守護者達よ、艦娘から元提督を守り抜け!!
海軍に復帰しなかった元提督を艦娘たちの魔の手から守る(無双する)話です。
元提督、守護者それぞれの視点も存在する所謂「集団主人公」システムを採用。
作者がこの道にのめり込むきっかけとなった作品の舞台やキャラも序盤で少し出す模様。
これまで読んできた話の印象に残ってる部分を抽出・凝縮した作品
・・・に、したい。
あ、あと台本形式です
元提督、名は小宮健汰(こみやけんた)
健汰はとある鎮守府の提督として日々指揮を執り目紛るしい程の戦果を挙げていたが、それを妬む同期と上層部に嵌められて、皆から迫害された。
艦娘達もすっかり彼に敵意を向け、信頼を失った彼はあっという間に追い出されて、すべてを失ったものの、数人の親友は陰謀と理解しており、彼らのおかげで励まされ、新たな生活を送れるほどにまで立ち直ることが出来た。
健汰「いやぁ、久しぶりの飲み会は楽しかったな」
渡辺縄人(わたなべなわと)「すっかり元に戻ったようで安心、かな?」
御護圭介(みごけいすけ)「一時は本当に目が離せなかったからな、悠月に至っては一日中付きっきりって荒業使ってきたしな」
八雲悠月(やくもゆづき)「よ、よしてくれ!僕だってやりすぎたってあとから気づいたんだからさ!」
台東忍(たいとうしのぶ)「・・・ともあれ、こうしてまた飲みに行ける程度にはなったから良しとしよう・・・それでいいだろ?」
健汰「それについては感謝してるよ、ありがとうみんな」
圭介「当然だ。友を心配し、それで救いの手を差し伸べる・・・それが美しい俺の務めだ」
健汰「相変わらずそのスタイルなんだな」
数分後・・・。
健汰「じゃあ、俺はこっちだから」
忍「うん、大丈夫だろうが、気を付けて帰路に着け」
健汰「大丈夫だって、じゃあな!」タッタッタッ
縄人「やれやれ・・・3か月前の憔悴しきった様子はどこへやら、だな」
悠月「いいんじゃない?それが彼のいいところなんだし・・・・・・・・・それよりも・・・」
忍「何か動きがあったか?」
悠月「うん、さすがにこればかりは母さんに協力してもらった。で、文さんと椛さんにあっちの動きを調べてもらったんだ」
圭介「ならはしごがてら、そこで話さないか?」
悠月「異議無~し」
とあるファミレス
悠月「1か月前、海軍の一部上層部と健汰の同期が処分されたことは話したよね?」モグモグ
圭介「ああ、上層部の一人が口を滑らして、元帥が秘密裏に調査してたんだったな」ズズッ
忍「その結果もろもろを含め、健汰を陥れたことが判明したのだろう?」ガブッ
悠月「そう、もろもろの方は知らないけど嵌めたことに関しては”一部を除いて”解決したこともね」ゴクゴク
縄人「で、今回また進展があったと・・・・・・それも残る”一部”に関して、と」グビグビ
悠月「その一部が唯一の問題でね・・・・・・」ガツガツ
忍「もしかしなくともアイツの所の艦娘だな?」クピッ コトッ
悠月「うん、とうとう実力行使に出るみたいだ」
忍「実力行使だと?」
悠月「この件に関わった上層部等が処分されたと同時に、そこの艦娘たちにも真実が伝えられてね」
悠月「当然彼女たちはそれを知るや否や元帥に健汰を復帰させるよう打診したようだよ」
悠月「で、健汰は頑なにそれを拒んだ・・・僕たちには教えてくれなかったけどね・・・」
圭介「そのことに業を煮やして強引に連れ戻そうとしてるということか?」グビグビ
悠月「そのためにその障害になってるものも排除しようと画策してることもね」ゴクゴク
縄人「俺たちもその例に漏れずってこと?」
悠月「たった今、文さんたちから僕たちが監視されてることを知らせてくれたよ」
縄人「店出た後、人気の無いところで闇討ちって腹かな」シャクシャク
悠月「間違いないと思う・・・幸い、僕たちの正体は知らないままみたいだけど」
忍「なら、すぐにでも返り討ちにしても構わんのだろう?」
悠月「もちろん!誰一人、最後まで健汰を信じなかった奴らに情けをかける必要なんてないからね♪」
圭介「じゃあ動くとするか、会計済ませてこよう」
一同移動中・・・
悠月「そろそろかな?」(ボソッ
圭介「ああ、俺が出よう」(ボソッ
圭介「・・・出てこい、それで隠れてるつもりか?」
ヌッ
タッタッタッ
??「よく気付いたね、私こういうの得意なのにさぁ」
圭介「美しい俺にそんな小細工は通用しない、覚えておくことだ・・・軽巡洋艦川内」
川内「教訓にしておくよ、提督のご友人さん」
悠月「結構僕らに割く人員多いね」
忍「それだけ真っ先に排除したいということだろう」
縄人「で、念のため聞くけど、俺たちを付けてた理由を教えてもらおうか」
??「決まってるじゃないか、提督の復帰の妨げになってる君たちを処分するためだよ」
縄人(確か時雨だったかコイツ・・・自分たちの非を認めないでいけしゃあしゃあと・・・!!)
悠月「君たちは健汰を迫害して追い出したくせに、ちょっと虫が良すぎるんじゃないかなぁ?」
??「そ、そうですよね・・・私たちは提督の事を信じないで、疑って追い出しました・・・ですが!!」
忍「ですが?ですが何だというつもりだ・・・榛名」
榛名「っ!」
忍「まさか、今更手のひらを返して、否応無しに戻そうというつもりではなかろうなぁッ!!?」
榛名「そ、それは・・・」
圭介「よく聞くがいい!!今アイツの傍に居るべきは美しい俺たちだ!最後までアイツを信用しなかったお前たちじゃない!!」
霞「ふざけないで!!!あのクズの居るべき所は私たちの方よ!あんたみたいな気持ち悪い男の傍じゃないわ!!!!」
悠月(あ・・・)
縄人(あ・・・)
忍(・・・・・・・・・。)
圭介「なんだと?・・・駆逐艦風情が、もう一度行ってみるがいい・・・」
霞「何度でも言ってやるわよ!あんたみたいな醜い男、クズには相応しくない!!!!!」
圭介「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
悠月(あぁ・・・ブチ切れてらっしゃる・・・・・・)
圭介「・・・おい、縄人、忍、悠月・・・・・・・・・」
『はい?(なに?)(ん?)』
圭介「俺は美しいか?」
縄人「ああ!俺たちから見ても美しい」
忍「もちろんです・・・・・・ミ=ゴ様」ヒザマヅキ
悠月「そうだね、少なくとも目の前の艦娘よりは遥かに、ね♪」
霞「な、なんですって!!!」
圭介「フン、艦娘には真の美しさなどわかるまい・・・」カマエ
艦娘たち『ギリィッ!!!!!!』
圭介「ならば教えてやろう、真の美しさとは何かを・・・・・・宇宙的恐怖と共にな!!」
オリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
圭介「・・・やはり所詮は艦娘、陸だと単調になるのは確定のようだな」ブワン!!
艦娘たち『きゃあああああああああああああああああああ!!!』
ダンッ!ダンッ!ダンッ!
『南斗妖旋舞陣(なんとようせんぶじん)』
忍「お見事・・・」
長門「馬鹿なッ!人間のお前がどうして我々をこうも容易く・・・」
圭介「そうか、やはり貴様らは俺たちを人間と誤解していたか」シュバッ
キャアアアアアア!!
圭介「生憎俺たちは人間ではない、人の姿をしてるだけの魔物だ」シュババッ
縄人「話の片手間に敵倒してるようにしか見えないな」
圭介「まぁ、お前たち程ではないが腕力も多少ある、加えて俺にはマンガ知識で得た技もある」
圭介「したがってお前たちを返り討ちにすることなど・・・」シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ
『血粧嘴(無双ver)』
武蔵「があああああああああああああ!!!」
圭介「造作もない・・・・・・」
長門「そんな・・・そんなことがっ・・・!!」
圭介「とはいえ、これは所詮付け焼刃のものに過ぎん・・・ミ=ゴとしての本来の力は別にある」
川内「化け物だか何だか知らないけど、ちょっと強いだけでいきがるのもどうかと思うけど!」
忍(遅い、軽巡でありながらあまりに遅い・・・)
縄人「あ、アレ使う気だ」
悠月(・・・ご愁傷様)
圭介「ふんっ!!!」ドスッ(貫手)
川内「あぐぅ・・・」
圭介「悪いな・・・凍りつけ・・・・・・」
『体内氷結(アラドム・ゴウギコル)』
川内「あ・・・がぁ・・・が・・・・・・・・」
圭介「安心しろ、お前たちがすこぶる弱いだけだ」
縄人「本気出しすぎだぞお前」
まさかこんな短期間に300を超える閲覧数とコメントを得られるとは・・・。
感謝する。
とりあえず別枠で登場人物の詳細もアップする予定です。
ある程度話数が確保できたら渋やハーメルンでも上げようかな、と
あと念のため・・・某動画サイトに転載可、とだけ言っておきます
逃亡提督………ではないですよね…
でも面白そうだから頑張って書いて下さいね!
完結させて欲しいです
>>1、2
コメントありがとうございます
返信が遅れてすいません、期待に答えられるかわかりませんが頑張っていきますね