俺は雷門中サッカー部キャプテンの円堂守。俺たちは激闘の果てについにフットボールフロンティアで優勝できたんだ！

豪炎寺は夕香ちゃんに、一之瀬と土門は木戸川の西垣達に優勝の報告を伝えに行った。

そして俺たちは雷門中に優勝の報告だ！

響「見えてきたぞ。稲妻町だ」

円堂「ん、なんだあれ？」

ﾄﾞｶｧｧｧｧｧｧﾝﾝ!!!!

円堂達「！？」

夏未「なんてこと…」

円堂「何が起こったんだ…」

染岡「ひでえ…」

校長「君達なのか！？」

円堂「校長先生！」

校長「おお、円堂君か！」

円堂「何があったんです！？」

校長「う、宇宙人だ！」

円堂「え？宇宙人？」

校長「そうだ！宇宙人だ！宇宙人が攻めてきたのだよ！」

円堂「そんな、冗談でしょう？校長先生！」

染岡「ふ、古株さん！」

風丸「あっ、これは…」

円堂「イナズマイレブンのおじさん達…！」

音無「酷い…」

秋「どうしてこんなことに…」

マックス「大丈夫ですか？」

宍戸「しっかりしてください！」

夏未「バトラー！」

バトラー「皆様の代わりに宇宙人と戦ったのですが…全く、歯が立ちませんでした。面目ありません」

夏未「皆の代わりに？どういうことなの？宇宙人と戦ったって？」

古株「サッカーで戦いを挑んできたんですよ…」

円堂「サッカー？どういうことですか！」

…ﾋｭｩｩｩｩﾝ!

鬼道「円堂！」

円堂「…！うっ、ぐあぁ！」

壁山「う、宇宙人だー！」

栗松「ううぁぁ…」

宍戸「嘘だろあれが？」

バトラー「お嬢様！奴等です！奴等がサッカーで勝負を挑んできたのです！」

円堂「お、お前達が宇宙人なのか？」

レーゼ「我々は、遠き星エイリアよりこの地に舞い降りた星の使徒である。お前達の星の呼び方で呼ぶならば、そう、エイリア学園。そして我はこのエイリア学園のジェミニストームの代表レーゼ。我々は、お前達の星の秩序に従い自らの力を示すと決めた。その秩序とは…

サッカー。

サッカーはお前達の星において、戦いで勝利者を決める手段である。サッカーを知るものに伝えよう。サッカーにおいて我々を倒さぬ限り、この地球に…存在できなくなるであろう」

円堂「だから…だからイナズマイレブンのおじさん達とサッカーで戦ったというのか？だったら次は…俺たちと勝負だ！」

レーゼ「見よ、この学校は既に崩れ去った。即ち勝負が終わった証。最も、あれが勝負と言えるものならな。ふっ、ふははは」

染岡「宇宙人がなんだろうが、学校ぶっ壊されて黙ってられるか！」

円堂「染岡…皆…！見せてやろうぜ！俺たちのサッカー！」

皆「おー！」

レーゼ「その必要はない」

円堂「マジン・ザ…なに！ぐわぁぁぁぁ！！」

……………

円堂「うっ、ぐ…レ、レーゼは！」

染岡「すまない円堂。お前が意識を失っている間俺たちで試合をしたんだ。しかしこのザマだぜ…」

円堂「はっ！」

宍戸「うぐぐ…」

円堂「大丈夫か！」

マックス「すまない…足の骨が折れたせいで立てない…」

半田「完敗だ…あいつらは次元が違いすぎる…」

影野「くっ…！」

少林「俺にもっと力があれば…！」

円堂「すまない、俺が気絶していたから…」

鬼道「いや、俺たちの責任でもある…」

風丸「…」

豪炎寺「そんなことがあったのか…」

円堂「ああ…」

土門「俺達がもっと早く駆けつけていれば…！」

一之瀬「勝てた…とでも思っていたのか？」

土門「てめぇ！…？」

一之瀬「くっ…！」

豪炎寺「…」

円堂「響監督からの伝言だ。明日の8時に雷門中グラウンドに集合してくれ。地上最強のサッカーチームを作って今度こそ奴らに勝つんだ！」

豪炎寺「ああ…！」

円堂「これがイナズマキャラバン…！」

壁山「凄いっす！かっこいいっす！」

栗松「これに乗って俺たち旅するんでやんすね！」

秋「古株さん、お身体大丈夫ですか？」

古株「ああ、もう心配いらんよ。まだ少し痛むが運転くらいならできるさ」

円堂「響監督！」

響「すまない円堂、俺はエイリア学園の調査を理事長先生と共に行うから同行できない」

皆「ええ！？」

壁山「監督無しで旅っすかぁ！？」

？？？「監督がいなくなるだけで弱気になるなんて。本当にこの子達が日本一のサッカーチームなのかしら？」

夏未「誰…？」

響「今日からの旅の間お前達の監督を引き受けることになった吉良瞳子だ」

円堂「新しい監督！？」

瞳子「響さん、理事長、本当にこの子達に任せていいんですか？この子達は一度エイリア学園に負けているんですよ？」

円堂「だからこそ次は絶対に勝つんです！」

瞳子「頼もしいわね。でも私のサッカーは今までとは違うわよ。覚悟してちょうだい」

響「あと円堂、これを持って行きな」

円堂「部室の看板？」

響「ここはお前達の新しい部室でもある。必要だろ？」

円堂「はい！よーし！皆！出発だ！」

円堂達「おー！」

こうして俺達の新たな旅が始まった！！

怪我をした皆のため、学校を壊された皆のために俺達は奴らに絶対勝ってみせる！！