春島鎮守府記 第一話鎮守府へ着任
春島鎮守府…そこは消えてしまった鎮守府。
はじまりぃはじまりぃ
ゴォォォォゴゴンゴゴン
「よし、着いた…ここが鎮守府か」
車が鎮守府付近の鎮守府の駐車場に到着し、車から外へ向かう。
「ええ、少尉殿、ここがトラック泊地です。」
「なるほど、長旅ご苦労だった。ゆっくり休んでくれ。」
「わかりました。近場健太二等兵、休みます!」
二等兵と敬礼をして別れた後、俺は鎮守府の内部に進む。
意外と中には何もなく、結構最近に建造された鎮守府のがよくわかる。
鎮守府にある提督室へ向かう。
ガチャッ…ギギギギギ
ドアを開けて、内部へ入る。
すると…
「ウホッ!!!ウホッ!ウッホォー!!」
歓迎していたのは、艦娘ではなく、ただのゴリラがいた。
「は?」
「ウッホッホー」
目を擦らし、もう一度見る。やっぱりゴリラだ。
「いや、は…?お前が電っていう艦娘なのか?」
「ウッホォー!!ウッホォーウッホォー!!」
そこにいたゴリラもどきは胸を叩き、喜んでいるようだった。
「艦娘なのか…?上層部の連中はこんな奴らで興奮してるのか……」
コッコッ
ドアを叩かれ、何かが入ってくる。
「あっ!やっぱりここにいるのです!!」
ちゃんとした女の子だ…こいつが艦娘なんだろうな。
「あっ、お前が電?」
「あっ、はい!!そうなのです!!」
「てかこのゴリラはなんなんだ?」
「それは最近この鎮守府周辺に現れてる変なゴリラなのです!!」
「は?え?」
「鎮守府できて二日後?ぐらいにゴリラが現れて、最初は退治しようと電は頑張ってのです…でも…」
「でも…?」
「このゴリラ、意外と優しくて色々と果物を取ってくれるのです…」
「あー…てかなんでここにいるんだ?」
「多分ここを縄張りだと思ってるのです。」
「ええ……そうだ、ここの案内してくれないか?」
「わかったのです!電案内するのです!!」
「おう、頼む」
ーーー
鎮守府のどこか
「ほう…それで…なるほど…ここの近くにはブラック鎮守府もあるんだな」
「そうなのです、電は最近建造されたから、あまり分からないのです…」
「でも知ってるのは、結構戦果を挙げてる方なので、上層部はブラックであることを信じてないのです…」
「ええ…そういえばここには他の艦娘がいないけど…大丈夫?」
「それは新しい鎮守府だから当たり前なのです!」
「まあそうか…そういえば仕事はある?」
「まだ最初なのでないのです」
「そうなんだ。じゃあ俺お風呂に入ってくるわ。」
「わかったのです!」
ーーー
提督室
「ああ…眠い…」
「司令官さん、これからどうするのですか?」
「うん?あぁ寝るわ。」
「おやすみなさいなのです!電は少し書類を整理するのです。」
「うん…?仕事はないんじゃないのか?」
「きっ、気にしないのです!!」
「おう、じゃあ寝るわ」
俺は何をしようとしてるかと思いながら、寝室へ向かう。
鎮守府での生活が始まった。
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続きが楽しみですね。