2017-09-07 04:05:01 更新

概要

ss投稿は初めてですがよろしくお願いします。それと少しずつ書いていきたいと思っています


提督「………よし、今日はこのぐらいで切り上げるか」


矢矧「お疲れ様提督。今日も頑張ったわね」


提督「矢矧がいてくれるから毎日助かるよ」


矢矧「そ、そうかしら?」


提督「もちろん!明日もよろしくね」


矢矧「ふふっ…それじゃあ私は部屋に戻るわね。おやすみ、提督」


提督「おやすみなさい、矢矧」


ガチャッ  

「アガノネェドウシタノ?」

「チョットテイトクサンニヨウジガアルノ」


コンコンッ


提督「どうぞー」


阿賀野「てーいとーくさんっ!今大丈夫?」


提督「大丈夫だよ。どうしたの?」


阿賀野「阿賀野!単刀直入に言います!」


阿賀野「……いつになったら矢矧に指輪渡すの?」


提督「指輪?なんの?」


阿賀野「とぼけてもみんな知ってるのよ?ケッコンカッコカリのこと」


提督「あーあれか…なんか名前のせいでイマイチ好きになれないんだよね…」


提督「ほら、好きでもない人からケッコンカッコカリの指輪なんて渡されても…」


阿賀野「今この鎮守府で練度99は誰?」


提督「矢矧一人だね」


阿賀野「なら渡せるじゃない!それに練度が高いってことはそれほど提督さんのことを想っているのよ?」


提督「そうなのかな…阿賀野、今練度どのくらい?」


阿賀野「阿賀野の練度は94よ?」


提督「じゃあ僕のこと好き?」


阿賀野「男の人として大好きよ」


提督「…………」


提督「今のくらっときた」


阿賀野「矢矧はもっともーっと提督さんのことが好きなの」


提督「いやそれでも好きってのは上官としてじゃないかな」


阿賀野「そんなことないわよ!胸に手を当てて考えてみて」


提督「矢矧は僕のことが好き………」


提督「そうかな………」















提督「そうかな?」


阿賀野「あーもうっ!」バンッ  


提督「おうっ!?」


阿賀野「提督さんは矢矧のこと好きじゃないの?」


提督「そりゃあ大好きさ。でもそれは部下として…」


阿賀野「部下じゃなくて異性として、よ」


提督「確かに矢矧は掃除洗濯家事全般得意だし僕がミスしても的確なアドバイスくれるしたまに見せる強気な性格がまた良いし毎日秘書を自分からやってくれるし…」


提督「…あれ?もしかして…」


提督「僕、矢矧のことが好きじゃない!?」


阿賀野「やっと気付いたのね!」ガッツポ-ズ


提督「で、でもなあ」


阿賀野「明日あの子にデートのお誘いしてみたら?それで気持ちがわかるかも!」


提督「うーん…わかった。じゃあ遊びに誘ってみるよ」


阿賀野「そうしてみて!それじゃあ阿賀野!もう寝ま〜す……おやすみなさ〜い…」


提督「もうこんな時間か、おやすみ阿賀野」


ガチャ    


提督「でも遊ぶって言っても鎮守府のこともあるしなぁ…まあ1日ぐらい羽を広げてもいいかな…」


ーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー



翌日




矢矧「おはよう提督!今日も1日よろしくお願いするわ」


提督「こちらこそよろしくね」


矢矧「それじゃあ早速この書類は私がやるわね」


提督「頼むよ」


カリカリカリ  


カリカリカリ


カリカリカリカリ....


提督「(ま、まずい…異性を遊びに誘ったことなんて一回もなかった…!)」


提督「(なんて言って誘えばいいんだろう………なんか恥ずかしいな…)」


提督「……あーゴホン、ねえ矢矧」


矢矧「どうしたの?」


提督「あーそのー…最近この鎮守府の近海は安全になってきてるじゃない?」


矢矧「そうね…みんなの頑張りがあったからこそね。でも全て提督のおかげよ」


提督「そんなことはないよ!僕はただみんなの無事を祈るだけしかできないし」


矢矧「そんなことないわ。これまで誰一人として欠けることなかったのは提督の力あったからよ。みんな感謝してるわ」



提督「そ、そうかい?照れるな…」


提督「あ、それでさ…ここ数ヶ月は大規模な作戦もないからさ…」


提督「そのーなんだろう…明日一緒に出かけない?映画でも見たりショッピンしたり…」


矢矧「わ、私と!?て、提督が!?」


提督「そうだよ」


矢矧「あっ…あっ…あのっ………」


矢矧「(落ち着くのよ私!)」


矢矧「そ、そうねっ?た、たまには、いいいいい良いんじゃないかしらっ?」


矢矧「あっ!部屋に忘れ物したから!ちょ、ちょっと待ってて!」


提督「うん」 


ガチャ バタンッ


提督「…………」


提督「本当にこれで大丈夫なの…?」












矢矧「阿賀野姉えええええええ!」

バンッ!!!  


阿賀野能代酒匂「「「!?!?」」」


能代「どうしたの矢矧!?」


酒匂「ぴゃあ…びっくりしたあ…」


矢矧「あ、阿賀野姉ぇ…」


阿賀野「な、なに?!阿賀野はつまみ食いなんてしてないわよ!」


矢矧「またつまみ食いしたのね…ってそんなことじゃなくて!」


矢矧「て、提督にで、で、デートに誘われたのよ!!」


能代「本当に!?よかったわね!」


酒匂「矢矧ちゃん司令と遊びに行くなんていいなあーぶー」


阿賀野「やったじゃない!それでどうしたの?」


矢矧「そ、それで…明日どんな服着ていけばいいのかわからなくって…」


酒匂「矢矧ちゃん可愛いってよりかっこいいって感じの服だよね」


能代「ふむふむ…それで阿賀野姉ぇに相談を?」


矢矧「そういうこと…」


阿賀野「はいっ!阿賀野はありのままの矢矧で攻めた方がいいと思うの!」


能代「変に着飾るよりはいいよね」


矢矧「うぅ、大丈夫かしら…おしゃれしてないって幻滅されたり……」


阿賀野「でも提督はそんな人じゃないって矢矧が一番知ってるでしょ?」


矢矧「阿賀野姉ぇ…」


矢矧「そうね…そうよね!こんなことでうじうじしてても仕方ないわ!」


阿賀野「その勢いよ!」


能代「輝いてる!」


酒匂「ぴゃあ!矢矧ちゃんイキイキしてるよ!」


矢矧 「それじゃあ私は執務室に戻るわね」


阿能酒「「「頑張って!!!」」」







ガチャ

矢矧「待たせたわね提督」


提督「大丈夫さ」


矢矧「それで明日のことだけど、何時に出るの?」


提督「そうだね…ちょっと早めの11時ぐらいに出ようかな」


矢矧「わかったわ…ふふっ」


提督「(矢矧が心なしかニコニコしてるような…)」


矢矧「(提督、いつもより笑顔ね…)」




提督・矢矧「「(明日が楽しみだな…)」」



ーーーーーー

翌日




提督「だぁー!!!服のこととか考えてなかった!!」


提督「どうしようどうしよう…THE・平凡な服装だ…」


提督「ぐぅ…矢矧にそんなダサい服の人と一緒に歩くのは嫌よ!とか言われたらどうしよう…」


提督「困ったなぁ…腹くくるしかないかな…」


コンコンッ


提督「はい…どうぞ…」


鳳翔「失礼します提督…あら!とてもよくお似合いですね」


提督「そ、そうですか?…少し自信が湧きました」


提督「あっ、それで何かありましたか?」


鳳翔「今日は外出なさるんですよね?」


提督「はい、帰りは遅くなると思います」


鳳翔「よろしければ執務室の方を掃除しておこうかと思いまして」


提督「す、すいません!何から何までお世話になってしまって」


鳳翔「私がやりたくてやってるので」ニコッ


提督「それじゃあお願いします鳳翔さん」


鳳翔「はいっ」







提督「今は…11時前だよな……正門で待ち合わせだけど…もう矢矧はいるかな」



矢矧「………」ソワソワ


矢矧「……………」ソワソワソワ


提督「おーい!矢矧!」


矢矧「あ、提督!」


提督「ごめんね、待たせちゃったかな?」


矢矧「いまさっききたから大丈夫よ」


矢矧「(本当は緊張して1時間前から居たなんて言えないわ…)」


…………


提督矢矧「「あのっ」」


提督「あっ…」


矢矧「あっ…」


矢矧「……提督からどうぞ」


提督「その…なんだ…服、とても似合ってるよ」


提督「(考えたら長いこと一緒にいるのに矢矧の私服とか見たことなかったな…)」


矢矧「ふふっ…提督も素敵よ」


矢矧「(初めて見る提督の姿…新鮮ね…)」


提督「お互い考えることは一緒みたいだね」クスッ 


矢矧「そうね」クスッ


提督「さて、ちょうどいい時間だし行くとしようか」


矢矧「ええ!」



タッタッタッタッ


島風「ていとくー!ていとくーー!!」


提督「おー島風か。今日も元気一杯だね」


島風「えへへっ…ってそんなことより!」


島風「鳳翔さんが急いで提督にこの紙を渡してって…」


提督「なになに…」ペラッ


提督「……………」


矢矧「何が書いてあったの?」


提督「……うむっ、緊急連絡だ。」


提督「この海域に仕留め損ねた深海棲艦が逃げ込んだらしい」


矢矧「……」


提督「速やかにこれを排除してくれ、と」


矢矧「……」


提督「矢矧」


矢矧「はい」


提督「第一艦隊旗艦として出撃せよ」


矢矧「わかったわ」


島風「でも矢矧さんと提督は今から…」


提督「……ごめん」


矢矧「提督が謝る必要なんてないわ、これが私達の定めなんだから…」


提督「敵は手負いの獣だろうけど、だからこそ油断しないでね」


提督「僕も急いで執務室に行かないと」





ーー緊急連絡、緊急連絡。当海域において敵残党が逃げ込んだ。名前を呼ばれたものは至急執務室にーーー





矢矧「金剛、瑞鶴、阿武隈、朝潮、矢矧含め以下5名準備完了よ」


提督「君たちの力ならなんら問題はないが…全員無事に帰ってきてくれるのを願っている」


金剛「提督は心配性ネ。大丈夫!私たちに任せるネー!」


瑞鶴「提督さん、帰ったらさ」


提督「はいはい、間宮さんだろ。わかってるよ」


瑞鶴「やりい!」


提督「阿武隈も頑張ってね」ワシャワシャ  


阿武隈「んもう!出撃前に髪さわんないでよー!」


提督「ははは!かわいいやつめ!それ、朝潮も」ワシャワシャ 


親潮「んっ…ふぅ……」


提督「よし、おわりと」


親潮「司令官…帰ったら…」


提督「何度だって撫でてあげるさ」


親潮「はいっ!」


矢矧「さてと、行ってくるわね」


提督「うん…本当に気をつけて…」


提督「(毎回毎回僕は……彼女たちの帰りを待つしかないなんて……)」




数時間後 ー目的地ー


朝潮「この海域ですよね?」


金剛「そうですネ。この周辺だと思いマス」


矢矧「瑞鶴、索敵の方はどうかしら」


瑞鶴「今ちょうど戻ってきたわ。えーっと……」


瑞鶴「………!」


瑞鶴「み、みんな!2時の方向から急速接近してるみたい!敵はもうこっちに気付いてる!」


金剛「フフーン!腕がなるネー!」


阿武隈「改二の実力、見せてやるんだから!」


矢矧「よし!みんないくわよ!」


ーーーーーーーー


執務室


鳳翔「提督、お茶をお持ちしました」コトッ


提督「ありがとう鳳翔さん…」


鳳翔「………」


提督「………」ズズッ…


鳳翔「……」


提督「……」


提督「鳳翔さん。僕ね、あの子達を見送るたびに毎回思うんですよ」


鳳翔「?」


提督「なんで僕みたいな男じゃなくて女の子を戦場に立たせるのかって」


提督「戦場に出るのは男の役目、敵に対抗できる力が僕にもあれば…」


鳳翔「提督…」


提督「いや…こんなこと、戦ってくれてる彼女達に失礼ですよね…すいません、鳳翔さん」


鳳翔「いえ…ですが提督、これだけは覚えておいてください」


鳳翔「私達艦娘は提督さんやこの鎮守府があるからこそ命を張って出撃できるんですよ。少なくとも、この鎮守府にいる子全員そう思っています。勿論、私も…」


鳳翔「なので提督は提督にしかできないことを一生懸命やり遂げてください。前線に出るのは私達の役目ですから。」


提督「………」


提督「そうですよね…こんなこと言っても始まらない。僕には僕の役目がありますもんね。ありがとうございます鳳翔さん。少し楽になりました」


鳳翔「いえっ!私は何も…不躾がましいこと失礼しました」


提督「ふふっ……あ、お茶が空になってしまった。すいません鳳翔さん、もう一杯お願いします」


鳳翔「かしこまりました」


提督「(…………)」



ーーーー

ーーー

ーー



金剛「Fireー!!」ドォンッ!


深海棲艦「---!!」


朝潮「はあ…はあ…」


矢矧「……これで最後ね」


瑞鶴「はぁ…終わったぁ……」


阿武隈「もうくたくたです…」


金剛「ちょっと苦戦しましたケド、みんな無事で良かったデース!」


矢矧「さ、早いとこ帰りましょうか」





深海戦艦「ギギギ......」ガシャ



阿武隈「?」


阿武隈「ー!矢矧さん!!危なっ…」


矢矧「えっ?」

ズズゥーーーン!!






金剛「Shit!!矢矧!矢矧!返事するネ!」


朝潮「そ、そんなっ…そんなっ…」


瑞鶴「矢矧!!矢矧!!」





矢矧「………」


矢矧「っ……」


矢矧「ゴホッ…こんなので…私は倒れないわ……」


矢矧「あの人に…まだ伝えてないこともあるのよ……」



矢矧「私は…私は…」


矢矧「私は沈まないわ!!」ドゥン!!!




深海戦艦「…グ……ギ…」



………………


金剛「…今度こそ倒したネ」


朝潮「良かったぁ…良かったです…」グスッ  


阿武隈「本当によかったぁ…」


瑞鶴「もう、ヒヤヒヤしたわよ…」


矢矧「…申し訳ないわ、私の不注意で…」


金剛「そんなの気にしないでいいから、私の背中に乗ってくだサイ!そんなボロボロだといつ沈んでもおかしくないネ!」


瑞鶴「そうね、急いで鎮守府に戻りましょう」


矢矧「ありがとう…」


瑞鶴「それにしても矢矧…」


矢矧「えっ?」


瑞鶴「あの人ってもしかして提督さん?」


矢矧「えっ……?」


あの人に…まだ伝えてないこともあるのよ……


矢矧「えーっ!いや違うわ!違うわよ!?」


金剛「暴れないでくだサイ!それにみんな矢矧が提督のこと愛してるって知ってるネー!」


矢矧「なっ!」カァァァ


朝潮「司令官と一緒にいる矢矧さん、とても幸せそうな顔してます!」


矢矧「もうやめて!」マッカ  


阿武隈「それにーー」


ギャ-ギャ-ワ-ワ-

 











阿賀野「矢矧っ!!矢矧!!」ギュッ


能代「矢矧大丈夫!?」


酒匂「矢矧ちゃーん!!うわぁぁーーん!!」


矢矧「阿賀野姉ぇ抱きしめられると痛いわ…あと大丈夫よ能代姉。ほら酒匂も、泣き止んで、ね?」


提督「や、矢矧……」


矢矧「提督…」


提督「妖精さん、すぐに医務室に…」


妖精「ピッ!」


矢矧「ごめんなさい提督…油断、しちゃったわ…」


提督「いい…いいんだ……矢矧が無事で本当によかった…よかったよ…」


矢矧「(あぁ……提督の顔が見れて幸せなんて……やっぱり私……)」




(この人を好きでよかった……)



ーーーーー

コンコン

 

矢矧「どうぞ」


提督「やあ。身体の具合はどうだい?」


矢矧「問題ないわ。妖精さんの適切な処置があったから数日もしないうちに良くなるって」


提督「そうか…それは何よりだ。そうだ!今僕に何かしてほしいことはあるかい?飲み物とか買ってくるよ」


矢矧「そうね…………じゃあこのリンゴ、剥いてちょうだい」


提督「り、リンゴを?ま、任せて!えーっと…こう…やるんだよね」


矢矧「それだと指が危ないわ」


提督「じゃあ…こう……かな?」


矢矧「もうっ、しょうがないわね…… リンゴはいいわ」クスクス


提督「ごめん…こんな男で…」


矢矧「仕方ないわね。それじゃあ今度は私が寝れるまで、手を握ってくれるかしら?」


提督「……お安い御用さ」



矢矧「……提督の手、温かいのね」


提督「そう?」


矢矧「ええ…とっても」


矢矧「………」


提督「………」


矢矧「………」


提督「どう?寝れそうかい?」


矢矧「……スゥ…スゥ…」


提督「………」


提督「(もう少し、このまま…)」




ー数日後ー


提督「(今日は矢矧が退院できる日)」


提督「(やはり僕は気づかないうちに矢矧に惚れていたのだろう)」


提督「(上官と部下、それを言い訳にしてただけなのかもしれない)」


提督「でも矢矧は本当に僕のことを異性として好きなのかが心配だよ!」


阿賀野「阿賀野に言われても…でも秘書艦に戻れる今日この日に指輪渡しましょっ!」」


提督「ぐぬぬ…こうなったら当たって砕けろ、かな」


阿賀野「提督さん、ファイトっ!それじゃあそろそろあの子も来ると思うから阿賀野、部屋に戻ってるわね」


提督「わかった。秘書艦ありがとう、阿賀野」


ガチャ バタンッ


提督「あー緊張するなぁ」

  





コンコン


提督「開いてるよ」


矢矧「矢矧、ただいま復帰しました」バッ


提督「うん、退院おめでとう。さ、座って」


矢矧「……」


提督「そうだね…何から話そう」






矢矧「少しいいかしら」


提督「ん?どうしたの?」


矢矧「私、提督に言いたいことがあるの。後悔しないうちに、言っておきたいことが」


提督「………」


矢矧「提督は…優しすぎる時もあるけど、第一にみんなのことを考えていて」


矢矧「私たちを兵器としてじゃなく一人の人間として接してくれて…」


矢矧「そんな提督と日々を過ごしていくうちに、ずっと一緒にいたい…なんて思っちゃって」


矢矧「それでも上官と部下。自分の本心を押し殺しながらも毎日が幸せだった」


矢矧「でもやっぱりこの気持ちは…この気持ちだけは伝えなきゃって」


矢矧「この前の作戦でそう思ったの」


提督「………」


矢矧「言わないまま後悔するより、言って後悔したいから」

 



矢矧「提督、私はあなたのことがーーー」


提督「待って」


矢矧「…そう、そうよね。ごめんなさい。私と提督は部下と上官です、ものね…」


提督「えっと…僕からもいいかな」


矢矧「えっ?」


提督「僕はさ、ドジで失敗したことが何度もあるけど、その度に矢矧は丁寧に教えてくれた。フォローしてくれた」


提督「おかげで最近は滅多に失敗することがなくなった。それに…矢矧と長く生活することになってから」


提督「知らないうちに矢矧への想いを封じていたのかもしれない」


提督「この子は部下。上官として僕のことを好きでいてくれてるって」


矢矧「…………」


提督「この鎮守府の子みんな大好きだけど…でも、この人だけは大好きだけで片付けちゃいけないって気づいたんだ」


提督「その、なんだろう…いまものすごく恥ずかしいけど……」


提督「その………」





提督「矢矧、君のことを愛しています。これからもずっと、僕の隣にいてほしい」


矢矧「……わ、私…っ、…グスッ、はいっ。お受けします…」


提督「今はカッコカリの指輪だけど、今度本当の指輪を買おう」


矢矧「それじゃあ…」


矢矧「今度一緒に出かけましょ?映画でも見たりショッピンしたり…」


矢矧「ねっ?あなた?」


ー終わりー


後書き

初ssでしたがやはり難しいと実感させられました。また何か書かれるよう練習したいです。

矢矧、愛してるぜベイビー!(タクティクス)


このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2023-08-29 15:19:46

テンロータさんから
2018-05-22 23:03:19

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2018-01-06 19:22:25

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2017-08-29 00:51:44

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このSSへのコメント

4件コメントされています

1: 誰だお前 レフト4番 2017-08-29 00:53:33 ID: Nq2Dy5yg

矢矧のSSとか最高じゃないですかやだー
こういうお話書けるの羨ましいです…w
期待してます!頑張って下さい!

2: SS好きの名無しさん 2017-08-29 03:12:30 ID: av4Mk-86

二人とも初々しいのおw
いやあ可愛いものですなあw

3: SS好きの名無しさん 2017-08-29 10:45:20 ID: HvX2zIIW

矢矧嫁のワイ提督、矢矧SSに咽び泣きそうだ

4: SS好きの名無しさん 2017-09-06 12:38:16 ID: R6PWwoSW

素晴らしいと言わざるを得ない。
王道を行く物語でした。


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