2017-07-08 16:02:53 更新

概要

みほさんが戦車道やってる女の子を手篭めにしていく話を書いていきます


「ふぅ」


テストに向けた勉強はとりあえず一区切りついて、ペンを置いたわたしはため息をつきました

2度の廃校の危機を乗り越えて戦車道の仲間達と喜びを分かち合ったのも束の間、忙しい学園生活が戻ってきて勉学に戦車道、時折生徒会から繰り出される無理難題に振り回される日々を過ごしていました


「22時かぁ…」


寝るには少し早いけどこれ以上勉強を続けるのも億劫で、とりあえずベッドに入りましたが、頭が冴えてしまっていて眠れる気はしません。眼を閉じながら大洗に来てからの戦いを思い返していると、心臓の鼓動がはやくなり身体が熱くなってきました

なんだかムラムラしてきた。1度スッキリすれば眠れるでしょうか

自分でするのもいいけど今日はそれじゃ収まらない気がする。携帯を手にとるとあの子にメールを打つ。ベッドを出て麦茶を飲んでいるとチャイムが鳴りました


「お待たせしましたぁ!」


「相変わらず早いね…メールを送ってまだ2分だよ」


「西住殿をお待たせするわけにはいきません!そ、それでご用件とはなんでありましょうか!」


「ふふ、わかってるでしょ?こんな時間にいきなり呼び出してごめんね。なんだかムラムラしちゃって」


「ム、ムラムラ…」


「うん。だから今日は優花里さんにしてもらいたくて」


「わ…わたしが西住殿をですか?」


「いつもは気持ち良くさせてあげてるんだからいいよね?」


「もちろんでごさいます!不肖秋山優花里、必ず西住殿を満足させて見せましょう!」


「ありがとう。それじゃあ…好きにしていいよ?」


そう言い終えると同時に優花里さんはわたしをベッドに押し倒し、唇にむしゃぶりついてきます。いつもはキスをさせるのも焦らしに焦らして半狂乱にしてからなのに

まぁたまにはご褒美をあげてもいいかなと思っているとブラまで外されていました。乳房を乱暴に揉みしだきかたくなった先っぽを舐めまわす優花里さん


「ちょ…ちょっと痛いかな、優花里さん、もうちょっと優しく…」


「はぁっはぁっ」


聞こえていないようだ。完全に枷が外れている。ここで攻めに転じるというのも頭をよぎったけど、いつの間にか両腕はタオルで縛られて動けません


「1度見てみたかったんです。西住殿が涙や鼻水を垂れ流しながら悦ぶお姿を」


目が完全に据わってる…これは逆らえないかな…


「では、参ります」


そう言うと優花里さんはわたしのアソコに顔をうずめ、ひたすら舐め続けた


時間はどれくらい経ったでしょうか。時計を見る余裕もなくなって何度もくる絶頂に耐えます


「〜っ!〜〜っふぅっ!」


「ふふ、いつもは凛としている西住殿のこんな顔が見られるなんて夢のようです。」


「ゆ…優花里さん、もう充分です…もうこれ以上は」


「まだですよ」ニュプッ

「んあぁ!」


「まだまだこれからです。もっと西住殿が乱れるところを見せてもらいますよ」


優花里さんがいつも背負っているリュックから小さい金属棒を取り出した


「それは…?」


「ちょっとした静電気を発生させる機械です。西住殿にお呼ばれしない日はコレを使ってオナニーするのに最近ハマってるんですよ」


「…本当に変態さんですね」


「こんな身体にしたのは西住殿ではないですか。まぁ元々素質があったのは否定しませんけど」


金属棒からパチっと静電気が発生してます


「わたしはそんなもので悦ぶほどの変態じゃありません」


「わたしも最初は怖かったんですが、すぐに快感にかわりました。西住殿もきっと気に入りますよ」


そう言いながら金属棒を乳首に近づける


「やっ…やめ」


パチン!


「ああぁぁっ!」


胸の先にとてつもない衝撃が走ります


「気持ち良いでしょう?」


パチン!


「〜〜っ!!」

みっともなく海老反りになり、声にならない声をあげながら未知の快感に身体を捩らせることしかできませんでした


「はあぁっ…コレですぅ!こんな西住殿を見てみたかったんです。…そうだ」


優花里さんは胸から金属棒を放し、わたしのアソコに挿入しました


「ハァッハァッ…優花里さん…?どうしてそんなとこにいれるの?ダメだよ…そこはダメ…」


「んふふ、大丈夫です。傷などは出来ませんよ。まぁわたしが初めてした時はオシッコ漏らして失神しちゃいましたけど」


「や、やだぁ…」


「この快感を知ったら元には戻れませんよ〜それでは、3…」


「だめぇ!優花里さん、お願い…」


「はぁ…西住殿ぉかわいいですぅ…2ぃ」クチュクチュ


「はっはぁっ」


もはや覚悟を決めるしかありませんでした。いつも通りに優花里さんをイジメて自分の性欲を満たせばよかったと後悔しても遅く、次はどんなお仕置きをしてあげようかなんて考えていると頭の中でパチンッと乾いた音が響き、わたしの意識はそこで途切れました



朝、気怠い身体を起こすと隣で優花里さんが眠っていました。とても満足そうな寝顔です

シャワーを浴びて部屋に戻ると優花里さんは起きていて


「お、おはようございます西住殿…」


「おはよう、優花里さん」


「あのっ申し訳ございませんでした!昨日はその、流石にやり過ぎたというか、自分を見失っていたというか…」


「最後のはちょっと怖かったよ?」


「うぅっ本当に申し訳ありませんでしたぁ!次はどんなお仕置きをしても構いませんので!」


「あぁ、そういう作戦でしたか」

「ちがいますぅ〜!どうか…どうかお許しを…」


「ふふ、冗談ですよ。さ、優花里さんもシャワー浴びちゃってください。今日はショッピングに付き合ってもらってもいいですか?」


「…!もちろんでございます!」


そう言って優花里さんは浴室へ飛んで行きました。

優花里さんとする時はいつもハードな感じになってしまいます。次はイチャイチャなエッチをしてみたいです


「沙織さん…誘ってみようかなぁ」


武部沙織


「はいどうぞ、召し上がれ〜♡」


「うわ〜美味しそう!いただきまーす」

肉じゃが、厚焼き卵、サラダ、味噌汁など眼前に広がるできたての料理。今日は沙織さんのお家に招待されました。2人でお泊まり会です


「どうかな?美味しい?」


「うん!肉じゃがも美味しいし、それに甘い卵焼き大好きなの」


「よかった〜」


普段は出来合いのものを食べる事が多いわたしにとっては、手作りの料理がとても嬉しいです。特に沙織さんの料理は本当に美味しい


「他の3人がこれなくて残念だけど、みぽりんと2人きりっていうのもこれはこれでいいね」


「あはは、そうだね」


確かに優花里さんに華さん、麻子さんがいればもっと美味しく感じられたでしょう。けど今日は2人きりでなければいけないのです


夕食を終え、それぞれお風呂に入り早めにベッドに入る事にしました


「ごめんね、わがまま言って。やっぱり2人で一つのベッドはキツキツだね…」


「あは、みぽりんって意外に甘えん坊だね。あ、意外じゃないかも?」


「ひどいよ〜」


「というのはじょーだんで、なにか悩み事とかあるの?」


「悩み事?」


「うん、今日は他の3人が来れないのにどうしてもお泊まり会は今日がいいって、不思議に思ったからさ」


「あぁ…そうだね…」


「なーんでも言って!沙織お姉さんが聞いてあげましょう」


「…うん、えっとね、悩み事というか改めて沙織さんにお礼が言いたくって」


「お礼?」


「わたしが今こうして楽しい学園生活が送れてるのは沙織さんのおかげだって思ってるの。あの日沙織さんがわたしに声をかけてくれなかったら…華さんも一緒にいてくれたけど、2人が生徒会の皆さんからかばってくれなかったらわたしはずっと戦車道から逃げたままだった。」


「でも今は戦車道がすごく好き、みんなと戦車に乗るのがすごく楽しくて。本当に、本当に感謝してるの」


「え…えっと…」


「沙織さん、ありがとう」


「そんな、お礼を言うのはわたしの方だよ!みぽりんが転校してこなかったら、今頃この学園艦は廃艦だよ!?」


「ううん、大会で優勝できたのも大学選抜に勝てたのもみんなで頑張ったからだよ。わたしを助けてくれたのはきっかけ。沙織さんなの」


「みぽりん…」


「みんなの前で言うのはちょっと恥ずかしくて、ずっと言えなかったから」


「…そっか、うん、どういたしまして!それと、わたしもみぽりんが…みほが大洗に来てくれて本当に感謝してるよ。戦車道にもう一度向き合うのはすごく勇気が必要だったと思う。だから…ありがとう」


「…うん…」


「あは、なんか恥ずかしいね。これは確かに2人きりじゃないと言えないね」


「えへへ、そうだね」


「あーなんか顔が熱いよ。どうする?もう寝る?もう少しおしゃべりする?」


「あ、もうひとつ…聞きたい事があるんだけど、沙織さんって人とお付き合いした事ってある?というか、今恋人はいるの?」


「へぁっ!?」


ここからが本題です。もちろん、さっきまで話してた事も本音ですよ


「な、なに!?どうしたのいきなりそんな質問!?」


「どうしても知りたくて…」


「い、いや…それはえ〜と、付き合った経験もないし、今恋人だっていないけど…ってなに言わせるのよ〜」


「そっかぁ」


「も〜そういうみぽりんはどうなのよ!?」


「わたしもちゃんとお付き合いしたことはないかなぁ」


「なんか含みのある言い方だね…どういう事?」


「えっと、正式にお付き合いしたことはないけど、特別な関係で仲良くしてる子達はいるんだ。あ、もちろん女の子だよ?」


「………???」


「だからその、沙織さんとも特別な関係になりたくて…」


「………???」


「えっと、沙織さんと、まずはキスしたい」


「へぁっ!?」


「ダメかな…?」


「いやいや、ダメとかじゃなくて!え?特別な関係の友達がいるって、それって普通なの!?わたしが知らなかっただけ!?」


「あ〜どうだろう、でも戦車道やってれば自然とそういう関係になってくる事もあるよ?」


「そうなんだ…知らなかったよ…」


「うん。それで、どうかな?」


「ちょっとタンマ!頭がまだついてってないよ!…ちなみにみぽりんと特別に仲がいい子って誰?っていうか聞いていいものなの?」


「まぁ別に秘密にすることじゃないかな。大洗では優花里さんがいるよ」


「納得しちゃう…!…大洗では?」


「黒森峰にいた頃はエリカさんとそういう関係だったんだ」


「エリカさんって…あのすっごい嫌味な副隊長さん!?あ、ごめん…」


「ううん、エリカさんはわたしに怒ってて当然だよ…何にも言わないで黒森峰を出て行っちゃったから…」


「そうなんだ…」


「でも、この間仲直りできたんだ。大変だったけど、ちゃんと話し合えてよかった」


「そっか…」


「それで」


「ビクッ」


「どう…かな?やっぱりわたしとじゃ抵抗感あるかな…」


「いやみぽりんがどうとかじゃなくてね!?本当に戦車道やってるとそういう関係になってくるの?」


「もちろん全員がってわけじゃないんだけどね。でも、わたしは沙織さんとそういう関係になりたいなって思っちゃったんだ」


「………」


「ダメ…だよね…ごめんね、今の事は忘れて」


「…まって!別にダメってわけじゃなくて、まだ頭が追いついてないっていうか…」


「……」


「ほんとにキスするの?」


「うん」


「外国の人が挨拶でするようなキスじゃなくて?ガチの?」


「ガチの」


「なるほどぉ」


「試しに…1度だけ…してみない?」


「で、でもわたしキスの経験なんて一回もないし、どうしたらいいかわかんないよ…」


「大丈夫、任せて」


そう言って沙織さんに覆いかぶさり、吐息が感じとれるぐらいまで顔を近づけます


「するよ…」

沙織さんがきゅっと目を瞑りました。OKということだと都合良く解釈して唇を重ねました

5秒…10秒…20秒と少し長めに、甘く啄ばむようなキスをしました


「ぷぁ…」


「はぁ…沙織さん、すごく可愛い…」


「みぽりん…わたし…」


潤んだ瞳で見つめてきます。もう自分を抑えられそうにありませんでした


「んむぅ!?」


今度はディープなキスです。怯えてるような沙織さんの舌に優しく誘導するように絡めていると、だんだん沙織さんのほうからも舌を動かしてきてくれました

しばらくキスをした後、次は首筋に口づけをします


「み…みぽりん…そこ違うよぉ…」


「ん…首にキスされるのも、気持ちいいでしょ?」


「はぁ…んぅ…」


「胸、さわるよ?」


「んぇっ?んっ…」


再び唇を重ねながらパジャマのボタンを外し、ブラジャーもするりと脱がしました


「ふぁ?」


まだ事態についてけてないようです。いい感じに頭が蕩けてるのでしょう。優しく触れるか触れないかのタッチで撫でたり、指先で乳輪をなぞったりして沙織さんの胸を愛撫します


「はっ…はあぁ、ダメぇ」


「気持ちよくない?」


「気持ち…いいけど、あぁっ!」


沙織さんの言葉を遮り、固くなってる乳首を口に含みました


「んあぁぁ…!あぁ、んんっ…」


ころころと乳首を口の中で転がしながら、沙織さんの1番大事なとこに手を伸ばします。沙織さんの身体がビクっと震えましたが、抵抗はしてきません。少しびっくりしたのですが、下着の上からでもわかるぐらいぐっしょりと濡れていました


「ねぇ沙織さん、沙織さんって自分でその…ココ弄ったりしてる?」


「っ!してないよっ!そんなことしてない!」


「別に恥ずかしいことじゃないよ?わたしだってしてるもん」


「してないよぉ…」


「そっかぁ」


いつものわたしなら正直に白状するまで焦らすとこでしたが、今日はそういう流れにはしません


「じゃあ気持ちよくしてあげる…」


そういうと沙織さんのワレメに中指をゆっくり挿入します。きつきつでしたが、抵抗感はありません


「沙織さんの中、凄く熱いよ…」


沙織さんは声を出さないように口を押さえています。痛がっている様子でもないのでやはり普段から自分で慰めているのでしょう

そこで指を2本に中をゆっくりほぐすようにかき分けていくと、ザラザラしたとこに辿りつきました

ビクン!と沙織さんが震え、身体がだんだん弛緩していき愛液がとろとろと溢れてきました


「………はっ…はっぁ…」


「沙織さん、イッちゃった?」


「はぁっ…そこ…ダ「ここ?」


「あッあッあアァアアアッ!!」


沙織さんのGスポットを擦ります。嬌声をあげ、腰を浮かしながら身体がビクンビクンと波うってとてもかわいいです

追い打ちをかけるように熱く舌を絡ませるキスをします。

貪るようなキスをした後沙織さんの手をとり、わたしのアソコに誘導しました


「あっ…」


わたしもとっくに濡れています


「沙織さんが可愛すぎて、こんなになっちゃった」


「沙織さん、触って…」


「はぁっ…みぽりん…」


わたしのワレメをなぞりながら、沙織さんがキスをねだってきました。もう完全に堕ちてます


「はぁ…ゆび、中に入れてぇ…」


沙織さんは指を2本入れてきて、わたしが先ほど責めたGスポットを探っています


「もっと上…そうそこぉ…!」

「イッちゃっう…んっ…ふあぁぁっ!」


沙織さんにしがみつき、身体を小さく震わせながらイッてしまいました


「はぁっはぁ…」


しばらく抱き合いながら身体が落ち着くまで余韻に浸っていました

沙織さんの甘い匂いで頭がクラクラです


「気持ちよかった?」


「…うん……」


「わたしも…沙織さん、すごく可愛かったよ」


「!…も〜」


「ふふっ」

「おやすみ、沙織さん」


「うん、おやすみなさい」


目を瞑った沙織さんにおやすみのキスをして、深い眠りにつきました



澤 梓


澤さん視点になります




「よし、練習終わり!!」


「「「ありがとうございましたー!!」」」


今日も戦車道の練習が終わりました。各チームがおしゃべりしながらそれぞれ帰路につきます

その中にはもちろん西住隊長の姿があり、いつものようにニコニコしながら他のあんこうチームの皆さんと話をしています


「…ずさ」


やっぱ仲いいな…もし私が2年生だったらあんこうチームに入っていたかな。いや、もしかしたら戦車道を選択していなかったかもしれないか


「あずさ!」

「はい!?」


「大丈夫?ぼ〜っとしてたよ?」


「あ、ごめん大丈夫大丈夫」


わたしを現実に引き戻してくれたのは山郷あゆみ。うさぎさんチームの主砲の砲手です。長身でスタイルがいい、さっぱりとした性格の子です。ちなみに寮では同部屋です


「帰りどっか寄ってく?」


「うーん、皆は?」


「紗季と桂里奈は先に帰ったよ、観たいアニメがあるって。あやと優季も用事があるからって行っちゃった」


「そっか、あゆみは?」


「わたしは別に予定ないよ。まぁ若干…お腹空いてるかな?」


「あは、どっか寄ってく?」


「ん〜…いや、作りたい。あずさなんか食べたいのある?」


「ほんと?じゃあ、スパゲッティ食べたい。ミートソース」


「わかった。スーパー寄って帰ろうか」


「うん」


あゆみは料理が得意です。学校帰りに皆でお店に寄って夕飯を済ませる事も多いですが、今日みたいに2人の時はあゆみが作ってくれる事もあります

寮に着き、あゆみが夕飯の支度をしてくれる間、わたしはソファに寝そべってました

西住隊長は…今頃何をしているだろう。あんこうチームの皆さんとご飯を食べているのだろうか、それとも1人でいるのかな

最近は武部先輩とすごく仲いいし、作りに行ってあげてるのかもしれない。わたしは料理できないけど、もし料理が上手だったら日頃のお礼も兼ねて、ごちそうしたいのに

いや、そんな勇気ないか…そもそも西住隊長はわたしの事をどう思っているのだろう。ただの後輩?だろうなぁ…思えば戦車道以外の事を話した事ないし

普段はどんな会話をしているんだろう。ボコとかいうぬいぐるみが好きだという話を聞いた事がある。わたしはあまり詳しくはないけど、包帯でぐるぐる巻きにされているクマのぬいぐるみだ

わたしも集めてみようか…でも今まで興味なかったのにいきなり集めだしたら怪しまれるかもしれない

…あぁ駄目だ…もう西住隊長の事しか考えられない。わたしがあんな軽はずみな事をしなければ、こんな悩みなんかなかったのに


「あずさ…本当に大丈夫?」


ふと我にかえると、あゆみが心配そうにわたしを見ていました


「あっごめん!何か手伝う事ある?」


「もうできたよ」


「へっ?あぁ…」


テーブルにはミートソースのスパゲッティにサラダ、コーンスープが並べてありました


「美味しそう」


「サラダぐらいは、手伝ってくれると思ったんだけどな〜」


「ごっごめんなさい…」


「ふふっ、まぁいいよ。早く食べよ?お腹空いたよー」


「うん、それじゃ…いただきます」


「いただきます」


あゆみの料理は本当に美味しいです。将来はきっといいお嫁さんになるんだろうなぁ

わたしも相当お腹が空いていたのか、夢中で食べていました


「ねぇ、あずさ」


「なに?」


「悩み事とかあったら言ってね?最近本当に考え込んでる時とかあるから」


「…うん、ありがとう」


「ん」


深く追求してこないのは本当にありがたいです。あゆみがいてくれてよかった。でもこれは自分1人で悩まなければいけない問題です

もしこんな悩みごとなんかを打ち明けても、あゆみもきっと困るでしょう

夕飯を食べ終え、あゆみはお風呂に入りに行きました。料理ができないわたしは後片付けと皿洗いです

皿洗いを終えて、次はわたしがお風呂に入ります

服を脱ぎ、鏡を見ます

とても貧相な身体です。背は高いわけでも低いわけでもない、胸も大きくないしウエストだってくびれてない、いわゆる寸胴です


「はぁ…」


ため息も出ます。バレー部の近藤さんや佐々木さんまでとは言いませんが、もうちょっと女性らしい体型になりたいです

西住隊長は…凄かったなぁ。部屋が暗くて見えづらかったのですが、華奢な身体なのに色っぽくて、制服やパンツァージャケットを着ていると分かりにくかったけど胸も大きかった気がします

また西住隊長の事を考えていました。身体を一通り洗い、少し温めの湯船に浸かりながらあの夜の事を思い出します


あれは、大学選抜を破った試合で助けに来てくれた黒森峰、サンダース、プラウダ等々の皆さんを交えた大宴会を大洗の旅館で開催した日の事でした


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「では、こんな言葉を知ってる?イギリスでは〜」

「そんな言葉に意味があるとは思えないね」ポロン

「もうミカ!そんな言い方しないの!」


「ノンナ!この勝負絶対に負けちゃダメよ!」

「わかってます。必ずカチューシャに勝利を」ゴクゴク

「ナオミ、ファイトよ!」

「当然、負ける気はないよ」ゴクゴク

「ノンナさんとサンダースの副隊長さんは何してんだべ?」

「どっちがコーラ多く飲めるか勝負してんだってさ」


「西隊長!あちらにすぱげってぃなるものがあります!」

「なにっ!確か西洋から伝わったとされる料理だな!よし、総員突撃!」

「ダメだダメだぁ〜!これはわざわざ旅館の人に頼んで作ってもらったんだぞ!」

「総帥、また作って貰えばいいじゃないですか」

「そうっすよ〜減るもんでもないし!」

「減・る・だろうが!思いっきり!」


各高校を迎えての大宴会はお祭り騒ぎで、始めのうちは河嶋先輩も頑張って個性的過ぎる皆さんをどうにか抑えようとしていたのですがすぐに諦めて角谷生徒会長に泣きついていました

ここにいる全員が一つになって大学選抜を倒したのが今でも信じられません。皆が一つになれたのは、そもそも短期転校してきてまで助けに駆けつけてくれた理由は、おそらく西住隊長でしょう

西住隊長の戦車道が、ここにいる皆さんを惹きつけてくれたんだと思います

わたしも、西住隊長の戦車道を将来に繋げていく事を目標にしていきたいと思うと同時に、西住隊長自身に憧れよりも強い、自分でもわからない感情を抱いていました

その西住隊長はというと、どこかそわそわしているような、ビクビクしているような様子でした。あんこうチームの皆さんは気づいてないようでしたが、遠目から見ているとなんとなく黒森峰の方をチラチラとみていました


お姉さんを気にしているのかと思いましたが、仲直りできたと聞いています。なんだろうとじっと見ていると、副隊長の逸見エリカさんもあんこうチームの方を気にしている様子です。ここでわたしの勘が働きました

もしかしたら2人の間にはなにかある、と

悲しいかな、わたしの勘は昔から当たってしまう事が多いのです。それも自分にとってはよろしくない方に


何か引っ掛かった気持ちのまま、宴会はお開きになりました。各高校の皆さんもこの旅館に泊まっていくそうです。自分達の部屋に戻ろうとしたその時に、優季が飛んできました


「ねぇみんな聞いて〜わたし凄いこと立ち聞きしちゃった〜」


「なになに、どうしたの?」


桂里奈やあや、あゆみも寄ってきます


「ふふ、実は〜西住隊長がぁ、黒森峰の副隊長さんを自分の部屋に誘ってたんだ〜」


自分の中で、何かが沈む感覚がしま

す。やっぱり…勘は外れてはいませんでした


「えーマジ?それってつまり、そういう事?」

「わかんないよ〜」

「でもでも、女の子同士だよ?」

「わたしネットの友達から聞いた事あるよ。戦車道やってる人達の中では普通なんだって」

「そうなんだぁ、でも〜西住隊長、なんだか泣きそうな顔してた気がするよ〜?」

「うわーなんだかわけありそうだね、すっごく気になるよ」

「も、もう!あゆみまで!ほらみんな部屋に戻るよ!」


慌ててみんなと部屋に戻ります。みんなすぐベッドに入り、お喋りを再開しました。皆には少し用事があると伝えて、わたしは部屋を出ました

どうしても知りたかったのです。西住隊長は逸見さんと何を話すのか

実際に何をどう聞けばいいのか全く分かっていませんでしたが、とにかくジッとしていられませんでした

西住隊長の部屋に着いてノックします

まだいないようです。何気なくドアノブに手をかけるとガチャリ、とドアが開いてしまいました。そこから先は、何故あんな行動をとってしまったのか分かりません。とにかく、完全に自分を見失っていました

西住隊長の部屋に入ると、余程時間に追われていたのでしょう、ベッドの上には着替えが散乱していました。下着もありました


「これ…西住隊長の…」


気づいた時には、わたしは西住隊長が着けていたブラジャーを手に取り、匂いを嗅いでいました


「はぁっ…はぁっ」


こんなところ、誰かに見られたらわたしは学校にはいられません。そんな背徳感もあいまって、異様に興奮していました

その時後ろでドアが開く音がしました。西住隊長が帰ってきたのです

人間は極限まで集中すると、周りがスローモーションに見えると聞いた事があります。まさに今がそれでした

わたしは周囲を見渡すと、布団をしまう押し入れに身を隠しました。まさかこんな事になるなんて。冷静になり、心底後悔しました


西住隊長はベッドで散乱してる着替えに気づき、慌てて片付けていました。ブラジャーの事は気づいていません




わたしの心臓は西住隊長に聞こえてしまうのではと思うぐらいバクバクで、どうやってこの場を乗り切ろうかと必死に考えているとノックの音がしました


「はいっ」


西住隊長が迎えます。優季の言うとおり、逸見さんが来ました


しかし場の雰囲気は想像していたものとは違って、重苦しい空気が流れていました。とりあえず耳を澄ませて会話を聞く事にします。どうせもう、「良い子」には戻れないのです


「それで…?なんの用?」


逸見さんが口を開きました。なんだか凄く怒っている様子です


「あの…その…」


西住隊長は怯えています


「……イライラするわね。特にないなら帰るわよ」

「待って!」


今にも泣きそうな顔で逸見さんの手を掴んで引き留め、西住隊長が言いました


「あ…謝りたくて…ずっと」


「あら、なんで謝るの?私は別にあなたに酷い事された覚えはないけど?」


「ふっ…ぐすっ」


もう完全に泣いています。一体2人に何があったのでしょう


「泣かないでよ…イライラするわね」


「ごめんなさいっ…ヒック…でも…」


「………」


「わたし…ヒックエリカさんに何も言わず…黒森峰を出ていったから…」


「そうね、あなたは私を…捨てて行ってしまったわね」


「違うよっ…エリカさんの事を捨てたわけじゃ…」

「じゃあなんだって言うのよ!!」

「ヒック…ごめんなさいっ…」

「挙句の果てにはまた戦車道を始めて!うちを破って優勝したと思ったら今度は大洗を助けにだなんて!………そんな事はどうでもいいわ…とにかくっ…今更私になんの用だって聞いてるのよっ…」


しばらくの沈黙の後、西住隊長が口を開きました


「エリカさんに…許してもらいたい…また…仲良くしたいよ….」


あんな顔した西住隊長は初めて見ました。まるで子供のように、涙で顔をぐちゃぐちゃにして嗚咽を漏らしています


「お願い…許して…ごめんなさいっ」


「…私が…どんな思いで黒森峰に残ってたかあなたに分かる?」


「…ヒック…」


「あなたが黒森峰を去って、私は戦車道を辞めようと思ったわ。あなたがいない戦車道なんて意味がないもの」

「だけど、私までいなくなったら隊長を困らせてしまう…そうやってズルズル続けていたわ」

「その後大会の抽選会であなたが戦車道を続けていると分かった時は、もうどうしようもない気持ちになった。嬉しいとも、悲しいとも違う…でもこれだけは分かった。私はもう、過去の人間になったんだって」


「違うよ…」


「何が違うのよっ…」


「エリカさんに黙って黒森峰を出ていったのは…本当にごめんなさい…でももし、エリカさんに話したら…」

「周りを敵にまわしてでも、全力で引き留めるし、どうにもならなかったらあなたと黒森峰を出て行くわ」


エリカさんが遮ります


「それはっ…ダメだよ…エリカさんずっと頑張ってたのに…わたしのせいで…」

「だからっ!…あなたがいない戦車道なんて無意味だって言ってるじゃないっ…!約束したでしょ?3年になったらあなたが隊長で、わたしが副隊長として支えていくって!なのにっ…」


「…ごめんなさい…」


事情はなんとなく分かってきました。わたしは既に2人の話に聞き入っていて、どうやってこの状況を切り抜けるかは頭にありませんでした


「……あ〜もうっ!」


逸見さんが声をあげます


「……わかったわよ」


「…え…?」


「だから!許してあげるっていってんの!」


「……本当に…?」

「本当よ」


急な展開に、西住隊長もわたしも頭が追いついていません


「わかってたわよ…私に黙って出ていった理由も、大洗で戦車道を始めた事情も…」


「エリカさん…」


「だけど、あなたを憎んでなきゃ自分を保てなかった…」

「だから、私も、あなたに謝らなきゃね…」

「ごめんなさい」


「…うっ…ヒック…うぅ、うぅぅ……」


「もう泣かないで」


そう言いながらも、逸見さんの目には涙が浮かんでいました

西住隊長は逸見さんの懐に飛び込み、赤ん坊のように大声で泣いていました


しばらくして逸見さんが西住隊長の頭を撫でながら、今までにない優しい声で言いました


「落ち着いた?」


「うん…」


「まったく…泣き虫なのは変わらないわね」


「えへへ…」


なんだか先程とはうってかわっていい雰囲気です

もしかしたら、逸見さんも本当は仲直りしたかったのではないでしょうか


「はぁ…なんだかどっと疲れちゃったわ。部屋に帰るのも億劫だし…ここに泊まっていい?」


「うん、勿論だよ」


「ありがと…ねぇみほ、こっちきて」


逸見さんがベッドで横になりぽんぽん、と西住隊長を誘い、2人が向き合うような体制になります

これは…なんだかすごくまずいような…ここにいてはいけないような…いや、いちゃいけないんだけど…


「ねぇみほ…私すごく寂しかったのよ?」


「うん…ごめんね…」


「もう何ヶ月も…キスしてないの。あなたがいる時は毎日してたのに」


これは…すごくまずい…


「うん…」


「あなたも……ってちょっと待って、確認していい?」


「な…何かな…」


「あなた、まさか大洗で女作ってないわよね…」


「えーと…それは…」

「はっきり言いなさい!」

「…ごめんなさい、ひっ1人、その、大洗でも大切な人ができて…」


「………はぁ」

「でっでも、エリカさんだって大好きだよ!」


「……まぁいいわよ…あぁ…あなたやっぱり隊長の妹なのね…」


「お、お姉ちゃんほど節操ないわけじゃないよ…!」


「確かに…あの人はちょっとおかしいわ。落ち込んでる私に、隊長の事をみほだと思って抱いていいなんて言われた時は怒りを通り越して泣けてきたわよ!」


「お姉ちゃん…」


「まぁ許してあげるわよ。でも、久しぶりだったらからキスぐらいで済まそうと思ってたけどそんな事言ってられないわ!…脱ぎなさい」

「あ、あのぅ」

「いいから、脱ぎなさい!」

「はいっ」


西住隊長が浴衣と浴衣用の下着を脱いで、布一枚纏わない姿になり、逸見さんに押し倒されました


「やっぱり私も黒森峰を出てついて行くべきだったわ…」


「エ、エリカさん…わたしシャワー浴びてきたいな…」


「ダメよ」


「うぅ…」


「うすうす覚悟はしてたわよ…でもやっぱ悔しいわね」


「エリカさん…」


「私を怒らせたくなかったら正直に答えなさい。いいわね?」


「はい…」


西住隊長が答えるや否や逸見さんは西住隊長にキスをしました

女の子同士の…というか、他人のキスなんて初めて見ました。優しく西住隊長の唇を包むように愛撫して、それからピチャピチャと舌を絡ませるような、見てるだけで身体が火照るようなキスを何十秒もしていました


「はぁっはぁ」


「ふぅあ…」


西住隊長はトロンとした目で逸見さんを見つめています


「ふぅ…まずは一つ目の質問ね…誰なの?私のみほに手を出したのは」


「あ…えっと…」

「正直に言いなさい」


逸見さんはそう言いながら西住隊長の胸を撫でています


「くふぅっ…はあぁっ…えっと、わたしと…同じあんこうチームの秋山優花里さんですっ…はっ…あぁっ」


「あぁ、あのいかにも忠犬って感じの子ね…それで?いつもどんなエッチをしてるの?」


「そっそれは…うあぁっん!」


「こらへなさい」


西住隊長の胸のさきっぽ…乳首を口に含みながら言います


「あぅっ…!秋山さんはっ…イジメられるのが好きだからっ…いつもわたしが、優花里さんを責めてるのっ」


「ふぅん…つまりその犬は自分が満足するだけ満足して終わりってわけね」


「そっそんな言い方っあっあぁっ…」


逸見さんは西住隊長の…アソコに手を伸ばしました。ここもピチャピチャといやらしい音がしています


「ふふ、もうこんなになってる。やっぱりあなたは満足できてないんでしょう?」


「〜っあっはっあぁん…」


腰をくねらせながら、艶かしい声を絞りだしています


「ほら、おねだりしてみなさい」


「あっふっぁっ……エリカさぁん…」


「なぁに?」


「き…気持ちよくしてぇ…」


その後はわたしが夢を見ているんではないかと思うぐらい非現実的な光景が広がっていました


普段はどことなく頼りなさげで気弱そうだけど、戦車に乗っている時は凛々しくて、誰よりもかっこいい西住隊長が快感に身を悶えさせ、頭がとろけそうになるような甘い鳴き声を漏らしています

逸見さんは西住隊長の名前を何度もつぶやきながら西住隊長の全身を愛撫し、お互いの秘部を舐め合ったりヌチュヌチュといやらしい音をたてながら擦り付け合ったりしていました

見ちゃいけないと分かっていながらも、乱れている西住隊長から目が離せませんでした


どれくらい時間が経ったでしょう、西住隊長は身体をピクピクとさせながら逸見さんにしがみついています


「お風呂、入りましょうか」


そう言って西住隊長を抱きかかえながら個室についているお風呂へと向かいます

浴室に入っていったのを確認してから、わたしは静かに部屋を出ていきました

自分の部屋に戻るともうみんな寝ていました。時計を確認するともう2時過ぎでした

布団に入り混乱した頭を整理していると、自分のアソコが濡れているのに気づきました

あんな光景を見せられては、当然でしょう。しかし知識だけはありましたが、実際に自慰はしたことありませんでした

興奮しきっていたわたしは初めて、しかも、皆が寝ている部屋でオナニーをしてしまいました



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ふっと目を覚まします。あぁそうだ、お風呂に入っていたんだ…

完全にのぼせてしまって、頭がクラクラします


「長かったね…って大丈夫!?顔真っ赤じゃん!」


あゆみが駆け寄ります


「大丈夫…大丈夫だから…」


そう言った直後わたしの意識は、フッと飛んでいきました

気絶する瞬間って、気持ちいいんですね


目が覚めると、あゆみが今にも泣きそうな顔で覗いてました


「起きた…あずさ!大丈夫!?」


「あれ…わたし…」


「お風呂からあがったと思ったら急に倒れたんだよ!びっくりしたよ…!ほら水飲んで!」


「ご、ごめんね……ふぅ」


「もうほんと…どうしたの?流石に心配だよ…!」


「ちょっと考え事してて…」


「それは、他人には言えない事なの?違うんだったら相談してよ…!」


「うん…どうかな…」


「はぁ…無理にとは言わないけどさ」


「…あのね、なんというか最近…気になる人がいて…」


「……それって、好きな人ってこと?」


「どうだろう…でも多分、付き合うとかでは、ないかな…」


「……もしかしてさ、西住隊長?」


「……うん…」


「そっかぁ…」


「というか、その前にね?西住隊長に謝らなきゃいけない事もあるの…」


「なにかしたの?」


「したっていうか、見ちゃったというか…」


「まぁそこまで詳しくは聞かないけどさ、謝る事謝って、言いたい事言って、楽になっちゃえば?西住隊長なら許してくれるって」


「そうかなぁ…」


「でも…怒らせると恐そうだよね」


「あゆみぃ…」


「じょーだんじょーだん、びっくりさせられたお返し。でも、ほんとになんとかしないとそのままじゃいつか怪我しちゃうよ?」


「そうだね…わかった…!明日西住隊長と話してみるよ」


「うん。大丈夫、骨は拾ってあげるから」


翌日



「あ、あの!西住隊長…!」


「澤さん、こんにちは」


「こんにちは…あの、ちょっとお話よろしいですか?」


「うん、どうしたの?」


「ここではちょっと…えっと、放課後時間ありますか?」


「大丈夫だけど…そうだ、よかったらうちに来る?夕飯ご馳走するよ」


「いいんですか?」


「もちろん、じゃあ放課後校門でまってるね」


「はい!」


よかった…とりあえず約束できた。西住隊長のお家に行くのは予想外だったけど、もう覚悟を決めたのだ


そして放課後、校門まで行くと西住隊長が立っていました


「お待たせしました〜」


「ううん、わたしも今来たとこだよ。じゃあ、帰ろっか」


西住隊長が住んでるアパートに着いて、部屋におじゃましました

すごい、西住隊長の匂いでいっぱいです。悟られないように呼吸をたくさんします

あの夜の一件以来、なんだか自分がおかしくなっているような気がします

西住隊長はキッチンに立って夕飯を作っています

しばらくして


「はい、おまちどうさま」


「うわ〜美味しそうです!西住隊長って料理もできたんですね」


「武部さんに教えてもらってるんだ〜まだチキンライスだけなんだけどね」


「そうなんですか」


胸がズキっと痛みます。嫉妬というやつでしょうか


「それじゃあ、食べちゃおっか」


「はい、いただきます」


西住隊長の料理はすごく美味しかった…はずです。実際のところは、この後待ち受けている懺悔の事で頭がいっぱいでした


「ご馳走さまでした」


「お粗末さまでした」

「それで…話ってなにかな?」


きた…果たして許してくれるだろうか…


「あの…実はですね、……西住隊長に謝りたい事がありまして…」


「???」


わたしはあの夜、逸見さんとの行為を隠れて見てしまっていた事、そして西住隊長への自分でもわからない思いを伝えました


「そっか…」


「本当に…すみませんでした…」


「………」


西住隊長は黙っています。あぁ、これはダメなやつだと諦めた時でした


「澤さんは、わたしの事、好きなの?」


「ひぃえ?」


思いがけない質問に変な声が出てしまいました。というか、か、顔が近いです。もう目と鼻の先に西住隊長が迫ってきています


「どうなの?」


「え、えっとですね、好きというかその、気になるというか、…もっと西住隊長の事を知りたいというか…」


「そっかぁ…それで、わたしの部屋に忍び込んでエリカさんとのエッチを覗き見してたんだね…?」


「あ、あれはその、違くて…」


「違うの?澤さんは、先輩のエッチを覗き見して興奮しちゃう変態さんでしょ?」


「あ、あぁぁ…」


「ほら、正直に答えたらご褒美あげるよ?」


「ご褒美…?」


「うん、澤さんの言う事な〜んでも聞いてあげる」


西住隊長が覆いかぶさってきて、お互いの息が感じ取れるくらいまで顔が近づいています

もう頭はぐちゃぐちゃです


「な、なんでも…」


「うん、だから…白状しなさい?」


「あ…わ、わたしは…」


「うん」


「わたしは…西住隊長の…エッチを覗き見して、興奮しちゃった…変態です…」


わたしの中で、何かが壊れる音がしました

今まで比較的「良い子」として生きてきましたが、もう元には戻れないでしょう


「ふふ…他には?なにか隠してる事はないかな?」


「あ…その…西住隊長のブラジャーの匂いを嗅いだり…隊長の事を考えて…自分で、アソコを弄ったりしていました…」


「ふ〜ん…わたしの匂い好き?」


「はい…好きです…」


「じゃあ…」


西住隊長は腰を浮かし、わたしの顔の上まで移動させて、降ろしました


「んむぅ!?」


「はい、ご褒美…いっぱい嗅いでいいよ」


西住隊長の…アソコとお尻が下着一枚挟んでわたしの顔に乗っかっています


「〜っ〜〜っ」


「ふふ、息しづらいかな?でもまだダメだよ、これはお仕置きでもあるんだから」


いい、お仕置きでもいいからずっとこのままでいたい…


「はい、おしまい」


「ふぁっ…はぁ…はぁ…」


「どうだった?」


「も、もういっひゃい」


「ん?」


「もう一回してくださぃ…」


「本当に変態さんだね…」


「でももう終わり」


西住隊長はわたしの顔から下半身を離してしまいます


「んぅ〜っどうしてぇ…」


「ふふっ、かわいいなぁ…シャワー浴びてこよっか」

「あっでも変態さんに身体を見られるのは恥ずかしいなぁ…」


そう言って西住隊長はタンスの引き出しからなにかを持ってきました

あれは…アイマスク?


「はい、それじゃあいこっか」


目隠しをしたわたしを支えてくれながらお風呂に向かいます


「脱がすね…」


西住隊長に制服と下着を脱がされます

どうしよう…もう身体が興奮しきっちゃってるのがバレちゃう…パンツを脱がされるときも、糸がひいてるのを感じました


浴室に入りシャワーを浴びます。西住隊長は全身くまなく、指の一本一本まで丁寧に洗ってくれました。それだけで何度も絶頂を迎えそうになりましたが


「イッたら今日は終わりだよ…」


と言われて、必死に堪えました。だらしない声も出ていたと思います


浴室を出てバスタオルで優しく身体を拭いてくれた後、ベッドに誘導されました


「はぁっ…はぁっ…」


仰向けに寝かされ、西住隊長が覆いかぶさって身体を密着させ、すりすりと揺らしてきます


「うっ…ふっ…」


「気持ちいいでしょう…」


こんなっ…抱き合うだけで気持ちいいなんて…愛液がどんどんアソコから零れて、ベッドを汚してしまいます


「ほら…澤さんと、わたしのどの部分が当たってるか言ってみて?」


「乳首です…」


「聞こえないよ?もっと詳しく」


「わ、わたしの乳首と…隊長の乳首っが…擦れてます…」


「ふふっ、痛そうなくらい膨れてるね…」


そういうと西住隊長はわたしの乳首を口に含みました


「んあぁん!」


身体中に電気が走るような感覚でした。自分で触った時はこんなことなかったのに


どれぐらいの時間、西住隊長に胸を弄ばれたでしょう。優しく、時には痛いくらいに揉んだり乳首を舐めて、吸って、甘噛みして…みっともないくらい腰をくねらせて、必死にイクのを我慢してましたが


「た、たいひょお…」


「ん、なーに?」


「もう…いっひゃいまふ…」


「…いいよ…」


だらしなく開いていた口に、西住隊長の舌が進入してきました

容赦なくわたしの口内を犯し、ジュルジュルと卑猥な音を立てながら舌を吸われ、わたしは、声にならない声をあげながら絶頂してしまいました



「あ……ふぅ……」


「はぁ…澤さん…気持ちよかった?」


「ふぁい…」


「そっか…ねぇ澤さん、わたしはまだ満足できてないんだけどなぁ…」


「あ…」


アイマスクが取られました

西住隊長は脚を開きアソコが丸見えの体制になっています


「あ……」


凄く…綺麗です…うっすらとですが、濡れているように見えます。西住隊長も感じてくれていたんだと思って凄く嬉しくなりました

顔が自然と西住隊長のアソコに吸い寄せられますが、あと少しのところで頭を抑えられます


「ふふっ…わたしの1番大事なところに何する気なの?」


「な、舐めひゃいです…」


「どうしようかなぁ…」


西住隊長のアソコを舐めようと馬鹿みたいに舌を伸ばして、きっとすごい間抜け面だったことでしょう

でももう、そんな事を気にする理性は残っていませんでした


「じゃあ…1つ約束して。今度の日曜日にまたうちに来てほしいんだけど…それまでオナニー我慢できる?」


「しまひゅっ、しまひゅからぁ!」


「ふふっ、約束だよ…」


抑えていた手がふっと解かれ、やっと愛撫することができました

熱くて、頭がクラクラするくらい甘い匂いのする西住隊長のアソコを、わたしはまるで獣のように舐め続けました

顔を愛液でべちゃべちゃにして、ジュルジュルと卑猥な音を立てて一心不乱に

こんな姿を見られたらわたしはもう、西住隊長に心も身体も捧げるしかありません。この人に尽くす事ができるのが幸せでした

昨日までは、好きかどうかもはっきりしていなかったはずなのに、この2時間程で完全に籠絡されました


「んっ…いいよ、梓ちゃん…もっと舐めて…」


名前で読んでくれた…その事だけで、わたしはまた軽く絶頂してしまいました


「ふっ…んぅっ…!!」


ビクッと、西住隊長の身体が震えました。イッたんだ…わたしが、西住隊長をイカせた…


「はあっ…はあっ……ふふっ…梓ちゃん、目が怖いよ…」


「あっ…すみません…」


「謝ることじゃないよ…こっちきて」


抱き合うような体勢になり、西住隊長が耳元で囁きます


「また、今度の日曜日にね…約束はちゃんと守るんだよ?」


「はい…」


「いろんなこと、教えてあげるから…」


どうしよう…我慢できるかな…


澤梓その2



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