあるんだろ?そこまでできれば上出来だ。誇るといいにゃ~」
御坂「皆…………!」
黒神「ではいい感じになった所でお時間が来てしまったようなので今回はこれにて終了になります」
マブルゥ「もうちょっと話したいんだけど」
土御門「このあとカラオケ行こうぜぃ。妹への愛を叫ぶにゃ~!美琴ちゃんも来るだろ?」
御坂「……じゃ、じゃあちょっと行こうかな」
黒神「ではさっさと終わらせようか。次回のゲストはアカメが斬る!よりアカメちゃんの予定です!お楽しみに!」
御坂「ものすごい人呼んじゃった!?」
黒神「妹道を極める全ての人へ!」
マブルゥ「第二回妹を愛でる会でした!」
土御門「次回もー!」
黒マブ土「見ろよな!」ビシッ!
御坂「なにそのポーズ!?全員息ぴったしなんだけど!?」
黒神「次回からやろうと思って」
マブルゥ「ほら美琴ちゃんもビシッ!」ビシッ!
御坂「こ、こう?」ビシッ!
土御門「う~んもう気持ち右腕の角度が上だにゃ~」
黒神「腰が甘いぞ!もっとシャキッと!」ビシッ!
御坂「こうか!」ビシッ!
マブルゥ「そうそういい感じいい感じ!じゃあ一回皆で合わせてみるか!せーの!」
黒マブ土御「見ろよな!」ビシッ!
この後一時間ほどこの風景が続きましたので番組を終了させていただきます
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青髪「ツッチー!なんでこないな番組出演しとるねん!誘ってぇな!」
土御門「お前は節操なしだからダメだって」
青髪「」ガビーン
上条「…………御坂がなんか馬鹿な娘になってるよ」
吹寄「土御門!貴様というやつはテレビでなんてことを口走ってるのよ!」
土御門「真実だにゃ~」
吹寄「…………まぁ正直でよろしい。好感持てたわ」
土御門「はっ!?」
青髪「ツッチーがフラグを!?野郎共出入りじゃあああああああああああ!!」
モブ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
上条「打ち取れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
土御門「俺は意地でも第三回に出演する!こんな所で死んでたまるか!かかってこいやぁ!」
土青上モ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ドッタンバッタン
吹寄「…………馬鹿ばっかりか」
姫神「結局私は。こんな出番しかない。いつになったら私主役の物語を書いてくれるのか」
吹寄「メタいってもんじゃないわよ」
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白井「お姉さまの!!お姉さまの口からピー音が!!卑猥な言葉がこんなにも!」
御坂「…………秘密は守れたけど大事なものを失ったわ…」
佐天「見ましたよあれ!最後すごいノリノリだったじゃないですか!」
御坂「ま、まぁぶっちゃけ楽しかったし………」
初春「ということは次回からレギュラーメンバーですか?」
御坂「まぁそうなるわね。でもいきなり皆と同等なんておこがましいからしばらくは『シスコン見習い』って名乗るわ」
佐初(滅茶苦茶毒されてる…………!!)
御坂「次回が楽しみだな~♪」
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