ケッコンシキ・カッコカリ
春雨提督の妄想にお付き合いください
キャラ崩壊がないように気を付けてますがもしあったら申し訳ないです
SS初投稿なのでご容赦願います
春雨「司令官?あ、あの…新しい輸送任務でしょうか?」
提督「そうじゃなくて…」
春雨「え、違うの?…じゃあ夜戦任務?」
提督「それも違ってだな…」
春雨「それも違う?」
提督「これを受け取って欲しい」
春雨「え、これを私に…?」
提督「ずっと好きでした。ケッコンしてください」
春雨「…ふふ、大事にします」
8月某日 春雨とケッコンした
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(しばらくして)
春雨「業務連絡が…あの…見てください」
提督「ありがと春雨。新しい任務かな?」
春雨「艦隊司令部からって大淀さんが言ってました」書類手渡し
提督「どれどれ…って、なんだこれ?」
春雨「司令官?」
提督「春雨も見てくれ」
『二人でする初めての任務!』
春雨「少し…恥ずかしいですね//」
提督「そ、そうだな//」
「まあこれで一連の任務も終わりだろうし頑張っていこう」
春雨「はいっ!」
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提督「…という訳でここにいる皆にこの任務をお願いしたい」
北上「まぁ、それはいいんだけどさ~」
提督「どうかしたのか?」
摩耶「この人数じゃ『二人で』じゃねーよな」
榛名「あっそれ、榛名も思いました」
提督「それはそうなんだが…。それを言ったらそもそも俺出撃できないしな~」
鳥海「それもそうでしたね」
提督「とにかくだ。気を引き締めてかかってくれ」
加賀「任せてちょうだい」
提督「心強いな、加賀さんは」
「春雨、気をつけてな」
春雨「はい、頑張ります!」
北上「ひゅーひゅー」
春雨「…//」
提督「からかうな// 抜錨だ!」
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春雨「作成完了、艦隊帰投です、はい」
提督「皆お疲れ様。各自補給、入渠してくれ。それと間宮さんに羊羮用意してもらってるから遠慮せず食べてくれ」
北上「いいね~、シビれるね~」
加賀「間宮さんの羊羮…。さすがに気分が高揚します」
榛名「いいのでしょうか?榛名たちが頂いてしまっても」
提督「気にしないでくれ。ある意味私事に付き合わせたようなものなんだからな」
鳥海「そういうことでしたら」
摩耶「提督、サンキューな」
提督「おう。じゃあ行っておいで」
春雨「はい、お風呂いただきます」
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提督「報告書はこんなものかな」
コンコン
提督「どうぞ」
村雨「提督、今大丈夫?」
提督「大丈夫だぞ…って、ぞろぞろとどうしたんだ?」
夕立「提督さんにお願いがあるっぽい!」
提督「お願い?」
白露「明日一日食堂を貸し切りにして欲しいな~。ダメ?」
提督「うーん(スケジュール帳見ながら)……まあ、大丈夫…かな?」
白露「やった!」
提督「なんだ?駆逐艦でパーティーでも開くのか?」
時雨「今は秘密かな」
提督「そう言わずに教えてくれよ」
村雨「いい女には秘密はつきものよ」
提督「そういうものなのか」
夕立「そういうものっぽい」
村雨「あっ、明日まで春雨も借りちゃうからね」
提督「それはちょっと」
夕立「提督さんだけ春雨と一緒でズルいっぽい!」
時雨「春雨が好きなのは提督だけじゃないってことさ」
提督「う、それを言われると…」
夕立「それじゃ春雨借りてくっぽい!」
提督「ちゃんと返すんだぞ~」
白露「心配しなくても明日はモゴモゴ…」
時雨「白露は少し黙っていようね~」
提督「……?」
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春雨「あっ、姉さん」
村雨「春雨、入渠終わった?」
春雨「はい。姉さんたちはどうしたんですか?」
白露「春雨を探してたんだよ」
春雨「春雨をですか?」
村雨「可愛い妹を可愛がりにね~」ギュッ
春雨「ね、姉さん//」
「で、でも私秘書艦でまだお仕事が…」
夕立「それなら心配ないっぽい」
時雨「あとは任せろって言ってたから心配いらないよ」
春雨「でも、まだ結構あったような…」
白露「提督がいいって言ってるんだから大丈夫だって」
春雨「…はい」
村雨「春雨、耳貸して」
春雨「は、はい」
村雨「実はね…」ゴニョゴニョ
春雨「……// そういうことなら…」
村雨「それじゃ行こっか」
春雨「はい!」
夕立「忙しくなるっぽい!」
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コンコン
提督「どうぞ」
大淀「提督、報告書を受取にきました。……春雨さんは?」
提督「白露たちが借りてくって言ってたな」
大淀「ああ、そういえば明日でしたか」ボソ
提督「…?何か知ってるのか?」
大淀「い、いえ。司令部に報告してきますね」ガチャ
提督「逃げられたか」
「明日なんかあるのか?」
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(翌朝)
提督「朝か…。春雨いないから自分で朝飯用意しないとな」
コンコン
時雨「提督、起きてる?」
提督「時雨?起きてるよ」
ガチャ
時雨「執務室に朝ごはん用意してあるから食べてね」
提督「時雨が用意してくれたのか?」
時雨「うん。これくらいはしようって皆で話しあったんだ」
提督「ありがとう。いただきます」
時雨「春雨を羨ましく思うよ」ボソ
提督「時雨?」
時雨「何でもないよ。それじゃボクは行くね。食器は後で取りに来るよ」
提督「何から何までありがとう。助かるよ」
時雨「それじゃまた後でね」
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提督「さて、今日も仕事頑張りますかね~」
コンコン
提督「どうぞ」
大淀「提督、理由は聞かずにお付き合い願えますか?」
提督「ん?…分かった」
大淀「ありがとうございます。では、こちらに」
提督「おう」
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ガチャ
時雨「どう?準備は進んでる?」
村雨「問題ないわよ。提督の方はどうなってる?」
白露「それなら、時雨と一緒に大淀さんに話通してあるから大丈夫」
村雨「そう、なら心配いらないわね」
春雨「あ、あの…」
時雨「春雨?どうかした?」
春雨「姉さんたちはいつからケッコン式を計画されてたんですか?」
白露「うーん、いつからだっけ?」
夕立「白露は忘れっぽいっぽい」
村雨「実はね、提督が春雨に指輪渡す前に相談に来たのよ」
春雨「司令官が?」
時雨「『おたくの妹さんを嫁にください』って大真面目にね」
春雨「…!//」
白露「そーだった!提督そういうところホント真面目だよね」
村雨「そこがいいところよね。春雨が好きになっちゃうの分かるわ」
夕立「皆提督さんのこと大好きっぽい!」
春雨「司令官がそんなことを…」
時雨「だからボクたちは『春雨をよろしくね』って言ったんだ」
白露「可愛い妹に幸せになってほしいからね」
村雨「だから式を計画したのよ」
春雨「姉さん…ありがとう…ございます」ポロポロ
夕立「もう、泣いちゃダメっぽい!」
村雨「ほらほら、喜ばしいことなんだから笑顔で、ね?」
春雨「…はい」
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(その頃)
提督「大淀、どこに行くんだ?」
大淀「こちらです」ガチャ
明石「大淀、やっときましたか」
提督「明石?」
明石「提督、早速ですがこれに着替えてください」
提督「ん?タキシード…ってまさか…」
大淀「はい、そのまさかです」
明石「今日は春雨ちゃんとのケッコン式ですよ!」
提督「ケッコン式!?」
大淀「少し前に白露型の皆さんが春雨さんと提督の為にと式の計画をしていました」
提督「そうか、白露たちに感謝しなきゃな」
「大淀も明石もありがとな」
明石「ほら、早く着替えてください。式始まっちゃいますよ?」
提督「分かった。すぐに支度するから待っていてくれ」
明石「了解です!」
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提督「着替えてみたんだが…、なんか変なところある?」
大淀「いいえ、バッチリだと思います」
明石「提督、案外そういうの似合うんですね」
提督「そうかな?あまりこういった服は着ないんだが」
大淀「準備もできましたし食堂に移動しましょうか」
提督「分かった、行こう」
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大淀「新郎が入場します」
提督「この格好で皆の前に立つのか。結構恥ずかしいな」
明石「今更何言ってるんですか。ビシッとしてくださいよ?」
提督「おう。では、行ってくる」
ザワザワ
「やだ!結構カッコいいじゃん、提督」
「ハラショー」
「上々ね」
大淀「それでは、新婦の入場です」
ガチャリ
提督(き、きた)
(春雨の隣にいるのは村雨かな?)
(それにしても春雨綺麗だな)
(いつも白露型の黒い制服だからいっそう眩しく見える)
大淀「誓いの言葉」
「健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
提督「誓います」
春雨「誓います…はい」
大淀「では、誓いのキスを」
提督「春雨…いいかな?」
春雨「はい、司令官……ン」
ザワザワ オー
それから暁たち第六駆逐隊や金剛型四姉妹、いろんな娘に祝福の言葉をかけられ春雨とのケッコン式は幕を閉じた…
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(その日の晩)
提督「白露たちに感謝しなくちゃな、春雨」
春雨「はい、私も昨日知らされてびっくりしちゃいました」
提督「今度白露たちにお礼言いに行こうな」
春雨「はい!」
コンコン
提督「どうぞ」
大淀「失礼します。提督、先日の任務の報酬を届けにきました」
提督「分かった。報告お願い」
大淀「はい。資源各種300ずつと煎餅布団です」
提督「うーん、最後もう一度言ってくれる?」
大淀「煎餅布団です」
提督「聞き間違いじゃなかったか」
大淀「で、では、私失礼しますね」ソソクサ
ガチャ
提督「こりゃまた凄いのが届いたな…」
「夜も遅いし今日は寝るか…。春雨も今日は…って春雨?」
春雨「あ、あの…司令官!」
提督「春雨?」
春雨「あの…私……」
提督「……春雨、今日からこれで一緒に寝る?//」
春雨「…! は、はい//司令官の…隣で寝たいです//」
提督「よ、よし!それじゃ寝る準備してここに集合!//」
春雨「はい!//」
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提督「それじゃ電気消すからな」
春雨「は、はい」
提督「白露たちのサプライズもそうだけどこれもびっくりだな」
春雨「そ、そうですね…はい//」
提督「やっぱり緊張するよな//」
「そういえば、春雨が初めてうちに来たときもこんな風に緊張してたな」
春雨「そうでしたっけ?」
提督「あのとき春雨はメイド服来てて可愛らしかったな~」
春雨「う~、恥ずかしいです…//」
提督「その時だな。春雨を好きになったのは」
春雨「…えっ?そうなんですか?」
提督「そうそう。一目惚れってやつだな」
春雨「なんだか、嬉しいです…はい//」
提督「春雨はどうして俺を好きになってくれたの?」
春雨「恥ずかしいです…」
提督「聞かせてほしいな」
春雨「そ、それじゃあ…、まだ私がここにきてすぐの頃に慣れない私を気遣ってくれたところとか失敗してもどこが悪かったのか一緒に考えてくれたりしてくれたところです…はい//」
提督「なんだか俺も恥ずかしくなってきた//」
「でも、そっか。春雨、ありがとな」
春雨「い、いえ。私こそありがとう…ございます//」
提督「それじゃ改めて。春雨、これからも宜しくお願いします」
春雨「こちらこそ…宜しく…お願いします//」
提督「春雨……ン」
春雨「司令官……ン」
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(翌朝)
提督「朝か…」
春雨「ん~、司令官?」
提督「おはよう、春雨」
春雨「おはようございます、司令官」
提督「よく眠れた?」
春雨「は、はい」
提督「それじゃ今日も一日頑張ろっか」
春雨「はい!」
ガチャ
夕立「提督さん、おはよー…って春雨が提督と一緒のお布団で寝てたっぽい!」
白露「うっそ?ホント!?」
村雨「あらあら」
時雨「春雨も結構大胆なんだね」
春雨「ね、姉さん!?」
提督「!? お前たち!?」
こんな風に個性豊かな姉たちに囲まれながら春雨とずっと一緒にいられたらいいなと思った
ー完ー
お付き合いいただきありがとうございます
感想やアドバイスがあればコメントして頂けると助かります
リランカ任務はボス前まで固定して行けるのにそこから羅針盤が荒ぶってクリアするのに結構時間がかかりました
皆さんはどれくらいかかったんだろうか
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