2019-03-24 10:54:09 更新

2017年10月4日 PM:19:00


守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)

銭湯(せんとう)


女湯


千棘 「つぐみ〜、あんたまた、胸が大きくなったんじゃ無い?」


鶫 「え?い…いや、そんな事は………」


千棘 「ちょっと、触らせてよ!」


万里花 「私(わたくし)も〜〜。」


ムニュムニュ モミモミ


鶫 「やめて下さいよ、お嬢〜〜!」


小咲 「千棘ちゃんも、高校の時より胸が大きくなったんじゃ無い?」


千棘 「あ!気付いた小咲ちゃん?

最近、毎日お風呂でマッサージしてるんだ。

楽は胸の大っきい子が好きみたいだから!」


小咲 「へぇ〜〜、胸が大きくなるマッサージなんてあるんだ。」


千棘 「小咲ちゃんにもやってあげるよ、

それ〜〜。」


小咲 「わわっ!やめてよ千棘ちゃん………」




その頃、男湯………


集 「いや〜〜、刺激的ですな〜〜。

温泉での女子達の会話は。」


楽 「お前、盗み聞きなんてするなよな………」


蒼也 「舞子くん、お嬢にあんまり変な事をしたら、

俺もビーハイブの人間として、君を見逃せなくなるよ。」


集 「まあまあ、いいじゃんコレくらい………ん?」


グラッ


集が耳を当てていた竹で出来た男女の仕切りは、年月が入っていたのか、脆くなっていた。


グラアッ ドボーン


集 「ギャース!」


集はそのまま、仕切りを押し倒してしまった。


楽 「げっ!」


集 「あっ」


蒼也 「………ったく。」


フゥ〜〜


千棘 「え。」


小咲 「あ。」


万里花 「あら。」


鶫 「な。」


るり 「………」


羽(ユイ) 「あらまあ。」


楽達は女子風呂を見てしまった。


みんな、裸にバスタオル一枚で、ちょうど千棘が小咲の胸を揉んで、マッサージしていた。


千棘 「ちょっとあんた達、何やってるのよ!?」


楽 「いや、これは集の奴が………」


小咲 「一条君、いいから目ぇ閉じて!」


るり 「………言わなくても私は分かってるわよ、真面目な一条君がこんな事を千棘ちゃん以外の女の子にする訳無いもの。

集君、あなたの仕業ね?」


ゴゴゴ………


鶫 「舞子集、貴様はまた〜〜。」


ゴゴゴ………


集 「ひい〜〜、勘弁して下さい〜〜!」


ダッ


るり・鶫 「待てーい!」


ダダダッ


るりと鶫はバスタオル姿のまま、腰巻(こしまき)一枚の集を脱衣所まで追い掛けて行った。


羽(ユイ) 「ウフフ………賑やかね。

私達はそろそろ出ましょっか、小咲ちゃん。」


小咲 「え?あ…はい。」


万里花 「では、私(わたくし)は楽様との混浴(こんよく)を………」


羽(ユイ) 「万里花ちゃんも、行きましょうね〜〜。」



グイッ


万里花 「あ〜れ〜。」


万里花は、羽(ユイ)に掴まれて脱衣所に。


蒼也 「………全く、付き合いきれないな。

楽、俺ももう出るよ。」


ザバッ


そして、温泉には楽と千棘の2人だけになり………


楽 「と…とにかく、俺も出るわ、千棘!

壁も崩れちまったし!」


千棘 「あ!ちょっと待って、楽!」


楽 「え?」


千棘 「もう、他には誰もいないから、

その………一緒に入ろ。」


カァァ………


楽 「えっ?」


そして10分後、楽と千棘は岩の前で背中合わせで、温泉に2人で入っていた。


ザッパーン


楽 「……………」


千棘 「……………」


楽 「………まさか、お前があんな事言うなんてな。」


千棘 「だって………もう私たち、ホントの恋人でしょ?

キスももう何回もしたし、

その………その先の事も、そのうちするでしょ?」


ドキッ


楽は千棘の言葉に、ドキッとした。


楽 「なんか………高校の時は、クロードの策略でお前が腰にキスしただけで大騒ぎしたのに、

ホントに今は大分変わったよな。」


千棘 「アハハ………あったわね、そんな事………」


楽 ドキドキドキ


千棘 ドキドキドキ


楽 「……………なあ、千棘。」


千棘 「ん?なーに、楽………ふぇっ!?」


ギュッ


楽は振り向いて、千棘を抱きしめた。


楽 (千棘の体、タオルの上からでもよく分かる。

スゲー、柔らかくて気持ちいい………)


千棘 「ら…楽?」


楽 「……………なあ、千棘。」


千棘 「は…はい?」


楽 「………触っても、いいか?」


千棘 「え?」


ドキッ


千棘 「そんないきなり………」


カァァ………


楽 「やっぱり、ダメか?」


千棘 「………いいわよ。」


楽 「え?」


千棘 「ちょっと恥ずかしいし、

まだ早過ぎるとは思うけど、

その………いつかはするでしょ?

あんたが今触りたいなら、いいわよ。

もう私はあんたの………「ホンモノ」の彼女なんだもの。」


楽 ドキッ


楽 「いい……のか?」


ドキドキドキ


千棘 「うん………」


ドキドキドキ


スッ


楽は手を出して、千棘の胸を触ろうとした。

その時………


ガラッ


山中さん 「お客さーん、入浴時間はそろそろ終わりですよー。

って、え………?」


楽・千棘 「はっ!」


山中さんが扉を開けて入って来てしまった。


山中さん 「……………そうか。

確か、お2人は付き合ってらっしゃるんでしたよね。

なら、そういう事もしますわよね。

お邪魔しました〜〜。」


ピシャッ


楽 「ちょっと待って下さい、山中さーん!

今見た事は、他のみんなには………」


千棘 「うう………」


カァァ………


第1巻 第164話 完








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