真田丸ロスをこじらして勢いでここまで書いてしまった。 一発ネタと思って欲しい。 もしこの先思いつく人いたらお任せ致す。 シャラ 「ノブさーん！なんか、赤いサムライが行き倒れてるー！」 ノブ 「マジか、また日本の侍か。与一、見て来いよオメー。」 与一 「すでに見て参りましたぞ、取り急ぎ手当をして寝台に寝かせております。起きたら羽根毟らせますか。」 トヨ 「で、お前ぁは見覚えあった者か？」 与一 「私の時代では無いと思いますよ。種子島持ってましたし。」 ノブ 「では、ワシら以降の者か。楽しみじゃな、魔王モードでビビらせちゃるか(ウヒッ)」 トヨ 「ノブ、お前ぁはほんにそれが好きじゃのう」 ノブ 「此奴、であるか。トヨ、お前見覚えは？」 トヨ 「むー、何処かで見た事があるよーな気はするがのぅ？」 与一 「六連銭の陣羽織を着ておりました。海野氏所縁の方でしょうか？」 トヨ 「む？六連銭？そいは六文銭、真田の家紋じゃ！もしや、戦上手の安房守殿…！ではないな、安房守殿はもっと垂れ目じゃった。」 ノブ 「真田？安房守？ってあの、武田ンとこの小癪な田舎モンか？」 トヨ 「信濃は尾張に近かろうが、人の事とかく田舎モン呼ばわりしおるのぅ。」 真田「む…ここは…？私は、生き延びたのか…？」 与一「お、目覚めたようですぞ。羽根毟り候え？」 真田「なんで起き抜けにいきなり鳥を突き付けられてるんですか私は？え？地獄ってそう言うルールなのですか？」 トヨ「真田殿、であるな。」 ノブ「無難な呼び方しやがったぞコイツ」 真田「貴方は！まさか、島津中務殿ですか！？貴方は15年前の関ヶ原で討ち死になされたのでは！？」 トヨ「そんなには経っとらん！精々が半年じゃ！」 ノブ「ワシお前と全く同じやり取りした気がする」 真田「私です、左衛門佐でござる！」 トヨ「おお！やはり左衛門佐殿か！しかし、エラく老けたのぅ？」 ノブ「いや、完全に忘れてたじゃない」 与一「今15年経ってるって言ってたじゃない」 幸村「して中務殿。こちらの眼帯の御仁と、鳥を突き付けてきてる御仁は御同輩か？」 ノブ「あぁん？貴様このワシの顔に見覚えが無いと申すか？戦国乱世の将なのに？」 幸村「いえ、実を言うと何処かで見た記憶はあるよーなないよーな気がするのですが、正直なところあまり思い出したくないと言いますか、思い出さない方が良い気がすると申しますか…」 ノブ「ったくしょーがねーなー、この田舎モンはよぅ。ワシこそ！第六t トヨ「織田信長じゃ、ビックリするじゃろ左衛門佐殿。」トヨー！！テンメー、毎度ワシの楽しみを奪いおってからにー！！」 幸村「信長公…！！道理で思い出したくないワケだ…」 ノブ「あぁん？おめー会った事あったっけか？」 幸村「いえ、私はお目通りが叶った事はございません。ただ、一度だけお見かけした事が…その…」 トヨ「なんじゃ左衛門佐殿、ノブは昔からこんなんじゃったのかのぅ？」 幸村「…明智光秀を衆人環視の前で思いっきり打ち据えて激おこぷんぷん丸ムカ着火ファイヤーでしたので」 トヨいち「「うわぁ…」」 ノブ「なんじゃその眼はー！！だってしゃーねーじゃん！あいつが肝心な時に大ポカしやがるから悪りーんじゃねーか！」 幸村「子供心に、「国持ち大名にまで取り立てといて、人前であそこまでしなくとも」と思ったモノです。」 トヨ「そら謀反もされるわ」 与一「しかも息子疑ったし」 ノブ「やめて！心の傷抉るのホントやめて！お願いだから三百文あげるから！」 幸村「では、こちらの鳥を持った御仁は森蘭丸殿ですか？」 与一「よく間違われるんですがそんなに似てるんですか？」 ノブ「まず信じねーとは思うが、那須与一よ。弓使わせたらおっかねぇぞー」 幸村「源平軍記の！？まさか？しかし前右府どのも中務殿もお若いし、有り得る…のか？」 ノブ「ほう、何とも物分りが良いのぅ、反応がつまらん。まぁ良い、左衛門佐よ。色々説明してやるが、まず此処は地獄ではない。無論極楽でもにゃあ。ワシらがおった浮世とは全く異なる世界じゃ、ワシらは諱で呼び合うとる。おぬしの諱は何と言う？」 幸村「え、ああ。真田信繁改め、真田幸村と名乗っておりまする」 ノブ「歳は？」 幸村「49ですな」 ノブ「なんじゃ、タメじゃねーか。タメ口を許す故気楽にせぃ。なぁに、与一もトヨもワシに敬意なんぞ払いやせん」 幸村「まさか信長公にタメ口を許される日が来ようとは…この巷は面白いですな」 与一「この人カタイですねー」 トヨ「昔から厄介ごとばかり持ち込まれとったのぅ」 ノブ「気楽にせぃと言うに、お前絶対気苦労するぞこれから。ワシが胃痛になりかけとるんだから」 オカマ伯「ちょっとぉ〜！またサムライが来たって？なんなの漂流者、日本人多過ぎなんじゃないのぉ〜？」 幸村「ちょ、豊久殿！何ですかあの面妖な御仁は！？」 トヨ「よーわからん。オカマじゃ。」 幸村「それは見れば分かりますが」