よく晴れた日曜の午後

絵里「どこ行こうか？」

希「ずっとうちでゴロゴロしててもええよー」

絵里「じゃあそうしましょうか」

ずっと尽きないおしゃべり

絵里「希」

希「んー？えりちどーしたん？」

絵里「読んでみただけ♪」

名前で呼ぶたび嬉しくなるよね

心の距離が縮まる

絵里「生徒会にいた頃はこんなに仲良くなれるなんて想像できなかったわ」

希「えー？そうなん？えりちは酷いなぁ」ﾆﾔﾆﾔ

絵里「ごめんなさいね」ﾆﾔﾆﾔ

どんな出来事も、こんな時間のため

全てがプラスに変わっていく

絵里「本当に穂乃果には感謝しないとね」

希「穂乃果ちゃん本人に言ってあげたら喜ぶよ〜」

今では当たり前のように思えるけど

友情が始まったのはいつからだったんだろう

絵里「もしも、ほんの少し何かが違ってたら希と会えてないのかもね」

希「いや、うちらはどんな運命でも出会ってたよ」

絵里「すごい自信ね…またカード？」

希「せやでーカードは偉大なのだー！」

絵里「あなたに出会えて本当に良かった」

希「なんやいきなり…照れるやん…」

10年先でも20年先でも友達だったらいいな

ほんのちょっとだけ寂しくなったのは秋風のせい

絵里「じゃあまた明日ね」

希「明日からうち日直やから朝は別々やね」

絵里「明日は朝練休みなんだっけ？」

希「明日からテスト期間やからあの3人の勉強期間やで」

絵里「そういえばそうだったわね、じゃあ明日教室であいましょ」

毎日がきっと思い出に変わる

何年先でもきっと…