2017-04-01 23:27:55 更新

概要

曜ちゃんの報われないお話


前書き

初投稿です。
まだ仕様がわかってませんので読みにくい!とかあるかもしれません。

あと、あまりいい気持ちにはなれないssとなるかもしれませんので、以上の事が大丈夫!って方だけ読んで下さい。



まただ・・・


千歌「り〜〜こちゃんっ!」ぎゅっ


梨子「きゃっ、も、もう千歌ちゃん!////」


最近より一層仲が良くなったよね。


別に仲良くなる事はいい事だと思う。


けど、ひっつきすぎじゃないかな。


梨子「いきなり抱きついてきたら危ないよ?////」


千歌「え〜、だって梨子ちゃんがあまりにも無防備すぎたから〜!」


梨子「全然理由になってないよ!」


千歌「わっ、梨子ちゃんが怒った!」


前までは、私にべったりだったのに・・・。

最近じゃ私に抱きついて来ることもなくなったよね。

梨子ちゃんが羨ましいな、でも梨子ちゃんもこんな感情だったのかな。


東京でのライブでの事。

私たちは全力で踊って、全力で歌った。

けどそこで叩きつけられた現実。


0・・・。


私たちは目を疑った。

いくらなんでもそんな事はないって、私たちは全力でやったのに!って。


でも、甘いのは私たちで・・・、ちょっとでも投票してくれる人はいるだろうってそう思ってた。


けど現実は甘くないよね、そう思わずにはいられなかった。


そのあと、千歌ちゃんは私たちに気を使うように元気に振舞っていた。

そして、私はついいつものように・・・


曜 「千歌ちゃん、スクールアイドル辞める?」と。


今思えば、その時すでに歯車は狂っていたのかもしれない。


私はいつものように、やめない!って言う一言が欲しかった。


千歌ちゃんだって悔しかったはずだよね、辛かったよね・・・。


けど私は自分が求めている言葉を、安心したいがために千歌ちゃんの事を考えてあげられなかった。


だからかな、千歌ちゃんが梨子ちゃんを頼って、梨子ちゃんの目の前で涙を流して・・・、梨子ちゃんの目の前で本音をこぼしたのは。



ー練習後ー


千歌「あー、もう無理だよ、限界だよ〜!」ぐでーん


ダイヤ 「なんですか、だらしがないですわね、そんなんではμ'sには届きませんわよ!」ガクガク


果南 「そう言うダイヤも千歌同様で限界に近いけどね」


千歌 「おっ、果南ちゃん、うまいですなぁ〜!」


果南「え?」


千歌 「だって今の、千歌と近いをかけたんでしょ?」ニヤニヤ


千歌以外8人「・・・」


千歌 「あ、あれ、何この空気?」


果南 「さぁ、帰ろっか」


オツカレサマデシター!


千歌 「無視しないでよ〜!」ジタバタ


梨子 「ほら、バカな事してないで帰るよ?」


千歌 「うぅ、梨子ちゃんまで〜・・・。」ぐすん


梨子 「曜ちゃんも帰ろ?」


曜 「・・・」


梨子 「曜ちゃん・・・?」


曜 「あっ、り、梨子ちゃん、どうしたの?」


梨子 「一緒に帰ろって言ったんだけど・・・、なんだか最近様子おかしいよ?」


曜 「あ、ごめんね、ボーとしてた!

大丈夫大丈夫、元気が取り柄ですからっ!」ニコッ


梨子 「そう、ならいいけど・・・」


曜 「うんっ、あと、水泳部の方顔出してくるから先帰ってて、ばいばい!」フリフリ


梨子 「あ、曜ちゃん・・・ねぇ、千歌ちゃん、最近の曜ちゃんなんだか様子おかしく・・・」チラッ


千歌 「うーん、なんでさっきは変な空気になったのかな・・・」ぶつぶつ


梨子 「はぁ、また今度にしよっと」


果南 「・・・」



はぁ、2人といるの辛いから、思わず嘘ついてきてしまったけど・・・。


これから私はどうすればいいのかな。


スクールアイドルを辞めれば千歌ちゃんは悲しむだろうし、私としても悔しいから次はラブライブに出て、それで優勝したい。


曜 「はぁ、どうしよっかなぁ」


果南 「何がどうしよっかなぁん、なの?」ヒョコ


曜 「わぁっ!、びっくりしたぁ・・・!」ドキドキ


果南 「ふふっ、相変わらずいい反応してくれるね!」


曜 「もう・・・、それより果南ちゃんどうしたの、帰りこっちじゃないよね?」


果南 「うん、そうだね」


曜 「ならなんでこっちに?」


果南「曜さ・・・、何か隠し事してない?」


曜 「!!・・・、一体なんの事かなん?なんてね、あはは・・・」


果南 「話逸らさないで、真面目に話してるんだよ」ジッ


曜 「・・・、さすが幼馴染ってとこだね、果南ちゃんには敵わないや」


曜 「けどね、これは私の問題、私の・・・心の問題なの、だから果南ちゃんには何もできない」


曜 「だからさ、心配いらな・・果南「いい加減にしなよ!」


パチーン!!


この時、初めて果南ちゃんに真剣に怒られたと思う。


あの果南ちゃんが、私を叩くくらい感情をむき出しにしてたのは初めて見る。


曜 果南「・・・」


果南「・・・、最近の曜はどこかやる気がないように思える、疲れもあってか心ここにあらずって感じで、このままじゃみんなに迷惑かけるよ・・・?」


曜 「・・・」


果南 「黙ってちゃ分からないよ、何か言いなよ!」


曜 「・・・、果南ちゃんには分からないよ、私の気持ちなんか」


果南 「なにさ、まだ何にも話してくれてもないのにどうやって分かれって言うの!?」


果南 「悲劇のヒロインにでもなったつもり!?」


曜 「だから、何も知らない癖にそんな事言わないでよ!!」


果南 「・・・、キリがないね」


曜 「・・・、そうだね、私は果南ちゃんがそんなに面倒な人だとは思わなかったよ」


曜 「私、もう行くから・・・、じゃあね」くる


これで良かった、良かったと思ったけど去り際に果南ちゃんにある一言告げられ私は頭が真っ白になった。


果南 「・・・、曜、もうスクールアイドル辞めなよ」


曜 「な、なんで?!」


果南 「さっき言ったでしょ、迷惑かけるって。」


果南 「 もう今の曜には輝きがないよ、だから辞めな」


曜 「・・・、ははっ、そっか、あははははは!!」


果南 「・・・曜?」


曜 「果南ちゃんもそうやって用が済んだら見捨てるんだね、よーく分かったよ!」


果南 「なっ、違う!、私は・・・!」


曜 「もういいよ、果南ちゃんは素直に言ってくれる分優しいよ、ありがとう」


曜 「明日、ちゃんと退部届けだすから、みんなにもちゃんと、挨拶する」


曜 「じゃあね、果南ちゃん」


果南 「・・・!」ゾクッ


果南 (な、なに、今の目・・・、本当に曜・・・なの?)


果南(そ、それより、ここで止めなきゃ、曜が帰ってこなくなる・・・!)


果南 「よ、曜!、ごめん、ついカッとなって思ってもない事を・・・だから!」


曜 「・・・、もう、私に構わないで」チラッ、タッタッタッ


なにも考えずにただひたすら走った・・・。


果南ちゃん、ごめん、私だってこんな事言いたくなかった、果南ちゃんのそんな顔を見たくなかった・・・。


けどもう手遅れだよ、私はもう新しい渡辺曜にならなきゃ・・・。


ー曜の部屋ー


気がついたらもうお風呂に入って、ベッドの上で寝転がってた。


はぁ、明日挨拶しなきゃな。


幸い明日の朝練は果南ちゃんだけお家の手伝いでいないからサラッと言いやすい。


早めに済ませて、もうこんな関係を崩そう。


もう私には頼れる人なんていないのだから・・・。


ー翌日ー


ダイヤ 「・・・、遅い、ですわ」


千歌 「はい、ごめんなさい」


梨子 「な、なんで私まで・・・」ぶつぶつ


ダイヤ 「梨子さん、何か言いましたか?」ニコッ


梨子 「い、いえ・・・」ズーン


曜 「・・・」


そろそろ言わなきゃね・・・。


ダイヤ 「さぁ、それでは練習を始めますわよ!」


曜 「あ、あの、ダイヤさん!」


曜 「あの、話したいことがあります」


ダイヤ 「もう、2年生組はなんですの、練習が一向に出来ませんわ!」


曜 「あ、あはは、でも大丈夫ですよ、すぐに終わります!」


曜 「それにこれが最後ですから」ボソッ


千歌「曜・・・ちゃん?」


ダイヤ 「手短にお願いしますね?」


曜 「はい」


曜 「私、渡辺曜は、只今をもってスクールアイドルを辞めます」


あぁ、言っちゃったな、もうこれで私は傷つくこともない。


善子 「ちょ、ちょっとあんた本当に言ってるの!?」ガバッ


花丸 「よ、善子ちゃん落ち着くズラ!」


ルビィ 「ぅう、よ、曜さん・・・なんで・・・!」ぐすっ


ダイヤ 「・・・そうですか、確かに受け取りましたわ、そのお言葉」


鞠莉 「ちょ、ダイヤ!?」


鞠莉 「あなたなんでそんな冷静なの!?」


ダイヤ 「去る者後を追わずですわ、前から話していたでしょう、このままでは曜さんは潰れると」


鞠莉 「だ、だけどっ!」


そっか、そんな前から私は必要とされてなかったんだね。


曜 「鞠莉ちゃん、いいよ、ありがとう」


曜 「みなさんにはお世話になりました、これからも友達で居てくれたら嬉しいな」ニコッ


梨子 「よ、曜ちゃん・・・」ぐすっ


これが、私の精一杯の笑顔、そして最後の笑顔。


私は私の道を行く、これからは何があっても立ち向かえる、そんな気がしたら楽になったりした。


そして、体の向きを変えてここを去る。

・・・と思ったんだけど、それは千歌ちゃんによって止められた。


千歌 「なんで・・・、なんで辞めるの、理由は・・・?」


涙目になって必死に涙声になるのを隠そうとしてる・・・、ふふっ、相変わらず千歌ちゃんは喜怒哀楽はっきりしてて可愛いなぁ。


わたしは千歌ちゃんの目を見て、こう答えた。


曜 「千歌ちゃん、私はね、もう輝けないんだ、だからだよ、じゃあね!」タッタッ


千歌 「ど、どう言う事・・・、待って曜ちゃん・・・!」


これでいいんだ、もう今の渡辺曜は輝かない。


だから新しい渡辺曜で輝かないとね。


でも私は1人では輝かないから、私にとっての太陽が現れるといいな。


じゃあね、千歌ちゃん、みんな。


と、心の中で思い、今の渡辺曜を殺し、新しい自分を見つけようと思うのだった。


fin



後書き

今度は出来たらハッピーエンド書きたいです。
と言うか、このssも好評だったらハッピーエンド編書こうかな。


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2019-03-27 22:06:41

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2件応援されています


SS好きの名無しさんから
2024-02-29 01:00:55

SS好きの名無しさんから
2018-05-19 18:49:39

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2017-04-01 00:27:06 ID: kCYz4VS8

是非ハッピーエンド編見たいです♪


このSSへのオススメ

1件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2019-03-27 22:06:19 ID: S:g5TqU7

続き読みたいです


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