2018-04-17 00:13:34 更新

概要

担当越境SS第一弾です。


〜765シアター・会議室〜


雪歩「これから何が始まるのかな…」


ひなた「プロデューサーはここで待っててって言ってたんだけどもねぇ」


杏奈「もしかして…この前のテストが…」


未来「家はともかくシアターに隠すのはマズイよ杏奈…」


ガチャ


P「よっ」


未来「あっ!プロデューサーさん!お疲れ様です!」ガタッ


ひなた「お疲れ様です、プロデューサー」


雪歩「お疲れ様です」


杏奈「えと…その…ごめんなさい…」ペコリ


P「何で杏奈が謝ってるのかは分かんないけど、皆ちゃんと揃ってるみたいだな」


杏奈「え…?テストのことじゃないの…?」


ひなた「ありゃあ」


未来「やってしまいましたねぇ杏奈さんや」


杏奈「」サァー


P「テストの件は後でしっかり話を聞くとして、今日は皆にある報告があって集まってもらったんだ」


雪歩「ある報告…?」


ひなた「もしかして、あたしらで新しい企画をやるのかい?」


P「流石ひなた察しがいいな!…まぁまず前置きとして、俺がお前達の担当になってから大分経ったよな?」


未来「はい!プロデューサーさんにはたーっくさん叱られました!」


P「何でそこだけを思い出したのかは置いといて、まぁ長い事お前達と一緒に過ごしてきたわけだ」


P「そして、お前達は俺がお前達だけの担当プロデューサーでは無いということも知ってるはずだ」


ひなた「確か劇場が出来る前後で765以外にも色んな事務所に呼ばれ始めたって言ってたねぇ」


P「そうだ、そのお陰で一時期俺が分身してるだの忍者の末裔だの色々あることないこと変なウワサが広まったな」


未来「…」メソラシ


杏奈「」カチコチ


ひなた「あら、随分本物そっくりな石像だべさ」


雪歩「ないことだけじゃ…?」


P「まぁそんなことで、現在俺が抱えてる業務量はとても一人で捌けるものじゃない。かといって担当から外れるわけにもいかないからな。そこで…」


雪歩「そこで?」


P「仕事の簡略化、効率化を図るために、俺が受け持ってるアイドル達を一手に集め、新プロジェクトとして大々的に売り出すことにした!」バーン!


未来「な、何だってー!?」ドーン


ひなた「でも人数が変わらなければプロデューサーの仕事は大変なまんまでないかい?」


雪歩「ひなたちゃんは賢いなぁ(確かにそうですね)」


P「そこはまぁ、あれだ、気合いと根性!うん」


P「と、いうわけでだ。今日はその新プロジェクトの開幕に先立って、皆に顔合わせをしてもらおうと思ってな」


未来「!ということは…!」


P「お待たせー、入ってきていいぞー」


「はーい!」


未来「おぉぉ…!」キラキラ


美穂「え、えっと!小日向美穂、17歳です!今日からよろしくお願いします!」ペコリ


智絵里「お、緒方智絵里、ですっ。よろしくお願いしますっ!あっ、16歳ですっ」ペコリ


P「まぁ二人とも歳が近いし、すぐ仲良くなれると思うから、よろしくな」


未来「あれ?お二人だけですか?」


P「いやまぁまだまだいるにはいるけど…男だからねぇ」


ひなた「あっ」


雪歩「…」ジー


P「残りはまた追々ってことで。それじゃ後は女の子達に任せるよ。俺は事務作業やってるから何かあったら呼んでねー」バーイ


未来「はーい」


バタン


雪歩「…」


美穂「…」


智絵里「…」


未来「…」ウズウズ


杏奈「」カチコチ


ひなた「…」


杏奈・未来以外「(どう切り出せばいいか分からない…!)」


未来「(何で静かなんだろ?)」ウズウズ


杏奈「」カチコチ


杏奈「!」ハッ


杏奈「あれ?プロデューサーさんがいない…ってわぁ!?美穂さんと智絵里さんだぁ!」


未来「あ、アイドルモードだ」


雪歩「さっきのでパニックしてるね」


美穂「えとっ、望月杏奈ちゃん…だよね?よろしくね!」


智絵里「よ、よろしくねっ」


杏奈「うんっ!」


雪歩「美穂ちゃん17歳だから、私と同じだね」


美穂「うん!でもアイドルとしては私はまだまだだから…」


雪歩「そんなこと無いよ!プロデューサーから色んなお話聞いたりしてるから、美穂ちゃんの活躍は知ってるよ」


美穂「あ、あの雪歩ちゃんに…えへへ…」テレテレ


ひなた「美穂さん、よろしくねぇ。あたし、木下ひなたっていうんだぁ」


美穂「うん!ひなたちゃん、よろしくね!」


未来「智絵里さん!その髪留めはどこで買ったんですか!」


杏奈「智絵里さんってうさぎが好きなんだよね!杏奈も好きなんだ!」


智絵里「ふぇ!?あ、えとっ、そのっ、あっ」アセアセ


未来「智絵里さん!」


杏奈「智絵里さん!」


ガヤガヤ


雪歩「あっちはすごい盛り上がってるね」


美穂「智絵里ちゃん、大丈夫かな…」


ひなた「わやだねぇ」


雪歩「でも、これならすぐに打ち解けられそうだね。ふふっ」


美穂「うんっ!」


ひなた「皆優しいからねぇ」


雪歩「そういうひなたちゃんもだよ♪」


ひなた「そ、そうかい?えへへ…雪歩さんにそう言ってもらえると嬉しいべさぁ…♪」テレテレ


美穂「うふふっ」ニコッ


未来「智絵里さん!智絵里さん!」


杏奈「智絵里さん!智絵里さん!」


智絵里「!?!??!??!!?」グルグル


美穂「あぁ!智絵里ちゃんが左右からの波状攻撃の餌食に!」


雪歩「ふ、二人ともストップー!」


〜〜〜


智絵里「ウサギガ…ウナギデ…クルクルクローバー…」


美穂「だ、大丈夫…?」


雪歩「もうっ、やり過ぎは駄目だよっ」


杏奈「ごめんなさい…」


ひなた「まさかあたしに両手を使わせるなんてねぇ」


未来「はい」


智絵里「…はっ!え、えと…わ、私は大丈夫ですよ」


雪歩「ごめんね、智絵里ちゃん。二人とも本当はいい子なんだけど…」


智絵里「い、いえ!それよりも二人が積極的に私に話しかけてきてくれて、嬉しかったですっ」


杏奈「や、優しい…」


未来「天使…」


智絵里「これからよろしくねっ」


杏奈「うん…!」


未来「はいっ!」


ひなた「丸く収まって良かったねぇ」


美穂「二人ともすごかったなぁ…」


雪歩「どっちもステージに立った時はもっとすごいんだよ?」


美穂「そうなんだ…!これからは一緒に立ったりお互い観合ったりすることがあると思うから、楽しみだなぁ」


雪歩「そうだね、私も美穂ちゃんや智絵里ちゃんのステージ、観てみたいな」


美穂「き、緊張しちゃうよ…その時は一層頑張らないと…!」


雪歩「そ、そんな私偉い人じゃないんだからリラックスしていいんだよ…?」


ひなた「美穂さんや智絵里さんよくプロデューサーが言ってる昔の雪歩さんに似てる気がするねぇ」


雪歩「た、確かにそうかも…!」


智絵里「そ、そうなんですか?」


杏奈「プロデューサーさんの…趣味…?」


雪歩「しゅ、趣味って…そんな…///」


美穂「ひょえぇ…///」


未来「?」キョトン


〜〜〜


雪歩「気づいたらすっかり暗くなっちゃったね」


未来「あーっ!」ガタッ


智絵里「」ビクッ


雪歩「ど、どうしたの?」


未来「…しゅくだい」サァー


杏奈「」サァー


ひなた「あわわ」


美穂「あ…」


智絵里「そ、それは…」


雪歩「い、急いで帰らなくちゃ…」


スッ


中学生's「急げぇ~!!」ダッ


美穂「私達も、そろそろ帰ろっか」


智絵里「はいっ」


雪歩「そうだねっ」


雪歩「あっ、その前にちゃんとプロデューサーに挨拶してから行かないと」


美穂「プロデューサーさんも忙しそうだなぁ…」


智絵里「いつも私達のために頑張ってくれて…」


雪歩「帰る前にお茶淹れてってあげよっか♪」


美穂「うんっ」


智絵里「はいっ!ふふふっ」


To be continue...


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