【ガールズ&パンツァー】 まほ「着信? みほからか・・・」
お姉ちゃんがみほから相談を受けるSSです
当方、TVアニメと劇場版および各種OVAのみ視聴のため、公式コミカライズなど書籍関連の設定は皆目見当もつきません
ガルパンの知識が心許ないうえに初SS、稚拙な文章、表現ですが、何卒ご容赦を・・・・・・
それでもいいよという方、お読みいただければありがたいです
時系列としては、劇場版の少し後くらいで考えています
PM6:00頃 まほの自室にて
みほ『もしもし、お姉ちゃん?』
まほ「みほか、どうした?」
みほ『あのね、ちょっと相談したいことがあって・・・』
まほ「・・・相談?」
みほ『うん・・・』
まほ(みほから相談事とは、珍しいな)
まほ「構わないよ。話しは長くなりそうか?」
みほ『長く、なると思う』
まほ「わかった。それならこちらから電話をかけ直そう」
みほ『あ、いいよお姉ちゃん。気にしないで』
まほ「そうか・・・それで、相談というのは戦車道の」
みほ『ううん、違うの。その・・・』
まほ(戦車道関連ではないのか・・・)
みほ『・・・・・・』
まほ「みほ? 言いにくいことなのか?」
みほ『えっと、その、言いにくいというか、なんというか』
まほ「?」
みほ『えーとね、その・・・恋愛相談というか、』
まほ「え」
まほ(恋愛相談!?)
まほ(みほが!? え!?)
まほ(なんだ、どういうことだ!? 好きな人ができたのか!? いや、それとも誰かに告白されたのか!?)
まほ(確かにみほは可愛い!! 姉としての贔屓目を差し引いてもかなり可愛い!! どこぞの輩が心惹かれるのも十分理解できる!!)
まほ(だが大洗は中高一貫で女子のみのはずだし。ということは学園艦の住人?)
みほ『・・・ちゃん、お姉ちゃん!?』
まほ「はっ!! す、すまないみほ。ちょっと気が動転して・・・」
みほ『よかった、返事がないからどうしたのかと思っちゃった』
まほ(落ち着け、落ち着くんだ私)シンコキュウ
まほ「こほん。それで、恋愛相談だったな? えっとその、取りあえず詳しく聞かせてもらっていいか?」
みほ『うん。あのね』
まほ(ごくり・・・)
みほ『今日ね、わたし告白されたんだ』
まほ(告白された、ふむ)
まほ「あ、相手は?」
みほ『その・・・優花里さん、秋山優花里さんって分かるよね? わたしと一緒の』
まほ「あぁ、同じⅣ号の装填手だったな・・・って、え?」
みほ『うん、その優花里さんに今日、告白され』
まほ「ちょっと待って」
まほ「あの・・・秋山さん、女の子だよな?」
みほ『・・・うん』
まほ(恋愛相談ということは、もちろんlikeではなくloveの方・・・)
まほ「そ、そうか。同性に、告白されたのか」
みほ『うん。それでわたしも、ビックリしちゃって』
みほ『そしたらね、そんなわたしを見かねてだと思う』
みほ『優花里さんがね・・・』
~~~回想~~~
みほ「・・・」
優花里「・・・」
みほ「・・・」
優花里「・・・」
みほ「・・・」
優花里「・・・・・・あ、あの、西住殿」
みほ「! ひゃい!!」
優花里「えっと・・・驚かせてしまって申し訳ありませんです」 ペコリ
みほ「う、ううん。こっちこそ、なんかゴメンね」
優花里「そ、それでですね・・・さっきの、なんですが」 チラッ
みほ「えっと・・・うん」
優花里「・・・」
優花里「さっきの告白は、忘れてください」
みほ「えっ」
優花里「あの、わたしとしましては、本当はこの気持ちを打ち明けるつもりはなかったんです」
優花里「でも、西住殿とこうやって、二人きりでお話しをしてて」
優花里「いままでたまってた好きって気持ちが抑えきれなくなったというか」
優花里「胸の奥がぎゅっとなって、自然と言葉になったというか」
優花里「ですから・・・西住殿を困らせたくて告白したとかではなくて」
みほ「・・・」
優花里「・・・」
優花里「そ、それに!! やっぱり女の子に告白されるなんて!!」
優花里「・・・気持ち悪い、ですよね・・・」
みほ「!!」
優花里「すみません!! 失礼します!!」 ダッ
みほ「あっ!! 優花里さん待っ」
みほ「・・・優花里さん」
~~~回想終わり~~~
みほ『優花里さん、走り去るときに泣いてた』
まほ「・・・」
まほ「そうか」
まほ(今の話しを聞いただけだが、秋山さんが真剣なのは十二分に伝わってきた)
みほ『わたしね、わからないんだ』
まほ「うん」
みほ『その、今までだって、男の子を好きになったこともないし』
まほ「うん」
みほ『ましてや女の子を好きになったことなんて・・・』
まほ「うん」
みほ『ずっと、戦車道一筋だったし』
まほ「うん」
みほ『・・・』
まほ(みほはきっと・・・)
まほ「みほは・・・秋山さんから告白されて、どう思ったの?」
みほ『どうって・・・やっぱり女の子に告白されるなんて思ってなかったし』
まほ「そういうのじゃなくて」
みほ『え?』
まほ「もっと単純に、気持ちの問題。嫌だった?」
みほ『!! ううん、そんなことない』
まほ「じゃあ、どう思った?」
みほ『それは・・・』
みほ『嬉し、かった? 少なくとも、嫌ではなかった・・・』
まほ「そうか」
まほ「なら、そのありのままの気持ちを伝えればいいんじゃないか?」
みほ『でも、それじゃあ中途半端になっちゃう気がする』
まほ「そうだな。だけど、このままこう着状態になってしまうのもいけないと思う」
みほ『それはそうなんだけど・・・』
まほ「正直、私も色恋沙汰とは程遠いからうまくアドバイスはできない」
まほ「だから、私がみほと同じ状況になったらどうするかを考えてみたんだ」
みほ『お姉ちゃんが、わたしと同じに?』
まほ「うん、みほと同じ」
まほ「そうして考えてみて、告白されて嫌じゃない相手に」
まほ「同性だからという理由で断るのは、何か違うと思った」
みほ『うん』
まほ「だからと言って、じゃあお付き合いします。というのも」
まほ「おかしいと思う。いままで恋愛の対象として同性のことを見たことがないから」
みほ『うん』
まほ「だから、素直に気持ちを伝えて、そのうえでもっと相手のことを知ろうと思うな」
みほ『つまり、答え、告白の返事は保留にして友達としての関係を続けるってこと?』
まほ「・・・そうなるな」
みほ『それって、優花里さん・・・告白してきた相手にとってはとてもツラいことじゃ・・・』
まほ「そう、だな」
まほ「相手にはとても残酷な答えかもしれない」
まほ「だから今のは、あくまでも私だったらの場合だ」
まほ「さっきも言ったが、恋愛とかと程遠い私にはこういう道しか思いつかなかった」
まほ「だから、もっといろんな仲間を頼ってもいいんじゃないか?」
みほ『えっと、他の人にも相談してみるってこと?』
まほ「うん、幸いまだそんなに遅い時間ではないし」
みほ『うん・・・わかった!!』
みほ『お姉ちゃん、相談にのってくれてありがとう』
まほ「いや、あまり力になれなくてすまなかったな」
みほ『そんなことないよ!! いろいろ考えることができたし』
みほ『それに、やっぱりお姉ちゃんと話すと安心する』
まほ「みほ・・・」
まほ(やっぱりみほは可愛いな!!)
まほ「うまく事が運ぶように祈っている」
みほ『うん、優花里さんにわたしなりの一番いい返事ができるように頑張るよ!!』
みほ『それじゃあまたね、お姉ちゃん』
まほ「あぁ」
ピッ プー プー プー
まほ「恋愛、か・・・」
まほ(私にもいつか好きな人ができて、そういう経験をしていくのかな・・・)
コンコンコン アノ、タイチョー
まほ「エリカか? 入っていいぞ」
エリカ「失礼します」
まほ「どうした?」
エリカ「はい、先日の練習メニューについてなんですが・・・」
まほ(そういえば、みほは次だれに相談するつもりだろうか?)
まほ(男性もいるし、サンダース? いや、身近な大洗のチームメイトか?)
まほ(プラウダ、はなさそうだな。なんとなく)
まほ(そもさん同性の恋愛について・・・)
エリカ「あの、隊長? 聞いていらっしゃいますか?」
まほ「え? あぁ。すまないが、もう一度お願いできるか?」
エリカ「いえ・・・あの、何かお悩み事ですか?」
まほ「まぁ・・・エリカ、エリカならどう思う?」
エリカ「何がですか?」
まほ「女性同士での恋愛についてだ」
エリカ「ふえ・・・ええええええ!!!!」/////
まほ「!! いきなり大きな声を出すな」
エリカ「す、すみません!! ええっと、その」/////
エリカ「ど、どうして急にそんなことをお聞きに!?」/////
まほ「それは・・・」
まほ(みほのことはプライベートな問題だし、一応伏せておくか)
まほ「いやなに、少し疑問に思って」
エリカ「わ、ワタシはアリだと思います!! むしろウェルカムです!!」/////
まほ「ウェルカム? まぁいい。エリカはそういうのに寛容なんだな」
エリカ「はい!!」/////
まほ(なんだろう・・・エリカの目が怖い・・・)
まほ(なにはともあれ、頑張れまほ!!)
とりあえず一旦終わりです
SSって書くの疲れますね
自分もあまり知ってる方ではないけれど、おもしろいと思いますよ。