2023-03-19 20:41:59 更新

概要

艦これの二次創作SSとなっております。またオリジナル設定などを含むため苦手な方は以下略…
順次艦娘の方々を出し来ていきたいと思います。何か問題等があるような場合においては対処いたしますのでコメント等をいただけたら幸いです。
メイン8作目にしました。前作を読まなくても読めるようにはしているつもりです。
過去作を読んでいただけて大変うれしいです!更新は不定期となります。何分ご容赦ください。


前書き

2人のちょっと不思議な提督たちが特殊な環境に放り込まれも艦娘たちとドタバタしながら生活して行くというようなストーリーです。
今回はどうなるって?ええとですね…説明は3人に任せます!








翔鶴「それでは!こちら■■鎮守府、別名艦隊調査保護局です。」



青葉「ほかの鎮守府とは違い、通常の任務に加え、艦娘等の保護、調査などなどを連携しているMM鎮守府さんと協力して行っています。」



翔鶴「さらに、変わっているところがあり、深海艦さんが一緒に活動しています。」



電「今回は深刻な?お話ではないのです?」



翔鶴「深刻ではありませんでしたね。あの子のことですよね?」



電「そうです。今回は1本目がこ前回の事件のその後のお話と、もう1つは『その子』お話なのです!」



翔鶴「前回の軽いあらすじとしては、反艦隊勢力の基地に総攻撃→作戦成功→提督達が仲間のため残ることに→亡くなったと思ったら2か月後に戻ってきた。という感じですね。」



青葉「あらすじありがとうございます。1本目の記録方法は、自然な感じで撮りたかったので司令官達には秘密にして小型カメラで追跡しました。また他は青葉の取材が元になっています。」



電「艦娘の人たちや連携の鎮守府さんには事前に連絡済みなのです!」



青葉「はい!なかなか面白いものがとれました。」



翔鶴「あの…あの場面は……」



青葉「適切に処理はしてあるのでご安心を。」



翔鶴「よかったです。」



青葉「では、電ちゃん。1発目としてはっちゃけてください!」



電「それ必要なのです?」



青葉「お願いします!この通り!」



電「…はぁ、わかったのです。」



青葉「よっ!女提督代行!こちらをやっていただければ…(翔鶴さん。計画通りに…)」



翔鶴「頑張ってください!(はい…いいのでしょうか…)」



電「はいなのです……いきます!魔法少女イナズマ!ここに推参なのです!皆のハートをビリビリさせちゃうのです!」キャピーン



電「どうなのです?青葉さん、翔鶴さ…ん…」クルッ



ガラ~~~~~~~~ン



電「……」



電「……ふふ」



電「……うふふふふ」



電「……あの2人は処刑がお好みらしいのです。読んでくれる方はごゆっくりどうぞなのです。まずは1本目どうぞなのです。」



ガコン! カシャン! テクテク… パタン

ドコナノデス!? ナマリダマプレゼントナノデス! ダダダダダ!



青葉「ふぅ…こわいこわい。」



翔鶴「あの…処刑って…」



青葉「大丈夫です。」



カシャン カシャン



青葉・翔鶴「「 え? 」」



電「……電の本気を…み・る・の・で・す。」ニコォ



キャァアアァアァア! ナニゴト!? イナズマドウシタ!? ガヤガヤ…



青葉「あ…ああ……では…1本目どうぞ……」ガクッ






――0854 ■■鎮守府 執務室



ガチャッ!



最上「すみません!」

三隈「遅れましたわ!」



提督「……最上…」

女提督「三隈ちゃん…」



最上・三隈「「 は、はい 」」



提督「秘書は、提督達がくる10分前には来てるのが常識では?」



女提督「あたし達がきてから…15分もたっちゃってるね~…」



最上「すみませんでした!」



提督「これは懲罰ものだなぁ?」



女提督「そうだね。2人とも…」



三隈「いつもそんなこと言わないのに何でですの!?」



提督「口答えするのか?」



三隈「すいません…」



女提督「では、この場で懲罰を行う。2人とも前に…」



最上・三隈「「 … 」」



提督「口を開けろ。」



最上・三隈「「 … 」」



女提督「うふふふ。じゃぁ…突っ込んで。」



提督「はいよ!」スッ



最上・三隈「「 !! 」」



提督「よく噛めよ。」



最上・三隈「「 朝食食べてきたのに!! 」」



女提督「今日は提督のつくったローストポークとフレッシュトマトのサンドイッチです。」



最上「やばいよ…この懲罰やばいよ…」モグモグ



三隈「体重の管理をしたいのに……おいしくて…もう1ついただけませんか?」モグモグ



女提督「どうぞ。どうぞ。ほぉら…ホットコーヒーもあるぞぉ?少し甘めにしておいただぁ。」



提督「ひどい!女提督ひどい!しょっぱい物の後に甘いもののコンボ技!」



最上「く…食べてしまった…」



三隈「負けですわ…」



女提督「気にするでない。そのパンはライ麦だからそんなにカロリー気にしなくてOK。」



提督「2人とも今日の秘書官お願いな。」



最上・三隈「「 はい! 」」



三隈「ちなみに昨日のメニューは何だったんです?」



女提督「昨日は…そのパンと提督の作ったポタージュスープだったよね?」



最上「犠牲者は?」



提督「熊野と白露だ。」



女提督「熊野ちゃん、食べ終わってズーンってしてたよ。」アハハ



三隈「光景が目に浮かびますわ。」ウフフ



最上「そうだね…じゃぁ仕事はじめようか?」



女提督「うっし!じゃあ今日もよろしく!」



提督・最上・三隈「「「 よろしくお願いします! 」」」



提督「今日は三隈が俺についてくれ。」



三隈「わかったわ。」



女提督「最上ちゃんはあたしね。」



最上「了解。」



女提督「ちなみに2人ともノリが良くてよかったです!グッジョーブ!」



ソウカナ? ミクマガセリフイレテクルトハ… ノルノモイイデスワ  アハハハ




――0944 母港



提督「出撃は…五月雨、扶桑、大鳳、祥鳳、木曽、鈴谷。いるな。調子の悪い人いる?」



出撃組「「 大丈夫です! 」」



提督「了解。旗艦は五月雨。装備は爆雷たくさん持ってきたよな?」



五月雨「大丈夫です!もって…あう…魚雷つけてきちゃいました…」



木曽「おいおい…大丈夫か?」



五月雨「付け替えてきます~~~!」タッタッタッ



扶桑「五月雨さん!前!」



アキャー! ドスッ! イタタタ… ダイジョウブデスカ?



鈴谷「あちゃ~…五月雨ちゃん海の上だとあんまりドジっ子発動しないのにね。」



大鳳「鎮守府だと安心するでしょうね。」



提督「まぁ…怪我さえしなければいい。皆もサポート頼むな。」



五月雨「うう~…またドジっちゃいました…」



祥鳳「気にしない気にしない。」



扶桑「そうです。私よりは不運に愛されていないでしょう?」ニコッ



鈴谷「なんてさわやかな笑顔……って、言動と合ってないよ!」



扶桑「うふふふ。頑張りましょうね?」



五月雨「は、はい!」



提督「大丈夫かな…出撃やめる?心配になってきた…」



大鳳「大丈夫です!きっと…」



提督「そこは自身もってほしかったなぁ。」



木曽「どうにかなる!というかどうにかするから心配すんな!」



提督「おう。頼む。さて今日は潜水系の敵が多い場所だ。足もとに気をつけていってくれ。指令室にいるから何でも言ってくれ。よろしく!」



五月雨「はい!では、出撃します!」



イッテキマース  キヲツケテネー  アッオカエリ! コレカラ?



女提督「どーも。遠征班帰宅だね。」



提督「無事帰ってきたようだ。」



川内「たっだいまぁ…」



神通「もどりました…」



初霜「戦闘…ありませんでした…」ゲッソリ



文月「あはは~。ちょうちょ~。」ポワー



皐月「もうらめ…」グラン



提督「よっと…どうしたの?」



三日月「川内さん達が…」



女提督「川内ちゃんと神通ちゃんは執務室きてね。提督は、ほかの4人お願いしていい?」



提督「わかった。ほら文月。俺の背中にのれ。初霜はちょっとこっち。三日月は…」



三日月「私はまだ大丈夫ですので…」



提督「わかった。いくぞ~。」



女提督「通信だよ~。執務室の最上ちゃーん。寝てる人達をお風呂に入れてあげて~。」



最上『了解だよ。向かうね』




――1020 執務室



女提督「何があったの?」



川内「神通とケンカした。」



神通「はい…すいません…今回は私も頭に来てしまいまして…」



三隈「お茶どうぞ。」



神通「すいません。」



女提督「それで、今回の原因はなにかな?」



神通「……」



川内「帰り道に、私がふざけて神通が提督達からもらった髪留めを取って……落としちゃったのがいけないんだけどさ…そのあと…神通が無言でひっぱたいてきて…それで私もむきになっちゃって…」



女提督「あらら…」



川内「他の4人がゲッソリしてたのは私たちを止めるためです。はい…」



女提督「そうだったの…神通ちゃんと2人にしてくれるかな?」



三隈「では、お風呂手伝いますわね。川内さん行きましょう。」



川内「うん……」



パタン



神通「……」



女提督「神通ちゃん……あの髪留め大切に思ってくれてありがとうね。提督と選んだかいあったよ。」ナデナデ



神通「でも…でもぉ…」ポロポロ



女提督「泣かない泣かない。髪留めくらいまたかわいいの選ぶから。…先に手が出ちゃだめでしょ?まぁ…わかってるか!」ギュー



提督「出撃班帰投するって。無事倒せたそうだ。……神通、泣いてるのか?」ガチャッ パタン



女提督「カクカクシカジカ――――ってことだったみたい。」ポンポン



提督「ああ。あれか…ちょい待ち…この辺に……ありましたよ。」



女提督「何それ?」



提督「ん?髪留めの色違い。神通にあげる色を迷って結局2個買っておいたんだ。タイミング見てあげようと思ってさ。だから、あげる。」



女提督「ナイス!提督!」



神通「……」タッタッタッ ギュッ



提督「あはは。神通が抱き着いてくるなんて珍しい。」ナデナデ



女提督「ただ、あげる条件。ちゃんと川内ちゃんと和解した後、4人に2人して謝罪すること。そして6人で間宮さんの特別権あげるから食べること。いいかな?」



提督「そうだな。その条件はクリアしてくれよ?」



神通「はい!」



提督「さすが神通。」ナデナデ



女提督「あたしの直感が告げている…その扉がひらく。」



ガチャ



大淀「すいませんちょっと……浮気ですね。わかりました。みなさんに報告してきます。」パタン



提督・神通「「 え? 」」



女提督「さぁ…それぞれ行動スタート!」



提督「悪い神通!大淀ぉ!これには事情があるんだぁ!」



神通「失礼します。川内のところ行ってきます。」



女提督「はいはーい。」



神通「あら?夕立さんに時雨さん。お疲れ様です。すみません失礼します。」タッタッタッ



夕立「ぽーい。神通も夜間警備お疲れさまっぽい!」



時雨「お疲れ様。女提督。ちょっと話なんだけどさ?」



女提督「なんじゃろ?」



夕立「ぽ~い。くっつきに来ただけっぽい!」ポギュ~



時雨「そういうこと。」ギュー



女提督「あらま!そうですかぁ。」ナデナデ



夕立・時雨「「 … 」」スンスン



女提督「ん?」



夕立・時雨「「 ほかの女の匂いがする… 」」



ハイライトさん「逃走します。探さないでください」



女提督(ここでまさかのハイライトグッバイ!?)



ドウイウコトポイ? コノニオイ…ジンツウサンダネ… セツメイシテ? オチツイテクダサイ!




――1102 執務室



提督・女提督「「 」」チーン



翔鶴「なんでおふたりは白くなってるですか?」



最上「さぁ?」



三隈「戻ったらこのような状態でして…」



大和「はぁ…」



最上「翔鶴さんと大和さんのご用件は?」



翔鶴「大和さんお先にどうぞ。」



大和「いえ。大したことではないのでお先にどうぞ。」



翔鶴「では、失礼しますね。私の演習があるときのメンバーを聞きに来たんですが…」



三隈「演習予定は…ありましたわ。翔鶴さん、加賀さん、武蔵さん、ル級さん、島風さん、満潮さんです。2連戦の予定です。」



翔鶴「ありがとうございました。場所は?」



三隈「相手方の演習場ですわ。移動は提督が送迎だそうです。」



翔鶴「了解です。お邪魔しました。大和さんお待たせしました。私h――」



大和「翔鶴さんにもできればご意見を伺いたいのですが…」



翔鶴「はい?いいですよ?」



女提督「大和ちゃんが悩みごと?」



提督「めずらしいのは確かだな。」



三隈「きゃっ!急に目覚めないでください!」



提督「三隈さんひどいっスよ~…ずっと死んでろだなんて…」



三隈「言ってませんわ!おはようございます!」



女提督「お~はよ~うございまーーーす!」



最上「あはは!クマリンコ、挨拶はちゃんとするんだね!」



提督「真面目で結構!さて、話を戻そう。ごめんな大和。」



大和「いえ…その、私の装備の燃費についてどう思われます?」



最上「確かにほかの人よりは多いとは思うけど…」



三隈「あの装備ですもの、しょうがないのでは?」



翔鶴「私も同意見です。私たちの場合装備燃費に加え、艦載機の燃料もありますので気にはなります。」



大和「ですよね…出撃、遠征に頻繁に参加させていただくのですが…その…資源量が大丈夫なのかなって…」



女提督「そんなこと心配ナッシング!」



大和「そうですか…?」



提督「気にするなといっても気にするんだろうな。あのファイル見せてやれば?」



女提督「そうだね。最上ちゃんY-882のファイルそっちにある?」



最上「ええと……はい!」



女提督「皆見てくれるかな?これはあたしと提督とで作ったデータとその予測数値なんだ。ちなみに、この先1年分のだよ。」



提督「それは、大和専用の装備資源の予測データだ。出撃、演習、遠征、その他さまざまな要素を考慮して算出してある。」



女提督「そこに先月の予測データの全体値と大和ちゃんのみの値が乗ってるのわかる?」



大和「はい。」



提督「これは、先月の全体データと大和個人のデータ。数字見てみろ。」



最上「大和さんの量がぴったり!」



三隈「ですが…全体の量が少し低下…」



女提督「失敬!もう2ページ後のデータの方見て!」



翔鶴「こちらはすべて一致しています。」



女提督「ごめん。初め見たのは武蔵ちゃん達とかが加入する前のデータ。今のが武蔵ちゃん達を含めた全体データ。」



大和「ですが…先月は提督達は不在でしたよ?」



提督「いないな。だがそのデータの使い方は叢雲と電。特に電は女提督並みに使うことができるからな。」



最上「すごい…」



女提督「ということはだ。そのデータがあってほかの人たちの状況を読むことができれば資源管理も可能ってわけ。これならみんな均等に動けるしね。」



提督「んで…これが先月のうちの鎮守府の資源の収支報告書。」



三隈「プラスになってますわ!」



女提督「そういう事。だからこれまで通り出撃してくれて構わないし。もっと演習したいというならしてもOK!もう1つ言わせてもらえば大和型3人いた場合の計算もしてあるよ。」



提督「ということだ。」ニコニコ



大和「……す…」



翔鶴「大和さん?」



大和「ありがとうございます!提督達の下で働けて幸せです!」



提督・女提督「「 下? 」」



大和「はい?」



提督「それは違う。あくまで形式上は下だが…なぁ?」



女提督「同じ鎮守府の仲間として、誰1人…下に何て見たことないよ?」



最上「なんか…泣きそう…」



三隈「そんな風に言われたの…初めて…」



翔鶴「嬉しいですね…」



大和「あの…抱き着いてもいいですか?」



提督・女提督「「 ちょっとまった! 」」



大和「いいじゃないですか!」



提督「いや!だめだ!これは上司の命令である!」



最上「さっき下に見ないって言ったじゃん!」



女提督「これには生死が関わるので…職権乱用します!」



翔鶴「ひどい!」



提督・女提督「「 まだ死にたくない… 」」ガタガタガタ



三隈「そんな2人してくっついて震えなくても…」



大和「大丈夫です。大和がお守りします!」ガシッ!



提督「ちから強いな!?抜けられない!」

女提督「いい匂い…じゃなくてね!?」



ガチャ!



叢雲「司令官。休日のことなんだけど…」



電「女司令官さん。さっき夕立ちゃん達が変なことを…」



「「「「 ………… 」」」」



叢雲「大和。なんで2人を抱きしめてるの?」



大和「つい嬉しくなってしまって♪」



電「??……ああ、この資料のことなのですね。叢雲ちゃんコレなのです。」



翔鶴「数秒で状況把握したんですか!?」



叢雲「まぁね。大和さんやっぱり気にしてたのね…先月中に聞いてあげればよかったわね。ごめんなさいね。」



提督・女提督「「 助かったぁ… 」」



大和「叢雲さんと電さんにも感謝してます!」ダキッ



ドウモ ヤマトサンイイニオイスルノデス ソウデスカ? ボクタチモイイカナ?




――1200 食堂



提督「ごめんな。わざわざこのメンバーで集まってもらって。」



女提督「ありがとね。」



武蔵「大丈夫だ。ここ座るか?」ポンポン



蒼龍「どうぞどうぞ!」スッ



女提督「(ほう…)じゃぁ、あたし武蔵ちゃんのとなり~」



提督「なら、俺は蒼龍の隣だな。」



蒼龍「はいはい!」グッ



飛龍「ふ~ん。そうなんだ~」ニヤニヤ



イムヤ「どうしたの?飛龍さん?」



飛龍「ちょっとね?よかったね!蒼龍~」



蒼龍「ななな、なんでもないよぉ!」



荒潮「司令官たちはなに飲みますか?」



提督「大丈夫。もう持ってきてる。」



女提督「あたしも!さんきゅ!」



荒潮「はーい。」



提督「ありがとうな。さて集まってもらったのはだ…」



女提督「このメンバーと実質的にはあって1週間くらいです。」



提督「これからもっと仲良くなりたいと思ってる、いない間もここにいてくれたことに感謝してる。」



女提督「なので、こんな場ではあるけどお礼を言わせてね?」



提督・女提督「「 ありがとう! 」」ペコリ



武蔵「頭をあげてくれ。なんか、こそばゆい…」テレテレ



イムヤ「おお?武蔵さんが照れてる~」



女提督「記録した。」



妙高「記録!?」



提督「まぁ、こんな感じですはい。」



女提督「なので親睦を深めるのにも一緒に食事しようかなって。」



荒潮「うふふ。そうだったのね。」



女提督「そうそう。そういえば今晩みんなで宴会の予定だからよろしくね。」



伊勢「わかりました!そういえば提督さん達ってお酒強いんですか?」



女提督「あたしは普通くらい。こっちのほうが強い。」



球磨「武蔵くらいクマ?」



提督「なんだ?武蔵も結構飲めるのか?」



武蔵「人並だぞ?」



多摩「1晩のみ続けて次の日平気なのは人並じゃないニャ。」



女提督「あはは!結構飲むじゃないの。」



提督「よし。あとで飲もうぜ。良い焼酎用意しておく。」



武蔵「それは嬉しい。ならこちらはいいつまみを用意しようじゃないか。」



愛宕「あら~たのしそ~!」



女提督「この鎮守府でお酒が強い人たちの集まりがたまにあるよ。主に金曜日の夕方で不定期だけど。」



提督「ああ。飲めない人も来てくれて構わない。ジュースとかお茶とかも準備してあるからな。」



睦月「行ってもいいですか?」



提督「もちろん。1週間前に一斉メールするから来たい人は、その週の木曜日までに俺に言ってくれ。おつまみの量とか変わるからさ。ちなみに女提督の方も集まりあるんだぞ?」



妙高「どんな集まりですか?」



女提督「あたしの部屋で女子会的なものかな?しゃべっててもいいし、あたしの部屋にはゲームとか、漫画多いからそこで自由にする感じ?」



飛龍「私、行ってもいいですか~?」



女提督「いいよ~。これも不定期だけど基本は水曜日の仕事終わりからだよ。そいで、皆はここ慣れた?困ってることない?」



蒼龍「大丈夫です。特に温水プール結構使わせてもらってます。」



女提督「ほう…今度一緒に入ろうじゃないか…」ムフフ



イムヤ「いいねぇ!泳ぐのすき~!」



提督「その前にいいか?女提督のこの顔は悪いこと考えてる顔ですから覚えておくように。」



女提督「肯定する。」



荒潮「そこは否定するとろじゃないんですか?」



女提督「うむ…正直言えば、みんなの水着姿を見たい。イムヤちゃんは白いの来てほしい。」



イムヤ「しろ!?」



妙高「ストレートにきますね。」



女提督「ふふふふ。」ニヤリ



荒潮「ニヤリ顔だわ…」



武蔵「そういう提督はどうなんだ?」



提督「女性の水着のこと?」



武蔵「ああ。」



女提督「例えば蒼龍ちゃんが白いビキニを着ているのを想像してみなさい?」



提督「蒼龍?」ジー



蒼龍「て、提督さん?///」



提督「白じゃなだろ。グリーン系色だろ?」



女提督「ふむ…よいではないか…例えばこんなの水着は?」スマホ



提督「お前はいろんな情報をもってるな…」



蒼龍「やめてくださぁあああい///」



提督「こっちもいいな。というかセクハラいくない。」



球磨「面白い2人クマ。」



多摩「あきないにゃー。」



妙高「本当ですね。」フフフ



イムヤ「白いのはちょっと考えるけど…新しい水着はほしいかも!」



女提督「よいぞよいぞ~。なんなら、このメンバーで新しい水着を買って温水プールでバカンス気分を味わおう!費用はあたしが出す!」



提督「ふとぱっら!実際にも太っ腹!」



ブンッ! タンタンタン!



提督「お前…ほんと刃物の扱いはうまいよなぁ…」



睦月「ナイフとフォークが壁に…」



女提督「ありがとう。次言ったら…ちょんぎるぞ♪」



提督「うぇーい…」



妙高「あの、一緒というのは提督さんも含まれるんですか?」



提督「いや、おr――」



女提督「含まれます。提督に拒否権はなしです!やったね!」



伊勢「断るということは…私達に変なことするつもりなのかしら?」ニコニコ



提督「しませんよ!?……わかった。参加します。」



妙高「うふふ。面白くなりそうですね。」



球磨「意外と提督は丸め込まれやすいクマね。」



ソレトサ  アアハナシタヨ  イイカタタチデス  ワイワイ




――1330 談話室



女提督「ん?なにしてるの~?」



青葉「神経衰弱らしいです。」



女提督「みててもいい?」



島風「いいよ~。今、朝雲からだよ~。」



朝雲「いっきま~す。これかな?……まぁ、そろわないわね。」



村雨「だよね~…じゃあこれとこれ。……だめかぁ」



赤城「では…やった!これです。どうしましょう…では、続行で!……あら~…」



島風「引くよー。よし、じゃあもらうね!……引くのはパス~」



山雲「これ~。」



青葉「ん?山雲ちゃんは朝雲ちゃんと村雨ちゃんの残りを引きましたね?」



女提督「別の場所、相手にカードの位置を教えることになっちゃうでしょ?」



青葉「なるほど…」



朝雲「あ!Jのカード!これたしか……」スーッ



山雲「本当にそれでいいのかしら~?」ウフフ



女提督「山雲ちゃんがしかけたとな。」



朝雲「なんで?」



山雲「さっき~…すり替えちゃった~」ウフフ



朝雲「な!?」



女提督「ほーう……」



村雨「そんなことしていいの!?」



女提督「いいと思うよ。これで…本当の意味での神経衰弱になる…」



青葉「まさかとは思いますけど…女の子が悩む姿見たいだけじゃ…」



女提督「……すり替えたときに指摘されなければOKとします。」



青葉「失礼しました。続けてください。(間があったのは確かだ。)」



山雲「は~い。朝雲姉?どうするの~?それ~」



朝雲「山雲……ここで仕掛けてくるとは予想外だったわ…」



山雲「がんばって~」



朝雲「……くっ…」ペラッ



青葉「朝雲ちゃん、ここは別の場所をめくったぁ!しかし、そろわない!」



朝雲「やられたわ!」



村雨「じゃぁ、すり替えたはずのは!」ペラッ



青葉「Jのカード!すり替えてはなかった!山雲ちゃん心理戦の勝利!」



女提督「やるねぇ!」ナデナデ



山雲「ありがと~」



村雨「じゃぁ…そろえちゃうわね。も~らい…え?なんで!?」



女提督「さっきあったはずのカードが別のカードに…」



朝雲「ふふふ……していいなら…私だってね~?そうよね?山雲?」



山雲「そうね~…うふふ…」



朝雲・山雲「「 うふふふふ…… 」」



村雨「うわぁ…」



青葉「いやいや…熾烈な戦いになりそうです…」



赤城「失礼して―――Q!これです!揃いました!…ここでパスです!」



島風「わったし~。これとこれ!やった~」パサパサッ



朝雲「おっとカードを落としちゃったね。大丈夫?」



赤城「あらら…」



島風「ごめん。拾うね?これと…これ…あれ?どうしよう?間違っちゃった…」



山雲「その場合はシャッフルしましょう~」



赤城「そうですね。島風ちゃん引いたのはKのコレですよね?」



島風「そう!ありがと。」



女提督「島風ちゃん。わざと落としたね。」コソッ



青葉「まさか、島風ちゃんまでやるとは…」コソッ



赤城「では、これでそろいますね。では残りを切って並べます。」サッサッサッ



島風「ありがとうね…赤城さん!引くね。これとこれ…やった!じゃあも1回…だめでした~」



山雲「あら~…じゃぁ…こ~れ。」



女提督「今度は島風ちゃんと同じカードを引いて場所を教えない作戦だね。」



朝雲「そう来るわよね…でもね…私は…きた。それで山雲。さっき引いたQのカードはどうしたの?教えて?」



山雲「こっちよ~?」



朝雲「そう…またやったわね!よし!もらった!」



山雲「ばれちゃった~…」



朝雲「どんだけ姉やってると思ってんのよ。うふふ。…さてパスよ。」



村雨「ここで…引ければ……くぁあああ!だめだぁ…さっきの残りで引いて、おわり!」



赤城「もらいました。」スッ



村雨「赤城さん。場所…変えときましたから。」



赤城「そんな!見てましたよ!変えられるはずが…」



村雨「一応…忠告したわよ?」



赤城「くっ………」



青葉「あぁ…見てる方も衰弱しそうです…」



女提督「かあいいよぉ……」ハァハァ



島風「あれ!?ツッコミいなくなってる!?」



村雨「まぁまぁ……さて赤城さん。もし次の1手で引ければ赤城さんはすべて取れるじゃない?私が場所を教えてあげて、全部取ることができたら…私に2ペアちょうだい?」



青葉「村雨ちゃん、ここで取引を持ち掛けてきただと!?」



赤城「私は……お受けいたしません!信じて引きます!」



青葉「どうだ!?」



赤城「あぁあぁああ……」



村雨「ね?いったでしょ?」



衣笠「村雨ちゃんが赤城さんを出し抜いたァ!」



島風「じゃあ…これと…え?」



村雨「うふふ。島風ちゃん。私、入れ替えたのが1か所とは言ってないよ?」



島風「やられたー…だめだぁ…そろわない…」



山雲「頑張るわ~……そろった…最後…これと……これ!」



衣笠「運命のカードは…」



山雲「だめだわ~…」



朝雲「最後ね…自分を信じて引くわ!……やった!揃った!もう一回!きたぁぁあああ!」



青葉「試合終了!結果は…1位朝雲ちゃん、2位島風ちゃん、3位赤城さん、4位が村雨ちゃんと、山雲ちゃんでした~!」



朝雲「つっかれた~」



村雨「こういうのは楽しくやった方がいいね~…」



赤城「笑いながらやりたいです。」



島風「そうだね~。」



山雲「ごめんなさ~い…色々煽っちゃったわ~」



イイノイイノ! ムラサメチャン、アレドウヤッタノ? アレハネ…



女提督「最後はみんな仲良し。良きかな良きかな。」ウンウン



青葉「青葉も面白いもの見られました!」



ワイワイ!  アレハネ…  ナルホドー…




――1424 工廠



提督「明石~。夕張~。」



夕張「はい!あなたの夕張すぐ後ろに!」



明石「ちょっと待ってくださ~い!これくっつけちゃうんで!」バチバチ



提督「ゆっくりでいいそ~。」



夕張「ご用件は?」



提督「ああ。先に見せるとだな…これ本部から来たんだわ。」



夕張「ふむ…新型の装備ですか?」ニヤァ



提督「ああ。これ朝潮によくないか?」



夕張「そうですね~……でもですね提督…」



明石「お待たせしました!おお。新型装備じゃないですか!ついにうちにも配備ですか?」



提督「なんだ。2人とも知ってるのか?」



明石「はい。この前の装備の雑誌で取り上げられてたんです。ちょうど試作機完成ですよ。1つですけど。」



提督「お前らすげぇ。」



朝潮「朝潮、装備のテストと聞きはせ参じました!」



提督「おつかれ。テストまで頼んであるとは恐れ入った。」



明石「なんせ…」



明石・夕張「「 工学ラバーズなんで! 」」シャキーン☆



朝潮「おおお~」パチパチ



提督「決めポーズまで……まあいいや。今からやるんなら見てってもいい?」



明石「いいですよ~。朝潮ちゃんもいいかな?」



朝潮「司令官も見られるのであれば全力を尽くします!」



提督「朝潮。」



朝潮「はい!」



提督「そんなに硬くしなくていいからな。」



朝潮「御心がけ感謝します!」



提督・明石・夕張「「「 硬いなぁ… 」」」



朝潮「そうでしょうか?」



明石「ええと…姉妹と話す感じで行けませんか?」



朝潮「荒潮と満潮と話すときでしょうか?」



夕張「そうそう。例えば提督を満潮ちゃんとみたててしゃべってみて。」



提督「れっつチャレンジ。」



朝潮「……だめです。できません。」



提督・明石・夕張「「「 だめかぁ… 」」」



朝潮「すみません…」



提督「じゃぁ話すときはもう少し肩の力を抜いてしゃべろうな。」ナデナデ



朝潮「はい。努力します。」ニコッ



提督「できた!」

明石「できましたね!」

夕張「やったぁ!」



ワーッショイ! ワーッショイ!



朝潮「きゃぁ!装備のテストしないんですかぁああぁあああ!?」




――1502 MM鎮守府



女大佐「これで資料関係は終わりかな?」



北上「おわった~?」グデーン



女提督「お疲れ様。こっちのは全部確認も終わったよ。」



大井「すみません…うちの分の仕事まで手伝っていただいて…」



女提督「いいのいいの。そういえばこんどの昇格試験受けるの?資料あったけど。」



女大佐「受けるつもりだぜ。」



天龍「日時が決まり次第受ける予定だ。」



女提督「頑張ってね。まぁ、MMの人たちなら楽勝でしょ。」



陽炎「残念ながら楽に行きそうもないわ。」



女提督「どうして?皆だって練度とか十分でしょ?それに北上ちゃんや大井ちゃんは改二装備だし。他の人も改装備でしょ?」



不知火「ですが…試験の演習相手がBB鎮守府になる可能性が…」



女提督「BB鎮守府?」



女大佐「ああ。しらないか。ここ2カ月で最近急に成長している鎮守府なんだ。なんといっても日向、羽黒、足柄の3人がめちゃくちゃ強いらしい。」



女提督「日向ちゃん?羽黒ちゃん?足柄ちゃん?あれ…聞いたことあるぞ?」



北上「だろうね~。日向さんは伊勢さんの妹。羽黒さんと足柄さんは妙高さんと那智さんの姉妹だからね。」



女提督「そうだった!へぇ…それじゃさぁ…BB鎮守府対策手伝ってあげようか?」



龍田「いいんですか~?」



女大佐「まじか!?」



女提督「こっちも聞いてみないとわからないけど…いいこと思いついたからね。」



大井「助かります!」



女提督「日時の決定の連絡っていつ来るの?」



龍田「1~2週間あとよ~。」



女提督「わかった。じゃぁ、ちょい戻るん。」



女大佐「了解した。」



女提督「うっす。それじゃぁの。」ガラッ



天龍「そこ窓だぞ?」



女提督「そうだね。じゃぁ!」ピョン!



陽炎「ちょ!ここ2階よ!?」



女提督「なんくるないさーーー!」タッタッタッ



不知火「……」テクテク ガラッ



女大佐「お前までやるなよ?不知火…」



不知火「ちっ……」



女大佐「舌打ちですかぁ!?」




――1614 演習場



明石「ふむ。あそこの微調整でいいかもですね。」



夕張「すべての数値上昇を確認できました。」



古鷹「いい感じだったよ。」



榛名「はい。バランスも良さそうです。」



加賀「空中の敵への攻撃の精度もいい感じです。」



提督「ああ。3人とも相手してくれてありがとう。これ飲んでくれ。」



古鷹「ありがとうございます!スポドリもらいますね。」



榛名「私は紅茶を。」



加賀「では…麦茶いただきます。」



提督「朝潮は?」



朝潮「こちらのスポーツドリンクをいただきます。装備もいい感じでなじんでます。」



提督「そうか。明石、夕張。正式にこの装備を開発してくれるか?」



夕張「納期はいつに?」



提督「逆にどれくらいで?」



明石「ん~…メインフレームはできてますから…明日にはできるかと。」



提督「そうか。なら3日後で…朝潮。これを渡そう。」



朝潮「服ですか?」



提督「ああ。改二専用の制服だ。」



朝潮「本当ですか!」



明石「な~んだ。提督もちゃっかり準備してあるじゃないですか。」



提督「ああ。サイズはあってるはずだから。着替えてみてくれ。」



朝潮「はい!」ヌギヌギ



古鷹・夕張「「 朝潮ちゃん!? 」」

加賀「!!」ケホッケホッ



提督「朝潮さん!?なぜ脱ぐ!?」バッ



朝潮「え?着替えろといわれましたので…なにかおかしいですか?」



榛名「ちょっとおかしいかなぁ…」アハハ



明石「あの…提督いるんですよ?」



朝潮「はい。いますね。」



夕張「下着みられちゃうでしょ?」



朝潮「見られて困るんですか?」



古鷹「いやいや!下着もだし体見られちゃったりしたら恥ずかしいでしょ?」



朝潮「見せられないほど恥ずかしい体はしてないと思いますけど…」



朝潮以外((( この子は漢か!? )))



明石「向こうにきがえるスペースあるんで向こうで着替えてきましょうか?」



朝潮「はぁ…失礼します。」テクテク



提督「行ってらっしゃい。……朝潮ってなんかずれてるのかな?」



榛名「ん~…少しまっすぐすぎるのでは?」



夕張「だって…提督いる前ですぐに服脱いで下着見せられる?」



古鷹「私には無理です。」



加賀「不可能です。」



提督「鳳翔さんにでも相談するか。」



榛名「それが一番かもしれませんね。」




――1702  地下談話室



提督『女提督。1700回ったんだが最上と三隈上がらせるぞ~。』



女提督「はーい!2人ともお疲れ様!上がりでいいよぉ!」



提督『お疲れ。ありがとうな。』



最上・三隈『『 お疲れ様でしたー! 』』



女提督「お疲れ様~!」



提督『俺は執務室空けるけどまた戻るわ。そっちよろしく。』



女提督「了解あとで。」



コンコン!  ハーイ!



女提督「ちゃ~~~す。」



飛行場姫「コンニチハ。」



南方棲鬼「アラ?ドウシタノ?」



女提督「ちょっと皆とお話があるんだけど。」



離島棲姫「ナニカシラ?」



女提督「担当直入に。お引越ししない?」



戦艦棲姫「ドコニ?」



女提督「寮の方に移動しない?空母水鬼ちゃんや駆逐棲姫ちゃんみたいに個人スペースほしいでしょ?」



ル級「ソウネ…チョットアコガレルカモ。」



女提督「他の人は?」



離島棲鬼「アッテモイイワネ。」



女提督「わかった。じゃあ、あと1ヵ月待ってくれる?すぐに増築始めちゃうからね!」



リ級「チカ?」



女提督「地下じゃないよ。寮の1階に増築した感じ。」



レ級「イイノカ!?」



女提督「もちろん!ただし。自分の部屋は自身で掃除すること。わかりました?」



戦艦棲姫「ワカッタワ。」



女提督「家具とかの下見に行く?」



リ級「イキタイ。」



女提督「わかった。じゃぁ日取り決めていこうね。引率が提督になるかもだけど。」



南方棲姫「オンナテイトク。コノアトヒマ?」



女提督「この後?ん~1時間くらいなら大丈夫だよ?」



飛行場姫「ナラ、コレヤロ?」



女提督「おおぉぉぉ!?最新作じゃん!どうしたの!?予約販売もできなくて手に入らなかったやつ!」



離島棲姫「フフフフフ。コレヲミナサイ。」パサッ



女提督「これは…ゲーム雑誌……応募!特等当てたの!?」



離島棲姫「アガメナサイ。タタエナサイ!」



女提督「ははぁ!離島棲鬼様の強運に感謝いたします!」ゲザァ



飛行場姫「トイウコトデ…ヤリマショウ!」



コレイイキャラ  フムフム  ステージハ?




――1830  執務室



提督「この海域って安定してるけど最近変な軽空母系多くないか?」



女提督「人型の深海艦がいないからまだ平気だとは思うけど…どうする?ここの海域に一度出撃してみる?」



提督「その方がいいと思うなぁ…編成はどうする?」



女提督「ん~…人型の急襲の場合も考えて戦艦棲姫ちゃんも一緒に行ってもらおうか?あとは……」



衣笠「2人とも!またこっそり残業ですか?」ガチャッ



満潮「また、やってたのね。」



女提督「あら!めっかっちゃった!」テヘッ



衣笠「毎度のことながら…また怒られますよ~?」



提督「この辺で終わりに…」



満潮「そういって部屋を出た後にまた戻る気でしょ?わかってるわよ。」



提督「くっ…」



衣笠「なんで悔しそうん顔なんですか…」



女提督「こりゃだめだ。提督。潔く今日は終業しよ?」



提督「そうするか。」



満潮「そうしてちょうだい。まったく…司令官達がまた…いなくなったら…私…」ボソッ



女提督「お団子もふもふ~」



満潮「みにゃ!?」



衣笠「もみもみ~」



満潮「なぁ!?なんで衣笠まで!?」



提督「ぷにぷに~」



満潮「司令官はほっぺであそぶなぁ!」



女提督「だってかわいいんだもぉん!」



満潮「なぁぁあぁあああ!」タッタッタッ



衣笠「行っちゃった。」



瑞鶴「なんかあった?今、満潮が走ってったけど?」



提督「感情の行き場を失っただけだろ。」



瑞鶴「いや、なにやったのマジで?……まっいいか提督さん達と衣笠も見つかったし。」



衣笠「了解。」



提督「なんだ?」



瑞鶴「ちょっと暇つぶししたかった感じかな?」



女提督「お付き合いしましょう♪」



衣笠「じゃあちょっと付き合ってくださいね~」



提督・女提督「「 それで…何を企んでいるんでしょうか? 」」



瑞鶴・衣笠「「 !? 」」



バタン!



暁「女司令官いたぁ!」

雷「この件は私に頼らないで…」

電「大変なのです!」



女提督「ええと…察した。ヴェルちゃん怒らせちゃったのね?」



ヴェールヌイ「見つけた。」パシッパシッ



提督「魚雷をこん棒のように…」



女提督「説明ちょうだいな。」



ヴェールヌイ「私のワインを捨てた。」



提督「そのくらい許してやったら?」



ヴェールヌイ「……そのワインがロマ〇・サ〇・ヴィヴィアンでも?」



女提督「高いの?」



提督「10数万かな?」



ヴェールヌイ「お金はいいんだ…作られた年が問題なんだ…」



衣笠「年?」



ヴェールヌイ「そう…私が買ったのは提督達の生まれた年の物。せっかく2人にあげようと思ったのに…だから…ワインって赤いから…暁たちの血でもいれて元に戻そうかなって?」ハイライトオフ



暁・雷・電「「「 」」」ガタガタガタ



女提督「おおっとぉ!?ヴェルちゃん。気持ちは十分に伝わったよ。だから許してあげて?あたし達はどんな物より仲良し4人が好きだからさ?」



ヴェールヌイ「……少し大人げなかったかな……ごめんね。」



電「電達も確認しないで捨てちゃってごめんなさいなのです。」



ヴェールヌイ「うん。もう仲直りだね。3人とも」ダキッ



暁・雷「「 ごめんなさい… 」」



ヴェールヌイ「―――」ボソッ



暁「ぴゃぁあああ!」タッタッタッ

雷「ごめんなさーーーい!」タッタッタッ

電「はわぁああああ!!」タッタッタッ



女提督「今日は執務室から逃げてくのがトレンドなのかな?」



提督「トレンドって…」



衣笠「あの~…この人…」



瑞鶴「」



女提督「提督。回収。」



提督「おう。」ヒョイッ



衣笠「そろそろ、時間なんで行きましょうか?」



女提督「そうだね。」



提督「このまま?」ズイカクカツギ



女提督「もち。」



提督「御意。」



ヴェールヌイ「早く行こう。」



女提督「それで何を企んでたの?」



衣笠「いえ。ちょっとした時間稼ぎしたかっただけですよ~」



提督「なんでまた?」



衣笠「飲み会までのお楽しみですよ~!」




――1930 食堂



電「うちの人たちは全員集合でしてるのです?」



大淀「はい!全員集合済みです。」



叢雲「MM鎮守府と友元帥たちに元元帥たちは?」



那智「MMの人達も元元帥さん達も問題ない。」



熊野「友元帥さん達もまもなく到着との連絡をいただきました。始めちゃっててほしいとの伝言も承りました。」



山城「ねえ?肝心の本人たちは?」



初春「厨房じゃ。ほら。」



マミヤサン!カラアゲアガッタ! ハコビマース! オスシアガリ!



山城「この宴会って提督と女提督のおかえりなさい会よね?」



電「さっきまでは仕事してて、こっちに来たら料理してるのです。」



春雨「あの~女提督さんから味見とから揚げをいただいたので…どうぞ。」



初春「いただく……こ、これは…柚子胡椒か!?」



大淀「ほんと…おいしい!」



叢雲「宴会のメイン2人が料理って―――――もっと作るわよね!?」



ツクルゾー! ハルサメチャ~ン!ガスダイアイタヨ~ 



春雨「では戻りますね~。」タッタッタッ



叢雲「ありがとうね!……さて、始めますか!司令官!女司令官!いったんこっちへ!」



提督「寿司いらんかね?」



電「巻きずしに猫さんの顔なのです!」



女提督「こっちはミッ―――」ムグッ



叢雲「だめ!それはだめ!」



女提督「」コクン



提督「あぶねぇ…」



電「気をつけてほしいのです!」



叢雲「では、主役も来たので始めたいと思います!挨拶は……誰にしようかしら?」



女提督「ランダムなのね?」



提督「だれにしようかねぇ?」



女提督「決めた。」



電「誰なのです?」



女提督「吹雪ちゃん!」



吹雪「え!?私ですか!?え?」



叢雲「では、乾杯の挨拶を吹雪にお願いしたいと思います。」



電「真面目に面白くお願いします。」



吹雪「……えぇと……では…司令官や女司令官がいなくなるなんて想像もしていないで…2カ月間は前をみていこうと思ってはいたものの、寂しさはぬぐい切れなかったと思います。」



吹雪「だけど…2人ともひょっこり帰ってきて、この1週間ちょっとでほぼ元通りの■■鎮守府に戻ったのをみて、ここにはこの2人が絶対に必要なんだと思いました。だから、帰ってきてくれた2人に感謝の気持ちを込めまして!乾杯!」



「「「「「 乾杯! 」」」」」



叢雲「面白さはどこに?」



電「吹雪ちゃんはまだまだなのです。」ヤレヤレ



吹雪「ひどい!?」



叢雲「大丈夫よ。これからお手本をもらうから。では、ここで司令官さんと女司令官さんからも面白い挨拶をいただこうかと思います。」



提督・女提督「「 ハードルあげた!? 」」



電「どっちからなのです?」



提督「レディファーストで。」



女提督「ここでそれ!?ここは俺からって言うのが普通でしょ?」



提督「お前の普通は通用しねぇし。」



女提督「うわぁ~…男としてクズだね~」



提督「ああ?お前は女をいつ腐らせたんだっけっかなぁ?」



叢雲「ちょっと……2人とも…」



女提督「ちょっと?どういう意味よ!それ!」



提督「言ったまんまだけど?」



女提督「あ?やんの?」ジリッ



提督「やってもいいぞ?」ジリッ



電「2人とも!喧嘩は!」



女提督「いい加減にしてよ!」ジリッ



提督「お前こそいい加減にしろよ!」ジリッ



叢雲「電!引きはがして!」



電「わかったのです!」



提督・女提督「「 この! 」」



叢雲・電「「 だめ! 」」



チュッ



叢雲・電「「 … 」」



提督「以上。」



女提督「喧嘩しかけたところでのキス芸でした~」



オオー! ソウキタカー! モットヤレ~! ズルーイ! ワイワイ!



女提督「ネタはこの辺にしておいて…あたし達からはシンプルにひと言だけ!」



提督「じゃぁ……せーの!」



提督・女提督「「 ただいま!皆のこと大好きだ! 」」



ワー! ワタシタチモ~! コレカラモヨロシク~! ガヤガヤ!



吹雪「あの~…おふた方?後ろ…」



提督・女提督「「 ?? 」」クルッ



叢雲・電「「 ~~/// 」」プルプル



提督「待ってください…その手に持つ魚雷は!?」



叢雲「不意打ちの…」



電「照れ隠しなのです…」



女提督「やめてください。死んでしまいます。」



叢雲「大丈夫。死なない程度にして…」



電「一生面倒を見てあげるのです!」



提督「とりあえずはだ…」



女提督「吹雪ちゃん!任せた!」グイッ



吹雪「なんで!?叢雲も電ちゃんも落ち着いて?」



叢雲・電「「 無理! 」」



ニゲロ~! マチナサイ! ユウダチチャンタスケテ! ムリッポイ~



初春「どうやらどんちゃん騒ぎが始まったな。」ハハハ



白露「こういうのがここでの1番!でしょ?」



提督「まて…謝罪する!」



叢雲「うふふふ……謝罪なんて無意味よ?」



女提督「お嫁さんカッコカリなんだからいいじゃん!」



電「嬉しいのですが……みんなの前は恥ずかしいのです!」ブンッ



女提督「あぶな!?それ演習用でも人間には十分な威力ですから!」アトズサリ



提督「こっちは実戦用だぞ?おわ!」アトズサリ



叢雲・電「「 あ! 」」



提督・女提督「「 うわ!? 」」



ドンッ! ガシッ!



翔鶴「きゃぁああ!」



女提督「ごめん!だいじょ…あれ?これ道着?」



提督「すまない翔鶴……服を引っ張っちまった。」



翔鶴「あ…私…服……」



友元帥「元帥様到着!……いや~眼福眼福!」



金剛「kill」ガスッ



友元帥「こふっ……」トサァ



翔鶴「きゃぁあああああ!見ないでください!」バッ



女提督「綺麗なポロリをありがとうございます!」ペコリ



提督「ほら。俺ので悪いけど上着。」



翔鶴「ありがとうございます………提督も……みました?」



提督「……はい…」



翔鶴「責任とってください!」サクラン



提督「どうやって!?」



翔鶴「御二人も脱いでください!」サクラン



空母水鬼「サクランシテルワネ。アハハハ!」



女提督「これでいい?」バサッ!



オンナシレイカンサンガヌイダ!? ムネアッタンダ… ザワザワ



女提督「だれだぁ!?まな板って言ったのは!?」



提督「その前に、お前は羞恥心と言うものがないのか!?」



女提督「だって…、特に下着姿は見られて困るようなもんでもないし…あぁ、下着の下は恥ずかしいよ?」



提督「まさかとは思うが…その考えを朝潮に言ってないよな?」



女提督「言ったこと…ある!」



提督「お前のせいかぁよぉ…」



翔鶴「早くしてください!」サクラン



提督「…これで許してくれるんだな?」バサッ



オオー イイキンニク サワリタイ ザワザワ



女提督「提督のこと触り放題でどうぞ~。あたしもいいよ~。」



提督「……あのなぁ…」



翔鶴「そうです!それでいいれす!」



提督「ああ…そういうことか…だれだ~?翔鶴に酒盛ったやつ?ちょっと出てきなさい!」



アハハハ!コレデハズカシクナイデス! ダメダ…ダレカショウカクノコト スコシオヤスミシマショウネ?



鳳翔「女提督。」



女提督「おかあさま……お怒りですね…では…」



鳳翔「あとでお説教します。明日午前中にうちに来るように。逃げたら…わかりますね?」ニコッ



女提督「は、はい…」




――――――――――――



叢雲「みんな!余興の時間よ!司令官達にみんなからのプレゼントの贈呈です!」



提督「衣笠が引き留めようとしたのはこれのことか?」



衣笠「そういうことです!セッティングに時間がかかるので…」



女提督「セッティング?」



電「ではオープンなのです!」



バサァ!



提督「ルーレット?」



叢雲「ええ。このルーレットにダーツを投げてもらって当った商品をプレゼントよ。マスはすべて、それぞれの商品、外れよに分かれてるわ。」



電「ただ、投げるのは司令官さん達で1人ご指名して、その人が投げるのです!」



女提督「ほぉ……いいでないか!」



叢雲「商品はこうなってるわ!」ペリッ!



提督「お!?特別モデルのサングラスに結構な水圧に耐えられる腕時計まで!」



女提督「塗装済みフィギュアに抱き枕カバーセット!?」



電「ではまず司令官さんのダーツを投げる方を決めるのです!」



提督「ありがとう。投げるのは……祥鳳!」



祥鳳「私ですか!?」



ガンバッテー! ショウホウサンナライケルヨ! ワイワイ―――



提督「たのんだぞ!」



電「ダーツなのです。」



祥鳳「はい!頑張ります!」



提督「あっ、祥鳳。」



祥鳳「はい?なんでしょう?」



提督「外した場合、覚悟してな?」ニコッ



祥鳳「ひぃ!?」ガタガタ



女提督「脅してどうする…」ペシッ



提督「だって…面白いだろ?」



女提督「激しく同意いたします。」



提督「ということで…がんばれ。」肩ポンッ



祥鳳「は…はい…」



叢雲「では、どうぞ!」



グルグルグルグルグルグルグル―――― シュッ ツタン!



電「商品は何に当たったのです?」



祥鳳「お願い!お願い!」



叢雲「司令官。」



提督「なんだ?」



祥鳳「あ…」ガタガタ



叢雲「どうする?」



提督「あれ、あれだよ!パブロフの犬の実験知ってる?」



女提督「たしか条件反射の実験だよね。」



提督「ちょっと祥鳳に仕込もうと思う。」



電「ひどいことはだめなのです!」



提督「大丈夫。ひどいことはしないから。」



祥鳳「申し訳ありませんでした。」



提督「気にするな。祥鳳明日から3日は俺の指示に従うように。」



祥鳳「わぁ…本気の目をしてらっしゃいます…」



女提督「祥鳳ちゃんドンマイ…」



叢雲「次は女司令官の番よ?ご指名は?」



女提督「ここはあえて別の鎮守府の方にということで…龍田さん!」



龍田「あら~。私~?」



女提督「姉さん!お願いいたします!」



叢雲「ダーツよ。」



龍田「は~い。バツゲームはあるのかしら~?」



女提督「なしです。ただ数日は日替わりで誰かを抱き枕代わりにしていく予定です。」



龍田「あら~。面白そうだから外そうかしら~?」



電「出来れば当ててほしいのです。」



女提督「抱き枕にするだけだよ?」



電「気をつけるのです!こういっておきながらペロペロしていいとか言ってくるのです!」



オンナシレイカンヲツウホウシタホウガ… ゲンスイサンイルシ ウチノコガゴメイワクヲ ザワザワ―― 



女提督「鳳翔さん!そこで謝ってないで!もーー!ダーツしよ!ダーツ!」



叢雲「そ、そうね…回すわよーーーー!」



グルグルグルグルグルグルグル シュッ ツタン!



龍田「命中よ~。」



電「商品は……皆逃げるのです!」



女提督「ほほう!ギリ外れだね!今日はだれに……きめた!」シュッ



電「消えた!?」



女提督「村雨ちゃん…今日は一緒にねようね~。」ガシッ



村雨「な!?助けて!」



夕立「村雨ならいいっぽい~」



時雨「そうだね。」



アリガトウムラサメ! キミノコトハワスレナイ! ツヨクイキヨウネ? ナンナノー!?



叢雲「まっいつも通りね。」



電「はいなのです!」



提督「祥鳳…内容を言うと敵意を向けられただけで腰にあるナイフに手が行くようにしようかと思う。」



祥鳳「あの…私をどこに向かわせる気ですか?」



提督「海兵の高みへ。」



電「なにはともあれ!」



叢雲・電「「 宴会……スタート! 」」



ワーイ! ノモウ! オンナシレイカンコッチコッチ! イマイク! 




――――――――――――



叢雲「始まって20分くらいだけど、ちょっとだけどいいかしら?」



電「これからくじ引きをするのです!」



イイネー! セツメイオネガーイ! ワイワイガヤガヤ―――



電「ルールを説明するのです。まず前に紙の入った箱があるのです。そこからみんな1枚ずつ引いてほしいのです!」



叢雲「当り券が1枚入っているわ。あたりの人はお願いごとが1つかないます!」



電「カッコカリをしている人達は不参加とさせていただくのであらかじめご了承願うのです!」



叢雲「ただしお願いの内容はこの場で実行可能なものに限らせてもらうわ。」



電「くじの開封はみんな一斉にするので開けるのは待ってほしいのです。説明は以上なのです!」



叢雲「では……引きに来てください!早い者勝ちよ!」



ナンダト!? イソイデ! ヒケタァ アタッテルトイイナァ…



叢雲「金剛さん達も引いてください。当った場合には間宮の羊羹のセットをプレゼントいたしますので。」



比叡「いいんですか!?」



金剛「間宮の羊羹…ほしいデース!」



友元帥「提督達へのお願いでもいいか?」



電「いいのです。」



霧島「なんのお願いをするつもりですか?」



友元帥「交渉」クククク



叢雲「悪い笑顔…」



比叡「変なことさせたら砲撃しますのでご安心を。」



電「あはは…」



叢雲「では、もう少々お待ちください。」



友元帥「ありがとさん!」



電「MMの方たちもどうぞなのです!」



叢雲「当りの場合は間宮さんデザート3日分よ。」



陽炎「引くわ!」



不知火「当れ…当れ…」



女大佐「どれどれ…」



――5分後



叢雲「では!みんないきわたった?」



ダイジョウブ! イイヨー! ワイワイ!



電「では……オープンなのです!」



ガサガサ! ペリッ!  アァァ… ハズレタァ



叢雲「当選者は?」



金剛「私デース!羊羹get!」



比叡「さすが姉さま!」



霧島「計画通りです。」フフフ



金剛「霧島~?」キョトン



電「前の方にどうぞ~なのです!」



金剛「なんかスイマセン…」



叢雲「いえいえ。これからが本番なので。」



金剛「??」



提督「照明頼む!」



女提督「音楽も!」



金剛「What!?」



ハジマッタ! ドウナルノカナ!?



金剛「なんなんですカー!?」



友元帥「金剛」



金剛「友元帥?なんで跪いてるノ?」



友元帥「俺と…結婚してくれないか?」



金剛「カッコカリならしてるネー。」



友元帥「違うわ。本物の結婚だわ。俺の本当のお嫁さんになってくないか?」



金剛「……私でいいんですカ?」



友元帥「もちろん。」



金剛「I will continue to love you !」ダキッ



友元帥「おれもだ!」ダキッ



女提督「公開プロポーズ大成功ぉおお!」



提督「おめでとう。友元帥。」



金剛「そうデシタ!皆の前デース///」



比叡「やりましたね!おめでとうございます!」



霧島「ええ!おめでとうございます!」



榛名「榛名も感激です!おめでとうございます!」



金剛「マイ、シスターズ!」ダキィ!



オメデトウ! イイモノミラレタ! オニアイダヨー! ワーワー!



友元帥「皆ありがとう。手伝ってくれて。」



提督「ほら。婚姻届け。」



女提督「証人に名前書いといたぜ。」



金剛「照れるデース///」



友元帥「さんきゅ。」



叢雲「ここで友元帥と金剛さんの結婚記者会見を行いたいと思います!質問のある方は挙手を。」



ハーイ! ワタシモ! ガヤガヤ



電「青葉さんどうぞ。」



青葉「ええ。鎮守府新聞社の青葉です。結婚を決めたきっかけというのはどのようなものだったんでしょう?」



友元帥「それはですね…ここ数カ月いろいろ考えてました。そしてもうカッコカリだけでは収まらなくなってしまったので覚悟を決めました!」



青葉「ありがとうございました!」



叢雲「お次の方は?……元元帥さん」



元元帥「ちょっときわどい質問になるんだろうが……子供の予定は?」



金剛「3人ほしいデース。女の子2人の男の子1人がいいネ!」



元元帥「そうか。頑張ってくれ。」



電「次の方は……荒潮ちゃんどうぞなのです!」



朝潮「互いの好きなところはどこでしょうか~?」



金剛「う~ん……全部デス!」



友元帥「俺も。」



友元帥・金剛「「 … 」」ニコッ



荒潮「あら~愛ですね~……お幸せに!」



女提督「新居の予定は?」



友元帥「郊外に立てる予定だ。あっ。キッチンとかは見に行こうな?俺も一緒に使いたいし」



金剛「オーブンはほしいでデース!」



女提督「アツアツということで…コーヒーください!」



叢雲「お次は…司令官。」



提督「まず……」



友元帥「逆に俺から!提督君は数名カッコカリしているが俺みたく結婚するとしたら、今、だれが一番近い?」



シツモンサレタ!? ムラクモカナ? ザワザワ…



提督「……ノーコメント」



金剛「ヘーイ!男なら言うデース!」



提督「…」



大淀「提督が…靴紐を確認してますね…」



皐月「屈伸運動してるね……」



鈴谷「そして180度回転して…」



提督「逃げるんだよぉおおおお!」



叢雲「逃げたぁ!」



マッテ! キカセテヨォ! 



電「あらあらなのです。以上で記者会見をおしまいとするのです!この後の質問は直接お聞きになってほしいのです。」



女提督「では2人に!」



「「「「 カンパーイ! 」」」」




――――――――――――



木曾「こんなふうになるんだな。」



大鳳「そうですね。お兄ちゃん(提督)やお姉ちゃん(女提督)がいるだけでここまで違うんですね。」



熊野「不思議ですわよね。」



初春「うむ。そういえば聞いたぞ。朝潮。司令官の前で脱ごうとしたそうじゃな?」



朝潮「はい。止められちゃいましたけど…なんででしょう?」



満潮「なんででしょうって…」



朝雲「むしろ止めない方が問題よ?」



山雲「そうね~…」



荒潮「あのね、朝潮姉ぇ。司令官さんを男の人として見てる?」



朝潮「ええ。それはもちろんです。」



熊野「恥ずかしくなんですの?」



朝潮「下着まで脱げと言われてるわけではあれいませんし…何より上官が着替えろと言ってるので。」



初春「じゃぁの…司令官に裸になれって言われたらどうするつもりだったんじゃ?」



朝潮「脱ぎます。」



朝雲・山雲「「 即答!? 」」

満潮・荒潮「「 抵抗しなさいよ! 」」



朝潮「そんな怒らなくても…」



熊野「じゃ……次に…もし司令官が一般の人として、下着姿をみられたらどう思いますの?」



朝潮「恥ずかしいですよ!」



満潮・荒潮・朝雲・山雲「「 よくわからない… 」」



古鷹「あの時の話してるのね?初春さん。その話はだれから?」



初春「青葉の作りかけの新聞に載っておったぞ?」



古鷹「わかった。ありがとう。」



アオバ~! ナンデオコッテルンデスカ!? ヤイノヤイノ…



木曾「まぁ…本人がいいならいいんじゃねぇ?」



荒潮「そうかしら…」



満潮「あ!」



大鳳「どうしました?」



満潮「朝潮ねぇ。もし司令官さんが恋人だったら恥ずかしい?」



朝潮「なななな、なにをいきなり言うんです!?///」



初春「ふむ…そうきたか。その場合はどうなんじゃ?」



朝雲「どうなの~」ニヤニヤ



山雲「きになるわ~」ニコニコ



朝潮「…………」



熊野「考えてらっしゃっるようですわ…」



朝潮「…考えつきました!」



大鳳「どうなりました?」



朝潮「恋人になってみないとわかりません!私自身も気になるので恋人になってみます!」タッタッタッ



満潮・荒潮「「 思考がぶっとんだ!? 」」



朝雲「もうわからん…」



山雲「面白いわよね~」



大鳳「止めなくていいんですか!?」



満潮「そうだ!止めるわよ!」

荒潮「そうね!朝潮ねぇ!まってぇ!」

朝雲「面白いけどちょっとまって!」

山雲「追いつかなさそうよ~?」



シレイカン!ワタシノコイビニナッテクダサイ! イキナリドウシタ!? オソカッタァ… ザワザワ



木曾「盛大に告白したな。」



熊野「提督さん目が丸くなってますわ。」



初春「司令官とカッコカリした者ははなんだか優しい笑みをしとるの。」



大鳳「とんだ珍事になりましたね。」ウフフ



シレイカンオコタエヲ! エエトダナ… アサシオネチョットマッテ! マチマセン!オコタエヲ!



木曾「あははは!兄貴(提督)が言い寄られてる!あはは!傑作だ!」



熊野「タジタジになってますわね。」ウフフ



セツメイモトム… ゴセツメイイタシマス ヤイノヤイノ…




―――――――――――



島風「私、大和さんと武蔵さんに聞きたいことあるんだけどいいですか?」



武蔵「なんでも聞いてくれてかまわないぞ?」



島風「2人って姉妹なの?」



大和「そうですよ?似てないでしょ?」



武蔵「父と母の血の濃さの違いだろう。これを見れば…」



島風「うわ!似てる!」



不知火「何をみてるんですか?」



島風「大和さんと武蔵さんの小さいころの写真!」



不知火「見てもよろしいですか?」



大和「どうぞ?」



不知火「大和さんお母さま似なんですね。武蔵さんはお父様似。」



島風「お父さんとお母さんには連絡とってるの?」



武蔵「無理かな…天国だろうから。」



大和「2人とも海軍でしたので…先の侵略戦争で。」



島風「ごめんなさい…」



大和「気にしないで。」



武蔵「そう考えると…私達が艦娘になってからもう…10年たってるのか?」



大和「ですと…実年齢は20代後半ですね。」



武蔵「私達はまだ幸せな方だろう?ほとんどの艦娘は施設出が多いからな…」



島風「私もそうだよ?」



不知火「そうですね?私もですから。」



大和「こちらこそごめんなさい。」



島風「いいのいいの!私の場合提督と女提督さんとか鳳翔さんとか元元帥さんがお父さんやお母さんみたいな感じだし。」



鳳翔「呼びました?」



島風「うわ!お母…鳳翔さん!」



鳳翔「あら?娘が1人増えちゃいました♪」ナデナデ



島風「おぅ!?///」



大和・武蔵・不知火((( やばい…お母さんと呼びたくなる! )))



鳳翔「うふふ。」ニコニコ




――――――――――――



女大佐「足柄さんと羽黒さんってどんな感じ?」



妙高「足柄は結構ポジティブね。羽黒に関しては…ちょっとおどおどした感じかしら?」



那智「羽黒はこう…保護してやりたくなる感じだな。」



北上「へぇ~。なのに強いんだね。」



那智「ああっ…話をしていたら足柄のカツカレー食べたいな…」



大井「カツカレー?」



妙高「ええ。あの子の得意料理よ。」



那智「あのカツカレーは食べたくなるんだ。」



間宮「私のと…どちらがおいしいですか?正直にお願いします。」



那智「間宮さん!?」



妙高「ん~…比べられないかしらね。カレーの種類が違うので。」



間宮「どう違うのかお聞かせください!お願いします!」キラキラ



北上「私も気になるね~」



那智「まず、間宮さんのカレーはきちんと材料から炒めたりなんなりして作るだろ?」



間宮「はい。そうですね?」



妙高「足柄のカレーは何種類かのレトルトカレーに材料を足す感じなのよ。」



那智「正直カレー自体は普通なんだが…とんかつへのこだわりがすごい…」



大井「お取り寄せのお肉とかですか?」



妙高「当りです。ですけど…送ってもらう豚肉は時期によって地域を変えてお肉が気に入らなけれな揚げないんです。」



大井「相当のこだわりだね。」



間宮「なるほど…豚肉の種類や地域まで…」



那智「それがまたカレーと合うと味が変わるんだよ…」



妙高「羽黒は小食なんですけど…足柄カツカレーの時はとんかつもお替りするくらいなんです。」



北上「そこまでのカツカレーかぁ…食べたい…」



間宮「私も…」



那智「たまに連絡してるからレシピ送ってもらおうか?」



間宮「ぜひ!是非に!」ガシッ!



那智「お、おう…」



大井「なんだか…間宮さんのカレーも食べたくなってしました。」



間宮「あら。明日のお昼はシーフードカレーの予定ですよ?」



那智・妙高・北上・大井「「「 勝利! 」」」グッ!



大井「出来れば…そのイカリングも…」



間宮「もちろんご用意しておきます。」ウフフ



北上「大井っちあれ大好きだもんね~。」



間宮「じゃあ多めに用意しなくちゃですね♪」




―――――――――――



提督「はぁ…切り抜けた……」



女提督「切り抜けたってねぇ…」



青葉「答えない司令官が悪いのでは?」



鈴谷「そうかもね~」



提督「朝潮だからな。真剣な顔してたし。」



鈴谷「そこは考えどこだよね。朝潮ちゃんは冗談言わないし。」



女提督「長考しなさい。」



提督「うす。」



鈴谷「もし、鈴谷が強引に別の男のとこ連れてかれそうになったら?」



提督「カッコカリ状況でか?」



鈴谷「YES」



提督「その男の死体は残らないだろうな。」



鈴谷(あれれぇ!?意外と重い愛なのかぁ!?)



提督「女提督。電達がそうなったら?」



女提督「〇さないよ~。生き地獄を味わうだけだよ~。」



青葉「こ、こわい!」



提督「おやおや…聞かれてしまったなぁ?」



女提督「青葉ちゃ~ん?うふふふふ」



青葉「何する気ですか~!?」



鈴谷「提督~。女提督~。うしろうしろ。」ニヤー



提督・女提督「「 はい? 」」クルッ



川内「さぁ…見分けつくかな?」



提督「三日月と初霜か?2人してサングラスに同じ着ぐるみパジャマに…同じ髪型…」



川内「これならわからいでしょ?あ、女提督は匂い嗅ぐの禁止ね。」



女提督「匂いで判別はできないのか…目の色もだめ…」



提督「やばい…まったくわかる。」



鈴谷「わかるの!?」



女提督「わかるでしょぉ。」



青葉「まったく同じですよ!?」



提督「女提督どっちがいい?」



女提督「初霜ちゃんもら~う!」ヒョイッ



提督「じゃぁ三日月だな。」ヒョイッ



三日月「なんでわかるんですかぁ!」



初霜「そうです!さっきお風呂に入ってシャンプーまでそろえたんですよ?」



提督「甘いなぁその程度では俺らはあざ向けないな。」ナデナデ



三日月「どうすれば欺けるんでしょう?」



初霜「要研究です。」



女提督「あたし達を欺きたいんだぁ…」

提督「俺らのこと嫌いなのかぁ…」



三日月「違います!そいう事じゃないです!」アセアセ



初霜「そうです!嫌いなわけないじゃないですか!」アセアセ



女提督「ほんとかなぁ?」スリスリ



提督「どうだろうなぁ?」ムニムニ



鈴谷「鈴谷も膝にのせたいな~」



三日月「え!?」



鈴谷「どっちか鈴谷の膝に来ればいいじゃないかな?」



初霜「では…」



女提督「やらん。」ギュッ



初霜「えっ!?えっと…」



青葉「じゃぁ三日月ちゃんは青葉がもらおっかなぁ?」



提督「やらぬわ!」ギュー



三日月「えへ~///」



鈴谷「え~!せっかくなんだからいいじゃーん!」



女提督「あげないよー」ニシシ



川内「あのさー…私のこと忘れてない?」



提督・女提督「「 忘れてた 」」



川内「うわぁぁあぁぁん!いじめられたぁ!」



女提督「だれだ!?川内ちゃんをいじめたのは!?」



提督「許せん!」



川内「あんたら2人だよ!」



ジョウダンダ ココオスワリナサイナ コレノンデイイ? ドゾ~




―――――――――――



翔鶴「…」



空母水鬼「モウイッカイヌグ?」



翔鶴「言わないでくださいぃ///」ツップシ



瑞鶴「すまぬ…私のせいだ…」



加賀「反省なさい。」ペシッ



瑞鶴「はい。」



飛行場姫「スナオネ。」



加賀「気持ち悪いわね。」



瑞鶴「いいですよ~。こんな先輩より二航戦の先輩の方が好きだもーん!」



蒼龍「そういうこと言わないの。」



飛龍「でも、そういって結局は加賀先輩のとこいくんだよね~」



瑞鶴「う~…」



飛行場姫「ワタシニアマエテモイイノヨ?」



瑞鶴「リコリス姉ぇ~」



空母水鬼「ワタシニモクッツク?」スッ



瑞鶴「やりぃ!」



加賀「そこは譲れません。」グイッ



赤城「今回は加賀さんが我慢できなかった!?」



加賀「あなたはこうしてればいいんです。」



飛行場姫・空母水鬼「「 トラレタ 」」



瑞鶴「意外と愛されてたよ!?」



離島棲鬼「ショウカク。ソロソロフッキッテシマッタラ?」



赤城「そうですよ?事故だったんですし。」



翔鶴「はい…」



提督「翔鶴。機嫌なおs」



翔鶴「きゃっ!」



提督「だめですよね…ごめんなさい。」



翔鶴「大丈夫です!気にしないでください。」



提督「もう、この話はやめておこう。」



加賀「こんどは私達のところに話に来たのかしら?」



提督「そういう事。」



飛龍「お昼の時みたくここ座ります?」



提督「お邪魔していいのなら。」



赤城「もちろんですよ!提督に聞きたいことありますし。」



提督「聞きたいこと?じゃあ失礼するぞ。」



蒼龍(飛龍~!よくやってくれたぁああ!)



飛龍(造作もないことよ…)



提督「??」



赤城「聞きたかったのは弓道しないんですか?」



提督「俺か?弓道ねぇ…そういや、やったことないな…」



赤城「兵士としての運動能力は素晴らしいと思いますけど…楽しむ方のスポーツは聞いたことないので。」



提督「走るのは好きかもな。あと…あとなんだ?」



空母水鬼「キカレテモワカラナイワヨ?」



赤城「弓道やってみませんか?」



提督「いいかもな。教えてくれるか?」



加賀「なら蒼龍が適任ね。」



蒼龍「わわわ、わたしれすか!?」



瑞鶴「そうだね。蒼龍先輩が一番教え方上手かも。」



提督「お願いしようじゃないか。」



蒼龍「はい!」



飛行場姫「ヨカッタワネェ」ニヤニヤ



蒼龍「リコリス~!」ムニムニムニ



提督「弓道はわかった。その点で俺も気になることがある。」



翔鶴「はい?」



提督「赤城達は弓を撃つことで艦載機を出すだろ?」



翔鶴「そうですね。」



提督「リコリスたちは特に弓を持たないで艦載機を出すだろ?どうやってるんだ?」



空母水鬼「ワタシハ装備ノナカカラダスカンジカシラ?」



離島棲鬼「ソウネワタシモヨ。」



飛行場姫「ネンジレバデテクル。」



瑞鶴「念!?」



飛行場姫「コンナカンジ。――――ハッ!」ポンッ



艦載機(飛)「キ?」フワフワ



提督「でてきたぞ!?」



離島棲鬼「ソレゾレニコセイガアルノヨネ。――――エイッ」ポンッ



艦載機(離)「キ~」フワーン



空母水鬼「――――ハイッ」ポンッ



艦載機(空)「キー」パタパタ



赤城「簡単に出せるものなのですね…」



艦載機(空)「キ~キキ~」パタパタ ポフッ



瑞鶴「頭に乗ってる?」



翔鶴「はい。満足気ですよ?」



瑞鶴「なんだかペット見たい。艦載機の妖精さんと仲良くなるのかな?」



飛龍「ここで発艦していいなら出しますよ?」



提督「いいぞ。」



飛龍「では!ちょっと艦載機出すからびっくりしないでね~!」



ハーイ! ワカッタヨー! 



飛龍「それ!」ブーン



翔鶴「このスペースに着陸を。」



飛龍「ここだよ~」



ブーン… パタパタ… カパッ



艦載機妖精「!」ビシッ



提督「丁寧にどうも。」ビシッ



飛龍「妖精さん。あの艦載機さんと仲良くなれそう?」



艦載機妖精「深海艦のとですか?」



提督「声は飛龍の声に似てるんだな。」



加賀「それぞれに影響を受けるようです。」



鑑査機(空)「キキキ~」パタパタ



艦載機妖精「あーなるほど~。つかまって…いいですよ~」



鑑査機(空)「キキ~♪」パタパタ



艦載機妖精「きゃはは!」



赤城「仲良くなれるんですね。」



提督「奥が深いな…」




―――――――――――



白露「女提督さん!ちょっといいかな?」



女提督「はい!いいよ?」



五月雨「これ受け取ってもらえますか?」



春雨「お姉ちゃん達と一緒に考えたんです!」



女提督「開けてもいい?」



時雨「もちろんだよ。」



駆逐棲姫「キットニアウ。」



女提督「おおお!?かんざしじゃん!しかも…これいいやつだ…いいの?」



村雨「女提督さんはいつも髪をお団子にしておくでしょ?だからいいかなと思って。」



女提督「ありがとう!早速!」スッ



夕立「それ…鉛筆っぽい?」



女提督「え?」



五月雨「もしかして…気づいてなかったんですか!?」



女提督「うん!なんであたし鉛筆なんてさしてあんの!?」



時雨「朝、寝ぼけてたんじゃないのかい?」



女提督「ち、ちげーし…寝ぼけてた分けねーし…」プイッ



春雨「寝ぼけてたんですね…」



駆逐棲姫「ネボスケサン。」



女提督「内緒にしておいて…1日中鉛筆で止めてたのはさすがに…」



白露「どうしよっかなぁ?」



女提督「そこをなんとかお願いします。白露様~!」



白露「いいでしょう!」



女提督「どうも!さて……どうしたの?」



白露組・駆逐棲姫「「「 …… 」」」



女提督「もしもーし?」



時雨「綺麗…」



女提督「へ?」



春雨「もう一回髪をバサァってしてもらってもいいですか?」



女提督「いいけど?」ファサァ



夕立「前よりきれいになってるっぽい!?」



白露「長いのに艶がすごい!」



駆逐棲姫「ツヤツヤ…キモチイ…」



女提督「そう?普通にしてるだけなんだけど?」



春雨「オイルとかですか?」



女提督「使ってないよ~。ただ石鹸は鳳翔さんが使ってるものと同じかな?使ってみる?」



村雨「おねがい!」



女提督「おっけ。でもね…あたしからすればみんなの方がきれいなんだよなぁ…」



白露「いやいや…」



女提督「白露ちゃんは、短髪ながらも1本1本にハリがあるのになめらかだし…時雨ちゃんは水水しくて解けていきそうな黒髪だし…」



白露「な///」

時雨「はずかしいな///」



女提督「村雨ちゃんのは、ふんわりしても雲のような柔らかさ…夕立ちゃんのは本当に洗練された金の糸のような滑らかさ…」



村雨「これは…///」

夕立「ぽい~///」



女提督「春雨ちゃんのは、桜色のきれいでしなやかさを持ってるし…五月雨ちゃんは波のような輝きと艶やかさ…姫のは絹のような柔らかい髪だし…」



春雨「~///」

五月雨「あわわ///」

駆逐棲姫「ナンカムズムズスル?」



女提督「ほら!やっぱりみんなの方がきれいだよ!」



白露「もぉお!照れるじゃん!///」バシバシ



女提督「あだぁ!」



夕立「女提督さんも意外とすけこましさんっぽい~…」ジトォ



女提督「夕立ちゃんのジト目気持ちいです…」ハァハァ



時雨「喜ばない。」ペシッ



女提督「ありがとうございます。」



春雨「ちょっとこわい…です…」



五月雨「あはは…女提督さん?あんまり派手なことはメっですよ?」



女提督「五月雨ちゃんのメっは…あかん…なんかいけない感情が爆発しそう…」



村雨「ちょっと!?ここではやめてよね?」



女提督「ここじゃなきゃいいんだね?」



駆逐棲姫「ダメダトオモウ。」



女提督「なぁああ…白露ちゃぁん!」グリグリ



白露「はいはい。白露が1番いいもんね!」



夕立「だめっぽい~!みんなの女提督さんっぽい~!」ポギュー



村雨「そりゃそう…だ!」ダキッ



春雨・駆逐棲姫「「 せーの! 」」ダキッ



時雨「じゃぁボクも。」ピトッ



女提督「あはは!五月雨ちゃんも、かもーん!」



五月雨「はい!あっ…」コケッ



女提督「だいじょ!?」



ゴチン!



村雨「やばい音しなかった?」



時雨「2人とも大丈夫かい!?」



五月雨「いたい…けど…大丈夫です…」



女提督「……」



夕立「女提督さん?」



女提督「うふふ。大丈夫よ。五月雨ちゃん気をつけてね?」ウフフ



春雨「女提督さん!?」



女提督「なにかしら?春雨さん。」ウフフ



イナズマチャーン!オンナテイトクサンガコワレタァ! ハワッ!? 




―――――――――――



夕張「これは中にしまうべきですよ!」



明石「いいえ!これは外に出して露出させた方がいいんです!」



夕張「そうすると今までのデータから行くと抵抗値が上がってしまうんです!」



明石「でた!データ厨!これはデータよりもロマンを求めるべきなんです!」



レ級「アハハハ!ドッチモガンバレェ!」



雷「喧嘩はやめなさい!レ級も茶化さないの!」



明石「喧嘩ではありません!」



夕張「白熱した討論です!ですからね――――」



ギャーギャー! ドウノコウノ! 



暁「お疲れ様。」



雷「はぁ…」



神通「お疲れさまです。はい。飲み物。」



雷「ありがとう神通さん。」



ル級「ウフフ。元気ニナッテヨカッタワ。」



神通「そうですよ。この2カ月間はこの光景を見られませんでしたし。」



レ級「タイヘンニナッタラ、テイトクトメテクレルッショ!」



最上「呼んでんできたよ。」



提督「なんだ…あの2人またやってんのか。」



雷「ええ。またよ。」



提督「放置しておこう。」



神通「いざとなったら止めてくださいね?」



提督「わかったよ。」



夕張「やりますか?」

明石「ああいいですよ?」



レ級「ヤッチャウノカ!?ヤッチャウノカ!?」



ル級「コラ!」ベシッ



レ級「イデ!」



最上「あれ…マジじゃない?」



提督「はぁ………この馬鹿仮嫁ども。熱くなり過ぎだ。」ベシッベシッ



明石「提督…」

夕張「すみません…」



提督「お前らの工学ラブはわかるが熱くなりすぎるな。楽しくやれ。」



明石「はい…すいません…」

夕張「あはは…面目ない…」



暁「司令官は2人のこと仮って言っててもお嫁さんとして見てるのね。」



明石・夕張「「 提督/// 」」



神通「こういうところは暁ちゃん鋭いですよね?」



雷「ええ。ここら辺だけは姉なのからね?」



暁「これって私褒められてるの?」



神通「たぶん…」



提督「褒めてると思うぞ。」ナデナデ



暁「そうかしらね…というか自然に撫でないでよ!暁はもう大人なんだから!」プンスカ



ル級「ウフフ…暁チャンッテナデタクナルワヨネェ。」ナデナデ



暁「なんなのよぉ~~…」ナデラレ



神通「提督達ってよく私達の頭をなでたり、抱きしめてくれたりしますけど…なんでなんですか?」



提督「さぁ…考えたことなかったなぁ…いやか?」



最上「いやじゃないよ。でも自然とそうしてる気がしてさ。」



提督「そうか……しかしなんでだろうな?俺自身、鳳翔さんとか長門姉さん達によくそうされてたからじゃないか?」



神通「育てられ方ってことですかね?」



提督「たぶんな。」



明石「じゃあ今度からは遠慮なく飛び込みますね。」



夕張「思いっきり行きますよ!」



提督「なぜそうなるのかな?」



神通「私もいいですよね?」ウフフ



最上「ボクもいいよね?」



レ級「ジャアワタシモ!」



ル級「ソノトキハオネガイネ?」



提督「え?まじで飛び込む気か?」



「「「 はい! 」」」



提督「わ、わかりました。覚悟しておきます。」



(((( 拒否しないんだ ))))



暁「…」



提督「暁と雷は女提督にしてくれ。」



暁「まだ何も言ってないわよ!?」



雷「理由はなんとなくわかるけど…どうしてもの時はいいわよね?」



提督「ああ。どうしてもの時だけな。そうじゃないと俺が女提督にヤラレル…」



ヤラレルッテ… ダッテサ…ワカルダロ? アァ…ナットク…



女提督「提督~!ちょっと来てぇ!」



提督「呼ばれた。また後でな。」




―――――――――――



山城「どう~せ私なんてお姉さまの腰巾着の不幸物なんですよ…」ハァ



吹雪「そんなことないですよ!この前だってMVPじゃないですか!」



祥鳳「そうですよ?」



山城「でもその後、装備故障で撤退…撤退途中に足もとの岩場に引っかかって中破じゃないですか…あぁ…」



女提督「ん~。中破はしないでほしかったなぁ…」



山城「やっぱり迷惑かけてるし…」



女提督「そうでなくて…中破以上になると目立った怪我が出ちゃうからさ。そういうのが心配なだけ。」



扶桑「ごめんなさいね…このところ弱音言わないようにしてたみたいで…」



祥鳳「がまんしてたんですね…」



山城「それにこの前聞いちゃったんですよぉ…駆逐系の子達が…噂してるの…」



女提督「うわさ?ちょっとまった……提督ちょっと来て!」



提督「どうした?あぁ…わかった。山城隣座るぞ。」



山城「こんなのの横にいたら不幸になりますよぉだ…」グビッ



提督「してみろ。んで…どうしたよ?」



山城「それがですね…皐月ちゃん達だと思うんですけど…」



<回想入りまーす



提督・女提督「「 !? 」」



山城「あの時―――――――。」




~~山城の回想



山城「はぁ……また、撤退させちゃった…」



皐月『―――――それほんと?』



睦月『ほんとだよ。』



文月『またなの~?山城さん本当に大丈夫?』



三日月『…いつにもまして…こういうことが多いと思います…』



皐月『まずいよね…これじゃ…』



文月『そうだよねぇ…』



三日月『山城さんじゃなくて榛名さんにお願いしましょうか?』



睦月『あの状態だし…』



皐月『そうしよう。迷惑だし…』



文月『だよねー…』



三日月『あ!時間!行かないと!』



山城「!」タッタッタッ



~~~~~~~~~~~~



山城「――――――てなことかありまして…」



吹雪「皐月ちゃん達が…」



扶桑「そんなことが…」



提督「皐月に睦月!文月!三日月!ちょっときて!」



皐月「なに~?」

睦月「はーい!」

文月「甘えさせてくれるの~?」

三日月「ご用件はなんでしょか?」



女提督「甘えていいけどそれはまた後でね。何日か前くらいに山城ちゃんのこと部屋で話してた?」



皐月「うん。話してたよ?なんで?」



提督「山城の装備故障のことを迷惑って言ったのか?」



三日月「いいませんよ!?」



文月「そうだそうだ~!」



睦月「迷惑なんておもってないよ!?」



女提督「どうやら…カクカクシカジカだったらしいよ?」



皐月「ああ…聞いてたんだね。ごめん!勘違いさせちゃった!」



文月「ごめんなさ~い!」



三日月「あれは、山城さんの迷惑になるということなんです。」



睦月「その次の日に山城さんに個人演習に付き合ってもらおうと思ってたんだ。」



文月「でも心配で、あたしたちのことで疲れさせないようにと思ったんだよぉ。」



山城「じゃぁ…私の勘違い?」



皐月「うん。本当に心配してたんだからね?」



三日月「それに、私達が仲間の人たちを嫌う事なんてありません!ましてや迷惑だなんて思ってもいないですよ!」



文月「山城こそもっとあたし達のこと信頼してよぉ。」



山城「ごめんなさい…そうよね…」



提督「皐月たちありがとな。」



皐月「いいよいいよ。勘違いさせちゃうようなこと言ったのは悪かったしね。」



三日月「ごめんなさい。」



睦月「ほんとにごめんね?」



文月「ごめんね山城さん。」ナデナデ



山城「私の方こそ…」ナデラレ~


女提督「文月ちゃんに撫でられる山城ちゃん…いいねぇ~」



提督「……」パシャッ



山城「な!?とったんですか!?」



提督「青葉に送っといた。」



女提督「いい仕事だ。」



山城「提督ぅ!」



提督「ちょ!?」



オチツケェ! ケシナサイヨォ! モウダメダロ… アッイッセイメールキタ…



扶桑「とんだ不幸ね。山城?」ウフフ



祥鳳「うふふ。なんだかんだ言いながら笑ってますね山城さん。」



ヤマシロ…シマッテル… ケセェ~ アタシモヤル~ キャーキャー



女提督「山城……ちゃん…しまっ…」



吹雪「やばい!やばい!」



提督「……」カクン



皐月「司令官!?」



女提督「今日は…なんで…」カクン



祥鳳「女提督さん!?」



山城「あれぇ?抵抗しなくなったぁ。じゃぁ…ぎゅー…」



扶桑「山城!?」



ネエサマァ イナズマチャンオンナシレイカンガ… マタナノデス!? ムラクモ~!




――――――――――――



陸奥「榛名ちゃん。持ってきたわよ♪」



榛名「ありがとうございます!早速拝見しても?」



陸奥「どうぞ~。」



衣笠「なんですか?」



伊勢「アルバム?」



イムヤ「一緒にみてもいいですか?」



陸奥「いわよ。さーて誰のでしょう?」



伊勢「これは…提督と女提督さんですか?」



陸奥「せーかい♪」



榛名「やっぱり……」



衣笠「どうしたの?」



榛名「陸奥さん。提督達の生まれたときから約5歳くらいまでの写真はないんですよね?」



陸奥「ええ。奪われてたからね…」



伊勢「そうなんですか!?」



陸奥「ええ。詳しく聞きたいなら本人たちから聞いてね?」



衣笠「でもなんで写真を?」



榛名「こんなことがあったものですから…今までの2人の人生を1つのアルバムにしてプレゼントしようかと。」



衣笠「なるなる~小さいころの写真ね。」



長門「海軍にならあるんじゃないか?」



陸奥「でも極秘資料関係はまだ閲覧不可なんじゃないの?」



伊勢「なんで提督達の話で極秘資料の話が!?」



衣笠「まぁ…色々あるんだよ。あの2人は…」



イムヤ「聞きづらいかも…」



長門「あの2人のことだ普通に答えてくれるさ。」



金剛「ヘーイ!榛名~!なにみてるデース?」



榛名「金剛姉さま!提督たちの写真です。」



金剛「Oh!これは女提督さんネー。提督に乗っかってるデース。」



陸奥「あ!そうだ!友元帥!」



金剛「マイダーリン?」



長門「そうか!金剛。20年前の極秘資料の閲覧できるよな?」



金剛「Yes!今ならできるデース。」



長門「じゃぁ……戻ってからでいいから…極秘クラス1類の中から探してほしい資料がある。たぶん5年分くらいある。」



金剛「探すといってモ…big dateなんで目印か何かありまセン?」



元元帥「そうか…もう閲覧可能になってたのか…」



伊勢「元元帥さん。なにかわかるんですか?」



元元帥「研究識別KH0024で探してほしい。子供2名のはずだ。」



金剛「OK!見つけたらどうすれば?」



長門「すべてを破棄名目にして私達に送ってほしい。頼めるか?」



金剛「スパイみたいネー。でも了解デース!」



榛名「金剛姉さま!ありがとうございます!」



金剛「可愛いsisterのためなら何でもできちゃうヨ。」ナデナデ



伊勢「なんか…話を聞いてるだけなのに…映画の1シーンみたいな…」



イムヤ「だとですよ?秘密の会話を偶然聞いちゃった人って消されること多いですよね?」



衣笠「あ、そうか。これ極秘系の話だから…聞かれたら消さないといけなかった。ですよね?元元帥さん。」



元元帥「ああ。そうだな。」



長門「すまないが…伊勢、イムヤ…」



陸奥「痛くないわよ?ここに…1発だけで済むから…ね?」



伊勢・イムヤ「「 いやぁああぁあ! 」」



ジョウダンジョウダン コワイデスヨォ! デモ…タゴンムヨウヨ? ハイ!




――――――――――――



戦艦棲姫「モドッタワ。」



高雄「おかえりなさい。」



南方棲鬼「ネエ?キイテモイイ?」



大淀「どうかされました?」



南方棲鬼「ワタシッテビョウキ?」



愛宕「どこか具合悪いんの?」



南方棲鬼「サイキン胸ガ…ハレテキタ…」



最上「痛むの?」



南方棲鬼「イタクナイワ。タダスコシハレテル…」



リ級「ソレビョウキジャナイ…」



高雄「そうねぇ…きっと成長よ?」



戦艦棲姫「アンタ…ソンナコトデナヤンデタノ?イイナサイナ」



南方棲鬼「ダッテ…シンパイダッタンダモノ…」



大淀「何かされたんですか?」



南方棲鬼「コウヤッテテヲアワセテ…提督タチ沈ンダホウコウニイノッテタ…」



高雄「あら…そうだったの…」



南方棲姫「ソシタラ…ハレタ……」



愛宕「きっとバストアップの体操になっちゃってたのね…でも…あれ、効果出るんだ~…」



大淀・最上「「 …… 」」ググググ



リ級「ヤルンダ…」



高雄「あまり大きくても…肩こっちゃいますわ…」



戦艦棲姫「ジライヨソレ。」



高雄「へ?」



大淀「へぇ…高雄さん素で言っちゃいますかぁ?」キラン



最上「さすが…高雄だね~……大きいもんね…」



高雄「え!?私なにか変なことを!?」



大淀・最上「「 自分の胸に聞けぇ! 」」ワシッ!



高雄「きゃぁああ!なんで鷲掴みにするんですかぁ!?」



大淀「こいつか!?こいつなんですかぁ!?」モミモミ



最上「これだよ!?これがそうなんだよ!」モミモミ



高雄「大淀さん!最上さん!落ち着いて!」



戦艦棲姫「モムトヨケイオオキクナルンジャナイノ?」



大淀・最上「「 … 」」ピタッ



高雄「助かった?」ゼェゼェ



大淀「うふふ……どうやら負けのようですね…」



最上「ああ…敗北だよ…」



大淀・最上「「 あははは…… 」」ガクッ



リ級「2名セントウフノウ…勝者…高雄ノムネ。」



戦艦棲姫「アラアラ…」



愛宕「よかったわね高雄?」ウフフ



高雄「なんか納得いたしかねますわぁ!」



アレナンデフタリツブレテルノ? ノミスギ? イエ…カクカクシカジカヨ タカオサンガワルイ! ナンデ!?




――――――――――――



提督「ああ…今日の飲みは物理ダメージ多めだな?」



女提督「まぁ…物理はあと引かないからいいんじゃな?」



提督・女提督「「 …… 」」



女提督「なんか話題ないの?」



提督「お前とはないな。」ニシシ



女提督「ひどーい!あっ話題あったかも。叢雲ちゃんと電ちゃんの過去って聞いたことないよね?初期艦として来てくれたときにはある程度の練度があった気がする。」



提督「聞いてみるか…」



女提督「ん~…どうしよ?」



電「ここにいたのですね。」



叢雲「主役が見当たらないから探しに来たわ。」



提督「お。わりっ。」



電「気持ちいのです。」



女提督「ねえ2人は私達の前に別の鎮守府にいたの?」



叢雲「ええ。そうよ。」



電「はい!一緒の鎮守府なのです。」



提督「そうなのか。ここに来る前の話きかせてもらっていいか?」



女提督「無理ならそれでいいよ。」



電「……どうするのです?」



叢雲「電がいいなら。」



電「お話するのです。電は別の人の初期艦で別の鎮守府に配属されたのです。そしてすぐに叢雲ちゃんも配属されて2人でその人の下で働いてたのです。」



叢雲「小さな鎮守府でね。敵も小さなものがたまに来るだけのところだったわ。」



電「だけどある日…軽空母級1艦、駆逐級2艦が攻めてきたのです。」



叢雲「2人で追っ払えたのは奇跡だったわ。でも2人とも大破。」



電「そこからなのです……あの人が変わってしまったのは…」



叢雲「このことが上層部に知られて一気に昇格。そして…そのうち艦娘を道具として扱うようになったの。」



電「数カ月後…電が大破して帰ってきたとき…あの人は電をぶったのです。」



叢雲「頭にきちゃってそいつを殴ったわ。そしたらあいつ…私達を反抗的とみなして除隊、解体を命じたわ。だけど納得いくはずもなく本部に電を連れて乗り込んだ。」



電「そこで元元帥さん達にあったのです。」



叢雲「元元帥さんも鳳翔さんも話を聞いてくれて…調査をしてくれたのよ。でも私が殴っちゃんたのも問題で…」



電「その人は降格されて教育所送りに…他の人は別の鎮守府に異動になったのです。」



叢雲「私と電は元元帥さんから保護局を作る話を聞かされて、そこに来る人達の初期艦として働くようにと言われたの。」



提督「それが俺達ってわけか。」



女提督「大変だったのね…」ナデナデ



電「でも、あれがなかったら司令官さん達に会えなかったのです。」



女提督「だけど…そうか…当時は教育所送りまでか…」



提督「下手すると…また提督業に戻ってるな…」



電「…やっぱり…そうなのですね…」



叢雲「…出会わないことを祈るわ。」



提督「心配するな。」



女提督「皆がいるじゃない♪」



電「そうなのです!今は皆がいるのです!」



叢雲「そうだったわね。」



提督「そうだ。その時一緒だった人もここに呼んじゃうか?」



電「みんなどうしてるのでしょう?」



叢雲「連絡とってるわよ?」



電「はにゃ!?」



叢雲「電話してみる?」



女提督「以外だった…」



叢雲「一応私の姉2人だもの…あ、もしもし?白雪?え?どうしたって?今ここの司令官と話してたのよ。それで声聞きたいって人がいて…聞いたらわかるわ。スピーカーでいい?わかったわ。はい。」



電「白雪…さん?」



白雪『電ちゃん!元気かしら?やっと声聞けたわ!』



??『なんだ~?だれ?』



白雪『電ちゃんよ!』



深雪『えぇ!?電か!?深雪だぜ!元気か!?』



電「2人とも…元気そうで…」ヒクッ



白雪『泣いてるの!?どうすればいいかな?深雪?』



叢雲「2人の声聞いて安心したのよ。」



深雪『もしかして…電に俺らと連絡とってるの言ってなかったのか?』



叢雲「ええ。」



白雪『叢雲ひどいわ…お姉ちゃんも泣いちゃうわよ?』



叢雲「ご、ごめんなさい。」



電「相変わらず白雪ちゃんには勝てないのです。」



深雪『ああ。勝てるわけがない。いたたたた!』



白雪『どういうことかしら?』



女提督「あはは!叢雲ちゃんのお姉さんらしいね。」



白雪『あら?そちらの司令官さん達もいらっしゃるの?』



女提督「こんばんは!あたし■■鎮守府の女提督です。」



提督「叢雲の旦那カッコカリの提督です。」



深雪「丁寧にどうも!…へ?カッコカリ!?叢雲がぁ!?」



白雪『えっと?叢雲が?まさか~…』



叢雲「失礼ね!カッコカリしちゃだめなの!?」



電「電も女司令官さんとカッコカリしたのです。」



白雪・深雪『『 それこそ聞いてないんだけど!? 』』



叢雲「言ってないもの。2人も遊びに来てよね?」



白雪『ええ。行くわ。』



電「首を長くして待ってるのです!」



深雪『また連絡くれな!こっちからもするかもしれないし!』



??『おーい。準備できたぞー?』



白雪『ごめんんさい。食事みたい。』



深雪『わかったー!じゃぁまた後でな!』



叢雲「急に電話ごめんなさいね。」



白雪『いいのよ。提督さん。女提督さん。2人をお願いします。』



提督「こちらこそ。」



女提督「もちのろんよ!」



深雪『安心したぜ!』



電「叢雲ちゃんから連絡先きいてもいいのです?」



白雪『ええ。いいわよ。また連絡しますね。』



電「はいなのです!」



白雪『では!』

深雪『じゃーなー!』



叢雲「と言うわけよ。」



提督「よかったな。2人とも。」



女提督「会うの楽しみ。」



叢雲「そ、そうね~…」



電「ちなみに白雪ちゃんは叢雲ちゃんの弱点を全部知ってるのです。」



叢雲「なんで言うのよ!いいわ!同じく電の弱点も同じくらい知ってるはずよ!」



提督・女提督「「 悪いけど…知ってる情報です。 」」



叢雲・電「「 え? 」」



明石「なにしてるんですか~?」



ヴェールヌイ「女大佐と天龍がショットバトル始めたよ。」



提督・女提督「「 すぐ行く! 」」タッタッタッ



叢雲「知ってるってどういうこと!?」タッタッタッ



電「聞かせるのですー!」タッタッタッ




――――――――――――




青葉「以上がレポートとなります。」



ガシッ!



翔鶴「なんであのシーンの記録が残ってるんですかぁ!?」



青葉「あぁぁぁぁぁぁああぁぁあ」ガクンガクンガクンガクン!



電「処理はしたけどお見せしないとは言っていないのです。」



翔鶴「あんまりですよぉおぉお……」



青葉「いいじゃないですか。薄い本だとね?これ以上は青葉から言えませんよ?」



翔鶴「あれは違う私ですよぉお!」



電「違うというのは…薄い本が何なのかを知っているということなのです。」



翔鶴「もういやぁぁああ!!」タッタッタッ



青葉「翔鶴さんをいじるのは楽しいですね~…というか電ちゃんも薄い本のことを…」



電「青葉さんの部屋にあったのです。題名は…『写真記者の秘密取材』と他にも…こんなに。」ドサッ



青葉「な、なんで金庫に入れておいたのに!?」



電「あの程度の鍵なんて電にかかればただの虫よけ程度なのです。」



青葉「ほかに…見てませんよね?」



電「他になのです?金庫の底板の……」



青葉「次行きましょう!次!」



電「そうなのです。次なのです。」



青葉「次は■■鎮守府の7不思議を追及してみようかという企画です。」



電「その1は提督さんが刺されないということなので実質6不思議なのです。」



青葉「では…実際の調査の状況をどうぞ!」



電「時系列はさっきの宴会の3日後なのです!」



コンコン ガチャッ



瑞鶴「あの~いいかな?翔鶴姉ぇがさめざめとしてたんだけど?」



アハハハ… ナニガ…ン?ナニコノホン ミナイデ! ゴ、ゴメンネ////  アァアァァァ…



電「それではどうぞなのです!」




――――――――――――

――0941 ■■鎮守府 執務室



女提督「七不思議?」



提督「この鎮守府に?」



青葉「はい!1つは解決しそうにないので残り6つを追跡調査したいなと。」



戦艦棲姫「イインジャナイ?」



初春「面白そうじゃ。」



青葉「お願いします!レポートとかきちんと書きますから!」



提督「まてまて。1つはなんで解決しそうにないんだ?」



青葉「原因が原因なものなんで…」



女提督「??……じゃあ残り6つの調査をお願いしようかな。他にだれかメンバーはほしいかな?」



青葉「青葉を入れた7名の編成でお願いしたいと思います。」



女提督「だれがいいの?」



青葉「衣笠と古鷹にイムヤちゃん、島風ちゃん、あと瑞鶴さんと伊勢さんをお願いできますか?」



女提督「おっけーい。」



初春「呼ぶか?」



青葉「いえ!直接、青葉が声をかけに行きます。」



提督「わかった。やるなら徹底的にな。小会議室に調査室を設置して、青葉が主任でやること。期限はその都度検討とする。OK?」



青葉「ありがとうございます!早速失礼します!」ダダダ



戦艦棲姫「ナナフシギネェ?」



初春「うむ。特に噂は…あぁ…なんかあった気が…」



提督「うち…でるの?」



女提督「あれあれ~?提督君はお化けが怖いのかなぁ?」



提督「ああ。嫌いだ。」



戦艦棲姫「スナオニイッタワネ!?」



カクシタッテムダダカラナァ イジレナカラカクシテヨ アノナァ ホレ、ノコリヤルゾ?




――1020 小会議室



青葉「ご協力まことに感謝いたします。調査団主任の青葉です。よろしくお願いします。」



伊勢「提督達も許可出すなんてね…でもこういうの嫌いじゃないわ。」



瑞鶴「伊勢さんもだいぶこの鎮守府の雰囲気に染まってきたね~。」



イムヤ「いい感じだもんね~?」



島風「ね~!」



衣笠「衣笠さんもなんだかんだで青葉に甘い気がするよ…」



古鷹「まぁ…青葉ですし…いいんじゃない?」



青葉「みなさん何だかんだ乗り気で青葉うれしいです。さて今回は■■鎮守府の七不思議を解明するということですが…まずそれぞれの七不思議をご説明します。」



衣笠「この鎮守府にね~…」



青葉「1つ目は…まぁ、司令官達がフラグを建築しまくってるのになぜ刺されないのかっていうやつなんで調査はしません。したところで意味ないので…」



伊勢「そ、そうなのね…」



青葉「はい。ということで2つ目。母港の女です。情報提供者は五月雨ちゃんと初霜ちゃんです。これは夜の誰もいない母港でため息をつく女性が出現するというです。」



瑞鶴「七不思議らしい話ね。」



青葉「3つめ。天井裏からの足音。情報提供者は多数います。皐月ちゃん達に、那智さん、ヴェルちゃん、大淀さんなどなどです。これも夜ですね。」



古鷹「ほんと多い。特徴もバラバラみたい。」



青葉「4つ目。工廠の番人。これは夜中に工廠に行くと何者かに追いかけられるというものです。追いかけられたひとは2名。球磨さんと熊野さんです。」



イムヤ「ダブルクマ…夜中に何しに行ったのよ…」



青葉「5つめ、消える食材。食材はすべてすぐに食べられるものばかりです。事前に赤城さんへの事情聴取はとってあります。犯人ではないようです。」



島風「真っ先に赤城さんの名前でるんだね。」



青葉「6つ目。監視者。これは出現場所がバラバラなんですが、姿を見た人が同じ特徴をはなしていたため1つとしました。見た人は…吹雪ちゃん、暁ちゃん、川内さん。気配を感じただけの人は大勢なので鎮守府の地図上にポイントしてあります。」




伊勢「寮に集中してるわね…カードキー式でなかなか出入りできないはずなのに…」



青葉「最後、ポルターガイスト現象です。これは資料室、図書室、装備室、資材室などで発生しています。中には上から物が落ちてきて頭に直撃しそうになったりという事案も発生中です。」



衣笠「それで?どんな風に調査するわけ?」



青葉「まず、聞き取り調査をお願いします。ポルターガイストの調査の聞き取りは私と2人でお願いします。聴き取りが終わり次第ここに集合で。では割り振りどうします?」



イムヤ「母港のは私がいくね。」



島風「足音行きまーす!」



伊勢「では番人をもらうかな?」



古鷹「監視者が気になるから私やるね!」



瑞鶴「食材の件は私行くわ!」



衣笠「ということは、ポルターガイストは衣笠さんと青葉だね。」



青葉「ありがとうございます!ちなみに1つ目にお話したことは内密にお願いします。そうじゃないと今後のネタがなくなりそうなので。」



古鷹「青葉ぁ…」ジトー



青葉「まあまぁ!それでは調査開始しましょう!」



調査団「「「 おー! 」」」




――1114 寮 談話室



イムヤ「こ~んに~ちわ~!」



五月雨「イムヤちゃんこんにちは~」

天龍「よっ!」

榛名「こんにちは。」

初霜「こんにちは!」



イムヤ「どーもー!五月雨ちゃんと初霜ちゃんにちょっとお話を聞きたいんだけど…いいかな?」



天龍「俺ら席外すか?」



イムヤ「大丈夫です!聴き取りだけなんで!」



初霜「なんでしょうか?」



イムヤ「母港で見た女性についてなんですけど、調査することになりまして…」



五月雨「ああ…あれですか…」



イムヤ「お願いします。」



初霜「あれは2日前でしょうか?――――――」




~~回想 2日前 0024 母港



五月雨「ん~!きれいだな~」



初霜「こんな時間にどうかしたんですか?」



五月雨「ひゃぁ!?」



初霜「ご、ごめんなさい…」



五月雨「初霜ちゃん!いえいえ…こっちこそ大きい声出しちゃって…」



初霜「となりいいですか?」



五月雨「はい。初霜ちゃんは?」



初霜「寝る前のお散歩です。たまにこうやって歩いてるんです。五月雨ちゃんは?」



五月雨「お星様がきれいだったので見に来てたんです。」



初霜「そうでしたか。本当にきれいですね~」



五月雨「こうやって…固定して…――――――よし。撮れました!」



初霜「写真ですね。すごいこんなに…実際はこんなに見えるはずなんですね。」



五月雨「はい。」



初霜「プリントていただけませんか?」



五月雨「こんな写真でよければ。いいですよ?」



「はぁ……どう――――――ん…」



初霜「ん?五月雨ちゃんなにか言いました?」



五月雨「いえ?初霜ちゃんじゃないの?」



「はぁ……―――――」



初霜・五月雨「「 !? 」」キョロキョロ



初霜「あっ!あそこ!」



「!?」タッタッタッ



五月雨「追いかけよう!」



初霜「はい!」




~~~~~~~~~~~



五月雨「追いかけたんですけど…もうどこにも…」



イムヤ「なるほど…」



天龍「そういや…そんな感じの俺も昨日みたな…ため息はなかったがそっちの母港で走ってったな…身長が初霜くらいだった気がするな。」



イムヤ「ふむ…榛名さん?」



榛名「は、榛名はだだだ、大丈夫です!」ガタガタ



天龍「大丈夫か!?ほら!みんないるし!幽霊と決まったわけじゃないだろ?」



榛名「は、はひ!」



イムヤ「すいません…もしほかの人目撃者がいたら■■鎮守府の小会議室に話に来てください。」



ワッカッタヨ ハルナサン。コンバンイッショニネテホシイナァ? ハツシモチャン!ゼヒ! 




――1122 食堂



皐月「煮込みはじまったよ~」グツグツ



文月「サラダもおっけ~。」フー



間宮「ありがとうございます!次こちらを炒めていただけますか?」



文月「やるよ~!」



レ級「サシミアガリー!冷蔵庫イレタ!」



島風「おぉぉ!まさに戦場!」



間宮「あらごめんなさい!まだAランチしか…」



島風「違うの!皐月と文月を見かけたからきたの!」



皐月「緊急?」タンタンタンタン



島風「ちがうよ。天井裏からの足音について聞きたかったんだけど…忙しそうだね…」



文月「そのことなら一番詳しいの鈴谷さんかもぉ!」ジャッジャッ



島風「そうなの?じゃぁ聞いてくる!後で2人も話し聞かせてね~!」



レ級「ナンノコト?」ジュー



皐月「後でゆっくり話すね。」



文月「はーい!予約分のレバニラ完成~!」中華鍋装備



間宮「では次酢豚を!」タンタンタンタン



レ級「ホイ!」ヒョイッ



皐月「文月!」ヒョイッ



文月「おまかせぇ!」ジュジュー



間宮「みなさんの厨房スキルがすごいことに…」



マミヤサン!タケノコ! ワカリマシタ! ジュー! タンタンタンタン! ジュワー!




――1140 寮 屋上



熊野「~♪~~♪」



球磨「熊野~。ハンガー貸してほしいクマ~」



熊野「いいですわよ?おいくつ?」



球磨「1個でいいクマ~」



熊野「了解ですわ。それ終わりましたらシーツ干すの手伝っていただけません?」



球磨「了解したクマ!」



伊勢「ちょうどいいところにいたわ。」ガチャッ



熊野「あら?伊勢さん。ごきげんよう。」



球磨「お疲れクマ~」



伊勢「いえいえ。すみませんがお2人にお聞きしたいことが。」



熊野「はい?」



伊勢「夜の工廠で追いかけられた話しをお聞かせください。」



球磨「ああ、あれなら…木曽!起きるクマ!」



木曾「どうした!?」



熊野「以前、夜の工廠で助けていただいたときのことを…びっくりしてほとんど追いかけられたことしか覚えてませんので…」



伊勢「お願いします。」



木曾「助けたわけじゃないが…あれな。」




~~回想 数日前2354 工廠



熊野「たしか…このあたりに…ありましたわ!」



球磨「そこで何してるクマ!?って熊野クマ?」



熊野「びっくりしましたわ!球磨さんこそどうしてこちらに?」



球磨「ハンカチ探しに来たクマ…さっき落としたのに気が付いたクマ…」



熊野「そうでしたか…私はドライバーをとりに。水道のバルブをちょっと絞めたくなりましたもので…」



球磨「熊野はお嬢様みたいなのに……意外と庶民的クマ…」



熊野「そ、そうでしょうか…」



カランカラン!



熊野・球磨「「 !? 」」



「工廠でなにしてるの~?ねぇ~!?」タッタッタッ



熊野・球磨「「 きゃぁあああ! 」」ダダダ



ドンッ!



木曾「おっと!?どうした!?」



熊野「きききき、木曽さっささん!?」



球磨「出たクマ!出たクマ!」



木曾「なにが?」



熊野「幽霊ですわ!」



木曾「工廠で?明石か夕張の作品かなんかじゃないのか?」



球磨「追いかけられたクマ!」



木曾「マジで?見てくるよ。」



熊野「お、お願いします…」




~~~~~~~~~~~~



木曾「んで、見に行ったけど結局異常なしで明石さんたちのコンピュータのせいじゃないかってことになったんだ。」



伊勢「では、明石さんや夕張ちゃんに聞いたりは?」



球磨「してないクマ。」



伊勢「わかりました。では他になにか思い出したことあれば■■鎮守府の小会議室までお願いします。調査室を作ってあるので。」



木曾「了解。」



伊勢「では!」



球磨「わかったクマ~。そういえば木曽はなんであそこにいたクマ?」



ネエサンガモドッテコナイカラ サガシニキテクレタクマカ? アア… ヤサシイデスワネ  




――1145 演習場



赤城「お疲れさまでした。」



加賀「ええ。飛龍も上達したわね。」



飛龍「いえ…まだまだ2人のようには…」



蒼龍「無理!まだ勝てそうにない!」



加賀「そうかもしれないわね。今の状態だと…瑞鶴に負けるかもしれないわ。」



赤城「そうかもしれないですね。」



蒼龍「瑞鶴ってそんなに強くなったの?」



加賀「ええ。見ないうちに成長してたわ。」



飛龍「加賀さんがそこまで言うのはめずらしい。」



瑞鶴「ほんとめずらしい。」



赤城「あら?瑞鶴さん。」



瑞鶴「ちょっと話聞きたいから待ってたんだ。はい!水分補給の差し入れ~」



蒼龍「ありがとう!」



飛龍「さーんきゅ!瑞鶴!……あぁ!生き返る~!」



赤城「ほんと!しみわたります!」



加賀「そうね……そうよね……」



瑞鶴「加賀さん。」



加賀「なに?」



瑞鶴「まだ、私には未熟な部分が多々あると思います。なのでまだまだ御指導ください!」ペコリ



加賀「瑞鶴どうしたの!?熱でもあるの!?大丈夫!?」アセッ



蒼龍「赤城さん…瑞鶴ってさ…」コソッ

飛龍「加賀さんの扱いうまくなった?」コソッ



赤城「ええ。だいぶ。」クスクス



瑞鶴「さて…ここに来たのはこの前、赤城さんが食材盗難の容疑者にされたことなんだけど…」



赤城「ひどいですよね!?私が食堂の食材を勝手に持ってくなんて!そんな風に見えます!?」



加賀「実際に味見と称して行ったことあるじゃない。」



飛龍「あっ、あるんだ…」



蒼龍「さすが赤城さん!」



赤城「相当前のことじゃないですかぁ!」



瑞鶴「まあまあ…今回のこと調査することになって、本当は間宮さんに聞きたいんだけど今、お昼だから忙しいと思ってさ…事情聴取された赤城さんとか先輩たちがなんか聞いたりしてないかなって思ってさ。」



加賀「私は特に…」



飛龍「ないなぁ…蒼龍は?」



蒼龍「ん~…でも1回間宮さんが魚肉ソーセージの数が合わないって言ってたきがする。」



瑞鶴「なるほど…赤城さんの事情聴取はどんな感じだったの?」



赤城「あれは……3日前でしたかね?」




~~赤城の回想 1610 執務室



赤城「私じゃありませんよぉ…」



高雄「本当ですか?昨晩パン1斤がなくなっているのを間宮さんが発見し、直前に食堂から赤城さんが出てくるのを見たという人がいるんです!」



赤城「あれは!冷蔵庫をお借りして、取り寄せしたケーキをとりに行っただけですよ!加賀さんに聞いてください!一緒に食べましたから!」



高雄「パンをですか?」



赤城「ケーキです!」



村雨「そんなふうじゃだめですよ…ね?赤城さんはケーキをとりに行って、たまたま見かけた美味しそうなパンがあったから、残り物と思ってもってったんですよね?」



赤城「ちがいます~~!私が戻ろうとしたときにパンはありました!」



提督「そこまで。赤城は嘘を言ってない。」



女提督「怖い人いい人作戦できたか…いい感じですね~。」



提督「赤城。ケーキをとりに行ったとき何か勘でもなんでもいいからいつもと違うな…ってところなかった?」



赤城「そういえば……調理器具が珍しく出てた気が…いつもは足元の下に入ってるような…」



女提督「なるほどねぇ……」



間宮「失礼します。すみませんパンの件なんですが…私1つ多いと勘違いしてたみたいです。発注書見たら数あいました。数え間違いでもしたのかもしれないです!」



赤城「ほら~!私じゃなかったでしょ!?」



女提督「わるかったわるかった!」ナデナデ



間宮「私もすみませんでした…」



赤城「いえいえ…」



提督「解決か…せっかくだからまだ赤城に尋問の練習を付き合ってもらう。高雄、村雨。道具はこれを好きにつかっていい…」



赤城「銃とかあるじゃないですか!?」



高雄・村雨「「 了解! 」」



女提督「尋問開始!」



赤城「いやぁぁぁぁぁあぁ!」



間宮「あら~…どうしましょ~…」




~~~~~~~~~~~~



赤城「その後はくすぐられるのなんの大変でした…」



瑞鶴「そうだったんだ…ありがとう!あのね、他にも調査してることあるから何か思いだり―――――」カクカクシカジカ



蒼龍「了解。七不思議ね。」



加賀「例えば?」



瑞鶴「誰かに見られてるような気配がしたとか?」



飛龍「それあったかも!夜!」



瑞鶴「ほんと!ちょっと待って…もしもしこちら瑞鶴。古鷹応答どうぞ!」



古鷹『はい。古鷹。どうされました?』



瑞鶴「飛龍先輩が監視者の件で思い当たる事例があるみたいなので後で事情を聴いてもらえますか?」



古鷹『了解。こちらの聞き取りが終わったあとこちらから伺います。』



瑞鶴「了解。…てなわけでお願いします!」



飛龍「了解だよ!」



ズイカクオヒルタベマショウ? ウン!イク! チョウサノダイヒョウハ? アオバダヨ




――1320 吹雪と叢雲の部屋



古鷹「……」



叢雲「……」



吹雪「……」



叢雲「さっきのは見なかったことにしてください!」ゲザァ!



吹雪「この土下座は…両手の平を上にしている…だと!?」



古鷹「叢雲…」



叢雲「はい!」



古鷹「あまりに強烈なものは……頭から離れないんです…」



吹雪「まぁ…どこから仕入れたか…まぁ夕張さんあたりから仕入れた提督人形を抱き絞めてゴロゴロしてましたもんね~。」ニヤニヤ



叢雲「説明しないくていいわよ!」



古鷹「…まぁ、この話は置いといて…吹雪ちゃん。早速あの時の話を…」



叢雲「あの時?」



吹雪「叢雲には言わなかったけど…あの時――――――」




~~吹雪の回想 4日前0201 吹雪と叢雲の部屋



叢雲「……」スースー



吹雪「……」ガバッ



吹雪「あれ?2時か…目が覚めちゃった…水のも…」



ガチャッ パタン キュッ ジャー 



吹雪「ん…ふー。めずらしい。(こんな時間に起きるなんて…)」カタン



吹雪(あれ?誰かに見られてるような…)キョロキョロ



叢雲「お姉ちゃん…なでてよぉ…」スースー



吹雪「夢の中ではまだ甘えてるんですかね?」ナデナデ



叢雲「んふふ…」スースー



吹雪(あれ?余計に視線を感じる…まさか…カーテンの隙間から…)



チラッ



?? <●><●>

吹雪 <●><●>



サッ!

吹雪 <●><●>



吹雪「ぉkみjにうhbぇszわ!?」バサッ



吹雪「気のせいだ気のせいだ気のせいだ気のせいだ……」ブツブツ




~~~~~~~~~~~~~



吹雪「その後は布団にこもっていつの間にか寝てしまってました。きっと気のせいですよね?」



叢雲「…」スタッ



古鷹「叢雲?」



叢雲「司令官のとこいるぅうぅうぅ!」ダダダ



吹雪「ありゃま…」



古鷹「提督がどうにかしてくれるでしょう。それで目をまじかで見たんですね?」



吹雪「はい。目の色は……濃い赤?いや深い桃色と言うんでしょうか…そんな感じでした。」



古鷹「なるほど……」



吹雪「びっくりはしましたが…どことなく寂しそうな眼をしていた気もします。」



古鷹「そうでしたか…他には?」



吹雪「特に。それだけですね。」



古鷹「わかりました。ありがとうございました。何かほかに――――――」




――1221 資料室



大淀「すいません。手伝っていただいちゃって。」



青葉「いえいえ!」



衣笠「ふ~。こっち終わったよ~」



大淀「どうも。これで終わりです。」



青葉「終了!しかし災難でしたね~…」



大淀「ええ。こけたら偶然資料が降ってくるなんて…」



衣笠「ねぇ…怪我無くてよかったよ~」



青葉「ほんとうです!さて…大淀さん。ポルターガイストについてお聞きしたいんですけど?」



大淀「はい。ええとですね―――――――」




~~大淀の回想 2日前2251 寮内図書室 



大淀「…」ペラッ



時雨「…」ペラッ



駆逐棲姫「……デキタ。」



大淀「できました?」



時雨「答え合わせしようか?」



駆逐棲姫「ウン。」



大淀「数学………満点です!」



時雨「国語も満点だよ!」



駆逐棲姫「ヤッタ!」



大淀「姫は覚えて理解するのが早いですね。」



時雨「そうだね。今回の問題は少し難しめだったんだけど…」



ガタン!



時雨「!?」



大淀「本が落ちちゃったんですね。」スタッ テクテク



時雨「大淀!伏せて!」



大淀「はい!」



シュッ! ドサッ!



駆逐棲姫「ホンガ…オチタ?」



時雨「姫は僕の後ろに!大淀すぐこっちに!」



大淀「はい!」



時雨「ゆっくり…ドアまで…」



ドサッ! シュッ! ドサドサドサ!



大淀「ドアまで来ました…」



時雨「姫、大淀。出たらすぐに談話室まで走って…いいね?」



ドサドサドサ! ドサドサドサ!



時雨「行くよ!」ガラッ!



大淀「走って!」



駆逐棲姫「ウン!」




~~~~~~~~~~~~~~



大淀「談話室に夕立ちゃん達がいて事情を話して見に行ったら…本は元通りに…」



衣笠「本は自分たちの方に飛んできたの?」



大淀「いいえ。どちらかというと…同じ方向に引っ張られて落ちる。みたいな感じでした。」



青葉「引っ張られるですか…これは時雨ちゃんにも話を聞く必要がありますね…」



大淀「何かありましたら調査室に行きますね。」



青葉「お願いします。では…」



衣笠「またn……大淀さん足もと…」



大淀「あら?糸?」



青葉「そのまま!……ふむ…見てください。この糸…」



衣笠「セロハンテープ?」



青葉「たどった先は…………あら…紙にくっついてます。」



衣笠「少し調べてみよっか…」




――1319 小会議室



夕立「昨日の夜も母港で人影見たっぽい。」



イムヤ「そうですか。はっきりと?」



夕立「はっきりじゃなかったけど…髪は長かった気がするっぽい。」



イムヤ「わかりました。他にありますか?」



夕立「それだけっぽい。」



イムヤ「ありがとうございました!」



夕立「じゃぁ戻るっぽい~!がんばるぽーい!」



イムヤ「どうも~…」



伊勢「もどったよ。番人の件は明石さんと夕張さんに確認とったけど追いかけるようなものは作ってはないってさ。」



イムヤ「こっちは目撃情報のみですね…」



古鷹「もどったよ~。お菓子の差し入れつきだよ!」



伊勢「ありがとう!」



イムヤ「古鷹さんのほうは?どう?」



古鷹「ここ2日で結構視線を感じてる人多いみたい。暁ちゃん達の部屋とか、村雨ちゃん達の部屋と朝雲ちゃんの部屋とかかな?」



イムヤ「結構だね…」



古鷹「吹雪ちゃんなんてカーテンの隙間から目を合わせちゃったらしいよ。」



伊勢・イムヤ「「 こわ! 」」



島風「たっだいま~!聴き取りおわったー!」



古鷹「島風ちゃんの方は何かありました?」



島風「聞いてて気が付いたんだけど…主に音が聞こえるのは夜で共通してて場所なんだけど…これ見て。」



イムヤ「地図?でもなにかと違うような…」



島風「これ、鎮守府の地図でも隠し通路が乗ってるやつなんだけど…有事の際にシェルターまで行けるのとかね。」



伊勢「きちんと地図あるんですね。」



島風「数は少ないけどね…それで見てて。音が聞こえた場所なんだけど…」ペタペタ



イムヤ「通路上に限定されてる!」



島風「人だとしてもこの通路はこのカードキーを持ってないと異常を知らせる装置が動くから…人じゃないものかも…」



伊勢「うわぁあぁああ…」



瑞鶴「ども~。お疲れっ!地図?」



古鷹「実は島風ちゃんが…」カクカクシカジカ



瑞鶴「おお!進展してるねぇ。こっちは事前情報と同じ感じだった。」



島風「そうかぁ…あと青葉達だけだね!」



青葉「もどりました~。あらま青葉達が最後みたいですね。」



衣笠「こっちも色々新情報でたよ。あとちょっと気になることも。」



古鷹「こっちもいろんな情報入ったよ。」



青葉「よかった!じゃぁ情報を整理しましょう!」




――――――――――――



青葉「では情報をもとに島風ちゃんの持ってきてくれた地図にこのシールを張りながら行きましょう。」



イムヤ「じゃぁ、母港から。目撃した人が数名。判明したのが背格好が初霜ちゃんくらいで長髪の可能性があります。追いかけてもだめだったみたいです。次どうぞ。」ペタペタ



島風「足音の件はこの地図通り、隠し通路に限定的で、時間帯は夜のようです。以上。」



伊勢「工廠の件は追いかけられてはいますが被害はない模様。明石さん夕張さんにも確認済みです。以上です。」ペタペタ



瑞鶴「消える食材では最初はパン1斤で赤城さんが取調受けたみたいだけど…結局間宮さんの勘違いだったみたい。だけど…多く来た物を間宮さんが数え間違うかなと疑問に思いました。他もすぐに食べられるものばかりです。以上。」ペタペタ



古鷹「監視者は目の色が濃い赤から深いピンクであると推定されます。場所はシールで確認してください。」ペタペタ



衣笠「ポルターガイストは寮や鎮守府両方で発生してるみたいですが……これをちょっと見て下ださい。」



イムヤ「糸とセロハンテープの切れはし?」



衣笠「さっき大淀さんと資料室にいたときに発見しました。これをたどったところに、これが足もとに引っかかると上の資料が落ちるように細工されてた可能性があります。」



伊勢「怪我は?」



青葉「いいえ。落ちてくるものは軽い物で怪我の使用がないものでした。ポルターガイストが起きた図書室の本にわずかながらセロハンテープの切れ端が残ってました。なので何者かによる細工の可能性があります。」



古鷹「じゃぁ…この鎮守府にだれか知らない人がいて騒動を起こしてる可能性があるの?」



衣笠「はい。」



島風「だけど…隠し通路の話が変になるよ?あそこは私たちのカードキーがないと開かないでしょ?」



青葉「なので…赤外線カメラを設置しようかと…幸い地図を見てください。」



瑞鶴「あ!ほとんどが鎮守府と寮の1、2階に集中してる!」



衣笠「なので、通路に5か所、母港に2か所、食堂に2か所設置して。1番様子を見ようかと。モニタリングルームをこちらに作って交代で見回りを使用かと。」



伊勢「それいいと思うわ。」



古鷹「2人1組でやった方がいいと思うなぁ。」



青葉「このことを司令官たちに報告するのでその時に協力者を探してみようかと。」



イムヤ「了解。任せるね。」



青葉「では、一時解散で集合時にはまた連絡します!」



カイサン!  カミントロッカァ  ソウスルヨ  ヤイノヤイノ




――1431 執務室



青葉「カクカクシカジカなので協力者を増やしたいのですが…」



女提督「この状況を見る限り…侵入者も否めないね…」



提督「気づけなかったな…」



初春「これは任務として当たった方がいいではないのか?」



女提督「よし!青葉ちゃん。協力者増員の許可をだすね。協力してほしい人には各自交渉すること!」



青葉「ありがとうございます!」



提督「鎮守府自体1500から休みにしよう。戦艦棲姫は通達だしてくれる?」



戦艦棲姫「リョウカイヨ。」



提督「俺らは執務室待機にしておくか?」



女提督「それでいいでしょ。じゃぁ頼んだよ!青葉主任!」



青葉「はい!」



サテコチラモジュンビスルカ マズハ… アーダコーダヨーダ… ヨ!?




――1600 小会議室



青葉「協力ありがとうございます。」



扶桑「いえいえ。」



山城「幽霊さがしねぇ…」



最上「山城。暗い顔しないの。」



大鳳「一生懸命やります!」



青葉「あと2人お待ちくださいね~」



鈴谷「おまたせ!」



ル級「キタワヨ?」



青葉「ありがとうございます。さて…大まかには説明しましたが。調査のお手伝いをお願いしたいと思います。状況は各自にお願いするときに話した通りですので。」



ル級「ソウビハ?」



青葉「一応ネット弾の装備をお願いします。」



鈴谷「捕まえられた場合は直ぐ報告でいいのかな?」



青葉「はい。ですが周辺警戒は怠らないようにお願いします。」



最上「開始時間は?」



青葉「これから設置などがありますので…2000にここに集合をお願いします。今日は夕食は食堂を使えるように手配しましたのでこれで召し上がってください。仮眠もとっておくこともオススメします。」



扶桑「了解したわ。でも…なんで私たちなんでしょうか?」



青葉「それは今回の事案で青葉が頼りになりそうだと思ったので選ばせていただきました!」



大鳳「なんかうれしいです!」



青葉(不幸な目に合う事多い気がする人順なんて言えねぇ…ル級さんは別だけど…)



ル級「ウフフ。ユウレイハタノシミネ…」



青葉(青葉の目に狂いはなかった!)



青葉「では集合時間にお会いしましょう!」



一同「「 はーい! 」」




――工廠 1746 



夕張「はい!明石さん脱いで!」



明石「くぅ…」パサッ



女提督「なにやってんの……」



明石「いやぁ…試作品の最終実験するのにどちらが脱ぐが決めてて…」



女提督「風邪ひかないでね?」



明石「はい。ではこれを着て…スイッチオン!」スーッ



女提督「明石ちゃんの首から下が消えた!?」



夕張「光化学マントです。連続稼働は20分ほどですが…なかなかでしょ?」



女提督「いつから作ってたの?」



明石「ん~ここまでになったのは…4日前くらいですかね?普段はただの迷彩色の雨合羽ですけど。」



女提督「確かに!そこに書けてあっても不自然じゃなかったよ。」



夕張「さっと着られる光化学迷彩です!」



女提督「恐れ入った!てか脱ぐ必要あった?」



明石・夕張「「 ないです。 」」



女提督「なんでだよ!」ビシッ



明石「あはは。着替えますね。」ピッ バサッ



提督「よっ。カメラの準備できたか~?」



明石「できてますよ~。ちょっと待ってくださいね~。」



提督「風邪ひくな~。ガンクリーナーの替えブラシどこだっけ?」ガサゴソ



女提督「ちょーっとまたんかい!」



提督「んあ?腹減ったのか?」



女提督「明石ちゃん下着姿なんだけど!?」



提督「だから風邪ひくなよって…」



女提督「いやいや!女性の下着みたんだよ!?そして見られたんだよ?」



明石「あー…きゃぁぁあぁあ!」



女提督「おそいから!」



提督「見慣れたからつい…すまん。」



女提督「見慣れた!?どこまで進んでんの!?」



夕張「これは…明石さん…私たちやり過ぎたようです…」



女提督「や…やり!?」



提督「正直、明石と夕張は下着姿で何回も布団に潜り込んできてるから…もう、俺の前じゃ好きなようにさせようかと。…あ、明石と夕張限定たぞ?」



女提督「あんたらちょっとそこに正座ぁあぁああぁあ!」



――20分後



明石・夕張「「 以後、気を付けて潜り込みます。 」」



提督「なんで俺まで…」



女提督「はぁ…なんでこんな…うらやましい。」



提督「説教おわったんならさ、設置しないとな。」



女提督「おっと時間見てなかった!早速設置しよう!」



マッタク… モグリコムトキハ? パジャマデ! セイカイ! ドウゾゴジユウニ

テイトク…アンタマルクナッタネェ マルインジャナイアキラメタ ヤイノヤイノ…




――1930 小会議室



青葉「司令官に女司令官さんも!ありがとうございます!」



提督「いや。気になるからな。」



女提督「あっしらも手伝いやす。」



青葉「では、指示を――」



提督「青葉主任。この場では私たちが下だ。」



女提督「青葉ちゃんの指示どおりに動くからね!」



青葉「はい!」



瑞鶴「あれ?提督達も参加?」



女提督「うん!よろ~!」



伊勢「これは本格的なものに…」



山城「2人が出てくるのは…やっぱりまずい状況?」



提督「いや。念のためだ。」



青葉「何だかんだで皆さん20分前には集まっていただきありがとうございます!それていいるようなので会議を始めます!」



一同「「「「 はい! 」」」」



青葉「まずモニターは交代制で3名ずつ空いている人が手分けしてやることとします。次に見回り時のペアですが…扶桑・古鷹ペア、山城・衣笠ペア、島風・ル級ペア、司令官・鈴谷ペア、女司令官・イムヤペア、瑞鶴・大鳳ペアで行きます。青葉、最上、伊勢はまずは待機で行きます。」



一同「「「 了解。 」」」



青葉「まず、作戦としては屋上に瑞鶴・大鳳ペアにいてもらい艦載機による捜索をします!」



明石「今回の艦載機のカメラは熱源を黒く見せますので方皆さん腕にこの小型ビーコンをが付いている腕輪をつけてください。」



提督「毎度のことながら色々でてくる。うれしい限りだ。」ニコニコ



青葉「兵器マニアはほっておいて…瑞鶴さん。大鳳さんお願いします。これコンパクトモニターです。こちらでもモニターしてますけど何かあったら無線を。」



瑞鶴・大鳳「「 了解! 」」



青葉「次、母港での張り込みも行います。初めは司令官・鈴谷ペアお願いします。」



提督「暗視ゴーグル持ってきたと、ほれ。」



鈴谷「なにこれ?」



青葉「ギリースーツ…本格的な張り込み…いや狙撃じゃないんですから!」



提督「いいだろぉ~。続きどうーぞ。」



青葉「はぁ…警邏は20分間隔で寮→鎮守府→工廠これを順路1とその逆順を順路2とします。1回目順路1を扶桑・古鷹ペア、1回目順路2を島風・ル級ペアでお願いします。」



扶桑「よろしくお願いします。古鷹さん。」

古鷹「こちらこそ!」



島風「頑張ろうね!」

ル級「ソウネ。ヨロシクネ。」



青葉「たぶん順路途中で1回合流するときがあるから、その時は相手ペアに異常がないか相互チェックを入れてください。交代は本部で行います!以上!」



一同「「「「 はい! 」」」」



青葉「行動開始します!」



イクゾー! オー! サテキガエロスズヤ 

ハーイ…カワイクナイ イヤニアッテルヨ? ウソー!? 




―――1956 寮 屋上



瑞鶴「モニターOK…にしても綺麗な星だね~」



大鳳「ええ。とても。」



瑞鶴「あとで望遠鏡借りてみてみようか!」



大鳳「いいですね!気温もちょうどいいですし。」



青葉『時間です。作戦開始します!艦載機お願いします。』



瑞鶴「了解!お願い!」バシュッ ブーン



大鳳「映像をオンにします。」ポチッ



青葉『きました。感度良好!そのままお願いします。』



瑞鶴「ルートは?」



青葉『寮から鎮守府、工廠を八の字でお願いします。』



瑞鶴「りょーかい。」




――――― 母港草陰 ―――――



提督「……」



鈴谷「……」



提督「……」



鈴谷「ひm―」



提督「必要以上はしゃべるな。」



鈴谷「…」ムスッ



提督「……」



鈴谷「…」ギュッ



提督「…」ナデナデ



鈴谷「…」スリスリ



提督「……」ナデナデ



鈴谷「…」ニコー



瑞鶴・青葉・女提督『『『 母港組!いちゃつくな! 』』』



提督・鈴谷「「 すんません 」」




―――2013 寮 2階 



扶桑「まだ皆さん起きてらっしゃる時間ですね。」



古鷹「そうだね。この時間ならまだかな?」



電「こんばんはなのです。」ガチャッ



雷「お疲れ様。」



扶桑「あら。こんばんは。」



古鷹「お風呂上り?うるさかった?」



雷「違うわ。見回りしてるから珍しくて。」



扶桑「ええ。たまにと言うことになって。あら?かわいい寝巻ね?」



電「新しいので楽しみだったのです。」



古鷹「可愛いですね。」



女提督『あぁぁぁ……電ちゃんカワユス…』



古鷹「写真撮ってあげましょうか?」



雷「いいわね!お願いしてもいいかしら?」



古鷹「撮るよ~はい!ポーズ!」パシャッ!



電「ありがとうございます!」



古鷹「いえいえ。……後で可愛いフレームつけて送りますね。」



雷「ありがとう!」



扶桑「湯冷めしないうちにお部屋に戻ってくださいね?」



電・雷「「 はい!ありがとう!(なのです) 」」パタン



古鷹「扶桑さんちょっと。」



扶桑「はい?」



古鷹「今の写真…部屋の奥の窓。」



扶桑「!!」



古鷹「本部。異常発生。2階の雷・電の部屋の窓に影を発見上空からの偵察お願いします。」



青葉『了解!瑞鶴さん!』



瑞鶴『了解!あと3秒、2、1…上空!どう?』



大鳳『敵影なし…本部どうですか?』



最上『こちらも異常は…』



古鷹「写真を各自の端末に送るので確認お願いします。」



最上『了解。』



扶桑「早速きましたか…これが監視者…」



古鷹「移動もはやい…気を付けましょう。」



―――2031 工廠



島風「もう異常発生みたいだね…」



ル級「ソウネ…デモ、アッテミタクナイカシラ?」



島風「わかるかも!」



??「くっしゅん!あ~…」



島風・ル級「「 !! 」」カシャン!ガコン!



川内「おもしろかったぁあって!?なに!?なんもしてないよ!?」



夕張「どうしたの?……ああ、そういうことか!ごめん!地下ルームでゲームしてた!」



島風「さっきのくしゃみは?川内?」



川内「そうだよ?」



ル級「ナンダ…ユウレイノクシャミジャナイノネ…」ガッカリ



川内「なんかがっかりされてる!?」



夕張「あはは……2人とも私達もう部屋に戻るからこの後はお願いね!」



島風「うん!まっかせて!」



川内「じゃーねー!」



夕張「また!……ん?なんか無いような…ごめん!気のせい!また明日。」



ル級「エエ。マタアアシタ。」



島風「じゃぁ…鎮守府2階いこうか?」



ル級「ソウシマショウ。」




―――2109 鎮守府 1階本部



青葉「どうです?写真?」



明石「鮮明化完了です。映します!」



衣笠「赤いような眼…吹雪さんなどの証言と符合しますね…」



伊勢「どことなく寂しそうな眼も…」



イムヤ「それにしても2階ですよね?どうやって…」



女提督「なんとも言えないね…」



青葉「先ほどの写真は監視者である可能性が高いと思われますので注意して警邏をお願いします。」



扶桑『了解。』



島風『了解だよ~』



提督『……』トントン



女提督「マイクを2タップは了解の意味だよ。」



イムヤ「提督って本物の戦場にいるんですか?」



山城「気分はそうなんだと思うわ…」




―――2139 寮 屋上 



大鳳「そろそろ交代します。」



瑞鶴「わかった。本部。艦載機をいったん戻して交代します。」



伊勢『了解。』



ガチャッ



村雨「あれ?瑞鶴さんに大鳳ちゃん?」



瑞鶴「村雨に満潮、それに神通まで。どうしたの?」



神通「今日は天気がいいので星を見ようかと思いまして。」



大鳳「やっぱり…今の時期はいいですよね。発艦!」ブーン



満潮「何やってんの?」



大鳳「夜間索敵の練習です。」



村雨「えらーい!お邪魔かな?」



大鳳「大丈夫です。飛ばして映像を撮ってるだけなので。」



満潮「じゃぁ、失礼してそっちで見させてもらうわね。」



瑞鶴「どうぞどうぞ!」




―――2157 母港 草陰



提督「……」



鈴谷「提督……鎮守府1階。寮との通路に人いない?」



提督「ん?本部。鎮守府1階寮側廊下。確認頼む。」



イムヤ『了解です。』



鈴谷「……」



イムヤ『朝雲ちゃんでした。気になって見に来たそうです。』



提督「了解。……鈴谷…工廠のところ…」



鈴谷「あれは…服装は…三日月ちゃんかな?」



提督「工廠に何の用だ?」



鈴谷「工廠にて人影、服装と髪の長さから三日月ちゃんの可能性あり。確認願えますか?」



イムヤ『今、山城さんと衣笠さんに急行してもらいます。』



提督「了解した。」



鈴谷「三日月ちゃんどうしたんだろうね?」



提督「工具でも借りに来たんじゃないか?」




――2203 工廠 



山城「三日月ちゃんいます?」



衣笠「見当たりませんね?」



提督『いないのか?』



山城「いません。上空からなにか見えます?」



大鳳『いえ…あ!鎮守府裏手に人影!走ってます!』



青葉『本部でも確認!』



山城「追跡します!」ダッ



ピンッ!



衣笠「山城さん!上!」



山城「!?」



ポフン!



山城「わふっ!?不幸だわ……ぬいぐるみ?」



衣笠「大丈夫?明石さんのやつです。」テクテク ピンッ



ガラガラガラ!



衣笠「は!?」



山城「ポルターガイスト発生!退避します!」



大鳳『人影は鎮守府内に入った模様!警戒してください!』




―――2215 食堂



間宮「私としたことが…それ!」



飛行場姫「コンバンハ。」



間宮「あら?リコリスさんにリ級さん。それに大和さんまで。」



飛行場姫「間宮コソドウシタノ?」



間宮「私としたことが…朝ごはんの材料とかの搬入と準備を忘れてしまって…」



飛行場姫「準備テツダウワ。」



大和「そうですね!なにからやります?」



間宮「助かります。では玉ねぎと人参、大根の搬入をお願いします。」



リ級「リョウカイ…」



間宮「ん…しょ…」



大和「とります!」



間宮「ありがとうございます~」



飛行場姫「リ級、ヤサイモッテテ。」



リ級「ウン。」



間宮「さて……」クルッ カシャーン!



大和「大丈夫で…す…」クルッ



飛行場姫「ナニイッタ…イ……」クルッ



リ級「ヨーグルトガ……ウイテル?」クルッ



間宮・大和・飛行場姫「「「 キャァアァアアァアア! 」」」



ヒューーーーー! タッタッタッ



リ級「ヨーグルトガトンデッタ…」



ナナナナ、ナンデスカ!? ドドド、ドウシマショウ?!



女提督「何事!?」



大和「女提督さん!ヨーグルトが宙に浮いて飛んでいきました!」



女提督「まじか!?本部食堂でポルターガイスト発生。食料が奪われた模様!」



青葉『わかりました!カメラに以上ありません。』



大鳳『外は異常なし。なので目標は鎮守府内である可能性が大きいです。』



青葉『了解。あ!鎮守府内隠し通路のカメラが1台やられた!これは寮に向かってる!寮に警邏班だれかいます!?』



島風『ル級といるよ!警戒するね!』



瑞鶴『屋上警戒します!』



青葉『お願いします!青葉・伊勢もそちらに向かいます!女提督さんは本部お願いします!』



女提督「了解。」



間宮「あの~……」



女提督「事情はあとで。また何かあったら小会議室に来ちょうだいな。」



大和「はい…」



―――2241 寮1階 視聴覚室(シアタールーム)



離島棲鬼「……」ポリポリ



モニター「―――お前は戻れ。娘を頼む。―――――頼んだぞ。」



愛宕「……」サクサク



モニター「――――おい!待ってくれ!ずるいぞ!――――おい!」



祥鳳「……」パクッ



モニター『―――約束は守れそうにない。』



武蔵「…」ポロッ



モニター『―――――これからはお前たちを空から…プツン』



高雄「あら?いいところなのに…」



祥鳳「故障でしょうか?」



キィイィイイィイイイイン!



武蔵「なんだ!?」



アハハハハハハハ! ヒャハハハハハハ! ミテルミテルミテル! アハハハハハハハ!



離島棲鬼「ナニヨコレ!?」



ガガガガガガ プツン……



高雄「誰かいるの!?」ガチャッン!



愛宕「いないわね~…」



武蔵「なんなんだ一体…」



バタン!



祥鳳「勝手にしまった!?」



武蔵「…映写室から何か出た!…そっちになにかいるぞ!」



島風「大丈夫?」ガチャッ



離島棲鬼「ココ…アクマデモカッテルノ?」



ル級「ソンナハズハ……キャッ!」ドタッ!



祥鳳「大丈夫ですか!?何かに突き飛ばされたような…」



ル級「エエ…ツキトバサレタワ…」



島風「本部!こちら寮1階シアタールーム!異常発生!目標は実が見えない模様。ル級が突き飛ばされた!」



ル級「ケガハナイガ…ソンナ、力ガツヨイワケデハナサソウダワ。」



イムヤ『本部了解!気をつけてください!』



愛宕「どういうことなの?」



島風「実はね――――――――」




―――2254 寮2階



青葉「瑞鶴さん、大鳳さん。寮の周りを旋回偵察お願いします。」



瑞鶴『了解。発艦!』



伊勢「次はどういうふうに…」



イムヤ・大鳳『『 寮2階!階段を上ってます! 』』



青葉「行きましょう!」タッタッタッ



伊勢「はい!」タッタッタッ



青葉「正体をみせ……誰もいない!?」



大鳳『階段を駆け上がってます!』



伊勢「なにもいませんよ!?」



大鳳『こちらは移ってます!』



イムヤ『確かにいる!屋上に向かってない?』



青葉「行きます!」



伊勢「はい!」



大鳳『屋上、警戒します。』




―――2259 屋上



ガチャッ!



神通「あら?青葉さんと伊勢さん?」



伊勢「異常はない?」



村雨「なんかあったの?」



青葉「ちょっと、取材中です。」



瑞鶴「だめ。ターゲットロスト。」



大鳳「こちらもです。一度、艦載機を戻します。」



伊勢「やっぱり…あれ?」



青葉「どうなんでしょう?」



神通「??……あっそろそろこの方角で土星みえません?」



満潮「合わせるからちょっとま……」



村雨「満潮ちゃん?」



満潮「……」カタカタカタカタ



大鳳「どうしました!?」



満潮「目……目が…のぞ…目……」



青葉「動かないで!神通さん!気配を探ってください!」



神通「はい!?…………入口!」



青葉「逃がすかぁ!」



伊勢「失礼します!」



メガ……メガァ… ダイジョウブダカラ  ナンナンデス? ジツハ…




―――2320 本部



イムヤ「隠し通路異常なし…」



女提督「………」



扶桑「女提督さん?」



三日月「あの~……こんな時間にどうされたんですか?」



那智「何かやってるのか?」



提督『その声三日月と那智か?』



イムヤ「そうですが…」



女提督「三日月ちゃん。さっき工廠行った?」



三日月「いえ?今お風呂から出てきたところですが…」



女提督「提督・鈴谷ちゃん。母港注意して。主に工廠側。」



提督『了解。一応ペイント弾はあるぞ?』



女提督「もしもの時はお願い。警邏班は全員本部集合。瑞鶴ちゃん達はそのまま。」



瑞鶴『了解!』



青葉『何かわかったんですか?』



女提督「たぶん!」




―――2336 母港 草陰



提督「……」



鈴谷「……」



提督「鈴谷…あそこ。」



鈴谷「え?何も?」



提督「いや…いる。上空母港の偵察頼む。」



大鳳『いますぐ!………います。』



鈴谷「え、な?」ムグッ



提督「フード付きの雨合羽をきたものが出現。どうする?座って海を見ているが…」




青葉『本部もモニターにて確認しました。フード付きのものをかぶっているのが見えます。ネットは使えます?』



提督「だめだ…遠い…」



青葉「では、ペイントをわからないようにお願いできますか?』



提督「難しい。はじけた音で逃げる可能性があるが…」



青葉『お願いします。』



女提督『調査班全員工廠の裏手に静かに移動するよ。』



提督「ペイントする。」パシュッ



カチン ペチャ



??「!?」タッタッタッ



提督「ペイント完了。目標は工廠裏のに向かった模様。」



鈴谷「あれ…女の子?」



提督「俺にもそう見えた。」



青葉『提督と鈴谷さんも着替えて向かってください。』



提督・鈴谷「「 了解! 」」




―――2349 工廠裏 裏山



青葉「目標はこの裏山のどこかですかね?」



女提督「たぶん。2人2組で捜索します。上空はどう?」



瑞鶴『無理…気が多すぎて地面が見えない。』



青葉「では撤収してこちらの捜索に来てください。」



大鳳『了解!』



提督「どう捜索する?」



青葉「一定の間隔で……いや…全員1か所思い当たるところがあります。そこに行きましょう。ですよね?」



女提督「ふふふ。青葉ちゃんいい勘してる。」



山城「なんだかわかったの?」



青葉「おおよそですが…」



那智「我々までついてきてしまったが……」



三日月「いていいのでしょうか?」



提督「湯冷めしないようにな。俺の上着来ておけ。裏ボアだ。」



三日月「あったかいです。」



瑞鶴「お待たせ!」



大鳳「内容は無線で聞いてました。行きましょう。」



青葉「では、正体を見に行きましょう!」



一同「「「 おー! 」」」




―――0022 裏山 洞穴




青葉「ここです。」



古鷹「洞穴?」



女提督「そう。この奥は昔の防空壕になってるんだ。」



瑞鶴「へぇ…こんなところ…」



青葉「では、入りましょう。」



衣笠「足もと気をつけて。」



古鷹「私が先導するね!」ピカー



一同「「「 古鷹(ちゃん)かっこいい! 」」」



古鷹「え?ど、どうも///」クルッ



一同「「「 まぶしぃ! 」」」



古鷹「ご、ごめんね!」



イムヤ「気を取り直してレッツゴー!」



ゾロゾロ ガスッ イテェ… テイトクアホノコ? カモシレナイ オイオイ…




―――洞窟 奥



古鷹「あかりを消します…光が見えるので…」



扶桑「何かしゃべってますね…」



コンドハ―――― ハァ…… 



島風「ため息…」



青葉「ついに…正体が…」ゴクリ



衣笠「接触はどうする?」



青葉「青葉、女提督さん、三日月ちゃんでいk――――」



ズルッ!



扶桑・山城・鈴谷「「「  きゃあ! 」」」ドタッ



??「だれ!?」



青葉「しかたない!行きます!」



ズルッ!



青葉「へ?」



アオバ!? ドタッバタッ! キャァ! アブナ!? ドサーーーー!



提督「ふぅ…」



三日月「危なかった…」



その他「「「 助けて… 」」」



提督「訓練が足りたいな。」



三日月「かもです。大丈夫ですか?」



衣笠「あはは…提督と三日月ちゃん以外全員こけましたね…」



大鳳「盛大にこけました……」



青葉「あ!幽霊は!?」



??「お化け!?どこ!?」キョロキョロ



一同「「「 いやいや…君だよ… 」」」



??「違うもん!お化けじゃないもん!」



青葉「そのフードを取ってください!」



??「わかったぴょん」パサッ



那智「なんだ…女の子じゃないか…」



三日月「卯月お姉ちゃんなの!?」



卯月「三日月!元気だったぴょん?」



三日月「元気ですけど…」



伊勢「あの…三日月ちゃんはお化けと知り合いなの?」



卯月「だから!お化けじゃないぴょん!」



青葉「これ、どうします?本部戻ります?」



女提督「そうしよっか…」



提督「軽く挨拶だけ。■■鎮守府の提督です。こっちは女提督。とりあえずここを出て鎮守府まで来てくれるかな?」



卯月「いやぴょん!」



女提督「なんで?」



卯月「解体されちゃうぴょん!」



女提督「しないからね?そうだ!おいしいお菓子あげよっかなぁ?」



卯月「いくぴょん。」



一同((( お菓子つよし! )))



鈴谷「あのさぁ……」



山城「なんで私たちのことほったらかした?」



扶桑「不幸だわ…」



青葉「だって…いいところでこけるんですもん…」



山城「青葉ぁあぁあああ!」



扶桑「抑えて抑えて。」



ワルイワルイ… オヨメサンホッタラカスナンテ… ソウダヨテイトク ナンデオレガオコラレルノ?




――0026 ■■鎮守府 執務室



青葉「さて……皆さまお疲れさまでした。謎解きタイムです。卯月ちゃん。私たちの質問に答えていただけますね?」



卯月「わかったぴょん。」



イムヤ「数日前の夜、母港で海を眺めながらため息をついてましたか?」



卯月「はいぴょん。」



島風「変わった通路を夜中に行ったり来たりしてましたか?」



卯月「はいぴょん。」



伊勢「工廠にいた人を追いかけたりしましたか?」



卯月「したぴょん。なかなかの驚きっぷりだったぴょん。」



瑞鶴「食堂からいくつかの食材をとっていきましたか?」



卯月「パンがおいしかったぴょん!」



古鷹「いろんな人の部屋を窓のそとからの覗いたりしましたか?」



卯月「したぴょん…ちょっとうらやましかったぴょん…」



衣笠「図書室、資料室等でイタズラを多数しかけましたか?」



卯月「面白かったぴょん!これ使ったら透明になれたぴょん!」



青葉「以上のことから…■■鎮守府七不思議解明といたします!協力してくれた方はありがとうございました!」



一同「「「 お疲れさまでした! 」」」



ヤッター! 1ツハカイメイフカダケドネ ワイワイ――――



女提督「さて…提督。」



提督「ああ。」



女提督「卯月ちゃんと青葉ちゃんは一緒に執務室まで来てね。」



提督「三日月は皐月と睦月、文月が寝てなければ執務室まで連れてきてくれるか?」



三日月「わかりました。」



女提督「みんなお疲れ様~!」



ハーイ! オオフロイコー マタネ、ウヅキチャン!




――0104 執務室



三日月「失礼します!3人とも連れてきました!」



皐月「卯月姉ぇ!?」



文月「卯月お姉ちゃんだぁ!」



睦月「どうしたの!?」



卯月「お久しぶりぴょん!」



女提督「さて。そろったところで…卯月ちゃんは艦娘でいいのかな?」



卯月「たぶんそうだぴょん。」



提督「装備は出せる?」



卯月「出来るぴょん!」ガコン



女提督「ちょっと見せてね…あれ?鎮守府の認識コードがない。あれれれ?」



青葉「…非合法になった艦娘ですか?」



卯月「わかんないぴょん。学校を出るまでのことしかわからないぴょん。」



女提督「覚えてる範囲でいいから学校を出た後のことを聞かせてくれる?」



卯月「わかったぴょん。1週間くらいまえに気が付いたら海の上にいたぴょん。そして、5日まえくらいにあの洞穴を見つけて入ったぴょん。」



提督「続けてくれるか?」



卯月「そして、寝ちゃって穴から出てみたらここがあったから入ってみたぴょん。工廠っぽいところはやっぱり工廠で…だれかが何かをつかって変なところに入ったのを見たぴょん。」



青葉「なるほど。きっとマスターキーと隠し通路でしょうね。」



卯月「次の日は透明になるマントを作ってるのをみてイタズラに使いたくなったぴょん。カードも借りて夜に通路にはいって遊んでたぴょん。」



三日月「卯月お姉ちゃん…」タメイキ



卯月「次の夜に、部屋をのぞいたら姉妹部屋みたくなってて…急に懐かしくなってその後は母港でぼーっとしてたぴょん。覗くのは3階以上になると降りられなくなりそうだったから2階までにしたぴょん。」



睦月「そうだったんだ…」ナデナデ



卯月「おなかもすいてたから…マントを使って食堂に行ってパンをもらったりしたぴょん。その後はまた覗いたりしていいなぁとか思ってたぴょん。」



女提督「なんで今日はここまで派手にイタズラしたのかな?」



卯月「寂しくなって…気づいてほしかったぴょん…でも…パンとか驚かせたりとかしちゃったから…出ていくのも怖くなっちゃって…だったらイタズラして…みつけて…」ヒクッ



皐月「泣かないなかない!」ナデナデ



卯月「お姉ちゃんはうーちゃんぴょん…」ヒクッ



提督「そういうことか……とりあえず今日はここまでにしようか?」



女提督「そうだね。卯月ちゃんは三日月ちゃんとお風呂入っておいで?」



提督「寝る部屋は…」



文月「卯月お姉ちゃんと一緒にねるよぉ!」



女提督「まかせた!じゃぁ、話はまた明日!」



三日月「では。いきましょうか?」



卯月「うん。」



皐月「ボク達ももどるね。」



提督「頼んだ。」



オネエチャンキルモノハナイヨネ? ナイピョン… ジャアワタシノデイイ? ―――



青葉「ん~。七不思議のこと書くのはやめます。事情が事情っぽいですし…」



女提督「了解さ。」



青葉「そのかわり、別のこと企画してやろうとは思います。いいですか?」



提督「ああ。好きにするといい。でもだ、解決に導いた青葉の功績は評価しないとな。」



女提督「そうだね。褒賞としてこれをあげようじゃないか。」



青葉「なんですかこれ?開けても?」



提督「いいぞ。」



青葉「あぁ!いいレンズ!ほしかったやつです!いいんですか!?」



女提督「中古品だけど…1回しか使ってないし…」



提督「女提督が青葉の真似してカメラやろうとして挫折したからな。」アハハ



女提督「f値とかISOとかイミフでござんした…」



青葉「いえいえ!うれしいです!」



女提督「協力してくれた人達にもそれぞれなにか用意するから安心してもらってね。」



提督「明日と言っても今日か…青葉も卯月の話を一緒に聞いてくれな。」



青葉「もちろんです!」



女提督「あたしらも解散しよか…眠くなってきた…ふわ…」



青葉「ありがとうございました!」



提督「こちらこそ。」



テイトクオンブ ジブンデアルケ アオバモオンブシテクダサイ! ホラッ

ナニヨソレ!? アオバハガンバッタカラナ アッムネノカンショクメアテ? チガウワ!




―― 翌日 ――

――1034 ■■鎮守府 執務室



提督「そろそろ来るか?」



女提督「だね。寝られたかな?」



卯月「おはようございますぴょん!」



皐月「きたよ~」



青葉「青葉も参上です!」



提督「集合ありがと。」



皐月「ボクはでてるね。」



女提督「ありがとう。だったら隣の部屋でくつろいでて?」



皐月「そう?なら隣にいるね!」ガチャッ パタン



卯月「」ジー



提督「隣の部屋は応接室だよ。あとで話がおわったら鎮守府を回ろうな。」



卯月「わかったぴょん!」



女提督「昨日の話の続きをしようか?」



提督「まず、大本営に連絡したら。卯月のデータがあったが…聞くか?」



卯月「聞くぴょん。」



女提督「あったデータは1件。ここよりちょっと離れた海域で……轟沈してるの。」



卯月「じゃぁ…うーちゃん…お化けぴょん?」



提督「ちがうな。お化けは触れない。」ナデナデ



女提督「そうそう。」ナデナデ



卯月「ぴょん…」ナデラレー



女提督「轟沈した時期は1ヵ月前くらい。卯月ちゃんなにか思い出せない?」



卯月「わかんないぴょん。」



提督「あ、じゃあ気が付いて海の上にいたときに自分の周りがキラキラしてたとかは覚えてないか?」



卯月「覚えて……あっ!足もとはキラキラしてたぴょん!」



女提督「とすると…赤城ちゃんと同じような状況だね。わかった。それでこれからのことなんだけど。」



卯月「解体ぴょん?」



提督「だからしないって。ここで暮らすか聞くだけ。もちろん仕事もしてもらうぞ?」



卯月「ほんとに!?いいぴょん!?」



女提督「もちろん。」



卯月「働くぴょん!お願いしまっす!」



提督「了解!」



青葉「卯月ちゃん加入ですね。ニュースにします!」



女提督「そうだね。さーて…卯月ちゃん…お姉さんに抱っこさせてくださいな?」



卯月「うっ…なんだか怖いぴょん…」



女提督「抱っこするもーん!」ムギュー



卯月「ぴょん!?」



提督「あ、ずるいぞ。俺も…」ヒョイ



卯月「高いぴょん!おお!」



『―――よかったな卯月――』



卯月「!?」キョロキョロ



提督「どうした?」



卯月「よかったな卯月って言ったぴょん?」



青葉「いえ?だれもなんとも…」



卯月「……でも、これ何かなつかしい気がするぴょん。」



女提督「そう……まだお仕事あるから鎮守府の中を皐月ちゃんと一緒にまわっておいで!」



卯月「ぴょん!」



提督「皐月~!」



皐月「呼ばれて飛び出ておまてせだー!」



女提督「元気でよろしい!卯月ちゃんに鎮守府を案内してあげてね。」



皐月「了解!卯月姉ぇ行こう!」



卯月「わかったぴょん!」



ガチャッ パタン



女提督「さて…青葉ちゃん鍵お願い。」



青葉「はい?」カチリ



提督「卯月のことは轟沈理由とその司令官についてわかっているんだ。」



青葉「なんで言わなかったんですか?」



女提督「自分から知りたいというまではね…ただ。青葉ちゃんは調査の主任だから、知ってもらうよ?いいね?」



青葉「はい。」



提督「話すぞ。轟沈時期はさっき言った時期だ。轟沈理由は指揮官のミス。新任の司令官だったことが原因となっている。」



女提督「卯月ちゃんはその司令官の初期艦で、司令官と卯月ちゃんのみの鎮守府だったみたい。仲はよく、よく肩車をしてあげてたみたい。」



青葉「だから、司令官は肩車を…」



提督「ああ。そして…轟沈の後、責任を感じてその司令官は自殺した。海へ投身自殺。のちに遺体も遺書も発見されている。」



女提督「推測だけど、以上が卯月ちゃんから抜けてる記憶の一部です。」



青葉「わかりました。整理させてください。轟沈した後、何らかの理由で1週間前くらいにこちらに戻ってきた。そしてここに来て寂しさなどを紛らわすため七不思議を起こした。轟沈前の記憶はほとんどないということですね。」



提督「そういう事だろう。」



青葉「意外に重い話になっちゃいました。でも卯月ちゃんが帰ってきたことよかったです!」



女提督「そう!その通り!」



提督「うちに配属されるように手配してあるからこれからは仲間だしな。」



コンコンコン!



青葉「鍵開けますね!」ガチャッ



卯月「あの…司令官。」



提督「あれ?どうした?」



皐月「肩車しながらがいいんだってさ。」



女提督「あたしがしてあげるよぉ♪」



卯月「いやぴょん。司令官がいいぴょん。」



提督「いいぞ~。卯月ポイントは俺がリードだな。」



女提督「ちくしょぉおぉお!追い越してやる!」



青葉「卯月ポイントとは?」



提督「どっちが先になつかれるかの勝負だ!それっ!いくぞー!」



卯月「おー!」



皐月「これで姉なのか疑問に思うけどね…」アハハ



女提督「わかる!」



卯月「お姉ちゃんだぴょん!」フンス



青葉「威厳のない…」アハハ



皐月「そいえば昨日の夜、卯月姉ぇからイタズラの話は聞いたけど、ボクたちの部屋の上もきたでしょ?足音聞こえてたよ?」



女提督「まって…皐月ちゃん達の部屋……4階だよね?」



皐月「そうだけど?」



卯月「うーちゃん、4階は行ってないぴょん。隠し通路使ったのは2階までぴょん。」



皐月「え?」



提督「まさか…」



女提督「本物?」



卯月「本当に4階は行ってないぴょん。」



提督・女提督・皐月「「「 oh…No… 」」」



卯月「それより探検行くぴょん!」



皐月「そうだね…行こう…」ズーン



提督「だな…」ズーン



卯月「ぷっぷくぷ~!……元気ないぴょん…」



ガチャッ パタン



女提督「青葉ちゃん。」



青葉「はい!?」



女提督「4階に皆を撮りにいったね?」ガシッ



青葉「ばれてる!?」



女提督「状況を利用したことについてお話いただきましょうか!?」コチョコチョ



青葉「すみません!どうか!暁ちゃんのニヘラ顔でゆるしてくだぁあはははは!」



ンナモノスデニアルワ! ジャァ!アハハハ! ココカ!?ココガ! 

ショゥホウサンノサラシヲマクシーンハ!? ヨロシイオ。マケハ? ダレガイイデスカ?




――1502 大会議室



提督「急遽決まった集合にお集まりいただきまして~~」



提督・女提督「「 大感謝 」」シャキーン



女提督「早速、新メンバーをご紹介!どうぞ!」



卯月「やったぁ!でたっぴょん!卯月でっす!うーちゃんって呼ばれてまっす!よろしくでっす!」



ヨロシクー! ミカヅキチャンノイモウト? アネデス ウソォ!? ガヤガヤ



提督「はいはい。皆!仲良くしてやってくれ!」



女提督「経緯を説明するよ!まず―――――――」カクカクシカジカ



<説明終了



女提督「――てなぐあいです!以上質問等あったら直接お願い!各自の自己紹介等は夜に時間を作りたいと思います!かいさーん!」



満潮「卯月。私、満潮よ。よろしく。」



卯月「よろしくぴょん!」



満潮「じゃぁ…」ムニッ



卯月「ぴょ?」



満潮「屋上ではよくも驚かせてくれたわね!!」ムニムニムニムニムニ



卯月「もめんみょん!うるしてみょーん!(ごめんぴょん!許してぴょーん!)」



満潮「わかったわ。次はもっとほっぺをムニムニするからね?」



卯月「善処するぴょん。」ニヒヒ



吹雪「卯月ちゃん。吹雪です。目があったのは覚えてますか?」



卯月「もちろんぴょん!変な声出てたぴょん!」アハハハ



吹雪「そです!やってくれましたね!?」ムニムニムニムニムニ



卯月「またらむみょ~~~~ん!(またかぴょ~~~~ん!)」



吹雪「あはは!よろしくね。」



卯月「はいぴょん!」



北上「こりゃまたえらいのが入ったね~。」



卯月「誰ぴょん?」



北上「隣のMM鎮守府の北上様だよ~。よろっ。」



卯月「よろしくぴょん!」バサッ



北上「な!?」



卯月「純白ぴょん。」



北上「うわ~~~~ん!みられたーーーーー!」タッタッタッ



女提督「やべぇぞ…卯月ちゃん……北上ちゃんにはいけない…」ガタガタ



提督「ああ…やっちゃいけない人だっているんだ…」



卯月「なんで震えてるぴょん?」



女大佐「北上が珍しく泣いてたんだけど?」コォオ

大井「だれです?北上さん泣かせたの?」コォオ



提督・女提督「「 これ。 」」ユビサシ



卯月「ぴょん!?」



女大佐・大井「「 よくやったぁ! 」」ナデナデ



提督・女提督「「 あんたらも大概だな!? 」」



女大佐「いや!北上の泣き顔なんて見たことないし!かわいかった!」



大井「泣かせるのはよくはないですが…今回は良しとしましょう。」ヌフフフ



提督「卯月。行こうか。」



女提督「行こうね~」



女大佐「なんだよ~話にへばぁぁああ!?」ガスンッ!



北上「乙女の涙をなんだと思ってんのさ2人とも?」パシッ

龍田「お仕置きが必要かしらねぇ?」キラン



大井「あ、ああ…」



ヤルナラキタガミサンニ! ワカッタ…ヨッ! パシーーーン! アァァァアア!

モウイッパツ! パシーーン! ンヒヒイイイ! アァ…オシリイタイ…






――――――――――――――――




青葉「以上が2本目でしたとさ。このあと大井さんが若干満足げな顔で歩いてました。」



電「そうだったのですね…自己紹介もすんで、今では一緒にいろんなことしてるのです。」



翔鶴「さっき見かけましたけど、卯月ちゃんはなんとなく提督さんの方になついてる気はします。」



青葉「ですね。女提督さんが悔しそうな顔してましたし。」



電「そういえば卯月ちゃん関係で何名か出てきてない気がするのですが…」



青葉「大丈夫です。本当は警邏中とかで会っていますが、後日、卯月ちゃんと遊んだ日のことの方が面白いと思うので、そちらに全員でてくると思いますので。」



翔鶴「あれですね…なんか新鮮でした。」



電「また青葉さん主催なのです?」



青葉「はい!まぁ見てみてください。どうぞ!」




―――卯月が入って1週間後 青葉と衣笠の部屋



青葉「行きますよ。卯月ちゃん。」



卯月「任せるぴょん!まずは…暁ちゃんとし朝潮ちゃんにお願いするぴょん!」



青葉「どうなるでしょう…くくくく……」




――執務室



女提督「~~♪」



暁「はい。報告書の訂正。」



女提督「ありがとー。」



提督「朝潮。これどう思う?」



朝潮「はい。ん~…比較的安価ではあると…」



卯月『2人ともやるぴょん。』



暁「こっちかな?」

朝潮「ええと…その資料が…」



ドンッ!



提督「大丈夫か?」



女提督「怪我ない?」



暁「まえみろやー」

朝潮「ああ?おまえがみろやーです!」



提督・女提督 ( ゚д゚)ポカーン



暁「お前、あたまおかしいじゃないのぉ?」

朝潮「てめーこそどーかしてんだろ?です!」



提督・女提督 ( ゚д゚)ポカーン



暁「やんのかー?」

朝潮「つぶしてやんよー!です!」



提督・女提督 ( ゚д゚)ポカーン



暁「このー」ガコン

朝潮「いいでしょう…」ガコン



提督・女提督「「 2人ともストップ! 」」



ガチャッ!



青葉「どっきりでーす!」

卯月「どうだったぴょん?」



女提督「ええと…ある意味びっくりかな?」



提督「ある意味な…」



暁「いい悪だったわ。」フンス

朝潮「私もなかなかだと思います!」フンス



女提督「2人とも上手だったよー」ニコー ナデナデ



提督「青葉……」



青葉「はい…人選ミスなのは承知の上です。」アハハ…



女提督「だよねぇ…あははは…」



卯月「ふふ~ん♪次いくぴょん!」タッタッタッ



提督「次、あるんだ…」




―――武道場



卯月「―――な感じでお願いするぴょん。」



翔鶴「わかりました。」



青葉「すみません。お付き合いしていただいて…」



空母水鬼「オモシロイモノネー?」ニコッ



卯月「ぴょーん!」ニカー



青葉「では隠れましょう…」パタン



翔鶴「そろそろ始めましょうか?」



空母水鬼「イイワヨ。」



翔鶴・空母水鬼「「 せーの(セーノ)! 」」



ドタン!バタン! ドンッ!ガバッ!



瑞鶴「2人してこんなところにどうし!?」



翔鶴「沈めてやる!このぉおおおおお!」ググ



空母水鬼「ショウ……カク……イキ…」



瑞鶴「え?え?」



翔鶴「アハハハハ!苦しそうな顔いいわ!サイコウ!」ググググ



空母水鬼「ズイ…タ…ケ……」カクン



翔鶴「あはははははは!これでこれで!あははははは!」



瑞鶴「え?え?」ヘナヘナ ペタン



バンッ!



瑞鶴「は!?え!?」



卯月「どっきりぴょーん!」



青葉「いかがでした?シナリオは青葉でしたー!」



瑞鶴「ドッキリかい!びっくりしたわ!」



翔鶴「あの…」



卯月「どうしたぴょん?」



翔鶴「水鬼……息してないわ……うふふふふ。」



卯月「本当に…やっちゃったぴょん?」



翔鶴「証拠は…消さなきゃ―――」



卯月「わーーーーーー!」



瑞鶴「逃がすかぁ!」ダキッ



卯月「はなすぴょん!まだやりたいことあるぴょん!」



空母水鬼「ハナシテアゲタラ?」



卯月「そうぴょん!水鬼お姉ちゃんのいうこと…ぴょん!?」



青葉「逆ドッキリだったりしてー」ニカーッ



瑞鶴「そういうことでした!」



卯月「これはやられたぴょ~ん。」アハハ



翔鶴「だけど卯月ちゃん。あんまり過激なのはよくないですよ?いいですね?」



卯月「わかったぴょん。怪我させたりしないのが約束ぴょん!」



空母水鬼「イイコイイコ?」ナデナデ



瑞鶴「確かに…イタズラしてんのにいい子っていうのもね…」




―――■■鎮守府 廊下



卯月「青葉さん!次は―――」ゴニョゴニョ



青葉「了解です。ターゲットは…ちょうどいいところに…では!」テクテク



朝雲「遠征終わったし…午後どうしようか?」



山雲「録画してたドラマみよ~?」



朝雲「あっ!昨日のね。あっ青葉。お疲れ様!」



山雲「お疲れ様です~」



青葉「遠征おつかれさまでしたー。どうでした?」



朝雲「いい感じ。新しい資源場所は結構いい量出るみたい。」



山雲「多めにもらっちゃったわ~。」



青葉「そうですか。それはよかったです。」



山雲「青葉さんは何してたの~?」



青葉「お昼が逃げちゃったので探してるところです。」



朝雲「お昼が逃げるってなによ。」アハハ



卯月「ここまでくれ……ば……」



青葉「いたぁ…おひるぅ…」ガコン!



卯月「いや…いやぴょん!」ダダダダ



青葉「までぇえええぇええ!うさぎいいぃいぃぃ!」ダダダダ



朝雲「追いかけるわよ!」



山雲「うん!」



タッタッタッ!タッタッタッ!



朝雲「角をまがったわ!」



山雲「まが!?」



青葉・卯月「「 ドッキリ大成功ー! 」」



山雲「ドッキリだったのね~」ウフフ



卯月「ひっかかったぴょん!びっくりしたぴょん?」



朝雲「―――したじゃない…」



青葉「朝雲ちゃん?」



朝雲「本気で心配したじゃない。青葉なら何かやりかねないから余計ね…人を心配させてドッキリ?正直この程度のドッキリに引っかかった自分が情けないわ。さて…色々な感情が渦巻いてるから…お説教と行きましょうか?」ニコッ



山雲「あら~。朝雲姉ぇお怒りのようよ~にげて~?」



青葉・卯月「「 すみませんでしたぴょ~~~ん! 」」ダダダダ



朝雲「まてやこら~~~!」ダダダ



女提督「楽しんでる?」ガチャッ ヒョコッ



山雲「うるさかったですか~?」



女提督「大丈夫だよ。戻ってくるまでここでお茶でもしてない?」コイコイ



山雲「お邪魔しますぅ~。」



マァァアアアアテエエエエ! マチマセン! オコトワリピョン! ダダダダ―――




―――寮 中庭



多摩「にゃぁ……」スヤー



白露「多摩は本当に猫みたいだね。猫じゃないけど。」ノビー



多摩「よくわかってるにゃ。」



白露「ここの中庭の吹き抜け気持ちいいですな~」



多摩「本当にゃ。」



卯月「なにしてるぴょん?」



白露「お!野兎が現れた!」



卯月「野兎じゃないぴょん!卯月ぴょん!」



白露「ごめんごめん。」ナデナデ



卯月「ひどいぴょん…うーちゃんはうーちゃんぴょ…ん」ヒック



多摩「白露…卯月をなかせたにゃ…」



白露「ご、ごめんね!卯月ちゃん!お姉ちゃんがわるかった!」



卯月「う…うーちゃん…うーちゃんは…泣いてないぴょーん!」



白露「ああ!やったなぁ!」ムニムニムニ



多摩「平和だにゃ~~。」フワァ…



――そのころの青葉さん



朝雲「――――なんだから!――――なのよ!」ガミガミ



青葉「アァァ……アァ……」



提督「朝雲に怒られる青葉もシュールだな。」



女提督「面白れぇ。面白れぇ。」



山雲「うーちゃんに逃げられたからよけいね~」ウフフ



朝雲「わかったわね?」



青葉「もう…だめ…」パタン



提督・女提督「「 青葉終了のお知らせ。 」」



青葉「まだです!まだ青葉は……」



朝雲「ならまだお説教聞けそうね?」



青葉「なぜだぁああぁあ!」




―――寮 談話室



春雨「書き終わりました。」



三隈「わかりましたわ。朝潮の分はすでに入れてありますわ。」



卯月「なにしてるぴょん?」



三隈「あら。うーちゃん。これはね、知り合いの人にお手紙と贈り物を準備しているの。」



卯月「かつおぶし?昆布?ぴょん?」



春雨「とある事情でラーメン作ってるみたいなの…お医者さんなのに…」



卯月「わけわからないぴょん。」



三隈「でも、私たちの怪我とか見てくれる大切な人ですわ。」



春雨「あ!よかったら自己紹介のお手紙出しませんか?写真付きで!」



三隈「いいですわね。書いてもらえるかしら?」



卯月「書くぴょん!」



春雨「じゃあ、ここに座ってね。」



三隈「写真は…青葉さんに頼みましょう。」



卯月「青葉なら執務室で怒られてるはずぴょん。というより生贄ぴょん。」カキカキ



春雨・三隈「「 生贄ってどういうこと!? 」」




―――MM鎮守府 母港



青葉「春雨ちゃんに助けられましたよ…」



卯月「逃げ切れてよかったぴょん。」



青葉「この子…ひどい…」



北上「ほんと…イタズラ好きだよね~。」グリグリ



卯月「あだだだだだだ!何するぴょーん!」



北上「ふ~。この前の罰でござーますよ。」



卯月「頭の両サイドがじんじんするぴょん…」



青葉「青葉を犠牲にした分ですかね~?」



卯月「ぷっぷくぷ~!」



北上「さて。うーちゃん。イタズラに付き合ってもらうよ。」



青葉「まさかの展開ですね。だれです?」



北上「陽炎と不知火にやってやろうかと…どう?のるかい?」



卯月「もちろんぴょん!」



北上「んじゃこれ使おうとおもうんだけど…」



卯月「それはいいもの持ってるぴょん。」ニシシ



――10分後



陽炎「うーちゃんだ~。」



不知火「こんなところでどうしたんですか?」



卯月「青葉を探してるぴょん。」



陽炎「いないの?」



卯月「そうぴょん。2人な何してるぴょん?」



不知火「訓練帰りです。」



卯月「なら。コレ飲むぴょん?」



陽炎「あら?いいの?」



卯月「いっかい開けちゃって…1回も飲んでないやつぴょん。さすがに2本目まで飲めないぴょん…よければのんでほしいぴょん!」



不知火「もったいないですね。いただきます。」ゴクッ ピタッ



陽炎「不知火?」



不知火「やりましたね?うーちゃん…かなり酸っぱいです…」



卯月「うそぴょん!さっき開けたばっかりぴょん!のましてほしいぴょん!」



不知火「ほう…では。」



卯月「……」ゴクゴクゴク



陽炎「どう?」



卯月「普通よりちょっと甘いぴょん。」



陽炎「どれどれ…」ゴクッ



不知火「そんなに!?」



ブフッ ビシャァァァアア!



不知火「ちょっと!?あぁ…」



陽炎「ごめん!!なによこれ!飲めたもんじゃないわ!」



卯月「きっとそうぴょん。クエン酸山盛りいれてるぴょん!」



陽炎・不知火「「 は!? 」」



ガサガサ…



北上「どっきりでしたー。」



青葉「あららら…不知火さんがスポドリまみれに…」



陽炎「くそ~…」



不知火「ですがどうして飲んで平気なんですか?」フキフキ



北上「これ。ミラクルフルーツ食べてるからね。」



不知火「そういう事ですか。」



卯月「だから甘いぴょん。」



陽炎「でもさ……それ効果長いんじゃないの?もう直ぐ夕食よ?」



卯月「30分くらいの効果じゃないぴょん!?」



北上「たしか1~2時間だよ。」



睦月「いたー!うーちゃんご飯だよー!今日はお姉ちゃんカレーつくったにゃし~!」



青葉「さ、食べてきてください。」



卯月「悲劇ぴょん…」



ドウシタノ? コノヨノフジョウリヲカンジテルダケデス ナニシタノ? ワイワイ――




―― 寮 お風呂場



長門「風呂はいい。」カポーン



陸奥「そうね~。」カポーン



妙高「お隣失礼します。」ザプン



荒潮「失礼しま~す」チャプン



長門「ああ。お疲れ。」



妙高「お疲れさまです。今日はありがとうございました。」



荒潮「いい演習になりまったわ~。」



長門「いや。こっちこそ。」



ガラガラ パタン



鳳翔「失礼します。」



卯月「はいるぴょん!」



妙高「あら。鳳翔さんに卯月ちゃん。」



荒潮「変わった組み合わせね~。」



鳳翔「偶然そこであったので。一緒にと。」



長門「家の風呂はどうしたんだ?」



鳳翔「ボイラーが壊れてしまって…」



陸奥「そうなのね。」



荒潮「うーちゃん、洗いっこしようか?」



卯月「するぴょん!」



長門「なら、私も混ぜてもらおうか。」



鳳翔「うふふ。」



イクゾー! ザバー! キャァアア アハハ ワイワイ



妙高「楽しそうですね。」



陸奥「長門もまだまだ子供なのかしら?」



鳳翔「私から言わせればみんな子供のようなものですよ。」



陸奥・妙高「「 さすが鳳翔さん 」」



提督「たく…だから親父はいつも鳳翔さんに怒られるんだよ。」ガラッ



元元帥「そういわれたってのぉ……これはサガというものだから…は?」



長門「な!?」

妙高「え!?」

荒潮「あら司令官?荒潮とお風呂入りたかったのかしら?」ウフフ



提督「すまん!」パタン



元元帥「わしを置いていくのか!?」



鳳翔「あなた?どういったサガなのかしら?」ゴゴゴ



元元帥「まて…鳳翔……入ったときには男湯ののれんがだな…」



鳳翔「そうですか……」



元元帥「ちょっとまて……本当だ!…にしても鳳翔は…綺麗だ…」



鳳翔「ありがとうございます。ですけど……とっとと出てください!」



元元帥「せっかくだ一緒に―――――」スパァン!



卯月(のれんを入れ替えたのがばれないことを祈るぴょん…)




―――――――――――――――




電「この後、結局誤解が解けたのは3日くらいかかったのです?」



青葉「はい。そしてのれんの付け替えもばれたので卯月ちゃんは鳳翔さん、三日月ちゃん、朝雲ちゃんによるお説教をみっちりと受けたようです。」



翔鶴「朝雲ちゃんから逃げ切れなかったんですね…」



電「だから執務室で朝雲ちゃんのお説教が鳳翔さんよりも長かったんですね…」



青葉「はい。そういう事です。」



電「でも…うーちゃんが来てから鎮守府がもっと明るくなったのです。」



青葉「はい!色々といたずらしてくれるので感謝してます。」



翔鶴「それ…感謝していいのでしょうか…」



電「まぁ…お目に見るのです。さて次回はどうなるのです?」



青葉「次回は…次回?」



翔鶴「お仕事のお話ですよ。お仕事。」



青葉「そうでした。それでは次にお会いするまで…」



電・青葉・翔鶴「「「 ばいば~~い! 」」」















後書き

読んでくださって、まことにありがとうございます。
艦娘たちの口調等はWIKIを参考・引用としております。
参考・引用HP http://wikiwiki.jp/kancolle/
お付き合い本当にありがとうございます!
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