2021-02-24 01:16:42 更新

概要

最終決戦が終わって平和になった世界です。
ちょっぴりシリアスな場面も出てきます。
(1月31日武蔵編追加しました)


前書き

提督:新米中佐でありながら、最終決戦に参加したつよつよな人。祖父を心から尊敬していた。
提督の祖父:提督の義理の親でもある。大将の階級を持っていた。最終決戦の撤退時に不意を突かれ戦死。
龍田:週に4回は秘書艦を任されている。レベルは97。提督Loveであり、ケッコンではなく、結婚がしたい。



※見る前に概要と前書きの確認をお願いします。




龍田「え?」



提督「お前の水着姿が良すぎて、はち切れそうっつってんの」



龍田「…あ、あ~…そう?嬉しいわ~(困惑)」



提督「うん。で?」



龍田「えっ?」



提督「はち切れそうなんだけど」



龍田「………」



提督「どうしてくれんの?(悪徳業者感)」



龍田「どうしても何も……逆に、提督はどうされたいんですかー?」



提督「おっpiズリして欲し__



ドゴッ



提督「ぐえっ!!!!!!!!」



龍田「セクハラする上司は退職よ~?」グリグリ



提督「す、すいません…」



龍田「も~。いけない人よねー………というか、そんなに気に入ったの?あの水着」



提督「正直に言って、夢に出てくるほど馬鹿みたいに気に入ってる」



龍田「気に入ってくれてること事態はすごく嬉しいのに~…イヤらしいから嫌だわ~?」



提督「いや、だってさ?お前の特徴・ポテンシャルが、最大限に生かされてる水着じゃん。普通の服を着てる時も思ってたけど、そのくびれでその胸ってどういう神秘だよ。メリハリのある身体のライン、艶やかな肌、豊満なおっpi。そして、お前の性格である、『お色気なお姉さん』っぽさ」



龍田「あ、あの、提督…??誉めてくれるのは嬉しいけど、もう少し落ち着___



提督「てかあの水着さ、上の方はクロスしてる部分を一気に切っちゃえば、がっつりポロリするって構造じゃん?それもゑ口いんだよ。下の方もさ、あえて布で水着を隠すことによって、布を脱がしてビキニが見えた時の興奮感がどれだけヤバイことになるか分かるか?分かってんのか???そこにプラスして、頭に花を飾ることがどれだけ危険な事なのか解るか?????お前は、"ゑ口"に"可愛い"を追加したんだぞ?元から美人で可愛いのにだぞ???????????」



龍田「」



提督「つーかさ、原点に戻るけど、改二になってからのお前の服がゑ口過ぎんだよ。なんであんなにピチピチな服着てるんだよ。海上偵察する時にお前のスカートが際どすぎて、パンツめっちゃ見えるんだけど?いや、まぁ確かに改二になる前の服も良い線行ってるけど、改二になってあれだけゑ口が爆発するってことは、前の服は、あえてお前のゑ口スを抑えてた様なデザインなんムグッ」



龍田「も、もう分かったから!すごく嬉しいから、もう落ち着いてください…////」カァァ



提督「だからね、若気のパワーが爆発してるんだって」ガシッ ユサユサ



龍田「し、知りませんよ。ご自身でどうにかされてくださいっ」ポヨンポヨン



提督「!!!」ユサユサユサユサユサ



龍田「て、提督…?」ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨン



提督「………」ユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサ



龍田「…!……っ」ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨン



スパァン!!!!



提督「いっってぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!」ゴロゴロゴロ



龍田「そろそろ、本格的に憲兵さんを呼ばないといけないかしら~??」ニコォ



提督「お前艦娘なんだから…っ!少しは手加減してくれよ!!マジでいてぇ……」ヒリヒリ



龍田「それなら提督も、部下の胸を凝視するどころか、揺らして楽しむのは止めましょうね~??」ニコォォ



提督「くっ…!だ、だからと言って、上司に暴行を働くとは何事だ!!!!(愚図)」



龍田「………もしもしー。憲兵さんですか~?」スチャッ



提督「!?じ、冗談に決まってるじゃないか!ゆっ、許してください龍田さん…!」ペコペコペコ



龍田「あら~。私も冗談だから安心して良いわよ~?」ニコォ…



提督(顔は冗談に見えないんですけどね…)



龍田「…"そう言うこと"がしたいのなら、先ずは結婚する事が最低限の準備でしょう?」



提督「え?」



龍田「……何かしらその反応ー。もしかして、提督は私とセ○レとしての関係を築くつもりで言ったんですか~?」ビキビキ ニコォ



提督「えっ!?い、いや!そんなわけ無いじゃないか!」



龍田「先ほどの行動と言い、今の反応と言い、信用できかねます~」



提督「ほ、本当だ!今のは、君の口からケッコンと言うワードが出てきたことに対して、驚いていただけだ!」



龍田「だから、そう驚いているのは、私と夫婦関係ではなく、セ○レとしての関係を持つつもりだったから、では無いのですかー?」



提督「断じて違う!!俺は…龍田が好きなんだ!」



龍田「……ふ~ん…どうしてかしらー?」



提督「君と一緒に戦いや日常を過ごしていく内に、君がどれだけ素晴らしい人なのかを学んできた!」



提督「普段はサイコな雰囲気を醸し出しているが、本当はもっと優しくて、思いやりの心に溢れていることを俺は知っている!」



提督「作戦で同行した駆逐艦の娘達や、その他の仲間達への気配りが、どれだけ強いものなのかを俺は知っている!」



提督「君の誕生日にBigクマさんを贈った時、俺の前では平然を装って居たが、本当は心の底から喜んでくれていて、自室のベッドに大事そうに置いてくれている事も、天龍が教えてくれた!!」



龍田(て、天龍ちゃん!?何でそんなこと言っちゃったの~~!!///)



提督「……それと、俺が辛くてメンタルが潰れてた時も一緒に居てくれた事、かな…」



龍田「…あ……」



提督「あの時、電報でじいちゃんが敵艦隊に敗けて戦死したって聞いた時、俺は人生で一番のドン底に落とされた様な気分だった」



提督「膝から崩れ落ち、魂の抜けた様な状態の俺を、君は察してくれたのか、何も言わずに慰めてくれた」



龍田「……もちろん、憶えているわ」



提督「あの時の俺は、前にも後にも、人生で一番情けない姿をしてただろうなぁ…」



龍田「そんな事無いわ。大好きな人が亡くなったら、誰だって悲しくなるものよ」



提督「そうだな……あの後からは、君を秘書艦に付ける事が多くなったよな」



龍田「ええ。どれだけ多く秘書艦に付けても、ホワイトに働かせてくれたから、苦なんて一つも無かったわ」



提督「ははは…まぁ、ここまで言えば、流石に分かってくれるだろ?俺が龍田の事を好きな理由」



龍田「もちろんよ。と言うより、元から勘づいてはいたけどね~?」



提督「えっ。そうなのか?だったら、今のやり取り要らなかったじゃないか!」



龍田「えー、でもほら!告白って、好意の確認作業って言うじゃな~い?」



提督「な、なら…龍田はどうなんだよ。俺の事、好きなのか?」



龍田「……ここまでお話ししたのに、私にも言わせるつもりですか…?///」テレ



提督「"告白は好意の確認作業"、なんだろ?wさぁ、言ってくれよw俺にも好意とやらをよぉ?www」プフッ



龍田「……あら~、どうしましょう?提督への好意が下がって行きそうだわー?あっ、どんどん下に斜線が向いて行っちゃいそうね~。どうしてかしら~??嫌いになっちゃうわ~???」ニコォ…



提督「すみませんごめんなさい申し訳ありません許してくださいケッコンしてください」ドケザー ズザザザザザ



龍田「うふふっ♪冗談よ~」クスクス



提督「マジで心臓に悪い発言だな……それじゃ、け、ケッコン…するか?」



龍田「ふふっ……そうね、結婚しましょう。私達♪」ギュッ



提督「うっ…!…うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!龍田っ!たつたぁぁっ!!!!!!!!」ギュー スリスリスリ



龍田「やーん♪提督ったら~。急に頬擦りするのはダメよ~♪」ハーイヨシヨシ



提督「龍田ぁ…!たつたぁぁぁぁぁぁぁ……あ。でも、まだ練度が99に到達してないからなー…」



龍田「えっ???」



提督「ん?」



龍田・提督「………」



提督「え、どうかし___



龍田「今、練度って言いました?」



提督「えっ、あ、うん。そうだけど…?」



龍田「………………」



提督「あと二回レベル上がればケッコンでき__



龍田「はい、もう分かりました。龍田さん、解っちゃいました」



提督「えっ。なに、急に…」



龍田「提督、質問です」



提督「おっ、おう。なに?」



龍田「今まで提督の言っていた"ケッコン"って、"ケッコンカッコカリ"の事ですか?」



提督「そうだけど?」



龍田「………」



提督「……な、なんの空気?これ…」



龍田「………やかましいィッッッッ!!!!!!!!!!」カッ!!!!



提督「うぉおおおっ!?なに!?!?」ビクッ



龍田「ふざけんじゃないわよ!!!!言うならちゃんと"カッコカリ"を付けて言いなさいよぉぉぉオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴ



提督「何をそんなに怒ってるんだよ!?お、落ち着けって!!」



龍田「キェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエィィィィエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



15分後_。



提督「どうどう、どうどう」ギュー ポンポン



龍田「フーッ!フーッ!!」グルルルル…



提督「よしよし…俺、そんなにキレる様な事したか?」



龍田「した!!」



提督「ど、どんなことだよ(困惑)」



龍田「私は普通の結婚ができると思ったのに、あなたがちゃんと"カッコカリ"を付けなかったせいで、盛大な勘違いを起こした!!!」



提督「なんだ、そんな事か…」



龍田「『そんな事か…』じゃないわよ!これは立派な結婚詐欺よ!!」



提督「結婚詐欺!?そんな大袈裟な事じゃ無いって!」



龍田「だって……だって!!ケッコンカッコカリなんて、そのまま"カッコカリ"じゃない!」



提督「な、なんでだよ?カッコカリっつっても、普通の結婚と何も変わらないぞ!?」



龍田「十分変わるわよ!ケッコンカッコカリは、戸籍に繋がらないじゃない!!」



提督「えぇ…?」



龍田「そもそも、何よ"カッコカリ"って!そんな物要らないわよ!!妻が居る癖に、不必要に艦娘とケッコンカッコカリする様な上層部の人間なんか、大嫌いよ!!!!」



提督「あ、あのなぁ、龍田…」



龍田「なに!?私を貶めようとした薄情な提督!何か用!?」



提督「お前さ、運営伝聞見た?」



龍田「なによ急に…最近は忙しいから見れてないけど……それがどうかしたの!?」



提督「艦娘に関する法が改定されたんだよ」



龍田「改定…?どんな法よ!」



提督「ケッコンカッコカリ。艦娘の扱い及び、権利」



龍田「………」



提督「……ここまで言ったら予想つくかもしれんが、ケッコンカッコカリは、普通の結婚と何ら変わりなくなったぞ」



龍田「………」



提督「んで、もう一つの改定は、艦娘を兵器から、人間として認めること」



龍田「………」



提督「だから、ケッコンカッコカリでも戸籍にがっつり残るから。もちろん、結婚できる相手は一人だけだぞ?カッコカリの時みたいな、重婚はできない」



龍田「………」



提督「まぁ、そもそも俺は1人にしか興味無いからな。重婚はしない派だ」



龍田「………」



提督「……やっと落ち着いたっぽいな」



龍田「え?私は最初から落ち着いていますよー?」



提督「うそつけ。今さっきまで半狂乱になってた癖に」



龍田「できれば、もっと早く教えて欲しかったです」



提督「最初は聞こうともしてなかったやん」



龍田「………」



提督「…で、どうする?」



龍田「何がです?」



提督「ケッコンカッコカリで結婚するか、一般人と同じ方法で結婚するか」



龍田「……提督はどうされたいんですか?」



提督「正直言って、どっちでも良い」



龍田「…曖昧ですよ」



提督「龍田と結ばれるなら、どうだって良いって事だよ」



龍田「……/////」カァァ





この後、俺と龍田は結婚した。


結局は龍田の意向に任せて、普通の結婚で結ばれる事にした。


あと、何故かは分からないが、"龍田と絶対に離婚しない"、"二人で未来永劫幸せな夫婦関係を築く"。と言った、あまり必要無さそうな念書を、俺と龍田の両方で同じものにサイン、押印した。


一度、この念書を書く理由を聞くために、「何でこんな物が必要なんだ?」って聞いたけど…


そしたら、ハイライトの消えた眼で圧をかけられました。


もちろん、すぐに署名したよ。


龍田と離婚なんて、死んでも嫌だからな。


何故だなんて。龍田があの時……最終決戦時に俺を助けてくれなかったら、俺達人間は敗けていたのかもしれないのだからな。


…とは言ったものの、こんな事は関係ない。


俺は、本気で龍田を愛している。


彼女の性格、その他諸々(意味深)に惹かれている。


これからも変わらず、龍田や他の仲間と共に、いつ来るか分からない敵に対抗できるよう、戦って行きたいと思う。





終わり。



※後日、サイドストーリー的なのを投稿したいと思います。気になる方は、チェックをお願いします!





Side Story 【龍田との結婚生活】



龍田との結婚論争から半年が経った辺り。


俺と龍田はめでたく結ばれていた。



リンゴーン リンゴーン



「おめでとー!!」



「幸せになってねー!!!」



「誰か酒ミストでも浴びせてやれよー!!w」



「あれは口から吹き出してキラキラさせるやつでしょ!?ダメに決まってるって!」



ギャーギャー ワハハハハハハハハハハ!!!!!



結婚式の招待客は六割が自分の鎮守府の艦娘で、残りの四割は友人や、特にお世話になった人を招待した。


総人数三百人ほどの、ものすごく盛大な式を挙げさせてもらった。


孤児だったから、俺にはじいちゃん以外に身内って呼べるような人もいなかったし、その辺は少し寂しく感じたけれど、招待した人の全てが式に来てくれたことや、その来てくれた皆が一丸となって盛り上げてくれたお陰で、そんな寂しさも、薄れ行くように消えていった。


そして、俺達の現在はと言うと…



提督「Zzz……」スピー



龍田「ふふ…♪……」ツンツン



提督「んぐぉ……お~…」ムクリ ポケー



龍田「おはようございます。朝ですよ~?」



提督「んー…あーだるい……」ノビー



龍田「起きてくださーい?」ギュー



提督「起きてる起きてる…」



龍田「朝ごはん食べないとですね~」



提督「はいよー」



結婚してからの龍田は、この通り。


結婚する前のサイコパス感はどこかへ消えて、ただの優しいお姉さんに進化しているのである。



龍田「あれあれ、襟が開いちゃってますよー?」



提督「え、マジか。どこや?」キョロキョロ



龍田「んも~♪提督は意外と可愛い所もありますよねー。はい、直してあげますから、後ろ向いてください?」



提督「俺って可愛いのか…!嬉しい!(自己満足)」クルッ



龍田「よいしょ…っと、はい。直りましたよー(無視)」チョイチョイ



提督「ありがとな」



龍田「いいえ~。それじゃ、行きましょうか」スタッ



提督「ああ。靴をしまったままだったか__ンムッ」



龍田「はむっ、んちゅっ……♪」ギュッ



提督「」



龍田「ふふふっ。さぁ、早く行きますよ~♪」ルンルン



提督「………柔らかいんだよなぁ…」ボソッ



…これが朝のルーティーンです。


毎回不意打ちされる俺も俺ですが、本当に予想してないタイミングで来るので、どうしようもありません(諦観)。


口にされるときもあるし、頬にされることだってある。


ましてや、逆に「提督からキスして~?」と要求されるときもある。


しなければ、ドアを通せんぼしてでも俺の行方を拒んでくるし…


まぁ、嬉しいんだけどね。


そして、執務中でも…



提督「そういや執務って言っても、ほとんどが午前中で済んじゃうよな。演習の申請とか、本営からの鎮守府視察とか、海上偵察の報告だったりとか」カキカキ



龍田「そうですね~。深海棲艦が居なくなって、やるべき事は大きく減りましたし…私たち艦娘のやることは、射撃訓練か練習航海。それか、資源回収のための遠征くらいですよねー」ペラッ



提督「艦娘は軍艦よりも遥かに燃費が良いからな。今では軍艦の運用は、災害救助用と自衛隊の所持する船以外、ほとんどされていないし」



龍田「その分、私たちが多く駆り出されて大変なのに~…ねぇ?」



提督「そうだな。艦娘のような女性達が、嫌でも戦場に引っ張り出されるのは正直言って、見ていて辛いよ」



龍田「…まぁでも、艦娘に生まれてくることができたから、今あなたとこうして幸せに暮らせているわけなんだけどね~?」ニコ



提督「フフッ…俺も、艦娘を統一する提督になっていなかったら、龍田に出会えなかったわけだがな」クスッ



龍田「………」



提督「………」



……チュッ



…と言うような感じで。


めちゃくちゃ甘々なんですわ(歓喜)。


孤児院暮らしから軍人になるために、じいちゃんの下で勉強しまくり・運動しまくりの毎日で、女性経験などまともに無かった俺だが…


こうして、龍田とのキスが俺の初めての女性経験になるのであれば、今までがむしゃらに頑張ってきたのは、決して無駄ではなかったではないのかと思える。


…こうして龍田とハグしたり、キスしたりすると、じいちゃんが持ってたゑ口本の中に、「獄甘!蛇女との熱き一夜!」って言うタイトルのイチャラブ本があったのを思い出す。


そんなことを知らせないまま、君とハグやキスを実践していると、なんだかとても申し訳なく思えてくる…


だが、龍田との実践のお陰で、愛している人とのハグやキスが、どれだけ暖かい行為なのかを知ることができた。


……ちなみに、そのゑ口本の内容をざっくり説明すると、”昔助けた赤蛇が、恩を返すために男の元までやってきた。男と出会った瞬間、蛇女は押し倒す勢いで男に抱き着き、そのままキス。その際に、蛇毒の一つである媚薬の効果がある毒を男に飲み込ませる。そして男は完全に受け入れ態勢に入り、頭の先から尻尾の先まで絡み合うようにして抱き締め合い、お互いにベロンベロンになりながら溶けて行く…”って感じです。


うん。


全然ざっくりじゃないね。





終わり。


※サイドストーリーはまだ続きます。追々書き足していきますので、よろしくお願いします。





Side Story2【最終決戦時の提督】



あれからもイチャラブな毎日を過ごしていた俺だが、数日後、とある事が気になって、天龍の元を訪ねてみた。



コンコン



「あいよー。誰だー?」



提督「俺だ。入っても良いか?」



「おう、提督か。いいぞ」



ガチャ パタン



提督「相変わらず元気か?」



天龍「もちろんだぜ。知ってると思うが、龍田なら今は哨戒中だぞ?」



提督「知ってる。今日は龍田じゃなくて、天龍に聞きたいことがあってな」



天龍「俺にか?どうしたんだよ。結婚生活の悩みとかなら受け付けねぇぞ~w」ケラケラ



提督「いやいや違うよ。確か天龍は、最終決戦時に前線に出てたよな?」



天龍「そうだな」



提督「そこで質問なんだが……最終決戦時の俺って、何してたっけ?」



天龍「は…?」



提督「…なんか、敵と邂逅してからの記憶が曖昧なんだ。その直前までははっきり憶えているんだがな…」



天龍「ち、ちょっと待て。本当に憶えてないのか??」



提督「あぁ。薄っすらとしか…」



天龍「あんなにヤバかったのに…?」



提督「え、何”ヤバい”って。やっぱり俺、なんかマズいことしてたのか?」



天龍「違ぇ、敵に対してだよ」



提督「具体的に、俺は一体何をしてたんだ?」



天龍「……本当に、憶えてないんだな?」



提督「さっきも言ったが、途切れ途切れでしか憶えていない」



天龍「…そうか。なら、細かく教えてやるよ」



提督「ありがとうな」



天龍「んっんん…まず、お前は何を思ったか、俺らと一緒に「前線で戦う」と言ったよな。それは憶えているだろ?」



提督「ああ。気合い入れに鉢巻と、手指や手首に包帯を巻いたのを憶えている」



天龍「そうだな。その発言に対して、俺らは「船に乗って、直接戦況を見ながら戦ってくれるのか」って思ってたけど…」



提督「俺も実際に殴り合いに出たって事だろ?」



天龍「…何だ。それは憶えているんだな」



提督「問題はその後なんだよ。本っ当に薄っすらだけど、集積地棲姫のパンチを腹にくらったり、浮遊要塞をぶん殴ったりした…気がする」



天龍「ほら、お前は自分のじいちゃんを深海棲艦にやられてたんだろ?だから俺らはてっきり、提督がキレちまったのかと思って、戦いながらもお前を止めようとしたけどよ…」



提督「それに関してはマジでごめん(´・ω・`)」ショボーン ペコリ



天龍「良いんだって。戻ってこれたんだからよ!」ニヒヒ



天龍「それで、話の続きになるが…簡潔に言うと、お前はマジで深海棲艦の奴らと殴り合ってた」



提督「…やっぱり……それじゃあ、なんで俺は死んでないんだ?」



天龍「それは俺に聞かれても…つーかお前、人間じゃないだろ。集積地棲姫に腹パンくらってたのは事実だけどよ、その後の自分は何したと思う?」



提督「えぇ?……痛がったり、とか??」



天龍「半分正解で半分不正解」



提督(なんじゃそら…)



天龍「お前は確かにパンチをくらって怯んでた。だが、それで怯んだ時間は小数点第一位レベルの間だけだった」



提督「え?」



天龍「それだけじゃ止まらず、お前は直ぐにパンチしてきた集積地棲姫の腕を掴み、それを掴んだまま逆サマーソルトキックを食らわせてたんだぞ?」



提督「は…?俺ヤバくね…??」



天龍「あれは逆サマーソルトキックって言うより、回転しながらの”踵落とし”って言った方が分かりやすいかな?」



提督「マジか…そんなことを出来ていたのなら、確かに俺は人間じゃないな……」



天龍「だろ?それと、浮遊要塞をぶん殴ったって言うのも本当だ。ぶん殴ったどころか、ワンパンで破壊してたぞ」



提督「…………ちょっと俺、身体検査でも受けてこようかな(白目)」



天龍「確かに浮遊要塞は敵の中でも装甲はかなり薄いけど、鉄とかでできてるんだぞ?生身の人間が破壊できるような物じゃねぇだろ…集積地棲姫への反撃も、海上歩行用の艤装しかつけてないただの人間である提督が、深海の中でも一位二位で火力の強い自分のパンチをモロに受けてピンピンしてるとは思ってなかったらしく、逆に反撃されて驚いてたし、提督の踵落としでめちゃくちゃ怯んでたぞwww」



提督「アハハハハハ(錯乱)」



天龍「まぁでも、駆逐艦のガキ共はお前の戦いっぷりに怖気てたがな」



提督「戦いが終わって、帰還してる時の駆逐艦の子達が怯えたような反応をしてたのは、それのせいか…」ズーン…



天龍「てな所かな。俺が話せるのは」



提督「ん?天龍は撤退したのか?」



天龍「マジかよ提督…あのなぁ、”弾が無くなり次第、洋上補給に入れ。”って作戦会議の時に言ったのは、お前自身だろうが……?」ハァー



提督「あぁそういうことか。途中に補給で抜けたってことか」



天龍「ったくよ~…」



提督「…できればもっと聞きたいのだが、他に状況を見ていた͡人はいないのか?」



天龍「もちろんいるぜ。確か、何人かいる中で一番近くで見ていたのは……武蔵と酒匂だったかな」



提督「そうか……分かった。次はその二人に聞いてみるとするよ。これはお礼だ、ありがとうな」ヒョイ スタスタ



ガチャッ パタン



天龍「うお、っと。危ねぇなぁ……ん?」



『提督印の手作りクッキー』



天龍「………」



天龍(提督、意外にも女子力あるんだな)ガサガサ



パクッ モグモグ



天龍(……美味いな…)パクッ



パクッ モグモグ パクッ モグモグ



天龍(手が止まらねぇぜ…)パクモグパクモグ





※この後酒匂編へと入ります。後日書き足していきますので、よろしくお願いします。





『酒匂編』



提督(酒匂たちは共同部屋だからな…今は誰にも出撃命令出してないし、全員居るんだろうなぁ…ちょっと緊張する)



コンコン



「あら、誰かしら…どうぞー?」



提督「俺だ。入っていいか?」



「し、司令っ…?ぴゃぴゃぴゃぴゃあ~…」



「阿賀野姉ぇ!?軽すぎでしょ!」



「まぁまぁ、考えすぎよ能代姉。提督は妻帯者なんだから、襲われるなんてことは無いんじゃない?」



提督(賑やかだなー…)ガチャ



提督「よぉ皆。元気か?」



酒匂「ぴ、ぴゃあ~……元気ですぅ……」オソルオソル



阿賀野「こんにちは、提督さん。私たちは相変わらずです!」



能代「なんだか、久しぶりに提督を見た気がするわ…」



提督(酒匂…?なぜか怯えてるように見えるな…)



矢矧「こんにちは。何か用事でも?」



提督「あ、ああ。酒匂に聞きたいことがあってな」



酒匂「!」ビクッ



阿賀野「え?酒匂に?」



能代「何か大切な話だったりするの?それなら私たちは退出するけど…」



提督「いや、別段大切でもないと思うが?」



酒匂「ぴゃぁ~…」



矢矧「ふふ、酒匂ったら…なんでそんなに隠れてるの?」クス



酒匂「だってぇ……お、お話って何ですか?司令…」



提督「あ、あぁ。最終決戦の時の俺の話なんだが…」



酒匂「!や、やっぱりぃ…!!」ビクッ



提督「どうしてそんなに怯えているんだ…??」



阿賀野「最終決戦の提督さん…?あぁ!提督さんが、深海棲艦と戦ってたって言う話ですね?」



提督「え?阿賀野も何か知っているのか?」



矢矧「知っているも何も、私たちは酒匂から聞きましたよ?勇敢に深海棲艦と戦ったそうじゃないですか!」



能代「すごいと言うか、ヤバいですよね……よく海上歩行用の艤装だけで戦おうと思ったものです」



提督「ははは、なんだか照れるな…」



能代「阿賀野姉や矢矧のはともかく、私は褒めてませんよ。死んじゃったらどうするつもりだったんですかっ?」ジト



提督「いやー、まぁ…少し蛮勇だったかな、と……」



酒匂「ぴゅぅ~……」



提督「…それで、酒匂?」



酒匂「な、なぁに??」



提督「最終決戦でのことなんだが、おそらく必死過ぎたせいか、よく憶えてないんだ…天龍に途中まで教えてもらったのだが、酒匂と武蔵が近くに居たってな?」



酒匂「うん。居ましたけど…」



提督「天龍は途中で洋上補給に抜けちゃったからな、途中までしか見てないらしい」



酒匂「確かに抜けてたよぉ……?」



提督「そこでだ。天龍が抜けた後の俺が、どうなっていたのかを説明して欲しいのだが…」



酒匂「良いけどぉ…何もしない?」



提督「え?どういう意味だ…?」



酒匂「なんていうか…暴れたり、とか?」



阿賀野「酒匂ったら、何をそんなに心配しているの?」



矢矧「同感ね。怯えすぎじゃない?」



酒匂「だ、だってだって!あの時の司令は、本当に怖かったんだもん!」



提督「怖い…?」



能代「でも、今はこうして普通の提督じゃない。何がそんなに怖かったの?」



酒匂「うーんと、えーっと…もう、そのまんまだよ。あたし達みたいな艦娘が戦うような深海棲艦相手に、司令は素手で戦いに行ってたんだもん」



矢矧「素手で……??」



能代「そんなわけないじゃない!人間が素手で深海棲艦を殴ったりなんかしたら、手はバキバキに折れちゃうのよ?」



酒勾「それが本当だから怖いんじゃん!ぴゃんぴゃん!!」プンスコ



阿賀野「でも、ちょっと信じがたいかな~……ん?」チラッ



提督「まぁ、信じられなくて当然だよな。俺も記憶は曖昧で、少ししか憶えてないし…」



阿賀野(あれ?提督さんの手、指とかに傷痕が……)



提督「でも、天龍から聞いたしなぁ…事実だと思うんだが…」ウーン



阿賀野「提督さん?その手の傷って…」



矢矧「え?傷…??」チラッ



提督「これは…何と言うか、最終決戦の後に気づいたら付いてた、みたいな…?」



能代「本当ね。各指の基節骨の部分と、その根元辺りに細かい痕がいっぱい…」ジー…



矢矧「んー…どれも不規則で、摩擦で出来たような傷痕ね。本当に”文字通り”殴り合ったの?」



提督「天龍からも聞いたし、他の娘も見てたって言ってたからな。そうなんじゃないかと思ってる」



酒匂「ほ、ほらぁ!あたしが言った通りじゃん!!」



提督「ははは。何かの証明大会みたいだな」



阿賀野「本当に格闘戦したの?あんなに硬い深海棲艦達と」



提督「ああ。集積地棲姫のパンチをくらったり、浮遊要塞をぶん殴ったのは憶えてる」



能代「良い意味で常識外れね…」



矢矧「でも、よく傷が付いた程度で済んだものね。生身の人間には、深海棲艦の感触なんてただの鉄なのよ??」



提督「それで…酒匂。怯えてる所に申し訳ないんだが……」



酒匂「はいぃ…」



提督「天龍が補給で抜けた後の俺が、どうしていたのかを教えてくれないか?」



酒匂「い、いいよぉ……えっとね、集積地棲姫は、そのまま司令が倒してたよ」



提督「えっ。倒せてたの?」



酒匂「うん、倒してたよ。あたしも̠加戦したかったけど、PT小鬼とかがしつこかったから、しばらく司令からは目を離してて…」



提督「その間にはもう倒してた、と…?」



酒匂「そう。それで、中枢棲姫とリコリス棲姫が司令の行動を危険視したのか分かんないけど、あたしが司令に目を向けれた時には、司令はその二体と戦ってた」



提督「装甲お化けともう一体を…俺が…?一人で?????」



阿賀野「えぇ…(困惑)そう言われると、酒匂が怯えるのも理解できる気がしてきたわ…」



酒匂「でしょ!?しかも司令、その二体と対等どころか、圧倒してたんだよ!!」



能代「圧倒…?私達艦娘が、幾つもの艦隊を組んで倒す相手に、圧倒したの……???(理解困難)」



矢矧「そう言う事もあるのでしょうね(思考放棄)」



提督(……ヤバい、上の仲間達に見られてたらどうしよう…「アイツは深海棲艦だ!!」とか疑われたら、終わりな事件じゃん…)



酒匂「それで、”本当にすごい!”って思った場面があるんだけど、司令は憶えてる?」



提督「生憎、俺にはそいつらと戦った記憶すら無いよ…」



酒匂「二体が同時に襲ってきた時に、司令が一瞬で中枢の艤装の砲塔部分を掴んで、リコリスの頭にぶつけたんだよ」



提督「アハハハハハ、アハハハハハ(フラッシュバック)」



酒匂「砲塔部分をぶつけられたリコリスは、ふらつきながらもなんとか堪えてたけど…その隙で司令は、今度は直にリコリスの頭を掴んで、思いっきり海面に叩きつけてた」



提督「アハハハハハ、アハハハハハ、アハハハハハ!(無限フラッシュバック状態)」



阿賀野・能代・矢矧「アハハハハハ、アハハハハハ、アハハハハハ!(狂気の釣られ笑い)」



酒匂「海面に叩きつけた時はもう、戦闘機がマッハに突入した時みたいな音がして、最終的には海面に叩きつけたまま、近くにあった少し大きめの岩礁に思いっきりぶつけてた!」



提督「ハァ…ハァ……!(スタミナ切れ)」ゼェゼェ



酒匂「それでリコリスは艤装諸共大破して、戦闘不能になってたよ」



提督「………(諦観)」



酒匂「中枢は司令に滅多打ちにされるリコリスを見て、近接戦じゃ勝てないって思ったのか、司令から距離を取った後、近くに居た軽巡とか重巡とか戦艦すらも集めて、司令に一斉射撃し始めたんだよ」



酒匂「”流石にヤバい!”って思って、こっちもなんとか集めて迎撃しようって考えた時、司令は弾を全て避けていたんだよ?」



酒匂「それが本当にすごくて、司令が敵に攻撃されてるって言うのに、息を呑んで見惚れちゃってたよ」



阿賀野・能代・矢矧「………(諦観)」



酒匂「あたしの視点から見た司令は、弾幕が多すぎて途切れ途切れにしか見えないし、瞬間移動してるのかと思えてくるくらい素早くて、1ミリの無駄もない動きで回避しながら弾幕の中を進んでた」



提督「………」



酒勾「一斉射撃してるから敵はその場から動けなかったっぽくて、司令は弾幕を避けながら司令の位置から一番近くで射撃してきてた、エリートのイ級を中枢に向けて蹴り上げたの」



酒勾「もちろん、イ級はそこで大破して、中枢にぶつかった後は態勢が崩されたお陰で一斉射撃は止んだし、また中枢と司令の格闘戦が始まったの」



酒勾「結果は予想できるかもしれないけど、当然、司令の勝ちだったよ!」



提督「俺って強いね^^」ニッコリ



阿賀野・能代・矢矧「そうね^^」ニッコリ



酒勾「あたしが見たのは、それで終わり」



提督「ん、何かあったのか?」



酒勾「中枢と一斉射撃してた深海棲艦達が、今度はあたし達の艦隊に目を付けてきてて、そのまま応戦してたの」



矢矧「あぁ、そう言えばそうね。結局は敵の弾切れで、完全に沈静化しちゃったからお縄にかけたけど」



能代「私達も、残りの燃料と弾薬はギリギリだったよね?」



阿賀野「そうね。私なんかは特に燃料がギリギリだったから、ほぼ固定砲台状態になってたわ!」



能代・矢矧「……………っ!?」ブフッ



提督「え?」



酒勾「ぴゃん?」



阿賀野「えっ」



能代「ちょwwwww阿賀野姉ぇがwwwwww固定砲台ってwwwwwwwwww」ゲラゲラ



阿賀野「…………」



矢矧「ごめんなさいっwwww阿賀野姉のその体型でwwwww言われるとwwwwwww」ピクピク



阿賀野「…………………………………^^」



ゴツンッ!!!



能代「いっっっっったぁぁぁああああああいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!」ジンジン



阿賀野「妹達よ…姉を侮ってはいけないわよ……ね??(威圧感)」ゴゴゴゴゴ…



酒勾「阿賀野姉ぇが…!ぴゃぁ~……」ビクビク



矢矧「うぅっ…!何も、そこまでしなくても良いじゃないの…」ジンジン



提督「かなり恐怖を感じた(畏怖)」



イモウトタチィー ゴルァアアアアアア



アガノネエ ユルシテー ピエーン



提督「……武蔵の所にでも行くとしようかな」



酒勾「ぴゃ?また同じこと聞くの?」



提督「ああ。できる限り、自分がしていたことを把握したい」



酒勾「そっかぁ~」



提督「それじゃあ、これ。お礼のチョコだ」スッ



酒勾「ほんと!?なんだろ…小さくて、四角い形のがいっぱいあるね?」



提督「各辺の長さを2cmくらいに整えた、キューブ型のチョコだ。ブルーベリー味とか、イチゴ味、パイナップル味のチーズを練り込んである。それじゃあな」スタスタ



ガチャッ パタン



酒勾「ぴゃあー、ちゃんと人数分のラッピングをして別けてある…優しいなぁ」ガサゴソ



パクッ モグモグ



酒勾「!ぴゅぅ~っ!おいちー♪♪」パクモグパクモグ



阿賀野「長女って言うのはね、崇めるものなの。解る?^^(威圧感)」



能代「わ、解ったから!解ったから許して阿賀野姉ぇ…!」プルプル



矢矧「軽率すぎたのも謝るから!許してください…!」プルプル



酒勾「いつまでお説教してるの阿賀野姉ぇ?司令がお礼にチョコくれたよ~♪」モグモグ





『武蔵編』



提督(武蔵と話すのは久しぶりな気がするな…ちゃんと元気にしているかな?)



コンコン



「む、何方かな?」



提督「俺だ。入ってもいいか?」



「提督……良いだろう。入れ」



提督(いつなっても高圧的なのは変わらないんだな…)クスッ



武蔵「何か用事か?」



提督「あぁ。ちょっと話がしたくてな」



武蔵「そうか…では、茶を淹れようではないか。適当に座っていてくれ」



提督「お。悪いな、ありがとう」



スタスタ ポスッ



提督「んー……この部屋は落ち着けるな。まるで、日本人の性が出ている様だよ」



武蔵「そうか?そう言ってもらえると、手入れをしていた甲斐が有った。と言うものだな」



提督(畳の香りが広がる和室。大きな窓から、小動物が集まる長閑な庭園も見えると来た……庭は龍安寺、部屋は源光庵みたいだ)



武蔵「ほら。お待たせしたな、相棒よ」コト



提督「おー…良い渋みだな」ゴク



武蔵「それなりに良い茶を淹れたつもりだ。深い味わいがあるだろう?」



提督「はぁぁぁぁぁ……もう話とかどうでもよくなった気がする」



武蔵「いや、ダメに決まっているだろう…で、話とはなんだ?相談か?」



提督「おう。実は、最終決戦の時の俺の話なんだが…」



武蔵「!……」ピクッ



提督「………やっぱり、お前も見たのか…?」



武蔵「…相棒の豪快奔放な戦いっぷりなら見たぞ」



提督「いろんな人から話を聞いたけど、思うままに暴れてたってことか…??」



武蔵「いや、何でもない。酒匂か天龍辺りにでも聞いたのか?」



提督「そうだな。今さっきまで、その二人に話を聞いてたよ」



武蔵「そうか……なら、酒匂が離れた後からの話をしてほしいと言う事か?」



提督「流石武蔵、鋭いな。そう言う事だ」



武蔵「ふむ…自身の戦いっぷりは既に聞いているだろう?」



提督「ああ。駆逐艦の娘達に怖がられていたのがとてもショックです…(絶望)」ズーン



武蔵「確かに、その点は自重して欲しかったな」



提督「すまなかったお(^ω^)」



武蔵「かと言っても、戦いっぷり以外には特に話すことがないものだが…」



提督「そうなのか?敵の反撃とかも無かったってこと?」



武蔵「いや、提督の無双のお陰で、一気にこちらが有利になったんだ。その時には、奴らに反撃できる程の戦力は残っていなかったのだよ」



提督「わたしはかみだ(居酒屋やってそうな空母のLINEでの発言)」



武蔵「あ、そうそう。たった今思い出したが、戦いが終盤に向かって行くに連れて、提督の周りに私や大和と同じ様な、謎のオーラが出ていたぞ」



提督「オーラ?なにそれ強そう…」



武蔵「…良い様に捉えているみたいだが、言い換えれば”人間ではなくなってきている”、と言う事なんだぞ?」



提督「えぇ……」



武蔵「我ら大和型の発するオーラは、”艦娘の域の頂点に立つような者”が纏うオーラだ。それを提督が纏えていると言う事は、さっきも言った通り……」



提督「………なるほど。俺は艦娘だったという訳か…」



武蔵「いや違うだろう…???」



提督「俺は艦娘……即ち、俺は女の子だったのか…?(名推理)」



武蔵「話を聞けっ!」ペチン



提督「おわっ!いったいなぁ~(小並感)」



武蔵「冗談は要らん。現実逃避をするんじゃない」



提督「いやー、なんだか信じられないって言うかね?」



武蔵「信じずともいい。実生活には関係無い事だからな」



提督「そりゃそうだけどさ…」



武蔵「兎に角一番大事な点は、あのまま戦い続けていたら、提督がおかしくなっていたかもしれない。と言う所だ」



提督「そうか?そのまま艦娘化するとかじゃなくて?」



武蔵「艦娘の誕生は建造をするか、海域ごとの深海棲艦を倒し、奴等の怨念を開放するかのどちらかだろう?」



提督「奇跡の誕生!みたいな感じでは無い、と…?」



武蔵「……まぁ、それも無くは無いが、可能性は限りなく低いだろうな」



提督「デスヨネー」



武蔵「あの状態での提督は暴走状態にも見えたからな。間近で見た時は流石に驚いたぞ」



提督「そういや、天龍にも似たようなこと言われたな。強ち間違ってないのかもしれんね」



武蔵「何か心当たりでもあるのか?」



提督「一つしかないけど、戦ってた時の記憶が曖昧な事かな。現に、こうして武蔵に聞きに来てるんだし」



武蔵「確かにそうだな。記憶が曖昧なのであれば、私の艦隊が相手していた三体の棲姫の内、二体をブン盗って格闘戦に持ち込んだのも憶えていないのか?」



提督「えっなにそれつよそう」



武蔵「大和型の誇りとしては少々もどかしかったが…助かったぞ。あの時の私は艦砲を一つやられていたのでな、中破状態だったのだ。流石この武蔵と言えど、棲姫三体を同時に相手するのは無理があると言うものだ」



提督「それは危なかったな…」



武蔵「ああ。駆逐の子達も守りながらだったからな、提督が二体を持って行ってくれたお陰で、今度はこちらが有利になれたんだ」



提督「そうか…なんだか嬉しいな!」フフン



武蔵「そして、私達は無事に棲姫を倒せたのだ。その後すぐに提督の方を確認したが、既に他の相手をしている様だったぞ?」



提督「よし。提督型戦艦でも造ろうかな????」



武蔵「微妙な名前だな…」



提督「冗談だよ。その後はそのまま決着したのか?」



武蔵「そうだ。強い奴等は全部提督が片付けてしまっていたからな。残りはせいぜい強くても、フラッグシップかエリートだけだったぞ」



提督「そうか……俺の記憶があるのは、多分そこら辺からなんだよなぁ」



武蔵「全ての深海棲艦を倒し、我らの勝利で終結した瞬間、提督は海上でも見えるほどの白い息を巻いていたぞ。それも、膝を着いた状態でな」



提督「マジか。確かに、帰ってる途中は身体がめちゃくちゃ重く感じたな…」



武蔵「あれだけの動きで敵を葬っていたんだ、疲弊しない方がおかしい」



提督「手が傷だらけだったのも、その名残なんだろうな」



武蔵「提督が膝を着いた時は、焦りに焦って皆で駆け寄ったな。全員口々に相棒を心配する言葉を述べていたぞ」



提督「俺からしたら、逆にお前らを労わなきゃいけない立場なのに…情けないな」ショボーン



武蔵「そんな事はない。当時の一番の功績者は提督だぞ?あれは提督が居なかったら、勝敗が永遠に見えないと言ってもいい程の戦いだったのだからな」



提督「む、武蔵ぃ…!お前って高圧的だけど、マジで良い奴だよな…」



武蔵(む……私はそんなに高圧的なのか…?)



提督「お茶飲んで落ち着いたからか、何か眠くなってきたわ………ちょっと寝ても良いか?」



武蔵「別に構わないが、大和が帰って来た時には起こすぞ?」



提督「おぉ。サンキZzz…」スピー



武蔵「……?提督?もう寝たのか…??」



武蔵("比較的寝付きが良い人"と言うのは、相棒のような者なのだろうか…?)





一区切りです。


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歩提督さんから
2021-01-15 18:54:22

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2021-01-04 11:47:23

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1: S.L.KⅡ 2021-01-01 13:34:43 ID: S:VW8AHs

面白い為,早急に続編を要求する。

頑張ってくださいね!( ´∀`)bグッ!


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