2019-11-13 00:02:28 更新

概要

遅くなって申し訳ありません、黒村艦隊の長編です。今回は黒村提督の過去の思い出話みたいなものにしました。
第8章から最終章にかけてはかなり端折ってしまいましたお許しください。
就活等であげるペースが遅くなりますご了承ください。


序章 懐古:横須賀鎮守府に所属している黒村提督(35)は執務室で柱島泊地での自分の若き日を懐古していた。

黒村「あれから9年か…だいぶ経ったな…」

加賀「提督…どうかなされたのですか?」

黒村「ん?ちょっと昔のことを思い出してね…」

赤城「提督の昔話ですか?ぜひ聞いて見たいです!聞いて見たいですよね?加賀さん」

加賀「赤城さんが言うのであるなら…聞いて見たいです」

黒村「では、まだ俺が柱島泊地に所属していた話をしよう…」

と赤城たちに自身の昔話をする黒村提督であった。


1章 出会い

これはまだ黒村提督が24歳の頃の話である。柱島泊地に勤務することになった黒村は早速執務室に向かったのであった。

黒村「ここが俺の着任する所か…ここで俺の提督としての仕事が始まる…先ずは艦娘たちに着任の挨拶をしないとな」

執務室のドアを叩く音がする。

黒村「ん?入ってくれ!」

古鷹「貴方がここに着任した提督ですか?」

黒村「ああ…君は?」

古鷹「古鷹型重巡洋艦の1番艦古鷹です!よろしくお願いします!」

黒村「本日付でここに着任した黒村だ。これからよろしく頼む。ここにいるのは君だけか?」

古鷹「他のメンバーは今遠征中で留守にしています。」

黒村「そうか…では遠征から帰って来たら教えてくれないか?」

古鷹「分かりました。」

黒村「さて…帰って来る前に書類に目を通しておくか…」


しばらくして残りのメンバーが遠征から帰って来て

古鷹「提督、残りのメンバーが遠征から戻りました。」

黒村「分かった。入渠が終わったら執務室に向かうよう伝えてくれ」

古鷹「分かりました。」


そして、残りのメンバーが執務室に合流し黒村に挨拶をする

榛名「高速の巡洋戦艦、榛名です。提督よろしくお願いします。」

(この子は確か金剛型3番艦の榛名だな、お淑やかでいい子だ。)

加古「古鷹型の2番艦加古ってんだ!よろしく!」


(古鷹型?)


古鷹「はい、私が1番艦、彼女は私の姉妹艦です。」


(そう言うことか、古鷹と加古は姉妹艦だな…覚えておこう)


大井「…」大井は黒村のことを睨み


木曾「姉さん、挨拶して!」


と隣から彼女の姉妹艦である木曾が声を上げ


大井「球磨型軽巡洋艦の4番艦、大井よ…」


と仕方なく黒村に挨拶をして


(気難しい子だな…)


大井「何か言いましたか?」


黒村「いやなんでもない、さて次は君だな…」


木曾は挨拶をする


木曾「球磨型軽巡洋艦5番艦の木曾だ。よろしくな」


(そうか、球磨型は大井が4番艦、彼女は5番艦だった気がするな」


黒村「最後は君だな」


朧「綾波型7番艦の朧です。よろしくお願いします。」


(これで揃ったな…)


黒村「この泊地に着任した黒村だ。わからない事も多いがよろしく頼む」


一同「はい!」


黒村「着任して最初の仕事だが秘書艦をまだ決めてなかったな…」


古鷹「それだったら私がやります!」


黒村「分かった。わからない事があったら古鷹に聞くように。」


黒村「あとはこの艦隊名を決めないとな…俺の名前から取って…黒村艦隊だ!」


榛名(個性的な艦隊名ですね…)


加古(ネーミングセンス…)


大井(こんな提督で大丈夫かしら…)


木曾(不安だ…)


朧(あはは…)


こうして黒村艦隊が誕生した。

 

2章 出撃


黒村艦隊を結成してから数ヶ月経った…初めての出撃だがまだ出撃海域が決まっていなかった。


黒村「さて、初めての出撃だが…場所はバシー海峡だな…」


古鷹「バシーですか?」


と黒村が提案した海域に古鷹が首をかしげると


黒村「うん、最初は君たちの練度を上げさせる為だ。この艦隊を結成した以上沈ませはさせない…」


古鷹「分かりました。」


残りのメンバーを呼び作戦会議を始める。


黒村「以上が君たちが出撃するバシーの攻略だ。質問はあるか?」


木曾が手を挙げる


木曾「敵はどのくらいいるんだ?」


黒村「そうだな、駆逐イ級が2隻、軽巡ホ級が1隻、戦艦タ級が1隻といったところかな…」


木曾「それさえわかればいい…」


黒村「最初の出撃で焦りはあるかもしれない…だがこれだけは言っておく生きて帰って来い!」


と古鷹たちに言い作戦会議は終了する。


黒村艦隊はバシー海峡に出撃をする


黒村「…これでよし…」


しばらくして黒村艦隊がバシーから戻って来る


結果は小破が2隻、他が損傷なしと上々の結果だった。


古鷹「艦隊が帰投しました。」


黒村「うん…ご苦労…小破した艦は入渠するように」


大井、朧「了解!」


最初の出撃はA勝利で終わった。


3章 葛藤


黒村「最初の出撃が上手くいったのはよかったものの…最近は連敗続きだ…何が原因なんだ?まだ早いのか?」


と黒村は焦っていた。


大井「貴方…最近補給してないからじゃない…」


黒村「うぐ…言い返せないな…」


しばらくして出撃をさせるが大破したのは4隻とまたも連敗続きだった


黒村は…


黒村「…このくそったれ!何がダメなんだ!何がいけないんだ!」


徐々に焦りを見せる黒村


古鷹「…て、提督…」


黒村「すまない…しばらく一人にしてくれないか…」


古鷹「は、はい…」


誰もいない執務室で一人蹲っている黒村


黒村「俺には才能がないのか?」


と一人で問いかけている


黒村「…ダメだ…」


木曾「んなわけねえだろ!」


と呆れかけた木曾が執務室のドアを叩き無断に入っていく


木曾「しっかりしろ!それでもオレたちの提督か!」


黒村「…だが、お前たちに負担をかけ過ぎだ!」


木曾「だったら…オレたちを頼れよ!自分で解決させんなよ!」


黒村「…木曾…」


と木曾は敢えて黒村に厳しい言葉を投げかけ立ち直らせる…


木曾「オレたちは提督を信じている!だから下を向くな!」


木曾のカツで立ち直った黒村はその後出撃させ初出撃と同じ戦果を挙げることが出来た。


大井「木曾らしいわね…」


木曾「そうするしか立ち直る方法はないだろ?姉さん…」


その後執務室では


古鷹「お疲れ様です…提督…」


と古鷹は黒村にお茶を差し出し


黒村「ありがとう…古鷹…」


古鷹「提督、弱音なら私に吐いてもいいんですよ?」


黒村「うん…ありがとう…(涙が流れ…)」


黒村「あれ何でだろう…何で涙が…」


と古鷹に慰めてもらい時間が過ぎて行ったのである。


4章 衝突


あれから数ヶ月経ち古鷹たちは順調に練度が上がり始めた。


黒村「この改装結果だと改二候補は古鷹、加古、榛名、大井か」


古鷹「はい!私頑張りますね!」


そういったのも束の間執務室内で新たな問題が起きた。


加古と大井がいがみ合っている


大井「最近、貴方調子乗ってませんか?改二が近いからって…」


加古「調子なんか乗ってねえよ。お前こそこの間の出撃なんだよ!足ひっぱり過ぎじゃないか!」


大井「何ですって!あーもういいです!貴女なんか知りません!」


黒村「お、おいどこに行くんだ!大井!」


大井「貴方には関係ないでしょ!ほっといて!」


大井は怒りながら執務室を出て行く


加古「…」


黒村「…あーもう!何でこんなにトラブルが次々に起こるんだ!」


黒村「仕方ない…加古はしばらく大井と仲直りするまで待機だ…」


加古「だけど…」


黒村「とりあえず…仲直りするまで出撃は禁止だ…」


加古「分かった…」


と加古は俯き執務室を出る。


黒村「今はこうするしかないな…」


としばらくして出撃命令が下る…


黒村「こんな時に出撃命令か…仕方ない!大井、加古を除く艦隊は出撃!」


と大井、加古を除くメンバーは出撃した。


その頃大井は…


大井「…私…加古さんになんてことを…」


と大井が後悔していると


加古「な、なあ…大井…」


大井「加古さん…何ですか?笑いに来たんですか?」


加古「違うよ…謝りに来たんだ…その…済まなかった!」


大井「加古さん…私もすみませんでした!」


そして二人は仲直りした。


その頃古鷹たちは…


古鷹「ダメ…当たらない…」


榛名「古鷹さん!朧さんが中破しました!」


木曾「クソッ!あと少しなのに!」


朧「弾が!」


とかなり苦戦していた。その電文が黒村提督のもとに届き


黒村「二人とも!出撃を許可する!古鷹たちを援護してくれ!」


二人「了解!」


と大井と加古は出撃し戦果は朧の中破だけで済んだ。


黒村「これで一件落着だな」


5章 邂逅


ある晩…黒村は執務室の椅子でうたた寝をしていた。


(ここは…夢…か…)


とそこに居たのは35歳の黒村提督だった。


(未来の俺?何で…ここに…)


黒村(35)「若い頃の俺か…お前に忠告しに来た」


(忠告…?何をだ?)


黒村(35)「お前は俺の歪んだ理想を克服できるか?」


(歪んだ…理想…?)


黒村(35)は若い頃に自ら抱いていた理想を実現できないまま落ちぶれた成れの果ての姿だった。


(俺の未来の姿…理想…運命を変えるのかどうかか…)


(面白い…やってやろうじゃないか…)


夢は覚め…黒村は目が覚めた


黒村「何だったんだ?あの夢は…」


6章 決意


しばらくして…古鷹達も改二になり戦闘の方もだいぶ慣れ出した。


古鷹「次の作戦概要です。提督」


黒村「海域は…ソロモンか…というと第一次ソロモン海戦…よし、みんなを集めてくれ。作戦会議をする」


数分後 ソロモン海域の作戦会議が始まり…


黒村「以上がこの海域の作戦概要だ」


加古「あたしが沈んだ…海域…」


黒村「加古…この作戦は絶対成功させる。だからお前は持てるだけの戦力で戦ってくれ」


加古「わかった。」


作戦会議後…


黒村「漸くここまで来た…俺は…絶対諦めない…」


(未来の俺と約束をしたんだ…)


黒村「…覚悟はできた!今度の作戦…成功させる!」


第7章 決戦


ソロモン海の決戦まで1時間を切った


昔までは頼りなかったメンバーも今になっては頼もしく感じるようになった。


作戦開始まであと45分


この作戦は絶対に失敗させる訳にはいかない…


しばらくして…作戦開始まで5分を切った。


今の俺たちならやれる…!


作戦開始まであと4秒…


黒村「みんな…生きて帰ってこい!」


一同「了解!」


そしてソロモン海の決戦が始まった。


絶対勝つ!


榛名「絶対、提督に勝利を捧げます!榛名!いざ出撃します!」


と榛名の出撃とともに他の艦娘たちも出撃した。


今の俺たちに恐れるものは何もない。


今の俺は一人じゃない…仲間がいる!


榛名「敵影確認!主砲!砲撃開始!」


と榛名の呼び声と同時に砲撃戦が始まった。


順調に海域を突破する黒村艦隊…しかしそれは絶望の始まりだった…


朧「…!」


朧が大破した…


クソ…万事休すか…


榛名「諦めるのは嫌です!提督も!私たちも!絶対生き残ります!これで終わりです!」


そうだった…忘れてた…


黒村艦隊は希望を捨てること無く戦い続けそれから程なくして戦闘に幕が下りた


結果はA勝利…朧を大破しただけの勝利だった。


その後は朧は入渠、他の艦隊は補給に廻った。


黒村「勝ったのか…?」


そうか…勝ったのか…俺たちは…


自然と黒村は安堵するかのように胸を撫で回した。


ソロモン海の決戦…成功せり


黒村艦隊はまた一つの伝説を残すことになった。


8章 ケッコンカッコカリ


ソロモン海の海戦からしばらく経ったある冬の頃…


黒村の執務室には例の箱みたいなものが支給された。


話は数時間前に遡る


ソロモン海を攻略した暁として大本営から長期休暇をもらった黒村艦隊


とりあえず俺たちは山奥の小さな旅館に行くことにした。


黒村「みんな、先の作戦はご苦労だった。今日は英気を養ってくれ。」


一同「ありがとうございます!提督(司令官)!」


風呂も終わり夕飯を食べ終え…就寝時間になる


古鷹は寝れないでいた。Lvが99になった古鷹はそろそろケッコンカッコカリというシステムに近づこうとしている。黒村は別の部屋で寝ている。古鷹はみんなが寝ているのを確認して提督の部屋に行った。


黒村「…誰かいるのかな?」


古鷹は襖を開いて


古鷹「…提督…古鷹です…」


黒村「…あ、ああ…入ってくれ」


古鷹は顔を赤らめていた…


黒村「…そっか…古鷹には伝えていなかったな…」


黒村は大本営から渡された誓約書と指輪が入った箱を出した


黒村「古鷹…改めて練度99おめでとう…君は俺が着任した当時から秘書艦を務めてくれて楽しい時も辛い時も俺たちを支えてくれた。ありがとう…改めて言おう。古鷹型重巡洋艦古鷹…俺と結婚してくれないか…?」


古鷹は一瞬黙り込んだが目からは大粒の涙を流していた。


古鷹「提督…ありがとうございます…この古鷹…不束者ですが貴方のそばにずっといます…」


そして二人は抱きしめた。翌日旅館の近くの神社でケッコンシキを行い黒村と古鷹は晴れて夫婦となった


が…幸せな日々はそう長くは続かなかった。


9章 喧嘩


ケッコンカッコカリをして2年頭歳月が経った。黒村と古鷹は切磋琢磨しあいながら仕事をこなしていた。だがその日常も黒村のある行動で崩れる事になる。


黒村に浮気の疑惑が出ており古鷹と喧嘩してしまったのである。これは喧嘩する前の1時間前に戻る


古鷹「あの、提督少しよろしいでしょうか?」


黒村「ん?何だよ…俺忙しいんだけど」


古鷹「あの…この写真は何ですか?」


写真には駆逐艦や軽巡艦と親しく喋っている黒村の姿が写っていた。黒村は天然で浮気癖が最近増えたのである。


黒村「…これか…浮気しているところだな…」


黒村の浮気癖はこれで四度目だった。


古鷹は黒村の頬を叩いた。


黒村「…何しやがる!」


古鷹「それはこっちのセリフです!1度目ならともかくまた浮気してるなんて…もう知りません!顔も見たくありません!」


と古鷹は泣きながら執務室を出て行った。


このことは鎮守府でも噂になり黒村はロリコンやクズという烙印を押され大本営からも白い目で見られてしまったのである。


黒村は必死に古鷹を説得しても部屋から出なかった。


10章 サイコンカッコカリ


黒村は焦っていた。古鷹が鎮守府からいなくなってしまったのである。黒村はあたりを探していた。しかし彼女は見つからなかった。そして夜になり歩いていると古鷹らしき姿を捉えた。


古鷹「…」


黒村「古鷹…探したぞ…」


古鷹は黒村と人気のいない所で話していた。


古鷹「…御免なさい提督…私不安で提督に失礼なことを…」


黒村「気にしないでくれ…浮気した俺が悪いんだ…今更やり直そうとは思ってはいない…」


しばらく黙り込んだ後古鷹はもう一度やり直したいと言った。黒村も今までのことを反省して了承した。


二人はサイコンした。


そして時は経った。


最終章 新たなる一歩


黒村は横須賀での一件の後柱島に駐屯する事になった。古鷹は子どもを産み横須賀にいる。柱島にいる彼は今度は空母強襲部隊を率いて数々の戦場を潜り抜けている。


黒村「横須賀に帰りたいな…古鷹と子どもに会いたい…」


と柱島の海を見ていて呟いていた。


加賀「提督…出撃の準備ができましたいつでもいけます」


黒村「ああ!では…空母強襲部隊!発艦開始!」


と甲高く声をあげ加賀たちは出撃していった。


平和になる日を夢見て…


ーーENDーー


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クロクロさんから
2019-11-14 10:48:10

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