夢物語。
夢なのか過去なのかどちらか分からない。
いろはが大事な思い出を思い出していくストーリーです。
……しき。
……っしき……。
八幡「…おいっ。一色」
いろは「……はっ!」
あっ…あれ?
私なんで寝てたんだろ…。
洗濯物して…子供を見送って……。
八幡「…おいっ一色。どした?まだ寝ぼけてるのか…。」
いろは「…あら。あなたどうしてここに?」
八幡「……は?ああああなた!?」
八幡「どうしたお前。頭でも打ったか?しかも喋り方も微妙に違うしな。」
いろは「…あ、すいません忘れて下さい」
いろは「それより。ここはどこです?」
八幡「お前本当に大丈夫なのかよ…。」
八幡「お前が生徒会の手伝いを頼みたいって言うから来たんだろ?」
生徒会……。
しかもよく周りを見渡せば見たことある風景。
そして着なれたこの制服。
もしかして…ここって…。
いろは「先輩…。確認というか変な事聞いてもいいですか?」
八幡「ん?なんだよ急に。そんなに変な事じゃないなら聞いてもいいぞ。」
いろは「今、私っていくつですか?」
いろは「そして、今はいつなんですか?」
八幡「……。お前はますます馬鹿になったのか?」
いろは「んなっ!!馬鹿ってなんですか!もう酷いですよ先輩!!」
……私、なんでこうも簡単にあの人の事を先輩ってすんなり言えたのだろう。
八幡「まぁ…なんでもいいけどよそれぐらいなら全然答えられるし答えられて当たり前だろ」
八幡「今はな、××××年の○○月だろ?」
八幡「…そんで俺はお前に文化祭の行事の手伝いでここに来たんだよ。」
そうだ。
思い出した。
私が生徒会長になって初めての文化祭の時期の時の記憶だ……。
そう、私の大事な大事な先輩との…。
八幡「…んで、何を手伝えばいいんだ?」
いろは「あ……。そこの?資料を手伝って欲しいです。」
私は、うる覚えでも山積みの資料を指をさして先輩に手伝いを頼んだ。
あの人は相変わらずの態度で資料に手をとって
八幡「へいへーい」
なんともやる気の無い返事。
いろは「とりあえず…私も仕事に取り掛かろうかな。」
過去に戻って戸惑ってるが、今は目の前の山積みの資料を片付けよう。
いろは(……てか昔の私仕事貯めすぎでしょ…。)トホホ
今度あったら昔の私を説教してやろうと思った。
そんなこんなで時間は流れていった。
ものすごく懐かしい感じがして時間が過ぎ去るのは早い。
八幡「よし…。そろそろ帰るか?」
いろは「そうですね。もうお腹も減りましたしね。」
いろは「…本来ならあの人も帰ってくる時間なんですけどね。」ボソッ
八幡「ん?なんか言ったか?」
いろは「なんですか先輩。そうやって人の独り言に聞き耳たててるんですか?辞めてください出直して来てください。」ペコリ
八幡「へいへい、悪かったよ。」
八幡「てかまた出直さなきゃいけねーのかよ」
いろは「やっだな〜先輩。そんなに落ち込まないでくださいよ〜♪」キャッキャッペチペチ
八幡「おっおい。あざといっつーの。…てかペチペチ叩くなやめろ」
いろは「あ…すいませんつい…。」
八幡「やけに素直なんだな…。まぁとりあえず出ようぜ」
いろは「そうですね!!早く帰りましょ先輩♪」
八幡「おいっ…やめろっての急に腕にしがみつくな。あざとすぎんだろっての」アセアセ
まったく…この人ったら
本当にいくじがないんだから
八幡「何ニヤニヤしてんだ?本当に頭おかしくしたか?」
いろは「…ハッ!!なっ何言ってるんですかそうやって女の子のニヤニヤをみて欲情してるんですか!?」
いろは「ごめんなさいそういうので欲情しないで下さい。なんかごめんなさい」ヒキッ
八幡「…俺、いつまで罵倒されてればいいんだ?なに?とりあえず俺も謝ればいいのか?」
いろは「なにわけのわかんない事言ってるんですか。早く行きますよ?」
八幡「へいへーい。」
私達がそんな会話しながら生徒会室を出ようとした時だった。
???「あ…ヒッキー…。」
???「…比企谷君。。」
八幡「……雪ノ下に由比ヶ浜」
由比ヶ浜「やっ…やっはろーヒッキー。」
雪ノ下「こんにちは比企谷君」
八幡「……おう。」
いろは「………。」
そうだった。
私はこの光景をみた瞬間に思い出した事があったんだ。
この時期に起こっていた事について。
と、とりあえず私もここは挨拶をっと…
いろは「やっはろ〜です結衣先輩♪雪ノ下先輩♪!」
由比ヶ浜「…やっはろ〜いろはちゃん!」
雪ノ下「こんにちは一色さん。」
あっあっれ〜…
ここでもちょっと思い雰囲気?
これはどうにかしなき……。
八幡「どうしたんだよお前ら」
雪ノ下「部活に決まってるでしょ?そんな事も分からないのかしら?」
八幡「…おっおう。そうだよな。」
雪ノ下「あっ…。ご、ごめんなさいね…。」
おっおいーーーー
なんであなたは溝を深めていくんですかーー!!!
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキーはなにしてたの?」
結衣さんナイスです!!グッ
八幡「コイツの手伝いをしてたんだよ。」
そう言って先輩は私の頭をガシガシと撫でてきた。
なっなに!!この人にはこんなスキルを持ち合わせてたっけ?
雪ノ下由比ヶ浜「………。」
っておいっっっっっ!!
また溝を深めちゃったじゃないですか!!
この打開策をねらないと…。
……そして帰り道
一同「「………」」沈黙
って考えてる間にみんなで帰りになっちゃってるよーーー
もうなんですか!この葬式後のような静けさ!
私がこの夢?この時に来たのになんか意味があったのかな…なのに思い出せない…
この時に起こっていた事…
うーん…
八幡「…お前さっきからなにうなってるんだ?」
いろは「先輩には関係ないで〜す♪」
八幡「へーいへい」
雪ノ下由比ヶ浜「………」
これは本当にやばい展開になってるよね…
雪ノ下「じゃあ、私はこっちだから」
由比ヶ浜「私もこっちだ。じゃあねいろはちゃん、それとヒッキーも」
雪ノ下「さようなら」
八幡「おう。またな」
いろは「雪ノ下先輩も結衣先輩もまた明日です!」
2人の背中はなんか寂しそうで私の胸をさすような感じがした。
あの時もそうだった。あの2人の背中を見送るだけだった。
八幡「俺らも帰るか…」
いろは「…そうですね。」
私はいったい何をすればいいのか。なにをしてあげられるのか。
八幡「………。」
いろは「…………。」
八幡「…あのよ…その…」
いろは「???」
いろは「どうしたんですか?先輩」
八幡「ずっとなんか考え事してたみたいだけど」
八幡「別にこの状況はお前のせいなんかじゃ無いからな?」
八幡「お前の考え事がその事でも無くても、1人で考え込むなよ?話ぐらいなら聞いてやるから」
いろは「先輩……。」
いろは「そうですよね。。その時は頼りますからね〜?」
八幡「へいよ。頼られても困るがな。」
八幡「なんたって期待通りには応えられない!」ドヤッ
いろは「本当にダメダメで堂々たる捻くれですね。」(´Д`)ハァ…
八幡「おい。そんなどうしようもないなみたいな感じの雰囲気だすな」
いろは「はいはーい。分かりましたよー」
八幡「とんでもねー棒読みだ」
いろは「嘘ですよ♪頼りにしてますね!せ・ん・ぱ・い!♪」
八幡「へいへい。いつもあざとさごちそうさんです。」
いろは「じゃあ私もこの辺で失礼しますね」
八幡「…送ってかなくて大丈夫か?」
いろは「…先輩も頭うちました?」ヒキ
八幡「打ってねーよ。いたって正常だ」
八幡「ただ送って行かないとまた小町に…」
…………
小町「まーたこのごみいちゃんは!!」
小町「女の子を送って行かないなんて本当ポイント低いよ??もう本当に国際的レベルだよ!?」
八幡「……って言われちまう。」
この人はどの時代もシスコンなのは変わらないのね…。
いろは「まぁそのお誘いは嬉しかったんですけど、家ももう近いですしもうちょいかっこよく誘って欲しかったのでごめんなさい。」
八幡「このタイミングでもまたフラれるのかよ。」
八幡「まぁいいけどよ。とりあえず気をつけて帰れよ?」
いろは「ありがとうございます!」
いろは「では!また明日ですせーんぱい♪」
八幡「あいよ。また明日な」
そう言ってあの人は手を振って自転車を漕ぎ始めた。
背中が遠くなっていく。
何故か知らないけど、やっぱり寂しくなってきた…。
いろは「はぁ。とりあえず帰ろうかな」
私も夕日が沈むのを見ながら先輩の向かった方向に背を向け歩き始めた。
ーーーーーーいろは自室
いろは「…あぁーー疲れたー。。」
本当にこの数時間で何年分の疲れと歳をとった気分…
てか、歳をとってないで今は若返ってんのか私…。
いろは「これからどうすればいいのかな〜。」
……あそこにもあるはずものが無かったしな。
ーーーーーー
いろは「えぇー!?家を買った!?」
???「…驚きすぎだろって。お前も引っ越したい言ってただろ?」
いろは「それはそろそろ引っ越したいな〜とは思ってたし、言ってみた所もありましたが」
いろは「けどですよ!?色んな面でのお金だってかかりますし…」
いろは「場所とかだってまだ…」
???「俺だって今は立派に社畜ってんだぞ?」
???「それに、新しい家族に為にもここで1歩踏み出しておくのもまたいいだろ」
???「あぁーでも千葉からは離れんぞ?ここ重要な?…的にポイント高い」
いろは「でた…その異常なまでの千葉愛…」トホホ
いろは「それにあなたにはそのポイント♪みたいなのりは気持ち悪いですよ?」
???「…この歳になっても罵倒し続けられるのかよ…。」
いろは「でも…。そんなにも先の事を考えてくれてるとは思って無かったです。」
???「…んぁ?まぁな。今はお前の事も守っていかなくちゃならねーしな。」
???「不安とか色々あるかもしれねーけどよ…その…なんだ…俺に…たよってくれねゃいかか?」
いろは「ぷふっ…なんで大事な所で噛むんですかあなたは」プフッ
???「しししかたねーだろ!?恥ずかしかったんだから…。」テレカクシ
いろは「はいはい。いつも頼りにしてますよ♪?せー……
オキローオキローーー←携帯アラーム
いろは「んンーームニャムニャ」zzz
あっ…私夢をみてたのか…。
夢の中で夢をみるのもなんか複雑ね。
8時50分←時間
いろは「……って!もうこんな時間!?!?」
いろは「今日は確か朝から会議があったんだぁぁぁーー」
いろは今は17歳
……今久しぶりに焦ってます…。
ーーーーーー総武高放課後生徒会室
いろは「っつかれたーーー」m(__)m
久々に時間に追われてダッシュをしても会議には遅刻
この歳になってこんなに走るなんて…トホホ
いろは「あっ。私今高校生じゃん。」
ふと我に変えるのであった…。
八幡「お前最近独り言おおくねーか?」
いろは「……わぁ!!びっくりしたぁ!」
いろは「いつの間に居たんですか先輩!いるなら言ってくださいよ」
八幡「いんや…最初から居たから俺」
八幡「てかどんだけ俺のステルス能力つえーんだよ。自分でも驚くっつうの。」
疲れすぎてて先輩の存在も忘れてた
いろはダメだぞっ!?♪
…ってちょっと自分でも引くな今のわ…。
小町「いろは先輩〜。大丈夫ですか?」
いろは「あぁー小町。あなたも来てたのね」
小町「…小町?いろは先輩って小町の事呼び捨てにしてましたっけ?」??
いろは「あぁーそのー…あれだよあれ!あれがあれで…」
小町「いろはさん…。言い訳の仕方がウチの愚兄に似てきてますよ…?」
いろは「いやいやいや!!そんなことないよ!!」
いろは「これはアレンジだよ小町ちゃん!」
八幡「いやいやそこでも罵倒するなよ。もう泣くぞ本当に…。」
小町「嘘嘘♪ウチのお兄ちゃんはいつもカックイイヨー!」
八幡「ハイハイ。セカイイチカワイイヨー」ボウヨミ
小町「デターテキトーデター」
小町「そんなことよりも!いろはさん」
小町「小町も手伝いに参上しましたです!!」(`・ω・´)ゝ
いろは「小町隊員!感謝いたす!」(`・ω・´)ゝ
八幡「お前ら何やってんだよ…。」
小町「ほらほら!お兄ちゃんも!」(`・ω・´)ゝ
いろは「そうですよ!」(`・ω・´)ゝ
八幡「いや俺にやられても返さねーよ?」
八幡「何十年前の日本だよここは」
小町「本当にこのごみぃちゃんは…」
八幡「返さねーぐらいでこんなに言われるのか
小町「とりあえずーこのごみぃちゃんはほっといてちゃっちゃと仕事片付けちゃいましょーいろはさん」
いろは「そうだね小町ちゃん。この人はほっといてね」
八幡「へいへい俺は独りでもくもくとやりますよ」
こんなくだらない会話をして私たちは作業にとりかかるのだった。
続き期待してます
は?これだけ?もっと書けよ
作者のペースで頑張って下さい
続きはよ