時雨「僕が僕であるために」
時雨の中の終戦後的世界観及びその顕現を想起させるある将来への出来事に関する一考察
初投稿故に拙い文章ではありますがご了承くださいませ
キャラ崩壊注意
「ボクは白露型駆逐艦二番艦の時雨、今日は少し僕の話をしようとおもう」
「ボクは佐世保鎮守府に所属している駆逐艦の中の一隻であり、改二改装されて主力部隊の駆逐艦としてかなり提督からは頼りにされてる…と思う」
「駆逐艦であり所属してる鎮守府のなかではかなりの高練度であるということもあって出撃はかなり多い」
「そうして多くの出撃をしてる最中気づいてしまったことがある」
「深海棲艦を倒すことに快感を感じてしまっているようなんだ」
「それも強ければ強いほどキモチが良いんだ」
「爽快感、とでも言うべきなのかな」
「こんなの僕のキャラでは全然ないとボクでも自覚はしてるんだけど」
「それでもやはり興奮してしまう」
「戦艦棲姫をワンパンしたときとかは思わず興奮で倒れそうになったほどだよ」
「こういうことを考えていると」
「もし戦争が終わってこの世界が平和になったとき」
「ボクのこの欲求不満はどこにぶつければいいのだろう?」
「いまでも数日出撃していないだけで体が疼いてしまうんだ」
「それがずっと続いたらどうなるのかな」
「きっとボクは完全に僕でなくなってしまうかもしれない」
「艦娘の社会復帰前ならば仲間の皆を殺してしまうかもしれない」
「そうすればボクは間違いなく解体処分となるだろうね」
「社会復帰後に一般人を殺めてしまったら?」
「間違いなく元艦娘が殺人事件を起こしたとして軍部の恥部と晒されてしまい、処刑されるのが普通だろう」
「・・・流石のボクもそこまでは望んでない」
「自殺願望があるわけじゃないからね」
「もしこんなことが起こってしまう可能性があるのならば」
「この深海棲艦との戦争は終わるべきではないのかもしれない」
「正直ボク自身も戦争が終わって目的がなくなってしまったボク達艦娘が」
「どうなってしまうのか」
「想像することすらできない」
「ボクは…そうだな…」
「目的とは少し違う…というか全然違うけど提督が傍に居て欲しいかな」
「提督が傍にいるだけでボクの欲求は満たされると思うんだ」
「提督と話しているととても心が落ち着くんだ」
「そのときだけは、戦ってなくても僕が僕でいられる」
「でも、独り占めしたりしたら姉さんや妹達が悲しむかな…」
「・・・ううん、でもボクは提督を独り占めにでもしないとボクは僕であり続けることはできないだろうね」
「この想いはどうすればいいのだろう」
「このボクはどうすればいいのだろう」
「・・・考えてもやはりわからない」
「一番早いのは提督にこのボクの気持ちを伝えるべきなんだろう」
「でも、引かれてしまうかもしれない」
「気味悪がられてしまうかもしれない」
「そんなことになったら…ボクはいよいよ僕であることを保てなくなってしまうだろう」
「・・・そうだ、良いことを思い付いた」
「そんなことを聞いても気にされないくらいにボクに依存させればいいんだ」
「そうすればたとえボクがなにをしても提督はボクから離れないよね」
「依存させる手段としてはいろいろあるんだけど」
「一番は薬に頼る、第二は周りの関係を遮断してボクだけが味方と思わせる、第三は一番提督を理解してるのはボクだということを理解させる…くらいかな」
「でも提督と言う立場柄を考えることと第二案はできないな…」
「よし…まずは媚薬を使って既成事実を作ってしまおう」
「そしてその弱みにつけこみながら徐々にボクがボクだけが提督のことをわかってるということを理解させればいいんだ」
「ふふ…こういうのを考えてると楽しいな」
「ボクもやはり既にある程度は壊れているんだろうね」
「じゃあ、実践してみようかな」
「今晩の22:00くらいに軽食を持っていこう」
「楽しみだな」
「そう思うよね?」
「ボクの提督」
ーーーー二三◯◯
提督「今日は時雨が飯を持ってきてくれたんだが不思議な味がしたな、なんでだろ」
提督「ウッ」(バタッ
時雨「フフフフフ」
時雨ってかわいいよね
批評してくれると、今後の活動のためになります
2020/6/26、若干修正を入れました
時雨が可愛いのはすごくわかります!続き楽しみにしてます!
1さん
応援ありがとうございます!
続き…書く予定なかったけど暇ができたら書こうかなぁ…
返信ありがとうございます!続き書く予定なかったらなかったで良いですよ!これからも活動頑張ってください!