2018-05-27 17:27:24 更新

概要

マコトと僕の関係は真か嘘か。それとも幻想か。


この気持ちは実際には抱いていけないものだ。


この感情は実際なっていはいけないものだと。


でも、彼女は僕にそっとつぶやく。


「お兄ちゃんだから、こんな気持ちになるんだよ」


それは真か嘘か。そんな感情が分かったのなら神様だってきっといらないだろう。


「お兄ちゃん大好きだよ」


そんな言葉に今日も僕は溺れていく。



























ー午後のナナスタ事務所はみんなの休憩の場所になっていた。


「ふう、今日も疲れたよ~」


「お疲れ~ハル。確かに今日は新曲のダンスの練習だったもんね、あのダンス本当に難しくて・・・」


「スースも疲れたわ~!!ムスビー!!癒してー!!」


スースはムスビに全力で抱き着く。


「スースは・・・よくそんな動ける・・ね」


「だって、ダーリンのためだと思えばこんなの楽勝よ!!」


「スースちゃんはいつも通りだねえ」


そしてハルは目の前に置いてある麦茶を飲む。


すると部屋のドアが開いた。


「お、三人ともお疲れー!」


「「お疲れ様です」」


「ダーリン!スース疲れたわ癒して~~!!」


そしてタイルを蹴って全力で抱き着いてきたスースに僕は押し倒された。


「こら~~!!スース!!」


「いてて・・・・スースは元気だな」


「だってダーリンに疲れ癒してほしかったんだもの!」


「その前にケガさせたら支配人がこれなくなるでしょ!!」


「それは嫌!!ダーリンごめんなさい...」


「いや、僕は大丈夫だよ。とりあえず改めて三人ともお疲れ様。これで今日のお仕事は終わりだよ」


「あれ、他の皆さんは?」


「みんな現地解散してるよ。というかそれさっき言ってるけど...三人は途中で手伝いで抜けてたからね。後で言おうと思ったけど忘れてたんだ・・・ごめんね」


「大丈夫ですよ~」


「明日から一週間の休暇になるわけだけど、皆たまにはゆっくりしてね、ここんところ忙しかったし」


「え~ダーリンと一週間も会えないのやだ~~!」


「ほら、帰るよスース」


「やだ~~~~スースの鬼~~~~!!」


「それでは支配人さんまた一週間後ですね!!私もちまちま掃除しに来ますね!!ではまた!」


「うん、ハルもゆっくりしてね」


そして三人は部屋から出る。


「ふう・・・今日も疲れたな・・・明日から何しよ・・・」


すると扉が開いた。


「お兄ちゃん・・・いる?」


玉坂マコトだった。


「お兄ちゃん、明日暇だったりする?」


マコトは部屋に来るなりそんなことを言ってきた。


「暇と言ったら暇だけど、マコトも用事あるんじゃないのか?一週間もあるんだし、友達とでかけたほうがいいんじゃない?アユムとか」


すると誠は少し困ったような表情を浮かべこういう。


「アユむんは家族とお出かけでいないし、マコトそもそもお友達が多くありません。ほしい服があるんですが、マコト一人で買いに行くのははちょっと恥ずかしくて、お兄ちゃんについてきてほしいのです」


なるほどとばかりの表情を支配人は浮かべた。


「まあ、確かに明日はフリーだから・・・うん、いいよ!僕でいいのなら!!」


「本当に!いいの!マコト嬉しいのです!ではあしたこの事務所前でね!お兄ちゃん!」


「わかったよ、明日ね」


そして誠は扉の前で一度立ち止まり、振り返ってマコトは。


「また、明日会おうね、お兄ちゃん」


その姿は少しいつもとは違う気がしたが気のせいだろう。


というわけで、記念すべきで休日一日目をマコトと出かけることになったわけだけど。


支配人はデスクトップ画面にあるみんなの集合写真をみる。


ここ最近みんなの著しい変化はすごいと思う。


これもみんなの努力もあるだろう。みんなの笑顔も増えた・・・。


「マコト・・・・」


僕は無意識にそんな言葉を発していた。


そうだ、ここ最近もっとも笑顔が増えたのがマコトだ。


シトラスのデビューもあるだろう、アユムの存在が大きいだろうが。


最初は生まれたての小鹿のような常に何かにおびえていたような彼女がここまで笑顔を見せるようになるなんて・・・。


人生何があるかわからないものだと改めて感じる。


でもここ最近の彼女に最近ひかれている自分がいる。


その感情が一体何なのかはあまり考えたくはないけど。


「でも、明日か・・・・僕も準備しとくか」


そして僕も明日の支度を始めた。



















ー翌日、僕はマコトとの待ち合わせの場所である事務所前にいた。


少し経つと一人の少女がこちらに来た。


「お兄ちゃん、ごめんね、待たせてしまいましたか?」


玉坂マコトだ。


「ううん、全然僕も着たとこだ・・・よ・・・」


「うん?どうかしましたか?お兄ちゃん?」


「ううん、な、なんでもないよ!じゃあ、いこうか!」


「うん、お兄ちゃん!」


そして僕とマコトは買い物に出かける。


さっき、僕は一瞬のことだったが明らかに彼女に見とれたんだと思う。


彼女が来たとき鼓動が早くなるのを感じた。


何故だかは理由にするのが難しい。しかしこれは・・・。


いやいやいや、そんなわけない、だって僕は支配人であり彼女はそのアイドルだ。


しかし、そう考えた瞬間彼女を見ることができなくなった。


何故だろう、彼女を見よとするたびに鼓動が早くなる。


「?・・・お兄ちゃんどうかしましたか?」


「いや、なんでもないよ?!」


「そうですか?マコトには顔が赤いようにみえー」


「とにかく!マコトの用事を済ませよう!!ね!!」


「わ、わかりました・・・」


この様子で一日持つのか不安になるが、頼まれた身としてはちゃんとしなくちゃ通った僕は、呼吸を整え、気持ちを落ち着かせた。


「今日はよろしくお願いします!おにいちゃん」


「ま、まかせて!!」


笑顔のマコトとは反対にこの先の自分が不安になる僕だった。


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