艦娘たちと過ごす行事 1月~3月
艦娘と提督が一年の行事をやっていくお話
[提督と艦娘のお正月]
提督「コタツ温かいなぁ~」
赤城「そうですねぇ・・・ あ、加賀さんみかん一つ取ってください」
加賀「どうぞ」
赤城「ありがとうございます やっぱりコタツにはみかんですね」
提督「そうだなぁ・・・ っておい!みかんがもうないぞ!? たくさんあったのに!」
提督「・・・お前ら何個食べた?」
赤城「・・・じ、十個ほど・・・」
加賀「・・・私もそれくらいです・・・」
提督「本当は?」
赤城「すいません二十個です」
加賀「すいません二十五個です」
提督「お前ら食い過ぎだろ!?」
赤城「すいません・・・止まらなくて・・・」
提督「お前らさっき間宮さんの作ってくれたおせち食い尽くしただろ!?」
赤城「だって…美味しくて・・・ ねぇ加賀さん?」
加賀「あれだけおいしい物を食べないなんて罰が当たります」
提督「だからって俺の分まで食べることなかったろ!!?」
赤城・加賀「「…」」
「「ごちそうさまでした」」
提督「うるせぇよ!!」
提督「しかしお前ら正月だからってだらけすぎじゃないか?」
赤城「提督だってコタツから出ないじゃないですか・・・」
提督「うっ・・・ 反論できん・・・」
赤城「お正月くらいゆっくりしましょうよ 深海棲艦だってこの時期くらいは休んでますよ」
提督「そんなもんなのか・・・?」
加賀「赤城さんの言う通り 少しは羽を休めるのも重要です」
提督「お前は伸ばし過ぎだ」
コンコン
提督「ん?誰だ?」
間宮「こんにちは~ もうすぐお昼ですのでお雑煮を作ったんですがいかがですか?」
赤城「はい!! いただきます!!」
加賀「気分が高揚してきました」
提督「まだ食うのかお前ら!?」
[提督と艦娘の節分]
提督「今日は節分だ」
プリンツ「おぉ!今日が噂に聞くセッツ・ブーンなんですね?」
提督「なんとなく違う気がするが・・・まぁそうだ プリンツは節分は初めてか?」
プリンツ「はい!」
提督「じゃあ簡単に説明しよう 節分っていうのは鬼を豆で退治して福を呼び寄せる行事だ」
プリンツ「おに? おにはいないよ?」
提督「鬼は本当にはいないからな。 節分では誰かが鬼に扮してやってくるからそいつに豆を投げるんだ」
プリンツ「わかった! で、、おには誰なの?」
提督「今年の鬼役はたしか・・・」
長門「がおー!食べちゃうぞー!」
雷「きゃー! 鬼は外!鬼は外!」ペチペチ
電「鬼は外に行くのです!」ペチペチ
キャッキャ キャッキャ
提督「今年は長門か・・・ なんか楽しそうにやってるな・・・」
プリンツ「じゃあこの豆を長門に投げればいいの?」
提督「そうだな けどあんまり強く投げるなよ? そこそこ痛いから」
プリンツ「わかった!」
プリンツ「くらえー!」
長門「ふ・・・効かぬわ!!」
プリンツ「そ、そんな・・・」
クイクイ
プリンツ「ん?」
卯月「プリンツちゃん 長門を倒すいい考えがあるぴょん」
プリンツ「え!本当!?」
卯月「うーちゃんに任せるぴょん!!」
・・・・・
卯月「鬼さん!こっちだぴょん!!」
長門「がおー!」
卯月「今ぴょん!後ろから豆を投げるんだぴょん!!」
プリンツ「わかった!! ファイヤー!!」
ベチベチ
長門「うっ・・・くぅなかなかやるな・・・ だが! ビックセブンを甘く見るなよ!!」
卯月「なっ!!?」
プリンツ「え!!?」
ガシッガシッ
長門「捕まえたぞ! プリンツ!うーちゃん!」
卯月「ぴょ~~~~~ん!!!・・・」
プリンツ「あ~~~~~~~~!!!!・・・」
提督「・・・」
提督「まぁ楽しそうだからいいか」
[提督と艦娘のお花見]
提督「おぉ~ 桜が満開だな」
金剛「Hey!テートク!こっちデース!!」
提督「今行くよ」
榛名「提督 こちらにお座りください」
提督「すまないな 榛名」
榛名「いえいえ それより提督? 何かお飲みになられますか?」
提督「そうだな・・・ じゃあビールもらえるかな?」
榛名「わかりました」
提督「金剛は紅茶か?」
金剛「Yes! 桜を見ながらのTea timeも最高デース!」
比叡「遅くなりました~」
霧島「すいません 思ったより荷物が多かったもので・・・」
金剛「問題ナイデース! では、みんな揃ったですしお花見をハジメマース!!」
霧島「全員飲物行きましたか?」
金剛「では!乾杯シマショウ! かんぱーーい!!!」
「「「「かんぱーーい!!!!」」」」
霧島「はい これは間宮さんが作ってくれたお弁当です」
比叡「こっちは鳳翔さんが作ってくれたお弁当です!」
提督「どっちもおいしそうだなぁ」
榛名「提督 何をお食べになりますか?」
提督「そうだなぁ・・・ じゃあお煮しめと卵焼きをくれるか?」
榛名「かしこまりました!」
金剛「みんなー 食べるのも良いデスが桜も見ないとNoデース」
提督「そうだな しかし、おいしいごはんを食べながら
綺麗な桜を見るっていうのはやっぱいいものだな」
霧島「そうですね なんというか、風流ですね」
比叡「この煮物おいしー!」
金剛「比叡は花より団子デスネー」
比叡「そ、そんなことはありませんお姉さま! 比叡は花も見ています!」
提督「ところで、なんで今日は花見をすることになったんだ?」
榛名「それが、金剛お姉さまはイギリス出身なので桜を見たことがなかったんです」
霧島「そこで金剛お姉さまに桜を実際に見て満喫してもらおうと思ったからお花見を開いたんです」
提督「そういう事か・・・」
提督「ん? もうお弁当なくなったのか」
金剛「比叡がよく食べましたカラねー」
比叡「そ、そんなに食べてないですよお姉さまー! ・・・多分」
霧島「じゃあご飯も食べ終わりましたし、そろそろ戻りましょうか」
提督「そうだな 金剛、桜は満喫できたか?」
金剛「ハイ!! とてもgoodでした!」
提督「ならよかった じゃあもうそろそろ・・・」
比叡「みんなちょっとまって!」
榛名「どうしたんですか?」
比叡「実は今日、私デザート作ってきたんだー」
「「「「え・・・」」」」
比叡「いつもはカレーだけど、たまには別のものも作ってみようかと思って・・・」
比叡「私!!気合!!入れて!!作ったから、食べてみて!!」
提督「は、はは・・・ た、楽しみだなー・・」
金剛「と、とっても楽しみデース・・・」
榛名「ハイ・・・ 榛名は大丈夫です・・・」
霧島「ど、どんなデザートなんでしょうか・・・」
比叡「はい!じゃあ提督!! ご試食お願いします!!」
提督「え・・・俺か・・・?」
比叡「はい!一番最初に食べてほしくて・・・ ダメでしょうか・・・?」
提督「う・・・ はぁわかった食べるよ・・・」
金剛「テートク・・・ 大丈夫なんデスか?」
提督「比叡のあんな捨て犬みたいな目で見られたら断れないだろう・・・」
榛名「無理はなさらないでくださいね・・・」
霧島「ご武運を・・・」
提督「じゃあいただきます・・・」
パクッ
提督「・・・」
金剛「テートク?大丈夫ですか?」
榛名「あの・・・ 提督?」
霧島「?・・・ は!!これは!!」
金剛「ドーシタですか!!?」
提督「」
霧島「食べたまま気を失っています・・・」
金剛「テ、テ――――――――トクゥ―――――!!!」
このあと提督は熱で三日三晩うなされたそうです。
オチが明確で面白いです。これからも頑張って下さい!