2019-03-12 20:40:55 更新

概要

超大規模殲滅作戦から数ヶ月、
深海棲艦たちは勢いを無くし、艦娘なしでも大丈夫なことになった
そこで、大本営はある命令を発令する


前書き

みがめにさまはんさみかたきです
本日卒業しました!!
なので卒業ネタをば
何気に艦娘元人間設定で書くの初めてです
妄想はなんどかしたことあるけどね!


ぷろろーぐ


提督「艦娘を解体…っすか」


元帥「うむ、深海棲艦ももはや従来の駆逐艦で対処できるレベルに落ち着いた。

それならば、艦娘達ももう元の生活に戻してやっても良いかもしれぬと思ってな」


提督「そうっすか…」


元帥「あぁ、其れを各艦に通達してくれると頼む。…一人一人順番に知らせていった方が良いだろう」


提督「………何故です?」


元帥「君との別れを惜しむものも居るだろう……今生の別れではないがな。

それならば個人で時間をとってやったほうがいいと思ってな」


提督「━━━━━了解っす!では行ってくるっす」ガチャリ


元帥「……」


元帥「果たして━━は━━━━━━━━━だろうか…」


大淀「それは━━━でしょう」


元帥「…居たのか、大淀」


大淀「只今参りました」


元帥「ならばお前にもいった方が良いだろう…」


大淀「……解体ですよね、解ってます」


元帥「………そうか」




ほんへ


王紀菜歌舞鎮守府


提督「ただいまっすー」


叢雲「お帰りなさい、どうしたの?」


提督「…あー、叢雲なら耐えられるかな?」


叢雲「何がよ、もう…どうせ大したこと」


提督「お前の、ってか皆の解体が決まったんだ」


叢雲「━━━━━━━━」


提督「…まぁお前も辛いと思うけど、存在が消えちまうわけでも

姉妹と会えなくなるわけでもないし…まぁ軍にいた頃の記憶は無くなっちゃうけどさ?」


叢雲「……そう。いつか来るとは思ってたけど……早いのね」


提督「……だな」


叢雲「話は終わり?姉たちには伝えておくわ」


提督「お、おう。以外とあっさりしてるな」


叢雲「ま、みんなと会えないわけでもないしね。じゃ………また」


提督「おう」


提督「………以外とこんなもんなのか?」


提督「………」


提督「あ、川内。丁度よかった、話があるんだ」


川内「え?なになに?夜戦?」


提督「いや、………お前には辛い報告になるかもしれないな」


川内「……どうかしたの?」


提督「皆の解体が決まった」


川内「ん~そっか!わかったよ。神通たちにも伝えとく」


提督「え?あ?おう」


川内「じゃあねー!解体後も会おうね!」


提督「いや解体は来週……いっちまったよ」


提督「寂しがりな川内こそ泣くかと思ったんだが…思いの外強かったなぁ」


提督「……………」


提督「……あ、プリンツ」


プリンツ「あ!ぐーてんたーくadmiralさん!」


提督「お前にも言っといた方がいいかもな…」


プリンツ「どうしたの?ま、まさか愛の告白!?///」キャー


提督「ち、ちがう!俺はなぁ!…じゃなくて、皆の解体が決まったんだ」


プリンツ「えー!嘘!?」


提督「残念だが、本当だ…」


プリンツ「記憶消されちゃうんだよねー?」


提督「あぁ…」


プリンツ「仕方のないこと、なんだよね…?」


提督「………あぁ」


プリンツ「そっか………」


プリンツ「admiralさんと会えなくなるわけじゃないしいいや!元々友達だったしね!私達!」


提督「………それもそうだな」


提督(プリンツとの出会いは俺がドイツ旅行に行ったときだった。その時から仲良くなって…俺の危機を聞き付けて艦娘になったんだったな)


プリンツ「じゃ、ビスマルクねえ様にも言っとくね!じゃあね、たー坊!」


提督「たー坊いうなし!」


提督「…………」


提督「まぁあいつとは友達だったしな。うん」


提督「……………」


提督「お、瑞鳳。話があるんだ」


瑞鳳「なになにー?卵焼き?」


提督「違うよ………辛いかもしれないが、皆の解体が決まった」


瑞鳳「おぉっ!これで戦わずにすむの!?」


提督「え?え?あ、うん」


瑞鳳「やったああああ!あ!でも提督さんと会えなくなるのかぁ…」


提督「あ、うん。おぅ…」


瑞鳳「でも絶対思い出しますから!会いに行きますからね!」


提督「え、あ、瑞鳳っ!?」


提督「行ってしまった……」


提督「むぅ……?」


翔鶴「あら提督…どうしたんですか?」


提督「翔鶴…あのな、お前に」


翔鶴「解体………ですよね。辛いですけど…-二度と会えないわけではありません」


提督「うん」


翔鶴「また………いつか会いましょうね」


提督「うん」


提督「………」


提督「皆強いんだなぁ…」


金剛「ヘーイ提督ぅ!解体って本当デスかー!?」


提督「あぁ、残念だが…」


金剛「しかーし!私の提督☆LOVE☆POWERをもってすれば!提督のことを覚えてられるハズでーす!」


提督「」


金剛「解体のときのために提督sメモリーを片っ端から見るのデースぐへへへへへへへ」


提督「」


提督「」


北上「てーいとくー?どうしたのさー」


提督「……あ、北上……」


北上「ほいほーい、あなたの北上さまですよーぅ」


提督(北上は……俺の嫁だ。まぁ、カッコカリなんだけどさ)


北上「解体のことで悩んでるの?」


提督「まぁ……うん」


北上「そっかぁ……」


提督「北上は………嬉しいのか?」


提督「戦う運命から逃れられて、元の生活に戻れて」


提督「嬉しいか?」


北上「んーとね」


北上「半々」


提督「へぇ……」


北上「本音を言えば、戦いたくないし…昔の友達とかとショッピングとかいろいろしたい」


提督「だよな……」


北上「でも」


北上「このまま艦娘として提督とず━━━━━━━っと、一緒にいたいってのも本音」


提督「━━」


提督「……それでさ、辛いのか?その…俺と別れるの」


北上「そりゃ辛いよ?でも提督、皆に辛いのかとか聞いてるけどさ」


北上「ホントに辛くて嫌なのは提督でしょ?」


提督「…」


提督「何を証拠にそんなこと?」


北上「提督のお嫁さんとしての勘なのだ」フフン


提督「…………」


提督「そうだな」


提督「なんだかんだ言って」


提督「皆と別れるのが寂しくて」


提督「皆に忘れられるのが辛くて」


提督「解体が嫌で嫌でしょうがないのは」


提督「俺だ」


北上「でしょう」エヘヘ


提督「さすが北上」


北上「スーパー北上さまを崇めろー」


提督「ははー」


提督「……」


北上「……」


北上「あたしは、さ」


北上「きっと忘れないで見せるから」


北上「街とかで見かけたら声かけてね?ダーリンっ」


提督「……!」


提督「あぁ……」


提督「もちろんだよ」


提督「これにて俺は━━━━」


提督「艦娘から卒業する」


提督「いつまでもここにすがっちゃだめだよな」


北上「それでこそ男だ!」


提督「おう!」


そして全鎮守府一斉解体の日がやって来た━━━


えぴろーぐ


3月某日

艦娘たちは解体され、元の生活へと戻っていった

プリンツは、今まで通りべたべたちょっと鬱陶しいけどな

それで、だ

俺も晴れて一般人に戻ったってわけだ

海軍提督という役職上下手に出掛けることができなかったから、すげぇ嬉しい


男「やっぱシャバの空気うめぇ…まじうめぇ……」


女「かわらないでしょ」ケタケタ


あぁ、そうだ。

この女がプリンツだ

ブロンドで、瞳がきれいな青色で

しかしプリンツ・オイゲンのときと違うのはその顔立ちだ

プリンツのときは少々童顔だったが、普段の彼女の顔はしゅっとしていて

「かわいい」よりは「美しい」という言葉が似合う


女「たー坊、私ちょっと行かなきゃ……ってのも艦娘としてドイツから来たからこっちの方で再登録しないと…」


男「もうすでに解体から1ヶ月たってるんだが!?」


女「あはは、ごめんごめん……1330にハチコーマエで落ち合おう!」


あー、いいわすれてたがドイツ語で会話してるんだ。

実際のプリンツは日本語がてんでだめでな…

そうそう、もいっこ忘れてたよ

叢雲……だった少女は、姉妹たちと生還を喜んでいた

川内だった少女は報酬として支払われた金でゲーセンに飛び出そうとして神通、那珂だった少女たちに止められていた

瑞鳳だった少女は軍の人達を労うため竜田揚げを作っていた━━━卵焼きじゃないのか

翔鶴だった少女は同じく瑞鶴だった少女と仲良く施設を出ていった

出ていく際、こちらの方を見て微笑んだのはなんだったのだろうか…

金剛だったのは見事に忘れていた

そして北上━━のときに丁度元帥から呼ばれてな、報酬と同時に労いの言葉を頂いた

そう、丁度確認が取れなかったんだ

だから北上とは……交流が一切ない


男「……はぁ、北上………」


そんな時だった。

栗色のポニーテールをなびかせ、頬横の結び目が可愛らしく、黄渕のメガネが特徴的な女性が歩いてるのを見つけた。

間違いなかった

俺の全感覚がそうだといっていた


━━━北上だ!


男「北か…………!」


叫ぼうとしたが、その先が出てこなかった

彼女は今の生活を楽しんでいるんだ

楽しかったともいっていたが大変であった過去の1パーツである俺と出会って、辛い思いをしてしまわないか?






そんなことが言えてたら、俺はかっこよかったのだろう


これは俺の主観だが、俺という人間はとても自己中心的だ。

だから100%、声をかけていただろう。



隣に男の姿が無ければ


仕方がないことだ、北上はかわいいから。

彼氏が…彼氏ともいえなくとも、仲のよいボーイフレンドができてもおかしくはない。

そうだ━━━これでいいんだ

北上が幸せなら……俺は幸せなんだ

でもなぜだろうか

涙が止まらない

それもそうだ

本当は幸せなんかでもないんだから

あのとき二人でどこかへ逃げてればよかったんだ

そうすれば、俺は、俺は、


そんなことを言っても意味はない



━━━━━━━後悔しても遅すぎる


後書き

イェイ


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2019-03-13 15:43:03

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2019-03-13 15:43:03

このSSへのコメント

4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-03-13 07:43:42 ID: S:2g34P-

卒業おめでとう。

高校生活・大学受験を頑張れ!!

2: みがめにさまはんさみかたき 2019-03-13 15:36:51 ID: S:SA8QD8

※1
ありがとうございます!

3: ログインパスを忘れたリスト作り 2019-03-13 15:53:15 ID: S:WcKE_6

北上様であいうえお作文でも書かせていただこうと思ったんですけど、結局2時間考えてグダグダにしかならないという結論に至ったので簡潔かつテキトーに(笑

ご卒業おめでとうございます。
あなたのこれからの高校生活においての無病息災、ならびに平穏などをお祈りさせて頂きます。

4: みがめにさまはんさみかたき 2019-03-13 22:02:22 ID: S:2RUhD3

※3
きょうこのコメントをいただけた
ただただそれだけで充分ですよ!
かなり底辺のところですが
みんな結構来たので結構平穏かもですし
さんたくろーす
まあともかくありがとうございます!


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1: SS好きの名無しさん 2019-03-13 07:43:57 ID: S:96eZpr

卒業おめでとう。

高校生活・大学受験を頑張れ!!

2: ログインパスを忘れたリスト作り 2019-03-13 15:54:05 ID: S:6HnQze

頑張ってねぇー!(主任並みボイス


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