許嫁「なんであなたみたいな、みるからに頭の悪そうな人と…お父様は何を考えてらっしゃるのかしら？」

DQN「いや〜なんか、ごめんな？でもよ俺は別に構わないぜ！！許嫁さん…可愛いっていうか…その…な///」

許嫁「はぁ？貴方の意見なんて聞いてないんですけど……」

DQN「えぇっ！？そんなぁ！！」

許嫁「兎に角！私は貴方との婚約なんて認めませんから！！」

DQN「………ごめん」

許嫁「あんまりこっち見ないでくれます？目つきが悪すぎて威圧されてるみたいに感じるんですけど」

DQN「ひどっ！！！？」

許嫁「ふんっ……とりあえず私は部屋に戻りますから」

DQN「あっ……おっおぉ」

許嫁「部屋に入ってこないで下さいね？」ギロッ

ー朝ー

DQN「憧れの許嫁さんと一つ屋根の下とか、興奮して寝れなかったぜ」

許嫁「ちょっと、独り言は誰もいないところで言ってくれるかしら」

DQN「い、許嫁さんっ！？」

許嫁「ふんっ…兎に角私はもう出るから鍵とかちゃんとしといてね」

DQN「え？許嫁さん朝飯…」

許嫁「もうとっくに食べたわよ！誰があんたなんかと食べるもんですか！！」

DQN「おっ……ごめん」

許嫁「全く、父親同士が昔からの親友でうちが借金作った時も助けて貰ったからって、娘を人質に出さないでほしいものだわ」プンプン

DQN「いってら…」バタム！！

DQN「しゃい…」

DQN「はぁーあ、俺の何がいけないのかなぁ相当嫌われてるよなこれ」

ー登校中ー

金髪「よぉ〜DQN！今日もブサイクだなぁwww」

DQN「あ？殺すぞマジで…」

金髪「わりぃわりぃwwDQNは今日もイケメンざますよ！そのリーゼントメチャクチャ決まってるしぃ」

DQN「……そうでも……ないけどぉ///」

金髪（相変わらずアホだなこいつww）

金髪「で？なんか悩んでたみたいだけどどしたんwww」

DQN「金髪ぅ〜」ウルウル

金髪「わわっ…！？キモッ！」

DQN「許嫁さんがぁ冷たいんだよぉ」

金髪「………いつもじゃね？」

DQN「違うんだよぉ！許嫁さんが家で……」

金髪「家で？」

DQN（待てよ…考えてみたら、俺金髪に許嫁さんと婚約したこと言ってねぇじゃん！！）

金髪「家で……なんなんだよ？」

DQN（金髪の情報伝播能力は音速！きっと今日中に全校生徒に知れ渡るだろう…もし、そうなったら…）

許嫁「……婚約破棄させてもらいます、もう私は我慢できません！！」

DQN「い、許嫁しゃ〜ん！！」

DQN（てな展開になりかねん…誤魔化さなければ）

DQN「そ、それはよぉ、そのよぉ」しどろもどろ

DQN（どーするっ！！？）

男「DQN君、金髪君どうしたのさ？早く学校行かないと遅刻しちゃうよ？」

DQN「お、男ぉ〜」

金髪「あっ、ちゅーす男」

DQN（お前は救世主だぜぇぇ！）

男「ほらほら、早く！」

ー学校ー

金髪「はぁっ…はぁっ…まに…あったぁ」

先生「こらっ！男お前ら相変わらず遅刻ギリギリに登校してきやがって！」

男「す、すいません」

男「ってあれ？DQN君は？」

金髪「そういえば…」

DQN「ちゅーす」

先生「DQN！お前普通に歩いてんじゃねぇ！誠意を見せろ誠意を！！」

DQN「だってよぉ、先生さぁ喫煙者にあの距離のダッシュは拷問だぜ？」

先生「いやいや、未成年者喫煙禁止ね？」

DQN「おっけぇぇ！！！」

先生「おっけぇぇじゃねぇよ、お前後で職員室な」

DQN「のぉぉぉぉぉwww」

男＆金髪（不憫…）

DQN「いやぁ〜マジついてねぇわぁ！」

金髪「自業自得なww阿呆」

男「同感です」

金髪「で？許嫁さんがなんなんだよ？」ヒソヒソ

DQN（こいつっ！まだ覚えてたぁ！？）

男「許嫁さん？DQN君、許嫁さんに何やらかしたの？」

DQN「いや、やらかしたのって…決めつけんなや」

男「ゴメンゴメン」

金髪「話そらすなよーwwwDQN」

DQN「くっ……！？」キョロキョロ

ボッチ（嫌な予感）PSPピコピコ

DQN「よぉ！ボッチまたモンハンかよぉつーかお前ハンターランク高くねぇ？」

金髪＆男「逃げたな…」

ボッチ「そ、そんなことないよっ！まだ5とかだし……」

DQN「5とかチョーたけぇじゃん！俺なんて1のまんま！アオアシラ倒せねぇわ」

金髪「いや、お前はゲーム下手すぎだから…まじで」

DQN「てへっ！！」

金髪「てへじゃねぇよwwwさっきの話気になるだろうがコラ」

DQN「てへっ！！」

金髪「………殺すぞ？」

DQN「……ごめん」

男「まぁまぁ、金髪君落ち着いてよ！」