2024-04-06 15:12:25 更新

概要

これはめちゃくちゃクズな提督が解雇され心優しい提督が艦娘のメンタルケア、そして艦隊の指揮を執る物語です。

その第一話、現提督が来るまでの鎮守府の話、クズな提督が主に出てくるので閲覧注意です。
艦娘がひどい目にあっているところを見たくなければ多分出るであろう3話目からご覧ください
一応これだけはR18にさせていただきます。


前書き

時は2000年代、佐世保鎮守府はある男により心を閉ざしていた。
そこに現れたのは新しく着任した提督と矢矧、彼らはどう鎮守府を救っていくのか....


登場人物


現提督(悠陽)年齢:17


現役高校生時代ふざけて提督適正検査を受け提督適正があると診断、その後高校を辞めそのまま佐世保鎮守府に着任した。どう鎮守府の中では最年少


すごく穏やかで戦争は望まない心優しい持ち主


前任の提督が解雇されその後任として着任した。


前任がクズだったのでクソほど恨んでいる


あと、矢矧との幼馴染




矢矧


提督の秘書艦


まじめで正義感と責任感が強い、現提督と同時に着任した


現提督と幼馴染という事だけあって現提督との相性はいい


キレたらくっそ怖い。鎮守府の中では最年少




金剛


クズな提督に好かれ毎夜毎夜好き放題され目に光がないほど完全に心が壊れている。


暴力、性的暴行、暴言など様々な被害にあっている艦娘の一人


悠陽に心を開くまでかなりの時間がかかった。


3話以降は元気に出撃任務をしています。被害が最もひどかった艦娘の一人






比叡


金剛の妹、大本営の元帥と面識があり前任の解雇に大きく携わった


うちの世界線ではかなりの頭脳の持ち主である。


金剛が被害にあっているのを目撃しており前任に口封じとして轟沈寸前の暴行を加えられた。被害者の一人




榛名


金剛、比叡の妹


比叡と同じく前任解雇に携わった。


前任に前の大戦で戦犯扱いされたことを馬鹿にされ怒ることなく泣き崩れ精神が崩壊した。ずっと部屋にこもり「お母さん、お母さん」と泣きながらつぶやいている。被害が最もひどかった艦娘の一人






霧島


金剛、比叡の妹であり榛名の双子の妹である。


持ち前の頭脳を生かし前任に唯一対抗できる存在であったが前任にそれがバレ瀕死の状態まで暴行されそれから放置されている。


被害が最もひどかった艦娘の一人




赤城


被害が最もひどかった艦娘の一人


資材をたくさん消費するという理由で鹵獲してきた深海棲艦を無理やり食わされていた。心が壊れ感情を失い言葉も発することができなくなってしまった。


前任は無表情で精神崩壊が性癖なため赤城も性的暴行を受けていた。




加賀


唯一被害がなかった艦娘の一人


赤城の惨状を見て泣く泣く前任の提督についていった。


前任のタイプでもなかった彼女は一部を除く駆逐艦と平穏に過ごしていたが、大本営に秘密裏に前任を解雇、処刑する文書を送っていた。




瑞鶴(故人)


姉の翔鶴が被害を受け前任に反抗の意思を見せたが


前任の逆鱗に触れ殺害された。


その後事故死として大本営宛に報告書を出し隠ぺいされた。


今も執務室前に死〇がおいてある。




翔鶴


最も被害が大きかった艦娘


暴行、性的暴行、艤装の破壊などの被害を受けた。


妹の瑞鶴が前任に歯向かったが殺害され精神が崩壊


今は亡き妹の前で「ごめんね、ごめんね」と泣きながら謝っている。




能代


最もひどかった艦娘の一人


前任に強制的にケッコンカッコカリをさせられ望まない妊娠をさせられた。将来子供が生まれてしまったらどうしていこうか悩んだ末心を閉ざした。


提督と幼馴染




艦娘はほかにも出てきますが主に出てくる艦娘だけ紹介しました。




前任提督 年齢:25歳


絵にかいたようなクズ。艦娘をただの道具としか見ておらずいろんな艦娘にいろんなことをやった。(もちろん駆逐艦にも手を出した)比叡、榛名、加賀に告発され解雇された。今は無人島で自営業をやっているらしいが詳しいことはわかっていない。




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ほんへ


第1章現提督着任前の提督と鎮守府




悠陽「ここが例の鎮守府か...」




矢矧「そうね、一体どんな状況なのかしら」




悠陽「おそらく想像を絶するほどだと思うから覚悟しておけよ」




矢矧「えぇ...」




~鎮守府前~




加賀「お待ちしておりました。代理提督をしております加賀です」




悠陽「本日付で配属となった提督の悠陽だ」




矢矧「同じく秘書艦の矢矧です」




加賀「それではまず執務室へご案内します」




加賀「その前にご注意が、大本営で聞いたと思われますがうちの艦娘たちは私、一部を除く駆逐艦と明石以外は全員精神状態が不安定なものが多いです。」




悠陽「例えば?」




加賀「執務室まえで瑞鶴の死体の前で謝っている翔鶴」




加賀「別室で母親を呼ぶ榛名」




加賀「完全に心が壊れている金剛など多数」




悠陽「そうか...」




矢矧「いやなことを思い出させてしまって申し訳ないわ」




加賀「いえ、いずれわかることですから」




加賀「つきました執務室です」




翔鶴「ごめんね...ごめんね」




瑞鶴「」プラーン




悠陽「な、なぁ加賀」




加賀「はい...」




悠陽「瑞鶴片付けないの?」




矢矧「白骨化してる....」




加賀「翔鶴の要望でそのままにしてほしいと」




悠陽「...なるほど」




加賀「では、中へ」




バタン




加賀「では、お座りください」




悠陽「失礼する」




矢矧「失礼します。」




加賀「では、あなた方が来るまでの2年間何があったかお話しします。」




悠陽「よろしく頼んだ」




矢矧「」ゴクン




~半年前~


前任「あい、どうも着任しマスター」




艦娘たち「よろしくお願いします!!」ビシッ




前任「よし、お前たちに最初の任務を与えよー」




艦娘`s「なんでしょう?」




前任「俺の性奴隷になれ」ニヤァ




金剛「初対面でそれはかなりきついジョークネ...」ザワザワ




前任「お前、金剛というらしいな」ニコニコ




金剛「そうデース」




前任「」ニコニコ




前任「フン」ドゴン




金剛「ガハッ」ガクガク




前任「お前ら、俺に逆らったら問答無用で腹パンかますぞー、反抗の内容じゃぶっ殺すからな」ニチャァ




前任「お前夜来いよ?来なかったら殺すからな?」




金剛「い、息が...できない...デース....」




前任「返事はないのかよ!!」ケリ




金剛「グハッ」ガクガク




艦娘たち「」ブルブル




赤城「見ちゃダメ!!」




金剛「は、はい....」




三日後




比叡「あれから三日もお姉さまかえって来ませんね...」




榛名「マジであいつ何しに来たん?」




赤城「殺されてないといいんですが...」




霧島「昨日大本営に提督の再配置を申請しに行ったのですが」




比叡「さっすが霧島、仕事が早い」




榛名「大本営はなんて?」




赤城「ウンウン」




霧島「2年後しかここの鎮守府再配置ができないらしいとのことです。」




榛名「は?」




比叡「2年もこの地獄を我慢しなきゃいけないの!?」




赤城「どうします?大本営処す?処す?」




金剛「い、今戻ったネー」ハイライトオフ




比榛霧「お姉さま!!」ギュ




赤城「だ、大丈夫ですか?」




比叡「お姉さま、痣...」




金剛「だ、大丈夫デース」




榛名「お姉さまあのクソ提督いつかぶち殺すんで待っててください」




前任「誰をぶっ殺すって?」




榛名「‼」ビクッ




前任「お前国の戦犯なのによくそんなことが言えるよな」




前任「先の大戦で負けたのはお前のせいなんだぞ!!」




榛名「違う!!」




前任「違わないさ、国がお前金剛型を建造したことからもうまけなんだよ!!」




榛名「よ、よくもお姉さまに侮辱を!!」




前任「あ”?一発やってもいいんだぞ?」




前任「お前の”お姉さま”のようにな」ハハハ




榛名「」プツン




前任「あれ?さっきまでぎゃーぎゃー騒いでたよな?その元気どこ行ったんですか?」




赤城「提督!!そんな言い方ないじゃないですか!!」




前任「あ?妖怪バク食い女は黙ってろお前のせいで資材の消費が激しいんだよ、いっそ深海棲艦でも食うか?」




赤城「だれがバク食い女ですか!!私は消費量が多くてもしっかりと結果は残すんですから!!」




前任「はいはい、頑張ってますアピール偉いね、それだけ深海棲艦が食べたいのか」




赤城「そんなこといってn」




前任「黙れ、殺すぞ」




赤城「いやです!」




赤城「金剛さんと榛名さんにしたこと謝ってくだs」ヒャ!!




前任「フン」モミモミ




赤城「どこ触ってんですか!!」




前任「殴らないだけましだと思え」




赤城「や、やめ」ガクガク




霧島「やめてください!!」




霧島「これははっきり言うと軍法会議案件です!!」




霧島「憲兵に言いますよ!!」




前任「憲兵ね...殺したよ」




前任「」赤城を突き放す




赤城「ウワ!!」




比叡「危ない!!」ガシッ




比叡「なぜ殺した?」




前任「邪魔だったからさ」




霧島「何の?」




前任「俺の欲望を発散するのに」




比叡「は?」




前任「俺は、いろんな艦娘とヤりたいがために首席で士官学校を卒業したのさ!!」




前任「深海棲艦を滅ぼすというショーもないもんじゃぁねぇ、深海棲艦ともヤりたいくらいだよ!!」




前任「そのためになら何でもする」




前任「俺は目的のためなら手段を選ばんのだよ!!」ハハハ




比叡(クズだ、紛れもないクズだ)




赤城(こいつは提督に向いてない、というか人間になってはいけない存在、大本営はなんでこれを許可してしまったのか?)




前任「てことで、赤城お前の晩飯は特別メニューだ」




赤城「お断りします。私は加賀さんとたべるのd」




前任「は?俺より加賀が大事なのか?殺すぞ」ギロ




赤城「そんな脅しこの私には通用しませんよ」




金剛「赤城、殴られマスヨ」オロオロ




赤城「こんな男と寝るなら殴られて殺されたほうが結構」




前任「そうか、じゃぁお望み通り殺す」




加賀「赤城さん!!」




前任「っち邪魔が入ったか...」




前任「まぁ、いい後で来い、じゃなきゃわかってるよな」




赤城「...」




加賀「赤城さん....」




赤城「加賀さん、私がいなくなっても頑張ってくださいね」




加賀「それってどういう....」




赤城「...」スタスタ




加賀「どうして、どうしてこうなってしまったの?」ポロポロ




比叡「加賀さん...」ウルッ




金剛「加賀、あなたはテートクにひどいことはされないと思いマース」




加賀「どういうこと?」




他艦娘「ウンウン」




金剛「少し2人でお話良いデスカ?」




加賀「いいけれど」




~戦艦寮~


長門「こ、金剛、戻っていたのか....」




金剛「長門ただいまデース」




長門「今回の提督はかなりひどいな」




金剛「長門気を付けるデース、テートクかなり無理やり入れてきマース、すんごく痛いデース」




長門「忠告感謝する」




金剛「さぁ、加賀どうぞ」




金剛「紅茶入れるネ」




加賀「金剛、あなた無理しているでしょう」




金剛「確かにそうかもしれないネ」カタカタ




加賀「もしよければその時のこと話してくれないかしら」




金剛「それはできないデース」




加賀「なぜ?」




金剛「それはさっきも言った通りyouには手を出されないからネ」




加賀「そんなこと言ってたわね、それも気になるわ」




金剛「テートクは加賀に性的感情を抱いていないからデース」




加賀「それまたどうして」




金剛「テートクは加賀のような女性はあまり好まないネ」




金剛「テートクは私のような元気いっぱいな艦娘がタイプなんデース」




加賀「それって...」




金剛「そう、駆逐艦の子たちにも被害が及ぶデース」




加賀「それは許せないわね」




金剛「だから、私が壊れても駆逐艦たちを守り通してくだサーイ」




金剛「私はまだまだこき使わされマース、おそらくまともにしゃべれるのはこれが最後だと思いマース」




金剛「だから、お願い...駆逐艦と妹たちを守り通してほしいデース」ポロポロ




加賀「...わかったわ、できる限り被害が出ないようにするわ」




金剛「恩に着リマース....」ポロポロ




~一方そのころ赤城とクソ野郎は~




前任「いらっしゃいませようこそおいでくださいました。」




赤城「自分から強制的に呼んでおいて何を言っているのです?」




前任「全部お前のせいだろ、座れ」ガシッ




赤城「無理やりしないでください!!」ジタバタ




前任「うるせぇ!!」




前任「お前は今日から一生深海棲艦を食ってもらう」




赤城「あれってホントだったの!?」




前任「俺は嘘なんか吐かないからな」




前任「まぁいい、おら食え」ガシッ




赤城「んー!!モゴモゴ」グッシャリ




赤城「お...おえ....」ゲー




前任「吐くなよ捕まえるの大変だったんだから」




赤城「こんなの食べれるわけないじゃない!!」




前任「赤城だから食えるだろ!!」暴論




赤城「」ぐしゃぐしゃになったイ級に顔面から押さえつけられる




~1か月後して~




前任「おら赤城飯だぞ、食え」




赤城「...」ムシャムシャ&ハイライトオフ




前任「仕上がってきたなそろそろヤルか」




作者「行為自体は描写させないのでご安心を、想像してしまった人は正直に手を挙げなさい」




~金剛達はどうなったかというと~




金剛「....」ハイライトオフ




比叡「これで文書ができた...」




前任「おい、何をしている」




比叡「な、なにもしてない」




前任「なんだその書類は」奪い取る




前任「俺をやめさせようってか」




比叡「私たちをここまでしてよくも!!」




前任「俺オマエキライ、シネ」




比叡「グハッ」バタン




榛名「比叡お姉さま!!」




前任「戦犯は黙ってろ、お前は何もできやしない、何も守れないんだ」




榛名「私は、何もデキナイ?...そうか、何もできないのか...」ハハハ....アハハハハ!!!




前任「あーあ壊れちゃった、比叡のせいだぞー」




比叡「クソ野郎が、ぶっ殺してやる」メラメラ




前任「そしたら軍法会議だぞ~」ニヤァ




前任「俺がやったら問題はないけど」グサ




比叡「ック!!」




比叡「刺された?!刺されたの?!」




前任「ナイフは刺したままにしてやる、感謝しろよなー」




比叡(私、死ぬのか?死んでしまうのか?)




比叡(いやだ...死にたくない...助けて...霧...島...)ガク




加賀「比叡!大丈夫?」




加賀「今助けを呼ぶから待ってなさい!!」




比叡(加賀さんの...こえ?....良かった...たすかるんだ...)




加賀「明石!!提督に刺されたみたいなの!!診てもらえる?」




明石「わ、わかりました!!」




明石「あの野郎やってくれましたね」




加賀「また、守れなかった....」




比叡「気に...しないで...」ハァハァ




明石「比叡さんあまりしゃべると傷が広がりますよ」




比叡「」コク




タタタタ




瑞鶴「加賀!!夕立が見当たらないんだけどどこ行ったかわかる?」




加賀「いや、私は外出したとこは見てないけど」




加賀「まさか!!」




加賀「明石さんあとは任せました」




明石「わかりました」




加賀「では失礼します」




タタタタ




瑞鶴「あの提督が来てから私も被害が多くなってきたわ」




明石「私もですよ...もう一生分の行為をしたと思ってますからね」




瑞鶴「もううんざり...」




明石「ほんとです。」




瑞鶴「翔鶴姉に手を出したらこの手で殺す」




~一方そのころ~




夕立「や、やめるっぽい....」




前任「そんなこと言わずにほら脱げ」




夕立「いやっぽい、ほんとにやめるっぽい」




前任「殴られたいのか?」




夕立「それもいやっぽい....」




前任「このまま体をゆだねるか殴られるかの2択だ選べ」




夕立「」グスッ




前任「おいおい泣くなよ....」




ダンダンダン




加賀「開けろ!!罪もない夕立さんを汚すな!!」




前任「っちなんでこう一番楽しいときに邪魔するんだよ...」




前任「夕立、でていいぞ」




夕立「ぽい?」グスッ




前任「いいから出て行け!!!」




夕立「」バタン




加賀「」ギュ




加賀「怖かったでしょう」




夕立「う...うわぁああん!!」泣く




加賀「ごめんね...まもれなくて....」グスッ




夕立「で、でも加賀さんはこうやって助けに来てくれたっぽい」グスッ




加賀「でも連れていかれてるとは知らなかった...」




加賀「ほんとに怖い思いをさせてしまったわね....」




夕立「ぽいぃ」泣く




~2週間後~




瑞鶴「おい、クソ提督。翔鶴姉に手出したろ」




前任「何か悪いかよ」




瑞鶴「なぜ私じゃない?」




前任「お前に飽きたからだよ」




瑞鶴「は?」




前任「お前胸小さいから物足りねぇんだよ、それに比べて翔鶴は胸でかいから襲ったそれだけ」




瑞鶴「お前、女性の尊厳ないがしろにして楽しいか?」




前任「あぁ、楽しい」




瑞鶴「はっきり言おうお前はクズだ!!」




前任「それで?」




瑞鶴「気にいらないことがあれば弱い相手に暴力をする、それがもううんざりなんだよ!!」




前任「お前はそんなに死にたいのか」




瑞鶴「前からずっとそんな脅しばかり実際殺したことなんてなかったんじゃないの?」




瑞鶴「そんなに艦娘のこと舐めてるんだったら殺してやるわ」艤装展開




前任「そうか、俺も舐められたもんだな」




前任「いいぜぶっ殺してやる」




瑞鶴「航空機全機発艦!!」




前任「甘い、ふん」首を切り落とす




瑞鶴「」ゴトン




前任「あの世で後悔しな」




~数時間後~




加賀「あの、翔鶴....」




翔鶴「はい」ハイライトオフ




加賀「瑞鶴が提督に...殺された...」




翔鶴「...ッウ...グスッ...」




加賀の語り


あの時の翔鶴は確かに悲しんでいた、だがそれ以上に目の中に憎悪が表れていた。あの時の私でもかなりの殺気を感じたんです。




悠陽「そう..なのか....」




矢矧「」ボロボロ




悠陽「矢矧、無理そうだったら外に出ても構わないぞ?」




矢矧「い、いえここはしっかり聞いておくべきかと」




悠陽「...そうか...」




加賀「では続けます」




加賀「あの後前任提督を暗殺するという計画が上がりまして」




霧島「もう我慢できません、暗殺したいと思います。」




加賀「どうやって?」




霧島「明石と協力して罠を仕掛けます。そして」




加賀「とどめを刺すと」




霧島「ご名答」




加賀「ここまではよかったんですが、前任は勘がいいのか」




前任「霧島何をやっている?」




霧島「お前をぶっ殺す装置を作ってんだよ」




前任「前任じゃぁ、瑞鶴と一緒につるす」




霧島「お前を殺してからな」




前任「そうか」ウィーン




霧島「それは?」




前任「チェンソーだが?」




霧島「それでどうする」




前任「足を切り落とす」




霧島「やれるもんならやってみな」←大和田常務風




前任「じゃ、遠慮なく」ウィーン




霧島「ック!!」




前任「うっわいたそ」




霧島「」気絶




前任「気を失ったかまぁいい放置しとけば失血して死ぬやろ」




加賀「そして霧島は処置をして止血はしたものの右足を失って艦娘の機能は失ってしまいました。」




加賀「その一か月後ちょうど視察に来てた憲兵が腐敗している瑞鶴、その前で謝っている翔鶴をみてただ事ではないと判断したみたいで」




悠陽「そのまま前任が御用ってわけか」




加賀「はい、それが1か月前でした。」




矢矧「心が壊れた艦娘って全部でいくらいるの?」




加賀「先ほど説明した通り、私、明石、一部を除く駆逐艦以外全員です。おそらく数百名ほど」




悠陽「そのなかでまだまともに会話ができるのは?」




加賀「金剛、霧島、比叡、夕立、時雨、吹雪、綾波、長門、陸奥、大和以上です。」




悠陽「まったくできないのは?」




加賀「榛名、翔鶴、赤城さん、潜水艦全員、扶桑、山城、以上です。」




悠陽「それ以外はできそうでできないか」




加賀「その通りです。」




加賀「先ほど挙げた中で完全に現在行動不能なのは、赤城さん、扶桑、山城、潜水艦の伊58、伊203 伊13 伊14です。」




加賀「赤城さんは私が現在付きっきりで介護をして、動ける金剛が扶桑、比叡が山城、長門と陸奥が潜水艦の介護をしてます。」




悠陽「今までつらかったろう....」




矢矧「気づいてあげられずにいて申し訳ないわ」




悠陽「本当にすまない....すまなかった...」ポロポロ




加賀「悠陽さん....」




悠陽「私たちも何かできそうなことがあれば手伝おう」




矢矧「私たちはそのために来たのだから」




加賀「感謝しかないです」




加賀「今から少し頼みたいことが」




悠陽「なんだ?」




加賀「話せる艦娘とカウンセリングをさせてほしいのです。」




悠陽「なるほど」




矢矧「私もさせてほしいわ」




加賀「矢矧さん、あなたにはあなたの姉である能代を頼みたいわ」




矢矧「能代姉ですか?もしかしてもっとひどいことを?」




加賀「その通りよ、彼女は無理やりケッコンカッコカリをさせられて子供まで授かっている。」




矢矧「は?」




加賀「これは言うべきか悩んだけど、あのクソ提督が一番のやらかしをしたこと」




加賀「あの子もう中絶できる日を超えてしまって、ものすごく絶望している。」




悠陽「望まぬ妊娠か....」




加賀「えぇ」




矢矧「悠陽、少し大本営に行ってくる。」




悠陽「矢矧落ち着け」




矢矧「落ち着くも何も姉が無責任に子供作らせられて当の本人は逃げるように御用だ?」




矢矧「ふざけるな!!」




矢矧「私は....私は....この手であいつをぶっ殺す!!」ポロポロ




悠陽「矢矧...」ギュ




悠陽「お前の気持ちもわかる。なんせ俺も能代の幼馴染だからだあいつの笑顔は今でも思い出せるほどのいい笑顔だった。」




悠陽「それをわけもわからん奴にそんなことされてるのを聞いたら俺も強い憎悪を覚える。」




悠陽「だが、それ以上に能代達のメンタルケアが優先することが大事だろう?」




悠陽「矢矧、あとでじっくり泣くといいだが今はグッとこらえる時だ」




矢矧「そうね、取り乱してしまったわ...ごめんなさい」




加賀「いえ、構わないわ」




悠陽「矢矧、まずお前は能代と話して来い、俺は金剛からカウンセリングをおこなう」




加賀「了解しました。」




矢矧「わかったわ」




第2章カウンセリングと艦娘たち




~工廠~




加賀「ここが能代のいる工廠です。」




矢矧「ありがとう、では失礼するわ」




コンコン




矢矧「新しく佐世保鎮守府に着任した、秘書艦の軽巡矢矧です。」




明石「はーい、どうぞ~」




明石「あなたがあたらしく着任した人ですね、歓迎します」




矢矧「今日からお世話になります。」




矢矧「明石さんでしたよね」




明石「はいそうです~、呼び方は呼び捨てでもいいんですけどね」




矢矧「そうさせてもらうわ」




矢矧「聞いたところによるとあなた医師免許持っているのでしょう?」




明石「そうですね、ここで艦娘たちのメンタルケアと能代さんの面倒を見ています。」




明石「矢矧さんが来たということはやっぱり能代さんとお話をしに来たのですよね」




矢矧「えぇ、そうよ」




明石「能代さん、安心すると思いますがおそらく精神状態がよくないので怒ってしまうかもしれませんがそこだけご理解お願いします。」




矢矧「それは覚悟のうえで来たから安心して」




明石「わかりました、ではこちらへ」




明石「能代さん、矢矧さんが来られましたよ」




能代「へ?」




矢矧「久しぶり、能代姉」




能代「マジできたんだ....」




矢矧「事前に聞いてたの?」




能代「えぇ、加賀さんから少しだけ」




能代「それでなんでこんな鎮守府に来たの?」




矢矧「救うためよ」




能代「....」




矢矧「能代姉、今我慢してるでしょ」




能代「....してない」




矢矧「嘘、ほんとだったら目に光なんてないはずがない」




能代「矢矧は何も知らないでしょ...」




能代「勝手に孕ませられて、逃げるように鎮守府を去って....」




能代「大本営の元帥は私の姿を見て『...これはひどいな』しか言わずに何もしてくれなくて...」




能代「堕ろさせてくれって言っても『世間にばれたくないからそのまま生んでくれ』という始末...」




能代「私はこの鎮守府で楽しく暮らしたかっただけなのに....」




矢矧「」ギュ




能代「‼」ギュ




矢矧「私もその話を聞いてつらかった...悔しかった...」ポロポロ




矢矧「一人にさせてしまって本当にごめん...ごめんないさい....」ポロポロ




能代「」ブワッ




能代「」ポロポロ




矢矧「これからは私も付いてるし、悠陽も付いてる安心していいからね」




能代「悠ちゃんがいるならもっと安心できるね...」




矢矧「私たちの司令塔だからね」




能代「ウン」




~一方金剛と悠陽は~


コンコン




悠陽「どうぞ」




金剛「入るネ」




ガチャ バタン




悠陽「そこにどうぞおかけください」




金剛「では、失礼して」




悠陽「では、今日からここに配属となった提督の悠陽です」




悠陽「よろしくお願いします」ニコ




金剛「よ、よろしくお願いしマース...」




悠陽「名前は確か金剛さんですね」




金剛「その通りデース...」




金剛(なんだろう...この人明らかに私より年下なのに大本営のカウンセリングよりもしっかりしているネ)




悠陽「では、まず好きなものを教えてください」




金剛「紅茶を飲むことと....あとは....無いデース」




悠陽「わかりました。」




金剛「あ..あの...」




悠陽「どうしました?」




金剛「私たちの事情は聴かなくてもいいんデース?それに...提督なのに私たちより下に出ていマスガそれでも良いんデースカ?」




悠陽「僕は、無理に聞こうなんてしませんし心に深い傷を負った人に上からな態度をとってしまってはいけないいうのがありますが...」




金剛「どういうことデース?」




悠陽「僕、普通なら高校2年生の年齢なんですよね...」




金剛「watsu!?」




悠陽「ふざけて適正検査したら適性があると診断されてそのままここに来たって感じです。」




金剛「そんなことってあるんデスネ」




悠陽「まぁ、そんなとこです」




金剛「ですが、あなたはテートク私たちを呼び捨てしても構いませんし、ため口でもOkデース、そのほうが気が楽でイイネ」




悠陽「プライベートではそうさせてもらいます。」ニコ




悠陽「このような場では敬語と敬称付けで呼ぶのでご理解ください」




金剛「...わかったネ」




作者「えと、カウンセリングシーンは割愛しますわ、別にめんどくさかったわけじゃないんだからね!!」




悠陽「オイコラ、逃げんな」




矢矧「全部かけや」




作者「PCがカクつくので無理です。」




悠陽「おいちょっとまt」




~カウンセリング後~




悠陽「よし、面談おわり」




矢矧「お疲れ様、はいお茶」




悠陽「ありがと、能代はどうだった?」




矢矧「思ってたより話せたけど、やはり心に傷が深くついてるわ」




悠陽「そうだよねぇ、あれだけのことされてたらそうなるよ」




悠陽「だけど、今一番懸念しているのは加賀のことなんだよね」




矢矧「どうして?」




悠陽「かなり状況の悪い赤城のこと付きっきりでみてるだろ?」




矢矧「そうね...」




悠陽「いつ加賀の心が壊れてもおかしくない...」




矢矧「だけど、無理やり加賀さんからほかのヘルパーにお願いしたらもっと壊れると」




悠陽「そう」




悠陽「あれ見てみ」




加賀「赤城さん?はいご飯です。間宮さんの手作りですよ」




赤城「」フリフリ




加賀「赤城さん食べたくないんですか?」




赤城「」ユビサシ




加賀「深海棲艦は食べ物じゃないんですよ?もうたべなくていいんです」




赤城「」ジタバタジタバタ




加賀「....」ハライトオフ




加賀「」ジワァ




加賀「」シクシク




加賀「ごめんなさい....ごめんなさい....」




悠陽「な?」




矢矧「あれが毎日起こってるということ?」




悠陽「そう、これがここの日常になってしまっている。」




矢矧「ねぇ、一つ思ったのだけど、殺害された瑞鶴、負傷している霧島をドックに入れてバケツかければ復活するんじゃない?」




悠陽「そんな簡単な話があるかよ....」




矢矧「物は試し、やってみましょ」




悠陽「....やるか」




~入渠ドック~




悠陽「というわけなんだ」




加賀「なるほど、確かにその手はありましたね」




明石「さすが提督ですね!!」




矢矧「私の案なんだよな」




明石「おっと失礼」




翔鶴「瑞鶴戻ってくるの?」




悠陽「わからんがやってみる価値はあると思う」




悠陽「それじゃぁ始めてくれ」




ザパー




瑞鶴「ん?ここは?」




翔鶴「ず、瑞鶴!!」ハイライトオン




瑞鶴「翔鶴姉、わたし... 」




翔鶴「この方たちが助けてくださったのよ」




悠陽「初めまして、本日付で着任した提督の悠陽だよろしく」




矢矧「同じく秘書艦の矢矧よ」




瑞鶴「ということは?もしかして」




翔鶴「そうよ、提督が変わったの!」




瑞鶴「...ありがとう...変わってくれて」ポロポロ




加賀「帰ってきてくれてよかった....本当に良かった...」ポロポロ&ギュ




瑞鶴「も、もう加賀ったらそんなに甘えん坊だったの?」




赤城「ズ、ズイカクサン?...」




悠陽「しゃ、しゃべった!!」




加賀「赤城さん?」




赤城「カガサン....メイワクカケテゴメンナサイ....」




加賀「やっとしゃべってくれた....」ポロポロ




赤城「シンテイトクサン....コレカラ...ヨロシクオネガイシマスネ....」


悠陽「わかった、みんなは家族だ」




赤城「ソノコトバガキケテヨカッタデス」




作者「こうして鎮守府再スタートの笛がなったところで第1話は終わりです。第2話はこれの半年後の話になります。」


後書き

提督「みんなが笑顔ならそれでいいんだ」第1話をご覧いただきありがとうございます!!
だいぶ中途半端に終わりましたが楽しめたでしょうか?
内容がダークでしたのでR-18指定にさせていただきました。
次回第2話は半年後の話になります。
番外編としてそこまでの話を出すかもしれませんが出ないと思っていてください。
改めてご覧いただきありがとうございました!!


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