善子「はじめてのおつかいinローマ」
「世界の果てまでイッテQ!」内のコーナー「出川哲郎 はじめてのおつかい」とのクロスオーバーSSです!
果たして善子ちゃんはローマで3つのミッションを達成できるのか!?
善子・鞠莉・千歌「やってきましたローマ!」
千歌「……って、鞠莉ちゃん!私たちをここに連れてきてどうしたの?」
鞠莉「まあまあ!今から善子にはあるゲームをしてもらいます!」
善子「ゲーム……?」
鞠莉「そう!早速ルール説明するわね!まず、善子には1人でローマ市内で3つのミッションに挑戦してもらいます」
善子「1人で!?」
鞠莉「そう!その様子を私と千歌っちで車の中から見守ってるから!」
千歌「私も鞠莉ちゃんと一緒に見守る側なんだね!」
鞠莉「まあ、ミッションはカード渡すから、そこに書いてある観光地に行くっていうのがメインかな~?あと、自分のスマホを使ったり、日本人に助けてもらったり、タクシーで移動するのは禁止ね!」
善子「自分の英語力だけで目的地に辿り着けってことね……」
鞠莉「念のため一応このガラケーを渡しておくわね!ミッション中にどうしても行き詰ったら1回だけ私たちに電話していいわよ!」
善子「1回しか使えないのね……」
鞠莉「使いどころは考えないとね!」
善子「ところで、ほかの6人は?」
鞠莉「ルビィたちはライブする場所探したり、曜は衣装の生地のお店とか行ってるわよ」
千歌「え、鞠莉ちゃんはそっち行かなくていいの?」
鞠莉「果南たちと一緒にいたらママに見つかりやすくなるでしょ!だからこれでいいの♪」
鞠莉「じゃ、これ1つめのミッションね!60秒待ってから開けてね~」
千歌「なるほどね~」
鞠莉「じゃ、千歌っち!車に行きましょ!それじゃ頑張ってね~」
善子「ワン、ツー、スリー……」
千歌『ところで、見守るってただ善子ちゃんを見てるだけ?』
鞠莉『ノンノン!ここのモニターから見るのよ!』
千歌『うわ、何これ!』
鞠莉『ここにはカメラマンが陰からこっそり撮った画がそのまま映るのよ!ここを見れば善子の動きとか発言とかはっきりわかるわよ!今回カメラマンは月ちゃんにお願いしました~』
月『よーろしくー!』
鞠莉『じゃ、撮影行ってらっしゃ~い!』
善子「ごじゅうはち、ごじゅうきゅう、ろくじゅう!」
善子「最初のミッションは……」
【トレビの泉でコインを投げろ!】
善子「なるほど……簡単じゃない!」
鞠莉『トレビの泉は英語でTrevi Fountainね!Fountainが泉っていう意味よ!』
千歌『善子ちゃんにわかるかなぁ~』
~はじめてのおつかい START~
善子「ソーリーソーリー!メニメニ ウォーターはフェア? ザーザー ザーザー」
【メニメニ ウォーターはフェア? ザーザー ザーザー】
(たくさんたくさん 水はどこ? ザーザー ザーザー)
市民「Sorry, I don't know.(ごめんなさい、わかりません)」
鞠莉『ちょっと善子ww』
千歌『やっぱりわかんなかったw』
善子「う~ん、なんて言えば通じるかなぁ……」
善子「トレビの泉……トレビの泉……」
善子「……あそうだ!」
善子「ソーリーね ソーリーね」
善子「ドゥーユーノー トリビアの泉?」
【ドゥーユーノー トリビアの泉?】
(トリビアの泉 知ってる?)
千歌『トリビアの泉ってwww』
鞠莉『そんなのイタリアで放送してる訳ないでしょwww』
市民「Trivia?」
善子「トリビアのウォーター どばどばどばどば」
【トリビアのウォーター どばどばどばどば】
市民「Trevi water?」
善子「そうそう!トレビのウォーター!」
市民「Trevi Fountain?(トレビの泉)」
鞠莉『あ、言った!』
千歌『すごい通じちゃったww』
善子「え、なになに?ワンモア スローリー スローリー セイ」
【ワンモア スローリー スローリー セイ】
(もう一回 ゆっくり ゆっくり 言え)
市民「Trevi Fountain.」
善子「え?トレビマウンテン?」
【トレビマウンテン?】
(トレビの山?)
市民「Yeah.(そうよ)」
善子「おー!サンキューね!」
善子「トレビ……トレビ……」
善子「あれトレビ何だっけ?」
千歌『ええ!まだ3歩しか歩いてないのにww』
鞠莉『忘れるの早っww』
善子「ソーリーね ユーがセイ言ったあのネームはホワァッツ?」
【ユーがセイ言ったあのネームはホワァッツ?】
市民「Sorry... I don't know what you are talking about...(ごめんなさいね……あなたが何を言っているかわからないわ)」
善子「オー……サンキューね」
善子「な~んだっけ……トレビの泉……トリビアの泉……」
千歌『頑張って思い出して善子ちゃん!』
鞠莉『Oh...せっかくさっき答え出たのに……』
善子「ドゥーユーノー トリビアの泉?」
観光客「Trivia is me?(トリビアは私?)」
善子「イエスイエスイエス!」
観光客「Sorry, I'm not trivia.(ごめんなさいね、私はトリビアじゃないわ)」タッタッタッ...
善子「ちょちょちょちょウェイトウェイト!ソーリーね トリビアの泉はフェア?」
【トリビアの泉はフェア?】
善子「へぇ~ へぇ~ へぇ~ へぇ~」
【へぇ~ へぇ~ へぇ~ へぇ~】
観光客「Hey Hey Hey Hey...?」
善子「へぇ~ へぇ~ へぇ~ へぇ~」
観光客「Hey Hey Hey Hey!」
善子「Hey Hey Hey Hey!」
善子・観光客「「Hey Hey Hey Hey!!」」
善子「いやいやいやいや、ちょ……っwww」
千歌『いや待って待ってwwww』
鞠莉『2人してなにやってるのよwwww』
千歌『ていうかあのアメリカ人っぽい人絶対トリビアの泉知らないでしょww』
鞠莉『も~腹筋痛いからwwwww』
善子「はぁ~な~んで通じないかなぁ~」
善子「トレビの泉でしょ?泉……」
善子「温泉はホットウォーター 泉はホワァッツ?」
【温泉はホットウォーター 泉はホワァッツ?】
市民「Huh?(はい?)」
善子「トレビのホットウォーター ニアニア ネーム カモン」
【トレビのホットウォーター ニアニア ネーム カモン】
(トレビのお湯 近い近い 名前 来い)
市民「Trevi hot water?(トレビのお湯?)」
善子「イエスイエスイエス!ニアニア!カモン!カモン!」
【イエスイエスイエス!ニアニア!カモン!カモン!】
市民「Trevi Fountain?(トレビの泉?)」
善子「あー!それそれ!もっともっとスローリーセイ!」
市民「Trevi Fountain.」
善子「トレビファウンテン?」
市民「Yeah. Please get off at the 3rd station on the subway from here.(そうよ。そこから地下鉄で3つ目の駅で降りて下さいね)」
善子「サードでステーション?オッケーオッケー!サンキューね!」
千歌『よかったね思い出せて!』
鞠莉『よく通じたわねwww』
善子「あー!着いた着いた!あとはコイン投げればいいのね!」ポイッ
善子「ミッション成功ね!」
千歌「おーい!善子ちゃ~ん!」
鞠莉「1個目のミッションは成功よ!」
善子「も~なんかもう全体力使い果たした気がする」ハァ
千歌「あと2つミッションあるから頑張って!」
鞠莉「2つ目のミッションは、今日のホテルのグレードをかけたクイズね!全部で3問あるから街中の人に答えを聞きに行って回答するのよ!正解の数が多いほどいいホテルに泊まれるからね!」
善子「そういうこと……簡単じゃない!」
鞠莉「じゃあ、私たちはここにいるから全問正解頑張ってね~!」
鞠莉「クイズは千歌っちに渡したから読み上げお願いね~」
千歌「じゃあ早速1問目ね!イタリアの1ユーロ硬貨に描いてある絵は誰が描いたでしょう?」
善子「ふっ、簡単じゃない!」
善子「ハーイ!ナイスミーチュー!ドゥーユーノー マニー?」
【ドゥーユーノー マニー?】
(お金って知ってる?)
市民「Cosa?(何?)」
善子「ワンユーロ コイン ペイント ホワァッツ?」
【ワンユーロ コイン ペイント ホワァッツ?】
(1ユーロ 硬貨 絵 何?)
市民「Scusa, non ho idea di cosa stai dicendo(ごめんなさい、あなたが何を言っているかわからないわ)」
善子「……え待って何?すくーざ?もっとスローリーカモン!」
市民「Mi dispiace(ごめんなさいね)」スタスタ...
善子「ちょっと!」
千歌『あの人って絶対英語じゃなかったよねww』
鞠莉『もちろんイタリア語ね!』
善子「ハーイ!ユーはイングリッシュ!?」
【ユーはイングリッシュ!?】
(あなたは英語!?)
観光客「Huh!? No, I'm an American.(え!?いいえ、私はアメリカ人よ)」
善子「オー!ユーはアメリカン!カーモンベイビーアメリカ♪オッケーオッケー!」ガシッ
鞠莉『さっきたまたま話しかけた人がイタリア人だったの相当ショックだったのね!』
千歌『急に話しかけるからあの人驚いちゃってるじゃんww』
鞠莉『なのにそこから一気にフレンドリーになれるのね!』
千歌『もしかして善子ちゃんって意外と曜ちゃん並のコミュ力あるんじゃない!?』
善子「ワンユーロ コイン ペイント ホワァッツ?」
観光客「Canon of Propotions. This. You have seen it,don't you?(理想的な人体。これ、見たことあるでしょ?)」
善子「カナンのプロポーション?」
観光客「Yes.」
善子「オー!果南のプロポーションはフーがペイント?」
【果南のプロポーションはフーがペイント?】
観光客「Leonardo da Vinci.(レオナルドダヴィンチ)」
善子「……え何ベンチって?もっとスローリーゆっくりカモン」
観光客「Leonardo da Vinci.」
善子「あーレオナルドダヴィンチね!オッケーオッケー!」
千歌「おかえり~」
善子「答えわかったわよ!楽勝ね」
千歌「答えをどうぞ!」
善子「レオナルドダヴィンチ!」
千歌「……正解!じゃあ次は鞠莉ちゃんね」
鞠莉「……え?What's!?」
千歌「ん?次の問題の回答者は鞠莉ちゃんだよ?」
鞠莉「ちょ、ちょっと待って!聞いてないわ!ねぇ千歌っち!?」
千歌「じゃあ第2問!イタリアは世界遺産の数が世界一ですが、全部でいくつあるでしょう?」
鞠莉「Oh...い、いいわよ、余裕じゃない!善子よりかは英語話せるんだから!」
善子「ヨハネよ!地味にムカつく~!」キリキリ
鞠莉「Excuse me,can I ask you――(すみません、質問しても――)」
市民「Sorry.」スタスタ
鞠莉「あ……」
鞠莉「Excuse me,can I ask you something?(すみません、質問してもいいですか?)」
観光客「No.」スタスタ
鞠莉「ちょっ……」
善子『えっ!?なんで立ち止まってくれないの!?』
千歌『むしろこれが普通だよ!?逆になんで善子ちゃんの話し方だと立ち止まってくれるの!?』
鞠莉「Excuse me,can I ask you something?」
市民「Yes.」
鞠莉「Do you know how many world heritage sites exist in Italy?(イタリアには世界遺産がいくつあるか知っていますか?)」
市民「54.」
千歌『か、かっこいい……』
善子『』ポカーン
鞠莉「54 places?(54ヵ所?)」
市民「Yes.」
鞠莉「Thank you♪」
鞠莉「答えわかったわよ♪簡単ね!54個!」
千歌「正解です!」
善子「」ポカーン
千歌「じゃあいよいよ最終問題!」
善子「」ポカーン
千歌「お~い!善子ちゃ~ん?」
善子「はっ!な、なによあれ!チートじゃない!」
鞠莉「さすがマリーね!」
善子「で、でも!鞠莉は話しかけても逃げられてたわね」フフン
鞠莉「そうよ!善子は絶対一発で仕留めるじゃない!何で!?」
善子「鞠莉は『すいません!』みたいなこと聞いちゃうから逃げられるのよ」
善子「津島イングリッシュは相手に近づいていって『一ユーロ コイン 絵 誰?』これだけで通じるから」
千歌「だから全員立ち止まってくれたんだ!」
鞠莉「ムリヤリ止めてるだけじゃない!不審者みたいで怖いわ!」
善子「誰が不審者よ!」
千歌「じゃあ最終問題ね!初代ローマ皇帝は誰でしょう?」
善子「ヨハネ」
千歌「ぶぶー!」
善子「わ、わかってるわよ!」
善子「皇帝……」
善子「ベリベリビッグペンギン イコール ホワァッツペンギン?」
【ベリベリビッグペンギン イコール ホワァッツペンギン?】
市民「Well...sorry, I don't know.(う~ん……ごめんなさい、わからないわ)」
善子「アイドンノー?」
市民「I understood what you wanted to ask but...(あなたが聞きたいことはわかったんだけど……)」
善子「オー……」
千歌『これは皇帝っていうワードを引き出す作戦なんだねwww』
鞠莉『あの人何聞こうとしてるかわかったの!?』
千歌『わかったの!?』
善子「ハーイ!マイのあとにセイ!ケープペンギン ケープ」
市民「Cape penguin Cape.」
善子「フンボルトペンギン フンボルト」
市民「Humboldt penguin Humboldt.」
善子「コウテイペンギン ホワァッツ?」
市民「Koutei penguin What's?」
善子「ちょっwwそれただ繰り返してるだけ」
【それただ繰り返してるだけ】
千歌『マイのあとにセイって言ったの善子ちゃんじゃんwww』
鞠莉『ていうか皇帝って日本語だしwwww』
善子「ベリベリビッグ ペンギン ネーム カモン」
【ベリベリ ビッグ ペンギン ネーム カモン】
(とてもとても 大きい ペンギン 名前 来い)
市民「Even if it is a big penguin, there are many kinds.(大きいペンギンといっても色々な種類あるわよ)」
善子「ほらほらあの~世界三大ペンギン もっとどんどんどんどんセイ」
【世界三大ペンギン もっとどんどんどんどんセイ】
市民「Emperor penguin, King penguin, and then...(コウテイペンギン、オオサマペンギン、それから……)」
善子「エンプローペンギン?本当に?」
市民「Emperor penguin.」
善子「あ!エンペラーね!オッケーセンキュー!」
善子「ハーイ!ホワァッツネーム?」
観光客「Jasmine.」
善子「オージャスミン!ローマのエンペラーはホワァッツネーム?」
Jasmine「Sorry, I don't know.」
善子「ドゥーユーノーエンペラー?」
Jasmine「……」
善子「エ ン ペ ラ ー」
【エ ン ペ ラ -】
Jasmine「Sorry.」スタスタ
善子「ふっ、エンペラーが人を一人消し去ってしまったようね……やかましいわ!」
善子「ソーリーね ローマのエンペラーネイム どんどんどんどんカモン」
観光客「Emperor name? Heinrich, Friedrich, Wilhelm, Joseph...(皇帝の名前?ハインリヒ、フリードリヒ、ヴィルヘルム、ヨーゼフ……)」
善子「なんかいろいろ出てきたけど……正解がワカラナーイ」
【正解がワカラナーイ】
善子「ア ベリベリ有名なエンペラーネイムはどれね?」
千歌『どれね?ってwww』
鞠莉『善子!その中に正解は一つも無いわよ!』
千歌『嘘でしょwwwダメじゃん!』
善子「えぇ~どれよ正解は……」
善子「……あーもういいわ!一番最初に言ってたのが多分初代ローマ皇帝よね!」
千歌「あ、善子ちゃん帰ってきた!それでは答えをどうぞ!」
善子「ローマの初代皇帝は……ハインリヒ?」
千歌「……残念!」
善子「んにゃぁー!」
千歌「正解はアウグストゥスでした!」
善子「な、何その名前!かっこいい……!」キラキラ
善子「っていうか!そんなのわかる訳ないじゃない!」
鞠莉「という訳でクイズは2問正解ね!じゃあいよいよ最後のミッションよ!」ピラッ
千歌「さっきと同じように60秒待ってから開けてね!」
善子「はーい!」
善子「……ナイン、テン、イレブン、じゅうに、じゅうさん……」
善子「……ごじゅうはち、ごじゅうきゅう、ろくじゅう!ミッションは?」ペラッ
【ミケランジェロの「最後の審判」をレポートせよ!】
善子「ミケランジェロってあの人でしょ?あの~……」
善子「まあいいわ!簡単ね、こんなの!」フフン
鞠莉『ちなみに最後の審判は英語でThe Last Judgementね!それがある場所はSistine Chapelよ!』
千歌『これまた善子ちゃんには絶対わからなそう……』
善子「審判……審判……あ!」ピカーン
善子「マイからクエスチョン オーケー?」
【マイからクエスチョン オーケー?】
留学生「What's wrong?(どうしたの?)」
善子「プレイボール!アウトー!セーフ!ピピーッ!オーケー?」
【プレイボール!アウトー!セーフ!ピピーッ!オーケー?】
留学生「OK, OK...」
留学生「...Then?(……それで?)」
千歌『それで?ってwww』
鞠莉『そりゃそうなるわよwwwwww』
善子「ネイムネイム!ホワァッツネイム?」
留学生「Michel.」
善子「ミシェル?オッケーセンキュー!」
善子「オッケーハーイ!」
善子「ドゥーユーノー ミシェル?」
市民「Michel?」
千歌『絶対やると思ったwwww』
鞠莉『ねぇ善子!ミシェルはさっきの女性の名前よwwwwww』
市民「Sorry...I don't know...(わからないわ)」
善子「アイドンノー?オッケーセンキューね」
善子「えー?審判ってミシェルじゃないの?」
善子「ソーリーね プレイボール!ピピーッ!アウトー!」
市民1「Play boy?」
善子「レッドカード!ピピー!」
市民1「Red card...? No, I don't have a red card.(レッドカード……?私は持ってないわよ)」
善子「ノーノーノーノー」
市民2「You are a baseball referee?(君は野球の審判をしているの?)」
善子「へ?はいはいはいはい!ワンモアワンモアもっとスローリーセイ!」
市民2「You are a baseball referee?」
善子「ベースボールでフリー?」
【ベースボールでフリー?】
(野球で自由?)
市民1「Yeah.」
善子「ベースボールでフェラーリ?」
【ベースボールでフェラーリ?】
(野球でフェラーリ?)
善子「え、フェラーリでベースボール?」
【フェラーリでベースボール?】
(フェラーリで野球?)
千歌『ちょっwwwwwwwww』バンバン
鞠莉『ぶっはっはっはwwwwwwwwwwwwww』バンバン
千歌『も~善子ちゃんヒアリングしっかりしてwwwwwwwww』
鞠莉『ふっww腹筋がwwwwwwww』
善子「ストライーク!バッターアウトー!……フェラーリ?」
市民1「Referee.」
善子「ソーリーソーリー!もっとスローリーカモン」
市民1「R e f e r e e.」
善子「ベースボールでフリー?本当に?」
市民2「That's correct.(合ってるわよ)」
善子「本当かなぁ~」
善子「ヘーイ!ナイスミーチュー!」
観光客「Hi!」
善子「ラストフェラーリはどこね?」
【ラストフェラーリはどこね?】
観光客「Do you want to go to the Ferrari museum? That was pretty good.(フェラーリ博物館に行きたいの?あそこはなかなかよかったよ)」
善子「え、フェラーリミュージアムにあるの?」
観光客「Yes. However, Maranello is far from here.(ええ、ただ、マラネロはここから遠いわよ)」
鞠莉『もしかして善子、フェラーリ博物館行こうとしてる!?』
千歌『え?それってここから遠いの?』
鞠莉『今日中にローマ帰ってこれなくなるわよ!?』
千歌『嘘!?善子ちゃんダメー!』
善子「え?それはインローマ?」
観光客「No.」
善子「ノー!?え~ミケランジェロのラストフェラーリはフェア?」
観光客「Michelangelo?(ミケランジェロ?)」
善子「イエスイエス!マイはヨハネマン ミケランジェロはホワァッツマン?」
【マイはヨハネマン ミケランジェロはホワァッツマン?】
観光客「Michelangelo is a man who made sculptures such as Pieta and David. Then he also painted the Last Judgement.(ミケランジェロはピエタやダビデ像などの彫刻、それから最後の審判を描いた人ですよ)」
鞠莉『あ、言った!』
千歌『善子ちゃん気付くかな?』
善子「ピエタ?ピエタ知ってる!ピエタ アーンド ホワァッツ何した人?」
【ピエタ アーンド ホワァッツ何した人?】
観光客「Pieta, David, The Last Judgement...(ピエタ、ダビデ像、最後の審判……)」
善子「ラストジャッジメント?」
観光客「Yes.」
善子「オー!オッケーオッケー!」
千歌『だから何で通じちゃうのwwwww』
鞠莉『ほんと不思議よwwww』
善子「ハーイ!ラストジャッジメントはフェア?」
市民「Are you from Japan?(あなたは日本から来たの?)」
善子「イエス!マイはジャパニーズ!ア リトル マイ ジャパン!」
【マイはジャパニーズ!ア リトル マイ ジャパン!】
(私は日本人!小さい私の日本!)
善子「ユーはどこニーズ?」
【ユーはどこニーズ?】
千歌『どこニーズwwwwwww』
鞠莉『もwwwもうやめてwwww腹筋がwwwww』
市民「The Last Judgement is in the Sistine Chapel.(最後の審判はシスティーナ礼拝堂にあるわよ)」
善子「え?システィンチャップリン?」
【システィンチャップリン?】
市民「Sistine Chapel.」
善子「システィンチャップル?」
市民「Yeah. Take the subway and get off at Ottaviano station.(そう、地下鉄に乗ってオッタヴィアーノ駅で降りるのよ)」
善子「ホワァッツステーション?スローリー スローリー ステイ」
【ホワァッツステーション?スローリー スローリー ステイ】
(何駅?ゆっくり ゆっくり 待て)
市民「Ottaviano station.(オッタヴィアーノ駅よ)」
善子「オッケーセンキュー!」
千歌『セイとステーションが混ざっちゃってるよwwww』
鞠莉『も、もうダメwwwwww』
善子「駅着いた~!」
善子「ドゥーユーノー ソーリーソーリー?」
【ドゥーユーノー ソーリーソーリー?】
(すみません、すみません 知ってる?)
善子「ドゥーユーノー システィン……なんだっけ?」
観光客「Sistine Chapel? OK, forrow me.(システィーナ礼拝堂?OK、ついてきて)」
善子「え、案内してくれるの?」
観光客「This is the Vatican.(ここがバチカンだよ)」
善子「この奥にあるのね?」グイッ
観光客「Yes.」
鞠莉『あ、そうそう!システィーナ礼拝堂は撮影禁止だから、最後のミッションはこれで達成ね!』
千歌『そうなんだ!』
鞠莉『月ちゃん戻っておいで~』
千歌『あ、月ちゃん!お疲れ様!』
月『善子ちゃんの英語で笑いこらえるの大変だったよ~』
千歌『私たち耐えられなかったよwwww』
鞠莉『じゃ、私たちも善子のところに行きましょうか!』
善子「す、すごい……!天井にも壁にも大きい絵があるわ!何これ……!」
千歌「おーい、善子ちゃ~ん!」
善子「あ、千歌!鞠莉!と……月?」
月「どうもー!今日ずっと撮影係してました!」
善子「へ?撮ってたの!?」
鞠莉「それを映し出してずっと車の中でモニタリングしてたの!」
善子「嘘でしょ!?ちょっとぉ!」
千歌「善子ちゃんはもうちょっと英語勉強してwwww」
善子「だーかーら!通じればいいのよ!それが津島イングるリッシュ」
鞠莉「イングるリッシュってwwww」
千歌「そこで噛まないでよwww」
鞠莉「……じゃ!そろそろみんなのところに戻りましょ!」
善子「そうね!」
千歌「2問正解だから今日のホテルはそこそこいい所だよ!」
善子「はじめてのおつかいinローマ!」
4人「大成功~!!」
おわり
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