結衣｢あたしは、全部が欲しい、｣

結衣｢今も｣

結衣｢これからも｣

結衣｢あたしずるいいんだ｣

結衣｢卑怯な子なんだ｣

結衣｢あたしは…もうちゃんと決めてる｣

雪乃｢そう…｣

結衣｢もしお互いの思っていることわかっちゃったら…｣

結衣｢このままっていうのもできないと思う｣

結衣｢だから、これが最後の相談｣

結衣｢あたし達の最後の依頼は、あたし達のことだよ｣

雪乃｢！！｣

八幡｢！！｣

結衣｢ねえ、ゆきのん｣

結衣｢例の勝負の件ってまだ続いてるよね？｣

雪乃｢えぇ勝った人の言う事をなんでも聞く…｣

結衣｢ゆきのんの今抱えてる問題あたし答えわかったかもしれない｣

雪乃｢！！｣

結衣｢多分それがあたし達の答えだと思う｣

結衣｢それで、あたしが勝ったら全部もらう｣

雪乃｢｣

八幡｢(なに一つ具体的なことは、言わなかった、)｣

八幡｢(口にだしてしまえば、確定しちゃうから)｣

八幡｢(それを避けてきたのだ)｣

結衣｢ずるいかもしんないけど｣

結衣｢それしか思い浮かばないんだ…｣

結衣｢ずっとこのままでいたいなって思うの｣

結衣｢どうかな？｣

八幡｢(由比ヶ浜は多分まちがいない)｣

八幡｢(彼女だけはずっと正しい答えをみていた気がする)｣

八幡｢(それを受け入れてしまえばきっと楽だろう…)｣

八幡｢(けれど…)｣

結衣｢ゆきのん｣

結衣｢それでいい？｣

雪乃｢あ｣

八幡｢ん？｣

雪乃｢わた…しは｣

八幡｢(あぁこれは違うまちがっている)｣

雪乃｢私は！！｣

八幡｢(雪ノ下が自分の未来を誰かに、委ねるなんてまちがっている)｣

八幡｢(そんなことあってはならない)｣

雪乃｢私は！！｣

雪乃｢それでも構わない｣

八幡｢いや｣

雪乃｢？｣

八幡｢その提案には乗れない｣

八幡｢雪ノ下の問題は雪ノ下自身が解決すべきだ｣

雪乃｢あぁ｣

八幡｢(由比ヶ浜結衣は優しい女の子だ)｣

八幡｢(そう勝手に決めていた)｣

八幡｢(雪ノ下雪乃は、強い女の子だ。

そうやって理想を押し付けていた)｣

八幡｢それに、そんなのただの｣

八幡｢そんなのただの喜満だろ｣

八幡｢曖昧の答えとか、馴れ合いの関係とか｣

八幡｢そういうのは、いらない！！｣

八幡｢馬鹿なやつだと思う

そんなのないってしっているのに、突き詰めてしまったら｣

八幡｢なにも手に入らないとわかっているのに｣

八幡｢それでも、ちゃんと考えて、苦しんで、足掻いて｣

八幡｢俺は！！｣

結衣｢ヒッキーならそういうと思った｣ﾎﾟﾛ

雪乃｢私の気持ちを勝手に決めないで｣

雪乃｢それに最後じゃないわ｣

雪乃｢比企谷君貴方の依頼は、残っている｣

八幡｢｣

雪乃｢｣

八幡｢(まちがっていてもいい)｣

八幡｢(その為に問い直して問い続けるから)｣

雪乃｢あともう一つ｣

結衣、八幡｢？｣

雪乃｢私の依頼聞いてもらえるかしら｣

結衣｢うん、聞かせて｣

雪乃｢私は｣

卒業式

結衣｢ゆきのーん！！ヒッキー！！｣

雪乃｢あら、由比ヶ浜さん｣

八幡｢よお｣

結衣｢とうとうこの日がやってきたね！！｣

八幡｢あぁ｣

雪乃｢えぇ｣

卒業式終了後

結衣｢ゆきのん、ヒッキーまた今度ね｣

雪乃｢えぇ、さよなら由比ヶ浜さん｣

八幡｢おう、じゃーな由比ヶ浜｣

結衣｢ｸﾞｽｯ楽しかったよ｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

雪乃｢私もよ由比ヶ浜さん｣

八幡｢(こうして、俺達は、卒業した

高校生活最後の時由比ヶ浜と雪ノ下が放った言葉が頭からはなれない)｣

３時間前

雪乃｢比企谷君｣

結衣｢ヒッキー｣

雪乃、結衣｢好きだよ｣

八幡｢…｣

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八幡｢(もちろん告白を答えてはない)｣

八幡｢(今の関係を崩したくないから)｣

八幡｢(今も、いやこれからも俺の青春ラブコメは、間違え続ける)｣

結衣｢バイバイ｣

雪乃｢さよなら｣

八幡｢じゃーな｣

八幡｢(こうして、俺の学校生活が終わった

俺は、この先の未来に不安と、楽しみでいっぱいだろう)｣

八幡｢(色々あるだろうなーこの先)｣

やはり

俺の青春ラブコメはまちがっている

終わり