日本であって日本ではない戦国時代へ
一人暮らしをしている湯月 明雅
そんなある日部屋を片付けていたら
妙な勾玉『榛名』を見つけ卑弥呼と出会う
そのきっかけである戦国乙女達との幕が開く
駄文グダグダが多いかもしれません
???「ふぅ…久しぶりの休みだし部屋でも片付けるか」
俺は湯月 明雅 只の端くれの職人だ
と言っても、まだ右も左も分からない入りたての新人だがな…だが調理師の資格を持っているから飲食店とかに勤めようと思ったけど何だか自分には合わないと思って諦めてしまったがな
ガサゴソガサゴソ
明雅「ん?俺の家にこんな勾玉あったかなぁ…(気の所為なら良いんだが最近買ったゲームで出てきた勾玉にそっくりなんだが…違うよな)とりあえず綺麗に拭いておくか」キラ
数分後
明雅「取り敢えずあらかた片付いたかな」
明雅「ん〜やっぱりこの勾玉似てるよな…蒼い色…榛名だったかな、確か」 キュイーーン
明雅「うわ!な、なんだ!」
???『…』
明雅「…ゆ、夢じゃないんだよな…あ、貴女様はも、もしかして、ひ、卑弥呼…様?」
卑弥呼『良くこの私の事を御存知ですね、私は卑弥呼』
明雅「じゃ、じゃああの勾玉は」
卑弥呼『貴方がお察しの通り…榛名です』
明雅「で、でも何で俺の家に榛名が、そ、それに」
卑弥呼『貴方が言いたい事は全て分かります、それと私からのお願いを聞いてほしいのです』
明雅「お、お願い?よ、良してくれ、俺みたいな平凡に」
卑弥呼『ですがこれも何かの縁、私からのお願いを…聞いてくれませんか?湯月 明雅様』
明雅「…分かりました、俺で出来る事なら何でも言って下さい、その代わり少しだけ俺に」
卑弥呼『分かりました、貴方が思っている事を全て叶えてあげます…ですがこれからの運命は貴方にかかっております』
明雅「…」
卑弥呼『全ての負を消し新たなる泰平の世を築き上げで下さい』
明雅「分かりました…もし、築けなくても俺は運命を抗えてでもやってみせる」
卑弥呼『…準備は宜しいですか?』
明雅「大丈夫だ、まだ把握できていない部分もあるが、それは自分で見つけだしてみせる」
卑弥呼『では、目を瞑ってください、あなたが思っている場所へと』
明雅「…」
目を瞑る
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明雅「…ん、ここは」
ガヤガヤ
隠れながら巨木に身を隠しながら覗き見する
???「そこのお前!」
明雅「…俺のことか」
???「お前以外誰が居るんだよ!お前、誰かの手先か!手先なら問答無用だ!」
明雅「…これを見てもか?」
???「そ、それは!?何でお前が持ってるんだよ!」
明雅「まずはそうだな、俺は湯月 明雅、ある使命を果たす為にこの世界に飛ばされたんだ」
???「飛ばされた?何言ってるか分からないんだが」
明雅「簡単に言えば卑弥呼様からのお願いだ」
???「何だって!?ひ、卑弥呼様に会ったのか!?」
明雅「少しの間だけだがな、その前に君の名を教えてくれないか?」
トシイエ「オイラは前田トシイエ!宜しくな!」
明雅「前田トシイエ…てことは、お館様が第六天魔王の」
トシイエ「知ってるのなら早い!じゃあ早速お館様に話を」
明雅「話をして信じてくれるのなら良いが、可能性は低いぞ」
トシイエ「会って話をしてみなきゃ分からんねぇだろ?早く早く!」
明雅「お、おい、手を引っ張るなよ」
暫くして
ノブナガ「イヌ、何か良いものでも見つけたのか?」
トシイエ「良いものなのかオイラには分からないけど、卑弥呼様からのお願いでこの尾張に来たみたいです」
ノブナガ「ほぉ?そ奴は何処に」
トシイエ「今お呼びします!おい明雅〜!」
明雅「失礼します…」
ノブナガ「お主、名を名乗れ」
明雅「湯月明雅、卑弥呼様の導きでこの国に参った只の一般人です」
ノブナガ「ふむ、なら少し運動でもしようかの〜お主も準備せい」
明雅「腕試しということですね、分かりました…なんなら本気でも構いませんよ?第六天魔王」
ノブナガ「自信満々じゃな〜お主、じゃが…ワシを本気にさせた事、後悔するてないぞ」
明雅「後悔なんざしていない…それに、この世界にきてまだ自分の力も確かめてもいない…だからノブナガ様も本気でかかってきてほしいんだ」
ノブナガ「…良かろう、じゃが、どうなっても知らぬぞ…そうじゃの〜一発勝負と行こうか」
トシイエ「お、お館様!そ、それは流石にまずいですよ!」
ノブナガ「ふん、イヌ、お主にはまだ分からぬが…彼奴はかなりの強者かもしれんぞ」
トシイエ「え!?オイラにはそう見えないのですが…」
ノブナガ「イヌもまだまだじゃの〜じゃが…何時か分かる時がくるじゃろう」
トシイエ「はい!所でヒデヨシは何処に行かれたのですか?」
ノブナガ「今頃飯を食うておるじゃろう、行けば分かる」
トシイエ「分かりました!では今すぐ呼んできます!!」 ドタドタドタ
ノブナガ「さあて行くとしようかの、明雅と言ったな、ワシについてこい」
明雅「分かりました」
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ノブナガ「そう思えばお主…素手でワシとするつもりか?」
明雅「素手ならとっくに俺は負けていますよ、俺はこの槍で貴女と腕試しするつもりだ」
槍を手にして構える
ノブナガ「ケンシンみたいな奴じゃなお主、じゃが…その槍でワシと…!?」
明雅「これは只の槍じゃない、月十文字槍と言ってな、南蛮物でも無い品物だ…それに一発勝負なら俺は」
槍に焔を纏わす
ノブナガ「ふ、面白い…行くぞ!!!!」
ノブナガ「非情ノ…大剣!!!!」
明雅「轟炎…龍豪槍!!!!!」
互いの炎がぶつかり合い巨大な竜巻を作り上げるも、一瞬にして炎が消える
「「…」」
ノブナガ「お主、ワシと互角とはのぉ」
明雅「そうみたいですね、でも…俺は此処に居座る訳には行かない」
ノブナガ「そうか…ワシとしてはお主が居てくれれば嬉しいのじゃがな」
明雅「そう言ってくれるのはありがたいです…ですが「分かっておる、お主にはお主の考えがあるのじゃからの」申し訳ございません」
ノブナガ「で、お主はこれからどうするつもりじゃ」
明雅「そうですね、適当に野宿するか、このまま少し京に行くか駿河に行こうか迷ってるところです」
ノブナガ「け、ワシより将軍様かお嬢って訳かい」
明雅「誰もそんな事言ってないですよ、ノブナガ様」
ノブナガ「ふん」
明雅「…ノブナガ様、これだけは伝えておきたい」
ノブナガ「何じゃ」
明雅「もしかしたら、近いうちに脅威が迫ってくるかもしれません」
ノブナガ「ほう?それは楽しみじゃわい」
明雅「それに「お館様〜」…ノブナガ様、この腕試し。いい経験になりました、また何時かもう一度したいです、では「ちょっと待ったぁああ!」ぅお!?」
トシイエ「何で行こうとするんだよ明雅!」
明雅「長居は無用って事さ」
トシイエ「折角修行に付き合ってもらおうと思ったのに」
ヒデヨシ「もうトッシーったら早いよぉ」
トシイエ「お前が遅いんだろ?」
ガツン
トシイエ「あだ!!」
ヒデヨシ「ぐへ!!」
ノブナガ「喧嘩はやめい!ったく」
明雅「…いい家臣ですな、ノブナガ様」
明雅「まぁワシの大切な家臣じゃからのぉ」
ヒデヨシ「お館様…その、そこに居る男の人は誰ですか?」
明雅「俺は湯月 明雅、只の一般人だ」
ノブナガ「お主」
明雅「?」
ノブナガ「ワシと互角の癖にな〜にが一般人じゃ、卑弥呼からのお願いでこっちにきたんじゃろうが」
明雅「…そうですが、あまりそういう事言いたくなかったんですよ」
ヒデヨシ「えぇええ!?そうなの!?」
明雅「自分の力を試したかったっていうのもあったが…それにノブナガ様、あれは本気じゃなく…お遊び…ですよね」
ノブナガ「少し本気じゃったがの、大した者じゃ…相殺されるとは…」
明雅「…それでも危なかったのは俺だがな、でもこれである程度自分の力がどれ程のものなのか分かった気がする、感謝するよ、ノブナガ様」
ノブナガ「感謝されるような事はなんもしとらんがのぉ、まぁ良かろう…今日はワシの城に泊まって行け、夜も近いしの、それにじゃ、お主がこの世に来る前の話を聞いてみたくなってのぉ」
明雅「分かりました、俺が知っている限りの事、教えます」
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夜中
明雅「んん…風が気持ち良く感じるなぁ「お主、まだ起きておったのか」そういうノブナガ様も起きてるじゃないですか」
胸ポケットから煙草とライターを取り出す
ノブナガ「む?何じゃそれは、南蛮の品物か?」
明雅「これは南蛮物でも無いさ、俺が居た時代にあった物さ、この世にはまだ無い品物だ」
ノブナガ「ほぅ」
徐々に更新していくつもりです
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