先輩たちを追い越したい! 第1話「シアター組の挑戦!!」
初投稿です
まったり見てください
続く…?
今日もいつもと同じ一日になるはずだった。
事務所のドアが勢いよく開いた。
春香「おはようございます!天海春香です!」
春香「あれ?未来ちゃん一人だけ?」
いつもは劇場の担当日ではないシアター組の人たちがちらほらいるのだが
今日は春日未来一人しかいない。
未来「春香さん!!」
仁王立ちの未来が大声で叫ぶ!
春香「はいぃ!!」
春香は思わずひるむ。
未来「勝負です!!」
春香「はい?」
未来はこちらに企画書らしき紙を見せてきた。
春香「え~と、AS組vsシアター組(仮)」
どうやら生っすか!?サンデーの新企画のようだ。
春香「毎週シアター組のメンバーとAS組のメンバーが与えられたテーマで対決。」
春香「へぇ~。面白そうな企画じゃ…」
企画書の下の方に目を移すとそこには不穏な言葉が。
春香「全対決終了後、もしAS組が負け越した場合、全員降板、シアター組がレギュラーとなる!!??」
春香「ええ~~!!!」ドンガラガッシャーン
思わずずっこける。
未来「どうでしょ、面白そうな企画でしょ!」
春香「内容自体は面白そうだけど、私達が番組降板するのはやるすぎじゃ…」
春香「プロデューサーさんがさすがにOKをださないでしょ」
未来「ふふん、プロデューサーさんの許可はもうとってあります!」
春香「ほ?」
企画書の一番下にプロデューサーのサインと捺印がある。
春香「いや、さすがに嘘だよね!?1日遅れのエイプリルフールだよね!?」
未来「へへーん。嘘じゃないですよ!次の放送から始まりますよ!」
春香「しかも次回から!?」
春香はもうわけがわからない。
未来「因みにここには書いてないですけど、最初のテーマは野球ですよ!」
春香「……」
呆然とする春香
未来「それじゃ、春香さんお互い正々堂々頑張りましょう!!」
未来は元気よく事務所を出て行った
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@事務所
律子「なんて企画を通したんですか!プロデューサー!」
伊織「アンタってほんとにバカね」
P「すまん」
真「謝って済まされる問題じゃないですよ!」
雪歩「せっかくみんなで頑張って来たところなのに」
貴音「貴方様がこのようなことをなさるなんて正気とは思えません」
P「確かにあの時の俺は正気じゃなかったかもしれない」
千早「どういうことですかプロデューサー?」
P「俺も未来達に企画書を見せられたとき、春香達の降板を条件にするのはダメだと言ったんだ」
真美「じゃあ、どうしてこんなことになっちゃんたんだYO」
P「俺がそう言ったら…」
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朋花「いけないプロデューサーさんですねぇ~」
P「え?」
朋花「それは私達が先輩たちに劣っているということですかぁ~?」
P「(体が動かない!?)」
朋花「本当に彼女たちが実力があるのなら、この勝負にも勝つと何故信じないのですかぁ~」
P「いや…それは…(手が勝手に…!?)」
朋花「もちろん私達のプロデューサーさんなら、わかってくださいますよねぇ~」
P「は、はい」
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P「ということだ」
響「朋花のプレッシャーに負けるなんて、情けないぞ。プロデューサー!」
P「面目ない」
あずさ「まぁ、朋花ちゃんなら仕方ないわね~」
P「でも、こうなってしまった以上もう後戻りできない」
亜美「でも、要するに亜美たちが勝っちゃえばいいんだYO」
美希「ミキもそっちのほうがわかりやすくていいと思うの!」
P「皆すまない。俺も全力でフォローするから」
春香「やるしかないね!」
やよい「やっちゃいましょう!」
伊織「それで、今回のルールを確認すると」
律子「与えられたテーマで私達AS組とシアター組が対決」
千早「向こうは全メンバー1回ずつ出場」
響「こっちは向こうに合わせて最低2回、多くても3回しか出られないぞ!」
貴音「あちら側の出方も考えなければなりませんね」
春香「1回目のテーマは野球対決だって!」
真美「あっちは絶対昴くんが出てくるYO!」
亜美「亜美たちは誰が出る?」
真「昴とキャッチボールしたことあるけど、スライダーのキレはすごいよ」
美希「この前野球イベントで元代表四番を空振り三振したって言ってたの!」
雪歩「こっち側は真ちゃんか、響ちゃんかな?」
響「なら、自分が行くぞ!」
あずさ「あらあら~やる気まんまんね~」
響「ふふん、自分完璧だからな!真!練習付き合ってほしいな!」
真「もちろん!ボク達は負けるわけにはいかないからね!」
P「じゃあ、第一回は響が出場でいいな!」
春香「異論はなさそうだね。じゃあ、頑張っていくよ~。765プロ~、ファイトー」
全員「オー!!!」
律子「……」
律子「(こっちは3回までという上限付き。この先の勝負を考えると)」
律子「(ダンス能力に秀でた、エレナ、歩。運動能力抜群の海美、のり子。体力自慢の麗花、茜…)」
律子「(おそらく彼女たちに勝つ可能性があるのは、うちでは真と響しかいない)」
律子「(果たして初戦、昴に対して響で良かったのだろうか?)」
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