2016-07-17 17:24:06 更新

概要

原作『Re:ゼロから始める異世界生活』
のIFになります。原作の6巻、第5章の
もしスバルが運命に負けレムと逃げたら
という話です。見る方々に感動など
届けられたらという思いで描いていきます。


前書き

初めてのSS投稿となります。
宜しくお願いします^^*


逃げたその先

「……ん?」


なにか柔らかいものを頭に感じ目が覚めた


「お目覚めですか?スバルくん」


上を向いてみるとそこには綺麗な青い髪と

髪と同じぐらい青い瞳の少女と目が合った


(そうか……俺達は)


逃げた。運命からも愛しいあの銀髪の少女

からもなにもかもから逃げた。

だが誰が責められるだろうか幾度と死を

経験し絶望を叩き込まれた彼を責めることは

できない


それが誰も知らなくても


ナツキ・スバルは運命に負けた

惨めに負けた。もう立ち上がれなくなった

目の前に立ちはだかる壁は高かった

だが彼はどうしても一人にはなりたくなかった

孤独は嫌だった。もうたくさんだった

だからいま竜車を操縦してる少女をレムを

連れて逃げてしまった。

少女レムは受け入れた。そんな彼を

弱い彼を受け入れた。なぜならば少女は

彼に恋をしていたから。彼を悲しませるのは

レムにとっては辛いから甘やかしては

いけない。そんなことは頭でわかってる

しかし彼の目を見てそんな言葉は出なかった

絶望に汚れた彼の目を見てしまったら。


「いま、どこら辺だレム」


「まだカララギには着きませんよ?

スバルくん。ルグニカを出てまだ

そんなに時間は経ってませんしね」


「そうか。なぁレム」


「どうしました?スバルくん」


「レムは後悔してないか?俺ときたこと」


スバルは怖くなった。もしかすると

レムは後悔してるのではないか?と

レムには双子の姉がいる。

姉に別れを告げれぬまま自分と一緒に

カララギへと向かっている。

本当によかったのだろうか。

怒ってるのではないだろうか。と

しかしレムの答えは意外であった。


「レムはスバルくんのレムです

それ以外の何者でもないです。

それにスバルくんを独占してる

みたいでレムは今幸せです」


そう。レムは照れ笑いをしながら言った


「そうか」


スバルはその返事を聞いたと同時に

レムの膝枕でまた眠りについた。


『もういいよナツキ・スバル』


なんでだよ。なんでわかってくれない

俺は頑張ったんだ。死んでも君のために

頑張ったんだ。なのになんでわからない

なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで


「ああああああ!!!!……夢か。クソが」


焼き付いたあの日のことを思い出し

スバルは胸が苦しくなった

だがもう関係ない。もう関係ないと

スバルは思い込むことにした。


「寝付けないんですか?スバルくん」


「……レム」


「大丈夫です。レムは寝なくても元気ですので

スバルくん先ほどは随分とうなされていましたが大丈夫ですか?」


「あぁ大丈夫だ。それよりレムそばに

いてもいいか?」


「え?え、えっとそのあのレ、レムは」


「ダメか?」


「い、いえ大丈夫ですレムは幸せすぎて

死んでしまいそうです。」


レムは顔赤くして嬉しそうにそう言った

スバルはレムの隣に座りレムの存在を

噛み締めながらまた眠りについた


このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2016-09-21 13:02:53

hiromchi23さんから
2016-07-17 18:45:47

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SS好きの名無しさんから
2016-09-21 13:06:34

hiromchi23さんから
2016-07-17 18:45:45

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: hiromchi23 2016-07-17 18:45:49 ID: L6z7iEKF

面白かったです。(^ω^)
続き待ってます( ´ ▽ ` )ノ

2: SS好きの名無しさん 2016-07-17 19:06:56 ID: ywzQL0Ph

妄想だだ漏れで嫌いじゃないけど好きじゃないよ。ふにゅにゅぅ(´・ω・`)


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