2016-05-24 21:00:33 更新

概要

小説(ライトノベル)が大好きなので書いてました、結構な数を読んでいるのでネタ詰まりは無いと思います(多分)後艦これを書き始めました、一万文字を達成したら投稿しようと思います(一応提督やってます)何かしら書いてほしいことがあれば書きます出来る範囲でですが


前書き

はじめまして、今回オリジナル作品を書かせていただきました、ほとんど初心者と変わらないので暖かく見てもらえれば嬉しいです


章タイトル


「召喚(無理矢理)されて異世界」


「チッ、ゴブリンばっかでめんどくせぇ」ザシュ

(残り、11いや14…か、このままじゃジリ貧だな一掃するか)


「一閃『円』」身体を回転させ刀を振るう

すると刀から光の線が描かれゴブリン達を襲っていく ゴブリンの腕や首胴体が宙を舞う


「ふぅ、余計な魔力使わせやがって」(クソ、こうなったのもアイツのせいだ






時は遡り20分前









「………どこだここ?」(夢・・・なのか?)


「悩んでるねぇ君」


「誰だ?お前」


「ふふん、僕はこの世界の神様の一人ルルネラ・アーガスト・ファランディっていうんだ、長いからルルでいいよ」


「馬鹿か?お前」


「馬鹿って言わないでくれる?それにお前じゃなくてルルって呼んでくれないかな」


「どうでもいい、おい自称神」


「自称じゃなくて実際に神様なんだけど?」


「自分は神だ、何て言われてハイそうですかと信じられるか?」


「う、それは、そうだけど僕は本当に神様なんだからね影宮皇牙君?」


「そんなことはどうでもいい自称神ここはどこだ?」


「あ、ダメだこの人僕の話を聞いてない」


「めんどくせぇ奴だな、おいルル」


「だから僕はルルネ………え?」


「ここはどこだと聞いているんだが?」


「ここは僕ら神が造りし世界、そして君はこの僕ルルネラ・アーガスト・ファランディに選ばれてここにいる」


「なるほどな」


「理解してくれたかな?」


「ああ、よーく理解したぜここにいる元凶がテメェだってことがな」


「お、落ち着いて?それに君にとってはアッチの世界よりここの方がよっぽどましでしょ?」


「それも………そうだな、んでここは異世界、ファンタジーってことだな」


「飲み込みが早くて助かるよ、それじゃこの世界の話をするよ?」


「頼む」


「まず、僕らがいる森ここはランリの森って言って機械の国「レルト」から北に300メイル離れているんだ」


「質問だメイルとはなんだ?」


「メイル、君たちの世界でメイルはメートルかな」


「つまりは機械の国とやらから300メートル離れていると?」


「そ、正解それじゃ続けるよ」






しばらくして




「おいおいマジかよ」


「ゴメンね?戦争が起こりそうなときに呼んじゃって」


「いや、別にいい来ちまったもんはしょうがねぇ」


「お詫びといっちゃなんだけど僕からひとつなにかをプレゼントさせてもらえないかな?」


「なんでもいいのか?」


「蘇生薬とかじゃなければ」


「そうだな、ローブとかにするか」


「なんでだい?」


「お前に答えて得があるのか?」


「サービスしてあげよう」


「どんな?」


「え?えーっと魔法耐性とか?」


「ほう、なるほど良いだろ教えてやる、ローブにしたのは2つ理由がある」


「2つ?」


「まず、一つ目空を見てみろ」


「曇ってるね」


「雨が降りそうだろ?」


「二つ目は?」


「顔や武器を隠せる」


「なるほど、考えたね」


「さて、答えたことだし約束はまもれよ」


「わかってるよ神が嘘つくはずないでしょ」


「俺はその辺を歩いているから2~3分したら戻ってくる」


「わかった」

ガサガサ茂みに入っていく


「まだ少し、他人事だな」


「悪いことしちゃったな、もう一個オマケしてあげよう」


ガサガサガササッ


「ルルか?」ブォン ガッ


「っ!てぇなっ」 バキャッ回し蹴り


キィキィキュキキィ


「あー、モンスターかよ」(緑色の身体に120㎝くらいの身長に木の棍棒ってことはゴブリンか!)


ガサガサガササ新たに3体のゴブリン


「はっ、調度良いな俺の魔法の実験台になってもらおう」パシッ右手で拳をつくり左手に当てるそして腰元に持っていき一気に引き抜く❗

するとそこから1本の刀が


「いくぜ、狩りの時間だ………秋月」タッ

走って距離を積めてから刀を突き出す

ゴブリンは、なすすべなく首もとを刺されるザシュッ横に刀を払い首を切断


「ッッッ」(チッ生臭ぇ、けど馴れねぇとこっちがやられる)


ブォンブンゴブリンが棍棒を振るうが難なくかわす


「すばしっこい奴だな、よっと」ズシュッ

(知能は無さそうだな、でも知能がないということは恐怖はあるのか?もし無いのだとしたら厄介だぞ)テロン


「ん?もう一体どこにいった?」(殺したのは2体だからもう2体いるはずなんだが)

ガササバサッ茂みから飛び出す


「そこかっ!」(3体!?クソっ)バッその場から逃げる ドゴォッ ズゥゥン メキョッォ


「ゴブリンにしては攻撃力が高い?」(まさかな)


「ハイゴブリンか?」

ギュギュァァァァァ


「そうっぽいな」(魔法………使うか、どんなのか分からねぇままじゃ使えねぇしな)ブゥン刀が淡く光る


魔法を使う前に仕留めようとハイゴブリンとゴブリンが襲ってくる


「囲まれなくてよかったぜ 一閃!」

刀から光の線が描かれ飛んで行くそしてゴブリン達を真っ二つに切断する テロン


「あークソ、待ってりゃよかったぜ」(とりあえず討伐部位のゴブリンの黒歯は取っておくか確か上の奥歯から四番目だったか?)メキッ


「おっ、これっぽいな」(全部とったら戻るか)









「やっと戻ってきた、2~3分どころか10分はたってるよ」


「モンスターと出くわしたんだしょうがねぇだろ」


「え?そうなの?怪我してない?」


「打撲ってとこだな」


「痛い?」


「あんまし、そんなことより出来たのか?」


「うん、バッチリ❗」バサッ


「ほぉ、良い出来だ」


「これはオマケ」


「なんだこれ?ポーチ?」


「これは魔道アイテムっていうんだ」


「魔道アイテム?」


「魔道アイテムは普通に買うと良い値段するんだけどね、なんとなんとこれは!!」


「これは?」


「君以外には外せないし使えない、そして何より壊れないっていう神の加護が付いた一品さ」


「太っ腹だな、オマケは魔法耐性はずだが?」


「もちろんそれもついてるよ」


「なんでそんなにする?お前ら神は基本傍観主義で人間にはあまり関わらないんじゃないのか?」


「まぁそうだけどさ、せめて簡単には死なないようにの工夫だよ」


「………そうか、ありがたいな」


「さてと、最後に契約して終わりだよ?」


「あ?契約なんでんなことしなきゃならん?」


「君ら異世界人はこちらでは魂の形が不安定なんだ、だから僕ら神が契約して魂をこちらに固定する必要があるんだそれに便利な能力もつくしね」


「契約しないとどうなる?」


「存在が無かったことになる」


「なら契約するしかないな」



というのが20分前少し時を飛ばして10分後



「イッテェ」


「あははごめんごめん」


「魂を固定するのはあんなに痛いのか?」


痛みを例えるのなら骨から針が飛び出し肉を切り裂いて高熱を持ったまま身体中を這いずり回るかのような痛みだ


「仮にも別の物質を全くもって性質の違う物質に混ぜようとすると拒否反応が出るのは当然だよ?」


「まぁ良いそれで、お前は行くのか?」


「うん、もういくね楽しかったよ」


「ひさしぶりに人と話したからな、俺もまぁまぁ楽しかったぜ」


「それじゃ、後は任せるよ?」


「?任せるってどういう」(あれは!)


「バイバイ、また………会おうね?」シュン


「あ、おい待て!」(押し付けやがってルルの野郎)


ゴブリンの大群が皇牙を囲んでいる






それが20分前である



「はぁっはぁっ~~こんっど、あっった、らぁ許さねぇっ~~かんなぁっルルっ」


合計32とのゴブリンと戦った皇牙は疲労していて息も上がっていたそして夜も近い


五分後


「初日から野宿かよ」(とりあえず安全そうな木の上で寝るか)


こうして皇牙の異世界生活が始まるのであった




「腹へったな、どうすっか」(後数分で日は沈みそうだしなぁ)


「ゴブリンって食える………わけないな」(とりあえず火をつけなければ)


「落ち葉とか木の枝、出来れば食えそうな物を探すか」ガササッ


「森だからな、なにかいるだろう」


ギュギュァァァァァ


「ハイゴブリンかよ、食えんの出てこい❗」

ザシュッ


………………ィィ


「今の声?」(まさか)タッガサッパキッガサッ


「みーっけたぁ、旨そうな豚ぁ」

プキィィィィ


「悪いが、弱肉強食なのでな」ズムゥッ

ドスン


「よし、これで飯は確保」(五キロ位はあるか?)


「日が沈む前に戻って、火とつけてチャッチャッとこれ食って寝っか」













「っ………………………………………………」シュッシュッジュシュシュボッ


「よし火が付いた」(地味に疲れんなこれ)


「枝入れねぇとな」カコッカロン

パチパチパチパチ


「もう少し火が強くなれば肉を焼ける」(レベル確認するかゴブリンとさんざん戦ったからな3くらいはあがってんだろ)


「ステータス」ピロン


「影宮皇牙 男

LV5

HP520/510

MP440/400

EXP52

NEXT14


ATK11

DEF7

HIT15

AGI22

INT18


ルギル0

魔法 幻夢刀・百式


一式 一閃

二の型???


称号神に選ばれし者 ゴブリンを狩りし者 異世界の住人 忌まわしい一族の血を受け継ぎし者」


「あがりすぎじゃねぇのか?」(ルギルってなんだ?0?金のことか?)


「まぁ良いか、そろそろ火加減も良さそうだな、考えんのは食ってからだ」(アイツから聞いた話だと言語や文字は日本と違うようだが補正として慣れてる物に変わるっていってたが金もいっしょか?イヤ言語は分かるなアイツと話せていたのが証拠だ………)


「明日、レルトに行くか」(便利な物もあるしな、独り言なんて言ったのは何年ぶりだろうな、直さねぇと)


次の日


「ゴブリンの奴ら………」(非常食の干し肉食いやがってほとんどダメになっちまったじゃねぇか)イライライライライラ


木の上では寝心地が悪く安眠出来なかったのと起きたらゴブリン達が干し肉を貪り食ってたこともあり皇牙は物凄く機嫌が悪かった


「………腹へったな………」(そういやゴブリンを斬ったせいで無駄な体力使わされたし)


目が覚めてから見つけ次第ゴブリンを斬りまくっていたので腹が減ったのと起きたとたんに戦闘開始だったので疲れたらしい


「………………そろそろつかねぇか?」

(後どれくらい距離があるのかわからんからな干し肉はあまり食わないようにしねぇとな)


干し肉の3分の2がダメになってしまい地面に落ちたものを食う気にもなれず残っていた干し肉も10枚程度この先に何があるか分からないので干し肉を食べるのをためらっていた


「………ん?」


なにかの音が聞こえる


「なんだ?」


気になったので進んでみる

ガササカサッ








その頃


「嫌だっ………死にたくないっ!!」


「クソッ、簡単なゴブリン討伐なのに、なんでこんなのが居るんだよぉ」


二人の人間がゴブリンと戦っていた







「………これは、血か?」(この辺にいたモンスター同士の争い、もしくは冒険者のクエストか………まぁ関係ないから良いが)


しかし、近くに小さな刃渡り12~18位のナイフが落ちていたため気になった皇牙は血の跡をたどり茂みに入っていく






「イヤだよぉ、まだ死にたくないよぉ………冒険者になって初めてのクエストで死ぬなんてぇイヤだよぉ」


「バカ、不吉なこと言うなって諦めなければきっと助かる❗」


一人目は女、というよりは少女だ、泣きながらもゴブリンと戦いギリギリで勝っていた


二人目は男大剣を使いゴブリンを真っ二つにしていた


茂みの奥から音がしたと思ったらゴブリンが出てきた


「クソォ、援軍かよ」(MP回復薬は尽きた、HP回復薬は後2つ)


「ひぃっ、またゴブリン!もうやだぁ」


ガサガサッ


「ッ!!」(またゴブリンの援軍か?でも距離がまだありそうだ逃げるしか)









「うっとおしぃ!」ザシュッバキャズシュ

(ゴブリンが多いな引き返すか?)

そう思った瞬間


「いゃぁぁあああああああああああ」


叫び声が聞こえてきた


「人?」(ふむ、声からして女叫び声が聞こえてきたのだとしたら戦闘中、助けてやるか)


別に皇牙に助ける義理はない女だから、と言うわけでもないただ単に「レルト」もしくは周辺の町もしくは村まで案内してもらおうという考えが浮かんだからだ


「死なれたら困るな」タッ








「イヤだよぉ、エイフぅ死なないでぇい、今回復魔法をかけるからぁ」


「俺のことは………放って逃げろナリア」


「ヤダよぉ、エイフと逃げ切るよぉ」


ナリアと呼ばれた少女の後ろに立ったゴブリンが棍棒を振り上げている


「危ないッ」


エイフが叫ぶも、どう考えてもナリアが避けるより棍棒が当たるほうが早い


「一閃」


ザシャッ




「ぅえ?」エイフが間抜けな声を出す


それも当然だ振り上げていた腕ごと頭部が斬り落とされていたからだ


「ったく、追い詰められてるっぽいからどんなに危険なモンスターかと思ったらゴブリンかよ拍子抜けしたぜ」


声のした方向へと顔を向けると業物であろう刀を手に持った皇牙が立っているのだ


「たす、けに?来てくれたの?」


まぁな、と皇牙は素っ気なく返す


「止めろ❗相手はゴブリンだけじゃぁないナリアを連れて逃げてくれ」


「命令するな、不愉快だ」


「ふざけないでくれ、相手はハイゴブリンにレッドゴブリンだぞ」


「レベルの足しにはなりそうだな」


ハイゴブリンはもう倒しているから問題ない

レッドゴブリンというのはハイゴブリンの上位種で攻撃力はハイゴブリンの2~3倍と言われているのだが、倒せる自信があった


「いねぇじゃん、レッドゴブリン」


「あ、あれ?」


皇牙の登場に驚いたのかゴブリンたちは動かない


「さて、助けてやるが条件がある」


「じょ、条件?」


条件と聞いた瞬間なにを言っているんだと思ったが当たり前だ冒険者は報酬目当てのやつがいれば、目的があるからやっているやつもいるの

だ、報酬と言葉が出てきたとき皇牙は前者の金目的のやつだと思った


「いくらだ?」


「は?何を言っている?」


「いくら払えば助けてくれるんだ❗」


「金なんかいるか、んなもんクエストすりゃ手にはいるだろ」


「え?、じゃっじゃあ条件はなんなの?」


「助けた報酬は飯とギルドの場所だ」


「そ、それだけか?」


「そうだが?」


「わ、わかったわ助けてくれたらご飯もおごるしギルドの場所も教えるわ」


「契約成立だな」ヒュッ

皇牙が刀を振るとゴブリンの体が斬れていく、それに恐怖したのか逃げていくゴブリン達



「これで、助けたからな」


「え、ええ」


「き、君はいったい………」


「とりあえず………………エイフだったか?回復薬を飲め」


「あ、ああ」


この世界で回復薬はかなり重要である骨折等の傷は治せないが切り傷等の怪我なら治せるのである致命傷であっても治癒魔法か上位の回復薬があればすぐに治ってしまうのだ


「大丈夫?」


「なんとかね、ナリアの回復魔法のおかげさ」


「討伐部位は、回収した………案内してもらおうか」


「あ、ああ約束だったなこっちだ」


「ありがとうございます、助けていただいて」


「気にするな、ギブアンドテイクだ」


「ギフあんす?てーく?」


「お互い様だ」


「ひとつ聞いて良いかな?」


「君はこの辺はじめて?」


「そうだが?」


「君のランクはなんだ?」


「知るか」


「へ?知るか?もしかしてあなたまだ冒険者じゃないの?」


「ああ、俺は冒険者じゃない」


「れ、レベルは?」


「答える必要はない、それと俺を騙して身ぐるみを剥ごうとしていたなら残念だったな」


「ちょっ、そんなことしないわよ」


「イヤ、疑われてもしょうがないさ初めてあった人が盗賊だったなんてあり得る話だ」


「そういうことだ」









二時間後


「………」(超疲れた、今日は登録してから宿をとってすぐ寝よう)


「ギルドはこっちだよ」


「結構賑わっているな」


「そりゃそうよ、夜のご飯を作るための具材を買いに来てるんだから」


「よるな」


「エェーなんでぇ~」


「邪魔だ」


「ひどい、女の子にそんなこと言うなんて」


「おーい、おいていくぞ~」


「いくぞ、女」


「ナリアって名前があるんだよ!」


後ろから叫ばれるが聞く耳持たずエイフのあとを追っかけていった






「ここか?」


「そうだ、ここがギルドだ登録の仕方は受付嬢に聞いてくれ外で待っているから」


「やっと追い付いた」ゼーゼー


ギルドのなかに入っていく


「どうしましたか?」


「冒険者の登録をしたいのだが」


「わかりました、こちらに来てください」


受付嬢の後をついていき部屋のなかに入った


「ではまずここに血を垂らしてください」


受付嬢がゴルフボール位の大きさの皿を持ってくる皇牙は言われた通りに渡されたナイフで左手のひらを切り血を垂らした


「では、こちわに切ってない方の手を置いて魔力を流してください」


大きさはバスケットボール並みの機械の上に右手を置き魔力をながす手を置いた機械には先程の血が入った皿と黒い紙が置いてあり魔力を流された血が黒い紙に線を引いている



作業は1分程度で完了した



「こちらが、ギルドカードになります」


「これは、無くしたら再発行出来るのか?」


「いえ」


「再発行はできないか、無くしたらそれきりだということか」


「違いますこれはあなたの血と魔力で出来ているといっても過言ではありませんので無くすことはまずあり得ません」


「どう言うことだ?」


「これは、魔紙といって魔力に反応する紙なのです、これを材料にしていてあなたの魔力とひとつにしたのです、つまりこれはあなたの中に流れる魔力と一緒なのです」


「魔力と一緒?」


「魔力は体の中でできていますそして血は魔力を最も効率よく運ぶ………いわゆる銅線や回路と同じです、普段は体の中にこのギルドカードはあります必要なときにだけ取り出すこどができるのです」


「便利だな」


「はい、かなり便利ですそれにルギルも貯蓄できるのです」


「ちょっと待て、カードのことは理解できた、だがルギルも入れられるということはどう言うことだ」


「簡単に説明いたしますとルギルは魔紙と同じような成分を含む物と鉄を材料にしていますのでギルドカードと同じようにできるのです」


「………………」(よくわからんが便利ということには代わりはないな)


「これで冒険者登録を終了いたします」


「あ、討伐部位を換金したいんだが」


「かしこまりました、あちらに戻ってから致しますのでもう少しお待ちください」


「了解した」





「それでは、討伐部位はなんでしょう」


「ゴブリンの黒歯だ」


「わかりました、数は幾つでしょうか?」


「31だ」


「31ですね………え?31!?」


「そ、そうだが」


「冒険者になる前の人が最下級のモンスターとはいえ31は凄いです」


「そんなことはどうでもいい、早く換金してくれるとありがたい」


「あっ、すいません31ものゴブリンの黒歯を換金いたしますと3100ルギルになりますがよろしいでしょうか?」


「頼む、現物で持っているよりルギルに変えた方が楽だからな」(しかしゴブリンの歯、1つ1000円くらいか)


「ではギルドカードの提示をお願いします」


手に魔力を集中させ形を作っていく


「これでいいか?」


「はい、では少々お待ちください」


「………………異世界か」


「どうなさいました?」


「なんでもない、終わったのか?」


「はい、終わりましたゴブリンの歯だけではなくハイゴブリンの歯もあったので金額が多少上がっていますのでご確認ください」


「56000ルギル」(ハイゴブリンって5000ルギルもするのか高ぇな)


「これにて、冒険者登録と討伐部位の換金を終了いたしたす」


「ああ、」


「ありがとうございました」



ギルドの外


「おそいな?」


「登録なんてすぐ終わるのにね」


「なんだ、まだ居たのか」


「お前を待ってたんだぞ?」


「あ?」


「もう1つの報酬」


「ああ、飯か」


「忘れてたのか?」


「疲れていたからな、冒険者登録と宿を取ることしか考えていなかったな」


「ま、いいやおすすめの店を紹介するぜ」


「美味しいわよ~」


「ほぉ、それは楽しみだな」












「ここだ」


「リュンテール?」


「ここの料理はすべて美味しいのよ」


「うーっす」


「おや、エイフ初クエストは成功したかい?」


「いや、恥ずかしながらギリギリでした」


「おやおや、大変だったね飲み物はいつものでいいかい?」


「ああ、頼む数は3つだ」


「そちらの方は?」


「命の恩人でさぁ、こいつがいなかったら死んでたとこで」


「そうかい、ありがとね常連を助けてくれて」


「別に、そんな大したことでもない」


「ははは、大したことじゃないか、若いのに大した心の持ち主だねぇ」


「言い過ぎだょ、店長」


「そうかい?飯はなんにする」


「あたしはいつもので」


「俺は日替わり肉の大盛り」


「この店で、人気で量があるやつで」


「あいよ、ちょいとまちな」


「わかった」




「そうだ、あーっと名前聞いてもいいか?お前って呼ぶのは気がひける」


「皇牙だ」


「コウガ?」


「コウガ君、今日は助けてくれてありがとう」


「気にするな、俺はギルドの場所と飯を対価にお前らを助けた私欲のためだな礼を言われる筋合いはないはずだ」


「そんなことねぇさ、理由はどうあれこうして話せているのも飯が食えるのもコウガのお陰なんだからよ」


「………好きにしろ」


「ドリンクお待ちしました~」


「まずは、一杯やろうぜ」


「酒なわけないよは?」


「酒がよかったか?」


「イヤ酒じゃないならいい」


「よくわからないけど、カンパーイ」カシャン


「カンパーイ」カシャン


「………………」ゴクゴク


「飲んでるし」


「こういう空気には馴れてないんだ」


「そうなの?」


「はいよ、エイフ、ナリアおまちどう」


「おっ、待ってました」


「美味しそう」


「あんたのはちょいと待ってくれよ」


「わかった、だがなるべく早くしてくれ腹が減りすぎだ」


「すぐできっからさ」


「あ、そうだ」


「どうしたの?」


「俺の名前はエイフ・シュキン」


「あ、そっかあたしの名前はナリア・シュキンよ」


「兄妹(けいまい)なのか」


「そうだ」モグモグ


「ええ、兄妹よ」


「おまちどう」


「うまそうだな」


「うまそう、じゃなくて旨いんだよ」


肉を一口サイズに切り付いてきたタレを着けて口えと運ぶ



「っっ!!」(口にいれた瞬間に肉汁がとろける肉は噛む程に旨味が出てきて止まらん脂が出ているはずなのに重くないむしろ手が進む)


「うまいか?」


「想像以上だ」





その後は皇牙はもくもくと食べていたためすぐになくなり勘定はエイフ兄妹に約束通り任せ宿を取り深い眠りについた









「っく、あああ………」背伸びをする


「何時、だ?」


「8時………25分………」


「後、二時間だ………け」コンコン


「誰だ?」


「失礼します」ガチャ


「だれ?だっけ」


「8時半前に起こすように頼まれたのですが」


「………………………あ~したなぁ、そんなの………」


「起きたようなので失礼いたします」


「………………」


起きた後は無言で洗面台に向かい顔と歯を洗い服に着替える、着替えるといっても上を着るだけなので楽だ汗をかいていたので宿主に頼んで洗ってもらっていた


「同じような服つくれっかな?」


瞼は半開きで寝癖もついている脳が完全に目覚めていないのでフラフラのまま部屋を出ていき階段を降りる


「とりあえず、服屋だ」


「おはよう」


「ん?」


宿の経営者の母親が話しかけてくる


「丁度いい、この辺りに服屋はあるか?」


「服屋?あるけど」


「場所を教えてもらいたい」


「こっから真っ直ぐ行ったところに噴水があるだろ」


「………………あったような、無かったような?」


「まぁ、そこの噴水ん所を左の道にいったら三番目の曲がり道に入ったとこさ」


「わかった、助かる」


「あそこは10時から始まるから今いっても無駄だよ」


「む?そうか」(困ったな発注してからクエストに行こうと思ったがまだやってないのか)

ぎゅくるるるるるるるるっ


「ん?」


「ははは、腹ぁ減ってんのかい?」


「まいったな」


「なんにする?」


「そうだな、朝だから軽めのものを頼む」


「食堂かい?個室かい?」


「部屋で頼む」


「じゃ、できたら持ってくから待ってな」


「わかった」




皇牙が泊まっている部屋


「………ねむ」


しばらくして



コンコン「失礼します」


「いいぞ」ガチャ


「朝食をお持ちしました」


「ご苦労、テーブルにおいておけ」


「はい、では失礼します」コトッ


パタン


「………」(お、美味そうだ)











「さて、服は後に回して冒険に必要なものを買ってこよう」






「皿はここに置いておく」


「もう食べたのかい?早いねぇ」


「やることを思い出したんでな」


「そうかい、いってらっしゃい気を付けてね」


「………ああ」


移動中


「確か、ギルドの近くに雑貨屋があったと思うが」


「おーい」


「………」(まぁ、HP回復薬とMP回復薬はなかったら困る)


「ちょっとぉー」


(できれば、非常食にナイフ、装備品があればいいが)


「おい!」


(刀を使っているのに盾はおかしいな、軽いが丈夫な鎧のようなものがあれば戦闘のときに安心できる)


「無視すんなぁ!」


「ん?」


「ちょっとちょっと無視するとかどういうこと?」


「いたのかナリア」


「さっきからずっといたし、声もかけたんですけど!」


「知るか、声が小さかったんだろ」


「イヤ、かなり大きな声で叫んだんだが……」


「そうか、それでなんのようだ?俺は今忙しいんだが」


「今からギルドだろ?一緒にクエスト行こうぜコウガ」


「気が向いたらな」(………一人より数人の方が効率は良いが、俺の魔法は「個人特有魔法」だからバレたくはない、それに試したいことがあるからここは断るのが良いだろう)


「そんなこと言わずにさぁ」(コウガが仲間にいれば多少難しいクエストでもクリアできるかも)


「そうだ、そんな簡単に答えを出すなよ」


「お前らは昨日死にかけてたんだ、少し位休んだらどうだ?」


「コウガ、俺たちの体を心配して………」


「はぁ?」


「一見冷たそうに言ってくるけど、実は心配の裏返しなのね」


(あー、まずいな変なフラグ立ったか?)


「でも、大丈夫だ昨日のようなヘマはしない」


「そうそう、だから昨日より多めに今アイテム買いに行くんだもんね」


「ん、お前らもアイテム買いに行くのか」


「コウガもか?」


「ああ、念には念を入れなければな」


「じゃあ一緒に行こうよクエストも」


「はぁ、好きにしろ」(めんどくせぇ、ここは付き合ってやった方が楽に解放してくれるかも

な)




雑貨屋


「さて、なにがあるんだ?」


「まぁ、見て回ればいいじゃねぇか」



「エイフ、私あっち見てくる」


「高いのは止めろよ」


「わかってるって」


「………俺も物色するか」


「コウガ、ほれカゴ」


「そんなに買う気は無いんだが」


「一応だよ、持ちきれなくて落として割れたら意味ねぇだろ?」


「そうだな」




物色中


「ん?」(なんだこれ鉄の固まりか?)


「どした?コウガ」


「ん、ああ これなんだか知ってるか?」


「これか、これは鉄魔鉱石つってな、魔力を流せば粘土みてぇに自由に形がつくれんだよ」


「即席の武器とか造れそうだな」


「やめとけ、これはかなりの集中力と魔力コントロールか無いと柔くすらならねぇ」


「じゃ、要らねぇな」


「まぁ、魔法を使うときのイメージでやれば魔法を使うときに魔力の扱い方が上手くなって魔法を発動するのが早くなんだってよ」


「別に要らないな」




装備品コーナー


「重いな」


「なぁにぃ?男の癖にこんなのが思いの?」


「アホか、俺の武器は刀だ自分の早さを利用して相手を斬るのに重点を置いているんだ、わざわざ重い装備なんかしてスピードを遅くしても意味ないだろ」


「へ、へぇーだから軽い装備にしようとしてるの?」(よくわかんないけど、理解したふりしないと馬鹿だと思われる)


「そうだ」(ん?これは………………まさか)













「いい買い物をしたな」


「あんな、訳のわからない武器を買うやついるのねぇ」


「個人の好みの問題だよナリア」


「そんなものかなぁ」


「うっせぇよ、人の事に口出しすんな」


「なによ!昨日ご飯おごってあげたじゃない!」


「あ?俺はテメェラの命助けてやっただろうが忘れたのか」


「あ、えっ…と……それは」


「そこまで」


「チッ」(やはり、無視して一人で行くかこんなのに相手をしていたらストレスが溜まる)


「あっ、ちょっとどこ行くのよ」


「お前には関係ない」


「まってよ、私が悪かったから」


「あーあ、ナリアの悪い癖だぞ」


(ムカつくが、これがこの世界にあるとは思わなかったな少し昔のやつだが無いよりかはましだろう)


「ちょっとー」


「コウガ、待ってくれよ」


(アレに必要なものも六十個入りが2箱あって助かった無ければただの鉄屑だからな、店主が買い取ってくれるなら半額でいいと言ったことには少し驚いたが特をした)






「コウガ、なんのクエスト行く?」


「行くの強制よ」


「はぁ、なんでもいい」


「わかった選んでくる」


「私はちょっと、お手洗い」


「はぁ、お前たちと組むのは今回だけだからなわかってるな?」


「さてさて、今回のクエストはどれにすっかなー?」


「聞いてねぇし、飲みもんでも頼むか………」


ギルドにはメンバー待ちのパーティーやクエストが終わった冒険者のためにあるスペース簡単に言うと飲み屋のようなものだそれに回復薬に矢などがレパートリーは雑貨屋に劣るもののアイテム売り場がある




「ご注文はお決まりですか?」


「ダナの串焼き5本とギムテをくれ」


ダナとは鳥の名前である、ダーナの村近くにしか生息していないからダナと名前がついた


ギムテ、これはこの世界では一般的な飲み物だ味はリンゴのようにサッパリしていて飲みやすい少しドロッとしていてヨーグルトに近い


「ダナの串焼きにギムテですね、少々お待ちください」


「………待っている間にステータス確認しておくか、ステータス」



影宮皇牙  男

LV6

HP540

MP460

EXP64

NEXT31


ATK13

DEF9

AGI16

HIT25

INT20


ルギル42860

幻無刀・百式


一式 一閃

二式???


装備品一式秋月(しゅうげつ)


称号 神に選ばれし者 ゴブリンを狩りし者

異世界の住人 忌まわしい一族の血を受け継ぎし者

                    」


「はぁ、」(やはりレベルの割にはHPとか上がりすぎだな、それにレベルの上がり方が異常な気もする)


「まぁいい、最初っから多少強いのなら上位モンスターが出てこなければ早々に死なないだろう」(ん?待てよ………今の俺の言葉フラグってやつじゃないか?)


「お待たせしました、ダナの串焼き5本とギムテです合計で450ルギルとなります」


「ん、わかった」フィィィィンギルドカード提示


「こちらにカードを当ててください」


「わかった」スッカードを当てる  キィン


「お支払確認できました、ごゆっくりどうぞ」

カタッ

カードをみる


「ルギル428250か、まだ色々買えるな」カシュッ串焼きをかじる


「お、ウマイ」(なるほどな、最初はよくわからなかったが簡単に言えばギルドカードはポイントカードもしくはSuicaなんかと同じってことか)カシュッ2本め






「どれがいいかな?」


「これなんてどぉ?」

クエスト内容ウルルズの討伐難易度D


クエストには当然難易度もあり冒険者は自分のランクに合わせてクエストを選ぶ皇牙のランクは一番下から2番目のEランクであるランクは上から

SSS(トリプルエス)


SS(エスエス)


S(エス)


AA(ダブルエー)










E ←今ココ




このように10段階になっているFからAAまではクエストをこなしていけばランクは上がるでもSランク以上になるには一定以上のレベルにギルドの特別クエストを受ける必要がある、それか超危険種に特種モンスター通称ユニークモンスターを倒す捕獲などの功績をあげるなどをして始めてSランクになれるのだ

この世界にはSSSランクが四人SSランクが七人Sランクが十一人いる今関係ないが魔人族は一人一人がSランク級の力がある


「下から二番目か」モグモグ(しかしこれ、なかなかウマイな帰ってきたらまた頼もう)ゴクッゴクッ


「コウガ、クエスト決めたぞ」


「そうか、んで?クエストは?」


「これよ」ピラッ


「これにしたのか、ウルルズの討伐20体」


「おう、報酬は三人で山分けだ」


「討伐部位は早いもん勝ちね」


「ゴブリン討伐クエストで死にかけてたやつがDランククエストねぇ」


「ちょっ、それを言わないでよ」


「そうだぞ、人の傷えぐって楽しいか?」


「どうでもいいが、俺はEランクだお前らはまだFだろ?」


「うん、そうだよ」


「できれば後、一人は欲しいところだな」


「なんでだ?」


「俺は一人でウルルズを狩れる自信はあるがお前らは二人でやっと一匹狩れるかどうかだろ?昨日の様子を見た感じだがな」


「あと一人かぁ」


「どうする?」


「それ以前に、FランクとEランクでDランククエスト受けられんのか?」


「無理だろ?」


「無理ね」


「じゃ、んなクエスト受けんなレベルに合ったものを選んでこい」


「じゃ、これかな」ウルガの討伐30体


「ウルガ?ウルルズの幼獣だったか?」


「そだよ、攻撃力は低いけど速いらしいんだよねウルガ」


「だけどランクはEだから俺達にはちょうどいいクエストだろ?」


「あの………すみません」


「なぁに?」


「皆さんウルガの………討伐に…い……行くんですか?」


「そうだが?君は?」


「す、すいません私の名前は………シャリア………シャリア・リューネっていいま………す」


「それで?シャリアちゃんどうしたの?」


「えっと………私、ウルガの………装備をつくり………たくて」


「ほうほう」


「連れていって………くれま、せんか?」


「構わないが?」


「あり、がとう………ござぃます」


「装備を作るんだから、ウルガの皮装備を作るのかな?」


「はい、通気性も………よくて、肌触りも………良いらしいので………」


「ランクはいくつ?」


「えっと………Eランクです、ごめんな、さいランク……低くて」


「いいよ、いいよ俺らもそんなんだし」


「とりあえずパーティー登録しよう」


「パーティー登録?」


「ん?知らないのか?コウガ」


「ああ、パーティーなんて組んだこと無いからな」


「えっと………パーティーって、言うのは………最大6人で、組めます」


「それで、獲得経験値は共通するの」


「共通?」


「そうだ、仮にコウガがモンスターを討伐したとする、そしたら俺らにも同等の経験値がてにはいる」


「経験値が共通されてレベル上げが楽になるのか」


「まぁ、簡単に言えばそんなところね」


「初心者は必ずパーティーを組んでいるんだ」


「一人でクリアできないクエストも二人でならってことね」


「そうか、まぁ組んでおいて損はないだろうこの四人で登録でいいんだな?」


「は…い」


「意義なし」


「同じく」


「んじゃ、行くか」




クエスト受付


「クエストですか?」


「クエストの前にパーティーを組みたい」


「パーティーですね少々お待ちください」


「早く行きたいね、シャリアちゃん」


「は、い……たの…しみです」


「なぁ、1つ気になったんだが」


「なん、でしょうか?」


「何でそんな喋り方なんだ?」


「えっと、イヤ………ですか?」


「イヤなのか?コウガ」


「正直聞き取りにくい」


「すみ、ません」


「困らすなよ、コウガ」


「遅いな」


「話そらすなぁ~」


「お待たせしました」


「だい、じょうぶ………です」


「パーティー登録の方法は知ってますか?」


「しらん」


「俺も詳しくは………」


「まったく」


「ちょっ、と………だけ」


「では、説明しますね?」


「頼む」


「パーティー登録は簡単です魔紙に名前を書いて魔力を流すだけです」


「けっこう簡単なんだな」


「そうね」


「じゃ、やるか」


「は、い」


魔紙「       名前


No.1影宮皇牙 LV6

武器 秋月


No.2エイフシュキン LV8 

武器 大剣


No.3ナリアシュキン LV4 

武器 グリッドナイフ


No.4シャリアリューネ LV11

武器 ストイドソード(双剣)


                    」


「パーティーリーダーはどなたにしますか?」


「どうする?」(シャリアのLVが高い)


「誰でも良い」(シャリアは実力者か)


「誰にしよっか?」(コウガ私とLV変わんない)


「エイフ………さん、は?」


「俺?止めとけガンガン突っ込む方が得意だから指示出すのは無理だな」


「コウガやる?」


「お前がやれば?」


「私?私は無理だよ?バカだし」


「そうだな、アホだから無理だな」


「けん、かしないで………ください」


「シャリア?敬語はいらないぞ?」


「めんどくさい、ジャンケンで決めるぞ」


「ジャンケン?良いわよ!」


「いぎなーし」


「だい、じょ、うぶです」


ジャーンけーんポーン

皇牙→グー エイフ→チョキ ナリア→パー

シャリア→グー


あーいこーで

皇牙→パー エイフ→チョキ ナリア→チョキ

シャリア→グー


あーいこーで

皇牙→グー エイフ→グー ナリア→チョキ

シャリア→グー


あーいこーで

皇牙→パー エイフ→グー シャリア→パー


あーいこーで

皇牙→チョキ シャリア→パー


「コウガがリーダーだな」


「めんどくせ」


「自分で言い出したんだからね」


「はいはい、わかってるよ」


「では、パーティー登録をしますね」


「ああ、頼む」


「リーダーはコウガ様になりますので何か問題を起こせばコウガ様が呼び出されるのでくれぐれも問題を起こさないでくださいね?」


「了解した」


「では、登録完了するまでお待ちください」


「わかった」


「コウガ、頑張るぞ!」


「そうよ?食べていくのがかかっているんだからね」


「はぁ、気楽でいいなお前らは」


「あの、おて……あらい…いっても、い、いですか?」


「行ってこい」


「待ってるから大丈夫だ」


「場所わかる?」


「は、い………大丈夫で、す」タタタッ


「なるべく早くしろよ?」


「さてと、待ってる間にアイテム確認しておくか」


「そうね、使うものを整理しておかないとね」


「あっちの席に行ってやれよ、邪魔になるだろ?」


「コウガはやらないのか?」


「整理ならもうしてある」


「そう言えば、結構なアイテムの量があったはずなんだけど?どこにやったの?」


「ここだが?」腰についてる装備を指差す


「コウガ?お前一回宿戻ってないよな?」


「戻ってねぇよ」


「あれだけの量のアイテムどうしたの?」


「だから、このなかだっつぅの」


「まさか、これ」


「多分そのまさかだ………」


「魔道具?」


「そうだ」(たしかそういう呼び方もあったな)


「本当!レアアイテムじゃん」


「これに入れとけば勝手に整理されるからな」


「成る程魔道具か、けっこう高いんだろ?」


「らしいな」


「しらないのぉ?」


「あの、終わりました」


「わかった、これを受けたいんだが?」


「ウルガの討伐ですね、ではパーティーカードをお渡しします」


「パーティーカード?」


「すいません、パーティー組むのは今回が初めてでしたね」


「そうだ」


「パーティーカードはパーティーリーダーが持つカードです、紛失された場合は再登録が必要になります」


「再登録しなくてもパーティーはそのまま続行は出来るのか?」


「はい、できますがパーティーカードがなければ合同……つまりパーティークエストを受けられないのでご注意を」


「ん?まてよ」


「どうなさいました?」


「これはたしか魔紙で出来てるんだよな?」


「はい」


「ギルドカードと同じ扱いが出来るか?」


「はい、できます」


「成る程」


「やり方はギルドカードの右下にいくつかの四角い後がありますよね?」


「ちょっと待て」フィィィィン


「これか?」ギルドカードを見せる


「はい、この四角い所にパーティーカードを押し付けるとそこに保存できます」


「取り出すときはどうやるんだ?」


「パーティーカードを入れた所をタッチしたら取り出せます」


「実際無くす確率は0か」


「ご質問がなければパーティー登録とクエストの受付を終了いたしたす」


「ああ、質問攻めして悪かったな」


「いえ、熱心な方だなぁと思っただけですよ」


「そうか、お疲れさん」


「終わったか?」


「今さっき終わったところだ、お前らはどこ行ってたんだ?」


「それがよ………」


「コウガ!聞いてよシャリアちゃんが」


「今じゃなきゃダメな話か?」


「ダメよ!」


「シャリアはどうした?」


「こ、こにいま、す」


「どうした?」


「それがさ、変なやつらに絡まれててさ」


「ああ、ナンパか………」


「ナンパ?まぁ舐め回すかのように見ててさ、不快だったから蹴っ飛ばっしてやったの!」


「面倒事つれてきてないよな?」


「まぁね、そのあとその男のパーティーリーダーが来てさ謝罪したから許したけども」


「あまり、勝手な行動するな」


「何よ!シャリアちゃんがどうなってもいいって言うの!」


「まず先に、エイフか俺を呼べよ危ないだろ?もしもそのパーティーリーダーが自分より格上で女にも手加減しないやつだったらどうするんだ?」


「わた、しのせ……いで…ごめ、んなさ、い」


「俺はお前を怒ってるんじゃない、考えなしに突っ込んでいったナリアに怒っているんだ」


「ごめん」


「わかればよろしい」


「んじゃ、いくか」


「は、い」


「おっし、頑張るぞ」


「四人で固まって行動する?」


「どうする?」


「そうだな………個人で動くと挟まれる可能性もあるし、固まれば囲まれたときにサポートしきれずに殺られる可能性があるから二人一組で行った方が良いかもな」


「す、ごい」


「だな」


「リーダーになんなくてよかった」


「どうしたんだ?お前ら」


「イヤ?なんでもないぞ」


「言いたいことがあるなら言え」


「じゃ言うわよ?」


「良いぞ」


『コウガお前、頭の回転早いな!』


「二人同時かよ」(しかも言うこと同じかよ)


「な、んで、そんなに、早いん、ですか?」


「これぐらいはできて当然だと思うがな」


「どういうことだ?」


「簡単な話だ、まず相手は素早いんだろ?なら真っ先に思い付く一つ目が追い詰められる可能性だ素早いんなら相手を一気に仕留めるのではなく追いかけたりして疲弊させてから狩る………常識だろ?」


「お、おう」


「ふた、つめは、なん、ですか?」


「二つ目、固まって動いていれば囲みやすいんだ、例えをするのなら………そうだな、盗賊が獲物を見つけたらまずどうすると思う?」


「えっと?逃げられないようにする?」


「そうだ、まず逃げられないように囲んでから金品を強奪するのが普通だろ?モンスターにも狩りの本能がついているんだからそうした方が獲物を逃がさない確率が上がる………っとこんなもんかな」


「スゲェ」


「ほん、とに、すごい」


「さて、そろそろ向かうぞ」


「おーー」


「頑張るぞー」


「足をひっぱ、らない、ように、頑張ります」


(シャリアリューネか………あの性格でどこまでモンスターを狩れるのか?)




         草原


「さて、ウルガはこの先だったか?」


「確かそうだったな」


「それよりさぁ、モンスターと会う頻度が少なくない?この辺もうちょっと多かった気がするんだけど?」


「確かにな、情報通りならスライムとかがわんさか居るらしいしな」


「うっへぇ、気持ち悪りぃ」


「でも……あわなく…て、よかっ、たで、す」


「………それもそうだな」


「なに?コウガ?ビビっちゃってるの?」


「お前は頭を使え、ただでさえすっからかんで中身が入ってるかすらも怪しいんだ」


「なによ!そこまで言う必要ある!?」


「まぁまぁ、落ち着けよナリア」


「エイフは黙ってて!」


「お前が黙れ、モンスターが寄ってきただろうが」


「え?」


「どうする?コウガ?」


「戦闘体勢をとれ、俺が魔法を使って道を作るその間に駆け抜けろ3数える0になったら全力で俺の後を走ってこい」


「了解した」


「は、い」


「え、あっちょっと!」


「3」


(ゴブリンやスライムばかりだな)


「2」


(はし、って、にげ、る)


「1」


(とにかく、走ればいいのね!)


「0」


(行くぞ!)


(はし、ら、なきゃ)


(ええい、ままよ!)


「一閃」


ダダダダダダダダダダダダダッ


「自分の身を守るためだけに戦え」


「わかってる!」


「当たり前じゃない」


「は、い」


「一閃」


ダダダダダダダダダダダダダッ


ギュキィピギィキィギギギ


「ヴィード」ブゥォォォォッ

小さな竜巻を起こして敵の追撃を拒む


「ナイスだ、エイフ」タッタッタッタッ


「はぁっはぁっ」タッタッタッタッ


「この程度で疲れるな、ナリア」タッタッタッタッ


「だい、じょう、ぶで、すか?」タッタッタッタッ


「もう少しだけ走ったら休憩してやるそこまで持たせろ」


「りょー、かいっ」ハァッハアッ


「コウ、ガさん」


「なんだ?シャリア」


「およそ、ですが、7メイ、ル後ろ、にウルガが、おって、来て、ます」


「………まさかさっきのゴブリンは追い込むために使ったのか?」


「その、か、のうせ、いもあり、ます」


「もしくは、ゴブリン達に囲まれるのを見ていて横取りする機会を探っていたか……だな」


「なる、ほど」


「どうすんのよ!」


「そうだ、コウガもっかいあの魔法を………」


「駄目だ」


「なん、で、ですか?」


「射程距離外だ」


「射程距離外?」


「簡単に説明すると、攻撃が届かない距離にいる」


「なるほどな」


「感心してる場合じゃないわよ」


「どう、しよ、う」


「一か八かやってみるか?」


「何を!」


「魔法だ」


「魔力、はのこ、してお、いてく、ださ、い………私が、やりま、す」


「倒せるか?」


「いえ、目標を、見失う程度ですが」


「そうか、やってくれ」(急に喋るようになったな、スイッチでも切り替えたのか?)


「やり、ますミスト」シュゥゥゥゥゥゥゥゥ


「水属性か?」


「はい、でも、これは氷結魔法です」


「氷結?」


「そうか、空気中の水分を圧縮させたのか?」


「少し違います正確には、圧縮した水分から温度を奪いました」


「シャリアちゃん凄い!」


「とりあえず、あそこで、休憩だ」


「やっと休めるよぉ~」


「そんなに走ってないだろ?ナリア」


「もう、エイフは男の子だから体力があるんだよ!」


「撒けたか?」


「い、え、ま……だ、追ってきて、ます」


「しょうがない、俺が足止めする」


「はぁ!」


「うるさい、殺したらすぐに追いかける」


「でもさ、場所わかんなくなるじゃん?」


「そこは問題ないだろう、あそこの高い木を目的地にして走れ」


「な、るほど、そこを、目、印に」


「じゃ、後で会おう」


「気をけつてよ!」


「お前らがな」





ガァァァ


「食らうかよ」ザシュ


グゥルルル


「2対1かよ」


ガァァァ×2






「食らうかよ!」ズシャ


「そろ、そろ死んでくんねぇか?」


ギッガァァァ


「ちったぁ、休ませろや!」


ブシュッと刃物が肉を切る音が鳴る動脈が切断されて血しぶきが舞う


「まず1体」(頸動脈なら一撃でいけるようだな)








ズリッ


「なっ、しまっ、」


ガルゥガァァァ


「がッ、はぁッ」


泥水で足を滑らしてしまい体勢を崩してしまう皇牙そこをウルガに狙われ弾き跳ばされてしまう


「いっ、でぇ」


ギィィガァァァ


「ッッ!!」


バキャァッ



「がっ」(直撃は避けられたが、不味いな回復しなければ)


ガァァァ


「くんじゃ、ねぇっ!!」


ブシュッと皇牙の刀が淡く輝き空に線を描く………だが一閃の様に振りかぶったわけではない突っ込んでくる勢いを利用し貫こうと思って刀を突いたのだ………一閃と同じように線が引かれる一閃とは違い三日月のような形ではなく………直線的な光………まるで………閃光の様に



「なん、だ?今の?」


「まぁ、バトル終了だ少し休んだら行くか」

ゴソゴソ   HP回復薬


「………一閃の様に広範囲攻撃じゃない?一点に力を集めることで威力を上げた?」


(とりあえず、集合場所に………)


「あははははっ、ネェネェ!今のナニ?君の魔法?」


「誰だ?お前?」


「私のことなんてどうでもいいじゃない!それよりさぁ、君のことを教えてよ!」


「断る、自分の力を話しても意味はない」


「しょうがないわねぇ」


「じゃあな」(テンションが高いな、苦手な人種だ)


「君に直接聞くから!いいわ」ブンッ


ガキィン


「なんの真似だ?俺は急いでいるんだ」


「おお、凄い凄い!不意打ちを受け止めるなんて!」


「答える気は無いようだな」ブンッ左ストレート


「危ないわねぇ女の子の顔を狙うなんて」


「は………」(嘘だろ!どこにそんな力が)


少女の身長は140㎝位と小柄だが、武器がとてつもなくデカイ、両方に刃の付いた斧のような武器だ全長3メートルはありそうだ、重量に換算するのなら50~60か軽く越えるだろうそのような武器を小さな少女が、持っているのだ


「さぁ、さぁさぁさぁ!殺し合いを始めましょう?キャハハハハハハハ」ブォン


「チッ」(レベルは圧倒的にあっちが上だ、しかもガキとは、やりずれぇ切れるか?……人を同じ人間を………俺に?)


「あっははははははははっ!」


「あんまり、調子に乗るんじゃあねぇよ!」


ガッ ガギッ キィン バキッ ドゴッ


「か、はぁっ」


「すごーい、私のじゅっぱーセントによくついてこれるね」


「しょうがねぇやるか秋月、神印開放」


「ねぇ………なによ?それ」(魔力量が増えている?魔力を練っているのかしら)


「こんなにも早く実戦出来るとはな、まぁ礼を言っておくぜ?」


「ちょっとぉ、歳上に対する態度がそれなのぉ?」


「お前幾つだよ?」


「16よ」


「俺の2個下じゃねぇか!」


「うっそ、ほんとに?」


「ババァだな、精神年齢は」


「うるっさい!俺様!」


「あ?なんだと?チビ」


「根暗!」


「貧乳」


『ぜってー(絶対)』


「たたっ切ってあげる」


「両断してやる」


ガギッ


「おっと、危ない危ない」


「ふっ!」



「いたッ!」(なんなのよ、さっきより力も上がってるし魔力強化?似てるけども違うわ………なんなのかしら?あの力)


「………チッ」(魔力回復薬を使いながらだから戦えてるが、無かったらここまで持たなかったな)



皇牙が今使っている秋月の能力は肉体強化、その名の通り肉体を強化することが出来る、その代わり魔力消費が1分で50削られる、反動で筋肉に負荷がかかり痺れて動けなくなることもある同時に使っている能力は神印(しんいん)といって神に選ばれた者が刻むことを許されている。皇牙の、場合は眼に刻まれている神印は刻む場所によって効果が異なる………魔力消費は、秋月と違い10秒で50削られる、神印の効果時間はレベルによって持続する時間や魔力消費が変わってくるのだ


「っ、目に砂が………」


「もらった」(前から仕掛けたら返り討ちに合う可能性が高い、後ろからいかせてもらうぜ)


「どこにいるの!」


(教えてやる訳ねぇだろ)


「そこかッ!」


「こっちだ!」


刀を振りかぶり、少女を、切ろうと降り下ろす勝敗が決まった……と皇牙は思った……………だが!


バシュン!


「ぇ………?」


ズザザッ


「か、体が、ぅごか、ねぇ」


「あらあら?形勢逆転ねぇ」


「くっそ」(秋月の許容オーバーか?それとも俺の体?神印によるステータス低下?)


「あれ?その反応………魔元切れかしら?」


(しまった!魔元切れか……通りで体を動かせないしダルくて指一本動かせない)


魔元(まげん)切れとは、人体を構成する4元素

魂、肉体、精神力、そして魔力の源である魔元の四つで人は生きている魔元が切れることを別名マナ欠亡症(けつぼうしょう)とも言うマナは人体を構成するなかでも最も重要である、魔力が0になると少しづつライフがジリジリと削られていく


マナ欠亡症の特徴的な症状は三つ

体を構築する分のマナが無くなればどうやって維持するのか、それはHPを削り変えていくのだだが無理矢理返還をするために得られる魔力は限りなく少ない、


その為に体の細胞が死んでいってしまうことで呼吸困難に陥り痙攣を起こす


異常なまでの発汗と発熱そして倦怠感


さらにマナを作るために血液をも消費して肌が赤く染まり嘔吐感、破裂するような頭痛が体に起こる


皇牙の、場合は最も軽い発汗、発熱、倦怠感が体に起きている


治療法は簡単だマナ、すなわち魔力が足りないのなら魔力回復薬を飲めばいいだけである、ただし重度のマナ欠亡症になってしまえば一流の魔術師でも助けられる確率は46%である、確率してしまえば多少高いと思うが個人の力量によって変わるのだ


「ちょっと、死なれたら困るんだけどぉ」


(ヤベ、意識が………と……の…く)


「あ、結構軽い段階だこれならMP回復薬を飲ませればいいわ」


(ケチら………ず、にもういっ、ぽんもの、どきゃょかったぜ)


「隊長に、入団できる候補がいるって言わなきゃな~っとその前に飲ませなきゃ死んじゃうよ、えーと?ナンだっけ?この子の名前?まっいっか」


















「………………はっ!」ガバッ!



「ようやく起きたか………小僧」


「………………………猫が喋った?」


「ふん、つまらんな喋ったことであわてふためく者を見るのが楽しみなのだが貴様は少々精神が強いのだろうな」


「けっこう巧く作られてんなこの人形」


「人形ではない」


「まぁ、どうでもいいがな」


「面白い人間だな」


「んで、ここはどこだ?喋る猫」


「ここは、飛行船を拠点にしたレギオン名前を「グライン」と言う」


「レギオン?なんだそれ」


「なんだ、レギオンを知らぬのか?小僧」


「あいにく、つい昨日冒険者登録したんでねその手のことは詳しくねぇんだわ」


「ほぉ、新米冒険者がネルィンと戦ったのか?面白いな小僧」


「ネルィン?誰だ」


「グラインの実力者だ」


「んなこと言われてもわからねぇよ特徴を言え特徴を」


「そうだな大きな両刃斧をもった女、と言えばわかるかな?」


「両刃斧………アイツか」


「何でも20%の力を出させたらしいな」


「本人は10%しか出してないって言ってだがな」


「その後に、貴様の雰囲気が変わったらしいじゃないかその時に20%を超えたらしいな」


「ああ、なるほど」


「クルド、男は起きたか?」


「ん、アルガかちょうど起きてるぞ」


「おい、ついてこい」


「拒否権は?」


「あると思うか?」


「ねぇだろうなぁ」


「わかっているのなら聞くな」


「んで?俺は何処に向かってるんだ?奴隷市場送りか?」


「よく知ってるな、普段なら捕まえた奴は魔法を使えなくする焼き印と手枷を着けて売却だがお前は運が良い」



「運が良い?どう言うことだ?」


「なに、言葉通りの意味だ」


(俺は運が良い?普段なら奴隷生行き?)


「まさかな」


「着いたぞ」


「何処にだ?」


「入ればわかる」


ガチャ ギィィィ


「ようこそ、我がレギオン「グライン」へ」


「別に来たくて来た訳じゃねぇよ、それにようこそって言われる筋合いがねぇ別に俺はお前らのレギオンに入ったわけじゃねぇ」


「アルガ、話さなかったのか?」


「大雑把にしか説明してない、隊長」


「ちなみにどれぐらい大雑把に?」


「奴隷がどうのこうのとしか言われてねぇよ」


「それじゃわからないよ?」


「すいません」


「じゃ、僕から説明させてもらうね?良いよね隊長」


「好きにしろ、副隊長」


「君はネルィンと戦ったんでしょ?」


「ああ、あの怪力女か………戦ったが?」


「ネルィンの実力は「グライン」の中では5番目なんだよ」


「それがどうした、俺には関係ないだろう」


「それがね、ネルィンと戦えた人は僕達を覗いたらあまり居ないんだ、勿論戦ったが死んだやつの方が多いんだ例え半分以下の実力しか出せなくても追い込んだ人は久しぶりだ………言いたいことはわかるかい?」


「なるほど、つまりは強いなら俺等のレギオンに入れ………ってことか?」


「良いね、その頭の回転の早さ状況判断力も高そうだしこれは良い人材だ」


「断るぞ入会なんぞ」


「そうか、じゃあの手この手でいれるしかないね?」


「………ッッッ………………ガァッ………」


「さぁ、入るの?入るって言えば解放してあげるよ」


「ふざ、ける、なだ………れがはい、るか」


「へぇ、じゃもうちょっと強くしてみるよ?」

ズン


「カハッ………ハッ………ハッハッ………………」


「さぁ?どうする」


「こと、らるっっ、て………んだろう………が

………」



「副隊長やめなよ、彼死んじゃうよ?」


「そうだねゆっくりかけていこうか」


「はあっはあっ」


ガチャ


「たーいちょーう、奴隷連れてきたんで焼き印してくださーい」


「?なん、で………いるん、だよ」


「コウガ!」


「だい、じょ、うぶで、すか?」


「お、おいおいすげぇ汗じゃねぇか!」


「何?知り合いかな?」


「パーティーメンバーよ!」


「ああ、なるほど」


「だい、じょ、うぶ、で、すか?」


「あ、ああ、な……んとか…な」


「あんたらコウガになにしたのよ!」


「なにもしてないよ?」


「嘘をつくな!ならなぜコウガは苦しんでるんだ!」


「ああ、そう言えばパーティーメンバーだったね?君たちは」


「話をそらすな!」


「うるさいな、殺しちゃうよ」ズズッ


「あっ、」


「ひっ」


「あ、がぁっ」


「や、めろ」


「じゃ入ってくれるかい」


「いいだ、ろうそ…の…かわ…りに、コイツ等は、見逃せ」


「………それだけかい?」


「あ、あ」


「良いかい?隊長?」


「入団時の願いは「殺さないで、助けて」以外なら絶対厳守………」


「そうだったね、じゃあ聞いてあげるよその代わり………」


「入団は、して、やるよ」


「OK、良いね僕も気に入りそうだよ」


「それじゃヴィン、近くの村にその三人を運んで」


「了解、副隊長」

ドズッ


「ぅげぁっ」


「エイフ!」ドッ


「ぁっ」


「あ、あ………」ドッ




「お、お前ら!」


「大丈夫さ、殺してはいないよちょっと眠ってもらっただけさ」





































「チクショウ………コウガ」


「やっぱり拉致された所にはいなかったね」


「み、た人も……いなかっ…たです」


俺らは、コウガにまた助けてもらったんだ……………まだ話したいことがあったのに、俺らのせいで………コウガが身代わりになって………

あんな奴等の仲間に、俺達が弱かったから……足を引っ張ったからだ俺達のせいでコウガは………



「やっ、ぱり……探し、にいきましょう」


「ダメだ、同じことを繰り返すだけかもしれない」


「なら、強くなっていつか解放してあげなきゃ!」


「だが、もしかしたら見つからないかも………死んでいるかも………しれない」


「バカ!コウガは後で会おうって言ったじゃない!その言葉を信じなければ会えるものも会えなくなっちゃうかもしれないじゃない!」



その言葉で俺は目が覚めた………信じることが大切、諦めない限り希望はある


その言葉を思い出した………俺の祖父が言っていた、俺が憧れていた祖父の言葉がそして祖父と交わした約束を………


エイフ、強くなれるお前はワシより強い冒険者になれる力を持っている、だが忘れちゃイカンその力は傷つけるためではなく大事な人を守るため、そして友のために使いなさい困っている友がいれば助けてあげなさい、もう一度言うよ


信じることが大切諦めない限り希望はある

今は辛いかもしれない、諦めた事だってある

でも、1つだけ約束してくれこの言葉を忘れずに生きてくれ


守りたいものが見つかったのならばどんな困難でも立ち向かいそして助けてあげなさい




「そうだ………そうだ!諦めない、俺はコウガを助けるまで‼諦めない!」


「やっといつもの調子に戻ったわね」


「よ、かっ、た」








裏レギオン「グライン」


「なんだ?このガキは奴隷にしないのか?」


「こらこら、シュルトその子は新しいメンバーさ」


「はぁ!こんなガキが!」


「あっはははは、実力ならあなたより上かもしれないわ」


「んだと!ネルィン俺よりNo.が2個上だからって偉そうにするな!」


「あららぁ、実力の差は歴然だと思うのだけれど?」


「くっ、調子に乗るなよ」


「ここでは実力が力が全てなんだよ忘れたかい?シュルト?」


「覚えてますよ、副体長ん………」


「黙れ………」


「ハイ!」


「では、いつもの用に始めたいと思います」


「さて、コウガ君?ここでの君の実力は最下位………でも自分より格上の人を殺したりすればすぐにNo.は上がるさ、ここでのNo.は11だ君の2つ名は………そうだな………不明(アンノウン)のコウガだ」


「不明(アンノウン)………」


「ずいぶんたいそうな名前じゃないか、新入り風情が………」


「黙っててくれないかな?シュルト」


「すいません、副体長」


「わかれば良いよ?でも次に僕の言葉を遮ったら………殺すから」


(笑顔でんなこと言うのかよ、神経疑うわ)


「じゃ、偽名を考えてくれるかな?」


「偽名?」


「殺しをやっていく上で最も恐ろしいのは顔と名前がバレることだ」


「少し、時間をくれ」


「じゃ、No.と2つ名を言ってくからね」


「No.1死神、No.2鉄槌、No.3虐殺 、No.4領域

No.5断罪、No.6略奪、No.7鬼人、No.8分離

No.9牢獄No.10複写No.11不明」


「ちなみに、僕らの中じゃほとんどNo.で呼んでいるから君のことはNo.11もしくは不明って呼ぶよ」


「わかった」








「さぁ、任務だよ「不明のラファエル」今回殺す相手は領主だよ………護衛は手練れだが構わず殺せ、邪魔するものも?」


「問答無用、無慈悲に殺せ………だろ?」














そして入団してからニヶ月後には皇牙のレベルは30を越えていた




そして、新たな「魔王」が現れたと言われているが皇牙はなんのことか自覚していない




半年後………








「ふぇぇぇぇぇっ、マスター助けてくださいぃぃぃ」


スパッ ドサッ



「い、痛いですよマスター!」


「うるさい、お前も少しはニアを見習え」


「ルナ、スカート捲れてる」


「ふぇぇぇぇぇっ、マスターのえっち!」


「ニア、コイツ斬って良いぞ」


「ごめんなさい!ごめんなさいぃぃぃマスター見捨てないで!」


「冗談だ………3割」


「7割本気だったんですか!」


「んなことはどうでもいい、もう少しで森を抜ける」


「よかったぁ~もう疲れたよぉー」


「ルナ、マスターの奴隷としてやるべきことをやろうよ?」


「一応やってるよー戦闘も出来るけど私は回復(ヒーラー)なんだよぉ?」


「それは僕も知ってるけど」


「………めんどくせぇな、転移するか」


「最初ッから使ってよ!マスター!」


「お前は体力がない、だから使わなかった」


「ふぇぇ、横暴だ~」


「どこでそんな言葉を覚えたの?」


「奴隷商人のところ!」


「門の近くまで飛ぶぞ」チキッ


「まってまって、今掴まるから」


「大丈夫だよ、マスター」


「空間に穴を開け、次元を越えよ」


「六十四式発動」

ピシュン


パッ


「数メイル歩けば着くぞ」


「あんなに遠かった外壁が近くに………」


「流石はマスターです」


「この距離だと使った魔力は3000位か」


「さ、3000」


「流石はマスター」


「後は走るぞ、腹へった」


「同じくお腹すきました~」


「じゃ、急ごう」






壁門


「ん?何者だ?」


「クエストを終えただけだ」


「なら依頼書を見せてもらおう」
























後書き

どうでしたか?なかなかのグダりっぷりですよね?これから早ければ3日に1回、遅くても一週間に1回は投稿するので暇潰し程度に見ていただければありがたいです、もし間違っていたら教えてくださいすぐに修正しますので、では次の章でお会いしましょう(やばい小説のあとがきみたくなっちゃった)

次回のお知らせ

っく、艦これのSSの方が見られてる………かなしい( ;´・ω・`)


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のんびりさんから
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マツさんから
2016-04-22 21:00:27

このSSへのコメント

11件コメントされています

1: マツ 2016-04-22 21:01:32 ID: zqI53_i9

突然ですがすいません

作者は艦娘何が好きですかー

あと更新頑張って下さいよー

2: 神代伊御 2016-04-23 06:52:29 ID: niT1xJ4W

はい、ありがとうございます更新頑張ります‼艦娘では扶桑が好きです
失踪はしませんから、リアルがちょっと忙しかったのでネタは思い付いているのにかけませんでした

後、出してほしい能力とかあればいってください後々に出すかもしれないので

3: マツ 2016-04-23 09:03:28 ID: 0Obnn1dg

能力・・・ね

色々なものを剣に変える能力とかかな?

例えば土を剣にするとか?

4: 神代伊御 2016-04-24 00:44:23 ID: PSp8CHoi

わかりました、いずれ出してみたいとおもいます、
ありがとうございますマツさん………?マツさん?マツさん………マツ?

まさかとは思いますが「時ノ雨」を書いていらっしゃるmatuさんでいらっしゃいますか?

5: マツ 2016-04-26 01:09:16 ID: TatC7-W4

あ、 そうですよ

いや 見てくれてるのかな?

ありがとうございます

あとmatuがマツになっただけですね

6: のんびり 2016-05-07 21:00:30 ID: nqzh1cdB

 前々から興味はあったけど読んでいなかった・・・自分はバカだ!こんな素晴らしい作品を読んでいなかったなんて・・・
 え?つまり何を言いたいかって?最高に面白いということです!

7: 神代伊御 2016-05-07 22:54:26 ID: xiO9fTnO

のんびりさんありがとうございます、
これからも楽しく読んで貰えるように頑張ります
後のんびりさんの作品もかなり面白いですね!

8: 神代伊御 2016-05-07 23:06:59 ID: xiO9fTnO

のんびりさんありがとうございます、
これからも楽しく読んで貰えるように頑張ります

それと、のんびりさんも更新頑張ってください

9: 神代伊御 2016-05-07 23:13:55 ID: xiO9fTnO

すいません、時間差でコメントが送れていませんでした、艦これもそろそろ投稿しようと思っています

10: SS好きの名無しさん 2017-09-03 20:22:43 ID: tBFgv-U7

書いてて恥ずかしくない?

11: SS好きの名無しさん 2017-09-03 20:25:07 ID: tBFgv-U7

ふぇぇぇぇぇwwwwwマスターのえっちwwwwwwwwwww

どんな顔して書いてるの?wwww やばw


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1: SS好きの名無しさん 2017-09-03 20:23:31 ID: tBFgv-U7

見る価値は.....ないよ(笑)wwwwwwwwvvvvvvvvwwwwwwwvwwwwvvwv


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