ep1｢提督が着任しました

｢それでは改めまして

駆逐艦漣 着任しました！よろしくお願いしますね、ご主人様♪

｢うむ、よろしく ....硬苦しいなこれ やめよう

殺風景な部屋に女児と大の男が2人っきりである

本来であれば事案か？となるところだがお互い、特にそれについて言及することがなかった

それもそのはずである 互いに部下と上司の関係のだから通報する時はセクハラでもされた時であろう

駆逐艦｢漣｣と新任である｢提督｣なのだから

提督｢では、これからよろしくね

とりあえず連絡事項と確認事項

1.''現状''艦隊は漣君1人だけなので増員が必須

2.それと同時に鎮守府前の安全も取らなければならない

3.支給された資材に不安がのこるので順次資材獲得しなければいけない

4.とりあえず今日は2人でなんとか頑張ろう！

こんな感じだけど質問は？

漣 ｢それじゃあいくつか質問させてください

とりあえず連絡事項1から 建造はするんですか？

それと連絡事項3 資材獲得はいつから始めるんです？

最後に 秘書艦はどうします？旗艦は....漣だけなので確定だと思いますが

提督｢見た目によらず優秀なタイプか君は

じゃあ1つ目から解消していこうか

明日、ないし明後日に補給艦｢間宮｣工作艦｢明石｣が着任予定だ

それと駆逐艦1層の建造をするつもり とりあえず明日の朝イチに

でも妖精君達と相談かな

漣 ｢........はい？

提督｢2つ目ね とりあえず3人になったら資材獲得に行ってもらう

1人2人でやれ、とは言うつもりは無いよ

最後のに関してはそのまま漣君にお願いするつもり

とりあえずこんな感じかな

漣 ｢あ...では一つだけ詳細を確認させてください

なんでもう2人着任予定なんですか？

ちょっと意味がわからないんですが

駆逐艦から建造することについては賛成です 資材ないですし

提督｢昨日大将さんに掛け合った

できる限り評判のいい人たちを送ってくれるみたいだよ

漣 ｢やる気出てきたので海域攻略行ってきます

ご主人様は漣が行ってる間に建造に使う資材でも計算しててください

提督｢おおう....めっちゃキラキラしながら

走っていったな

若干怖いぞ

.......はい、大将サン 資材と補給艦、工作艦の件よろしくお願いします

はい............はい、それはこれから決めることですので

ep2｢艦娘が着任しました

間宮｢はじめまして、大本営より着任してきました 補給艦間宮です

明石｢同じく、工作艦の明石です よろしくお願いします!

ピシッと敬礼をする2人を横目に指示の手順を頭の中で組み立てる

提督｢うん、よろしくね 早速だけどまず漣君 もうそろそろ建造が終わるはずだ

から迎えに行ってあげて 間宮さんについてはもう場所は確保してあるの

でそちらに 漣君 新しく来た子を迎えに行くついでに案内してあげて

じゃあ最後に明石さん 少しだけ話があるから残ってもらってもいい？

明石だけ残して執務室からでる2人を見送り、立ち上がる

提督｢明石さん コーヒーと緑茶と紅茶 何がいい？

明石｢では緑茶でお願いします

給湯室に向かうすれ違いざまに質問しそのまま給湯室に向かう

明石(話ってなんだろう、、、もしかして(開発の)話がわかる人とか？)

思考する後目に提督が湯のみをふたつ持って戻ってきて明石の前に1つ置く

提督｢はい、緑茶どうぞ 歓迎会兼ねて食事会するつもりだから端的に説明する

ね 君には────を作ってもらいたい

明石｢............はいぃ？

明石の困惑したなんとも間抜けな声が、執務室に響く......

提督｢................と、いうわけでね、出来れば作って欲しいんだよね

明石｢いや、作れと命じられれば作りますよ？ですが大本営は？その辺大丈夫

なんでしょうね？

提督｢その辺はまぁ、誤魔化すよ こっちにも切れる手札はあるし

明石｢なら、、、いいですよ だって面白そうですもん♪

提督｢じゃあ決まりだね といっても直ぐに始めるつもりは無いから、またこの

話は時期が来れば

工廠の妖精くん達には話してあるから、明日から開発お願いするよ

くれぐれも開発のし過ぎで資材枯渇しないようにね？

明石｢ぜ、善処します、、、

では失礼しました 装備のことであればいつでも来てください！

提督｢はいはい

よし、漣君の報告書でも読むかね

漣 ｢失礼しますご主人様 連れてきましたよ

提督｢はーい、入っていいよ

曙 ｢駆逐艦『曙』よ ってこっち見んなクソ提督！

提督｢、、、、え？俺なんかした？

ep3｢着任歓迎会

提督｢それでは、1日遅れだが漣君、間宮さんに明石君 曙君の着任を祝して、

乾杯！

漣 間宮 明石｢カンパーイ！

曙 ｢いや海域攻略しなさいよ！(机バーン！

提督｢おっとっと、、料理が落ちるかもしれないから机叩くのはダメだよ？

曙 ｢あんた私の話聞いてた！？

提督｢聞いてるよ？ただ新しい仲間の事を祝して悪いことはないでしょ？

曙 ｢なっ、、 そんな事よりもやるべき事があるって話をしてるんでしょう

が！

提督｢じゃあ質問 曙君はこの海域での深海棲艦のこと分かってるの？何が出る

の？艦種は？数は？強さは？きっちり調べてからやらないと 情報は大事

だよ？

曙 ｢ぐ、、じゃああんたは分かってるの！？分からないなら容赦しないわ

よ！？

提督｢ふむ、初日に漣君が出撃した時は駆逐級と軽巡級を確認した、って聞い

たね 強さに関していえば現状そこそこきつい、と報告されたよ

単純に数で押す方が早いかな 装備強化、開発でもいいけどこれからを考

えるなら頭数揃える方がいいし

曙 ｢え？ だ、だったらここで貴重な運営資金使うことについては何か言い

訳はあるの！？

提督｢うん？僕の財布から出てるけど？ さすがにこの人数なら僕が賄うよ？

曙 ｢、、、、はぁ、あんた何者よ 今問題がないならいいけど、ミスするなら

容赦しないからね！頂きます！ ｱ､ｺﾚｵｲｼｲ

提督｢面白い子だね、曙君は 確か漣君の姉妹艦だっけ？

漣 ｢そうですよ〜 というか報告書いつの間に読んでたんですか？纏めといて

って言われましたから軽くですがやりましたけど、読んでる時間なかっ

たような

提督｢さっと目を通しただけだからね 漣君に質問しないか少しハラハラしたよ

後でまたじっくり読まさせてもらうよ

漣 ｢抜かりないですね〜 予想してました？この状況

提督｢まさか もちろん、可能性のひとつとしては考えていたけどね

それに現場の声を拾うのは僕の役目だから、軽くでも読んでおかないと

漣 ｢、、、ご主人様の前職の事、教えてもらうことって出来ます？

提督｢、、、、良くも悪くも、今と同じ管理責任のある立場を頂いていたよ

部下たちに好かれてはいなかっただろうがね