2017-11-30 12:55:10 更新

前書き

はい、ドラクエパロです
こんなん読んでくれてありがと



ここは人里離れた小さな村…

その地下室で私、高坂穂乃果は師である園田海未ちゃんから剣の稽古を受けています!


シュッ キンッ キンッ シュッ バシッ バシッ


バタッ


っとと、ちょっと油断しちゃった


海未「どうしました? 穂乃果。」


海未「もう降参ですか?」


穂乃果「ううん、まだまだだよ」 スクッ


最近村の周りの魔物が活発になってるらしいの。私もこの村を守るために稽古を受けてるんだ


海未「なかなか頑張りますね」


海未「ですが、今日はこのくらいにしておきましょう」


海未「私の役目はあなたを一人前に育てることですが焦っても仕方ありません」




海未「さて、戻るとしましょう」


海未「穂乃果も家でゆっくり休んでください」


そう言われて私は家に帰るために地下室を出たんだけど…


_______________


??「勇者さま、勇者さま」


穂乃果「?」


??「勇者さま、勇者さま…」


穂乃果「??」


勇者さまって私のことかな

どこから声がきこえてるのかもわからないけど、私が勇者さまだったらこの村を、みんなを守ることが出来るかなぁ…えへへ

よしっ!なんかやる気出てきた明日からお稽古もっとがんばろ!!


??「勇者さま どうか たすけて …」


ザバッ


穂乃果「え!?」クルッ


か、カエル…?この子が私を呼んでたの?

………喋るカエル??


カエル?「あ!驚かないで…」


カエル?「わたしはカエルではありません」


カエル?「あ!今どう見てもカエルだって思いましたね?」


穂乃果「え、うん…はい」


だってカエルじゃん!!


カエル?「あなたは正直な人ですね」


カエル?「その正直さをみこんでお願いがあります」


カエル?「もう察しているとは思いますが、実はわたしはある国の姫でした」


カエル?「しかし悪い魔法使いにのろいをかけられこのような姿にされてしまったのです」


カエル?「まあなってしまったのは仕方がないし、カエルも思ったほど悪くはありません」


え?え?お姫様?魔法使い?のろい?ちょっと待って、頭が追いつかない


カエル?「そんなわけで毎日のんきに暮らしていたのですが…」


カエル?「困ったことがあります…それは…」


カエル?「それは……」


カエル?「………………」


カエル?「あ!いけない誰か来るわ!」


……えーと、カエルのお姫様が困っていて私に助けを求めてる。そして誰もいないのに誰か来たと言って地下室へ逃げて行った。

うん、よくわからないけど追いかけよう


_______________


カエルを追って地下室に戻ってきたんだけど、おかしいな


カエルの代わりにことりちゃんがいる…


ことり「あ!穂乃果ちゃん!剣のお稽古終わったの?」


穂乃果「う、うん!」


あ!ことりちゃんっていうのはね、南ことりちゃん、穂乃果の幼なじみでちっちゃいころからずっと一緒の親友なんだ!


穂乃果「あの、ことりちゃん?」


ことり「ん?どうしたの?」


穂乃果「カエル、見なかった?」


ことり「え?カエル?なんのことだろう…」


ことり「ことりはずっとここにいたけどカエルなんて見な…」


ことり「見、見なか…」


ことり「くすくす、あははははは!」


ことり「もう、だめ!!」


ことり「穂乃果ちゃんが見たのはこのカエルでしょ?」


ことりはモシャスをとなえた!!


なんとことりの姿がカエルに変わった!!


ことり「のんきに暮らしていたのですが困ったことがあります。それは…」


ことり「それは……」


ことり「って ごめんなさい」


ことり「実はその先のセリフが思い浮かばなかったの」


ことり「もう少しちゃんと先の話まで考えてからやれば良かったんだけど穂乃果ちゃんにはやく見せたくて、えへへ」


ことり「びっくりした?」


ことり「他にもいろんなものに姿を変えられるんだよ!」


ことりはモシャスをとなえた!!


なんとことりの姿がアルパカに変わった!!


ことり「じゃあことり行くね」



ことり「あ!そうそう!穂乃果ちゃんのお母さんが呼んでたよ、もう夕食だって」


ことり「じゃあ穂乃果ちゃんまた明日ね!」


…………………………ハッ!!

穂乃果、口開けてポカーンてしてたよ!!

カエルのお姫様がことりちゃんだったなんてびっくりしちゃって…まさかことりちゃんがモシャスを覚えてたなんてねえ、穂乃果も負けていられないね!!

明日頑張るために今日はもう帰らなくちゃ


_______________


穂乃果「ただいまー」


真姫「あら、帰ったのね 穂乃果」


真姫「今日も1日ごくろうさん」


真姫「じゃあ穂乃果も帰ったことだし…にこちゃん、ご飯まだー?」


真姫「お腹ペコペコよ」


にこ「まったく、真姫ちゃんたら…」


にこ「はいはい。今運びますよ」


にこ「穂乃果、あんたも席に着きなさい」


真姫「あら、これ美味しいわね」 モグモグ


真姫「そういえば、穂乃果」


真姫「あなたはまだ小さいからこの村しか知らないだろうけど」


真姫「外の世界はとても広いのよ」


真姫「そしていろんな人たちが暮らしてる」


真姫「穂乃果もそのうち大きくなってこの村を離れる時が来るかもしれないわね」


真姫「その時はどんな人達と出会うのかしら」


にこ「真姫ちゃんたら何を言うのかと思ったら!」


にこ「食事中に寂しくなるような話はやめて」


にこ「穂乃果はずっと私たちと一緒に暮らすのよ」


にこ「たとえ どんなことがあってもね!」


真姫「そうね、私としたことが…」 フフフ


_______________


穂乃果「物語はここから始まるらしいよ!!」


_______________


後書き

続きます、多分


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