ラブライブ!ムーンライト‼
ラブライブ! ラブライブ!サンシャイン‼ の外伝です。
キャラクターも物語もすべてオリジナル!
ラブライブ×ダークストーリー
この作品は考察しながら読んでいただけると楽しめると思います。
はじめまして、shiRoと申します。
自分は将来趣味として小説を書きたい考えております。
習うより慣れろ。といった感じで皆さんからの〈批評・コメント〉を待っています。
更新は不定期です。
初めて執筆した作品なので、文章が粗末なものとなっています。どんどん、ご指摘いただけるのを期待しています!
――とりもどせ!ラブライブ!――
μ’sの優勝、Aqoursの優勝から少し先の未来。
インターネットに依存した日本は〈冷たい世界〉となっていた。
世界からアイドルという存在が重要視されなくなった日本では、ラブライブ!の廃止が提案されている。
みんなのラブライブ!がなくなってしまう…。
そんな中、希望を捨てきれない少女たちがラブライブ!を復活させるべく立ち上がる!
インターネットの闇、SNS問題、アイドルの過酷さなどを描いたダークストーリー。
世界の趨勢に逆らおうとする、力を持たない少女たちの姿は…。
闇の中に薄っすら輝くムーンライトのような存在。
―叶え!みんなの夢!―
―私たち輝きたい!―
そんな綺麗事をならべていた時代もあった――。
そう遠くない未来。
ネットワークに依存したこの世界では、趣味なんてものは冷たい小さい箱のなかで済ませてしまう。
サッカー、野球、バスケットボールなんてスポーツは流行らなくなってしまった。
「今の日本は昔に比べると冷たくなった。」そうSNSでつぶやく評論家もいるぐらいだ。
アイドルも同じように、わざわざ会場に出向いて騒いだり、自ら好きなアイドルに会いに行くために労力を費やす人は少なくなった。
癒しを求めることは全て箱の中で済んでしまう<冷たい世界>だ……。
ラブライブ!は人々に数々の夢や希望を与えてきた。それは偽りのない事実。
高坂穂乃果を中心としたμ’sは、「夢を叶える物語」として、スクールアイドルという存在を世界中に轟かせた。
それは全国のアイドルや女子高生だけでなく、日本全体が奮起し、万人が夢を見るようになった。
ラブライブの基を作ったグループである。
高海千歌を中心としたAqoursは、μ’sが創った夢のなかで「どんな人でも輝ける」ことを体現した。
μ’sの通った道をなぞるのではなく、自分たちの道として、新しい「輝き」を見つけた。
ラブライブのカノウセイを再確認したグループである。
そんな代表的な二つのグループの支えもあってか、学生運動も活発になり。アイドルが日本に、世界に大きな影響をあたえてきた。
いつからだろう……。
そんな時代をも忘れてしまったのは。
その時、自分がこころのなかで蠢いた名状しがたい「何か」。
彼らはインターネットという無限で空虚なものの片隅に、[何か]を奮わせるものは落としてしまったのだろう……。
今は全てが隠れきってしまった、真っ暗で<冷たい世界>。
そんな中、ネットワーク上を流れたのは、ラブライブ!全大会の終了の知らせ。
誰も反対することなく案件は進もうとしていた。
廃部寸前のスクールアイドル部にいた高羽愛花はその記事を見て一人こころ奮わせる。
昔、こころの片隅で蠢いた「何か」をもつ女子高生たちが集まり、再びラブライブ!を復活させようと立ち上がる。
しかし、そこにはネットワークの闇と複雑な人間関係が彼女たちの挑戦を妨げようとする。
そう、彼女たちの物語は太陽に反射されるだけの、今にも消えてしまいそうな光の物語……。
4点
とても面白いです。内容もよく考えられていて、続きが読みたいと思いました。