鞠莉「run for money 逃走中」
今回は、μ`sとAqoursの総勢18人で「逃走中」に参加します!
舞台は静岡県沼津市、伊豆・三津シーパラダイス。
そこで待ち受ける、18人のハラハラドキドキな逃走劇とは――――。
逃走に成功して賞金108万円を受け取るのは誰か?
波乱の展開を予想しながらお楽しみください!!
舞台は静岡県沼津市、伊豆・三津シーパラダイス。
そこに集められたのは、18人の逃走者たち――――。
千歌「...どうしてこうなっちゃったのぉぉぉぉぉぉぉ!?」
鞠莉「ごめん、パパが...」
――――――――
鞠莉パパ「前回のクイズ$マリオネアに引き続き、貯まりに貯まった小原家の資金を使って、みんなで逃走中で遊びましょう!!」
――――――――
鞠莉「って...」
凛「鞠莉ちゃんのお父さんって本当お金持ちだにゃ~」
ダイヤ「言葉を失いますわ...」
【ルール説明】
・制限時間90分間の間ハンターに捕まらずに逃げ切ると賞金108万円
・賞金は1秒につき200円ずつ上昇
・ただし途中で自首することも可能(自首した場合は成立した時点での金額を獲得できる)
・ハンターに捕まると賞金は0
果南「マジかぁ...」
【オープニングゲーム】
・18人の逃走者がA~Rまでのアルファベットが描かれたひもを順に引っ張る
・ひもを引く順番はくじで決定
・A~Rまでのどれか一つがハズレ
・ハズレを引いた場合は即ハンター3体解放、ゲームスタート
・アタリを引いた人はその場からすぐに逃げることが可能
・17人がハズレを引かなかったら全員60秒の猶予が与えられ、その間に逃げることが可能
穂乃果「うっわ、ハンターだ...」
18人の目の前には、ボックスに入れられた3体のハンター。
今まさに、ゲームが始まろうとしている――――。
海未「くじですね...いよっ!」
善子「だいたい私、いつもこういうのって良いの引かないのよ...」
真姫「本当鞠莉のお父さんってとんでもないお金持ってるわよね...ほっ!」
【くじの結果】
1花丸
2曜
3希
4にこ
5絵里
6千歌
7果南
8花陽
9真姫
10ルビィ
11穂乃果
12ダイヤ
13鞠莉
14梨子
15ことり
16凛
17善子
18海未
花丸「やったずら~♪」
善子「..................................................................」
ルビィ「よしよし、善子ちゃん!」
善子「ヨハネよぉ!」
花丸「じゃあ、早速引くずら!マルは...Q!」スッ
花丸「...セーフ!」
千歌「花丸ちゃんもう逃げていいんだよ~」
花丸「そうなの!?行ってきま~す!」スタスタ
曜「次は私だね!直感でEにする!」スッ
曜「おぉぉ...!じゃあ、行ってくるね!」
希「次はウチやんな!スピリチュアルで答えがわかるんや!にしし~...Bやな!」スッ
希「ほら!じゃあな~」スタスタ
続いてにこがD、絵里がP、千歌がKを引いて全員セーフ。
果南「かなり確率が上がって来たね...これはLだね!」スッ
果南「やったぁ~♪」スタスタ
花陽「じゃあ...花陽はONIGIRIのOにしますっ!」スッ
花陽「やりました!」スタスタ
さらに真姫がH、ルビィがRを引きセーフ。
まだゲームは始まってすらいない。
このあと逃走者にどのような試練が待ち受けているのか――――。
穂乃果「11人目、穂乃果はGにする!」スッ
確率は、8分の1――――。
穂乃果「大丈夫だよね!」スタスタ
ダイヤ「いよいよ私の出番ですわね...ここは黒澤家として、何としてでもアタリを引きますわ!ミューズのM、これに限ります!」スッ
ハンター「...」ガチャッ
ダイヤ「なっ...!?」
善子「ひぃっ!」
【START】
ゲームが、始まった――――。
☆ ☆ ☆
【90:00 0円】
梨子「ちょっ、ちょっとダイヤさん!!」
ダイヤ「ごめんなさぁぁいですわぁ!!」
曜「え?ハンター放出!?」
花丸「いよいよ始まったずら...!」
ことり「うわぁ~!追いかけてきてるよ~!」スタスタ
ダイヤ「...なんとか逃げ切りましたわ。ことりさん頑張ってください...」
梨子「あっぶなぁ~」
善子「あ、焦ったわ...」
ことり「待って、やばいよ~!うわぁぁぁ!!」
ハンター「...」ガシッ
ことり「う、嘘...!」
南 ことり 確保
残り 17人
ことり「うわぁ~!捕まっちゃったよ...」
にこ「な、何よ...メール?」プルルル
【89:50 2,000円】
にこ「...嘘ぉ!ことり捕まったの!?早すぎるわよ!」
曜「怖いねぇ~」
花陽「あ...曜ちゃん!」
曜「花陽ちゃん!ねえねえ、花陽ちゃんは108万円ゲットしたら何に使う?」
花陽「花陽は...たくさんおにぎりを食べたいですっ!曜ちゃんは?」
曜「私は...たくさん洋服を買いたいな~。あっはは!私ってすぐ貰ったおこづかい全額使っちゃって...いやぁ~だらしないね、私」
ルビィ「あ、電話...」プルルル
希『もしもし、ルビィちゃん?』
ルビィ「はい、ルビィです!」
希『今日はお互い頑張ろうな~』
ルビィ「はい!」
希『ルビィちゃんはお金貰ったら何に使うん?』
ルビィ「ルビィは...全国のアイドルショップ巡りしたいですっ!」
希『ルビィちゃんは本当アイドル好きなんやね~』
ルビィ「希ちゃんは何に使いますか?」
希『うちは108万円もあったら何に使ったらいいかわかんないから、とりあえず貯金かな~』
ルビィ「さ、さすがです...」
希『じゃ、切るよ!がんばルビィ、やね~』
ルビィ「はい!」ピッ
果南「私は毎日ジョギングしてるから走るのは得意だよ、逃げられるかな?」
自慢の足でハンターから逃げ切る自信にあふれた果南。
果南「でも、ハンターがどこから来るかわからないんだよねぇ~」
ハンターは、いつどこから来るかわからない――――。
【85:00 60,000円】
絵里「うわ、ハンタ...あ、見間違えたわ!...ふぅ」
真姫「ちょっと絵里!急に大きい声出さないでちょうだい」
絵里「あ、真姫!ごめん...」
その真姫と絵里の近くに、ハンター――――。
千歌「あ...うわっ、ハンターだ!」スタスタ
ハンター「...」スタスタ
千歌「やばいやばい!追ってきてる!」
狙われたのは、近くにいた千歌だ――――。
ハンター「...」スタスタ
千歌「うわぁぁぁ...あれ?あ、よかった~」
見事、ハンターを振り切ったようだ――――。
【83:00 84,000円】
梨子「私、一回逃走中ってやってみたかったんだよね~」
穂乃果「あれ?あ、梨子ちゃんだ!」
梨子「穂乃果ちゃん!さっきすぐそこを千歌ちゃんがハンターに追いかけられてたよ~」
穂乃果「見たよ!あれがAqoursのリーダーなんだよね、かっこいいなぁ~」
梨子「逃げ切ってたもん!本当、かっこいいんだよ~」
穂乃果「ところで梨子ちゃんって...逃走中やってみたかったんだ!」
梨子「うん!何か、テレビでよく見て面白そうだな~って思って...」
穂乃果「じゃあ、穂乃果と一緒にミッションやろうよ!」
梨子「うん、わかった!」
☆ ☆ ☆
【82:30 90,000円】
善子「...あら!?」プルルル
メールだ――――。
~MISSION 1~
【イルカの海エリアに5つのハンターボックスを設置。残り70分になると、ハンターが5体放出される。阻止するには、ハンターボックス横の『ラブライブ!』に関するクイズに3問正解しなければならない。】
善子「5体!?嘘でしょ!?行かなきゃ!」
鞠莉「Oh...my God...!行くしかないわね...と思ったけど、やめとこうかしら...」
凛「やばいにゃ~!でも、凛は捕まりたくないから行かない!」
善子「今私がいるのが自然飼育場...ここね!」
梨子「じゃあ穂乃果ちゃん、また後で!私ミッション行くね」
穂乃果「うん、がんばろうね!」
ミッションに向かった梨子――――。
梨子「イズリバからイルカの海、遠いなぁ...あれ、鞠莉さん?」
鞠莉「あら?梨子!」
梨子「鞠莉さん、ミッション行きます?」
鞠莉「私?行かないでおくわ」
梨子「わかりました!じゃあ私はミッション行きますね!」
鞠莉「がんばれ、梨子!」
梨子「はい!」
にこ「こうなったら行くしかないじゃない!遠いけど...ダイヤは行くのかしら?」プルルル
ダイヤ『あ、電話ですわ...』
にこ「もしもし、ダイヤ?」
ダイヤ『はい、私です...にこさん?』
にこ「ダイヤはミッション行くの?」
ダイヤ『私は...クイズは苦手ですので、今回は誰かに任せますわ』
にこ「そ、そう...私は行くわ!」
ダイヤ『頑張ってください!』ピッ
ダイヤ「あのμ`sと話せる日が来るなんて、思ってもいませんでしたわ...!」
憧れのμ`sと話せてゲームそっちのけの、ダイヤ――――。
【80:00 120,000円】
善子「こっちの方向で合ってるのかしら...」
ミッションに行こうとする善子の近くに、ハンター――――。
善子「100,000円超えた...ん?」
ハンター「...!」スタスタ
善子「う、嘘でしょ!?」スタスタ
ハンター「...」スタスタ
善子「待って捕まる!!!!」スタスタ
ハンター「...」
善子「はぁ、はぁ...危なかったわ...」
見失った善子の近くに真姫と、絵里――――。
真姫「絵里...私はミッション行かないわよ」
絵里「そうね...うわぁ!」
真姫「だから絵里!大きい声は...」
絵里「そうじゃないのよ、本当にハンターいたの!あっち!」ユビサシ
ハンター「...!」スタスタ
見つかった――――。
真姫「うわぁ、やばい気づかれた!」スタスタ
絵里「あ、ちょっと真姫待って!」
真姫「やばいわ!」
ハンター「...」スタスタ
真姫「うわぁ!」
絵里「ふぅ、ハンターからなんとか逃げられたわ...あら、真姫?」
真姫「ちょっと!!うわぁぁぁぁ!」
ハンター「...」ガシッ
真姫「惜しかったわ...」
西木野 真姫 確保
残り 16人
絵里「真姫はどうなったのかしら...」プルルル
絵里「メール...まさかね」
海未「真姫確保...!ことりに続いて...」
【77:00 156,000円】
善子「地図通りだと、ここら辺にハンターボックスが...あったわ!」
ハンターボックスに辿り着いた――――。
善子「怖いわね...これね!」
~QUIZ 1~
高海千歌→QTNAT、AZALEA→ちつちりいち
とするとき、【BEIULQEちたなちすになも】は何になるか。
善子「えっと...どうしよう。クイズ苦手なのよ...!誰かいないかしら...」
ミッションを成功させるには、クイズに正解しなければならない――――。
善子「そうだ、電話ね!リリー!」プルルル
梨子『もしもし、よっちゃん?』
善子「クイズの場所着いたわ!」
梨子『私も今向かってるよ~』
善子「リリーも来るの!?」
梨子『うん!ずっと何もしないの退屈だし!』
善子「暢気ね、あんたは...それで、クイズなんだけど...今から言うね」
梨子『は~い』
善子「高海千歌がQTNAT」
梨子『えーっと、千歌ちゃんはQTNATね』
善子「それで、AZALEAが、ちつちりいち...」
梨子『膣なんだってぇ!?』ガタッ!
善子「ち・が・う・わ・よ!!漢字にするなぁ!!!!今度は“ちつちりいち”が平仮名ね。漢字じゃないわよ!漢字じゃないからね!!」
梨子『はいはい!それで、アゼリアは英語で“AZALEA”でいい?』
善子「そうね。それで問題は...」
梨子『まだ問題じゃなかったの?』
善子「まだ前フリというか、例ね。問題は“BEIULQEちたなちすになも”は何になるか?」
梨子『え~っと、BEIULQEの部分が英語かな?』
善子「そうね。英語というかアルファベットかしら」
梨子『それで、“ちたなちすになも”が平仮名なんだね?』
善子「そうね、最初の2つの法則にしたがって、それは何になるかっていう問題」
梨子『最初の2つって、膣なんとかね!』パァァッ
善子「言いたいだけでしょ!一緒に考えなさいよ!」
梨子『え~っと...もうすぐそこ着くから一旦電話切るね』
善子「は~い!」ガチャ
梨子「よっちゃ~ん!」
善子「あ、リリー!」
梨子「これね!ここに来る間に少し考えてたんだけど...」
善子「膣なんとかについて?」
梨子「それもそうだけど...じゃなくて!!これ、平仮名の数とアルファベットの数が一致してるね」
善子「あ、本当だ!」
梨子「しかも、AZALEAの“A”は決まって“ち”だったり、たかみちかの“か”が決まって“T”になってるね」
善子「“ち”についてはたかみちかもAZALEAも同じAね」
梨子「答えがわかったら、このキーボードで答えを入力するのね!」
善子「私、今寒くて手がかじかんでて、キーボード打てないのよ...。リリー、代わりに打ってくれる?」
梨子「わかったわ...あら?」
善子「どうしたの?」
梨子「Aのところにある平仮名、“ち”だ...」
善子「あ、本当だ...まさか!リリー、QTNATを順番に読んで!」
梨子「た...か...み...ち...か...!?」
善子「じゃあ逆に“ちつちりいち”もお願い!」
梨子「膣...」
善子「いいから黙って読め」
梨子「ごめんねよっちゃん.............................AZALEAだ!」
善子「いい線来てるわねこれ!本題行くわ!同じ要領で“BEIULQEちたなちすになも”もお願い!」
梨子「こいになりたい...“ち”はAでしょ?え~っと...私、いつもローマ字打ちだから、平仮名からアルファベットに直すの大変なんだよねぇ...」
善子「それ、わかるわ...あ、待ってリリー!」
梨子「よっちゃん!?」
善子「“こいになりたい”と来て、そこから平仮名8文字をアルファベットにするんでしょ?」
梨子「うん、そうみたい」
善子「あれしかないじゃない!」
梨子「...はっ!」ピカーン
善子・梨子「AQUARIUM!!」
梨子「恋になりたいAQUARIUM...っと、これでよし!」カタカタッターンッ!!
マシン「正解!!」ピンポンピンポーン!!
梨子「やった!あと2問ね!」
善子「...やばっ、あと4分しかない!」
梨子「え、嘘!?急がなきゃ!」
~QUIZ 2~
綺羅ツバサ→07 39 18 26˝ 11、統堂英玲奈→20 03 20˝ 03 04 42 21
とするとき、【05 20 25 07 11˝ 06】は何になるか。
梨子「なるほどねぇ...」
2問目を解こうとしている梨子と善子の近くに、ハンター――――。
善子「数字が2つずつまとまてるわね...」
梨子「一部には点がついてるね...」
ハンター「...」キョロキョロ
善子「どっかで見たことあるわね、この表記...」
梨子「何だっけ...あ!東経とか北緯とか!こんなの使われてなかったっけ?」
善子「地図によく書いてあるやつ?」
梨子「そうそう!...あら?やばっ」
善子「!?」
梨子「ハンターだ!」
善子「嘘ぉ!?」ビクッ
ハンター「...!」ダッ
見つかった――――。
梨子「待って見つかった!」
善子「嘘でしょ!今クイズで時間ないのに!」
梨子「うわぁ私狙われてる!」スタスタ
善子「ひぃぃっ!」
狙われたのは、梨子だ――――。
ハンター「...」ジロジロ
梨子「待って!今クイズが...あれ?」ヒィヒィ
見事ハンターを、振り切ったようだ――――。
【73:00 204,000円】
善子「もぅっ!急に現れるからびっくりするじゃない!」
ハンターは、いつどこから現れるかわからない――――。
善子「リリーどっか行っちゃった...大丈夫だったのかしら?メール無いってことは平気だったのね?」
果南「みんなミッション行ってくれてるかな?私は安全のために動かないでおくよ♪」
しかし、果南のすぐ近くにハンター――――。
果南「お金はどうしよっかな?鞠莉てば、本当お金持ち家系だよね~」
ハンター「...」キョロキョロ
果南「暇だなぁ...あれ?ひゃぁっ!」
ハンター「...!」スタスタ
見つかった――――。
果南「嫌ぁぁぁっ!」スタスタ
ハンター「...」スタスタ
果南「毎朝ジョギングしてる私をなめないでよね!」
ハンター「...」スタスタ
果南「えっ...!待って速すぎる!きゃぁぁぁっっ!!」
ハンター「...」ガシッ
果南「う、嘘でしょぉ~?」
松浦 果南 確保
残り 15人
鞠莉「あら?」プルルル
曜「え...果南ちゃん確保!?毎日走ってたじゃん!」
~牢獄~
ことり「果南ちゃん確保...一番逃げ切りそうな人が...」
果南「あっはは!急に来たからびっくりしたよ~」
真姫「果南...意外だわ」
善子「どうしよう...あと3分で2問!リリーどっか行っちゃったし...1人でやるしかないのね」
~QUIZ 2~
綺羅ツバサ→07 39 18 26˝ 11、統堂英玲奈→20 03 20˝ 03 04 42 21
とするとき、【05 20 25 07 11˝ 06】は何になるか。
善子「問題はこれね...東経...北緯...?地理は苦手なのよね...」
にこ「お~い!」
善子「あら...にこ?」
にこ「さぁ、クイズやるわよ!にこに任せなさい!」
善子「クイズはこれよ」
にこ「ふむ...なるほど...」
善子「もしかして...わかったの?」
にこ「こういう暗号パズルってだいたい文字数が一致してたりするのよ」
善子「そういえば、さっきのもそうだったわ...」
にこ「この問題は...やっぱり一致してるわね!」
善子「本当だ!ってことは、同じ文字のところは同じ数字が...来てるわ!」
にこ「“と”は20で、“う”が03ね!」
善子「つまり、点は濁点を意味するのね!東経とか北緯とか関係なかったのね!よかった~!」
にこ「あんたもしかして...地図読めないの?」
善子「う、うん...」
にこ「もうちょっと勉強しなさいよ~!まぁいいわ、例と見比べると、2文字目が“と”で5文字目が“ざ”になるわね!」
善子「数字は何なのかしら...」
にこ「そうね、よくあるのは何かの順番かしら?」
善子「順番?」
にこ「例えばABCの順に1、2、3って...」
善子「“う”が3つめに来るのは...」
にこ「ひらがなの五十音順とか?」
善子「...!」ハッ!?
にこ「善子?どうしたのよ...」
善子「あいうえおの順で1、2、3、4、5...」
にこ「かきくけこ...あっ!本当ね!やるじゃない!」
善子「お...あかさたな...かきく...」
にこ「わかったわ!」
善子「私も!答えは“音ノ木坂”ね!早速打ち込みましょ...ごめんにこ、私寒くて手がかじかんでて...」
にこ「もぉ~仕方ないわね...私が打ち込むわ!」カタカタ
マシン「正解!!」ピンポンピンポーン‼
善子「ふっ...当然ね!」
にこ「善子...あんた、にこがいなかったらクリアできなかったじゃない!」
善子「だからヨハネよぉ!」
マシン「...」スッ
にこ「うわっ!?」
善子「何これ、カード...?」
にこ「2枚あるわね、音ノ木坂カード、浦の星カード...?」
善子「何に使うのかしら...次の問題?」
にこ「わからないわ...」
善子「とりあえず、持っておいた方が良さそうだから貰っておきましょ!」
にこ「にこは音ノ木坂カード貰うわね!」
善子「えぇ~、私音ノ木坂カード欲しい!」
にこ「しょうがないわね、はい!じゃあ、にこが浦の星カード貰うわね」
善子「ありがと!」
2人の元に突然降りてきた2枚のカード。
そのカードが意味することとは、一体何なのか――――。
にこ「時間無いから最終問題行くわよ!」
~QUIZ 3~
だからヨハネよ!→4* 2 9 888 6 5555 888 ####
がんばルビィ!→2* 000 6* 999 66* 1111111 ####
とするとき、【22 3333 22 4* 888 ####】は何になるか。
善子「この例...悪意しかないわね!」カッ!
にこ「だからヨハネよって...恥ずかし」ププッ
善子「な...っ!まあいいわ、この米印みたいなのとハッシュタグみたいなの、どっかで見たわね...」
にこ「え~っと...電卓?電話?」
善子「あ...電話!」
にこ「この番号入れて掛けてみる?」
善子「大丈夫?変なところに掛かっちゃわない?」
にこ「う~ん...大丈夫でしょ!一回やってみましょ!」
善子「わかったわ!...といっても、逃走中用に配られたガラケーしか無いのよねぇ、本当不便だわ...!」
にこ「仕方ないじゃない、ゲームなんだし!」
善子「じゃあ入れるわね...」ポチポチ
にこ「入れた?」
善子「...あれ?」
にこ「どうしたのよ?」
善子「掛からない...」
にこ「やっぱりね...!こんな電話番号あるはずないもの」
善子「あっ...あああああああああああ!!!!」
にこ「ちょっ、善子!?」
善子「画面、メールのままだった!」
にこ「はぁぁ!?」
善子「ご、ごめん...」
にこ「ちょっと!あと20秒でハンター放出されるのよ!」
善子「嘘でしょ!?......あれ?」
にこ「今度は何!?」
善子「これ、答えだ...ほら」チラッ
にこ「あら?あっ...!ナイスミスよ善子!急いで打ち込むわ!」カタカタ
善子「だ~か~ら!ヨハネ!ナイスミスって、何か嬉しくないわね...」
マシン「正解!!」ピンポンピンポーン‼
にこ「あ、危なかった...!」
善子「あと5秒遅かったら、すぐそこのボックスからハンター飛び出てたのね!?恐ろしいわ...!」
にこ「あと5秒だったの!?ゾッとするわね...」ガクガク
ハンターボックス「...」カチッ
善子・にこ「ひゃぁっ!?..............え?」
善子「ボックスにロックが掛かっただけね!にこってば、これぐらいでビビるの?」
にこ「ふんっ、何よ!善子だってビビッてたじゃない!」プンスカ
善子「そ、それは...し、知らないわ!それじゃあ私行くから!」
にこ「ふん、がんばりなさい!」スタスタ
善子「そっちもね!」スタスタ
☆ ☆ ☆
【70:00 240,000円】
凛「うわっ!メール...!」プルルル
穂乃果「えっと...梨子ちゃん、善子ちゃん、にこちゃんの活躍により、ハンター5体の放出を阻止...!」
希「やったな~!」
ダイヤ「ありがとうございます...!」
善子「ひぃ~、怖かったわ...」
しかし、その希の近くにハンターだ――――。
曜「あれ、絵里ちゃん!」
絵里「あら、曜?」
曜「初めまして~」
絵里「こちらこそ!沼津、いい所ね」
曜「ありがとう!ここ以外で他に沼津のどんな所行った?」
絵里「そうね、ここに来る途中μ`sの9人ですぐ近くのスイーツ屋さん行ったわ」
曜「あ、松月さんだね!あそこのスイーツ本当おいしいよね!」
絵里「穂乃果と凛がおいしいって騒いでたわ、あはは」
曜「あはは!」
穂乃果「ぶぇ~っくしょい!」
凛「ぶぇっくしゅ!」ズルズル
花陽「凛ちゃん大丈夫?風邪?」
凛「あっ、か~よちん!?そんなことはないよ。いつだって元気にゃ~」
花陽「よかったね、ミッション成功出来て!」
凛「ね!だって、5体追加は相当大きいもんね...」
希「しっかしミッションクリアなんて、善子ちゃんってほんま不思議な力持ってるんやね!」
しかし希は、すぐ後ろにいるハンターに、気づいていない――――。
ハンター「...」キョロキョロ
希「この逃走中ゲームが終わったら、スピリチュアルゲームで決着やね!...あら?」
ハンター「...!」
見つかった――――。
希「うわっ!」
ハンター「...」スタスタ
希「全っ然気づかんかったぁ!」
ハンター「...」ダッ
希「待って、速い!」
ハンター「...」バッ
希「あかん、捕まる!」
ハンター「...!」ガシッ
希「あちゃ~...」
ハンターは、いつどこから現れるかわからない――――。
東條 希 確保
残り 14人
善子「ん?」プルルル
絵里「希、確保...!」
曜「希ちゃん!?」
~牢獄~
真姫「希まで...」
果南「お疲れ様!」
希「ハンター怖いわ!」
【65:00 300,000円】
曜「ところで、まだ行ったのは松月さんだけ?」
絵里「そうね!朝沼津着いて、少し松月さんで休憩してから、そのままここに来たわ」
曜「じゃあ、このゲームが終わったら他にもいろんな所行ってみてね!」
絵里「そうね、案内してくれるかしら?」
曜「いいよ~、じゃあ、この水族館も少し案内するね!」
絵里「ありがとう!」
曜「内浦には水族館が2つあるんだよ~」
絵里「え、ここ以外にもあるの!?」
曜「そう!それで、ここのマスコットキャラクターがうちっちーね!」
絵里「うちっちー...どんなキャラなのかしら?」
曜「目の前にいるのが...あれ?」
絵里「あ、あの子?」
曜「うちっちーだ!ちょうどいい所に!」
うちっちー「...」ブンブン
絵里「可愛いわね!握手してもらいましょ!」
うちっちー「...」ギュー
絵里「やった、ハグもしてもらえたわ!」キラキラ
曜「よかったね!」
うちっちー「...」スッ
絵里「あら?うちっちー、何か持ってるわね...」
曜「これは...カード?」
うちっちー「...」スッ
絵里「あ、くれるのね!」
曜「何に使うんだろう...?まぁいいや、貰っとこうよ!」
絵里「これは、音ノ木坂カード...?」
曜「私のは浦の星カードだ...」
うちっちー「...」ブンブン
曜「あ、またねうちっちー!」
絵里「またね~!」
曜「絵里ちゃんは音ノ木坂の生徒だから、音ノ木坂カードなんだね!」
絵里「そうね、とりあえず持っておきましょう!いいこと起きるかもしれないし」
曜「そうだね!それじゃ、そろそろ別行動しよっか!」
絵里「またね~」
曜「は~い」
ルビィ「そうだ、お姉ちゃんに電話しよ!」
ダイヤ『!?びっくりしましたわ...』プルルル
ルビィ「もしもし!」
ダイヤ『もしもし?なんだ、ルビィでしたの...?ミッションだと思いましたわ...』
ルビィ「お姉ちゃん、次のミッションは何だと思う?」
ダイヤ『そうですわね。ハンターを減らす何かが来ればいいですわね...』
ルビィ「そうだね!お姉ちゃん、次のミッションは行くの?」
ダイヤ『行きませんわよ、恐ろしいですもの...』
ルビィ「そっか、頑張ろうね!」
ダイヤ『がんばルビィ、ですものね!』
ルビィ「じゃあ、切るね!」ピッ
ダイヤ『は~い!』ガチャッ
ダイヤ「ルビィが逃げ切ってくれたら、私にもお金分けてほしいですわね...」
【60:00 360,000円】
花丸「マルもそろそろ動くずら...あれ?」
ルビィ「あ、花丸ちゃん!」
花丸「ルビィちゃん!ねぇねぇ、あそこの売店でくらげアイス食べていこうよ!」
ルビィ「いいね、ルビィも食べたい!」
しかし、売店の裏に潜んでいたのは、ハンターだ――――。
ハンター「...」
花丸「すいませーん、くらげアイス2つくださ~い!」
店員「かしこまりました、2つで700円で~す」
ルビィ「は~い」スッ
店員「300円のおつりと、こちら、くらげソフトですね~」スッ
花丸「おぉ、おいしそうずら~!」
店員「あと、こちら、浦の星カードでございます~」
ルビィ「え、浦の星カード...?」
店員「無料でお配りしておりますので、よかったらどうぞ!」
花丸「あ、ありがとうございます~」
ルビィ「ねぇねぇ、あそこ座って食べようよ!」
花丸「うん!」
花丸「いただきま~す!」パクッ
ルビィ「すごい、コリコリしてて美味しい!」
花丸「本当だね!」
ハンター「...」キョロキョロ
花丸「ふぅ、極楽極楽~」
ゲームを忘れてくつろぐ2人のすぐ後ろに迫り来る、ハンター――――。
ハンター「...」ジロジロ
ルビィ「花丸ちゃん、食べるの早いねぇ~」
ハンター「...」
奇跡的にも、気づかれなかった。
次々に逃走者たちに渡されていく、謎のカード。
このカードが、今後のゲームの展開を大きく左右する――――。
【58:00 384,000円】
海未「ことりが捕まるの、非常に早かったですね...」
鞠莉「あら?海未じゃない!」
海未「あ、鞠莉!すごいですね、鞠莉のお父さんって...」
鞠莉「パパお金持ちなのよ~」
海未「真姫の家族もすごいんですよ」
鞠莉「まぁ~、そうなのね!じゃあ、西木野プレゼンツで逃走中第2弾みたいなのを...」
海未「あっはは...私は、もう大丈夫です...」
鞠莉「あら、ごめんなさいね!パパが急に変な企画しちゃったせいで...」
海未「いえいえ、大丈夫ですよ。こういうのもたまには楽しいですし」
鞠莉「μ`sのみんなが沼津に来てくれて、本当嬉しいわ...あら?」
海未「あ、このボックスは...」
鞠莉「さっきのミッションのときのね!」
海未「なるほど...画面に何か書いてありませんか?」
マシン「ボタンを押してください」
鞠莉「う~ん...少し怪しいけど押してみましょ!」ポチッ
マシン「...」ガタッ
海未「これは...カード?」
鞠莉「浦の星カードと音ノ木坂カードだって!」
海未「私は音ノ木坂ですね」
鞠莉「じゃあ私は浦の星ね!」
善子、にこ、曜、絵里、ルビィ、花丸に引き続き、カードを受け取っていく逃走者たち――――。
☆ ☆ ☆
【55:00 420,000円】
善子「...ところで、この音ノ木坂カードって何に使うのかしら...」プルルル
善子「!?」
メールだ――――。
~MISSION 2~
【残り45分になると、腕時計からアラームが鳴り続け、ハンターに位置情報を伝達する。阻止するには、μ`sメンバーが持っている音ノ木坂カードをAqoursメンバーが付けている腕時計にかざすか、Aqoursメンバー持っている浦の星カードをμ`sメンバーが付けている腕時計にかざさなければならない。なお、制限時間を過ぎてもお互いのカードをかざすことで解除は可能。】
梨子「嘘、カードって何!?」
ルビィ「さっきのカードはこれに使うんだね!」
花丸「でも、マルたちが持ってるのはμ`sにしか使えないね...」
ルビィ「じゃあ、μ`sのメンバーに会ってカード交換しないとね!」
善子「よし!さっきわざと音ノ木坂カードの方貰っといてよかったわ!」ピピッ
津島 善子 MISSION CLEAR
にこ「善子やるじゃない、ナイスよ!」ピピッ
矢澤 にこ MISSION CLEAR
カード獲得した時点で既に交換していたにこと善子は、すぐに解除に成功した――――。
にこ「これって、一回使ったらもう効果無くなっちゃうのかしら?」
曜「絵里ちゃんに電話しよう!」
絵里『!』プルルル
曜「もしもし~」
絵里『あ、曜!ミッションね!』
曜「私、今みとしーの森ってところにいるよ!」
絵里『そっちに向かえばいいのね?』
曜「待ってるね~」
絵里『じゃあ、後でね!』ガチャッ
曜「あそこでうちっちーに会えてよかった~」
その曜の後ろに、ハンターが接近していた――――。
絵里「確か、ここら辺にみとしーの森が...あれ!?」
ハンター「...!」
絵里「嘘でしょ!?」
見つかった――――。
ハンター「...!」ダッ
絵里「やばい!」
ハンター「...」スタスタ
曜「あ、絵里ちゃ...どうしたの!?」
絵里「ごめんね曜!」スタスタ
曜「うわっ、ハンター!?」
ハンター「...」スタスタ
曜「待ってこっち来てる!」
ハンター「...」スタスタ
曜「速過ぎる...!」
ハンター「...」スタスタ
曜「うわぁぁぁぁ!」
ハンター「...」ガシッ
曜「う、嘘ぉ...」
渡辺 曜 確保
残り 13人
運悪く、巻き添えを喰らった――――。
曜「あ、カードどうしよう...」
絵里「曜...本当にごめんね!」
千歌「...!?」プルルル
千歌「曜ちゃん、捕まっちゃった...」
~牢獄~
真姫「...」プルルル
果南「曜ちゃん確保!あちゃぁ...」
曜「速いね、ハンター」
ことり「お疲れ様!そのカードどうしたの?」
曜「ミッションで使うはずだったんだけど...どうしよう?」
ことり「とりあえず、持っててみれば?」
曜「そうだね!」
【52:00 456,000円】
凛「やばいにゃ~、カード持ってる人探さなきゃ...」
動こうとする凛の近くには、2体のハンター――――。
凛「誰か近くにいないかな~」
ハンター「...」キョロキョロ
凛「そうだ、誰かに電話しよ!」
千歌『!?』プルルル
凛「もしも~し」
千歌『もしもし、凛ちゃん?』
凛「千歌ちゃん、浦の星カード持ってる?」
千歌『ごめんね、私もカードは持ってないよ~』
凛「そっか、それは仕方ないね。別の人に聞いてみるよ」
千歌『そうだね!じゃあね~』
凛「は~い」ピッ
凛「千歌ちゃんは持ってないかぁ...」
ハンター「...!」ダッ
凛「じゃあ次は......あ!」ダッ
見つかった――――。
凛「気づかなかった!」
ハンター「...」スタスタ
凛「速い速い!」スタスタ
ハンター「...?」
凛「待って...あれ?」
見事、振り切ったようだ――――。
凛「ふぅ~、よかったよかっ...うっそ!?」
しかしその先に、別のハンター――――。
凛「しょうがない、ここに隠れて...」
ハンター「...」スタスタ
凛「...あれ?」
ハンター「...」
凛「あ、行っちゃった...ふぅ~」
奇跡的に、気づかれなかった――――。
凛「めっちゃくちゃ焦ったにゃ~」
絵里「曜が捕まっちゃったし、牢獄に行ってみましょうか。...あら?」
海未「あ、絵里!」
絵里「海未!ちょうどよかった...。流石に浦の星カードは持ってないわよね」
海未「そうですね。私が持ってるのは、音ノ木坂カードだけですからね」
絵里「そうよね。ちょっと曜のところ行ってくるわ」
海未「ところで、鞠莉見ませんでした?」
絵里「見てないわね」
海未「そうですか...。ありがとうございました」
絵里「そっちもがんばってね!」ブンブン
海未「はい!」ブンブン
花陽「カードはどこにあるんでしょうか...」プルルル
花陽「ん!?メール?」
メールだ――――。
~通達 1~
【ミッション達成に必要なカードは、以下の3ヵ所で入手が可能。①イルカの海エリアのクイズを打ち込むマシン②軽食コーナーの店員③逃走エリア内を移動しているうちっちー】
花陽「なるほど、よかった~!早速行きましょう!」
梨子「さっきの所で貰えるのね!μ`sの誰かと一緒に行けば、カード貰ってすぐ解除できそうね!電話しましょ!」
海未『あっ...』プルルル
梨子「もしもし~」
海未『もしもし、梨子?』
梨子「海未ちゃん、一緒にクイズのマシンのところ行かない?その場で交換できれば早いと思って...」
海未『なるほど...しかし、私は音ノ木坂カードを持っていますが...』
梨子「え、本当!?」
海未『梨子は何もカードを持っていない状態なのですか?』
梨子「そうだね~」
海未『じゃあ、先に浦の星カードを貰ってきてください』
梨子「わかった!じゃあ、また後で!」ピッ
梨子「よし、相手が見つかったわ!」
【50:00 480,000円】
絵里「確か、牢獄はここら辺に...」
~牢獄~
ことり「果南ちゃんも松月さんってよく行くんだね!」
果南「あそこはワンちゃんがいるんだけど、すご~く可愛いの!」
曜「でも、梨子ちゃんがビビっちゃうからねぇ」
真姫「へぇ、梨子ってイヌが苦手なのね...」
希「そうなんや...って、あれ?」
果南「どうしたの?」
希「...絵里ちや」
曜「絵里ちゃん...あ、本当だ!」
ことり「曜ちゃん、カード貰いに来たのかも!」
曜「OK!カード準備完了であります!」
絵里「あ、いたいた」
曜「絵里ちゃん、カード受け取りに来たんだよね?」
絵里「そうよ!」
曜「はい、これ!」
絵里「ありがとう!」ピピッ
絢瀬 絵里 MISSION CLEAR
希「えりち頑張ってな~」
絵里「えぇ、行ってくるわ!」
梨子「あ、マシンあったあった!1問目のときは全然気づかなかったよ~」ポチッ
マシン「...!」ガタッ
梨子「よし、浦の星カードゲット!あとは海未ちゃんに電話して...」プルルル
海未『もしもし、ゲットできましたか?』
梨子「うん、出来たよ!」
海未『じゃあ、軽食コーナーに来てください』
梨子「今から行くね!」ピッ
海未「これが駿河湾...東京の海とはまた違って、すごく綺麗ですね」
梨子「お~い、海未ちゃ~ん!」
海未「あ、梨子!無事来れたようでよかったです」
梨子「じゃあ、早速交換しましょ、はい!」
海未「ありがとうございます!」ピピッ
園田 海未 MISSION CLEAR
梨子「どういたしまして!」ピピッ
桜内 梨子 MISSION CLEAR
海未「ところで...もし鞠莉を見かけたら、軽食コーナーに来るように伝えておいてくれませんか?」
梨子「うん、わかった!」
穂乃果「わざわざカード取りに行くのも面倒だから、適当にうろうろしてればカード持ってる人に会えるでしょ!」テクテク
にこ「あれ、穂乃果?そんなところで何やってるのよ」
穂乃果「あ~!ちょうどいい所に!って思ったけど、浦の星の人じゃなかった...」
にこ「ん?にこ、浦の星カード持ってるわよ?」
穂乃果「え、何で!?」
にこ「先に善子と交換しといたのよ」
穂乃果「そうなの!?ありがとうにこちゃん!」
しかし、そのすぐ近くに、ハンターだ――――。
ハンター「...」
にこ「待って。あげないわよ、かざしてあげるだけ。手出しなさい」ピピッ
高坂 穂乃果 MISSION CLEAR
穂乃果「よかった~!あと3分で...あっ」
にこ「どうしたのよ?」
穂乃果「...!」バッ
にこ「えちょっ、穂乃果!?」
ハンター「...!」ダッ
にこ「うわぁ!?穂乃果、何も言わず一人だけ逃げやがったわね!」
見つかった――――。
にこ「待って嘘でしょあいつ!」
ハンター「...!」スタスタ
にこ「こんな速かったんだハンターって!?」
ハンター「...!」ダッ
にこ「やばいやばい!」
ハンター「...」ガシッ
にこ「うわぁぁ!」
矢澤 にこ 確保
残り 12人
にこ「穂乃果ぁ!逃げる前に一言言いなさいよ!」
千歌「あ」プルルル
善子「にこ確保!?せっかくすぐにカード解除できたのに...」
穂乃果「にこちゃん...本当ごめんっ!」
~牢獄~
曜「お疲れ様」
にこ「はい、カード」
果南「あれ、どうして浦の星カード持ってるの?」
にこ「転校が決まったにこ~!」キラッ
真姫「はぁ!?」
にこ「明日から~、にこは~、浦の星の生徒で~す!!」キラッ
真姫「嘘でしょ!?」
にこ「嘘よ。貰った時点で善子と交換してたのよ。ミッション始まって1秒でクリアできたわ」
真姫「いっ...意味わかんないわ!!!」
ことり「そうだったんだ~!もったいない...」
【47:30 510,000円】
3体のハンターから逃げる、12人の逃走者たち――――。
鞠莉「あと2分半しかないわ...!早く音ノ木坂カード探さないと...。そうだ!」
海未『あっ...』プルルル
鞠莉「もしもし~?」
海未『もしもし、鞠莉!?』
鞠莉「海未、音ノ木坂カード持ってたわよね?」
海未『はい、持っていますよ。軽食コーナーで待ってますね』
鞠莉「はいは~い!そこに向かえばいいのね!」
海未「はい!」
花陽「うちっちーって、一体誰なんでしょう...。あれ?」
花丸「あれ、花陽ちゃんだ!」
花陽「あ、花丸ちゃん!」
花丸「ねぇねぇ花陽ちゃん、音ノ木坂カード持ってる?」
花陽「ごめんね、あいにく持ってないです...。花丸ちゃんは?」
花丸「マル、持ってるよ!」
花陽「え、本当に!?」
花丸「はい、どうぞ!」ピピッ
小泉 花陽 MISSION CLEAR
花陽「ありがとう、花丸ちゃん!」
花丸「はいずら!他当たってみるね!」
花陽「は~い!」
ハンター「...」キョロキョロ
ハンターは、いつどこから現れるか、わからない――――。
鞠莉「さぁて、軽食コーナーに...」
ハンター「...」キョロキョロ
鞠莉「こっちの方向ね!」
しかし、その近くには、ハンター――――。
鞠莉「海未に会いに...ん?」
ハンター「...!」ダッ
見つかった――――。
鞠莉「うわぁ!」
ハンター「...」バッ!
鞠莉「Oh!速過ぎるわ!」
ハンター「...」スタスタ
鞠莉「Nooooooo!!!!!」
ハンター「...」スタスタ
鞠莉「パパのお金がぁ!」
ハンター「...」バタバタ
鞠莉「こんなところで捕まるわけにはいかないわ!」
ハンター「...」スタスタ
鞠莉「いやぁぁぁっっ!!!」
ハンター「...!」ガシッ
小原 鞠莉 確保
残り 11人
鞠莉「オー、マイガァ...」
凛「ん?」プルルル
海未「鞠莉確保...!?あとちょっと、惜しかったですね...」
~牢獄~
果南「お疲れ様、鞠莉」
鞠莉「Oh...お金欲しかったわ!」
真姫「鞠莉はいつだって貰えるじゃない!」
ことり「真姫ちゃんだって...!」
【46:00 528,000円】
現時点でミッションをクリアしていないのは、花丸、千歌、ルビィ、ダイヤ、凛の5人――――。
ルビィ「...そうだ!」
ダイヤ『あら?』プルルル
ルビィ「もしもし、お姉ちゃん!」
ダイヤ『あ、ルビィ!』
ルビィ「お姉ちゃんさっきミッションは行かないって言ってたけど、これは行かないとまずいよね...?」
ダイヤ『そうですわね!しかし、カードが...』
ルビィ「カードなら、通達の3ヵ所じゃなくても、捕まった人が牢獄に一緒にカードも持って行ってるかも!」
ダイヤ『うぅ...行きますの?』
ルビィ「うん!だって、ず~っと鳴っちゃうんだよ?」
ダイヤ『そうですわね!なるほど...そこに行けば、カードを持ってる人がいるかも知れませんものね』
ルビィ「うん!」
ダイヤ『ところで、ルビィは今どこにいますの?』
ルビィ「イズリバにいるよ」
ダイヤ『わかりました!今から向かいますわ!』
ルビィ「は~い!」ピッ
ダイヤ「さすが我が妹、天才ですわねぇ~!」
凛「時間なくなってきたなぁ...」
梨子「お~い、凛ちゃん?」
凛「あ、梨子ちゃんだ!ちょうどよかったにゃ~!」
梨子「凛ちゃん、まだミッションクリアしてない?」
凛「ま、まだ...」
梨子「じゃあ...はい、浦の星カード!」
凛「よかった、ギリギリ救われたにゃ~!」ピッ
星空 凛 MISSION CLEAR
梨子「じゃあね~!」
凛「じゃあね!」
ルビィ「あ、お姉ちゃん!」
ダイヤ「ルビィ!時間もありませんし、早速行きますわ!」
ルビィ「そうだね!」
~牢獄~
ことり「ねぇ、逃走中が終わったら、μ`sのみんなでもう一つの水族館行こうよ!」
曜「あわしまマリンパークだね!」
果南「あそこもいい所だよ!」
真姫「...ここ、すごく暇ね。牢獄組だけで今からあわしま?行けないのかしら」
希「案外ゲーム中に行けちゃったりするかもな~」
にこ「それはさすがにないわよ...」
希「いや、わからんよ~?」
ことり「行くとしても、こういうゲームじゃなくて普通に行きたいね!」
曜「そうだね!...あ」
果南「どうしたの?」
鞠莉「ダイヤとルビィ!?」
果南「え?本当だ!」
ダイヤ「はぁ、はぁ...」
真姫「2人とも、どうしたのよ?」
ルビィ「誰か、音ノ木坂カード持ってない?」
曜「浦の星カードならここに3枚あるんだけど...」
ことり「音ノ木坂カードは誰も持ってないね...」
ルビィ「えぇ...誰も持ってないの!?」
果南「ごめんね...」
ダイヤ「そうなのですか...」
ルビィ「お姉ちゃん!時間ないよ!」
ダイヤ「そうですね、急ぎますわよ!」スタスタ
ミッション終了まで、あと20秒――――。
ルビィ「どうしようお姉ちゃん!」
善子「2人も待ちなさい!待つのです...!」
ダイヤ「善子さん!?」
善子「2人とも、ミッションはクリアしたの?」
ルビィ「まだだよぉ...」
ダイヤ「急いでμ`sのメンバーを探しているのですが...」
善子「私、音ノ木坂カード持ってるけど...?」
ルビィ「え、何で!?」
善子「詳しい事情はあと!ほら、腕出して!」
ルビィ「うん!」ピピッ
黒澤 ルビィ MISSION CLEAR
ダイヤ「あ、ありがとうございます...」ピピッ
黒澤 ダイヤ MISSION CLEAR
善子「ふぅ...ギリギリ、大丈夫だったようね」
ルビィ「あ、危なかったよ...」
ダイヤ「なぜ善子さんが音ノ木坂カードを?」
善子「さっきのクイズのときに、既ににこと交換してたのよ」
ルビィ「さっすが善子ちゃん!」
ダイヤ「じゃ、善子さん、ルビィ、私はこれで...」
ルビィ「行ってらっしゃ~い」ブンブン
時間ぎりぎりでミッションをクリアした、ルビィとダイヤ――――。
☆ ☆ ☆
【45:00 540,000円】
花丸「あっ...」ピピピピッ
千歌「うわぁ!!」ピピピピッ
ミッションに失敗した花丸と千歌の腕時計から、アラームが鳴り始めた――――。
ハンター「...」
千歌のアラームを聞きつけたハンターが迫ってきた――――。
千歌「うわっ、これうるさいよぉ!」ピピピピッ
ハンター「...!」ダッ
千歌「あぁ!すぐそこにハンターいるじゃん!」ピピピピッ
見つかった――――。
千歌「や、やばいって!」ピピピピッ
ハンター「...」スタスタ
千歌「お願い、音止まってぇ!」ピピピピッ
ハンター「...!」ガシッ
千歌「え~、嘘でしょぉ!もうやだぁ...」
高海 千歌 確保
残り 10人
穂乃果「あっ...」プルルル
海未「花丸と千歌がミッション失敗。そのアラームの音で千歌確保...」
花陽「千歌ちゃん...」
~牢獄~
ことり「お疲れ様、千歌ちゃん!」
千歌「疲れた~」
花丸「ちょっと、これうるさいずらぁ!」ピピピピッ
アラームは、解除するまで鳴り続ける――――。
花丸「どうしよう...早くカード取りにいかないと...」
絵里「あら、この音...」ピピピピッ
すぐ近くの花丸のアラームの音に気付いた、絵里――――。
絵里「花丸のアラームの音じゃない!」ピピピピッ
迂闊に近づくとハンターに気づかれるリスクが、高まる――――。
絵里「ここで近づいたら私までハンターに気づかれるわ!」
花丸「...あれ?絵里ちゃんだ!おーい!」ピピピピッ
絵里「花丸!?」
花丸「絵里ちゃん、カード持ってるよね?」ピピピピッ
絵里「もちろんよ!早く解除しないと...はい!」ピピッ
国木田 花丸 MISSION CLEAR
絵里「よかった、私まで騒音に巻き込まれるところだったわ!」
花丸「ふぅ~、助かったずら...」
絵里「近くにハンターはいなさそうだし、奇跡ね!」
これで、エリア内にいる全ての逃走者のアラームが解除された――――。
花丸「あ、焦ったずら...」
~牢獄~
千歌「ねぇ、秋葉原って何でもあるんだよね?」
ことり「何でもっていうか...あはは」
果南「おしゃれなカフェとかいっぱいあるのかな?」
希「秋葉原っていうよりは、原宿とか渋谷とか、あっちの方やね」
曜「原宿...!言葉の響きからして既におしゃれだよ!」ゴクリ
にこ「おしゃれといえば~!にこは毎日渋谷に通って...」
千歌「ま、毎日渋谷ぁ!?」
真姫「嘘でしょ、そんな余裕ないじゃない」
にこ「っぐ...」
曜「あっはは、だよねぇ~、びっくりした...」
真姫「あ、誰か来たわ」スタスタ
鞠莉「あら?誰かしら...」
??「ちょっといいですか?」
果南「んん?」
??「私と数字当てゲームしませんか?」
ことり「いいね、面白そう!」
??「ルールは簡単です!」
真姫「ちょっと待ちなさいよ、あんた何者?」
希「別に、怪しい不審者って感じではなさそうやけどな...?」
むつ「申し遅れました。私はゲームマスターむつと申します」
千歌「あー!むっちゃん!」
にこ「何よ千歌。あんた、知り合い?」
曜「同じクラスの子だよ~」
にこ「そうなのね!」
むつ「まず、この0から9まで書かれた10枚のカードから3枚を選んで、相手に見えないように適当に並べ替えます」
千歌「じゃあ、同じカードは2枚使えないね!」
むつ「そうだね~。それをお互いに当てていくゲームです」
果南「1対1だね~。誰がやる?」
にこ「はいは~い!私がいきま~す!」
むつ「お互いに、相手の番号を推理してコールします。相手の番号とその順番を正しくコールできれば勝ちです」
にこ「...それじゃ、キリ無いわよ?」
むつ「相手がコールした数字と桁が合っていた場合は『EAT』、数字は合っているけど桁が合っていない場合は『BITE』と言います」
ことり「なるほどね!試しに一回やってみようよ!」
にこ「3EAT達成出来たら勝ちね!いいわ、やってやろうじゃない!」
千歌「じゃあ、番号どうしよっか?」
鞠莉「相手にバレないようにしないとね~」
真姫「何かないかしら...」ジロジロ
果南「あ、これはどう?誰か、メモ帳とペン持ってない?」
曜「むっちゃん持ってる?」
むつ「あるよ~、はい!」
果南「ありがとね!え~っと...これ!」カキカキ
千歌「あー!いいね!」
にこ「へぇ~、その日なんだ!それでいいのね?」
千歌「うん!」
にこ「並べたわよ~」
むつ「それじゃ、いきますね!」
☆ ☆ ☆
【40:00 600,000円】
絵里「もう60万円もたまったのね...」
しかし、絵里の近くには2体のハンター――――。
絵里「まだ半分残ってるのね...」
ハンター「...」キョロキョロ
どうやら、花丸のアラームの音でおびき寄せてしまったようだ――――。
絵里「あら、ハンターいるじゃない!」
ハンター「...!」
見つかった――――。
絵里「逃げるわ!」ダッ
ハンター「...」スタスタ
絵里「またなの!?」
ハンター「...」スタスタ
しかし、絵里が逃げた先に、もう一体のハンター――――。
絵里「うわっ!前にもいたの!?」
ハンター「...!」ダッ
運悪く挟み撃ちにされてしまった――――。
絵里「囲まれた!」
ハンター「...」ガシッ
絵里「うわぁぁぁ!」
絢瀬 絵里 確保
残り 9人
108万円の夢は、儚く散った――――。
ルビィ「え、もうミッションなの!?」プルルル
花丸「絵里ちゃん確保...?もしかしてマル、いけないことしちゃった?」
ルビィ「さすがにミッションはまだだよね!」
~牢獄~
希「絵里ち、お疲れ様!」
絵里「あれ、何やってるの?」
にこ「し~。絵里、数字は言わないで!」
絵里「はいは~い」
むつ「それじゃあいくよ!...261!」
にこ「0EAT 1BITE」
むつ「おぉ!」
千歌「むっちゃんがんばれ~!」
にこ「ちょっと!どっち応援してんのよ!」
千歌「もちろん両方だよ~?」
にこ「はぁ!?まあいいわ...にこの番ね!475!」
むつ「0EAT 0BITE」
にこ「ちょっと、全然合ってないじゃない!」
絵里「あ、こういうゲームなのね...」
むつ「う~ん...235?」
にこ「0EAT 0BITE」
むつ「あっれぇ~?」
にこ「にこの番ね!632!」
むつ「う~ん...0EAT 1BITE」
にこ「どの数があるのかわからないわねぇ...」
曜「これは面白くなってきたねぇ!」
むつ「次は私の番だね!816!」
にこ「1EAT 0BITE」
むつ「よっしゃぁ!」
果南「よかった、こういうのがあると、捕まっちゃっても退屈しないね!」
むつ「あ...もしにこちゃんが正解したら、みなさんにご褒美がありますよ!」
真姫「ご褒美!?」キラキラ
鞠莉「にこ、がんばって~!」
にこ「そうね...361?」
むつ「1EAT 1BITE」
千歌「にこちゃんすご~い!」
むつ「これはなかなか追い込まれましたね...」
唐突に始まった、数字当てゲーム――――。
むつ「046...?」
にこ「0EAT 1BITE」
むつ「...あれ?」
希「こんなのスピリチュアルでどうにか...」
真姫「卑怯よ」
希「うぐっ...」
にこ「そろそろ決めちゃいたいわね...631!」
むつ「0EAT 2BITE...!?」
にこ「やったわね!相当答えに近づいてってるわ!」
むつ「ピンチですね...897?」
にこ「...1EAT 0BITE」
むつ「なかなか進まないねぇ...」
にこ「ふふぅ、もう選択肢は3つしかないわね!318!」
千歌「にこちゃん勝てるんじゃない!?」
むつ「2EAT 0BITE...!」
にこ「おっしい~!」
むつ「私もあてちゃうよ!817!」
にこ「...!?2EAT 0BITE...」
絵里「...!?」
むつ「よっし!」
鞠莉「にこ、危ないじゃない...」
にこ「...こうなったら運よ、310ね!」
むつ「...っ!3EAT...!」
にこ「や...やったわ!!!」
ことり「にこちゃん、おめでとう!」
真姫「さぁ、ご褒美とやらを見せてもらおうじゃない」
むつ「いいよ~、じゃあ、準備を!」
ことり「ん?あれは...!」
真姫「ヒデコ、フミコ、ミカ!」
曜「よしみちゃん、いつきちゃん!?」
絵里「カギなんか持って...まさか」
果南「もしかして、全員逃げていいとか?」
鞠莉「それは無いわよ!!!」
むつ「今からみなさんを解放して...」
鞠莉「!?!?!?!?」
むつ「ある楽しい場所に、ここにいる全員を招待しま~す!」
にこ「えっ...?」
千歌「むっちゃん、今ゲーム中...」コンコン
むつ「いいからいいから!」ガチャッ
真姫「どこに連れて行かせる気なのよ?」
希「まぁ、いいんやない?楽しそうだし」
見事数字当てゲームに勝利した、にこ。
しかし、全員がある場所に連れ去られてしまう。
この展開が、今後のゲームの行方を大きく左右する――――。
【35:00 660,000円】
深海生物ゾーンに身をひそめるルビィ。
しかしその近くに、ハンター――――。
ルビィ「よく来るけど、改めてすごいねぇ。いろんなお魚さんが...あ!ハンターいる!」
ハンター「...!」バッ!
ルビィ「ひぃっ!」
見つかった――――。
ハンター「...」スタスタ
ルビィ「に...逃げなきゃ!」
ハンター「...」スタスタ
ルビィ「こっち!」スタスタ
ハンター「...」スタスタ
ルビィ「ぴぎいぃぃぃ!」スタスタ
ハンター「...」スタスタ
ルビィ「ここらへんに牢獄が...あれぇっ!?」
ハンター「...」スタスタ
ルビィ「こっちに隠れて...」
ハンター「...?」
ルビィの目の前を颯爽と通り過ぎていったハンター――――。
ルビィ「ふぅ、危なかったよ!ところで...牢獄の中、誰もいなかったよね!?」
花陽『あっ?』プルルル
ルビィ「もしもし、花陽ちゃん!」
花陽『ルビィちゃん!』
ルビィ「た、大変だよぉ...!」
花陽『何かあったの?』
ルビィ「牢獄の中、誰もいなくなってたよ...」
花陽『えぇっ!?』
ルビィ「なんか、怖いなぁ...」
花陽『行方不明になっちゃったってこと!?』
ルビィ「わかんない...」
花陽『何か、それのミッションあるのかも!』
ルビィ「だ、だよね!」
花陽『うん!じゃあ、切るね!』
ルビィ「は~い、よかった、少し安心したよ...」ピッ
ルビィ「...本当かなぁ?」
【32:00 696,000円】
真姫「ちょっと、せめて行き先だけでも教えなさいよ!」
ことり「ここを出ちゃったら水族館の外だよ!?」
千歌「えっ、出ちゃっていいの?」
ミカ「大丈夫大丈夫!」
果南「本当に出ちゃった...大丈夫なのかなぁ?」
曜「ここ...駐車場?」
ヒデコ「そうね、今いる人は9人かな?」
希「そうやね~」
フミコ「じゃあ、3人ずつに分かれて車に乗ってくれる?」
鞠莉「はぁ~い!」
千歌「うわっ、運転手がハンターだ...」
果南「本当だ、怖いねぇ...」
絵里「まっすます怪しいわ...」
真姫「どこに連れて行く気なのよ!」
曜「もしかして、沼津から出ちゃったりして...?」
にこ「このままライブでも見に行きましょ!」
真姫「まだ逃げてる人がいるのに、私たちだけ勝手に遠くまでドライブしてライブ見に行くつもり?」
曜「それは...ちょっと逃げてる人に申し訳ないね」
にこ「ド、ドライブしてライブ...」
真姫・曜「..............................................................」
にこ「ライブだけに...あはは...なんちゃって」
ハンター「.............................................................」
にこ「運転手さ~ん、アキバドームまでお願いしまぁ~す!!」
真姫「開き直ってんじゃないわよ!!」
ハンター「...?」
曜「タクシーじゃ、ないから...」
ことり「ハンターが運転してるけど、怪しすぎるよ...。職務質問とか受けちゃったらどうしよう...」
鞠莉「ハンターが警察に捕まるのかしら?」
希「リアル逃走中?」
ハンター「...」
ことり「目的地、どこなんだろう...」
ハンターが運転する車に乗せられ、見知らぬ場所へと連れ去られてしまった、9人――――。
海未「そろそろミッションが来そうですね...」プルルル
海未「!?言ったそばからメールが...」
メールだ――――。
~通達 2~
【残り30分になると、15分間ゲームを中断し、ショーステージでイルカショーを見ながら休憩が可能。なお、その間逃走者ハンターに捕まらない。】
穂乃果「え、休憩時間!?」
ダイヤ「イルカショー...!?」
果南「!?」プルルル
一方、連れ去られた9人の元にもメールが届いた――――。
絵里「急にメールが来るからびっくりするわ...」
千歌「なになに?」
~通達 2~
【これより、あわしまマリンパークにて敗者復活戦を行う。15分以内に、園内に置いてあるスタンプを3ヵ所集め、しまたろうに渡すことで復活できる。なお、ハンターに捕まると復活はできない。】
真姫「あわしまマリンパークって...」
にこ「さっき言ってたところじゃない!」
曜「まさか、本当にゲーム中に行けるなんてね~」
にこ「敗者復活って...これがご褒美なのね!」
真姫「これは復活するしかないじゃない!」
☆ ☆ ☆
【30:00 720,000円】
花丸「あ、時計が止まったずら」
梨子「本家に休憩時間なんてあったかなぁ?」
善子「まぁ...いいんじゃないの?イルカショー見れるんだから」
穂乃果「あ、いたいた!もうみんな揃った?」
花陽「あとは海未ちゃんだけだね!」
ルビィ「う~ん、おいしいなぁ~」
花丸「ルビィちゃん、本当にアイス好きだね」
ダイヤ「もう、また食べてますの...?」
海未「お待たせしました」
梨子「あ、きたきた!これで全員そろったね!」
凛「楽しみだにゃ~!」
~あわしまマリンパーク~
にこ「やっと着いたわ!」
ことり「沼津ってすごいねぇ~、水族館が2つもあるんだね!」
果南「駅の方に行くと、もう一個あるよ!」
真姫「3つ!?」
鞠莉「そう!」
希「じゃあ、ゲームが終わったらμ`sのみんなで行こうや!」
千歌「むっちゃん先言ってよ~!」
むつ「いやぁごめんごめん!サプライズっぽくしたくてさ!」
フミコ「まぁ、ここに来れたのを喜んでる人いるからいいんじゃない?」
千歌「そうだね!」
果南「ここがスタート地点だね!」
にこ「ところで...しまじろうって?」
真姫「しまたろうよ」
にこ「真姫は知ってるの?」
真姫「いや、知らないわ...」
希「にこっち、それだけは間違えたらあかんよ...」
曜「しまたろうって、あのキャラだよ~」
しまたろう「...!」ブンブン
絵里「あ、握手...」
曜「スタンプ渡すときに、それこそご褒美としてすればいいんじゃない?」
絵里「そうね!」
【15:00】
敗者復活戦ゲームが、始まった――――。
千歌「3ヵ所でいいんだよね!」
にこ「そうよ」
果南「鞠莉と私は園内の場所把握してるから、あとはスタンプの場所を探すだけだね!」
鞠莉「簡単ね~」
ことり「ねぇねぇ、これはスタンプ3ヵ所集めさえすれば誰でも復活できるんだよね?」
曜「そうだね!」
絵里「希!カエル館の方に行ってみましょう」
希「そうやね~」
真姫「カエル館って、果南の家よね?」
果南「そうそう!ダイビングショップだよ!」
カエル館の方へ向かう絵里と希――――。
千歌「じゃあ、私は水族館の中をくまなく探してみるね~」
鞠莉「千歌っち~、一緒に行きましょ!」
千歌「うん!」
絵里「ここがカエル館ね、入ってみましょ!」
希「そ、そうやな...」
絵里「...うわっ」
希「こ、これは...」
絵里「さ、さっさとスタンプ探しましょ!」
千歌「スタンプがありそうなところだけ探していくね~」
鞠莉「そうね~、また別の日にゆっくりお魚見ましょ!」
千歌「そうだね...あれ?」
鞠莉「どうしたの千歌っち...あぁぁ~!」
千歌「1個目あった!」
1つめのスタンプを発見した、千歌と鞠莉――――。
千歌「これでよし!」
真姫「曜、案内してくれないかしら?」
曜「いいよ!でも、スタンプの場所まではさすがにわからないなぁ」
真姫「じゃあ、一緒に探しましょ!」
にこ「にこは...1人で行くわ!」
果南「まさか...淡島神社にスタンプってことはないよね?」
ことり「淡島神社...?」
果南「いつもAqoursが練習で行くとこなんだけど、頂上まで15分でたどり着くのは確実に無理だからね~」
ことり「なるほど!さすがにそんなところにスタンプは無いよね!」
鞠莉「これって...みんなにスタンプの場所教えてもいいのかしら?」
千歌「そうだね!でも、教えてる時間なさそうだね...」
鞠莉「じゃあ、3ヵ所集めてからにしましょ!」
千歌「うん!次はカメプールの方に行こうよ」
鞠莉「そうね~!」
ハンター「...」キョロキョロ
しかし、鞠莉と千歌の近くに、ハンター――――。
絵里「スタンプ...無かったわ」
希「他のとこ行くしかなさそうやね~」
カエル館にはスタンプは無いようだ――――。
絵里「近いところから探しましょうか」
希「そうやね、次はいきもの広場かな?」
絵里「そうね、もしそこにも無かったら、スタート地点に戻りましょ!」
真姫「トンネルまでは行けるかしら?」
曜「走れば大丈夫かな?」
エリアには、3体のハンター。
捕まると、復活は出来ない――――。
真姫「行きましょ!」
曜「了解であります!」
【12:00】
ことり「ことり、ペンギンさん見に行きたいなぁ~」
果南「ここに行けばスタンプもあるかもね!」
ペンギンプールに向かう、ことりと果南――――。
ことり「あと12分...大丈夫かなぁ?」
果南「ちょっと急ぎ目に行こう!」
千歌「じゃあ、2個目を探しに...ん?」
鞠莉「あ、ハンター...!」
ハンター「...!」
見つかった――――。
千歌「うわっ!」
鞠莉「私こっち逃げるわ!」
千歌「やばい、来た来た!」
ハンター「...」スタスタ
千歌「私も復活したいよぉ!」スタスタ
ハンター「...」スタスタ
千歌「うわぁぁぁっ!」
ハンター「...!」ガシッ
千歌「う、嘘でしょ~...」
高海 千歌 確保
千歌「復活したかったぁ...」
鞠莉「千歌っち...」
復活の夢は、儚く散った――――。
☆ ☆ ☆
~伊豆・三津シーパラダイス~
その頃、休憩中の逃走者たちは――――。
ルビィ「15分だけだけど、休めるのは嬉しいね!」
梨子「そうねぇ...!本家ではこんなの無かった気がするけど、私たちはあくまで芸能人じゃないからかな?」
穂乃果「流石に90分も連続で走らせないっていうのが優しいね!」
花丸「あ...始まったずら」
凛「イルカさん、可愛いにゃ~!」
海未「Aqoursの皆さんはよくイルカショーはご覧になるのですか?」
ダイヤ「そうですわね!ここで9人でアルバイトしたこともありますわ」
善子「ダイヤちゃん...」
穂乃果「ダ、ダイヤちゃん...?」
ダイヤ「あっ、いやぁ...」ポリポリ
飼育員「それでは、私が声を掛けますので、皆さんも合わせて掛け声をお願いしま~す!」
9人「は~い!」
飼育員「じゃあいきますよ!せ~のっ!」
~あわしまマリンパーク~
にこ「まずは水族館を探すわ!」
ようやく水族館に辿り着いた。
しかし、ハンターに捕まると、復活は出来ない――――。
にこ「ほら、あったわ!」
ことり「あっ...ペンギンさんだ!かわいい~」
果南「ふふっ、ダイヤにそっくりでしょ?」
ことり「あ~、ちょっと似てるかも!...スタンプあったよ!」
果南「やったぁ!」
スタンプを見つけた、果南とことり――――。
果南「じゃあ、押すね~」
ことり「あ~、少し曲がっちゃった...」
真姫「ちょっと、トンネル相当遠いじゃない!」
曜「これでスタンプなかったら最悪だね...」
真姫「そんな、縁起でもないこと言わないでちょうだい...」
曜「ほら、ここ!入口着いたよ!」
真姫「うわっ、綺麗ね...」
曜「でしょ?」
真姫「これが見れたから復活できなくても満足ね!」
曜「いやいや、ちゃんと頑張ろうよ...」
真姫「あれ、もしかして...スタンプ台じゃない?」
曜「あ...本当だ!あったあった!よかったね真姫ちゃん!」
真姫、曜もスタンプを発見した――――。
曜「他のスタンプの場所は誰かに聞いた方が早そうだね!」
真姫「そうね...」
しかし、2人の近くにはハンター――――。
真姫「...あ、ハンターいるじゃない!」
ハンター「...」
曜「本当だ...!スタンプに夢中でハンターいること忘れてたぁ!」
真姫「ここは分かれた方がよさそうね...」
曜「そうだねぇ...」
ハンター「...!」
真姫「うわっ」
ハンターの視界は、真姫を捉えた――――。
真姫「ちょっと...追ってきてるじゃない!」
ハンター「...」スタスタ
真姫「きゃっ...!」スタスタ
ハンター「...!」ガシッ
真姫「うわぁぁ!」
西木野 真姫 確保
真姫「こっちの方までハンター来てたのね...」
ハンターは、いつどこから現れるか、わからない――――。
【10:00】
ことり「果南ちゃん、淡島でおすすめの場所ってある?」
果南「ここのトンネルだね!すごく綺麗なところなんだ~!」
ことり「行ってみたいなぁ~」
果南「じゃあ、今から行ってみようよ!」
絵里「いきもの広場に着いたけど...」
希「こんな所には無さそうやね...」
絵里「...しまたろうがいる近くに戻りましょうか」
希「無駄足やったね...」
いきもの広場に、スタンプは無かったようだ――――。
曜「そうだ、他の人に聞いてスタンプの場所探そう!」
1人、スタンプの捜索に向かう曜――――。
ことり『あっ...』プルルル
果南『ん?電話?』
曜「もしもし~」
ことり『曜ちゃん?』
曜「ねぇねぇ、スタンプ押せた?」
ことり『うん、ペンギンさんのところで押せたよ~!」
曜「わかった、ありがとう!」
果南『曜はどこか押せた?』
曜「あれ、果南ちゃんもいるんだ!」
果南『そうそう!ことりちゃんと一緒にいるよ~』
曜「そうなんだ~、私はトンネルのところで押したよ!」
ことり『あ!ことりたちが行こうとしてたところだ~!』
果南『私たち、たまたまトンネルに行こうって話してたんだ!』
曜「そうなんだ!お互いスタンプ集め頑張ろうね!」
ことり『うん!』ピッ
ことり「よかったね果南ちゃん!」
果南「そうだね、早速行こうか!」
曜「じゃあ、私もペンギンのプールに向かうとしますか!」
鞠莉「あと10分で2個ね~」
刻一刻と近付く制限時間。
鞠莉「淡島神社はさすがに無いわね...。イルカプールの先のレストランに行ってみましょう!」
水族館にいるしまたろうにスタンプ台紙を渡さなければ、復活は出来ない――――。
にこ「どこにあるか全然わからないわね...」
しかし、にこの近くにハンター――――。
ハンター「...」
にこ「やばっ、ハンターいるじゃない!」
ハンター「...」
にこ「そ~っと...」
上手く、やり過ごしたようだ――――。
にこ「急に現れるから怖いのよねぇ...」
絵里「意外と、水族館にはありそうよね...」
希「...なぁ絵里ち」
絵里「どうしたの?」
希「すぐここに...ほら、あった」
絵里「本当だわ...!まずはスタート地点探せばよかったわね。盲点だったわ...」
次いで、絵里と希も水族館エリアのスタンプをゲット――――。
希「じゃあ、次はペンギンプールかな?」
絵里「待って!先にレストランの方に向かいましょ!」
希「そっちには無い気がするけどなぁ...」
絵里「まぁまぁ、行ってみないとわからないじゃない!」
希「ほ、本当かなぁ...」
ことり「トンネルって遠いんだねぇ~」
果南「もうすぐだね」
急いでトンネルに向かう、ことりと果南――――。
ことり「あ...」
果南「ここがトンネルの入り口だよ!」
ことり「き、綺麗...!」
果南「じゃあ、中入ろうか!」
ことり「ここが果南ちゃんが好きな所なんだね!」
果南「綺麗でしょ?」
ことり「うん!あと、スタンプは確実にあるってわかってるから安心だね!」
果南「そうだね!」
ことり「曜ちゃんが言ってたスタンプは...あれ?」
果南「ことりちゃ~ん、スタンプあったよ!」
2つ目のスタンプを無事獲得した――――。
ことり「時間も無いから、ちょっぴり名残惜しいけど...そろそろ戻ろう?」
果南「そうだね!またいつか淡島来てくれたら、ゆっくり案内するよ!」
真姫が確保されてしまったため、1人スタンプを探す、曜――――。
曜「あれ、にこちゃん?」
にこ「曜じゃない...スタンプどこにあった?」
曜「トンネルのとこと、あとペンギンプールのとこにもあるみたい」
にこ「ありがとう!にこは水族館で押したわ!」
お互いに全てのスタンプの場所を共有し合った、曜とにこ――――。
にこ「これで全部の場所がわかったわね!」
曜「私は今からペンギンのところに行くよ」
にこ「トンネルのところって、ここからどれぐらい離れてるのかしら?」
曜「う~ん、案外かかるかも...」
にこ「そこまで時間無いのね...」
曜「じゃあ、私は行くね~」
にこ「は~い」
曜「ペンギンと、あと水族館だね!」
ハンター「...」
しかし、曜の近くに、2体のハンター――――。
曜「あっ...」
ハンター「...!」
見つかった――――。
曜「嘘でしょ!?せっかく場所わかったのに!」
ハンター「...」スタスタ
曜「復活したいよ!」
しかし、その先に、別のハンター――――。
曜「うわぁ...!?」
ハンター「...!」ガシッ
曜「も~!最悪だよ...」
渡辺 曜 確保
ハンターに挟まれ、復活の夢は散った――――。
【5:00】
鞠莉「レストランには何も無いのかしら...?」
レストランにやってきた、鞠莉――――。
鞠莉「もぉ~!時間ないのに...。ホテルに戻ってティータイムにしましょ!」
しかし、ここにもスタンプは無いようだ――――。
絵里「絶対レストランにあるわよ!」
希「ウチ、そんなところにはない気がするなぁ...」
絵里「あれ、鞠莉...」
鞠莉「絵里!希!こっちにはなかったわよ?」
希「ほらなぁ~...あ!」ダッ
ハンター「...!」ダッ
いち早くハンターを見つけ、逃げる希――――。
鞠莉「ちょっ、希!?」
絵里「うわっ!」
狙われたのは、絵里だ――――。
鞠莉「絵里!?」
絵里「気づかなかったわ!」
ハンター「...」ガシッ
絵里「うわぁぁぁ!」
絢瀬 絵里 確保
鞠莉「あ、危なかったわ...」
果南「あと1個は...」
ことり「あ、鞠莉ちゃん...」
鞠莉「気を付けて、この近くにハンターいるわよ」
果南「鞠莉、スタンプの場所わかる?」
鞠莉「私まだ1個しか押せてないわ...」
ことり「え~?大丈夫?どこのスタンプ?」
鞠莉「アクアリウムよ」
果南「え...そんな近くにあったの!?」
鞠莉「そうね~!2人は?」
ことり「私たちはそこ以外見つけたよ!」
果南「いつもダイヤと一緒に行くトンネルと...」
鞠莉「そんな遠くまで!?」
果南「あと、ペンギンのプール!」
鞠莉「まぁ...時間ないわね。ありがとね!」
ことり「あ、集めたらしまたろうちゃんに渡すまでね!」
鞠莉「あと5分しかないのに...」
果南「じゃあ鞠莉、頑張ってね~」
果南「じゃ、水族館に...あれだ!」
ことり「結構近かったね!」
果南「うん、いきなりあったね!」
ことり「よかった~!」
これで、全てのスタンプを集めた2人――――。
ことり「あとは、台紙を渡せば復活成功だね!」
果南「よかった~、またゲームに参加できるんだね!」
希「はぁ、はぁ...このトンネル綺麗やね~」
急いでスタンプを押す、希――――。
希「これで...よし!曲がっちゃったけど気にしない、押せればええやん!」
【2:00】
ことり「あと2分しかないよ...」
果南「大丈夫!しまたろうのところまでは10秒あれば着けるよ!ほら、目視できるでしょ?」
ことり「本当だ、いたいた!」
しまたろう「...!」ブンブン
果南「はい、全部集めたよ!」
ことり「お願いします!」
しまたろう「...!」
松浦 果南 復活成功
南 ことり 復活成功
果南「やったね!」パンッ
ことり「ハイタッチ!」パンッ
鞠莉「あと2分でトンネルまで行って台紙も渡すなんて、できる訳ないじゃない!」
希「急いで水族館の方に戻ろう!」
にこ「あとはペンギンのプールとトンネルと...」
まだ2ヵ所残っている、にこ――――。
にこ「まずは近いペンギンのプールから攻めましょ!」
鞠莉「あら、希?」
希「なぁ、あと1個ってどこにあるん?」
鞠莉「OK!今からスタンプの場所全部言うわ!アクアリウムと、トンネルと、ペンギンのプールよ?」
希「そうなんや!ありがとな~」
鞠莉「はぁ~い!」
にこ「ふぅ、ペンギンのプールに着いたのはいいけど...」
【0:30】
にこ「...もう諦めましょ」
希「あれ、にこっち?」
にこ「希!?」
希「どうしたん?」
にこ「...希、頑張って!にこはもう諦めるわ」
希「ちょ、何言って...」
にこ「...もう時間が無いのよ」
希「あぁ、そっか...」
にこ「...そこにスタンプあるわ!あと、しまたろうもすぐそこにいるわ」
希「にこっち...」
スタンプをすべて集めた希――――。
希「...これでよし!あとは、そこにいる...」
しまたろう「...」ブンブン
希「こっからでも見えるな!よぉ~し、行っくでぇ~!」
【0:05】
鞠莉「...あと5秒。もう無理に決まってるじゃない...」
希「はい、台紙!」
しまたろう「...!」
希「セーフ!?間に合った!?」
東條 希 復活成功
希「...よし!危なかったぁ~!」
【0:00】
にこ「あっ...」ピピピピッ
鞠莉「時間ね...」
時間に間に合わず、復活に失敗した、にこと鞠莉――――。
鞠莉「...3人ともがんばってちょうだい」
むつ「お疲れ様~!」
千歌「むっちゃぁ~ん!復活したかったぁ!」バタバタ
真姫「みんな、私たちの分まで頑張ってきてちょうだいよ」
ことり「うん、頑張るよ!」
むつ「じゃあ、船に乗って伊豆・三津シーパラダイスまで戻ろっか!」
☆ ☆ ☆
~伊豆・三津シーパラダイス~
穂乃果「いやぁ、楽しかったね!」
善子「そうね!...そろそろゲーム再開ね」
梨子「いい休憩になったねぇ~」
花陽「...お腹すきました」グゥゥ
凛「じゃあ、終わったらみんなで焼肉行こうよ!」
花陽「凛ちゃん!お肉をご飯に乗せたら白くなくなっちゃうから、別のお皿に分けて食べてね!」
凛「は、はぁ...」
海未「花陽は本当にこだわりが強いですね...」
穂乃果「そうだ!希ちゃんに焼肉おごってもらおうよ!」
梨子「う~ん...」
海未「梨子、どうかしたのですか?」
梨子「ハンターも誰もいなくて、何も起こらない休憩時間って、ちょっと怪しくない?」
善子「そうだけど...何も起こらなかったからいいのよ!梨子ってば心配性なんだから...」
ルビィ「ねぇ...そのことで、ちょっといいかな?」
ダイヤ「ん?ルビィ、どうしましたの?」
ルビィ「さっき花陽ちゃんには言ったんだけど...」
花陽「あっ...!」
穂乃果「かよちゃん?」
ルビィ「さっき見たら、牢獄の中に人が誰もいなかったの...」
7人「えっ!?」
花陽「...ちょっと、怖かったです」
穂乃果「え~っと...どこか脱走しちゃった感じ?」
ルビィ「牢獄の扉が開いてました...」
梨子「やっぱり、ミッションか何かあるんだよ!」
ダイヤ「まさか...私たちのことを裏切って先に帰ってしまったんですの!?」ハッ
梨子「えぇっ!?」
凛「さすがにそれはないにゃ...」
【30:00 720,000円】
花丸「あ、時間が進み始めたずら」
穂乃果「じゃあ、一旦解散だね!」
それぞれの場所に散らばる逃走者たち――――。
海未「久しぶりの園内ですね...。牢獄が誰もいないというのが気になりますが」
穂乃果「う~ん、どこ行こうかな...」
希「穂乃果ちゃんはどこ行くん?」
穂乃果「あ、希ちゃん!希ちゃんは...............................ん?」
希「ん?」
穂乃果「あぁぁぁぁぁぁぁあああ!?!?の、ののの希ちゃん!?!?!?」
希「ど、どしたん!?そんなに驚いて...」
穂乃果「えっ!?だって、さっき捕まったんじゃなかったの!?」
希「帰ってきたでぇ~!」
穂乃果「な...何で!?」
希「うちと果南ちゃんとことりちゃん、さっきあわしまマリンパークで敗者復活戦やって、復活成功したんや!」
穂乃果「だから牢獄に誰もいなかったんだ!連れ去られたと思って心配したよ~」
希「いやぁ、ぶっちゃけ連れ去られた感あるんよ...」
穂乃果「...え?」
花丸「さて、マルはあまり動かないように...」
果南「ま~る!」
花丸「ずらっ..................................え?」
果南「ん?」
花丸「なぁ~んだ、果南ちゃんか...」
果南「そうだよ~!」
花丸「果南ちゃん..................?マルの記憶だと、さっき捕まってたような...」
果南「あはは!ハンター、本当速かったねぇ~」
花丸「そうじゃないずら」
果南「えっ?」
花丸「...何でいるずらぁぁぁぁ!」
果南「いちゃダメかなぁ...?」
花丸「い、いやいやそんなことは無いずら!もちろんいてもいいよ」
果南「まぁ~る~!」ギュー
善子「ルビィ、もう一回牢獄に行くわ」
ルビィ「こ、怖いなぁ...」
善子「何言ってるのよ今さら」
ルビィ「だって...」
ことり「その必要はないよ!」
善子「あれ、ことり?」
ことり「え~っと...説明するね!ついさっき、あわしまマリンパークで敗者復活戦やってたんだよ~」
ルビィ「あ、だから牢獄の中誰もいなかったんだね!」
ことり「そうそう!」
善子「なんだ、さらわれた訳ではなかったのね...」
ルビィ「そういうことだったんだね!復活戦ってどんなことやったの?」
ことり「えっと、園内のスタンプを3つ集めてしまたろうちゃんに渡すとクリアだよ~」
ルビィ「そうなんだ!」
善子「しまたろう...!?いいなぁ、会いたかったなぁ~」
ことり「あと、果南ちゃんと希ちゃんも復活したよ!」
善子「そうなのね!」
ルビィ「花陽ちゃんに電話しよ!」
花陽『あ、ルビィちゃん?』プルルル
ルビィ「もしもし!どうして牢獄の中に誰もいなかったのか、分かったよ!」
花陽『本当に!?』
ルビィ「こっそりあわしまマリンパークに行って、敗者復活戦やってたんだって!」
花陽『あわしま!?それって、来る途中看板で見た...!誰が復活できたの?』
ルビィ「ことりちゃんと、果南ちゃんと希ちゃん!」
花陽『そうなんだぁ!3人ともおめでとうございます!花陽もあわしまマリンパーク行ってみたいなぁ...!』
ルビィ「今度みんなで行こうよ!」
花陽『そうだね!じゃあ、またね~』ピッ
しかし、電話をしていた花陽の近くに、ハンター――――。
花陽「だから、休憩時間があったんだね!...あ、ハンター!」
ハンター「...」キョロキョロ
花陽「どうしよう...!ここに隠れていれば...」
ハンター「...!」
見つかった――――。
花陽「うわ、気づかれちゃいました!」
壁に隠れてはさみうちとなった花陽――――。
ハンター「...」ガシッ
小泉 花陽 確保
残り 11人
花陽「く、悔しいです...」
ハンターは逃走者が視界からいなくなるまで、追い続ける――――。
☆ ☆ ☆
【25:00 780,000円】
ルビィ「あっ、花陽ちゃん捕まっちゃった...。ルビィが電話掛けちゃったからかな?」シュン
善子「そんなことないわよ...。多分」
ことり「大丈夫、大丈夫!」
~牢獄~
にこ「お疲れさま、花陽!」
花陽「お、お疲れ様でした...」
鞠莉「ところで...今、果南とことりと希はエリアにリターンしたわよ」
花陽「そうそう、さっき聞きました!」
花丸「あと25分...!だんだんゲーム終了が近づいてきたずら!」プルルル
穂乃果「あれ、メール?」
メールだ――――。
~通達 3~
【残り20分までに売店に入ると、逃走者の中に 1人だけ紛れている裏切り者の正体を知ることができる。なお、1番最初に売店に入った者だけしか正体を知ることができない。】
海未「はぁ!?裏切り者なんていたんですか!?」
ダイヤ「裏切り者ですって!?」
花丸「...もちろんマルは裏切り者じゃないずら」
凛「売店行くしかないよ!」
裏切り者の正体を知るため、いち早く売店に向かった凛――――。
善子「裏切り者...ルビィじゃないわよね?」
ルビィ「や、やめてよ善子ちゃん!」
ことり「まぁまぁ落ち着いて!裏切り者なんて誰もいないと信じようよ」
善子「...そ、そうよね」
ルビィ「そうだよね!」
梨子「裏切り者って...一体今までどんなことしてたの?」
凛「売店、遠すぎるにゃ~...」
無理に動こうとすると、ハンターに見つかるリスクが高まる――――。
凛「売店に近い人に電話するのもいいけど、凛も正体知りたいなぁ...」
海未「まさか、裏切り者がいるなんて思いませんでした...」
まさかの事態に、困惑を隠せない逃走者たち――――。
海未「売店が近いですが、裏切り者の正体など知りたくありませんので、私はここで待ってますね」
花丸「あれ、ハンターがいる...と思ったけど、違ったずら」
果南「せっかく復活したから、最後まで逃げ切りたいなぁ~」
花丸「...あ、ハンターいたぁ!」
果南「えっ!?どこどこ!?」
花丸「うっそぉぉぉ!!!」
果南「.....................................................」
花丸「...ふふっ」
果南「まぁ~る、こらっ」チョップ
花丸「ごめんなさぁぁい!!」
果南「...もしかして、裏切り者?」
花丸「そ、そんなわけないずら!」
果南「ほんとに~?怪しいなぁ...」
希「案外、裏切り者の立場っていうのも、楽しいのかもなぁ~?」
凛「さて、行くにゃ!」プルルル
凛「...この着信音うるさいにゃ!ハンターに気付かれるかもしれないから嫌だ...」
ダイヤ『もしもし、凛さん?』
凛「あ、ダイヤちゃん?」
ダイヤ『はい...ところで、凛さんは裏切り者が誰だか見に行きますか?』
凛「もちろん!だって気になるもん...」
ダイヤ『誰かわかったら正体教えていただけますか?』
凛「わかったにゃ!あれ、1人だけしか知れないんだもんね...」
ダイヤ『ありがとうございます!』
凛「うん!」ピッ
凛「さて、ハンターに気づかれずに売店に着いたけど...」
マシン「...」ピピッ
凛「何これ、どうすればいいんだろう...」
マシン「指をかざしてください」
凛「指紋認証...?」ピピッ
マシン「星空凛 裏切り者ではない」
凛「当たり前だよ!」ウィーン
凛「...よし、入るにゃ!」
凛「売店のどこにあるんだろう...」
指紋認証を突破し、売店に入った凛――――。
店員「いらっしゃいませ~」
凛「すいませ~ん、裏切り者はどこで知れますか?」
店員「ここにカードがありますので、表にめくってください」
凛「...あ、あった!」
レジの上にあったのは、1枚のカード――――。
凛「早速めくるにゃ~!えっと、裏切り者は...えいっ」ピラッ
凛「...え?」
【裏切り者はいない】
凛「あぁ~、なんだ!そりゃそうだよねぇ~」
なんと、裏切り者は1人もいなかった――――。
凛「...もしかして、ただ悪戯で時間稼ぎしたかっただけ?」
店員「実は、裏切り者はこれから出るんです」
凛「...え?」
店員「星空凛さん...。あなたです」
凛「な、何言って...!凛は...」
店員「どうしますか、裏切り者になれば...」
・特殊な電話を使ってハンターに逃走者の位置を通報
・それにより逃走者が確保されたら1人につきボーナス30万円
・ただし、裏切り者自身が確保されたらボーナスはすべて没収
店員「どうでしょう、裏切り者になりますか?」
凛「なるほどねぇ...」
凛の判断が、今後のゲームの行方を大きく左右する――――。
凛「...さっきダイヤさんと電話したときに、正体教えて欲しいって言われたし」
店員「さぁ、どうしますか?」
凛「決めました。凛は...裏切り者にはなりません!!!!!」
店員「...本当にいいんですか?相当な額のボーナスが獲得できますよ?」
凛「やっぱり、μ`sとかAqoursのみんなは仲間だから、裏切るだなんて...とても考えられないよ!!!」
店員「そうですか......。やはり、皆さんの友情は凄いのですね...」
凛「もちろんだよ!だから、裏切り者になるのは断らせていただきます!!!!!!!」
店員?「わかりました。それでは、裏切り者計画は...」
凛「無しでお願いね、鞠莉ちゃんのお父さん!」
鞠莉パパ「な...っ!?」
店員の正体は、鞠莉のお父さんだった――――。
~牢獄~
にこ「う、裏切り者だって...」
鞠莉「まさか...牢獄にはいないわよね?」
花陽「だ、大丈夫だよね?」
真姫「そうよ、裏切り者なんて...ん?」プルルル
絵里「あ、メール...」
曜「なになに、裏切り者の正体?」
絵里「そうね!え~っと、裏切り者は...いない!?」
にこ「いないですって!?」
絵里「それで、凛が裏切り者に誘われたけど断ったって...」
千歌「おぉ、凛ちゃん...!」
真姫「やるじゃない!」
鞠莉「まぁ~、かっこいいわ!」
花丸「あ、メールだ...」プルルル
善子「えっと、裏切り者はいない...?結局そうなるのよね~」
穂乃果「売店に行ったのは凛ちゃんだったんだね!」
梨子「断ったんだ!さすが凛ちゃん、かっこいいねぇ...」
希「よかった、裏切り者はいなかったんやね!」
しかし、希のいるエリアに侵入してきたのは、ハンター――――。
ハンター「...」
希「...あ、ハンターや」
ハンター「...」
希「せっかく復活したから捕まりたくないな...」
果たして、ハンターに気づかれずに、やり過ごせるか――――。
【20:00 840,000円】
希「こっそり出てみよう」
ハンター「...!」バッ
見つかった――――。
希「やばっ!」
ハンター「...」スタスタ
希「あかん、もう捕まりたくない!」
ハンター「...」
希「...あれ?」
上手く、逃げ切った――――。
凛「...これでよし!」
裏切り者になるのを断った、凛――――。
凛「さぁ、今まで通りこれからも普通に逃げるにゃ!」
☆ ☆ ☆
穂乃果「あっ...」プルルル
梨子「今度はなぁに?」
メールだ――――。
~MISSION 3~
【残り15分になると、ハンターが1分ごとに1体放出される。阻止するには、残り時間までに伊豆・三津シーパラダイスの入り口のゲートを閉じなければならない。なお、制限時間後でもゲートを閉じることは可能。】
ダイヤ「いよいよ最後のミッションが来ましたわね...」
梨子「1分で1体放出は結構大きいね...」
花丸「これは行かないとまずいずら...あれ?」
ミッションに動こうとする花丸の近くに、ハンターだ――――。
花丸「あっ...」
ハンター「...!」
見つかった――――。
花丸「...ここは落ち着いて隠れるずら!」
ハンター「...!」ガシッ
花丸「あぁぁ...」
国木田 花丸 確保
残り 10人
隠れる時間と余裕が、無かった――――。
花丸「ここまで逃げたのに...」
ことり「ん?」プルルル
果南「花丸ちゃん、確保...」
ルビィ「花丸ちゃん...惜しかったね!」
穂乃果「じゃあ、ミッション行くよ!」
ミッションに向かい始めた穂乃果――――。
穂乃果「ところで、ミッション発動されるの結構遅かったね...。あと5分しかないよ~」
善子「私はミッションは行かないわ。1回目のミッション行ったし!誰か行ってくれるでしょ」
~牢獄~
曜「あそこの入口からハンター入ってくるのかな?」
絵里「そうみたいね。入ってくる前に閉じればいいのね」
鞠莉「もぅ...私がここから出てクローズしに行きたいわ!よしみ~!いつき~!むつ~!」
曜「あっはは...もう、さっきみたいには出れないね」
海未「あと3分で1体解放ですか...」
梨子「あ、海未ちゃん!」
海未「梨子!」
梨子「海未ちゃんはミッション行くの?」
海未「私は行きませんよ。誰かが行ってくれると思います」
梨子「私も行かないでおこうかな~」
希「あ、海未ちゃんに梨子ちゃん!」
梨子「あ、希ちゃん......................................え?」
海未「の、希!?」
希「ん?どしたん?ウチが裏切り者みたいに...」
海未「いやいや、裏切り者はいなかったじゃないですか...。どうして希がここに?」
梨子「希ちゃん、さっき捕まってなかったっけ...」
希「あ、そういうことか!復活したんよ~」
海未「い、いつの間に...」
希「残り30分になったときからかな?」
梨子「あぁ!ちょうど私たちがイルカショー見てた間だ!」
希「へ...?イルカショー?」
海未「はい!休憩時間として、イルカショー見てたんです」
希「イルカショー!?いいなぁ~」
海未「その間に牢獄の人たちは敗者復活戦やってたんですね...」
希「そうそう、あわしまマリンパークでな~」
梨子「淡島まで行ってたの!?」
希「それでウチと果南ちゃん、ことりちゃんが復活したんよ」
海未「そうだったんですね...」
希「イルカショーっていうのはみんなで休みながら見てた感じ?」
梨子「そうですね、その間だけエリアにハンターがいなかったんで」
希「そうなんや!」
穂乃果「やばいよ、急がないと!」
【15:30 894,000円】
~牢獄~
花丸「あと30秒でハンター1体解放されるずら」
にこ「誰も来ないじゃない!」
絵里「まだあと30秒あるから、誰か来るわよ」
鞠莉「そうね、信じて待ちましょ!」
にこ「そうね!」
千歌「でも、今来てもそこにハンターがいるね...」
曜「あ、本当だ...」
穂乃果「あと少しでゲートのところに...ん?」
ハンター「...」
ゲートの近くには、2体のハンター――――。
穂乃果「うわぁ、ハンターいるからゲート近づけないじゃん...」
ハンター「...!」バッ
見つかった――――。
穂乃果「ちょっと、時間ないのに!」
しかし、前から別のハンター――――。
ハンター「...!」
穂乃果「うわっ!」
ハンター「...!」ガシッ
高坂 穂乃果 確保
残り 9人
穂乃果「うわぁ、ミッション行かなきゃよかったよ...」
ミッションは常に危険と隣り合わせだ――――。
海未「あ、そろそろ時間ですが...」プルルル
凛「穂乃果ちゃん確保...!」
【15:00 900,000円】
凛「あっ...」
ミッション失敗 ハンター1体放出
~牢獄~
真姫「時間来ちゃうじゃない!」
鞠莉「あと10秒も無いわね...」
花陽「もしかして、誰も来ないんじゃ...?」
絵里「あ...時間が先に来たわ」
千歌「え、ミッション失敗!?」
曜「そう...だね、ハンターが入ってきたもん」
にこ「あっ...」プルルル
花丸「メール?」
にこ「そうね...ミッションは失敗。ハンター1体放出」
穂乃果「私が行こうとしたんだけど、近くにハンターがいて...」
にこ「すぐそこにね。あぁ、惜しかったね...」
ハンター「...!」バッ
絵里「うわぁ、来たわ...」
花陽「ひぃっ...」
エリアのハンターが4体に増えた。
残る逃走者は、9人――――。
果南「あっ...!」
善子「ま、まだ間に合うわ!」
ゲートを塞がない限り、ハンターは1体ずつ放出される――――。
ルビィ「...ここはルビィが塞ぎに行く!」
ミッションに向かうルビィ。
しかし、エリアには4体のハンター――――。
ハンター「...」
ことり「ハンター増える前に塞ぎたいけど、あまり動きたくないよ...」
無理に動こうとすると、ハンターに見つかるリスクが高まる――――。
ハンター「...」
ことり「ほら...あそこにハンターいるよ!」
ハンター「...!」バッ
見つかった――――。
ことり「やばっ!」バッ
ハンター「...」スタスタ
ことり「捕まる!」スタスタ
しかし、行き止まりだ――――。
ことり「あぁ...っ!」
ハンター「...!」ガシッ
南 ことり 確保
残り 8人
ことり「せっかく復活したのに...」
善子「ことり確保...?復活成功したのに、もったいない...」
108万円の夢は儚く散った――――。
~牢獄~
にこ「メールだ...」プルルル
絵里「にこ、どうしたの?」
にこ「ことり確保!」
千歌「あぁぁぁ...復活したのに...!」
ことり「どうせなら逃げ切りたかったなぁ...」
曜「お疲れ様!」
花丸「あ、1分経ったずら...」
ハンター「...」
鞠莉「また増えたわ!」
ハンター1体放出。
エリアにいるハンターは、合計5体――――。
にこ「まだ誰も来ないわね...」
絵里「頑張って、みんな!」
ルビィ「また1分経っちゃった...」
ゲートを閉じない限り、ハンターは増え続ける――――。
ルビィ「こっちだね、早く行かないと!」
ダイヤ「お待ちなさいルビィ!」
ルビィ「お、お姉ちゃん!?」
ダイヤ「ハンターが増えて来ましたわね...!私と一緒に行きましょう!」
ルビィ「お姉ちゃん...!」
ダイヤ「ゲートはこっちで合ってますわね?」
ルビィ「うん!」
ダイヤと協力し、ゲートに向かうルビィ。
しかし、その先にハンター――――。
~牢獄~
鞠莉「ねぇ、そこにハンターいるわ!」
花丸「2体もいるずら」
穂乃果「...あ!」
にこ「穂乃果、どうしたのよ?」
穂乃果「黒澤家が来たよ!」
曜「あ、本当だ!」
花陽「でも、今来たらハンターに捕まっちゃいます...」
ダイヤ「ここですわね...ハンターいますわ!」
ルビィ「本当だ!」
ダイヤ「ルビィごめんなさい!頑張って!」バッ
ハンター「...!」スタスタ
おとりになったダイヤ。
しかし、同じタイミングでハンターが1体放出――――。
ルビィ「うわっ!」
エリアのハンターは、6体に――――。
ハンター「...!」バッ
目の前のルビィを追いかけるハンター――――。
ルビィ「タイミング悪いよ!」
ダイヤ「...あら、ルビィ!?」
ルビィを追いかけていたハンターが、ダイヤに移る――――。
ダイヤ「嘘でしょう!?」
ハンター「...」スタスタ
ダイヤ「想定外ですわぁぁ!」
ハンター「...!」ガシッ
ダイヤ「2体もいるとは思いませんでしたわ...」
黒澤 ダイヤ 確保
残り 7人
ルビィ「あ、危なかった...。お姉ちゃん大丈夫だったかなぁ?」プルルル
ルビィ「メール...。お姉ちゃん確保!?」
~牢獄~
ことり「ダイヤちゃん確保...!」
鞠莉「まぁぁぁぁ~~~!惜しかったわね、ダイヤ...」
ダイヤ「もう、ミッションはルビィに託しましたわ!」
絵里「もうそこまで来てたんだものね...。ここから見えたわ!」
ダイヤ「は、はい!」キラキラ
ルビィ「このゲートを閉じればいいんだね!」
ゲートに到着した、ルビィ。
周りにハンターはいない――――。
ルビィ「これを閉じて...重い!」
【12:20 932,000円】
花丸「あれは...ルビィちゃん!」
曜「頑張って、あと20秒!」
ルビィ「あと少しで...ふぎぎぎ!」
真姫「ルビィ...!」
鞠莉「まぁ...すごいわ!」
ルビィ「これで...よし!」ガッシャァァ‼
MISSION CLEAR
花丸「おぉ...すごいずら!」
ダイヤ「流石ですわ、ルビィ...」
ゲートは、閉じられた――――。
ルビィ「やったよお姉ちゃん!」
果南「あ、メール...」プルルル
梨子「ルビィちゃんの活躍により入り口を封鎖、新たに放出されたハンターは3体となり、合計6体...」
海未「6体...なかなか多いですね...」
ハンター「...」
善子「あと12分...。もうすぐで100万円ね!」
ハンター「...!」バッ
善子の近くにハンター。
しかし、善子は気づいていない――――。
善子「ここまで来たら逃げ切...うわっ!」
ハンター「...」スタスタ
善子「こんな近くにいるなんて思わなかったわ!」
ハンター「...!」ガシッ
善子「あぁぁ...」
津島 善子 確保
残り 6人
善子「100万円が...」
~牢獄~
穂乃果「にこちゃん、メール来てるよ」
にこ「あ、本当だ。どれどれ...善子確保!?」
花丸「善子ちゃん!?」
花陽「すごく惜しかったですね...」
☆ ☆ ☆
【10:00 960,000円】
ゲーム終了まで、残り10分――――。
凛「ここまで来たら逃げ切らないと!」
しかし、エリアにいるハンターは6体――――。
海未「もう少しで100万円ですね」
果南「さすがにもうミッションは無いよね...?」
希「あれ、果南ちゃん?」
果南「あ、希!」
希「あと10分頑張ろう!」
しかし、果南と希の近くに、2体のハンター――――。
果南「...じゃ、私はこっち行くね!」
果南が向かった先に、さらに別のハンター――――。
希「は~い!」
果南「さてと、こっちに...うわっ」
ハンター「...!」スタスタ
前から迫り来るハンターに見つかった――――。
果南「やばいっ!」
上手く切り返したが、後ろからも別のハンター――――。
果南「嘘でしょ!」
ハンター「...」ガシッ
果南「もぉ~~~っ!」
松浦 果南 確保
残り 5人
果南「せっかく復活したのに...!」
~牢獄~
にこ「...もうメールなんて見たくないわ。えっと...果南確保!?」
鞠莉「果南確保!?」
ことり「うわぁぁもったいない...!」
穂乃果「逃げ切れると思ってんだけど...」
善子「あと逃走者は5人ね...」
希「うちもやばい状況なんよなぁ...」
6体のハンターにより不利になった、5人の逃走者たち――――。
ハンター「...」
希「ここで急に走り出したら気づかれるしなぁ...」
しかし、前からもハンター――――。
希「スピリチュアルで逃げ切るしか...!?」
ハンター「...!」バッ
見つかった――――。
希「も、もう無理やってぇ!」
ハンター「...!」ガシッ
東條 希 確保
残り 4人
希「何か、急にハンター増えたなぁ...」
ハンターはアンドロイド、スピリチュアルは通じない――――。
希「うわぁぁ...!復活したからには逃げ切れると思ったのに...」
~牢獄~
曜「牢獄も急に増えてきたね...」
善子「あとは...ルビィと、梨子と、凛と、希と、海未ね...」
絵里「もうそれしか逃走者いないの!?」
千歌「みんな逃げ切ってほしいね!」プルルル
絵里「にこ、メール...」
にこ「もう、ミッションであってほしいわ!」
花陽「えっと、内容は?」
にこ「花陽、読んで...」
花陽「はい!え~っと...希ちゃん確保」
12人「!?」
ダイヤ「復活した組はこれで全員確保ですわね...」
千歌「あ、希ちゃん帰ってきた!」
真姫「希、お疲れ様」
希「いやぁ~、逃げ切るって難しいね、あはは」
果南「6体は急に増えた感じしたよね」
残る逃走者は、ルビィ、梨子、凛、海未の4人――――。
梨子「あと4人だけ...?」
ルビィ「あ、また電話...!」プルルル
にこ「花陽読んで!!!!」サッ
真姫「反応速すぎるわよ...」
花陽「は、はい!」
にこ「っていうかにこのケータイ持ってて!」
花陽「わかりまし...」
にこ「にこは耳塞いでるわ!」
花陽「...た。じゃあ読みますね...あれ?」
穂乃果「どうしたの?」
花陽「確保情報じゃないです...」
千歌「え!?」
☆ ☆ ☆
花陽「通達...」
~通達 4~
【これより、逃走者にハンター凍結のチャンスを与える。エリア内にある冷却スプレーを手に取り、ハンターに向けて噴射すれば、ハンターが永久凍結される。】
希「もっと早く言ってやぁぁ!!!」バタバタ
果南「そ、そうだよぉ...」
絵里「ちょっと希、落ち着いて!」
にこ「お、終わった?」
花陽「うん!確保情報じゃなかったよ!」
にこ「何ですってぇ!?」
花陽「これからスプレーでハンターが凍結できるんだって!」
にこ「すごく今更...」
梨子「おぉ、6体から減らせるのね!」
海未「まずはスプレーを探して...」
【05:00 1,020,000円】
凛「す、すごい...!100万円超えたにゃ!」
ルビィ「あと5分で逃走成功...!」
海未「スプレーは...これですね!」
凛「案外結構スプレー置いてあるんだね~」
スプレーを探す凛の近くに、ハンター――――。
ハンター「...!」バッ
凛「早速来たね...甘いにゃ!」
ハンター「...!」
凛「これをかければ...!」プシュー
ハンター「...」シーン
ハンター、フリーズ――――。
凛「やったにゃ~!」
これで、エリア内のハンターは5体に。
しかし、後ろからもハンター――――。
凛「さ、他のところに...あっ!」
ハンター「...」スタスタ
凛「うわっ、もう空っぽだぁ!」
ハンター「...」スタスタ
凛「逃げないと!」
ハンター「...」スタスタ
凛「あ、そこにスプレーが!」
上手くスプレーを手にした凛――――。
凛「いっくにゃぁ!」プシュー
ハンター「...」スタスタ
凛「うわっ、間に合わない!」
ハンター「...!」ガシッ
凛「嘘でしょぉ~~~!」
星空 凛 確保
残り 3人
凛「あと3分で108万円もらえたのに!悔しいにゃ~」
花陽「あっ...」プルルル
にこ「はい花陽読んで!にこ耳塞ぐ!」
花陽「えっと、凛ちゃん確保...」
12人「うわぁぁぁぁ..................っっ!!!」
海未「いくつかスプレーを持っておきましょう」
梨子「あれ、海未ちゃん!」
海未「梨子!」
梨子「私、逃げ切れる気がしてきたよ!」
海未「そうですね、ここまで来たら逃げ切りましょう!」
ルビィ「どうしよう、スプレーが見つからないよ...」
未だにスプレーを手にできていないルビィ――――。
【03:00 1,044,000円】
梨子「あ、カップラーメンの待ち時間だけ逃げれば逃走成功だね!」
海未「はい、頑張りましょう!」
ルビィ「あったあった!」
スプレーを発見した――――。
梨子「あ、ハンターいる!」
海未「来ましたね...」
ハンター「...」
海未「行きますよ!」プシュー
ハンター「...!」シーン
ハンター、フリーズ――――。
梨子「あと4体!」
海未「じゃあ、私は新しいスプレーを探しに...」
梨子「待って、もう一体ハンターがいる!」
海未「梨子、スプレーを貸してください!」
梨子「はい!」
ハンター「...!」バッ
海未「こ、これで...!」
しかし、間に合わない――――。
海未「は、速い!」
梨子「逃げなきゃ!」
別の方向に逃げる、海未と梨子。
狙われたのは、海未だ――――。
海未「...何としてでも逃げ切ります!」プシュッ
ハンター「...!」ガシッ
海未「う、うわぁぁぁ!」
スプレー噴射が、少し遅かった――――。
海未「あと3分でしたのに...」
園田 海未 確保
残り 2人
~牢獄~
にこ「はい花陽!」
花陽「は、はいっ!海未ちゃんまで確保...!」
13人「うわあぁぁぁぁぁぁぁ..........」
千歌「梨子ちゃん!ルビィちゃん...!」
鞠莉「なんか急にハンターのレベルがアップしてない?」
果南「そうかなぁ?」
梨子「う、海未ちゃん...」
【02:00 1,056,000円】
ルビィ「とりあえずスプレーを...」
エリアには、4体のハンター――――。
ルビィ「あとはここに隠れて時間まで待てば...」
ハンター「...」
しかし、近くにはハンター――――。
ルビィ「ここにいれば大丈夫かなぁ?」
ハンター「...」
ルビィ「よし、ここに隠れて...」
ハンター「...!」バッ
ルビィ「あと1分ちょっとだね」
しかし、ハンターはルビィに気づいた――――。
ハンター「...」スタスタ
ルビィ「...あぁ!でも隠れてるしスプレーもあるから大丈夫だよね!」
ハンター「...」スタスタ
ルビィ「...えぇ~い!」プシュー
ハンター「...」シーン
ハンター、フリーズ。
しかし、左側からもう一人のハンター――――。
ルビィ「うわっ、もう一人いたの!?」
ハンター「...!」バッ
ルビィ「いやぁぁぁぁ!!」
ハンター「...!」ガシッ
黒澤 ルビィ 確保
残り 1人
ルビィ「ここまで逃げたのに...すごく悔しい!!」
黒い悪夢の、餌食となった――――。
~牢獄~
花陽「メ、メールです...」
鞠莉「...っ」ゴクリ
花陽「ルビィちゃん、確保...」
14人「うわぁぁぁぁぁぁぁ......................!!」
ダイヤ「ルビィ、本っ当に惜しかったですわね...」
千歌「うわぁぁ、本当もったいないよ...」
曜「残りは梨子ちゃん、ただ1人...」
真姫「梨子、頼むから絶対逃げ切りなさいよ!」
梨子「えっ...あと私だけ!?」
ゲーム終了まで、あと2分を切った。
残りは梨子、ただ1人。
ハンターは、3体――――。
梨子「できるだけたくさんスプレーをストックしておきましょう!」
ハンター「...」
しかし、残る梨子を狙って、ハンターがくまなく捜索を始めた――――。
梨子「どこにハンターがいるかわからないわ...」
~ゲーム終了まで 1分30秒~
梨子「あまり隠れると、急に来たとき動けなくなるから...」
ハンター「...」
しかし、後ろから来たのはハンターだ――――。
梨子「...来たわね!これで...えいっ」プシュー
ハンター「...」シーン
梨子「これで...よし!」
ハンター、フリーズ――――。
梨子「あと3体ね!」
しかし、前からも、ハンター――――。
梨子「...どうしよう、スプレーが!」
ハンター「...!」バッ
見つかった――――。
梨子「や、やばい!」バッ
ハンター「...!」スタスタ
梨子「逃げなきゃ!」
~牢獄~
鞠莉「あれ...梨子じゃない!?」
善子「本当だ!」
千歌「梨子ちゃん頑張って!」
【01:00 1,068,000円】
にこ「あと1分よ!」
梨子「ここで捕まるわけには...!」
ハンター「...」スタスタ
梨子「あと少しで逃走成功...!」
ハンター「...」スタスタ
~ゲーム終了まで 30秒~
梨子「あと30秒ね!」
ハンター「...」スタスタ
梨子「こっちに曲がって...!」
上手く切り返した、梨子。
しかし、前から別のハンター――――。
梨子「また来た...っ!」バッ
ハンター「...」スタスタ
梨子「戻ろう!」
ハンター「...」スタスタ
千歌「あと15秒!」
ルビィ「お願い、逃げ切って!」
凛「ここまで来たら逃げるにゃ~」
真姫「あ、梨子来たわ!」
梨子「はぁ、はぁ...」
ハンター「...」スタスタ
~ゲーム終了まで 10秒~
曜「...10!」
梨子「はぁ、はぁ...」スタスタ
曜「9!」
ハンター「...」スタスタ
3人「8!!」
梨子「み、みんな...!」
10人「7!!!」
ハンター「...」バタバタ
17人「6!!!!」
梨子「もう少しで...!」
17人「5!!!!!」
ハンター「...」バタバタ
17人「4!!!!!!」
梨子「逃げ切ったら108万!!」
17人「3!!!!!!!」
ハンター「...」ダッ‼
17人「2!!!!!!!!」
梨子「これは来た...!」
17人「1!!!!!!!!!」
ハンター「...」スタスタスタスタ...
17人「0!!!!!!!!!!」
梨子「やっ...」
17人「あっ...!」
梨子「やっっっったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!!」
桜内 梨子 逃走成功
賞金 1,080,000円 獲得
☆ ☆ ☆
~牢獄~
にこ「あ...最後のメールね!」プルルル
花陽「ゲーム終了...。桜内梨子ちゃんが逃走成功です!!!」
千歌「や、やったぁぁぁぁ!!」
曜「梨子ちゃん凄いよ...!」
希「108万円って...相当なお金持ちやね!」
絵里「あっ...梨子、お帰り!」
梨子「みんな!いやぁ、全然実感湧かないねぇ...108万円だって」
鞠莉「...はい、お父さんから!1万円札が108枚ね!」
梨子「えっ、本当にいいの!?」
鞠莉「あ、当たり前じゃない!」
梨子「やっったぁぁぁ!!うわぁ、すごい!重い!」
ダイヤ「こ...こんな札束見たことありませんわ!」
果南「梨子ちゃん、おめでとう!」
梨子「あ...ありがとうございます!」
穂乃果「梨子ちゃん!108万円何に使う?」
梨子「え~っと...どうしよっかなぁ?」
凛「全員分の焼肉おごってもらうにゃ!」
真姫「ちょっと凛!」
梨子「全員分!?」
凛「冗談にゃ」
花陽「焼肉するときは、お肉をご飯に乗せちゃダメだよ!」
凛「それさっきも聞いたにゃ...」
花丸「...梨子ちゃん、マルたちに何かおごってくれないかなぁ」
梨子「あ~...」
善子「あんた食欲どうなってんのよ...」
花丸「食欲は無限ずら、宇宙ずら!」
梨子「あっはは...花丸ちゃん、108万円すぐに無くなっちゃいそう」
千歌「こんだけのお金でみかん買ったらどうなるのかな?」
梨子「多分、『これ千歌の家に入りきらないから、梨子ちゃんの家置いといて~!』とか言ってきそうだね!」
果南「あっはは!」
千歌「梨子ちゃん!千歌を何だと思ってるの!?」
梨子「う~ん...じゃあ、無難に旅行でも行こうかなぁ!」
ルビィ「えっ...!いいなぁ!」
梨子「ルビィちゃん、本当に惜しかったもんね~」
ルビィ「すごく...悔しいです」
海未「お土産お願いします!」
千歌「千歌にも!」
梨子「うん、わかった!」
ことり「梨子ちゃんおめでとう!旅行楽しんできてね!」
梨子「は~い!」
見事逃走に成功し、賞金108万円を手にした――――。
梨子「あ、ありがとうございまぁぁ~~~す!!!」
おわり。
Mission1 Quiz3の答え:きせきだよ!
数字当てゲームの数字:むつ...310(三津) にこ...417(曜の誕生日)
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