2018-03-30 03:27:58 更新

概要

やっと前編完成したぁぁぁぁぁぁぁ(発狂中)。更新すっごく遅くて申し訳ございません。最近他の人のSSを見てると俺のがどれだけクソってるのか感じてしまうっす(笑)第8話は少し長めにしてみました。(1万字が近かったから伸ばしたとは言ってない)投稿した後に色々と変えてすみません(特に題名)なんとか後編も書けるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。誤字雑字の報告や色々なコメント待ってます。では後編で


前書き

初めてSSを書きますので誤字等があると思いますがご了承ください。後、この作品は、1部他作品からの引用等しておりますのでご了承ください。
登場人物
・ショバン…今作品の主人公的存在。オリキャラ。カントー図鑑000、全国図鑑998。通常、図鑑に表示されない。表示するには裏コードを音声入力させる必要がある。人の言葉が喋れる。何か壮絶な過去があるようだ……。

メモリーコンタクト
1部の技を除きすべての技を自身の思うとおりに出せる
・ケツバン…カントー図鑑152、全国図鑑999。ショバンの親友。ケツバンも音声入力が必要。人の言葉が喋れる。行方不明。

悪あがき
メモリーコンタクト
エレメンタルブラスト
その他にもレッド・サカキ・オーキド等のキャラクターを出す予定です。設定は漫画「ポケットモンスターspecial」や他の作品の設定を使わさせていただきます。尚、第0章は回想シーンとなっております。何かありましたら、コメントの方をお願いします。バンバン書いてね。グダグダ感が否めません…………。コメント頂けますとありがたいです


第0話:???

………試作品が逃げたぞ………

…そう遠くまで行ってないはずだ、探し出せ…

?1「やっと抜け出せたね」

?2「そうだな、でもここにいると見つかるのも時間の問題だ。あの建物の中に隠れよう」






………どこにかくれやがった?………

…俺はあっちを探す。お前はあっちを探せ!…

?1「クソ、なんで僕達はいろんな奴に狙われる!?」

?2「そんな事、今言ったってしょうがないだろ!」

??「いたぞ、こっちだ!」

?2「ち、見つかったか。逃げるぞ!」






?2「ち、このままじゃキリがないし、ジリ損だ。1回二手に別れて隠れよう。で、一段落した後にどこかで合流しよう」

?1「じゃあ、場所はシロガネ山で!!」

?2「わかった。じゃあシロガネ山で会おう」

?1「わかった。お互いに逃げ切ろうな!!」

?2「おう」


第0話end


第1話:記憶喪失

?2「後、少し、後少しで、シロガネ山に、着く。だからそこまで、頑張らない、と」フラフラ


30分後

?2「やっと、着いた。ここが、シロガネ山、か」

?2「まだ、あいつは、着いていない、ようだな」

?2「もう、この身体じゃ、限界、かな。ごめんな」|彡ッバタン



レッド「倒れてる、助けないと」

リザードン「俺の背中に乗せな」

エーフィ「それにしても何者かしら?ポケモンっぽいけどこんなポケモン知らないし」

ピカチュウ「人にも見えるしね」

カビゴン「新種なんじゃない?」

カメックス「取り敢えず、いつもの小屋に戻ろうよ」

レッド「そうだね」


レッドは?2をリザードンに乗せていつもの小屋に戻った。尚、レッドはシロガネ山にこもっている間、日中はポケモン達を鍛えている。そして、飯時や夜になるとシロガネ山の頂上の奥に隠れ建っている小屋に戻って休んでいる。この小屋はシロガネ山来てまもない頃に発見した。何かポケモンの研究所だったらしく色々な設備が揃っていた。無論、ポケモンの回復装置も存在している。


レッド「それにしても凄い傷の量だね」

フシギバナ「ここに来る前に何かに襲われていたんだろうな」

レッド「取り敢えず、装置に入れてと。目が覚めるまで放置しておこう。取り敢えず、こんな時間だし夜ご飯にするか。」



夜ご飯食べながら

レッド「それにしても何者なのかな?」

エーフィ「只者じゃなそうだね」

ピカチュウ「新種のポケモンかもしれないから図鑑で調べてみれば」

レッド「実は試してみたんだけど………」

図鑑「ショバン…………不明………ガガガ」

リザードン「バグっているのか?それともとうとう壊れたか」

レッド「壊れてはいないと思う。取り敢えず目が覚めたら本人聞いてみよう」

カメックス「そうだね」


次の日

?2=ショバン「俺は……」

レッド「起きたね。おはよう。大丈夫かな?」

ショバン「あぁ、大丈夫だ。で、君は誰だい?」

レッド「俺はレッド、ポケモントレーナーさ」

エーフィ「目覚めたばかりで申し訳ないけど質問するわね。貴方は何者なの?」

ショバン「俺は………」

ピカチュウ「どうしたんだい?」

ショバン「俺は誰なんだ?何者なんだ?」

フシギバナ「これってもしや」

レッド「記憶喪失だね」

リザードン「あんだけ傷を負ってたんだ。こうなるのもうなずけるな」

エーフィ「わかったわ。なら、貴方分かる事だけ教えてもらえる?」

ショバン「シロガネ山で約束………ショバン……オーキド……」

カメックス「ショバンは図鑑でも出てたな」

レッド「名前って事だね」

リザードン「オーキドはあの博士の事だからやっぱり新種のポケモンなんだろう」

カビゴン「シロガネ山の約束は誰かとやくそくしてたんじゃない」

レッド「それでシロガネ山に来る途中に何者かに襲われて友達とはぐれた感じかな」

ピカチュウ「取り敢えず、新種のポケモンってわかったんなら、オーキドの元へ……」

ショバン「待って、それだけはやめて!!!!」

レッド「どうしたの?何か思い出したのかい?」

ショバン「いや、そうじゃないんだ。ただ、オーキドの所へは行ってはいけない気がするんだ」

リザードン「じゃあ、どうするんだ?」

レッド「まず、君の強さを見せてくれないか?この山にいるモンスターを倒してみてくれる?」

ショバン「あぁ、構わないよ。ただ、1つだけいいかな?」

レッド「?」

ショバン「先に君の実力を知りたい。この山のモンスターを1体倒してみてくれない?」

レッド「どうしてだい?」

ショバン「君が強いのはオーラや雰囲気でわかるよ。でもどれくらい強いのか知っておきたいし、何か思い出すかもしれないしね」

レッド「わかった」


こうして、ショバンとレッド達はシロガネ山の頂上に向かっていったのであった

第1話end


第2話:思い出の御業(メモリーコンタクト)

ショバンとレッド達は頂上に着くと、クロバットやサイドン等数匹を見つけバトルをしていた。

レッド「ピカチュウ、10万ボルト。エーフィ、サイコキネシス。カメックス、吹雪。」

レッドのポケモンの攻撃が決まり次々に倒れてく野生のポケモン達。

ショバン「的確に攻撃を当てつつ、回避率も高い。やはり強いな、レッドは」

レッド達の素晴らしさに感心しているとバトルは終わったようだった。

レッド「これでどうかな?」

ショバン「充分に伝わってきたよ、君の強さが。では、早速始めよう。ただ、どのモンスターを倒せばいい?」

レッド「俺のリザードンを倒してみてくれないかな?」

ショバン「この山のモンスターじゃなかったかな?」

レッド「ちょっとね、変更するよ。それにリザードンも戦いたいらしいし。」

リザードン「お前強そうだからな」

ショバン「わかった、やってみる」

レッド「じゃあ、バトル開始!リザードン、火炎放射!!」

リザードン「喰らえ!」

ショバン「ち、強いな。なら、こっちも思い出の御業(メモリーコンタクト)!!」

リザードン「なんだ、この技は!」

ショバン「この技はその名の通り、俺の記憶から技を出す攻撃さ。今のは10万ボルト」

エーフィ「成程、それで先に私達に戦わせたのね」

ショバン「そういうこと、これで結構削れたはず!」

レッド「でも、一撃で倒さなかったのは君の失敗だね、リザードンの特性は猛火!体力が少ない時に火力があがる!いけっ、リザードンブラストバーン!!」

ショバン「なに!ならこっちはメモリーコンタクトでストーンエッジだ!!」

ストーンエッジがリザードンの翼に当たり効果抜群で戦闘不能に。

レッド「君、本当に強いね」

ショバン「これでどうかな?」

レッド「いいよ、一緒についておいで」


こうしてショバンはレッドに、ついていくことにしたのであった。

第2話end


第3話:来訪者

リザードンとの戦いが終わった後、ショバンはレッド達と一緒に行動することにした。とはいうもののやる事はレベルを上げること以外ほとんど無い為、シロガネ山の山中に入ってはバトルを繰り返していた。そして、一通りバトルが終わった後は食料調達し、料理を作り、小屋の清掃をしていた。意外と家事がうまく出来ていた。レッドは「そこまでしなくても………」と1度言った事はあるのだがショバンは「居候みたいなもんだからこれくらいやらせて欲しい」と言われたので気にしないことにしている。その他にやっている事と言えばこの小屋を調べる事ぐらいだろう。元々調べたいと思っていたレッドであったが勝手に触って危ない目に合いたくないらしい。それで避けていたのだが、ショバンがこの小屋に見覚えがあるような気がすると言うので記憶探しがてらに調べてもらっているご様子。今のところ成果はほとんど無いがいつしか思い出すだろうとの事。

そんなこんなことをして3ヵ月位たったある日の事。いつも通りレベル上げることを終わらせて小屋に戻ろうとした時だった。

ギャラドス「たきのぼりでもくらえ!!」

ショバン「危な!ってギャラドス?水辺のモンスターがなぜ?」

質問には答えずギャラドスは攻撃の手を緩めない。しかし、その攻撃を間一髪で避けている。ギャラドスが攻撃特化である。当たればただではすまないことを知っていた。そして、特性が威嚇である事も。

ショバン「ならば、メモリーコンタクトで十万ボルト!!」

ギャラドスの一瞬の隙に放った攻撃は効果抜群!しかも急所に当たり戦闘不能に。なんとか勝てたようだ。

ショバン「ふぅ、なんとか倒せた」

ギャラドス「ちっ、俺の負けか」

ショバン「じゃあ、お聞かせ願おうか?そこに隠れている張本人に」

とギャラドスの右手後ろの方を指した。

ギャラドス「!?気付いていたのか?」

ショバン「あぁ、凄いオーラが出ていたのでな。しかもお前さん、気をつけているようだったが、2~3回位チラチラ見ていたしな」

???「ほぅ。お前さんなかなかやるみたいだな」

ショバン「君もなかなかやりそうだけど?このギャラドスといい、君のオーラといい、レッドと似た雰囲気を感じるね」

???「やっぱり、レッドの仲間か」

ショバン「いや、居候しているだけさ。取り敢えず、顔だしなよ」

???「わかった」

そうして出てきたのはレッドと歳は変わらなさそうな少年トレーナーであった。しかし、そこから放たれるオーラは絶大なるものを感じて取れた。

ショバン「お前さんの名前は?」

???=グリーン「グリーンだ、お前は?」

ショバン「ショバンだ。見ての通りポケモンではあるのはわかっているがそれ以外は思い出せん。それでレッドの所で居候させてもらっている者だ」

グリーン「へぇ〜。」

ショバン「君はレッドの知り合いか?」

グリーン「知り合いも何も………」

と言いかけたところにレッド達がやってきた。

レッド「やっぱり、さっきの戦闘音はグリーン達か。」

グリーン「よっ、久しぶりだな。」

レッド「そうだな。半年ぶりだな」

グリーン「たまにはおふくろさんにも顔だしてやれよ」

レッド「あ、そうだ。このポケモン。三ヶ月前に見つけたんだ。」

グリーン「それはさっきこいつから聞いた。」

ショバン「で、そちらさんは?」

レッド「彼はグリーン。同じ街で育ったライバルでもあり幼なじみさ。」

ショバン「へぇ〜。だからこいつからも凄いオーラを感じたのか」

レッド「あぁ、彼は強いよ。まぁその辺の詳しい話は小屋で話そう」

グリーン「そうだな」

ショバン「わかった」

こうして3人は小屋に戻るのであった。

第3話end


第4話:雑談

小屋に戻った3人は過去話や世間話などをしていた。

グリーン「ロケット団、倒しても倒してもすぐ復活してきたよな」

レッド「確かにね。意味あるのかなって思うぐらいね」

グリーン「そして、また復活したし」

レッド「本当か?懲りない奴らだな」

グリーン「あぁ。しかもサカキのヤツがロケット団作った理由が息子のシルバー探す為だもんな」

ショバン(ロケット団にサカキ、聞き覚えがあるような)

レッド「どうしたの?」

ショバン「いや、何でもない」

ショバン(レッドに心配かけないようにしないとな)

グリーン「ってこんな時間か」

時計は19時を表していた。

レッド「本当だな。ご飯食べて帰りなよ」

グリーン「お、そうかなら遠慮なく」

ショバン「今から飯作るから待っててね」

ショバンは飯を作るためにキッチンに行った。

グリーン「あいつ、何者なんだ」

レッド「俺にもわからないんだ」

グリーン「あいつ、そうとう修羅場を超えてきている目をしている。オーラも尋常じゃない」

レッド「それは俺も感じた」

グリーン「記憶さえあればな、なんとかしてやれるのにな」

レッド「あぁ。ただ、ロケット団とサカキの話した時に少し反応していたな」

グリーン「あいつも関係者なのか?」

レッド「いや、多分関係はしていると思うけど違うと思う。反応の仕方がいやがってる感じだ」

グリーン「とりあえず、この件はまだ動かないようにしておこう。あいつの記憶が無いし、第一情報が少な過ぎる。ジジイにも黙っておこう。これも嫌そうな反応見せたんだろ?」

レッド「あぁ、だからそうしてもらえると助かる。あ、博士で思い出したんだが例の件はどうなってるかな?」

グリーン「あぁ、まだ確証は無いが嫌な予感は的中していると思う。結構におうな。だからもうちょい少しずつでも探ってみるつもりさ」

レッド「あぁ、そっちの方も頼みたい。だが、気をつけなよ。相手はお前の爺ちゃんとはいえ、あそこまで登りつめた男だ。孫とはいえ何をしでかすかわからない」

グリーン「わかってる。だが、俺にしかできないからな、この件は。だからギリギリのところまでやるまでだ」

レッド「あぁ、よろしく頼む」

尚、この会話は2人にしか聞こえない位小さな声で話されている。

ショバン「飯ができたよ」

レッド「できたか、今日は何作ったの?」

ショバン「今日はお客さんがいるからね。ちょうどトージョーの滝で魚が大漁だったから海鮮丼さ」

グリーン「おぉ、海鮮丼久しぶりに食べるぜ」

レッド「こいつの料理美味しいよ。俺が保証するよ」

ショバン「じゃあレッドもグリーンもポケモン出して。ポケモン分もあるから」

グリーン「わかった、出てこいお前達」

ショバン「では」

皆「頂きます!!」

グリーン「美味ぇ!!久しぶりにこんなに美味いもん食べたわ」

レッド「でしょ!」

ショバン「口に合って良かったよ」

こうして、皆でご飯を食べるのであった。忍び寄る影が距離を詰めていると知る由もなしに。

第4話:end


第5話:ロケット団の襲撃

飯を食べ終えたグリーンは帰宅しようとしていた。

グリーン「俺そろそろ帰るとするわ」

レッド「大丈夫か?もうこんなに遅い時間だし泊まっていっても構わないよ」

時計は21時半を指していた。

グリーン「大丈夫だ。それに遅くなるとナナミお姉ちゃんに心配かけるしな」

レッド「そうか、気をつけなよ。外結構寒いから」

グリーン「わかってるって。それじゃあ、かえ………」

ショバン「待って、外に『お客様』がお見えになってるよ」

グリーン「やっぱり、後つけられてたのか」

レッド「誰が目的なんだろうな」

グリーン「俺かお前しかいないだろ」

ショバン「いや、多分俺狙いだと思う」

グリーン「何故そう思う?」

ショバン「レッドならずっと前からここにいる訳だから今じゃなくてももっと前とかに来ても構わない筈だ。グリーンの場合もこんな山奥じゃなくても他のところでも狙えた筈。となれば俺以外いない筈だ」

グリーン「なるほど」

ショバン「それにこのオーラ、完全に俺を狙ってやがる」

と言うとドアを開けて数歩進むと木の影に向かって叫んだ。

ショバン「と言う訳でそろそろ出てきてもらおうか。狙いは俺なんだろ?」

すると出てきたのはRの文字がでかでかと書かれている服を着た人達がぞろぞろ出てきた。つまり、ロケット団だ。人数は30人程度である。

団員1「お前が謎のポケモン、ショバンか!」

ショバン「あぁ、俺がショバンだ」

団員2「お前をここで捕まえろとの命令が出たのでな、大人しく縄について貰おうか」

そういうとポケモンを次々に出してきた。

その時だった。ショバンに記憶が流れてきたのは。

(なんだ、この記憶は!……あぁ、そうか俺はこいつらにも追われていたのか)

ショバン「お断りさせてもらうよ」

団員1「なら、これでも喰らえ!ゴルバット、燕返し!」

レッド「ピカチュウ、十万ボルト!」

グリーン「ギャラドス、氷の牙!」

ショバン「二人ともありがとう」

グリーン「どうってことねぇよ、。おいお前ら、人の帰宅を邪魔するって事は覚悟は出来ているんだろうな!」

レッド「人の家に攻めに来ている覚悟もな」

団員1「レッドにグリーンだと!?強すぎる」

レッドとグリーンの登場で団員達は慌て始める。そこへ幹部らしき女性が一喝する。

女幹部「狼狽えるな!元よりそのつもりで来ている。陣形を崩すな!」

グリーン「って、お前ナツメじゃないか!」

レッド「どうして!?1回抜けたんじゃ……」

女幹部=ナツメ「いや、誰も抜けたとは言っていない。それに幹部だし、そう簡単に抜けるなんて思う?フーディン、サイコキネシス!」

ショバン「メモリーコンタクトで、悪の波動!」

ナツメ「強いわね、あなた。それでこそ捕まえがいがあるってものよ。フーディン、もう1度!」

ショバン「ならこっちもだ!」

こうしてロケット団vsレッド・グリーン・ショバンの激しい戦いがシロガネ山で始まったのであった。

第5話:end


第6話:サカキ

バトルはショバンVSナツメ、レッド&グリーンVS団員という形になっていた。ショバンとナツメの戦いは激しく接戦になっていたがレッド&グリーンの方は一方的であった。元よりカントー地方の最強2人組である。かなうやつなどはほとんどいない。ましては幹部でもない団員などでは抑えきれる訳が無い。1人、また1人と負けていくのは仕方が無い事である。

団員3「つ、強過ぎる!」

グリーン「弱過ぎて話にならないな」

レッド「せめて、もう少し楽しませて欲しかったよね」

そして、団員は1人残らず敗北を喫した。

ショバン「あちらは終わったみたいだな」

ナツメ「ち、使えない。もっと持ちこたえなさいよ」

団員4「とは言っても相手は最強ですよ」

団員5「叶うわけがないですよ」

ショバン「じゃあ、そろそろこっちも決着つけようか」

ナツメ「なに!?」

ショバン「喰らいやがれ!」

メモリーコンタクトにより発動されたシザークロスがフーディンの急所に当たり戦闘不能に。ショバンはナツメに勝った。

ナツメ「ちっ、今回の所は見逃す。次はただじゃおかないから。お前ら撤収するよ!」

ナツメがそう告げるよと団員達はせっせと撤収していった。

レッド「ふぅ、何とか勝ったな」

ショバン「と言いながら、圧勝だったくせに」

グリーン「本当にあいつら弱いよな」

レッド「ナツメは少し強くなってたけどね」

グリーン「あぁ、まぁそのナツメを倒せるこいつも尋常じゃないけどな」

ショバン「Σ\( ̄д ̄;)ォィォィ。そういえば、記憶が戻ったよ。」

レッド「本当か?」

ショバン「あぁ、ある程度だがな。その話は中に戻ってからにしよう」

と小屋に戻った後、ロケット団が忘れ物したから届けてくると伝え、外に出た。レッドが大丈夫か?と聞いたが大丈夫。もし何かするならさっきのうちにやっているはずと伝えた。そして、小屋が見えなくなった所で歩を止めた。

「出てきてもらおうか?ずっとそこにかくれていたのは気づいている」

???「ほぅ、流石勘だけは冴えているな」

そうして出てきたのはサラリーマンやビジネスマンが来ているような全身黒一色の服を着た中年男性だった。胸にはRの文字。つまりこの中年男性こそが元トキワシティのジムリーダーにしてロケット団のボス、サカキそのひとである。

サカキ「こんな所で会えるなんてな」

ショバン「追ってきたくせに。そもそも何故まだ俺を狙っている?大体予想つくけどな」

サカキ「ほぅ、なら聞いてみようか。君の予想とやらを」

ショバン「前までは息子を探す為だったな。それを手伝った事もあったな。そのわがままに着いてきてくれた仲間達への親心的なヤツが働いているのだろ。それにお前の所に行ったらシルバーとの親子対決の時に駆り出されるのだろ」

サカキ「よくわかっているじゃないか。なら、お願いしたいのだが」

ショバン「断る事だってわかっているだろう。悪さに手を貸すかよ」

サカキ「なら、力ずくでも奪うまで。 ガルーラ!」

こうしてサカキとのバトルが始まったのであった。

第6話:end


第7話:vsサカキ

ショバンとサカキのバトルが始まる前、レッドとグリーン。

グリーン「あいつ、なにか隠してるな」

レッド「あぁ、確かに隠してる」

グリーン「あいつの事、追ってみるか」

レッド「あぁ、行ってみよう」

サカキとショバンのバトルに戻り。

ショバン「吹雪」

サカキ「避けてメガトンパンチ!!」

技と技がぶつかり合う直前に両方が避ける。しかし、ガルーラは避けるのがほんの僅かに遅れかすらせてしまう。

サカキ「ガルーラ、瓦割り!」

ショバン「冷凍ビーム」

瓦割りが当たる前に冷凍ビームが命中。先程の吹雪がかすった所から氷漬けになっていく。

ショバン「これでおしまい、気合玉!!」

氷漬けになったガルーラに避けるすべなしで効果抜群!!戦闘不能に。

サカキ「ち、戻れガルーラ。行け、ドサイドン!」

ショバン「へぇ、進化させたんだ」

サカキ「あぁ、お前を倒す為にな」

ショバン「なら、倒してみろ!」

サカキ「ドサイドン、つのドリル!」

ショバン「地震」

サカキ「突進!」

ショバン「波動弾」

サカキ「10万ボルト!」

ショバン「波乗り!」

突進は喰らってしまったが他の技はすんでのところで避けて相手にダメージを蓄積し何とか倒した。

ショバン「これで終わりかい?」

サカキ「いや、最後にもう一体と遊んでもらおう。行け、バンギラス!」

ショバン「バンギラスなら、アイアンヘッド!」

サカキ「ストーンエッジ」

アイアンヘッドを当てれたもののストーンエッジがかすってしまう。

ショバン「ち、痛いな。それなら波動弾!」

サカキ「悪の波動!」

波動弾が悪の波動で相殺されて衝撃だけが両方を襲う。そして、衝撃が収まってサカキが目を開けるとショバンがいない。そして、気づかぬままショバンの穴を掘る攻撃を喰らい効果抜群でバンギラスの巨体が倒れる。戦闘不能に。

こうしてサカキとのバトルはショバンの勝利となったのであった。

第7話:end


第8話:裏コード

何とかサカキに勝てたショバンはサカキと少し話す事にした。

ショバン「サカキ、また一段と強くなったな」

サカキ「ふん、勝った奴にそんな事言われても嬉しくない。俺は負けたんだ、何か聞きたいことがあるんだろ」

ショバン「そうだな。なら単刀直入に聞こう。ケツバンの事だ。どこにいるか知っているか?」

サカキ「いや、知らんな。そもそも、今回ここを襲ったのもお前がいるからお前を捕まえるとともに一緒にいるであろうケツバンを捕まえに来たんだがな。」

ショバン「あいつとは1度分かれたのさ。で、ほとぼりが冷めた時にこのシロガネ山で会う予定だったんだがな。何となくだが嫌な予感がしてな」

サカキ「生憎、こっちも情報を獲てない」

ショバン「なら、勝った御褒美にケツバンを探してくれないか?」

サカキ「ほぅ、御褒美か。まぁ、いいだろう。負けたのだからな」

ショバン「よろしく頼むよ」

サカキ「あぁ、それは任せろ」

ショバン「じゃあ、情報を得たら前と同じくこの通信機で送って欲しい。チャンネルも同じだ」

サカキ「わかった。ではまた今度な、遊びに来てやる」

ショバン「待っててやるよ」

ショバンはサカキが見えなくなるのを確認した。

ショバン「で、いつまで盗み聞きしてるつもりかな?お二人さん」

グリーン「ちぇ、バレてたのかよ」

レッド「自信あったのになぁ」

ショバン「とっくに気づいてたよ。とりま、今度こそ戻って話そうか、俺の記憶について」

そうして、3人は小屋に戻った。

レッド「じゃあ聞かせてもらおうか」

ショバン「あぁ、とその前に君たちポケモン図鑑持っているんだよね?」

レッド「あぁ、持ってるよ。それがどうしたの?」

ショバン「図鑑を貸してくれないか?」

グリーン「あぁ、構わないがどうするつもりだ?」

ショバン「ちょっと裏コードを入力するだけさ」

2人「裏コード?」

ショバン「あぁ、俺とか図鑑に載ってないモンスターを表示する為のコードさ」

するとショバンは二人の図鑑にコードを音声入力し始めた。裏コードは全部数字であった。

ポケモン図鑑「裏コード音声入力で確認中…………。裏コード入力完了。認証オールクリア。データベースを表示します。………。表示完了。」ショバン「よしっ、入力終わったよ。見てご覧」

2人「!?」

2人が見たものは果ての無い膨大なデータであった。そのデータの殆どが人工的ポケモンや強制進化等のデータであった。中には生々しい写真が有り見ているだけで吐き気がしない方がおかしいようなものばかりであった。人としてありえないような事をまさかグリーンのおじいちゃんでありポケモン業界の最高権威と謳われているオーキド博士がやっていたのだ。そして、自分達はそれを手伝った形になっていたのだ。流石に言葉を失う2人。そして、本当の真実をショバンから語られるのは次回に回そうと思う。

第8話:end


第9話:ショバンの過去1

データを見た後、一段落ついてから2人から質問攻めに合うショバン

グリーン「これは、どういう事だ!」

ショバン「そのままの意味だよ。オーキドはポケモンの研究と言いながら裏ではこんな事をしているのさ」

レッド「確かに、何か裏が有りそうだから俺達も気付かれないように動いていたのだけど、まさかこんな所から出てくるとは」

ショバン「君達探していたんだな。どこまで辿りついたかな?」

レッド「マスターボールがポケモンの脳波を直接書き換えれる事とポケモン図鑑を使ってポケモンの脳波を確かめていることかな」

グリーン「後はレッドが持ってるミューツーが作られたポケモンって事だな。ミューツーの件から俺達は調べようと思ったんだ」

ショバン「そうなんだ。まぁ、俺の記憶についての前にオーキドの過去を話すとするよ、その間に俺の記憶についても話すよ」

レッド「そうしてもらえると助かるよ」

グリーン「わかった」

ショバン「オーキドの狙いはポケモンの、この世界の掌握だ。そこでオーキドはポケモンを実力的にも催眠術的な意味でも操れるポケモンを生み出そうとした」

グリーン「世界の掌握にポケモンを操るだと!!そんなのおかしいだろ!」

ショバン「まぁ、話は最後まで聞けって。そこで色々な方法をとった。最初に行ったのが無垢な少年をポケモンにすることだった」

レッド「それが君だった訳か」

ショバン「あぁ、正確的には俺達なんだがな。俺ともう一人が候補として挙がった。それが最初のポケモン作成計画だった。俺ももう一人の奴も本名はとっくの昔だから忘れちまった。俺の方がショバン、もう一人の方がケツバンと名付けられた。俺達は人々の役に立つと言われてな、言われるがままにポケモンになった。俺もケツバンも乗り気だった。しかしある時たまたま耳にしてしまったのさ」

第9話:end


第10話:ショバンの過去2

ショバン「真実を知った俺達はすぐさまに行動、もとい暴走して逃亡した。因みにここは俺達用の研究所で逃げ出したのもここからさ。元々は温泉の山で吹雪で荒れてなかったんだがな。俺達が暴れたせいで気候が変わり、今現在の天候に至る訳だ」

レッド「どおりで回復装置とかがあるわけだ」

ショバン「あぁ、そして次に作られたのがミューツーだ。まぁこいつの事はお前ら知ってるだろ。俺のような素体なしでミュウの力を真似て1から作ろうとしたら暴走して研究所崩壊。現在ではポケモン屋敷として残ってるわけだ」

レッド「その頃、君達はどうしていたのさ?」

ショバン「サカキの所にいたさ」

グリーン「!?なんであんなところにいたのさ」

ショバン「匿って貰っていたのさ、オーキドからな。しかもお前ら勘違いしているけど元々ロケット団は悪の組織何かじゃないよ、むしろその逆さ」

レッド「何だって!?そんな馬鹿な」

ショバン「あぁ、紛れもない事実だよ。ポケモンに優しく接していこうって感じの団体だった。まぁ、目的が有名になり、息子のシルバーを探す為に作ったのだから仕方ないかな。そして、そのままシルバーに引き継ぐつもりだったらしい。これまたオーキドの工作員により悪い印象を与えられてしまった。それだったらこっちは悪の組織として活動してやるってね。当然、俺達は止めたが聞こうとしない。これは俺の責任だってね。だから俺達は脱出する事にした。でも相手はあのサカキ。後追いの手は緩めてくれなかった。そして、さらにオーキドの後追いもあったしな。その後追い達の戦いで傷ついた俺達は1度別れようってなった。ほとぼりが冷めた後ここで会おうってね。そして現在に至る訳だ」

黙り込む2人。先に口を開いたのはグリーンだった。

グリーン「許さねぇ。俺のじいちゃんとはいえやることには限度がある!」

レッド「あぁ、俺も許さない。オーキドを倒して、止めさせる!」

ショバン「2人ならそう言うと思ったよ。だけどお休み。メモリーコンタクト、催眠術」

レッド「な、なん…で」

ショバン「これは俺達が起こした事だ。俺がケリをつける!」

グリーン「く、くそ…」

2人が寝たのを確認すると小屋の奥の施設内部に入りコンピュータを起動した

第10話:end


第11話:突撃前夜

2人を寝かしたショバンは施設内部のコンピュータをいじり、通話昨日を起動させた。相手はもちろん、オーキドだ。

ショバン「久しぶりだな、オーキド」

オーキド「君がいつ顔出すか今か今かと待っておったぞ」

ショバン「それで感動の再開が今出来たわけだな、素晴らしいね」

オーキド「そのまま、こちらに来てもらえると更にこっちは嬉しいわけじゃが」

ショバン「そんな事する訳ねぇーだろうがよ!!お前を、お前らを絶対に止めてやる!!」

オーキド「それが出来るかな?」

ショバン「絶対にしてみせる!!今からお前の研究所を攻める!!今、通話しているのはそれを伝える為だ!!」

オーキド「かかってきたまえ!!ワシもとっておきを用意しておこうかのう」

ショバン「そんなの蹴散らしてやる!!それじゃあ、この後な。お前を許さん!!首を洗って待っておけ!!」

通話機能を切ると準備をして外に出て空を飛んだ。現在の時刻は6時半。目指すはもちろん、マサラタウンのオーキドの研究所だ。

第11話:end


第12話:開始!!マサラ戦争!!

ショバンはマサラタウンへ向かっている。目的はもちろん、オーキドの野望を阻止する為だ。しかし、カントー地方に入った所で足止めを食らっていた。トレーナーやブリーダー等によるポケモンの攻撃を受けていた。その原因になったのはこの一つのニュースであった。

オーキド「朝早くから失礼するのじゃ。全ての悪の根源のポケモン、ショバンを止めて欲しい。このポケモンは悪に関係する所に必ず現れるんじゃ。そして、その悪に加担をしているのじゃ。今まで公開してこなかったのはトレーナーの皆に迷惑が掛かると思ったからじゃよ。でも、先程ショバンから連絡があっての。全てのポケモンを倒すと言ってきたのじゃ。これはカントーの、いや、全ての街の危機じゃ。ワシが止めなきゃならぬのだが、この歳じゃ無理じゃ。そこで皆に頼みたい。あやつを止めて欲しい。倒しても構わない。止めてくれた方にはポケモン図鑑を特別に贈呈しようと思うのじゃ。よろしく頼むのじゃよ」

このニュースは瞬く間に全国に流され、トレーナーが我先にとカントーに集まったのである。それで我先に倒そうとポケモンを次々に出して技を繰り出してくる。それをまるで蝶でもまうかの如く避けていく。そして、一瞬の隙にポケモンに攻撃を与えていく。レッドやグリーン、サカキに比べれば弱かった。そして、包囲網に穴が空いた所からマサラタウンにむかっていった。それを繰り返してどんどん前に進んでいく。

モブ1「エアカッター」

ショバン「そんなのが当たるかよ、ストーンエッジ!!」

モブ2「ヘドロばくだん」

ショバン「火炎放射!!」

そして、その進んだ道の後ろには戦闘不能になったポケモンの山があちらこちら出来ていた。

ショバン「こんなんで俺を倒せるわけねぇだろ!!」

そして、一部のトレーナー達が後ずさりを始めた。

ショバン「ほら、どうした?かかって来いよ!!」

モブ3「言わせておけば!!インファイト!」

ショバン「龍の波動!!」

モブ達「ヾ(>y<;)ノうわぁぁ」

ショバン(こんなのがあのジジィの奥の手では無いはず。何をするつもりだ!!)

そうこうしているうちに、包囲網に一つあなが開けられた。そして、その真ん中には1つの人影が。

ショバン「あの時のガキか、久しぶりだな」

ワタル「ええ、お久しぶりです。我が師よ」

そう、ポケモンチャンピオンにして最強のドラゴン使い、そしてショバンの弟子になった事もあるワタルであった。

第12話:end


第13話:ワタル

ワタルはイエローと同じトキワの森生まれである。トキワの森の生まれを持つ者は生まれながらにして子供の時だけ能力が使える。イエローはポケモンとの心の会話ができ、懐かせる能力の持ち主である。そして、ワタルはイエローと同様にポケモンと心の会話ができ、なおかつ回復もできた。何故過去形なのかと言えばワタルも大人になったって事である。心の会話は出来るものの、回復の方はまるっきし出来なくなってしまっている。だが、回復ができた頃はある程度のポケモンは全回復できる程である。全回復できないと言えば体力系のカビゴンやラッキー程度である。それ以外は全ポケモンを全回復させる事ができた。しかも、全回復出来ない体力系のポケモンでも7~8割は回復できる程である。そんなワタルでも最初の頃は全然回復出来なかった。良くても2割程度である。そんなワタル少年は両親とフスべシティに引っ越した。フスべシティは通称、「龍の里」と呼ばれるほどドラゴンに関する情報が多くドラゴンポケモンも多い。ドラゴン使いがまず、訪れる場所である。ワタル少年もドラゴン使いを目指していた為、両親に無理を言って引っ越してもらった。そんな時に出会ったのが現在フスべシティのジムリーダー、イブキである。2人は本当に仲の良い兄妹のように遊んだ。兄妹の契も結んでいる。それ程仲が良かった。そんな時に、ショバンと出会った。

第13話:end


第14話:ワタルの願い

その日は少し曇っていた。2人はフスべシティの外へ大人達には内緒で出掛けてた。大人達にはフスべシティの外へは言ってはいけないと言われていた。理由は野生のポケモンが襲ってくるからである。それでも内緒で外へ出た2人。2人は興味本位で暗闇の洞穴に入り込んでしまった。暗闇の洞穴はその名の通り中は暗くどんな大人でもポケモンのフラッシュが無ければ迷う程である。そんな所に2人が入り、案の定迷ってしまう。しかもそこで野生のポケモンの尻尾を踏んでしまい、野生のポケモン達が怒りだし追いかけられるまでに。何とか振り切ったものの、イブキが怪我をしてしまう。ここで治さなければイブキは死んでしまう。しかし、医術の心得がある訳でもなく、トキワの森の能力もポケモンのみである。焦り出した時にショバンと出会ったのである。ショバンはオーキドとロケット団から隠れる場所にたまたま暗闇の洞穴を選んでいた。

ワタル「すみません、そこに誰か居るのですか?助けてください!!妹が怪我で死にそうなんです」

ショバン「子供なんかがこんなところ来るからそんなことになるんだ。俺は見ず知らずの奴なんかを救いたくない。諦めな」

ワタル「お願いします。妹が救われるなら何でもしますから!!」

ショバン「子供が何でもするとかほざいてんじゃねぇ!!」

ワタル「ビクッ」

ショバン「あぁ、すまない。でもな何も責任取れない子供がそんなことを言うんじゃない。しゃあーない。メモリーコンタクト、癒しの波動」

ワタル「!?人間じゃないの?」

ショバン「あぁ、元人間さ。今はポケモン。簡単に言えば人工ポケモンさ」

ワタル「どうしてポケモンに?」

ショバン「オーキドの野郎に騙されただけさ。ほら見てみろ。怪我は治ったぞ」

ワタル「本当だ。良かったぁ〜」

ショバン「後は少し寝かしつけておけば大丈夫だ。さぁ、家に帰りな。途中までついて行ってやるからさ」

ワタル「大人達に怒られるなぁ〜、(´Д`)ハァ…」

ショバン「心配させたんだから、しゃあーないだろ」

そして、暗闇の洞穴を抜けてちょっと歩いて行くとフスべシティが見えた。街の外まで探している声が聞こえてくる。

ワタル「あ、あの。ありがとうございました」

ショバン「いいよ」

ワタル「貴方のことを師匠って呼んでもよろしいでしょうか?」

ショバン「何でだい?」

ワタル「僕はトキワの森の生まれです。ポケモンの心の声が聞こえます。体力も回復できます。しかしポケモンバトルじゃあ弱いし、この力も全然使いこなしてない。だから修行して欲しいのです」

ショバン「お前、夢は何になるつもりだ?」

ワタル「最強のドラゴン使いになり、ポケモンチャンピオンになる事。そして、今日みたいな事を無くすこと。妹一人救えない自分を変えること!!」

ショバン「ヾ(≧▽≦)ノギャハハ。面白い!いいだろう。おまえを弟子として認めよう。その代わりに誰にも俺の事を教えるな!両親にも友達にもな」

ワタル「分かりました」

こうして2人は師弟関係となったのであった。

第14話:end


第15話:VSワタル

ショバン「お前はそうして修行をし、チャンピオンになった。そして、お前は見てきたはずだ、この世界の闇を」

ワタル「ええ、見てきましたよ。本当はどうしなきゃならないのかも分かる。でも、私はチャンピオン。私はその職務を全力で果たさなければならない!!そして、今私の職務はあなたを倒すこと。だからここであなたを倒します

!!」

ショバン「そうだ。それでいい。お前、いい目をするようになったな。なら、この俺も全力をもってお前に応えよう!!かかってこい!!」

こうして始まったバトルはチルタリス、ボーマンダ、フライゴン、カイリュー、キングドラの順番に倒されていった。しかし少しずつではあるがショバンのHPを削ってショバンのHPも残り40%ぐらいまでになっていた。

ショバン「お前、腕を上げたな」

ワタル「あなたを倒すことが今の私の夢でありますから」

ショバン「嬉しい事言ってくれるね。でも、まぁ負けないけどね」

ワタル「最後までやらないと分からないですよ!!行け、カイリュー」

ショバン「最後もカイリューか、龍の波動!!」

ワタル「逆鱗!!」

二つの技がぶつかり合った火力はほぼ互角。

ショバン「そっちがそうならこっちも逆鱗だ!!」

ワタル「カイリュー、全力で倒しに行け!!」

力と力のぶつかり合い。その衝撃波が周りへと伝わっていく。

ショバン「これで決める!!逆鱗!!」

ワタル「こっちも逆鱗だ!!」

気づくと周りにいたトレーナー達が勝負を見届けていた。そして、勝負の行方は!!!?

ショバン「あと1歩だったな、(*´д`*)ハァハァ」

のこりHP5%残してショバンが勝ったのであった。

第15話:end


第16話:師弟(ワタル)との共闘

ワタルとのバトルに勝利したショバン。

ショバン「お前も強くなったな」

ワタル「いいえ、まだまだです。それに負けてるのに褒められても嫌味でしかありません」

ショバン「ははっ、まぁええじゃんか。っとそのろに隠れているのがあの娘か」

ワタル「えぇ。こっちに来なさい、イブキ」

そう言われてカイリューに乗ってこっちに来る女性こそ、ショバンが助けたワタルの妹であり、現在故郷のフスべシティのジムリーダーのイブキである。

イブキ「この方が私達の恩人ですか?」

ワタル「あぁ、そして私の師匠さ」

イブキ「子供の頃は助けてもらいありがたいと思うけど、貴方が今私達の敵であることは変わらない。今度は私が勝負よ!!」

ワタル「やめなさい!!恩人にそんなことしろとは一度も教えてない!!」

イブキ「でも、このままだと兄者が…………」

ワタル「私の事はどうでも良い。それより私は師匠に着いていく」

イブキ「正気ですか!?」

ワタル「あぁ、正気さ。チャンピオンも返還する。そして、師匠と一緒にまた戦いたい!!」

ショバン「そうか、ならついてこい!!遅れるなよ」

ワタル「ええ!!任せておいてください」

ショバン「君はどうする?」

イブキ「私もついて行くわ。兄者の行くとこが私の道でもあるし。恩人に恩返ししなきゃならないしね。」

ショバン「そうか、なら手遅れするなよ」

イブキ「私を舐めないでよね!!」

こうして3人は手持ちのポケモンを回復させ、マサラタウンに向かうのであった。

第16話:end


第17話:マサラタウン到着!!

マサラタウンに向かう中のトレーナーはほぼ一流の凄腕と言っても過言じゃない程強さを誇っていた。しかし、辞めたとはいえ今のさっきまでチャンピオンだったワタルやジムリーダーのイブキ、そして何よりもそのチャンピオンを倒したショバンの前では何の意味もなさなかった。それもそのはず彼はワタルの師匠なのだから負ける訳が無い。そして1匹、更に1匹と倒れていく。そんな中でショバンはオーキドの言葉が気になっていた。

(とっておきを用意してある、か。ワタルじゃないのは最初っから分かっていたし。だけど今のところ切り札らしき事は何も起きていない。嫌な予感しかしないな。まさかでない事を祈るばかりだな)

ワタル「どうしました?気になる事がありますか?」

ショバン「あぁ、実はだな」

とこれまでの経緯を二人に伝えるショバン。

イブキ「確かにきになるわね。これまでに切り札らしきものは無いし」

ショバン「ワタルが切り札ならマサラタウンに着いてからにするしな、普通は。この先、何があるか分からないから気をつけろよ、二人共」

ワタル「わかっております」

そして、話しながらトレーナー達を倒していき、とうとう全ての始まりの街、マサラタウンに着いたのであった。そして、この後気づくのである。ショバンが言っていた嫌な予感が的中する事に。そして、三人を追う二人の存在に。

第17話:end


第18話黒幕との対峙

マサラタウンに着いたワタル・イブキ・ショバンの3人(?)はオーキド博士の研究所に向かった。

ワタル「ここですね」

ショバン「あぁ、久しぶりに来たな」

イブキ「中に入りましょうか」

中に入ると誰もいなかった。いつもなら研究員なりトレーナーなりいるとは思うのだが………。

ワタル「いませんね。逃げ出したか」

イブキ「我らを恐れて逃げ出したんですよ、きっと」

ショバン「いや、待て」

と言うとショバンは奥にある棚を動かしボタンを見つけた。

ワタル「こんな所に………」

ショバン「表立って研究出来ることじゃないからな。いつも地下でやっているのさ」

イブキ「ほかの研究もここで?」

ショバン「あぁ、ある程度の研究はここでやっていた。ただ、1つだけだとバレる可能性があるから他の場所にも研究所を作ってやっていたがな」

ワタル「そして博士はここにいると」

ショバン「あぁ、居るとしたらここだな。それに嫌なオーラを感じる」

イブキ「では行きましょう」

そして、ボタンを押し地下に入って行く。中に入ると決して表には出せなさそうな研究のサンプルやらなにやらかが沢山あった。

イブキ「ひ、ひどい………」

ワタル「あまり心地が良いとは言えないな」

ショバン「俺はもう昔に見慣れたがな。奥に進もう。奴は奥にいる」

更に奥に進むと実験用カプセルに入ったなにやら新種らしきポケモンがいる。

イブキ「これは……新種のポケモン?」

ワタル「あぁ、見た事も無いな。そしてここで行き止まりですが…………?」

ワタルはショバンに声をかけようとしたがショバンが慌てているようなのでやめた。

ワタル「どうしたんですか?」

ショバン「嫌な予感はしていたんだが、まさか過ぎる。こんな事が………」

???「やっと来たようじゃな、待ちくたびれたぞい」

ショバン「ちょっと手厚くおもてなしされたんでな。でこれはどういう事だ、オーキド!!」

そう後ろから現れたのは全ての元凶であり、裏では業界を操っているオーキド博士その人である。

オーキド「そのままじゃよ。ケツバンを保護しているだけじゃよ」

ワタル「じゃあ、このポケモンが師匠と対をなすケツバン!!」

ショバン「保護だって?ふざけんな!!だったら何故このカプセルに入れている!!そしてこいつの首あたりに付いているのはなんだ!!操るための装置じゃないか!!」

イブキ「何ですって!?」

オーキド「バレておったか。ならしょうがないな。そうじゃよ、洗脳装置じゃ。そしてお前に伝えておった取っておきじゃよ。これでお前を捕まえるのじゃ。いけ、ケツバン!!」

ショバン「ふざけんじゃねぇぞ!!」

研究所から爆発が起こり、出てきたけつばんとショバン。オーキドとの決着の時が来た。

第18話:end


第19話:vsケツバン1

ケツバンとショバンの闘いは熾烈を極めた。両方の一撃は街1個分は破壊出来るんじゃないかって周りにいるイブキとワタルに思わせるほどである。そして、それに耐え切れる防御面もまた、これを見ている全ての生物たちが感じたことであろう。しかも、どちらかが一方的という訳でもなかった。ショバンが、攻撃をすればケツバンが防御に徹する。また、ケツバンが攻撃に転じれば、ショバンが防御に徹する。まさに一進一退である。周りからすれば神々の戦いが今ここで起きてるようにしか見えかった。それほどに2人、いや2匹の闘いは強烈かつ鮮やかで凄かった。そんな中、ショバンはケツバンに念話をし続けていた。もちろん、こんな事を止めさせるためにである。

ショバン(念)「おい、ケツバン。俺の話を聞け!!お前はアイツに操られてるだけなんだ。こんな事、止めろ!!」

しかし、その念話や想いが届く事はなくケツバンの攻撃は熾烈を増す。

ショバン(くそ、全然話を聞く耳を持たねぇ。それともあの洗脳装置が邪魔をしているのか?あのクソジジィが!!ケツバンをぶっ飛ばしてでも止めないと駄目か?)

そんな時だった。

ショバン(あ、あれは)「レッド!!グリーン!!」

レッド「ピカチュウ、10万ボルト」

グリーン「カメックス、ハイドロポンプ」

レッドとグリーンがシロガネ山からやっと追いついたのであった。

ショバン「なんで、お前達が。眠らせたはずなのに!?」

レッド「ピカチュウだけほかのところにいたからさ、起こしてもらったのさ」

グリーン「まぁ、10万ボルトで起こされたおかげでまだあちこち痛いけどな」

ピカチュウ「起こしてあげただけなんだから感謝してほしいよね」

レッド「ありがとうな、でも今度はもうちょっと手加減してくれると助かる」

グリーン「次なんてなくていいよ、あったとしても俺だけにはやらんでくれー」

レッド「それにしてもイブキとワタルがこっち側だったとは」

ワタル「僕は自分の師匠について行くだけさ」

グリーン「師匠ってショバンが?」

ワタル「あぁ、そうだが」

イブキ「私の命の恩人でもあるのよ」

グリーン「マジかよ!!」

ショバン「あぁ。話をすると長くなるから後でな。とりあえずこいつを止めてからだ」

そういうとショバン達の目の前には、今までとは違うオーラを醸し出してるケツバンが今にも咆哮を放とうとしていた。

第19話:end


第20話:vsケツバン2

ケツバンの咆哮を直撃したものの、そこまでのダメージが入った訳ではなかった。

しかし、彼が纏うオーラは今までのそれとは格段に違った。

ショバン「やはりというべきか。第三形態にはいりやがった!!」

レッド「第三形態!?」

グリーン「なんだよ、それ!?」

ショバン「ケツバンは三つの形態になることができるんだ。第一形態は通常モード。戦闘以外はここだな。技も悪あがきしかない。第二形態は戦闘モード。さっきまでの状態だな。技も固有技以外なら大体出せるし、火力とかも上がってる。そして今の状態が第三形態。全力を超えた臨界点というべき状態だ。ああなったら誰も手をつけられない」

イブキ「なんですって!?」

レッド「なにか対処方法とかないの?」

ショバン「ないことはないのだがな」

ワタル「その方法とは?」

ショバン「俺にも第三形態モードがある。それを使えば止めることが出来るかもしれないが………」

ワタル「できない状況、もしくは状態であると」

ショバン「あぁ、そうだ。入る為には2つある。1つは双方が信頼の出来るトレーナーがマスターであること。これはここにいるメンバーがなれば問題ないだろう。しかし2つ目の認証コードがな。認証コードは俺の人間だった時の名だって事は覚えているんだがな。残念ながら俺は本名を覚えていない。よって第三形態に入れないんだ」

イブキ「それじゃあ、何も出来ないって事!?」

ショバン「あぁ、ここは逃げるしかない」

オーキド「ケツバンやってしまえ!!!」

ケツバンはオーキドに命令されると邪悪なビームを放った。その威力は絶大で周りにいたレッド達のポケモン達が一撃で倒される程だった。地面もクレーターのようにえぐれていた。

ショバン「ちっ、エレメンタルブラストかよ!!ここはちゃっちゃか逃げるぞ」

グリーン「逃げるわけには行かねぇ、こいつを止めないと」

ショバン「わからんのか、絶対的な力の差が。明らかにこっちが押されてる。形勢を立て直すためにもここは逃げるしかないんだ。ここは俺が殿をつとめる。ちゃっちゃか逃げろ」

グリーン「ちっ、何も出来ないのかよ」

ワタル「わかりました。後でどこかで落ち合いましょう」

ショバン「あぁ、後でな」

オーキド「逃がすわけないじゃろ、ショバンどんどんやれ」

こうして退却したレッド達。しかしそれをオーキドとケツバンは許す訳もなく、攻撃の手を緩めない。ショバンは殿を勤めてたせいかかなりのダメージを受けてしまう。しかしそのお陰かレッド達はそこまでのダメージ受けることなく退却に成功する。その後はショバンから無線機を渡され、みんなバラバラに分かれ追撃を振り切った後、ポケモンセンターに預けているポケモンを全部回収し人里離れた場所で合流した。

この後、オーキドはメディアたちの取材に快く応じ、今回の件をデカデカと報道した。曰く今回は我々の勝利で世界破滅の危機から脱した事、ショバンは手負いの傷で当分出てこない、しかしレッドや孫のグリーン、ワタルやイブキが洗脳され行方不明である事、その為捜索願を出すと共にワタル・イブキ両氏の現在の地位を剥奪する事、そしてショバンは手負いとはいえまだ充分に危ない為気をつける事、この闘いをマサラ戦争と名付ける事を。

第20話:end


最終話:誓い

ショバンはそんなニュースを見てテレビを切った。その手は強く握りしめられていた。だからこそ誓う。俺はオーキドを倒し、事実を晒すと。そして俺はこの命にかえても必ずケツバンを救うと。

最終話:続く かも


後書き

いつ更新したかこちらに書くことにします
2016/08/14更新
2016/08/30更新←遅くなってごめんなさい
2016/09/02更新
2016/09/07更新
2016/09/14更新
2016/09/18更新
2016/09/21更新
2016/10/02更新←遅くなり申し訳ないっす
2016/10/31更新←一ヶ月放置でごめんなさい
2016/11/03更新
2016/11/12更新
2016/12/01更新
2017/04/29更新
2017/05/10更新
2017/07/23更新
2018/03/30更新←前編終了


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