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ある日、広瀬康一は学校の授業で必要なコンパスを買いに文房具屋を探し回っていた

康一「まいったな...みんないっぺんに買いに行くもんだから学校の近くの文房具屋はどこも売り切れだよ...」ﾄｺﾄｺ

康一「お？あれは露伴先生だ、おーい露伴先生ー！何してるんですか？」

露伴「ン？ああ、康一君、実は最近ここらで変な噂が流れててね、それについて取材しようと思ってたんだ」

康一「噂...ですか？」

露伴「ああ、君は『神隠し』って知っているかい？」

康一「はい、突然人が居なくなったりするあれですよね......ハッ！もしかして！？」

露伴「そう！この先に人通りの少ない道があるだろ？そこに行くと神隠しに遭うという噂が流れててね」

康一「...もしかして何かのスタンドですか！？」

露伴「その可能性もある、どちらにしろいいネタになればいいんだがな。...もちろん君も来るだろ？」

康一「ええ！？」

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康一 (……結局、無理矢理連れてこられてしまった...)

露伴「...この辺だな」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

康一「確かに...なんか雰囲気ありますね……」

露伴「ﾌﾑ...しかし何もないな、やっぱりただの噂だったのか？」

康一「...あ、猫がいますよ！可愛いなあ、美猫っていうんですかあ？毛並みも綺麗だし、誰かの飼い猫かな」

ﾆｬｰﾝ

露伴「あのなぁ康一君、僕等は猫を見に来た訳じゃあないんだぞ。」

康一 (あれ？この猫...なんか変だぞ……) ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

康一 (ハッ！この猫！足が！いや！下半身が！沈んでいっているッ！そしてなんだァ！？この空間にできた『隙間』のようなものはッ！) ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

康一「とにかく助けなきゃ！エコーズ！」

康一はエコーズを出して猫が入っていく空間に突っ込ませた！

康一 (なんだこの空間はッ！猫は完全に飲み込まれてしまっているしエコーズがどこまでも入って行くぞ？このままじゃ助けられない！もう飛び込むしかッ！)

康一は謎の隙間に飛び込んだ！

露伴「急にどうした康一く...(なにィ！康一君の体が！どんどん空間に沈んでいっているッ！)

露伴「大丈夫か！康一君！」

露伴が隙間に向かって叫ぶと隙間からエコーズが飛び出してきた

エコーズact1「『今』は大丈夫です！だけどこの先はわからない！承太郎さん達を呼んできてください！どうやらこの隙間はどこかにつながっt」ｳﾞｫﾝ

露伴「康一君ッ！......やはり神隠しの噂は本当だったのか...とりあえず承太郎さんの所に行かなくてはッ！」

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康一「くそッエコーズの射程距離外か！でも本当に何なんだこの空間は...体に異常は無いみたいだ……でもあちらこちらに目のようなものが浮かんでて...どっちが上でどっちが下かわからなくなってきそうだ...」

ｽﾞｱｯ

康一「な...なにぃいい！？僕の足元に急に隙間がッ」

康一「落ちるぅうぅぅうううう！」

To Be Continued...