先輩たちを追い越したい! 第2話「緊迫の一打席勝負!」
前回もご覧下さい。続くかは不明
どういう対戦が見たいでしょうか?
生っすか!?サンデー本番中
春香「いよいよ始まってしまいました!」
春香「私たちの『生っすか!?サンデー』の存続を賭け戦い」
春香「その名も『シアター組の下克上!?』!」
千早「私たちの後輩のシアター組が与えられたテーマに沿って元祖765プロ13人と勝負します」
千早「私たちが負け越した場合、シアター組に番組を譲るというルールがあるわ」
美希「これは負けられない戦いなの!」
春香「それでは、さっそく第一回戦目を始めます!」
千早「テーマは野球。シアター組からは永吉さん、AS組からは我那覇さんです」
美希「それでは読んでみるの!すばるー!ひびきー!」
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響「はいさーい!こちら我那覇響だぞ!」
昴「俺はシアター組の永吉昴です」
白井「球審の白井です」
琴葉「この場の進行は私、田中琴葉がお送りします」
琴葉「それではルール説明をします。勝負内容は一打席勝負。ピッチャーは昴ちゃん、バッターは響ちゃん」
琴葉「勝敗は響ちゃんが塁に出れば勝ち。それ以外なら昴ちゃんの勝ちです。」
琴葉「もちろん、内外野には一般的な守備範囲にアウトゾーンが存在します」
響「ふふーん。自分、完璧だから必ずヒット打ってやるさー!」
昴「必ず抑えてやるからな!」
昴「もし、オレ達が勝ち越したら、元野球選手とか、経験者の芸能人と一打席勝負する『昴チャレンジ』をするからな!」
響「うぎゃー!自分のコーナ名を真似するんじゃないぞー!」
琴葉「その辺にして、そろそろ始めましょうか」
琴葉「昴ちゃんも響ちゃんも位置に着きました。それではプレイボール!」
響「いつでもいいぞ!」
昴「よぉ~し」
琴葉「昴ちゃん第一球投げました!」
ビュッ スパーン
白井「アーーーーーィッ!!!」
琴葉「ストライクです」
昴(全く反応してこなかった…)
響(練習で付き合ってくれた真の球より早いぞ!しかも昴は左投げ出し)
昴(なら、もう一球ストレートだ!)
琴葉「第二球投げました!」
ガキンッ
白井「ファウル!」
響「……」
昴(一球目はタイミングを測ってたのか…。二球目はかなり合ってきてる)
昴(これで2ストライク。断然オレが有利)
昴(ほぼ向こうは振ってくるだろう…。やっぱり最後はスライダーで詰まらせてやるぜ)
昴「これで決めるぜ!」
琴葉「昴ちゃん振りかぶって第三球投げました!」
ビュッ
白井「ボール」
昴「何!?」
昴(2ストライクからオレのスライダーを見逃しただと)
響(やっぱり言ってた通り、スライダーで決めに来たぞ)
昴(配球が読まれてたか)
昴(落ち着け…。オレの有利は変わらない。もう一球勝負に行くぞ)
琴葉「第四球投げました!」
白井「ボール」
昴「また見逃した!?」
響(昴のストレートとスライダー…。動画でも見たけど、ほんとにフォームに差がないな)
昴(どうする三球連続スライダー?いや、ここは直球か?)
響(ここまでは律子のデータ通り。この状況で昴がスライダーとストレートの投げる確率は半々。次が勝負だぞ)
昴「いくぞ!」
琴葉「第五球!」
昴(しまった!スライダーが甘く!)
響「これなら行けるぞ!」
課金!!!!!!
昴「!?」
琴葉「この打球は大きい!!ポールを超えた!」
響「やったー!ホームランだぞ!」
昴「そんな…」
白井「ファウル!」
響「え?」
昴「お」
響「そんなのおかしいぞ!あんなに大きかったのに!」
昴「確かに大きかったがポールの上だから正確にはわからない」
響「むー。納得いかないぞ!ビデオ判定だ!!」
琴葉「どうやらビデオ判定になうようです」
白井「えー。球審の白井です」
響「……」
昴「……」
白井「ビデオ判定の結果、ビデオの映像が私の判定と異なる為ビデオを退場としプレーを続行します」
響「ファッ!?」
昴「……」
響「おかしいぞ!何のためのビデオ判定さ!」
昴「さすが白井のオッサン。自分の下した判定に絶対の自信を持つ審判の鑑」
響「昴も何言ってんのさ!おかしいでしょ!」
昴「白井はこういう男だ。プロ野球でも多々ある」
響「」(呆然)
琴葉「響ちゃん、あんまり抗議すると、今度は響ちゃんが退場になっちゃうかも」
響「うう」
昴「気を取り直して!」
琴葉「第六球投げました!」
響「打ち直すぞ!」
スカッ
琴葉「縦のスライダーで空振り三振!」
昴「よっしゃ!」
琴葉「この勝負は昴ちゃんの勝利です!」
響「そ、そんなぁ…」
琴葉「これで、シアター組がまず一勝です。それではスタジオにお返しします~」
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美希「響は不憫なの!」
春香「そんなこと言ってる場合じゃないよ!」
千早「これでこちらは一敗ね…」
春香「え、え~気を取り直して次のテーマはこちら!ドン!」
千早「ファン対決…!?」
美希「よくわからないの!」
春香「私たちもルールは知らないので、これから聞きます!それでは今週の『シアター組の下克上!?』はここまで!」
千早「お楽しみに」
美希「またねなのー!」
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