2021-07-24 23:14:27 更新

概要

名前の通りです、血屍は今作の主人公であり提督です。キャラ崩壊あり(多)
あ、後急展開多めです、多分、maybe...
評価などはご自由に、そしてコメント等で依頼があればできるだけ叶えます
....いやマジで
活動報告も気が向いたら見てください、特に何かある訳ではありませんが、偶に作者の近辺報告とかもありますし、コメントとかもそこで紹介させて頂いております!


前書き

ある日ひとつの家庭に子供が産まれた、しかしその子供の両親はその容姿を見た途端捨てることを決意、しかし...


時は20■■/■■/■■
突如として現れた謎の生命体〝 深海棲艦〟によって世界は制空権奪取、そして人類滅亡寸前まで追いやられた、しかし日本が研究していた〝 艦娘〟、その研究は成功し、完全にとまでは行かないが、ある程度まで制空権を確保し国を復興することが出来た、この研究データをもとに各国もある程度まで制空権を確保し復興することに成功した、、、





血屍(16)
世間で言う所の口裂け男である、しかしそれを含めても美男子である、ただ少し目付きが悪い、とても優しいがSMで言うとS、いざ未知のものとなるとSっけが出てくる、普段は普通、本編中にもあるが、ある意味で碌な人生を送ってこなかったので肝が座っている、若干シスコン気味、目の色は青銀で髪の毛は銀髪でオネシャス


その気になった時に会話間に文を挟んでいきます。入ったり入らなかったりするので、そこは断りを入れときます、これでも学生なんで更新は不定期です。後血屍の呼び方どうしようって考えた結果名前呼びにしました、司令官とか提督呼びを期待していた方は申し訳ないです。
m(_ _)m

しおりを挟んでくれるのはとても有難いです!でもほんとに気が向いた時でいいんで評価とかお気に入りとかしてくれるとほんとにありがたいです!そこも含めてお願いします
┏○┓オネシャス!


??「あなた、ようやく生まれたわね...男の子よ、元気な声が聞こえるわ...」


??「そうだね、でも少し遅いななにか起きたのかな...」


ここは病室、なんてことの無い病院の一室にこの世に新たなる生命を生み出した夫婦がいた、2人は互いに我が子を早く見たかった、そう、普通の人間としての赤子を...



??、??→母、父











扉の向こう側で


助産婦1「ねぇ、このことを本当にあの人達に伝えるの?」


助産婦2「仕方ないわよ、私だって言いたくないし、あなただって見たでしょう!?、あんなおぞましいもの、私じゃ到底理解出来ない!」


1「それは、そうだけど...」


2「あんなもの、さっさと連れて出ていって欲しいわよ、ホントなんなのよあれは」


助産婦1、助産婦2→1、2


室内

母「どうかしたのかしら、何やら騒がしいけれど」


父「分からない、でも何だろう、とても嫌な予感がする」


コンコン


1 「失礼します」


2「失礼します」


母「..どうかしたの?」


1「...」ウツムキ


2「...あ(ウツムキ)......申し訳ございません...」


なにか言葉を発して気分を和らげようとしたが、それも無理だった。

いくら沢山経験してきたベテランの助産婦だとしても、あれを見た後で報告するとなると恐怖が勝ってそれどころではなかった。

ただ発することが出来たのは見当違いなのか、はたまた自分たちのミスだと思っているのか、たった一言の謝罪だけだった。

彼女達にとって、いや、その現場に居合わせた医者、助産婦達はただただ恐ろしかった。

それだけの恐怖がそれにはあった。



母「ど、どうしたの、急に謝るなんて」


父「そうだよ、何かあったのかい?」


もちろん夫婦はそれを宥める、2人にとっては早く我が子を見たいというのに2人の助産婦、それも我が子を連れていないとなると心配になるのは当然である。


2「すみません、お父様が着いてきていただければ事の重大さがわかると思います」


父「...分かった、お前はここでしっかり体を休めていてね、それじゃ、行ってくる」

母「気を付けてきてね..」

1「それではこちらです」


その後2人に連れられてきた父は自分の子だと言われたものを見た時、その顔は恐怖と悲壮ただそれだけを写していた。

それもそうだ、自分の子、いや、自分達の子の顔、それも口が






















耳まで避けているのだから



父「...流産だったと言え、妻がこれを見た時壊れるのは必須だ、、、、だがしかし、どうすれば」


医者「いえ、奥様には悪いですがそうさせて貰いましょう、それでこれはどうするのですか?」


父「私の友人に引き取ってもらう、あいつならしっかり育ててくれるはずだ、心苦しいがな...」


自身の子供と言われても信じきれなかったが、父は自身の人生経験上、自分もこんな感じだったと親から聞かされていたため、最初はそれでも育てようと思った。

しかし無理だった、自分の妻にどんな顔して合えばいいのかもわからなかった、父はここで初めて自分の両親に感謝しようと決めた。

そして目の前にある何かを自身の信頼できる友に預けることに、なんならここで殺したいとも思ったがそれはさすがに無理だった。

そのため、中々男の子が生まれないと嘆いていた友に託すことにする。


医者「その御友人は...」


父「...










海軍総元帥、日影江正だ」


医者に友の名前を聞かれるが、言い淀む、ここで告げてもいい名前なのか、それを疑問に思った。

しかしここに来て預かってもらうには名前を教えておかなくては不都合が起こると思い告げる。

現在の海軍の最高権力者のその名前を...


医者「!!!!」


父「スマンが妻に伝えてきてくれ」


医者「分かりました、では失礼します」

スーッ


その名を聞いて医者は驚愕の表情を表すがすぐに平静を取り戻す。

父は自分でこの事実を伝える事が怖くなり、医者に伝える事を任せた。

本音を言うとその時も、今でも自身の対応を不甲斐ないと思っているそうだ


父「スマンな、せめて名前は決めてあげないとな、お前の名前は








血屍だ






こんな名前しか浮かばなかった父親を恨んでくれ」ピッピッピッ


すぐさま名前を決めることにした、その名前はなかなか思い浮かばなかったが、急に思い出したのは、いつしか自身の親の部屋にあった漫画の一コマにあった、とある英霊剣豪の固有結界の名前だった。

そこから2文字を取り組み合わせてできたのは血屍という2文字のなんとも恐ろしい名前だった。

名前も決めた事で、ようやく電話をとり、元帥に電話をかける、夜遅くな為、出てくれるかは分からないが...。


プルルルルル



元帥私室


プルルルルル

日影「こんな時間(22:00)になんのy、これは、何かあったな(ピッ)どうした」


『我が子をひきとってくれないか』


日影「!?、どういうことだ!何があった!」


『口が、裂けていた』


夜の10時という、遅い時間にもかかわらずその番号を見ると、かける時は緊急の時だけと決められていた彼からの電話が掛かっていた。

その事に気付くとすぐさま電話に出る。

すると彼からの一言目が自分子供を引き取れという、一見頭のおかしい依頼だった。

それに対し1度は驚くが、詳細を聞かないことには何も出来ないためなぜそうなったを聞くと返ってきた言葉はこれまた1度聞くだけでは信じれない言葉だったが、元帥にとっては小さき頃から友より聞いてきた言葉だった


日影「!、、分かった...引き取る、そうか、そういう事かお前も同じだったな」


『あぁ、だから自分と同じ道を歩んで欲しくない、言葉が喋れるようになったらネックオーマーでも買ってあげてくれ』


事情を察した元帥は引き取ることを決意する、小さき頃の思い出も添えて。

引き取ることを決意してくれた友に感謝を思いながら、子供の未来を案じ、その事が表に出ないようするように伝える。


日影「お前はどうするつもりだ」


『少し身を清めるとするよ、それより早く来てくれないか』


元帥は彼が今後どうするかを聞いたところ、事情を知らないものが聞いたら巫山戯るなと言うような言葉だが、元帥はその意図を知っている。

それは自身の悪い部分が子供に移ってしまった場合、特殊な寺に行き、子供の安泰を思って滝行などをすることである。

この場合はその他に、親に感謝をすること、罪滅ぼしなども含まれる


日影「分かった、安心して任せてくれ、悲しむようなことは絶対させんよ」


『あぁ、頼む、こいつに!、かなしいおもいはざぜないでやっでぐれ!』


日影「、、そいつの名は?」


その意志を汲んだ元帥は責任をもって世話をしてくれると伝える。

そうすると電話の向こう側には泣きながら息子の先を案じる親がいた。

そして知らない訳には行かないので名前を聞く。


(こいつはほんとに切り替え早いからな、それがこいつのいい所であり悪い所でもあるのだが)

 

 ケッシ

『血屍だ血と屍と書いて血屍』


日影「また物騒な名前を...」


『ある意味似合ってるんだ、ズビッ、もう切るぞ』


日影「場所は」


『ⅩⅩ病院』


日影「分かった」(ブツッ)



しかし元帥は彼の性格より何かを悟った。

その考え通り、すぐにケロッと態度が変わる父。

名前を聞かされた時はなぜそうなるんだと聞いたが、父の返しからそういう事なのだろうと察する、その時に聞いた鼻をすする音から、今回は本気で悔やんだのだろうと思った。

そして最後に場所を聞いて通話を切った。


数年後


血屍「また飛ばされた...」



血屍は12歳になっていた、血屍はある日を境に不定期で異世界に飛ばされてはその地で何かを学び、新たに能力として覚え、元の世界に戻されを繰り返すようになっていた、


幸い元帥の家族に迎えられ楽しく過ごしていた


(もちろんネックオーマーも買ってあります、それを付けてから外に出始めたので憲兵、本営勤務の艦娘達は血屍の素顔を知りません、


知っているのは日影元帥、妻のあきつ丸、給仕の間宮、伊良湖、瑞穂、姉のような存在の大和、北上、矢矧、妹のような存在の島風、皐月のみです)


それでも軍なので日影元帥による鍛錬によって身体能力は高かった、しかし異世界転移が始まってからは効率の良さをつきつめ始め、


元の世界で血屍に勝てるものは余りいなくなっていた、あまりにも転移の回数が多いので途中からみんな慣れていた、こんな感じに



血屍 トツジョキエル


憲兵「あ、とんだ、今日なんですね」


憲兵「まぁそのうち帰ってくるでしょう」


そして今日も異世界に飛ばされていた。今回は鬱蒼としていると言われるとしていない、かと言って乾燥しているかと言われたらしていないと答えられるような、不思議な森林の中にいた。


血屍「今回はいつ帰れるのかな、それでも最近はあまり飛ばされなくなったな」


怪物「グギャァァァアア!」


血屍「うるさい、、、ん?」


何度も飛ばされ、修羅場をくぐり抜けてきたためそんなに騒ぐことはなく現状を把握する、すると後方より何かが接近している気配を察する。

されど気にする必要も無いと判断し放っておくと、現れたのは虎のようななにかだった。

それが獲物を見つけたとばかりに雄叫びをあげる。

しかし血屍がうるさいと声を発すると、辺りが水を打ったように静まり返った。

実際に起きたことはただ怪物が黙っただけ、それも様子がおかしく、怪物もそれに異変を感じている模様。


怪物「…!……!?」


血屍「およ?初めてだなこの現象は、何だ?」


怪物「………!!!!」ブン!


血屍「動くな、今考えてる」


怪物が喋れないことに困惑するが切りかえ襲いかかろうとパンチを繰り出してくるが血屍の一言で動きが止まる


血屍「ふむ、なるほど言霊か、これはいいものを貰ったよ、そんじゃ{吐血&心筋梗塞}」


怪物「…!?!!!!、????、、ッ!!!」バタン


血屍がそう呟くと怪物は口から大量の緑の液体を吐き出したあと胸あたりを抑えて息絶えた


血屍「ほうほう、この世界ではこれで終わりかな?、あ、もう世界の崩壊が始まってる、早いな〜最初の頃何か1年とかあったのに、実際じゃ半分の6ヶ月ぐらいしか経ってなかったかど」


(んじゃ帰るまでに今できるものを整理しておくか、まずは魔法だろ?


とりあえず天災まで起こせるようになったしそれを防げるようなものも会得した、そして何よりアイテムボックスだよ、これは嬉しかったな〜、あと言葉を翻訳するのもあったな。


武術は一通り全ての武器をマスターしたし、元の世界じゃ僕に勝てるのはいないんじゃないかな、英霊たちと戦ったけど、いい勝負が出来るとこまで行ったし、けどゼルレッチっていう人には敵わなかった、その人が言うには「あと少し歳を取れば負けるかもな」、て言ってたけど、まぁ精進していこう


そんで能力は、『水上移動、水中移動、言霊、英霊召喚、全宝具使用可能、全能力使用可能、、、etc』今考えても碌ななろう系でもこんなにならないぞ?


身体能力はこの前飛ばされた世界では何か縁壱とかいう人とタイマン張ったけど辛勝だったな、まあ凄いんじゃない?)


血屍「こんな感じか、まだ指揮とかは分かんないからこれからだな、てか、この転移って僕を強化するためだったんだな、、、しすぎな気がするけど」


こうして彼の人生最後の異世界転移が終わった、しかしそれに悲観するほどでは無い、たくさんの友ができたが家族と過ごせる方が嬉しかったりする


血屍「……まぁそんなこんなあって帰ってきたけど、これ、変えなきゃな、もう小さくなったし、お父さんに言わなきゃ」


??「あら?今回は早かったのね血屍」


帰ってきて自身の父親の所へ向かう途中、後ろから声をかけられる


血屍「ん?、あぁ大和姉ちゃん、今帰ってきたとこ、そんでネックオーマー変えてもらうためにお父さんの所に行くつもり」


??→大和


大和「あらそう、私も着いて行ってもいいかしら?」


血屍「いいよ?じゃあ行こう」


スタスタスタ


大和「そういえば、今回は何を取得してきたの?本当に早かったのだけど...」スタスタスタ


血屍「言霊だよ、何とか制御してるから別に何ともないけど」スタスタスタ


毎回飛ばされたあと帰ってきた時には何かしら獲得しているため、その成果を聞くのが恒例だった、それに血屍は答える


大和「さすがですね、あら?あそこにいるのは」ピタッ


??「確かお兄ちゃんはもう帰っていたはず、さっき聞いたからね、そっちはどう?」(・ω・* 三 *・ω・)


??「うーん見つかんない」(・ω・* 三 *・ω・)


??「そっか〜、、は!いた!」


??「え!あっ!お兄ちゃ〜ん!」ズダダダ


血屍「あれは皐月と島風だな、すぅ〜、、、今日もいい日だな〜」...( = =) トオイメ


?? ??→皐月 島風


島風「お兄ちゃん、みーっけ!」ピョンッ


血屍(だからといって受け止めないわけもなし、か、ふふ、全く可愛い妹達だよ、威力が少し強いけどね)

「……(テヲヒロゲウケトメルジュンビ)、(ドゴォ!)!?!!」

(あれぇ?、また強くなってる?)


バタン!

受け止めきれずに倒れる


島風「にへへ〜」スリスリスリ(*´Д`)ハァハァ


血屍「……ブフゥ(息吹き出す)、、さてと(スクッ)行くか」


そういうと血屍は立ち上がり、腹に乗っている島風を背中に移動させて背負った状態でまた移動を開始し始めた


皐月「相変わらずの切り替えの速さだね、尊敬するよ」トテトテ


血屍「ここまで来るともはやツッコミがとんでくるよ、皐月は今の状態で大丈夫、一番合ってるからね」スタ、スタ


皐月「それフォローのつもりかな?」トテトテ


血屍「知らん」スタ、スタ


大和「それより早く行かないのですか?」スタスタ


血屍「皐月に合わせてるの、歩幅合わないからさ」スタ、スタ


皐月「それならお兄ちゃんが背負ってくれてもいいじゃないか!」トテトテ (´・ε・`)


島風「ふふん、今ここは島風の領土なのだ!」

( ¯﹀¯ )


血屍「島風がこれだからどうすることも出来ん」スタ、スタ


大和「なら肩車はどうですか?」スタ、スタ


島風∑(O_O;)


皐月「!、鬼才ここに現るだね」∑(ºωº`*) トテトテ


血屍「改めて見ても歳不相応の語彙力だこと」スタ、スタ


大和「それが皐月の良いところであり可愛い所ですから」(*´v`)スタ、スタ


血屍「全面的に同意、あ、着いたな、すまんな皐月、島風〜降りろ〜」ピタッ、ギュウー


島風「いやだ!、ぜっていはなさん、離さんぞぉ!」ギュゥ


血屍「ねぇ、首締まってるから!ちょ!てか島風口調どうした!」

(°。◦≡Д≡)。°◦


姉、妹と一緒に元帥の執務室に向かっていた、そして到着して、島風を下ろそうとするがなかなか降りない、それを見兼ねて皐月が動いた


皐月「……(ジャンプ)からの」(  '-' )ノ)`-' )


島風「おう!?!」グラッ


大和「あ!」


血屍「ちょ!危な!」バッ«身体拡張・腕»ドガッ!



皐月が島風を押したことによって島風のバランスが崩れ頭から落ちる形で落下し始めたが、ギリギリで血屍は体を回転させ、能力を発動し、腕の面積を広げ島風の落下地点に腕を潜り込ませ何とか受け止める


血屍「……セーフ?、受身が碌に取れなかった、まだまだ未熟だな〜」


大和「はい、セーフです、それと血屍?そんなに落ち込むことはありませんよ、受身なんかとろうとしていたら間に合ってませんから」


血屍「そう言ってもらうと助かるよ」


皐月「すまない!こんな事になるなんて...」


島風「...大丈夫、さっさと降りなかった島風も悪いし!、これでおあいこね!それとお兄ちゃんはっや〜い!」


血屍「そんなこと言ってる場合じゃないでしょうに」


皐月「!!、ありがとう、君はほんとに優しいな」


バタン!


執務室前ということもあり大きな音がたった事に心配した日影が飛び出してくる


日影「どうした!何があった!」


血屍「あぁ、ネックオーマー変えてもらうために来たんだ、もう小さくなっちゃったから」ウツブセチュウ(腕直しおわってる)


日影「…それは分かったが、さっきの物音は?今のお前の姿勢はどうした...」


皐月「それは...」


血屍「あぁ、僕が転けたの、足が引っかかってさ」


皐月「!?」


大和(相変わらずの優しさだこと、この優しさは姉として誇りに思います...)


島風(本当は私が転げ落ちるのを庇ってくれたんだけど、やっぱり優しいな〜、お兄ちゃん)


日影「.......はぁ、分かった中に入れ、怪我はないか?」


血屍「こんなことで怪我なんかしないよ」

(多分お父さんにはバレてるな)


日影「あぁそう、ネックオーマーは変えるが、その口を縫うことも出来るんだが、どうする?」


3人「!!」(((o(*゚▽゚*)o)))


血屍「縫うって言ったってあれだろ?、無闇に口が裂けるのを防ぐ位でしょ?」


3人∑(O_O;)


日影「まぁそうだな、完全に治すことは出来ないらしい、すまんな」


3人(´・ω・`)


血屍「そんなに落ち込むなよ、あ、それと縫うよ、ちょっとでも見えにくくなるんなら」


日影「お前ならそう言うと思ったよ、医務室に用意はしてるから行ってきなさい」


血屍「分かった、それじゃ失礼するよ、」


パタン、タタタタタ


日影「なぁあきつ丸、あいつは気付いているのかな、俺たちは本当の両親じゃない事」


あきつ丸「あの子は気付いていたのであります、それでも私たちとあの人たちを恨んではいなかったのであります」


日影「そうか、でも事実は伝えておくべきだよな」


大和「それなら今度の血屍の誕生日に伝えたらどうですか?」


皐月「それがいいよ」


島風、皐月は以前日影からこの事情を血屍の素顔を見る時に聞いています



島風「お兄ちゃん、その事を聞いても何処かに消えないかな...」


北上「大丈夫でしょ、あいつの事なんだからさ」


矢矧「そうですよ、今更私たちを置いてどこかに行くような人では無いことぐらい分かるでしょう?」


皐月「でも、いざその時になると分からないよ」


あきつ丸「きっと大丈夫でありますよ」


日影「あぁ、あいつは俺たちの子供でもあるからな、」


↓帰って来ていた

血屍「やっぱりそうか、、まぁだからと言って僕がどこかに行くわけないけどさ(ボソッ)...お腹空いた、食堂行こっと」ブゥン



食堂now


ブゥン

血屍「瞬歩じゃない、響転だ...何言ってんだろ」


憲兵「あ、こんにちは血屍さん今日は何用で?」


血屍「ご飯食べに...「ほんとですか!?」え?...あぁ、うん」(無断)


憲兵「そうなんですね、あ、仲間が呼んでいるので私はこれで」( ̄^ ̄ゞビシッ

タタタ


間宮「あら?何故ここにいるのですか?血屍さん」


血屍「ご飯食べに」(無断)


間宮「大丈夫なんですか?」


血屍「うん、ほら」クイッ


間宮「!!、そういう事ですか、ふふっ、今日は腕によりをかけてお作りしますね!(フンス)A定食でよろしいですか?」


血屍「うん、お願いします」ポンポン


血屍「はい、なんでしょうか」フリカエリ


不意に肩を叩かれ後ろを見てみると1人の艦娘らしき人がいた


艦娘「こんにちは!血屍さんでよろしいですか?」


血屍「えっと、貴方は?」


艦娘「あっ!申し遅れました私青葉というものです!」


艦娘→青葉


血屍「それで?どうしたの?」


間宮「出来ましたよ血屍さん」サシダシ


血屍「あ、ありがとうございます(ウケトリ)それで?青葉さんでしたっけ?あちらで話しませんか?これから食べるので」


青葉「あっ私ももうすぐ来るので先に行ってて貰えますか?」


血屍「いえ、待ってますよ」


青葉「ありがとうございます!」


デキマシタヨ〜 ア、アリガトウゴザイマス


青葉「それでは行きましょう!」


お昼時過ぎなのか、余り人はおらず、まばらにご飯を食べている人が数人いるだけだった


血屍「ここでいいでしょう」


ちょうどいい所に2人席が空いておりそこに座ることにした血屍達


青葉「そうですね、では失礼して」


2人「 「いただきます」 」


血屍「あ....うーん、」(このことを完全に忘れてたな、今更どこかに行ってくださいと言えるわけもないし、ここは一つ賭けてみるかな)


青葉「どうしたんですか?なんでネックオーマー取らないんです?」


血屍「今ここは上手く隠れてますし、まぁいいでしょう、、青葉さん、これから見る光景は許しが出るまで他言無用にお願いします」クイッ


青葉「え」


血屍が人前で自分からネックオーマーを取るのはこれが初めてだった、それを下げる度に顕になっていく耳まで裂けた口、それを縫っている紅い糸、その自分でも恨んだ顔が顕になったその時、恐る恐る青葉の顔を見てみると


青葉「...」

↑口を開けて少し放心、、と言うより見とれている


想像していたような忌み嫌われるような顔と思っていたが、目の前にあったのはとても綺麗な宝石、景色を見ているかのような澄んだ瞳だった


血屍「青葉さん?どうしましたか?、てそれより早く食べないと、冷めてしまいますから」パクパク


青葉「...は!そうでした!この後出撃があるのに〜」ガツガツ


血屍「なんでそんな時にここに来たんですか...」パクパク


青葉「だってあんなに伸びるなんて思わなかったんです〜!」ガツガツ


血屍「まぁ色々あるんですね」パクパク



キング・クリムゾン!!



2人「 「ご馳走様でした!」 」

ネックオーマー直し


青葉「血屍さん食べるの早くありません?」


ゴチソウサマデシタ〜 アリガトウネ、イッテラッシャイ


血屍「青葉さんの量が多かったんですよ、それとなんで僕のこと知ってたんですか?」


青葉「有名なんですよ、『謎の少年、その正体とは!?』とかそんな感じで」


血屍「そうなんですね、納得です」

(名前は勝手にお父さんが言ったんだろうな...)


マミヤサンオイシカッタデス、ゴチソウサマデシタ

アリガトウ、マタキテクダサイネ ハイ


血屍「それより早く行かないと行けないんじゃないですか?」


青葉「は!そういえば!それではまた!」


タタタタタ


血屍「何だか忙しい人だったな、なにか話すんだったんだろうけど普通に食べ終わってたし、でもあの顔...」


(少し印象的だったな...)



タタタタタ

青葉(なにあの顔!?/// やばい、碌に考えることが出来なかった!なんであんな綺麗な顔立ちをしてるの!?でもあの口...あぁ〜もう!これじゃ任務に身が入らないじゃないですか!)



血屍「さて、戻るかな、あの曲がり角曲がったところでいいか」スタスタスタ

ワープ«自室»

ブゥン


血屍が部屋に戻るとそこには家族のみんながいた、それもかなり怒っている様子


血屍「なんでここにいるの?」


日影「お前、食事の時青葉という艦娘に顔見せた?」


血屍「あぁ、なんで知ってんの?」


日影「それは今する話ではない、見せたか見せてないかを聞いている」


血屍「見せたよ、まぁ覚悟の上で見せたけどさ...お父さん、というより元帥が想像してるような顔じゃなかったよ、綺麗なものを見る目だった」


日影「お前ッ!、、はぁ、まぁいい、それで?なんで言い換えた?」


血屍「だって聞いたし、知ってたことだけどね」


日影「なるほどな、それで?それを聞いてどう思った?」


血屍「べつに?何ともないけど、ただ赤の他人を愛してくれることがわかった、それは嘘なんてものじゃなく、本心から...それが一番嬉しかった、それだけさ」


日影「そうか、ならいいんだ、手間をかけた、そうだお前、軍学校に行く気は無いか?」


血屍「行きたいけど」


大和「なら行きましょう!」


北上「さっきまでずっと空気だったけどね〜」


矢矧「言わなきゃいいものを...」


島風「お兄ちゃんどこかに行ったりしない?」


血屍「うん、ここは楽しいからね」


皐月「さっきはありがとう」


血屍「妹が兄を気遣うんじゃないの、ったく」

(`・ω・)ノ( ´д`*)なでなで


皐月「にへへ〜」(*´ ∨`)


血屍「でも父さん?僕は恨んで無いわけじゃないよ?」


日影「なに?」


血屍「どうせならもっと早く言ってくれてもよかったんじゃないかなって思ってる、そこだけだよ不満は、それ以外はない」


日影「なんでそう思ったんだ?」


血屍「気づいてないとでも思ったの?、あんたら夫婦が夜な夜なハッスルして、休憩時間に何回もその話してたじゃん、お母さん声大きすぎ」


夫婦「「……///」」ボンッ!!


姉妹達「あぁ〜、確かに」


島風「ねぇねぇお兄ちゃん、ハッスルって何?」


血屍「それはね、張り切っているってことだよ、詳しい事は聞かなくてよろし、わかった?」

ギュー(つ・ω・(-ω-*)ヨシヨシ


島風「分かった!」(≧∀≦)


その後、特になんてことも無く普通の日常を過ごしていた、そして血屍が16になった時、特例で提督育成校に入学、徐々に知識を増やしていた


え?小中学校はいいのかって?義務教育?いや、口が裂けてんだから行くわけないじゃないですか、ならどうしてたのかだって?独学で勉強をしてたんですよ、幸い頭は良かったのでね、そんな感じがあって授業中(もうすぐ卒業)


教師「……という事があって今に至る、さて、質問は?………ないな、じゃ次だが、艦娘は人か道具かという事だが、


私は人と考える、これはあくまでも私個人の考えだ、しかし考えても見ろ、人の容姿、それも女の子だ、感情もあれば痛覚もある、仲間が死んでしまえばそれを悔やむ、戦闘になれば人ならざる力を持つが...それがなんだ!


今この世の中には艦娘は人ではないと考える者もいる、そのようなものに負けるな、艦娘には優しく接しろ、それがお互いに信頼を得て、良い成果に繋がる、まぁこれぐらいでいいだろう。次の講義も遅れることの無いように」


キリツ!キヲツケ、レイ!

アリガトウゴザイマシタ



(その日の講義も全て終わり、みなが思い思いの行動をしている、そういえば今日のご飯はなんだろな、あ、因みに閲覧者の皆様に伝えときますけど。僕は何気に入学してからネックオーマーを取ったことはナイデス、最初こそ不審がられたけど今では『そういう奴』として認識されてるからね、もちろん口は裂けたままだけどさ、今は彼女(付き合っている訳では無い)がいるからさ)


??「血屍さん、食堂に行きませんか?」


血屍「ちょっと待って、ここ書き終わるまで」

_〆(。。)


??「....ふむ、分かりました、少し失礼して」ギイィ


血屍「なんで僕の真ん前に座ろうとする?真理」


??→真理


真理「いいじゃないですか、血屍さんがノートをとる所を見ても」ストン


(そう言って僕の目の前に対面する形で座った女の子は夜桜 真理一応言っておくと真理はマリではないマコトである、覚えておくように)

ψ(・ω´・  


(しかし、彼女はThe・大和撫子で、とても美しい、そして人当たりも良いので今まで数々の男子から告られてきたそうな、そんで毎回『私には好きな人がいるので...』と言って断っているそう、こんな子に好かれるなんてどんな奴なんだろうね)


血屍「いやまぁいいけどさ...」


真理「♪」


血屍「...よし終わった、さて行こうか」(ガタッ


真理「はい♪」


真理(やった!今日の血屍さんエネルギーはある程度補給できたわ、やっぱり断りきらずに好きなようにさせてくれる血屍さんは優しいですね)


血屍「なんでそんなに上機嫌なのよ...」


真理「そう見えますか?」( •ᴗ•)*♪


血屍「見える見える...よ〜く見えるよ、その顔は何かいい事があった時の顔だ」


真理「あら?分かってしまいましたか」(* ´ ˘ ` *)


血屍「分かりました」グニィィ((( ̄へ ̄井)


真理「いひゃいえふ、やめてくらさい頬が伸びてまふ(痛いです、やめてください頬が伸びてます)」

( ˶´⚰︎`˵ )


血屍「……はぁ、(パッ)行くなら行くぞ」(ガタッ


真理「はい!」(ガタッ


血屍「いつものお淑やかな雰囲気どこいったよ」スタスタ


真理「置いてきました、置き場所は知りませんが」スタスタ


血屍「そうですか...」スタスタ




移動中




真理「着きましたね!」


血屍「と言っても遅くなったからあまり人が居ないな」


真理「血屍さんは何を頼むのですか?」


血屍「B定食、ここでの僕が一番好きなメニュー、おすすめでもあるね」

血屍<コレオネガイシマス   アイヨ!>店員


真理「そうなんですね、では私もそれで」

真理<カレトオナジモノヲ   リョウカイ!>店員


血屍「...べつに僕と同じものを頼まなくてもいいんじゃないのか?」


真理「いいんですよ、私も丁度これを頼もうと思ってたんです!それに血屍さんのおすすめとなれば尚更です」(≧∀≦)


血屍「いやまぁお前がいいんならいいけど」


真理「ありがとうございますっ!」ニコッ


店員<ニイチャンデキタゾ!キョウモオアツイコッテ!

血屍<ナニバカナコトイッテンデスカ...

真理<アラアラオアツイダナンテソンナ

店員<アッハッハ、マァユックリシテイキナ!

血屍<アリガトウゴザイマス

真理<アリガトウゴザイマス!



食事ちゅ(キング・クリムゾン!


因みにあの時以来素顔は誰にも見せていません


血屍「この世界が無駄な時間は飛ばせと言っている気がする...」


真理「急に何を言っているの?」


血屍「気にしなくても大丈夫、(ピクッ)...なぁ真理、ここって艦娘が巡回してる?」


真理「いえ、そんな事はないけど、どうしたの?」


血屍「ん?あぁ、事実は小説よりも奇なりってホントにあるんだなって、悪いけど講義の人に遅れるかもって伝えといて」


真理「え?それってどういう...」


血屍「悪いが急用ができた、んじゃ」タタタ


真理「え?ちょっと!どういう事よー!」


タタタタタ

血屍「ん〜、久しぶりに感覚が研ぎ澄まされたよ、でもやっぱり分からないな、深海棲艦はこんな所まで侵攻してくるっけ?いやするわ、そのせいで滅亡しかけたんだ忘れてた」




ドガアアアン!



血屍「やっぱり平仮名よりカタカナの方が迫力増すの何でなんだろう、という疑問は置いといて、着きましたね、久しぶりだ、って遠くない?目測1kmってとこかな」


昔、大本営に住んでいた頃に何度も味わったピリピリと肌を刺すような感覚、それは深海棲艦の侵攻が起きる時に決まって味わっていた感覚、

学校に入学するとピタリと止んでいたその感覚を血屍は忘れていた訳ではなかった、だからこそすぐに行動することが出来た、そしていざ爆発音の発生源に着くと、複数の深海棲艦、それも人型の面々が学校に照準を定めていた


血屍「ありゃ?これって結構まずい系?、ほんで持ってあの面子は〜、向かって左から

軽巡棲鬼 空母水鬼 戦艦水鬼 戦艦レ級...違うなeliteだな....ん〜?w、どういう事だ?見間違いじゃないよな?、あっれ〜?普通こんなことないよね?異常だよ異常、頭おかしいよコンニチハアタマダイジョウブデスカ!?」


ドドドドドドドドド

ブゥゥゥン ザァー


血屍「戦艦組は全弾発射、空母水鬼は白いたこ焼きを、軽巡棲鬼は突撃ね、、、成程神はこれを一人で捌けと申せか、いいじゃん、やってやろうじゃないの!」


(クイッ)←ネックオーマー外し


魔力解放 ロック解除


血界«プロテクト»


範囲 最大 強度 最高


※ここまで0.01秒足らず


血屍「出力調整完璧!着弾まで0.2、0.1、発動」ズアッ!


そういうと血のように赤い結界が壁のように展開される


血屍「まぁなんでこんなギリギリにするかと言うと、、ほら来た、タイミングを完璧に合わせると自動的に消費魔力0で発生するっ!反射«リフレクション»!」


キキキキン....ズドオオオオン!


血屍「皆にだけ言っておくとなんでネックオーマー外すと魔力解放できるかって言うと、自分でネックオーマーにロックの役目を課したの、詳しい事伏せておくよ」(*`゚з´)b゛チッチッチッ


反射された弾が深海棲艦周辺に着水し大きな水柱がたつ、先程のたこ焼きが向かってくる、しかし狙いはどうやら血屍に向いており後ろの学校には目もくれていなかった、しかし血屍にとってそれほど嬉しいことは無い


血屍「これは嬉しい誤算」(クイッ)ネックオーマー戻し


魔力解放 ロック


血屍「さてさて皆様お立ち会い、ここに取り出しますは我が愛刀、元帥から賜りし大太刀«血月丸»それを私血屍が磨きに磨いて天下一品の1太刀となりました、これ斬れぬものは天上天下どこを探してもございません、その切れ味、とくとご覧に入れましょう」スラァ、チャキ



改めて構え直し目を閉じて、四方八方から来るであろう攻撃に備える、すると数秒後凄まじい銃撃音が轟く、銃弾の雨の中血屍は落ち着いて目を開け昔に伝えられていた鬼を斬るための呼吸を使う(血屍は何の呼吸・型とか言いません、あと適正とか関係ないので、日の呼吸が1番強いのになんで派生を使うの?的な考えは持たないでください(建前)。一々めんどいんですよ(本音))


 昇上砂塵嵐 


ズババババババン!


血屍「とりあえずは捌けたね、まだ1匹いるけど、さっ!」ピョン、バシャ、スイー


血屍(え?何も言わなくていいのかって?イイノイイノ)


自身に当たる、そして致命傷になる物のみを捌き弾道の隙間を避けて避けて避け続けた、そして銃痕が辺りを焦がしていた、しかし血屍は傷一つなくその場に立っていたが次に来る軽巡棲鬼を迎え撃つ為海上に降り立ち移動する


軽巡棲鬼「!!、どうして水の上を走れる!?」


※この作品では人型の深海棲艦はとても流暢に喋ります。


血屍「いいのいいの、気にしないで大丈夫」ドキュン


軽巡棲鬼「ちっ!ならこれでどうだ!」ドォン!


血屍「当たりません」三(^ω^)


(人間と思っている)軽巡棲鬼はその光景に驚きを隠しきれない、それに対し血屍は呑気に返事を返し、速度を早めて距離を詰めていく、その加速に驚き砲撃を繰り出すも舐めた顔をして避ける、慣性を無視したその行動は誰にもツッコまれることはなかった


軽巡棲鬼「(ブチッ)...よしそこにいろ殺してやる!」バッ


血屍「僕相手に近接戦闘やるの?」バシッ


軽巡棲鬼「な!なんで受け止めれる!」


血屍「ねぇ、まだやりたいんなら別にいいけどさ...帰ってくんない?こっちとしてもなんか嫌なんだよ」


その顔に怒りメーター振り切りかけている軽巡棲鬼は血屍に殺害予告をして拳を繰り出す、しかしそれを血屍は涼しい顔をして真っ向から受け止める。

とてもじゃ無いが艦娘でも吹き飛ばされるのが当たり前のその拳を人間に受け止められるわけがないと思っている軽巡棲鬼はその光景にまたも驚いて聞き返す。

しかし返ってきた返事は気だるさがにじみ出ている相手に向けての撤退命令だった


軽巡棲鬼「何が嫌なんだ?貴様たちにとって我らは敵ではないか、まさか情をかけているつもりか?」


血屍「まぁそれもあるけどさ、1番は傷付いているところを見たくないんだよね」


勿論それに答えるような性根は持っていないのが深海棲艦という者である、その意見に意義を述べる、それに対し血屍は私情だと告げる


軽巡棲鬼「...は?何故?我らは敵だ、感情移入してると負けるぞ?苦しむのは貴様らだ」


血屍「だとてこっちに捕まってしまえば君達のような(僕から見れば)可愛い子達が実験体にされ酷いことをされる」


その返答に馬鹿馬鹿しさを覚え、もっともな意見を投げかける、しかし元帥の元で育ってきた血屍、影で動く深海棲艦の研究という名目で、様々な○○○○な行為をしている機関の存在を認知している、その為それを伝える


軽巡棲鬼「今こちらは貴様を殺そうとしているのだぞ?」


血屍「さっきから拳を離させることが出来てないじゃないですか...いやまぁ話してるってのもあるんだろうけど」


だからなんだというふうに返答を返し、至近距離では対処のしようがないだろうと伝えるが、なにぶん先程の拳を血屍の手の平から外すことが出来ず膠着状態な為、血屍に呆れられてしまう


戦艦レ級elite「なぁ、軽巡棲鬼?どうしたさっきから」


戦艦レ級elite→レ級


血屍「ん?あぁこの子がね?僕の事を殺そうとしてくるの」


流石に異変を感じたレ級はが近寄り状態を伺うと血屍はさも自分が被害者かのように振る舞う


レ級「それは俺たちの行動としては間違ってないけど?」


しかしバッサリと切り捨てられる、何より元来深海棲艦とは憎しみ等にかられ当たり構わず破壊の限りをしつくすものだからだ


血屍「君女の子だよね?」


レ級「なんでそう思うんだ?皆この胸と一人称のせいで男だと思われてるのに」


それを知ってのこの切り替えである、もう色んな世界をとんで回ったせいで感覚が狂っているため呑気に女性に対して言ってはいけない言葉TOP10所かトップ3に入るほどの言葉をかける、まぁ相手は人間ではない、加えて常日頃から男として扱われているため罵倒は無かった


血屍「この世にはボーイッシュという言葉があるんだよ、意味は女の子なのに男の子みたいな感じの人(多分)っていう意味でまさに君だね」


レ級「そんな言葉があるのか!?」


そこで血屍はフォローと新たな知識を教える、そのフォローは何故かレ級の心に刺さったらしく、勢いよく聞き返される


血屍「そそ」パーカラノ(っ´>ω<))ω-`)ギュッ♡


軽巡棲鬼「ねぇ、これ何?」


血屍「ギューってしてる」


質問に軽く答えながら未だ掴んでいた拳を離し、すかさず軽巡棲鬼にハグをする、最も何故こうなったのかなど作者と血屍自身しか知らないため当たり前の意見である、その質問に対する血屍の回答は『そういうことじゃないんだよ』と言われるような返答だった


レ級「だから何なんだよ、はぁ、早く帰るぞ、そろそろ艦娘が来る、こいつだけでも連れて帰るとしようぜ」


軽くツッコミを入れるが、さすがに軍直属の学校、すぐに艦娘が支援に駆けつける事は流石に彼女らも把握はしている


血屍「さぁ行こう、早く!早く行こう!」


軽巡棲鬼「なんでこんなに元気なんだ?」


そして撤退をする=基地に帰る、そう判断した血屍はテンションが爆上がりである、先程の言伝を完全に記憶から忘却してついて行くことに決めた、そのテンションの差に少し引いてしまう


レ級「もう知らねぇよ、さっさと連れて帰ろう、特に害は無いようだしさ」


血屍「そうそう、さ、早く」

(((o(*゚▽゚*)o)))


軽巡棲鬼「なんだか胃が痛くなってきた...」ザァー


その反応にレ級は呆れながらも血屍を害なしと判断し、そのまま連れて帰ることにした、そして軽巡棲鬼はこれからの事を想像して胃痛に悩まされていた


暫くして...



戦艦水鬼「ねぇ、なんで連れてきたの?」ガコン


空母水鬼「ほんとよ、意味が分からない」ブゥゥゥン


血屍(すみません、学校には戻れません、今深海棲艦の皆さんに砲門を向けられています、自分の生死を分ける現場に私は立っています)


2人に合流した3人だったが、まぁ当然というか血屍は合流した2人に砲門を向けられていた、血屍は本当に決死の覚悟(笑)をしていた


血屍「僕悪い人じゃないよ、とてもか弱いよ、あと名前は血屍だよ」


レ級「とまぁ...こんな感じだから連れてきた」


軽巡棲鬼「ほんと申し訳ないと思ってる」


戦艦水鬼「ならなんで連れてきたのって...もういいわ早く行きましょう」ザァー


どこぞのスライムのような文句を言いながら軽く自己紹介をすませる、連れてきたふたりは少し罪悪感を感じていた、戦艦水鬼はその事を察し軽くツッコんでから切り替える


血屍「そうだぞ早く行きなさい」


レ級「お前なんでこんなに図々しいの?」


血屍「知らん、知らんけどこうするのが僕だと思ったから」


レ級「あっそ」


謎のふてぶてしさをかます、もちろんこの異常な態度に疑問を抱いてレ級は問いかける、しかしまぁまともな答えが返ってくるわけもなかった、それはレ級もわかっている事だった


血屍「ねぇちょっとしんr「行くわよ」(ザァー)...」



移d(キング・クリムゾン!



血屍「やっぱり何かしらの力が働いていると思うんだ」...( = =)


戦艦水鬼「急に何を言っているの?」


血屍が何か言いかけたがもうこれ以上喋らせると止まらないと察し言葉を遮ったあと撤退を始めた、そして移動などの時間はもちろんカットである、そして血屍はこの違和感を感じるが戦艦水鬼に引かれる


空母水鬼「...戦艦水鬼、多分その流れ2回目だから言わなくてもいい」


戦艦水鬼「え?」


血屍「よく分かったね、いやホントに凄いよ、何?超能力でも持ってるの?」


空母水鬼「あなたにだけは言われたくない...」


因みにここ、深海棲艦の司令部である、そして数々の鎮守府を襲い、壊滅させてきた鬼、姫級の面々が揃っており、その視線が全て血屍に向いている、そう、その状態でも血屍は芯をぶらす事無くいつも通りの態度で寛ぐとまでは行かないが普通に過ごしていた

(艤装っぽいのは外してます、え?なんでって

「あれつけてるとかさばるの!」

て事らしいです)


血屍「あ、自己紹介から、俺の名前は血屍だよ、よし自己紹介終わり!そんで?なんの用だっけ?そもそもなんか用あったっけ?」


南方棲戦鬼「何も聞いてないのだけど?、味方にでもつける気?」


軽巡棲鬼「いや、ただ連れて来ただけ」


そんな中軽く自己紹介を済ませる、勿論この態度に慣れていない南方棲戦鬼から疑問が飛ぶが、ただ連れてきただけと告げられる、そうただ連れてきただけである、人質とか、研究対象他とかでは無いのだ、そこが血屍の雰囲気である、毒気が抜かれていくような態度を普通にとる


港湾棲姫「...中々どうして、こんなに図々しいのかしら?」


血屍「ていうかなんでこんなに集まってんの?、恐怖でしかないんだけど」


レ級「恐怖...な...俺たちからしたらお前ら人間が恐怖だよ」


まぁ直ぐになれる訳でもないため訝しげされるがそんなこと血屍は一々気にするやつでは無いためそこに並ぶ面々に思ってもいない言葉をかける、その疑問に返ってきた返答は血屍の予想とは違った


血屍「あぁ〜、確かにそれは分からんでもないな」


空母水鬼「なんで人間の癖に私たちの考えがわかるの?」


まぁ血屍にとっては全く分からないということでは無い為少し納得する、勿論人間だと思っている空母水鬼は疑問を投げかける


血屍「いや僕人間じゃないし」


軽巡棲鬼「まぁ色々人間離れはしてるよね、力とか反射神経とか」


血屍はその疑問に事実を返す、先程戦闘していた軽巡棲鬼は納得するが血屍が言いたいことはそういうことではない為、


血屍「いやもっと根本的に違うから、(クイッ)ほら、ね?」


血屍はネックオーマーを下げる、学校に入る前に日影から『自分の判断で素顔は明かすか決めろ』と言われていた、という事なのでこれは血屍自身の判断である、その人ならざる部分を見て、彼女たちはみな一同にこう思った


(かっこいい....)


そう、怨念に身を任せる様になってしまった彼女らも何処かは人の部分を持ち合わせていた、そもそも人間をこんな所に殺さず連れてきている時点であれなわけではあるが


レ級「お前ってさ、なんでそんな口なんだ?」


血屍「知らねぇよ、産まれた時からこうだった、だから親にも捨てられた感じになったし」


空母水鬼「そうなんだ...」


レ級はふと思った事を質問してみるが、こればっかりは血屍本人も本当に分からないためそう答える、それのせいで少し気まずつなるがそこは深海棲艦、さっさと切り替えることが出来た


戦艦水鬼「それにしても...」


南方棲戦鬼「えぇ...」


2人(こいつぁ上物だぜ...!)


血屍「(ゾクッ)なんか寒気が...気の所為かな...ん?」クルリ


2人「ジュルリ...」( ^ Ⴗ ^ )


よほど顔が良かったのか、2人は完全に深海棲艦から乙女というよりおじさんのような思考をする、その寒気を感じ振り返る、そこにはヨダレを垂らしこちらに狙いを定める2人の深海棲艦の姿が写った


血屍「...(バッ!)...す〜っ(˘ω˘)...ふぅ( 'ω' )、(クルリ)」


戦艦水鬼「それでね?その時ヲ級が〜」


南方棲戦鬼「へぇ〜、それでそれで?」


血屍「...気の所為か、ならいいや」


2人(あっぶね〜!)


空母棲姫「ただいま〜....そいつ誰!ってかっこいい!」


血屍「忙しい人?、だな」クイッ


空母棲姫「あぁ〜、もうちょっと見たかった」


血屍「そんなもんいくらでも見れるだろ(クイッ)ほら、ていうかここにいる間はこれで過ごそ」

(久しぶりの魔法だよ〜)


«アイテムボックス»収納 ネックオーマー


空母棲姫「あぁ!やった!」


血屍「可愛らしい反応だこと」


軽巡棲鬼「ずっと聞きたかったんだけど、なんで呼吸できるの?」


血屍「息止めてる」


軽巡棲鬼「それじゃ喋れないだろ」


血屍「能力 水中呼吸なり」


軽巡棲鬼「うん、もうツッコまないよ」


その頃学校では


教師「え〜、先程の爆発ですが、深海棲艦によるものだと判明しました、」


ザワザワ...


真理「!!、先程の血屍さんの言葉は...」


教師「そして、それを阻止しようとした何者かが拉致されている所を複数名が目撃しているとの事です」


真理「!!!!」(ガタッ


教師「どうした真理、血相変えて」


真理「先生、多分その人、血屍さんです...」


「はぁ!?」

「なんで血屍の奴が?」

「ありえないだろ!」


教師「...詳しく」


真理「はい、昼食が終わり教室へ戻っている時に何故か艦娘がここを巡回しているか聞かれたり、急用が出来たと言って先程の爆発音がなった方向に走っていきましたので、それにあれから経った時間も短くありません、なので」


教師「…分かった、元帥殿に伝えておく」


真理「何故そこで元帥の名前が?」


教師「...血屍は元帥の子だ、息子になにか起きたら保護者に伝えるものだろう?」


真理「分かりました」


教師「では今日の講義は終わりだ、皆は部屋に戻っても出てはならんぞ」


生徒「了解」


真理「血屍さん、無事でいてください...」


割とマジで大変なことになっていた、その電話を受けた日影達は


日影「なぁ、あきつ丸」


あきつ丸「はい、分かっているでありますよ」


大和たちは緊急招集されていた、そして、血屍の姉妹は全て現在の海軍のトップクラスの面子となっていた


大和「これは本当に」ハイライトoff


矢矧「えぇ、申し訳ないけど」ハイライトoff


皐月「これは、」ハイライトoff


島風「許されない事だね」ハイライトoff


6人「血屍を奪還する!(であります)」


北上「血屍の事となるとすごい結束力だからねここの海軍、ほんと血屍は凄いよ、君のためにここまで本気になれる人達がいるんだからさ」


学校の雰囲気を遥かに凌駕する殺気が放たれていた


日影「作戦を練る!、緊急会議を開くと伝えろ!」


憲兵「は!分かりました」タタタタタ


大和「絶対に連れ戻さないと、血屍がダレカニトラレチャウ、ソレダケハイヤダ、イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ」ハイライトoff


矢矧「ハヤクモドッテキテ、ハヤクハヤクハヤクハヤクハヤクハヤクハヤクハヤクハヤク」ハイライトoff


皐月「僕はお兄ちゃんと一緒ガイインダヨ、ソレヲジャマスルンナラ、ダレデアロウトユルサナイ、ゼッタイニネ」ハイライトoff


島風「ハヤクモドッテキテヨオニイチャンガイナイトワタシハナニモデキナインダカラ」ハイライトoff


北上(早く戻ってきてよ〜、この子達大分やばい事になってるって!ただでさえ最近会えてないから鬱憤が溜まってるのに〜!、そんな時に連れ去られたとかになったからこんなことになっちゃったよ、責任は取らなきゃね、私し〜らない、と言っても、私も心配して無いわけじゃないけどさ、血屍の事だからお遊び半分で着いてっちゃったんだろうね、なんか分かるもん)


北上だけ事情を汲み取っていた、そして血屍は


血屍「ねぇ、ここってさ、ほんとに何も無いの?」


レ級「あぁ、何も無い、お前が来るまでは何かをするということを知らなかったからな」


血屍「ふ〜ん、あ、ソファあんじゃん」ゴロッ


レ級「何してんの?」


とてもくつろいでいた、もう清々しいほどに、いっそ実家暮らしのニートのように


血屍「おお!ふかふかだ!、寝よ」


レ級「切り替えが早いなお前」ウズウズ


血屍「寝る?」


レ級「そりゃ寝たいけどいいのか?」


そのくつろぎよう、切り替えの速さにレ級は突っ込みながらも血屍の態度から自分も寝てみたいと体が動いてしまう、それを察した血屍は添い寝の提案をする、それに賛成ながらもどうすればいいか分からないレ級は疑問を出す


血屍「ん?こうすりゃいい」グイッ


レ級「へ?おい!」ポフッ


血屍「静かに、あと動くな寝れない」


レ級「おかしいだろ!何でっ「zzz」て寝てる!?」


すると血屍はレ級の手を引き、抱き抱える形で寝るレ級は顔面が血屍の胸に向くようにして抱えられている


レ級(なんだろう、これはこれで安心できるな、、あ、なんか眠くなってきた、、、、)zzz


水中呼吸ができるとはいえ服はずぶ濡れ、かと思いきや服には入学当初から«撥水 極»を付けているので濡れることは無い、そして、ソファ周辺に、バリアを張り、温度を日向と同じように設定させ、ソファを乾かし、まさに干したての布団と同じようにしていたため、とても気持ちよく寝れる状況になっていた


数分後


戦艦水鬼「ん?なぜここは暖かいの?ここかしら」ガチャ


ポカポカ 

┃(つ-ω-(-ω-*)ダキッ...zzZ┃

┣━━━━━━━━━━┫


戦艦水鬼「...布団を持ってこなくっちゃ!」


またまた数分後




布団

┣━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┫

┃レ級   ┃←どかされた      ┃

┃空母棲姫 ┃←羨ましかったので間に ┃

┃血屍   ┃←しっかり公平をきすため┃

┃戦艦水鬼 ┃←手を握って寝たかった ┃

┃南方棲戦鬼┃←?、いつの間に!?   ┃

┣━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┫


なんと戦艦水鬼はほかのみんなを招集し、クソでかい布団を持って来て、先に寝ていたレ級を端にして寝始めた



1時間後...



血屍「..フワァ...んんっ!」グイィ〜


イ チバ〜ンは血屍でした、起きると太陽が輝いているわけでもなく、沈もうとしているわけでもなくただただ暗い部屋だった、しかしそれでも布団というものは気持ちの良いものなのだ、目覚めは完璧、とまでは行かないが良い目覚めではあった


血屍「結構寝てたな、ん?なんで布団?、僕たしかソファでねて...た....あぁ、なるほどね」


何故か布団で寝ている状況に違和感を覚え、

部屋を見渡す、そして何故こうなっているのかを把握、、、すると


レ級「...んんぅ...ん、なんで布団?後なんでこいつらもいるの?後なんで端にいるんだよ私は」


レ級が起きてきた、寝る直前は抱いていたはず(ノット意味深)だかいつの間にか端に寄せられていた状況に困惑する

その後も様々な疑問が浮かんだが口に出すのはやめた、口にすればするだけ気が滅入るからだ


空母棲姫「....んぅ〜....」ゴロリ


寝言を発したが起きるまでは行かず、ただ寝返りを打つだけに留まる、その姿に血屍は


血屍(...kawaii)


とひと言、そう、人ならざるものとはいえ高校生っぽい姿形にセーラー服のような衣装をしているため大変可愛らしい


戦艦水鬼「スゥ〜...スゥ〜...」


こちらは成長しきった身体だが魅力がない訳では無い、しかし寝顔は幼子のそれと何ら変わりなかった、そして血屍は手の違和感に気が付きそこに視線を向けると


血屍(気持ちよさそうに寝るな、うん?(テヲツナガレ)何をしてんだよこいつは)ハナシ


いつの間にやら戦艦水鬼の白い手が血屍の負けずとも劣らない白い手に繋がれていた、それを見て、男にすることでは無いと思い血屍が手を解くと急に戦艦水鬼の身体に異変が現れた


戦艦水鬼「うぅ!寒い、ここはどこ、誰か、、助けて」


うなされ、苦しそうに顔を歪める、その痛ましさに対して何もしないほど血屍は腐っている訳でもない、だとてきちんとした対処法を知っている訳でもないため、咄嗟に血屍がした行動とは


血屍「!!、まさかこんな事になるなんてな」

(๑´・ω( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )


ハグをする事だった、人間でも誰かにハグをされることで動悸が収まったりすることもあるそうだ、そのお陰か呼吸が段々落ち着いてくる


レ級「あ!ずるi(クチビルオサエラレ)...」


戦艦水鬼が血屍にハグされるのが羨ましくなったレ級は異議を唱えるが言い切る前に血屍に唇を抑えられ


血屍「静かに、今だけは許してやれ」


諌められる、流石にうなされた所に騒がれては良い睡眠もできないだろうとの意味を持つその一言に対しその意図を汲んだレ級は


レ級「ムゥ...」(๑´• ₃ •̀๑)


言い返すことも出来ないためいじけることしか出来なかった、そして唐突に話に入る声が1つ


南方棲戦鬼「あら、そんなことも出来るのね、もっとオドオドとするかと思ったのに...」ニヤニヤ


血屍「やっぱり起きてたなお前、てか寝てすらねぇだろ」


南方棲戦鬼「ふふ♪、可愛い寝顔だったわ」

(^ー^* )フフ♪


血屍「二度とお前の前では寝ないと決めた」


いつの間にやらこちらを見つめニヤニヤと意地の悪い顔をしている南方棲戦鬼は今起きたと思いきや最初から起きており血屍の寝顔を見ていたようでとても満足していた、

そんなふうに言われて少しキレたのか血屍は自身の中で1つの決意を心に刻んだ


南方棲戦鬼「そんな冷たいこと言わないで?、ほら、お姉さんにもそれして下さいな?」


血屍「嫌だよ、こいつが終わっても次レ級が予約してんだから」


南方棲戦鬼「あら、そんなふうな事は聞いていないのだけど?」


そして彼女は今の戦艦水鬼の状況を羨ましく思い同じ事をして欲しいと思うがレ級が先に予約していた事を血屍から聞かされるが、そこまで詳しく言っておらず、ただ羨んでいただけ

しかしそれでも血屍はレ級がこの状況を羨ましく思い、言った言葉なのは容易に分かったため先にレ級を優先することを決めていた


血屍「そこまで汲み取るのが僕ですので」


南方棲戦鬼「はぁ、つれないわねぇ」ズァッ


血屍「威圧してもダメですよ、順番は守って下さい、レ級が良いと言えばいいんですから」


自分の思惑通りに行かないし血屍のノリも悪いしで機嫌が悪くなった彼女は血屍を威圧する、並大抵の艦娘では怯んで戦闘所では無いその威圧力にも血屍は怯むことなくただ淡々と順番を守るか譲ってもらえと告げる、もちろん唐突に提案されたので


レ級「え?そこで振るか普通!?」


血屍「生憎僕は普通じゃないのでね?」


レ級は少し驚き尋ねる、しかしそれでもぶれないのが血屍である、しかし人なのかを尋ねられても本当に人間じゃないのでそう答えるしか無かった


レ級「ぐぅ...(ポンッ)何だよ」


南方棲戦鬼「……」(⌒,_ゝ⌒)


レ級(;´∀`)…ナニ?


南方棲戦鬼「変われ?」


血屍「えぇ....(困惑)」


その飄々とした態度に唸るレ級、そこに肩を叩く人影あり、レ級が振り返ると態度が悪く、よく台パンしてそうなどこぞの配信者のアイコンのような顔をした南方棲戦鬼がいた

それに困惑しながらも精一杯一言を絞り出すと帰ってきた言葉はおおよそ人に物事を頼む態度ではないレベルでの頼み文句であった、もちろん血屍はこれに対しても飄々とはできず困惑する


レ級「どうぞ、ワタクシノコトナゾキニシナイデクダサイ」


南方棲戦鬼「ふふっ、ありがと」(^v^)


戦艦水鬼「うぅん、ん?」


そして謎の威圧に気圧されカタコトでその頼みを了承してしまう、その事に嬉しそうに返す彼女の顔はとても晴れやかだった、すると戦艦水鬼が起きる


イヤ、ヤッパリナットクイカン!


血屍「あ、起きた?おはよう」


キュウニナニヲイウノヨ!、サッキハイイッテイッテタジャナイ!


戦艦水鬼「えぇ、おはよう、ところでこれはどういう状況?」ネオキ


寝起き眼を擦りながら起き上がると見上げた先にあるのは血屍の顔、普通の挨拶をし合い現在の状況を尋ねる、後ろではレ級が異議を唱え南方棲戦鬼が意義に対しての反論を唱えていた


ソレガヒトニモノヲタノムタイドカ!


血屍「ハグしてる」


アナタハヒトジャナイデショ!?


戦艦水鬼「そう…(カクセイ)え!?///」


その問いに対してさも当然かのようにハグしていることを伝える、まだ寝起きなためどうでもいいとは思っていた、だが意識が覚醒し始め先程の血屍の言葉をもう一度思い出すと顔から火が出るかのように真っ赤になる、後ろではまだ口喧嘩が続いていた


テメェ、イッチャナラナイコトヲイッタナ?


血屍「取り敢えずは大丈夫そうだな」パッ


アラナンノコトカシラ?、ミニオボエガナイノダケド?


戦艦水鬼「あ....」


ホホウ、アクマデシラヲキルツモリカ、ソノフザケタカオヲブットバス!!


血屍「ん?どした?」


ヤッテミナサイヨ、ヤマトダマシイヲミセテヤルワ!


戦艦水鬼「...いえ、何でもないわ」シュン


血屍「.....(シセンアゲ)」


先程のうなされ具合から今の状況を見て大丈夫と判断した血屍はハグをとく

戦艦水鬼はもう少しだけこのままでいて欲しかったがその事を素直に言えない、勿論無表情とまでは行かず拗ねている表情が見え隠れしていた

そのことを察知した血屍は顔を上げレ級と南方棲戦鬼の口喧嘩を見る、どうやら少し動きがあり南方棲戦鬼の発言がレ級の琴線に触れたようだ、レ級は何やらよく分からないことを、南方棲戦鬼はどこぞの日本兵のようなことを言っている


ナンポウセイサンキヨ、ブキノチョゾウハジュウブンカ?


ハッ!ミノホドトイウモノヲシラセテヤル


ケッシノヒザマクラノタメニ、コウゲキィカイヒィ〜


ユビデモクワエテナガメトケェ!コノクソッタレ〜!


血屍「....まだ争ってるな、戦艦水鬼?」


クラエ!(ドォン!)

ナンナンダァイマノハァ


ナン......ダト......

ドコエイクンダァ、サァ〜コイ!


モウダメダァカテルワケガナイヨッ

ココガオマエノシニバショダァ!!


戦艦水鬼「なに?」クルッ


口喧嘩が激化し始めたため血屍は一言声をかける、戦艦水鬼は返事をした後振り返る


血屍「はい、」ウデヒロゲ


戦艦水鬼「え?」( ´。•ω•。` )


血屍「あいつらの喧嘩が治まるまでは良いよ」


そこに居たのは腕を広げた血屍の姿があり、戦艦水鬼は呆気に取られてしまう、それを察し理由を告げる


戦艦水鬼「...フフっ」フワッ


血屍「よしよし、もうちょっとだけな」


戦艦水鬼「えぇ、もう少しだけこのままで」


空母棲姫「いいなぁ」


血屍「おぉ、起きてたか」


戦艦水鬼「おはよう」


空母棲姫「あぁおはよう、て何してんよ!?」


2人「ハグ」


空母棲姫「....分かった分かった、分かんないけど分かったわよ、そんじゃ私はここにしますかね」トン


血屍「なんで僕の背中に?」


空母棲姫「いいじゃない、前が空いてないんなら後ろに行くでしょ?」


血屍「そうなのかな〜」


空母棲姫「そういうものよ、後さっきからその子何も喋ってないのだけど?」


血屍「そういえば」チラッ


戦艦水鬼「zzz」


2人「...寝てる」


レ級「なぁさっきから空気なんだけど?」


血屍「あぁ、決着ついたの?」


レ級「あぁ、帝王はこのレ級だ!以前変わりなく!」


血屍「そうかい、起こす?」


レ級「いや、起きるまで待とう、さっきの魘され具合を見てそこまで催促しねぇよ、ただ空母棲姫の位置はずるいと思う」


空母棲姫「早い者勝ちよ」


アハハハ


この少し前、本営では


日影「まだ情報が掴めないのか」


横須賀大将→横大


横大「すみません、空母を派遣させているのですが一向に...」


それもそのはず、海底に血屍はいるのだから潜水艦でも派遣しない限り見つかることは無い


日影「...潜水艦を派遣しろ」


横大「わかりました!」タタタタタ


意外と真面目にやっていた、まぁ息子が連れ去られた(ついて行った)から仕方ない、、が!


姉妹達「ブツブツブツブツブツブツ」ハイライトoff


この姉妹達は他の艦娘の倍の速度で海上を徘徊していた、その際にあってしまった深海棲艦は、、、、、以下のように殲滅されていた。


イ級「グガァァァァ!」


大和「邪魔です」ガコン、、ドガァン!


イ級の口が開いた瞬間に大和は砲門をねじ込みぶっぱなす、そうするとイ級の体が弾け飛ぶ


ネ級「な!?何が起きた!」


島風「煩いよ」バシュシュシュ、ドガガガァーン!


ネ級の動きを完全に補足し、魚雷を全弾命中させる。

血屍の姉妹は北上以外血塗れになっていた、そんな感じで今に至る、はい血屍サイド。


血屍「...!!(ゾクッ)うへぇ〜..」


レ級「どうした?」


血屍「ん?あぁ、なんか寒気がな」


姉妹たちによる血屍への想いが届き、その重さに震える。

身震いする血屍に違和感を感じたレ級が調子を伺う、すると少し震えながら答える血屍。


南方棲戦鬼「まだ変われないの?」ボロッ


血屍「まだ」


南方棲戦鬼「そんなぁ(泣)」


戦艦水鬼「んん、また寝てたのね」


交代を求める南方棲戦鬼だがやんわり断られる、よほどして欲しかっのか目元が潤んでいる。

そこで戦艦水鬼が二度寝から起き上がった


血屍「おはよ、そんじゃ変わってくれる?」


戦艦水鬼「わかったわ、ありがとうね」スタスタスタ


血屍「いいってことよ、それじゃレ級「よしきた!(ボフッ)」うおう、よしよし」( *´・ᴗ・)/


さすがに3回目は良くないと思い代わってもらう、そしてもう満足した戦艦水鬼は感謝を述べ部屋から出ていった。

そしてレ級にゴーサインを出すとレ級はフライング気味に膝元に突っ込んでくる、それに対応したあとフードを外して頭を撫でる。


レ級「ふわァ、よし!南方棲戦鬼よ俺は寝る!」

空母棲姫「それじゃ私は見回りに行ってくるわね」スクッ


南方棲戦鬼「それじゃ私は空母棲姫の代わりにっと」ポフッ


血屍「行ってらっしゃい」

ヾ(・ω・`)ノ(´-﹃-`)


空母棲姫「えぇ」


頭を撫でると気持ちよさそうに顔を崩したあと直ぐさま寝る宣言を下すレ級。

それと同時に空母棲姫が立ち上がり見回りに行くと席を外した、空母棲姫がいなくなったことで空いた血屍の背中に南方棲戦鬼は背を預けてリラックスする事に。

血屍は部屋を出ていく空母棲姫に見送りの言葉をかけ空母棲姫はそれに短く答える。


南方棲戦鬼「そういえば血屍はこれからどうするの?」


血屍「家族に見つかるまではここにいるよ」


南方棲戦鬼が馴染んでいるとはいえ人間(?)の血屍の今後について答える、本音を言うとずっとここにいて欲しかったのは血屍には秘密である。

その問いに対して血屍は自身の家族に見つかるまでと答える。

南方棲戦鬼は思った、ここは海の底、普通の家族では見つかることはマズない、ならなぜそう答えたのかを問う。


南方棲戦鬼「あなたの家族が?どうやって見つけるの?」


血屍「ん?あぁ、義理の家族だけど元帥の子だからさ」


南方棲戦鬼「...それでここを知らせたってこと?」ガコン


血屍「いや、それは違うし僕はそんな便利なものは持ってない」

(嘘、持ってはいるけど使ってないだけ)


南方棲戦鬼「それで?ここに艦娘が攻め込んできたらどうするの?」


血屍「僕が交渉しにでも行くかな、最悪始まった瞬間にあっちを無力化するよ」


南方棲戦鬼「それは人としてどうなのかしら」


血屍「ん?殺さずこんなに和やかにしていられるんだから別にいいじゃん、君達はそうじゃないかもしれないけど僕はもう友達のつもりなんだ」


南方棲戦鬼「友達、、ね、、」


血屍「そ、友達、だからこそ守る、それに女の子を守るのは男の子としての責務だし」


南方棲戦鬼「女の子、、」


血屍「人として扱われるのは嫌かい?」


南方棲戦鬼「いいえ、どことなく嬉しい気がするわ」


血屍「そっか」


ヒタヒタヒタ


南方棲戦鬼「誰か来たのかしら」


ガチャン


空母棲姫「、南方棲戦鬼、血屍」ボロッ


血屍「...どうした」


空母棲姫「襲って来たわ、艦娘共が」


血屍「そっか、なら僕が出るかな」


血屍「レ級、起きて」ユサユサ


レ級「ん〜?なに?」


血屍「用事が出来た」


レ級「俺は行っちゃダメ?」


血屍「いいよ?」


南方棲戦鬼「なら私も同行するわ」


空母棲姫「私も行きたいのだけど」


血屍「分かった、行こうか、ここで交渉決裂したらどうしよ、仕方ない、そこで僕は死ぬかな」


南方棲戦鬼「私達には着いてくれないの?」


血屍「どうするかな、あっちの対応次第じゃそうするかも」



数分後 大本営



日影「!?見つかったか!」


横大「はい、しかし、その、なんと言いますか」


日影「どうした、言い淀むな」


横大「何やら、楽しげにしていたとの報告が、周辺には姫・鬼級も確認されレ級を抱擁していたとのことで」


日影「あぁ、(アタマヒエル)全く、何を焦っていたんだろうか俺は、あいつは元々ああゆうやつではないか」


横大「は、どうしましたか?」


日影「いや、血屍に帰ってくるよう伝えてくれ」


横大「いや、それが」


日影「ん?あ、」


横大「はい、閣下の娘さん方が暴走しており手がつけられなく」


日影「ふむ、なら血屍の場所を伝えろ」


横大「、分かりました」タタタタタ


あきつ丸「なんだか、熱くなっていたようでありますな」


日影「あぁ、あいつの性格を忘れていたな、それにしても俺達も親らしいことも出来るんだな」


あきつ丸「えぇ、そうでありますね」


海上


北上「(ピッ)はい、あぁ、分かりました伝えときますね(ピッ)ねぇ皆?」


大和「ナンデスカ、イマイソガシイノデダマッテイテクダサイ」ハイライトoff


矢矧「アァ、ドコヘイッタノ?ケッシクン」ハイライトoff


島風「オニイチャンノニオイガシナイ」ハイライトoff


皐月「...ふぅ、なんか落ち着いたよ、それで?北上姉さん、どうしたの?」ハイライト復活


北上「なんか血屍、海底にいるみたいだよ〜って」


大和「!?ドコ?ドコ?」ハイライトoff


矢矧「ドコニイルノ!?」ハイライトoff


島風「オニイチャンニアエル!」ハイライトoff


北上「ここから南に数キロだって」


皐月「成程見つからないわけだ、場所も違うし海底ね、全く、どこに行ってるのさ兄さんは」


北上「それより早く行かなきゃ3人もう行っちゃったし」


皐月「早いね」


北上「そだね〜、あ、燃料がなくなりそう」


皐月「1回補給してからにするか」


北上「そうだね、その方が良さそう」


姉妹は別れて行動し始めた

その頃血屍達


フジョウチュウ(ネックオーマー戻し) 海上到着


血屍「まぁなんにしてもさ、ありがとね」


南方棲戦鬼「それはいいのだけど、あっちから向かってくる人影は」


空母棲姫「殺気が、」


血屍「ん?あぁ、うちの姉妹です」


レ級「お前の姉妹ヤバくね?病んでるだろ完全に」ヒキッ


血屍「うん、それは思うよ」( ˊᵕˋ ;)


ザァー


島風「お兄ちゃ〜ん!」バッ


血屍「相変わらず早いこって」⊂( ̄▽ ̄;)⊃


ズドム


血屍「よし!島風ちょっとだけ左によって」


島風「分かった」


矢矧「血屍くん!」ダキッ


ミシミシ


血屍「うん、ちょっと痛い」


矢矧「あ、ごめん」パッ


血屍「それはいいから避けて」


矢矧「分かったわ」


血屍「...ふぅ、生きている内に何度も辛い思いはするだろう、(ザァー)その度に誰かが付き添ってくれる訳でもない(ザァー)そんな時にどうその状況を覆すのもその人の心構え次第(ザァー)それでも自分をぶらす事無く過ごせる奴は(バッ)恐らくどんなに苦しいことでも乗り越えていけるだろう」┐( ´−∀−`)┌


大和「け〜っし〜!」バッ


血屍「いつか僕もそんなふうなやつになりたいものだな」⊂( -ω- `)⊃


大和「見つけました!」ダキッ


べキィ!


血屍「ゴブ」


南方棲戦鬼「ねぇ、今明らかおかしな音がした気がするのだけど気の所為かしら」


レ級「いや、気のせいじゃないよ、だって頭おかしいぐらいの角度で血屍の腰が曲がってるもん後ろに」


空母棲姫「そりゃ艦娘のタックルを受け止めればね、」


レ級「でもあいつ軽巡棲鬼のパンチ受け止めてたけど」


空母棲姫「きっと補正でもかかってるのよ」


島風「お兄ちゃん!」


矢矧「血屍!大和ねぇ!何してんの!?」


大和「あ!ご、ごめんなさい!」パッ


血屍(ヒ、、«ヒール・天»)


ヒール・天…エリクサー並の回復力を持つ、しかし欠点があり術者以外ならその効果を思う存分発揮するのだが術者本人は神経を傷付けられたらその部位は回復しない、しかしその神経を断ち切った後回復すれば問題ない


ギュゥ〜!


レ級「治ってってるな」


南方棲戦鬼「やはり人では無いなにかなのね」


矢矧「あ?」ギン、ガコン


血屍「...っぷは!あっっぶね!」


大和「ごめんなさい!」ブンブン


血屍「いや大丈夫だよ、ごめんな?体が弱くって」


大和「いえ、そんな事はないですよ!」


血屍「それよりも、はい」⊂(`・ω・´)⊃


大和「え?」


血屍「ちゃんとは出来てないからさ、ほら」


大和「...ありがとう」

(っ´>ω<))ω<`)ギュッ♡


血屍「ふふっここまで来てくれてありがとね」(´。・ω・)ノ゙


大和「いいんですよ」


南方棲戦鬼「ねぇ、あれはいいの?」


矢矧「え?(フリカエリ)あ!ずるい!」


島風(スンスン、クンカクンカ)(*´д`*)ハァハァ


空母棲姫「もうやばいわよあの子、兄の匂いを嗅いで高揚してるわよ、ん?」


島風トロ〜


レ級「.....」


空母棲姫「.....」


南方棲戦鬼「.....ついに作者もこの方向に手を出したか」(´-`)


レ級「いやそれどころじゃねぇよ!?」Σ\(゚Д゚;)


空母棲姫「なんでたれてんの!?おかしいでしょ」

乁(´°Д°`)厂


血屍「何騒いでんのみn...」チラッ


3人「あ、」


島風「はぁ、はぁ///」ԅ(//́Д/̀/ԅ)ハァハァ♡


血屍「」


2人「スゥ〜、はぁ〜」(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ


レ級「なんなんだよこの状況」ドンビキ


南方棲戦鬼「どんな生活を送ってきたのよ」


空母棲姫「正直失望しました」


血屍「僕はそれよりもみんなが争って無いことに驚きだよ」ケロッ


南方棲戦鬼「それよりもおどらくところがあるでしょう...」


血屍「取り敢えずは報告しなきゃな」


空母棲姫「何を?」


血屍「合流したって事、どうせなら着いてきてくれや」


南方棲戦鬼「なぜ?」


血屍「僕の鎮守府にいて欲しいから」ピッピッピッ、、プルルル


大和「でもいいのですか?深海棲艦は敵ですよ?」


レ級「そうだぞ、それに俺たちにメリットがない」


血屍「メリットならあるさ」


南方棲戦鬼「それは?」


血屍「他の鎮守府に狙われることがない、平和に暮らせる、見たところお前らは争いがしたい訳では無いだろ」


空母棲姫「なぜそう思うの?」


血屍「そうじゃなきゃ一緒に寝ないだろ」


姉妹(ピクッ)「一緒にネタ?」


血屍「お前らはいいだろ別に、夜這いしかけたこともあるし!」


姉妹「うっ!」


南方棲戦鬼「成程、それに食料などの衣食住も確保されると」


血屍「そゆこと、まぁ許可が降りないといけないけどさ」


島風「大丈夫だよ、だってお兄ちゃんだもん」


レ級「それで納得出来る俺がいる、何でかな」


血屍「よし!そうと決まればレッツゴー!「合流できたか?」あ、うん」


『そうか、あと学校がお前のことを心配しているとの報告があるのだが』


血屍「あぁ、その前に大本営に行ってからにするよ」


『なぜ?』


血屍「報告事項あり〜」


『...どうせ深海棲艦絡みのことなんだろう?』


血屍「おぉ、流石父さん」


『早く来い、聞いてやるから』


血屍「サンキュ、それじゃ」ブツ


南方棲戦鬼「どうって?」


血屍「聞くだけ聞いてくれるってさ」


レ級「お前ほんとにさぁ、」


血屍「どうせならみんな連れていこ?」


空母棲姫「まぁその方がいいか...」


血屍「じゃあここで待ってるよ」


空母棲姫「わかったわ、それじゃあ」


ザブン


大和「そんな心構えで大丈夫ですか?」


血屍「大丈夫だ 問題ない」


島風「お兄ちゃんがいいならいいけど」


オーイ、ミンナー


血屍「何やら聞き覚えのある声が」


北上「3人とも〜、燃料どうするの〜」


3人「あ、」


血屍「補給無しで来たのか...」


皐月「少しはドラム缶に入れてきたけど、その..」


血屍「あぁ〜、大和は俺が背負うよ」


大和「え!それは嬉しいのですが、何か釈然としないです」


血屍「いいのいいの、ほら」


大和「うぅ、ではお言葉に甘えて」ズシッ


血屍「ちょっと早いけどまぁいいか」


ザバァ


血屍「お、上がってきた(フリカエリ)...えぇ」


矢矧「?どうしたの血(フリカエリ)し....」ガクゼン


ヲ級改flagship「ヲ!」\(˙꒳˙ )/


島風「おう!?」Σ(゚Д゚)


ヲ級改flagship「ヲ?」(・·・)?


ヲ級改flagship→ヲ級


島風「oh(´・ω・`)...」


血屍「ブフっw」


大和「ふふっw」


ザバァ


血屍「次は誰ですか...」


ネ級flagship「よっ!」(*・ω・)ノ


ネ級flagship→ネ級


血屍「よっ!じゃないのよよっ!じゃ」


血屍「お次は?...あれ?(ツンツン)ん?」足下


ソ級flagship「こ、こんにちは」


ソ級flagship→ソ級


血屍「あ、これはご丁寧にどうも、ん?」


ソ級「?どうしましたか?」


血屍「あとどれ位くる?」


ソ級「まだまだですね」


血屍「みんなflagshipとか?」


ソ級「それは勿論」


血屍「姫とか鬼もいる?」


ソ級「はい、世界各地から争いを避けた方々が集まっていますので」


血屍「あぁ、そうか、ありがとう」ポンポン


ソ級「いえ、そんな事ないですよ///」


血屍「でも、そっかぁー」


血屍(これからどうしよ)


1時間後 大和は浮上しているだけの分には問 題ないので下ろしました


泊地水鬼「貴方が私たちの生活を変えてくれるの?」


血屍「あぁ、まぁ多分、」


泊地水鬼「そう、なら、少し離れてるわ」


血屍「あ!ちょっと待って、ここにいてくれ、時々質問したりするから」


泊地水鬼「それは他の人に頼めば」


血屍「いや、丁度いいからさ、ね?お願い」


泊地水鬼「...分かった」


血屍「ありがとう、所でさ、あとどれ位くる?」


泊地水鬼「まだ半分じゃないかしら、数が数だから手間取ってるのかもね」


血屍「えぇ、まだいるの?」


泊地水鬼「えぇ、誰からも聞いてないの?」


血屍「...ああ〜ソ級が言ってた」


泊地水鬼「そういう事よ」


血屍「もうさ、300ぐらい来てるよ?見渡す限り深海棲艦って...」


泊地水鬼「頑張って頂戴」


血屍「はい…それより大和はどこに行ったよ」


泊地水鬼「彼女なら、あそこのあなたの姉妹がいる所へ」


血屍「あぁそうですか、なんで移動してんだよ」


また一時間後


レ級「終わったぞ!、てなんで泊地水鬼は膝枕をして貰ってるんだ?」


血屍「あぁ、疲れてそうだったからさ、労いも兼ねて」


泊地水鬼「とても気持ちいいわね」


血屍「そりゃよかった、そんでやっと終わったか」


レ級「おう、なんかすまんな」


血屍「いやいいよ、それだけ争いを拒む者がいたことに驚きだ、じゃあ移動するかな」


南方棲戦鬼「移動するの?」


血屍「あぁ、その前に、泊地水鬼?ちょっと離れてくれ」


泊地水鬼「?(スッ)これでいいかしら」


血屍「あぁ、そんじゃまぁ、頑張りますか」


レ級「何をするんだ?」


血屍「こんな数の深海棲艦が本土に向けて移動してるのを知って何もしないほど海軍も馬鹿じゃねぇよ、ちょっと別空間に閉じ込めるだけ、これじゃ言い方悪いな、どう表せばいいんだ?」


大和「バレないように隠す?」


血屍「まぁそれで合ってるか、よし!血屍頑張る、下手したら死にかけるけど」


大和「なにか不穏な言葉が聞こえたのだけど」


血屍「気の所為だよ、あと姉ちゃんは隣にいてね」


大和「ふふっ、分かりました」


血屍「よし、それじゃ始めるか」

ゴキゴキ、パキパキ


血屍「...(スッ、チャポ)「そのガラス瓶は..?」少し静かに、........■■■■」


■■■■…今公開できる情報はない


バシュシュシュ、グググン


血屍が何かを唱えるとガラス瓶の中の海水が広がり深海棲艦を包んだ後収縮してガラス瓶の中に戻る、その中には


大和「!?なんで中に深海棲艦が!?」


血屍「ふぅ、何とか出来たか、栓を閉めてっと」


北上「ねぇ〜、さっきの何?」


血屍「教えられないな〜、北上姉さん」


北上「ふ〜ん?私に隠し事するんだ?」


血屍「ふふっ、いつか教えますよ、2人っきりの時にね?」


北上「、、言うようになったじゃん?じゃあその時まで待ってるかな〜」


島風「お兄ちゃん、眠くなってきた」


皐月「私もだよ」


血屍「なら早く戻るかな、はい大和姉さん」


大和「うぅ、やはり少し恥ずかしいです」


血屍「いいから早く」


大和「わかりましたよ...」セオワレ


血屍「よし!、矢矧姉さんは、、、あ」


北上「おいおい」


血屍「◐◐○■」


◐◐○■…その時思った対象を■■■■によって◎◎◎◎した□□から■□■することができる


矢矧「わ!」


血屍「おかえり姉さん、ごめんね」


矢矧「貴方ね!ほんとに怖かったんだから!」


血屍「いやだから悪かったって」


矢矧「添い寝」


血屍「はいはい、そんじゃまじで行こっか」


移d((キング・クリムゾン!!!!!!


血屍(疲れた、早く行かなきゃ、いや違うな、念の為ロックを掛けよう)


■■■■ 解除ロックコード○○○○


ピキィン


血屍「あぶね〜、さて、(コンコン)「入れ」失礼します」ガチャ ||.c( ゚ω゚`|


日影「ようやく帰ってきたな、死んでなくて何よりだ」


血屍「それが息子に対する言葉ですか...」


日影「それで?どう言った要件だ?」


血屍「僕が着任する鎮守府に深海棲艦の居住を許してもらいたい」


日影「信頼に値する情報は?」


血屍「昼寝して何もされませんでした、そしてどこか親近感も湧きましたし、あちらからも何もしませんでした、それに連れ去られる時に殺されてないのが何よりの証拠です」


日影「まぁ、お前がいいならいいが、きちんとケジメはつけろよ」


血屍「わかっています」


日影「詳しいことはお前が決めろ、深海棲艦と同棲なぞ俺の常識の範疇から外れているからな、好きなようにしな」


血屍「有難うございます」(*' ')*, ,)ペコリ


日影「学校へはいつ戻る?」


血屍「明日、走ってもどろうかと思います」


日影「ここから100kmは離れているのにか?」


血屍「はい、鍛錬も兼ねて」


日影「そうか、なら今日はどこで寝るつもりだ?いつもの大部屋か?」


血屍「はい、彼女達がどうしてもと」


日影「そうか、なら早く行ってやれ、あと深海棲艦の事は許可する、お前の着任するところは後日決める」


血屍「分かりました、それでは失礼します」

( ̄^ ̄ゞ


バタン


日影「あいつもそろそろ提督か...時の流れは早いものだな、、、、、あいらどうしよ(ガクガクガク)」


日影「もう血屍の所に行かせようかな、その方が何も起きなさそうだし」:( ;´꒳`;):ビクビク


血屍、部屋に戻る


血屍「ただいま戻りましたよ〜っと」


大和「おかえりなさい」


血屍「そんじゃ風呂はいってくる」


島風「じゃあ一緒に行く!」


血屍「いや、お前もうパジャマ着てんじゃん」


島風(இ﹏இ`。)


血屍「うぅ、わかったよ」


島風「やった!」


北上「そんじゃ私も行くかな〜」


血屍「文脈もクソもないな、でもパジャマでは無いからいいか」

※良くないです


矢矧「私も!」


血屍「もうこの際だからみんなで行きゃよくね?」


皐月「いいのかな」


血屍「大丈夫でしょ、喧嘩にならなきゃいいけど」


大和「なら早く行きましょう」


血屍「着替え持っていくから先に行ってて」


矢矧「わかったわ、大浴場でいいのよね?」


血屍「うん」


島風「早く来てよ?」


ガチャン


血屍「さて、深海棲艦のみんなも連れていこう、イロハ級とかには済まないけど人型の人達から選ぶかな、、、いや、着替えを持って行って、浴場の着替えの所で取り出せばいいか」


移動し終わって


■■■■ ロックコード○○○○ 解除

取り出し対象


戦艦レ級elite

空母棲姫

南方棲戦鬼

ヲ級改flagship

泊地水鬼


取り出し完了 ロックコード○■■○■


レ級「ん?あれ?さっきまで海上にいたよな?なんでここに?」


泊地水鬼「海上では無い、そのガラス瓶の中」


ヲ級「ヲ?なぜこんな所に?」


空母棲姫「戦艦水鬼は出してあげないのね」


血屍「あ、ごめん!」


■■■■ ロックコード○■■○■ 解除

取り出し対象


戦艦水鬼


■■■■ ロックコード■■□□

ピキィン


戦艦水鬼「あれ?私さっきまでガラス瓶の中にいたはずじゃ、(クルリ)!?どうしたの?」


血屍「いや、ほんとにすみません」


戦艦水鬼「何のことかよく分からないけど顔をあげて!?」


血屍「いやほんと、すみません」


南方棲戦鬼「まぁいいじゃない、許してはくれてるんだから」


血屍「そうだな、じゃあ入ろう」


レ級「その前に脱がしてくれよ」


血屍「わかった、なら後ろ見とくな」


南方棲戦鬼「あら、見てもいいのよ?」


血屍「良くないからこうしてるの」


ヲ級「ヲ!取れた」スポン!


レ級「脱いだら入っていいのか?」


血屍「そそ」


ヲ級「ヲ、なら入ってる」ガララ


南方棲戦鬼「私も〜」


空母棲姫「ふぅ、私も入ろっと」


レ級「よし、俺も入ろ」


ガララ


泊地水鬼「なかなか脱げない」


戦艦水鬼「手伝いましょうか?」


泊地水鬼「お願い」


戦艦水鬼「いいのよ」


ぬーぎぬぎ


泊地水鬼「それじゃあ失礼するわ」


戦艦水鬼「お先に」


ガララ


血屍「了解、さて僕も、、、、一人称変えるかな、」


服を脱いで浴場へ、ナチュラルに血屍も入ってますが鋼の理性を持っているため気にしちゃ負けです


ガララ


大和「血屍、さっきジャンケンで誰が背中を流すか決めたのだけど」


血屍「誰になったの?」


ヲ級「ヲ、私」


血屍「よろしくな」


ヲ級「ヲ、頑張る、殺すつもりで行く」


血屍「そこまでじゃなくていいよ...」


カポーン


ゴシゴシ

ヲ級「ヲ、力加減はどう?」


ソウイエバ、アナタタチッテショウジキケッシノコトスキ?


モチロン  ダヨネ〜


血屍「?丁度いいよ、気持ちいい」


ナンデケッシノコトガスキナノ?


ヲ級「それなら良かった」


フッキカナクテモワカルダロウ


血屍(ヲが取れた〜)


...ハハッエェソウネグモンダッタワ


ヲ級「それじゃ流す」


ワカレバイインダ、デモサ〜


血屍「ん、」


ジャ〜


ヲ級「これで終わり、次は頭」


オモッテルコトハワカルワヨ


血屍「そこまでやってくれるのね」


エェ、アノカオヨネ!


ヲ級「もちろん」ワシャワシャ


ソウソウ!


血屍「上手ね、ほんとに初めて?」


アマリシャベントサンケツニナルカラアトハカエッテカラニシマショウ


ヲ級「分からない、多分初めて」


ソウダナ


血屍「そっか、初めてとは思えないな、気持ちいい」


ヲ級「終わった、流すよ」


血屍「お願い」


ヲ級「ん、」ジャー


ヲ級「終わり、あとは自分で」


血屍「ヲ級は体洗った?」


ヲ級「まだ」


血屍「なら交代しよう」


ヲ級「いいの?」


血屍「いいよ、お返しね」


ヲ級「ありがとう」


ゴシゴシ


血屍「そういえばさ、」


ヲ級「ん?」


血屍「今までどうやって過ごしてたの?」


ヲ級「普通に暮らしてた、特になんてこともなく、それでも襲われる事をさけたかった、安らかに暮らせる場所が欲しかった。」


血屍「そんな所に俺が来たと」


ヲ級「そういう事、みんな感謝していた、人間なのに私達を匿ってくれる、それも決して少なくない数を」


血屍「うん、めちゃくちゃ多いけどね、みんな可愛いから許す、イロハ級とか怪物じみてるやつも、今となってはペットみたいな感覚だし」


ヲ級「その捉え方は感心しない」


血屍「これでも人間と同じ考えなんでね、よし、流すよ」


ヲ級「お願い」


ジャ〜


血屍「頭はどうする?」


ヲ級「お願い出来る?」


血屍「いいよ、、、ん、流石に引っかかるな」


ヲ級「あまりそういうことは言わないで欲しいな」


血屍「ん?あぁごめんな」


ヲ級「そういえば、貴方はどんなことが出来るの?」


血屍「大体のことはできるよ」


ヲ級「例えば?」


血屍「魔法が使える」


ヲ級「魔法?」


血屍「あぁ、魔法ってのは便利でな、色んなことができるんだ」


ヲ級「例えば?」


血屍「例えば?、そうだね、じゃあ丁度シャワー流すから魔法でするな?」


ヲ級「?分かった」


血屍「おでこら辺で水止めといてやるから鏡で頭を見ときな」


ヲ級「うん、目に入ったりしない?」


血屍「ならバリア張っておくよ、それなら隙間があかないから安心できるし」


ヲ級「ありがと」


血屍「そんじゃ、血界<プロテクト>、、あ〜、一応顔洗っとく?おでこに血界張ったから、シャンプーが顔に着いてたら元も子も無いし」


ヲ級「あ、そういえばそうだね、それは魔法でできる?」


血屍「まぁ、出来んことは無い」


ヲ級「ならお願いできる?」


血屍「うん、分かった、“ 水生成”[生成した水は停滞しろ]、どう?」


ヲ級「だいぶ良くなった、ありがとう」


血屍「まだ本命はしてないでしょうに..じゃあよく見ときな水生成 温度38℃ 出力下方向重力と同等 密度 シャワー」


そう唱えると血屍のヲ級の頭上にかざしている手から水が現れちょうど良い温度で頭の泡を流していく、


ヲ級「初めて見たけどすごいね、そこまで詳しくできるなら色んな用途に使えそう」


血屍「この世界は魔力とは無縁そうだな〜」


ヲ級「分からないよ?意外と使えるかも」


血屍「まぁそうだけどさ」


その後2人のやり取りが羨ましくなった他のみんなが血屍の元にたかり始めるという謎行動を起こし始めたのでさっさと出て戻ることにした、その間も誰が背負ってもらうとか誰がお姫様抱っこしてもらうかなどで揉めていたが血屍が一喝する事で場を治めた


その時の状況


血屍「あ゙あ゙〜疲れた〜」


女子達

キャーキャーキャーキャー


血屍「・・・・」(╬ ˙-˙ )


女子達

アハハハハハ!ウフフフフ!


血屍「………」(╬´^ω^)


女子達

ハハハハハ、、フゥあれ?血屍どうしたの?


血屍「あ”あ”あ”あ”うるせー!今は何時だと思ってんだよ!(23:00)、あんたらの要望なんかいくらでも叶えてやるから黙ってろ!」



もうクタクタでした。後悔はしていない

などという供述を容疑者はしており(笑)





翌日


血屍「やぁ皆!僕は今何をしていると思う?」ズダダダダダダ!


血屍「おい余計な効果音いれんな!」ドギュン!


血屍「あぁそうだよ!絶賛遅刻ギリギリ登校中だよ!」キイィィィィン!





門番「あと30秒だぞ〜、早く入れ〜」


ズダダダダダダ!


生徒「誰かきてんぞ!、なんだあのスピード!?」


門番「あと10秒」


血屍「ここでダメ押し!脚力強化・天!」ブゥン


脚力強化・天…脚力強化の最上位クラスの強化倍率を誇り、その倍率なんと脅威の1000倍である。生身の人間ならその風圧に耐えきれず粉微塵になるが万全なら大和の艦状態全力タックルを受け止めることの出来る血屍だからこその強化である


フッ


血屍「よし!ギリセーフ、次に貴方は『はい残念でした〜』という!」


門番「ふっ、残念だったな答えは『よく頑張ったな』だ!」


血屍「な!なん…だと…!?」


門番「さぁ早くいけ、待ち人がいるぞ」


血屍「?誰だ...」


ケッシサ〜ン!


血屍「あぁなるほど?」


真理「心配したんですよ!何か意味深な言葉を残していくから!」


血屍「そりゃ嬉しいな」( ´• •ก )


真理「さ、早く行きますよ!」


血屍「りょーかい、なんだって今日は」


2人「「卒業式だもんな!(ですから!)」」



司会「それでは次は卒業生による合唱で『躍動』です」


♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜

血屍達「手に入れるのが勝利なら

手放すのは敗北でしょうか

誰も傷つかない世界

なんて綺麗事かもしれない

それでもまだ賭けてみたい


ちょうどこんな月の夜 刻を告げる鐘の音を聞いた

残響は 空っぽの私ぜんぶ見透かしてるようで


怒りと嘆きは瞬く間に人から人へと手渡され

いもしない敵を作りあげては 戦えと焚きつけるの


走り出すその理由がたとえどんなにくだらなくても

熱く速く響く鼓動

嘘偽りのない躍動だけに耳を澄まして


絶対的な正義とか揺るぎない掟を

運命とみんなが呼ぶ偶然の連なりを

いったいどれだけ信じ続ければいいんだろう

もうとっくに裏切られた気もしなくないけど

ああ 天球儀なぞり 指で何度も触れた星座

それは渡り鳥が飛び立つ頃 夜明けの赤い空へ昇る


限りなく自由に近い不自由へと向かってる未来

選ぶことを諦めたらもう引き返せない

あの鐘の音に耳を澄まして


あらがうほど締め付けられ

求めるほど奪われてしまう

誰もが許しあう世界

なんて綺麗事かもしれない

それでもまだ


走り出すその理由がたとえどんなにくだらなくても

熱く速く響く鼓動

嘘偽りのない躍動だけ信じてる

ほら あの鐘の音に耳を澄まして」

•*¨*•.¸¸♬︎

綺麗なハーモニー


(坂本真綾 躍動 歌詞 Lyric.netより引用)


その後も無事に卒業式を終わり、直ぐに元帥から呼び出された血屍、またも100km近くを走破したあとどこに配属かを聞いている、しかしここでタダで変わると言わないのがこの世界である


元帥「という事で、お前には呉鎮守府に着任して貰いたい」


血屍「俺は別に指揮能力に長けている訳では無いのですが」


元帥「最近呉鎮守府の指揮官が行方不明になったのは知っているな?」


血屍「えぇまあ、大きな報せでしたから、学友も騒然としていましたしなぜその話を、、あぁなるほど」


元帥「そういう事だ、呉の提督は“艦娘によって殺された”」


血屍「えぇとそれはあれですか?ブラック鎮守府だった的な」


元帥「そういう事だ、最近分かった事だがな、艦娘酷使に資金横領、虐待や国八解体機無断使用、虚偽報告、賄賂、、、etc」


国八解体機…今の解体機は艦娘の艦の部分を取り除くだけだがこれは入れられた瞬間に拷問のような痛みに会いながら惨い死に方をする解体機である、本来これは処刑用に使われ、その時も大本営に勤務する大将以上の階級の半分以上の賛同が得られないと使用できない


血屍「何でそんなもんほっといたんですか、失望されますよ?」


元帥「分かっておる、だからあの様な表向きの情報だけを公開したのだ」


血屍「成程、後任の提督を送っても散々な結果で戻ってくると、だから人ならざる力を持っている俺に行けと、そういう事ですね?」


元帥「うむ、そういう事だが、もう少しオブラートに包んでくれないかな...」


血屍「知らぬ存ぜぬです元帥殿、ペーペーに任せるようなところではありませんよ...」


元帥「だがお前にしか頼めんのだ、頼む!」


血屍「いいですけどこちらの要望には答えてくださいよ?それくらいじゃないと割に会いません、」


元帥「あぁ、要望は叶えるから頼んだぞ」


血屍「は!」(`・ω・´)ゞ!!


元帥「あ、あとあいつらはお前につけることにしたから、よろしく」


血屍「....はい…」


血屍(、嫌な予感しかしない)




「あ!軍服のデザインこれにして!」ピラッ


「……分かった、そう言っておく」


そんな時、件の呉では



??「次の提督が来るそうだ」


??「へぇ、それはそれは、楽しみじゃん?」


??「どうせまた………こき使われるだけ」




何やら不穏な空気でありました



数日後、無事軍服が出来上がり、それを着た時に姉妹は卒倒、そして回復し終わった後、移動(ダッシュ)が終わり着きました


血屍「いやまぁね?聞いてたよ、荒れてるって、ここの艦娘がやらかしたってさ?でもさ」



バイオ並に封鎖されている門


血屍「ここまでとは聞いてないじゃん!!!!」

_| ̄|○ il||li


大和「これは酷いですね」(;´∀`)


北上「これは噂以上だよ」....( •´д•` )


矢矧「こんな事になってるんですか、今時のかの最強と謳われていた鎮守府は」(´・д・`)ウワァ


皐月「時の流れは無情であり無常なんだね」(´Д` )


島風「コ☆レ☆ハ☆ヒッ☆ド☆ー☆イ」


血屍「はぁ、まぁ頑張るか、て言ってもこれ勝手に入るしかなくない?」


島風「いいのかな...」


大和「私たちの大切な鎮守府をこんなことにしている奴らにかける慈悲などありません」


北上「そんじゃレッツゴー」∠( ˙-˙ )/


血屍「はいどーん」門ケリ


門<ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"

ドガーン!


皐月「蹴りすぎだよお兄ちゃん、これじゃヘイトをかっちゃう」


血屍「最初から舐められても困るんでな」スタスタ


姉妹「提督(お兄ちゃん)が着任しました、これより艦隊の指揮を行います!」


血屍「...なにしてんの?」


矢矧「前々から決めていたんですよ」


島風「お兄ちゃんが着任したら皆で言おうってね!」


血屍「そりゃ嬉しいな!、僕も頑張んないとね」


??「仲良く家族ごっこがしたいんなら帰んな!」


血屍「そういう君はだ〜れ?」


??「そんなもんお前に教えるわけねぇだろ!」


大和「血屍は艦娘は誰が誰が見分けがつきますか?」


血屍「ん?つくよ多分」


北上「ならあれは?」


??「おいあれって言うな!」


血屍「あの紫っぽいというか紫の髪に、なんか頭についてるやつと特徴的な眼帯、これらが合わさるのは、、、、、、、」


皐月「合わさるのは?」


血屍「誰だったっけ....」(~_~;)


??「おい!」


血屍「ごめん、ほんとにごめんなさい、今思い出してるからちょっと待って」


??「......フフフ、俺のことが怖いか?」


血屍「あ!そのセリフは!フフ怖の天龍!」


北上「覚え方の癖〜」


??→天龍


天龍「うるせぇ!てかなんだよフフ怖のって!どういう事だ!」


血屍「そんで何?どうせ殺しに来たんでしょ?、そんで僕が負けたら「ふ、こんなもんかよ、もっと骨のあるやつを連れて来いよな」とか言ってカッコつけるんだろ!、そうはさせない!」スラ、チャキ


大和「なんでそんなに予測出来るんですか」


皐月「情緒凄いことになってるね」


天龍「ふん、よくわかってるじゃねえか、(スラ)さあ、楽しませてくれよ?」


血屍「....」ピリッ


天龍「...(おいおい、さっきまでの巫山戯た空気はどこへ行った?)」ピリッ


血屍「...」ビリビリビリ!!!


天龍「...」ビリビリビリ


島風「...」スッ...ドオン!


バッ!...ガキィン!


威圧をし合い互いの剣気がぶつかる、そこは達人の域に達しており1歩も動かない、普通の艦娘であれば腰が抜けていたであろうがそこはトップ達、落ち着いて開始の合図を放つ、するとそこには2人の姿はなく、刹那少し天龍寄りの地点に2人が剣を交差させている光景が目に入った


キリキリキリ


血屍「あれ?思ったより反応された」キキキキ


天龍「はっ!そうかよ!」ガキィン!


速さには自信があり大体の勝負は初手で済ましてきたが天龍はそれに合わせ受け止める、鍔迫り合いの後弾き飛ばされるがそこは血屍、きちんと受身を取り元の姿勢に戻る


天龍(なんだあいつ...最大限警戒していたのに飛び出しが遅れた...初手なら勝てる相手はいないと思っていたのに!)ガキィン!...スカッ「は?」


血屍「仕合中に考え事か...余裕だね」ブンッ


天龍「あぶね!」シャガミ


天龍側も予想外の行動をされ、少し考えてしまった、視線は全くブレておらず、警戒もといていなかったが、血屍はその一瞬、刹那にも満たない時間で発生した天龍の意識が逸れた時間で天龍の刀を受け流し背後に周り横薙ぎをするが天龍はしゃがむ事で回避する、しかし


血屍「それは悪手じゃろアリンコ」チャキ


天龍「...なんで殺さねぇ?」


血屍「殺したら今の状態でも印象悪いのにもっと悪くなる」


天龍「そんな理由か?」


血屍「嘘これから俺が大切にするものを壊したりしたくない」


天龍「...そうかよ...なら俺の負けだ」刀置き


振り抜きを途中で止め、刃を逆にして天龍の首元に添える、逃げようが無くなった天龍は刀を置くことで戦闘の意思がないことを示し、そこで仕合は終わった


血屍「ほんで?なんでこんなことをしたの?」


天龍「新しい提督つったってどんなやつか分からなかったからな、品定めの為にな、あれでやばいと思ったやつに俺らの駆逐艦を任せたくはねぇよ」


血屍「成程、だったら俺はどうだ?」


天龍「大丈夫なんじゃねえの?」


改めて天龍に目的を聞く、品定めと言われそれ程までにここは衰弱し、人間(提督)に対する信頼が消えかかっていることに悲しみを覚えるが血屍は提督としてあくまで1艦娘に認められたようだった


血屍「そか、ありがとな」


天龍「てかお前さ、その軍服はどうしたんだ?見た事ねぇ形だが」


姉妹「...」ズッ


認められたことに素直に感謝するもやはり気になるものは気になるようで、特殊な形をした軍服のことを指摘する、その瞬間姉妹全員からとてつもない殺気が放たれかける


血屍「(姉妹制し)あぁ...特注品だよ、ボタンをファスナーにして目元まで生地を伸ばして作って貰ったタートルネックみたいな感じにしてさ」


天龍「!!(ゾクッ)...そ、そのファスナーとかタートルネックとかはどういう事だ?」


血屍「?質問の意図がわかんないけど」


殺気を察知した瞬間さっきを収めるように左手を地面と水平にあげて制止する、そして質問に詳細を答える、しかしギリギリ制止が間に合わなかったようで天龍の体が強ばってしまう、それでも頑張って自身が思ったことを質問する、しかしその質問は常識人である血屍達にとって驚愕の理由だった


天龍「どういうものなんだ?それは」


姉妹「!!」

血屍「....まじか」



天龍「...そんなに取り乱すのか?、まぁ案内するよ、ここに居座ってても面倒臭いし、所でさお前って妖精は見える?」スタスタ


血屍「見えすぎたため、今まで無視してました」スタスタ


天龍「は?」スタスタ


血屍「いやほんとに、無視してもちょっかいかけてくるんです、今もほらここのポケットに」スタスタ


姉妹達は姉妹で喋っています


妖精「よっす」ヒョコ


天龍「うわマジだ」スタスタ


血屍「あと、今天龍の肩の上と頭の上に沢山」スタスタ


天龍「なんか重いと思ったらそういう事か」スタスタ


血屍「まぁ優しい人に沢山つくってそれいちばん言われてるから」スタスタ


天龍「ならお前は優しくねぇじゃん」スタスタ


血屍「いや、この中に入ってもらってる」スタスタ


天龍「この中って?」スタスタ


血屍「いや、この(ブゥン)ゲートの中、入ってみなよ」


天龍「じゃあ、ちょいと失礼して(ブゥン)....なんじゃこりゃ!」


そこには無数の妖精さんがいた、そこに世界中の妖精さんがいると言われても不思議ではなかった


天龍「おい!これはどういうことだ!」


血屍「いや、やたらめったらにちょっかいかけてくるんでこん中に入ってもらったんです、ちゃんと娯楽はありますし勝手に出てくることもできますから、不自由はしてないと思いますよ?」


天龍「いやそういうレベルじゃなかったけど...」


血屍「まぁまぁ...ね?」


天龍「...はぁ、そんじゃここが執務室だ、お前なら大丈夫だろうが一応いてやる」


血屍「とても助かる」


天龍「そうかよ」


??「何をしているのかしら〜」


血屍「そちらの見目麗しいお方は?」


??「あら、お世辞を使えるのね?」


天龍「おう龍田、どうしたんだ?」


??→龍田


龍田「いえ?別に用なんかじゃないわ〜」


血屍「あぁ、自分の姉が俺に怪我させられてないか、的な感じ?」


天龍「...えぇ」


龍田「ん〜、当たらずとも遠からずね」


血屍「じゃあこっちだな、自分の姉が勝手に飛び出した挙句良くわからない次の提督を執務室まで連れてきていることに若干の怒りを覚えていると」


天龍「.....」


龍田「あら、正解」


血屍「まぁいいじゃん、さ、入ろ入ろ」ガチャ


ガコンガコンガコン


血界<プロテクト>


??1「てぇ!」


ドドドドドオォォォン!


??2「やったか!」


血屍「うふふふ、ハハハハハHAHAHAHAHA!」


??2「ッ!」


血屍「あぁいや、済まないね、まぁこれといって弁明する訳でもないけどさ」


姉妹達「......」ズズズ(ハイライトoff)


血屍「お〜っとステイステイ」


天龍「フフフ....怖い...」ガクガク


龍田「....」ガクガク


??1「なぜ傷1つ付いていない!」


??3「あれ?私達確かに捉えましたよネ?」


血屍「あぁ、捉えてたよ?当たってないけど」


天龍「おいおい、当たってたらワンチャン俺も死んでたぞ?長門、金剛、鈴谷」


??1-2-3→長門 鈴谷 金剛


長門「おまえは艦娘なのだからいいだろう」


天龍「龍田〜、どう思うー」


龍田「天龍ちゃんなら大丈夫よ、だって強いんでしょ?」


血屍「まぁ、剣気は凄かったな」


※天龍達はここで危険を感じた血屍が戻らせました


金剛「そういえばあなた達は何者デスカ」


大和「どうも、血屍の姉の大和です」ペコ


北上「同じく姉の北上だよ〜」フリフリ


矢矧「同じく姉の矢矧です」ペコ


皐月「私は血屍の妹の皐月だよ」ヤァ


島風「同じく妹の島風です!」ヨッ


鈴谷「じゃあ聞くけどさ、こいつはどんな奴なの?」


大和「こいつ、とは?」


鈴谷「決まってんじゃん、そこの提督」ユビサシ


血屍「あんまり刺激しない方がいいよ...」アセアセ


鈴谷「あんたには聞いてないし」キッ


血屍「....俺もうしーらない」(´-ε-`)


大和「こいつ、血屍が、こいつ?ハハッ面白いことを言いますねあなた」


鈴谷「何が面白いの?それより質問に答えてよ」


長門「す、鈴谷」ガクガク


鈴谷「なに?」


金剛「や、やめといた方が」ガクガク


鈴谷「え、何2人ともビビってんの?」


血屍(あぁ、空はあんなにも青いのに)トオイメ


北上「ハハッ、いやさ、この前はまだ分かってたんだよ、血屍ならするだろ〜な〜ってさ、でもさ今回はナチュラルに血屍侮辱したよね君」ゴゴゴゴゴ


鈴谷「」


大和「さぁ、私達の前で血屍を侮辱したのですから、それ相応の覚悟は出来ていますよね?」ガコン


皐月「これからあなたを訴えます!理由はお分かりですね、血屍侮辱罪、殺人未遂等です!刑務所にぶち込まれる覚悟をしておいて下さい、いいですね!」スッ


島風「魚雷の準備はOKだよ!過去最高速度でぶち込んであげるね?」ギュイーン


矢矧「覚悟してきてる、、人ですよね」ガコン


鈴谷「ねぇ、これどうすればいいの?」


血屍「...はぁ...鈴谷」


鈴谷「何」ガクガク


血屍「貸しとは思うなよ」スッ


鈴谷「...え?」


大和「全主砲、徹甲弾!斉射!」ドオン!


北上「ホッ」バシュ


矢矧「てぇ!」ドオン!


皐月「てぇ!」ドオン!


島風「61cm5連装魚雷(バッ)、行っちゃって!」バシュ


超至近距離(地上で発射された魚雷が被弾する距離(頭おかしい))で発射される、1発1発が大破レベルの攻撃をまえに動くことができない鈴谷の前に血屍が割り込む


鈴谷「何してんの!死んじゃうよ!」


血屍「憎い提督に対して使う言葉じゃねえな、(ハハッ)まぁでも安心してくれや(ジイ〜)血界<プロテクト>強度最大」ブワッ


ドドドドドオォォォン!


長門「鈴谷!」


金剛「鈴谷!」


血屍「だからやめとけって言ったんだ」ジイ〜


鈴谷「分かったからちょっと///やめて(小声)」


血屍「あぁごめん(パッ)「あっ⋯⋯」お前達もさ、俺が居るのにそんな火力放つな、全力でやったろ」


姉妹達「ごめんなさい.....」(絶対鈴谷堕ちたな)


血屍「プロテクトにヒビ入れるってどんだけだよ...(クイッ)...何鈴谷」


鈴谷「もう1回素顔見せて」上目遣い


血屍「....後でな、皆と打ち解けた後で俺が見せてもいいと判断した後見せる」


鈴谷「じゃあ、頑張れば見せてもらえるの?」


血屍「まあ〜、そういう事になるのかな?」


鈴谷「OK任せて!」フンス


血屍「そんで?長門に金剛、お前らから見て俺はどうだった?」


長門「信用に足る人物ではあると思う」


金剛「ていうかその姉妹からの愛され方を見たら悪い人なんて思わないデス」


血屍「まぁ、ありがとな」ポンポン


長門「おぉ...これはいいものだな」


金剛「......」


血屍「金剛どうした?気に入らなかった?」


金剛「.........ブ」


血屍「...ん?」


金剛「バーニングラアァァァァブ!」ダキッ!


血屍「え!?」ドカァン!


大和「あ!血屍」


矢矧「壁に、埋まった...!?」


血屍「金剛、気持ちは嬉しいけど落ち着いて」


金剛「ン〜!!!」スリスリスリ


血屍「金剛〜?」


鈴谷「あ!ずるい私も!」バッ


血屍「……えぇ」


鈴谷「ん〜!」スリスリスリ


長門「済まない提督、今剥がす」タタタ


血屍「気を付けろよ、じゃないと」


長門「(ガッ )あッ...」ドサッ、ボフ


血屍「こうなるからさ」


長門(あ、提督いい匂い)ス〜ハ〜


血屍「ほらこうなる、大和〜」


大和「はい、お任せ下さい!」ボコゥ


血屍「あぁ助かったよ、ありがとう」ナデナデ


大和「いいんですよ」(*´艸`)


血屍「それで?誰が案内してくれるの?」


鈴谷「あ、私が案内するよ」


金剛「は?何言ってるデース?私が案内するんですヨ?」


長門「じゃあ提督の姉妹達は私が案内するが、良いか?」


血屍「俺はいいけどさ、寮の環境はいいのか?」


長門「....」


血屍「...だろうな、妖精さーん」


妖精ワラワラ


妖精「オイ〜ッス」


妖精「血屍さんに向かってなんだその口は!」


妖精「処す?こいつ処す?」


妖精「殺りましょう」


妖精「いや、やめてよ」


血屍「はいストップ、この鎮守府の整備を頼みたいんだけど、できる?」


妖精「いいですけど、ノルマとかあります?」


血屍「ノルマも何も無いよ、頑張った分報酬は出るし」


妖精「聞いたか野郎ども!こうなったら手抜きなど許さん!蹂躙しろー!」


妖精達「おー!」


ワラワラワラ


血屍「じゃあさ、大和姉達を案内する前に教えてよ何があったの?、こんだけ大きな音立てても誰一人来ないし、気配すらない、何が起きてるの?」


大和「たしかに不自然ですね、何故です?」


血屍「なぁ、まさかとは思うけどさ、沈んだ?」


矢矧「!!」


北上「それは1番最悪だよ」


長門「いや、それは無い生きてはいる」


血屍「...生きてはいる、ねぇ...」


金剛「....今使える施設は分かりますか?」


皐月「え?そりゃ普通だったら食堂、ドック、工廠に入渠施設とかじゃないの?」


鈴谷「入渠施設は提督のせいで壊されて、食堂は間宮さんの作るものが制限され、工廠も明石さんや夕張ちゃんも酷使されて精神病んじゃってるから...」


血屍「憲兵は?」


長門「いるにはいるが」


血屍「あぁ、元提督とグルになって情欲に身を任せていたと」


金剛「....はい、そういう事です」


血屍「そいつらは今どこに?」


長門「まだ憲兵の寮舎にいると思うが」


血屍「ほかの艦娘たちは?」


長門「それぞれの部屋にいると思う」


血屍「...大和、てかお前ら」


大和「どうしましたか?」


血屍「急遽艦娘を全員食堂に集めろ、そんで点呼を取れ、欠員がいたら俺が助けに行く」


北上「血屍は?」


血屍「いや?どうやって憲兵達を殺そうかなって」


島風「お兄ちゃん?」


血屍「ん?あぁ、じゃあお願いね俺行ってくるわ」タタタ バタン 「胃を引きずり出すのもいいな、いや?喉に手ぇ突っ込んで内蔵引きずり出すのもいいな〜!フフフフ、、HAHAHAHAHAHA!」( ゚ϖ ゚)ハァーハッハッハッハハッハッハッハ!!


艦娘サイド


大和「それでは行きましょうか」


長門「...はい」ガクガク


鈴谷「提督って何時もああなの?」ガクガク


皐月「いつもって言うか、未知のものにあった時か切れた時ぐらいじゃないかな?普通だったら苦しまないように殺すんだけどさ、なんか分かんないけど凄い嗜虐心を煽られるんじゃない?その対象にさ」


金剛「怒らせなければいいデースカ?」


島風「お兄ちゃんは艦娘とかにはあまり怒らないよ?」


鈴谷「...ひとまずは指示に従おうよ」


長門「そうだな、ではこちらについて来てくれ」


血屍サイド


血屍「憲兵の寮舎どこか聞くの忘れたわ、そういや妖精さん大丈夫かな」タタタ


妖精「おーい」


血屍「あぁ!おかえり」


妖精「なんかきな臭い匂いしたからそこだけせずに帰ってきたんだけど大丈夫?」


血屍「万事OK、そこ何処?」


妖精「案内するよ、こっち」ピュー


血屍「よっしゃ♪」タタタ


数分後


血屍「ここ?艦娘の寮舎と近いな〜」ヒソヒソ


妖精「じゃあお願いね〜、僕は他にするところを探してくるよ」ヒソヒソ


血屍「よろしく!」ヒソヒソ



■■■■ ロックコード■■□□解除


港湾棲姫

集積地棲姫

ネ級flagship→ネ級

タ級flagship→タ級

レ級(elite)


血屍「さぁ、これが最初のパーティーだ、存分に楽しめ〜!」


港湾棲姫「なぜ、バーサーカー状態になってるの?」


血屍「これからこの中の憲兵共を駆逐する、最初の砲撃後の行動は各自に任せる、一通り終わったらここに戻ってこい!」


ネ級「了解」


集積地棲姫「最初の砲撃とは?」


血屍「それはな、さぁみんなこの寮舎に狙いを定めろ、出し惜しみは許さん、照準合わせー!」


ガコンガコンガコン


血屍「まだだ、まだ待て」ニィィイ!


ダダダダダ


憲兵「貴様ら!何者だ!っな!しn「てぇ!」」


ドドドドドオォォォン!


寮舎 ドガアァァァァァン!


血屍「アヒャヒャヒャ!さぁ皆の者、いけぇー!殺せ!血の雨を振らせろ!」


レ級「なんか気持ち悪くね?お前」タタタ


血屍「あぁ、じゃあ普通に行くわ」スンッ( ˙꒳​˙ )


ネ級「スンってなるなスンッてw」


集積地棲姫「聞いてはいたが面白いやつだな」


血屍「ささ!殺ろう殺ろう」


そこからの寮舎の中は悲惨なものだった、中にいるのは真っ赤に染った軍服を来ている夜叉、それに付き従い残虐に殺す深海棲艦、内蔵を引きずり出し切り取ったあとケツの穴からぶち込んだり四肢を切り裂いたあとそれを食わせて殺したり、当事者達がやりたい様にやりまくった、1名女の憲兵がいて、そいつがやってきたことを聞くと


『私は何もしていない!ほんとに!むしろ私はそのゴミ達の鬱憤のはけ口にされていただけ!信じてよ!お願いだから!』


と涙ぐみながら熱弁していたので許してあげた、そんなとても優しい血屍達であった。

因みに血屍が自身に決めていることは


〔先に悪いことをやったなら謝れ、そして被害者はそれを相手が出来ないなら殺せ、しかしそれは態度によって変更しろ、しらばっくれて、逆ギレするなら殺せ、苦々しくも謝らないなら理由を聞け、何も言わずに悲しそうにしているならこちらが謝れ〕

てな感じッス


血屍「さ、収穫もあったし帰ろっか、「(カチャ)動くな」...な〜んで生きてんの??」テヲアゲ


集積地棲姫「私達はどうすればいい?」


血屍「動かんといて、そのぶん危険が増すからさ」


憲兵「は、よく分かってるじゃないか」


血屍「なんでこんなことするの!あなたはそんな人じゃなかったはずよ!正気に戻って!」クル、バチーン!


憲兵「ごへぇ!」バタン


血屍「ふぅ!よし!帰ろう」


レ級「こいつはどうすんだ?」


血屍「ん?テキトーに打っといていいよ」


ネ級「了解」ドォン!


血屍「よし!じゃあ戻って」


港湾棲姫「どうやれば?」


血屍「ここに集まって」


集積地棲姫「、、これでいいの?」


血屍「そそ、■■■■」ズズズ


レ級「毎回というか2回目くらいだけどさ、もうちょいましな方法ないわけ?」


血屍「あるにはあるけど負担が凄いの、じゃあね」


港湾棲姫「えぇ、また会う時まで」


チャプン


血屍「さて、戻りますかね」クイッ


??「あの、貴方は?」


血屍「...そういう君は誰だい」


??「あの、私は電なのです」


血屍「なのです?」


??→電


電「あ、ごめんなさい...変ですよね」


血屍「ん?いいのいいの可愛いなと思っただけさ、気にする事はないよ」ポンポン


電「は、はいなのです!」(´˘`*)


血屍「でもなんで電はここに?」


電「あの、大和さんから言われたのです」


血屍「他の重巡とかじゃなくて?」


電「はい、他の皆様は傷が癒えてないので、代わりに私がと」


血屍「...駆逐艦だから先頭に出されてなかったがために、そこまで損傷がなかった、他の巡洋艦とかは戦闘に駆り出されてたから損傷があり、伝言を頼めないため君が来た、それはわかるよ?けど他の陽炎型駆逐艦とかでもいいよね、そんな中で一際臆病な君がなんでここまで1人で来れたの?なんで選ばれたの?」


電「それは私が近くにいたからなのです」


血屍「....まぁいいか、なら行こう」トン


電「ぇ...」ドサッ


血屍「ごめんけど、にわかに信じきれないんだよな〜」スタスタ


??「探しましたよ!」


血屍「おぉ、矢矧か」


??→矢矧


矢矧「よくわかりましたね」


血屍「自分の姉なんだからこれぐらいわかるよ」


矢矧「あぁそう、それで?その子は、って電じゃない!なんで倒れてるの?」


血屍「あ、もしかして僕に伝言頼んだ?」


矢矧「えぇ、それで大和姉が電1人だと心配だからついて行ってあげてって」


血屍「あぁ...後で謝らなきゃだ」


矢矧「まぁ、疑心暗鬼だもんね、そんで性格も大体覚えてるってなればそうもなるわよ」


血屍「うん、なんかごめんな電」


大和「はぁ、はぁ矢矧さん早いですよって...あぁ〜、やっぱり!、も〜、なんであの時の私はこの子に任せたのかしら、臆病なのに真っ暗な中1人で、、ホントにも〜!」


血屍「落ち着けって、ね?」


大和「はい、あ、ほかのみんなは何とか集まってますよ、入渠も、ドックが治っていたのでローテーションで回しています」


血屍「ん、了解、じゃ、行こう」



い((キング・クリムゾン!



数分後



血屍「こんばんわ〜」ガラガラ


血屍(じゃあ電はここのベッドに、ヨシ!)


??「あなたは誰?」


血屍「そういう君は?」


??「私は暁よ」


血屍「暁ね分かった、俺は血屍って言うんだ」


??→暁


暁「あなたは何者なの?」


血屍「新しく来た提督だよ、あぁでも安心して欲しいのは俺は大和達の弟だから前任みたいな人じゃないよ」


暁「!!!…うぅ〜ほんとに?」


血屍「ほんとに、ごめんな?立場上こういうしかないんだ、許してくれ」ポンポン


暁「あ、もう子供扱いしないで!暁はレディ何だから!」


血屍「そうか、ならこっちの方がいいかな」チュッ


血屍は暁の手を取り、手の甲にキスをする、この時ファスナーは開けたが暗かったので素顔を見たものは(姉妹以外)いなかった


暁「え!?///...そ、そうよ!よくわかってるじゃない!」


※この時ファスナーの音を出さないよう極力注意をして開けました、しかしそのせいで姉妹立ちに感じ取られたため見られたんですね


血屍「どういたしまして、お嬢様」


この一部始終を見ていた艦娘たちは1度は疑ったものの心を許すことにした、もちろんほかの提督であれば上っ面だけだと見抜いて警戒は怠っていなかったが、鈴谷達も同じように血屍の行動は(艦娘に対しては)全て善意から来ることが容易に分かった為、皆一同に心を許すことに決めた


??「やぁ指揮官、一応聞くけど君はほんとに信じていいのかい?」


血屍「名前を教えて〜」(^_^;)


??「あぁすまない、僕の名前は響だよ、不死鳥の異名を持ってる」


血屍「響ね了解、それは僕には決め兼ねるから僕の姉妹たちに言ってくれないかな?ほら、あそこに北上がいるでしょ?」


響「あぁ、分かった、ならはい」スッ


血屍「この手は?」


響「連れていってくれると思ったんだが、違うのか?」( ´・ω・`)


血屍「わかった!分かったからその顔をしないで!」ニギッ


響「ふふっ、ありがとう」




血屍「なぁ北上姉」


北上「ん?どした?」


血屍「響が聞きたいことがあるらしいんだ」


北上「なんだい?この北上様に聞きたいことがあるのならドンときな」


響「指揮官の事をどう思っているのかを聞きに来たんだ」


北上「あ〜、そういう系?そうだね〜、一言で言うと大好き」


響「すまない質問が悪かった、指揮官は信用に足る人物なのかい?」


北上「それはもう、信じきって心酔してもいいよってレベルで信用できるね」


響「そ、そんなにかい」


北上「そそ、でも良かったね質問の相手が私で、他の子だったらイかれてたかもね、あぁでも血屍がいるから大丈夫か、まぁなんにせよ良かったね命拾いしたよ君は」


響「あ、あぁ、ありがとう」


北上「そんじゃあね、あ!そうだ血屍」


血屍「ん?」


北上(あの時ファスナー開けたよね?かっこよかったね〜、ふふふっ)ヒソヒソ


血屍(やっぱり君達には分かるんだね〜)ヒソヒソ


響「何を話しているんだい?」


血屍「ん?あぁなんでも?」


北上「血屍の素顔」


血屍「お〜い、お〜いお〜い」


響「!!、見せておくれよ、いいだろう?減るもんじゃないし」


血屍「...それはダメだ、すまないね」


響「そうか、なら余計な詮索は辞めておこう」


北上「あ〜あ、どうせなら開けた方がいいのに」


血屍「次、皆が集まった時、俺の顔が見たいって言うんなら、考えるかもね」

(開ける気ないけど)


北上(あ、これ開けないわ、なんかそんな気がする)


響「そうかい、なら楽しみにしておくよ」


血屍「あぁ、そうだね、楽しみにしておいてくれ」


島風「お兄ちゃん!」


血屍「なーにー」


島風「なんか1人足りないんだけど!」


血屍「誰?」


島風「なんか、武蔵って人」


血屍「なんかじゃないでしょなんかじゃ!、え?マジでどこにいるの?どこで消えた?出撃中か?」


皐月「なんか、北方海域らしいよ」


血屍「遠くね?、え?ここ呉だよね、めちゃ遠いんだけど」


皐月「ファイト!ここにいる中で1番早いのはお兄ちゃん何だからさ」


血屍「分かったよ!、行ってくる!」タタタ


皐月「行ってらっしゃ〜い」


長門「おい、大丈夫なのか?」


皐月「心配いらない、今この世界で1番強いのはお兄ちゃんだから」


長門「そうだといいが」


◆◆◆◆◆


血屍「はい、水辺に着きました、そんじゃ」


水上歩行 速力強化・強化倍率極


グッグッグイ〜ッ、スーーハーー


血屍「よし、妖精さん、サポートお願い」


妖精「了解!、目的、北方海域にいる武蔵、、ターゲット補足!方向北西北」


血屍「了解、」ギギギギギギ


妖精「方向よーし!速力■■■■ノット、アクセルタイム2マイクロ秒、」


血屍「了解」


妖精「これより補佐を離れる、それでは血屍さん、武運を」


血屍「妖精さん、補佐感謝する、あとは任せて!」


出力リミッター解除 スタートまであと5 4 3 2 1 


血屍「go((ストップ!、(ザザザザアアアアン!!!!)、、セーフ」


この時走行ラインは直線の弊害が起き、呉から出発した血屍は中国地方を縦断し、日本海を通って北海道を通り抜け到着する、その時起きた衝撃波によって本来は周辺地域に甚大な被害が出るが血屍は空気抵抗はもちろん、物理判定などを消していたため何も起きなかった


??「いや、限りなくアウトに近い被害が出ているが」


血屍「ああ、君が武蔵か、だがどうしたんだ?そんなびしょ濡れになって」


??→武蔵


武蔵「お前が止まった衝撃で津波みたいになって濡れたんだ!」


血屍「それはすまん」


武蔵「それよりなぜ水面に立てる」


血屍「人じゃないから」


武蔵「...はぁ、子供だましはよしてもらおう」


血屍「嘘じゃない(ジィ〜)ほら」


武蔵「(クルッ)な!そういう事か」


血屍「お、予想通りの反応が来て血屍君内心複雑」


武蔵「しかし、なかなかどうして、綺麗な顔じゃないか」


血屍「やっぱりそう返ってくるのね」


武蔵「それに、なんでここに来た?なにか秘策でもあるのか?」


血屍「前任が死に、俺が新しい指揮官になったことを伝えに、そんで助太刀にと」


武蔵「なるほどな、だがあの数相手にやる気か?」


血屍「こちらとて無策できた訳では無い、秘策ならあるさ」


武蔵「本当にあるんだろうな」


血屍「一々聞かないの、で?みんな思ってると思うけどなんで武蔵1人でここにいんの?」


武蔵「分からない、前任が言うには「お前の尊大な態度にムカついたから罰として行ってこい」て感じだったな」


血屍「あぁ、うん分かった、前任は武蔵1人にここを突破できると思ったのか、阿呆だな、ゲロみたいな匂いがぷんぷんするぜぇ!」


武蔵「それより私は帰っていいのか?」


血屍「今来たんでしょ?ならいいよ」


武蔵「お前はどうするつもりだ?」


血屍「交渉!、あっちのメンバーは?」


武蔵「見た感じだと、イ級elite、ヌ級elite、ヲ級flagship、ネ級flagship、あと何故か北方棲姫」


血屍「ほんとに何故って感じだな、じゃ、武蔵は気を付けてな」


武蔵「些か不安が残るのだが、まぁお前なら大丈夫か、何を交渉するのかは知らんが、まぁ頑張れ」


血屍「ん、ありがとね、そんじゃサイナラ」

(目標捕捉っと、距離1000m程度ね、了解)


バッ


武蔵「なんだあの移動速度は...まぁ、帰るとするか」





血屍「こ☆ん☆に☆ち☆は」ドン


北方棲姫「カエレ!」バッ


血屍「なるほど、語彙はその容姿と差はないと、ねぇ君」


ヲ級「何をしている!その方から離れろ!」


血屍「少し『静かに』、今この子と話してる」


ヲ級「!!」


北方棲姫「何を!」


血屍「ん?語彙の件は訂正しなきゃ、別に変わらないんだな他の人たちと」


北方棲姫「他の人って、まさか」


血屍「いや君が想像しているようなことはしてないです」


北方棲姫「なら何をした」


血屍「もうそればっかじゃん、他のこと聞きなよ」


イ級『すみませ〜ん、少し聞きたいことがあるのですが〜』


血屍「....お前テレパシー使えるのね、すごいな」


イ級『喋っても良いのですが、貴方には理解できないような音声になってしまうので、すみません...』


血屍「なるほどね、てかなんで君はそんなに敵意を持たずに話しかけれるの?」


イ級『いや、その水の入っている瓶から似たような気配を感じるので、別に敵対する必要性はないかと』


血屍「誰に会いたい?」


イ級『え?』


血屍「君が会いたい人に会わせてあげる、これを見つけたお返しだ」


イ級『私たちにそのような欲はございません』


血屍「そうかい、なら気が向いたら呉の鎮守府に来な、全員でね、大丈夫殺しはしない、君達の仲間に会わせてあげる、この瓶の仕組みもそこでね」


ネ級「そこにはどんな奴がいるんだ?」


血屍「そりゃ色んな人がいるよ?鬼・姫級何でもござれって感じ」


ネ級「なんだそれは...」


血屍「まぁ真相の程は次会った時にね、じゃあね」フッ


北方棲姫「何者だったんだろう」


ヲ級「少なくとも私達の尺度で測れるような存在ではありませんよ」





いきなり現れた挙句よく分からない提案をされ勝手にいなくなった1人の人間(?)に困惑していた北方棲姫達、その頃普通に帰宅中の血屍は予想外よ出会いをしていた






血屍「面白かったね.....そんで、何故ここに君がいる?シャルティア」


シャルティア「私とてわかりんせん」


血屍「そっか、少し話すかな?かつての友として」


シャルティア「よろしいのでありんすか?」


血屍「まぁいいでしょ、君が至高の御方の元に帰るまでの話し相手になってあげるさ、でも場所が悪いね、移動しよう」


シャルティア「いつものあれでお願いするでありんす」


血屍「はいはい、ではお嬢様お手をこちらに」


シャルティア「ふふっ、えぇお願いするでありんす」


血屍「はい、『ワープ』場所の指定は?」


シャルティア「あなたのオススメでお願いするでありんす」


血屍「それでは、スタバにでも行きますかね」


シャルティア「?、なんでありんすか?、そのスタバというものは」


血屍「そうですね、あなた達で言う所の、ティータイムをする所と言ったらよろしいでしょうか」


シャルティア「なるほど?」


血屍「あと、僕と二人きりの時はそんなふうに喋らなくても構わないのだけど?」


シャルティア「ならそうさせて貰うでありんす」


血屍「まぁ結局は喋りやすい方がいいか」


シャルティア「えぇ、それよりまだでありんすか?」


血屍「いえ、着いていますよ」


シャルティア「まさか、こんな下等生物の溜まり場に入れというでありんすか?」


血屍「なら結界でもさせて貰いますよ、内側がから見えず、外からも見えない不可視のやつ」


シャルティア「お願いするでありんす」




んで




シャルティア「あら美味し」


血屍「良かったです、それで?なぜこの世界に?」


シャルティア「私とてわかりんせん、ただ愚痴を聞いてくださる方がいればな〜と思ったぐらいでありんす」


血屍「その時他に思った事は?」


シャルティア「強いて言うなら、何故かその時アインズ様やペロロンチーノ様よりも血屍、貴方のことが真っ先に思いついたぐらいでありんす」


血屍「もしかしなくてもそれじゃないですか」


シャルティア「それにしては不可思議すぎるでありんす」


血屍「いや、ユグドラシルのサービス終了したと思ったらナザリック地下大墳墓のメンバー(至高の御方はアインズ様のみ)が全員異世界転移とかも当てはまるのですが?」


シャルティア「それもそうでありんすね」


血屍「はぁ...まぁゆっくりしていって下さい」


シャルティア「えぇ、それと、貴方前より口が裂けておりんせんか?」


血屍「やっぱり分かります?」


シャルティア「えぇ、普通にしている時の避けている部分が拡大しているでありんすね」


血屍「そうなんですよね、本当に裂けている部分は変わっていないんですけど」


シャルティア「私は好きでありんすよ?」


血屍「ありがとうございます」


シャルティア「その口調やめてくんなまし、貴方は唯一至高の御方と同等とナザリック地下大墳墓のメンバーに認められた人でありんすから」


血屍「アインズ様から認められるとは思わなかったけどね」


シャルティア「いいのでありんすよ、認められたのならそれを誇りに思うでありんす」


血屍「シャルティアには度々励まされるね」


シャルティア「いいえ、そんな畏まらなくてもいいでありんすよ」


血屍「ふふ.....でも嘘は良くないな」


シャルティア「嘘とは?」


血屍「きみ、本当は僕に逢いに来たでしょ」


シャルティア「...何故そう思うのでありんすか?」


血屍「ん?いやアインズ様に無理言ったんじゃないかなってさ、前僕が教えた異世界転移の魔法を認知していた君のことだ、さっきの言葉『アインズ様やペロロンチーノ様よりも血屍、貴方のことが真っ先に思いついた』ってのは本当じゃないのかな?だからこそ今すぐにでも会いたいと思ったんじゃないの?」


シャルティア「...相変わらずの観察眼でありんすね」


血屍「まぁ、たまたまだけどね、でも嬉しいものだよ、それにアインズ様の事だ、どっかから見てんじゃないのかな?」


シャルティア「それはわかりんせんが、嬉しく思ってくれたのなら良かったでありんす」


血屍「そろそろ時間のようだね」


シャルティア「そうでありんすね、それでは血屍さん、またあえる日まで待っているでありんす」


血屍「あぁ、シャルティアみんなによろしく伝えておいてね、そして」


ぼ く も す き で す よ


シャルティア「!、ほんとにずるいでありんすね...」




フワッ




血屍「さて、帰るかな」












ナザリック地下大墳墓


アインズ「帰ったか、シャルティア」


シャルティア「はい、血屍様も不自由なく暮らせている様でありんす」


アインズ「そうか、血屍は何か言っていたか」


シャルティア「みんなに宜しくとそう仰っていたでありんす」


アインズ「そうかわかった、下がって良いぞ」


シャルティア「失礼するでありんす」



ギイィィィ...バタン




アインズ(良かった、血屍は無事に暮らしているのか、でも今思い返すととても不思議な人だったな、初めてだったよ、守護者というか元NPCが自ら設定を書き換えて欲しいだなんて、言われるとは思わなかったし、キャラ自体から言われるとも思わなかった、まぁその事はいいか、でも血屍に異世界転移の魔法教えて貰っておいてよかった!なんか以前のシャルティア戦の雰囲気を出していたから焦ったよ〜、はぁ、また会いたいな〜ギルドの皆、そしてナザリック地下大墳墓のメンバー以外にあんなに信頼することが出来る唯一の人、血屍に)



その後メッセージにて血屍の言葉がナザリック地下大墳墓の全ての者に伝えられ、皆が喜んだという、血屍はそこにいた時、初めは敵対されていたものの、その容姿からアンデットとして認識され何故か受け入れられた、それでも血屍は誰かを贔屓にしたりすることなく全ての人と区別なく接していたので、皆好印象を持っていった、規律を守るものには賛同し、武士道を重んじるものにはそれ相応の態度で示し、君主に想いを寄せている者には応援し、メイドや執事の者には優しく接し、願いを叶えるよう努力をした各階層守護者にも好かれ、メイドにも好かれ、ナザリック地下大墳墓の全てに好かれた者は、いつしか消えて、多くの者を悲しませていたが、今回の件で、安心するものが多数だった





血屍「また会いたいな〜、すぐ会えるだろうけど、今は無理だね、あっちから来てもらわなきゃ対応できないや、さっ帰ろ帰ろ、怒られちゃうよ」



カットォ!





血屍「…………」


大和「随分と遅かったですね?お前は何をしていたのですか?」


血屍(お前になってる〜、あかん、ガチで怒ってるやつだ)


大和「それで?妹たちも心配していましたよ?、何か弁明は?他ならぬ弟のです、意見だけは聞いてあげましょう」


血屍「武蔵さんを救助しに行きました」


大和「それは知っています、それで?その後は?」


血屍「魔力が尽きたので頑張って泳いできました」


大和「ん?何故濡れてないのですが?」


血屍「いや、撥水の印をしているので」


大和「それは学服だけでは?」


血屍(なんでそれを知っているんだろう)

「いや、これにもつけました」


大和「ん?いつつけたのですか?私達は片時も離れずお前のことを見ているのに?本当はどういう事なのですか??」暗い瞳


血屍「すみません友達と会ってました」


大和「そうですか、ならそう言ってください」


血屍「はい、見栄はりました」


大和「はぁ、あなたがいない間に艦娘たちは何とか治りました、私達の紹介は明日にしましょう、それでいいですね」


血屍「ハイ、イロンアリマセン」


大和「よろしい、さ、皆さんの様子を見てきてください」


血屍「了解しました!」ズダダ!バタン



大和「はぁ、何故ああも自由奔放というか、マイペースというか、中々縛り付けることができませんね〜」


北上「もう諦めたら?そろそろ距離を離されるよ?」


大和「流石にそうなってきますかね?」


北上「そりゃあね、悪いけど血屍には自由に生きて欲しいんだよ、今までのことを考えたらさ」


大和「..そうですね」


大和とて血屍を自分だけのものにしたいと本気で思っている訳では無い、せいぜい近くにいればそれで良い程度であるがそれが全てである。

自分のせいで自身の愛しい人の自由を奪ってまで拘束をしたいなどと思う訳では無いそこは弁えている。北上からの指摘に頷き血屍との付き合い方を考えていこうと思い直した。







しかし先程の怒りは誰が見ても正しいだろう。艦娘の長である提督が艦娘を救出すること自体は素晴らしい事だがそれで死んでしまっては意味が無い、時間がかかれば最悪の可能性を考えてしまうものである。その点先程の説教は北上も正しいとは思っている




血屍「正論だから言い返せん...ああぁ、どっから行こ、取り敢えず駆逐艦からかな?」


??「そこで何をしているのですか?」


血屍「名前を聞かせてちょーだい」


??「不知火です新しい司令官は貴方ですか?」


??→不知火


血屍「それであってるよ、じゃあ不知火、1つお願い」


不知火「それは命令ですか?」


血屍「うん命令」


不知火「分かりました、なんでしょう」


血屍「俺の事は名前で読んで、血屍って名前だから」


不知火「分かりました、では血屍さん、一つ言いたいことが」


血屍「ん?」


ぺこり


不知火「この度は死にかけの私たちを助けて下さりありがとうございました」


血屍「いいのいいの、それこそ君達にも俺はお礼を言いたいね」


不知火「何故です?」


血屍「ここに来た時の状況で君達には悪いけど死んでんじゃないかな?って思ったんだ、そんな中頑張って生きていた、もう人間は信じきれてはいないだろう、しかしそれでも君たちは最後の希望に賭けたんだろう?、そこに俺たちが来たんだ、俺はその勇気に感謝をしているよ....多分言ってること支離滅裂だろうけど」


不知火「最後が無ければ良かったのですが」


血屍「あそう?ならいいや」


不知火「所で、脱線していたのですが何をしているのですか?」


血屍「具合はどうかなって、何かごめんな?」


不知火「何故血屍さんが謝るのですか?」


血屍「ん?だって君達が嫌な思いをした提督だよ?そんな奴に疲れが癒えている時に来て欲しくないでしょ」


不知火「いえ、昼間のあの時を目撃した艦娘の中に青葉さんが居たので」


血屍「あぁ、新聞で広まったと...マイナスの印象が」


不知火「違いますよなんでそうなるんですか」


血屍「じゃあ案内頼める?」


不知火「分かりました、ではこちらに」


ギリリ..パシュ、パシュ


血屍「ん?」グサッ(ブチッ)


不知火「!!血屍さん!」

(ブチッ?何の音?)


血屍「ん?大丈夫ッ(バキッ)、まさかの2本」


不知火「でも、頬を貫通しているじゃないですか!」


血屍「後で治しゃいい」ズボッ


不知火「ですが!」


血屍「その前に犯人さんを見つけなきゃでしょ」


不知火「....はい」


血屍「これ矢だよね、て事は空母か」


不知火「それだけではなんとも、個人(艦)名が分かりません」


血屍「大丈夫だよ、このまま駆逐艦達の元に向かおう」


不知火「成程、誘き出すわけですね」

(何故1滴も血が出ないのでしょう)


血屍「それじゃレッツゴー!」

(なんかピリピリする、後服の替えが必要になって来たな)





??「何故、、、、死なないの?どちらも比叡の隠れて作ったカレーを塗っていたのに」






血屍「最初はどこに行くの?」


不知火「それは貴方が選んで下さい」


血屍「、島風たちはどんな感じで分けた?」


不知火「島風は天津風と一緒ですが」


血屍「それぞれの姉妹たちのところに行ったのね?」


不知火「そうですね、島風たちは厳密には姉妹ではありませんが」


血屍「分かぁってる」


不知火「では何処に行きますか?」


血屍「そんじゃ、暁型んとこに行くか」


不知火「分かりました、こちらです」





コンコン


??「は〜い、(ガチャ)どなたですか?、ってえぇ!提督」


不知火「(ヌイッ)私もいます」


血屍「後血屍って呼んでくれて構わないよ、てかそうして欲しい」


電「あれ?提督さん、どうしたのです?」ヒョコッ


血屍「あ」


電「?」


スッ


3人「へ?ちよ!」


血屍「先程は申し訳ございませんでした」ドゲザ


電「い、いや!気にしていないのです!だから頭を上げて欲しいのです!」


血屍「(スクッ)いやほんとごめん」


響「さっきからどうしたんだい?って指揮官か、どうしたのかな?」


血屍「具合はどうかなって、視察にね、後血屍でいいよ」


響「そうか、ならゆっくりしていくといい」


血屍「あぁ、ありがとうね、それでそこの子は?」


??「わたしは雷、も〜っと頼っていいのよ!」


??→雷


血屍「よろしく雷、で?今の部屋はどうだい?」


響「あぁ、大分良くなったよ、ありがとう」


暁「(トテトテ)あ!司r「血屍さんだよ」血屍さん!どうしたのこんな所に」


響「視察らしいよ」


電「不知火さんはこれからどうするのです?」


不知火「どうせですから血屍さんについて行こうと思います」


血屍「お?ありがと」


響「所で気になってたんだけどさ」


血屍「うん」


響「その襟首の穴は何?なにか貫通していないかい?」


血屍「誰かから矢を打たれたからこうなった」


雷「なら傷口を塞がなきゃ!救急箱取ってくるわ!」


血屍「いいよいいよ、大丈夫」


雷「駄目!「!!」傷口にバイ菌が入ったら大変なことになるんだから!」


血屍「...はぁ...じゃあついて行くからそこでして」


雷「分かったわ、こっちよ」


トテトテ




暁「不知火さん」


不知火「はい、どうしました?」


響「雷は気付いて内容だけどさ、矢で穴が空いたんだよね」


不知火「はい」


電「なら何で」


3人「「「血の跡が無いのです?(の?)」」」


不知火「分かりません、しかし何故かその時なにか紐のようなものがちぎれた様な音がしました」


キャー!キレイ! アモウナンデシメチャウノ!

ナンデオオゴエダスンダヨ!キヅカレタラドウスル!


響「雷の声だね、血屍さんの声も聞こえた」


不知火「何やら気になることが聞こえたような」


電「見に行ってみるのです」


暁「そうと決まればレッツゴー!」


ドタドタドタ


暁「何をしているの?」


血屍「雷が俺のファスナー勝手に開けやがったから」


雷「仕方ないじゃないの!貴方なかなか開けないんだもの」


血屍「いや、しゃあないやん」


電「あの、大丈夫ですか?」


血屍「大丈夫だ、問題ない」


雷「後なんとなくだけどわかったわよ、その犯人」


血屍「何処で〜?」


雷「刺さったのよね?そしたら綺麗すぎるわ、後これは私たちしか知らないことだけど、最近空母の1人が前任を殺す為に比叡さんにカレーを作らせていたそうよ」


血屍「マジモンの殺人カレーじゃん...で?誰が作ってたん?」


雷「加賀さんよ、一航戦のね」


電「知っていたのです?」


不知火「いいえ、知りませんでした、外には出るなと言われていたので」


響「あぁそうか雷は良く世話人として使われていたね」


血屍「響?」ズゥ


響「ヒッ!」


血屍「仲間に対して使われたは感心しないな」ズズ


響「ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガクガク


血屍「分かってくれたらいいんだ(フッ)、こちらにおいで」テヲヒロゲ


響「...」ビクビク


血屍「大丈夫、何もしないよ」


響「...」テクテク


血屍「よっ(ギュ)ごめんね、ただ仲間は大切にしないといけない、艦娘は道具じゃないんだ、前任のような考えは捨ててくれないかな?君たちも嫌でしょう?自分の仲間をそう呼ぶなら自分もそうだと言うことにほかならないからさ、少し威圧してしまったねごめんね(ナデナデ)」


響「うぅ」


暁「響、大丈夫?」


電「なんだかさっきの血屍さん、怖かったのです」


雷「笑顔だったのは顔だけだったわね」


不知火「対象ではなかった私達でも腰が抜けるかと思ったのに、その殺気をもろに受けてしまった響さんはそうなってしまうでしょう」


響「うぅ、、怖かった...」


血屍「ごめんね、何回も言うけどさ、君達は仲間であり家族なんだ、だからそんなふうにいうのは許しがたかっただけさ、悪かったね(ナデナデ)」


響「わかった、ごめんなさい」


血屍「うん、よろしい」


雷「それで?この後はどこに行くの?」


血屍「なんかさ、パーティ開きたくなった」


不知火「急すぎません?」


血屍「思い立ったが吉日!さぁやるぞ!」ズダダダ


電「行ってしまったのです」


響「хорошо」


雷「あら?久しぶりに聞くわね」


響「少し、好きになったよ血屍さんの事を」


不知火「そうなんですね」




ピーンポーンパーンポーン


『あーあー、聞こえてる?』キコエテイマスヨ!

『ならいいや、え〜、これからパーティを開きます、時間は1500、私達はこれから準備を開始します、手伝いたいものはいつでも参加可能です』


ピーンポーンパーンポーン


ピーン⤴︎︎︎⤴︎︎ポーン⤵︎ ︎パーン⤴︎ ⤴︎⤴︎ポーン↓


『あと、俺を呼ぶ時は血屍でいいから!、そして先程俺を打った人も食堂に来るように、来なければそれ相応の罰が下りますので、では』


ピーンポーンパーンポーン


??「、仕方ありませんね」






大和「血屍?」ガシッ


血屍「は、はい」


矢矧「打たれた?何で?」


血屍「襟んとこにあながあいてるでしょ?それだよ」


島風「ほんとだ殺さなきゃ」


血屍「やめて、信頼が無くなっちゃうから」


島風「分かったよ」


血屍「さ!GOGO!」


不知火「私はどうすれば」


血屍「自由にしていいよ?このまま着いて行ってもいいし、部屋に戻ってもいいし」


不知火「では、1度部屋に帰らせて頂きます」


血屍「ん、そんじゃ後でね」


不知火「はい、では失礼します」


バタン



大和「素顔は結局どうするのですか?」


血屍「なんか隠しきれなさそうだから明かすよ」


矢矧「もし嫌がられたら?」


血屍「その時は潔く、腹を切ります」


大和「武士か!」


矢矧「やめてよそれだけは...」


血屍「そういや島風は?」


島風「ここにいるよ!」


血屍「...何で天井板外してその中にいるの?」


島風「居心地がいいから!」


血屍「そうか、怪我しないようにな、俺たちは食堂にいるから」


島風「了解!」ガタン


血屍「さ、気を取り直して行きますか」











血屍「すみませ〜ん、間宮さんいますか?」


間宮「は〜い、あら血屍さん」


血屍「ん?本営の間宮さん?」


間宮「はい!久しぶりですね」ニコッ


血屍「はい、(ペコリ)これからもよろしくお願いします」ニコッ


??「間宮さ〜ん、これどうしますか?って...血屍さん!?」


血屍「久しぶり、伊良湖ちゃん」フリフリ


??→伊良湖


伊良湖「はい!久しぶりです!」


血屍「よし!じゃあやるk...」コツゼン


大和「え!血屍!?」


矢矧「そんな!あの日で最後かと思ったのに!」














バシュウ


血屍「ここ何処よ」


??「あの、あなたは?」


血屍「ん?僕?」


??「はい」


??「先輩、気を付けてください、いきなり襲ってくるかもしれません!」


血屍「...ずっと盾が喋ってんだけど、自己紹介して大丈夫?」


??「はい、お願いします」


血屍「あ〜、“なんかここに居た ”サーヴァント クラスSecret 血屍だ、んで?ここは何処?」

(なんかパって頭ん中浮かんだ言葉羅列しただけだけど良かったのかな、あ!穴が塞がれてる)


??「え?そんなクラスなどないはずよ!」


血屍「そんな事言われたって、分かんないし」


??「すみません、貴方はどこから来たのですか?」


血屍「鎮守府」


??「鎮守府って、海軍が昔使ってたって言うあの?」


血屍「そそ、あと御三方の名前を聞かせてちょーだいな」


??「これは失礼しました、私はマスターの専属サーヴァント、マシュ・キリエライトです」


??→マシュ・キリエライト→マシュ


??「どうも、この子のマスター、藤丸立香です、そしてこの人がオルガマリー・アニムスフィア所長です」


??「ふん!」プイッ


??→藤丸立香→立花

??→オルガマリー・アニムスフィア→オルガマリー


オルガマリー「どうも、得体の知れないサーヴァントさん」


血屍「これはこれはご丁寧に、あと御三方、少しコチラに」


立花「?」


血屍「そこにいると攻撃が当たりますよ?」


マシュ「マスター!危ない!」ガキィン


血屍「ナイス反射神経、よく止めたね」


立花「血屍さん、助けて下さい!」


血屍「ん、了解」パシッ


血屍は両腕を真っ直ぐ伸ばし、手のひらを合わせる、そして瞬きをして目を見開くと


血屍「『捻じ切れろ』」グッ


そう呟き右手を下に、左手を上に手の付け根を離すことなくずらす、すると襲ってきた何かは体がねじれて息絶える


マシュ「!?」


オルガマリー「なんて力なの」


血屍「え?サーヴァントってこんなことを普通にするんじゃないの?」


立花「そうなんですか?」


オルガマリー「するけど、ただそれだけの動作であのサーヴァントもどきを倒せるのなんかそんな居ないわよ!」


血屍「うぇ〜い!俺強い!」«٩(*´ ꒳ `*)۶»ピョンピョン


マシュ「血屍さん!後ろ」


血屍「今喜んでる最中でしょうが!」ジー


血屍はファスナーを外し、虚空から刀を一振取り出し、切りつける


??「クッ!」バッ


しかし避けられる、が先程の敵よりさらに強くなっていることを血屍感じているが、焦ることなく対処する、そしてその後もずっと攻防が続いていた、そんな中血屍は


血屍(ゼルレッチさん、元気にしてるかな、また変なことしてないよな、てかなんかこの世界の雰囲気はあの時と似ているな〜)ノホホン


ゆる〜く考えていた、だとて注意力が途切れている訳では無い、ずっと極限まで集中して尚こんな事を考えているのだ。末恐ろしいことである


??「何で私が後手に回る!なんで切り替えせない!」


血屍「技術力不足、じゃあね」ズバン


??「クソっ!クソぉぉぉ!」シュゥゥゥ


血屍「これでよかたん?」


立花「よかたです、いや、凄いですね」


血屍「もう1人いるよ?今度は協力者っぽいけど」


マシュ「え?」


??「おうあんちゃん、なんで俺の事がわかった?」


血屍「なんとなくだキャスターのクー・フーリン」( ー`дー´)キリッ


??「俺の真名も知ってんのね、ご名答、俺はサーヴァント クラスキャスター クー・フーリンだ、はぁぁ...」


??→クー・フーリン→キャスター


血屍「そうだよね、分かるよ、本当はランサーとして参加したかったんだよね」ポン


キャスター「分かってくれんのか!」


血屍「あぁ、なんとなくだけど分かるよ、どんまいだ!」


キャスター「おぉ!」


ガシッ


立花「何か置いてけぼりだ」


オルガマリー「ルーン文字を扱えれるんだからいい戦力よ」


マシュ「それで終わって良いのでしょうか...」


血屍「あぁ、後どうやったら帰れるんかな?」


キャスター「ん?退去の事か?」


血屍「多分それ」


キャスター「それなら俺が知ってるよ」


血屍「ほうほう」


キャスター「あっちの方に洞窟があるんだがよ、そん中に聖杯を守ってるセイバーがいるんだ」


血屍「成程、そいつを倒せばいいのか」


マシュ「ではそこに行きましょう!」


血屍「そうだね、じゃあ行こう」


立花「絶対この乗りじゃないよね!」


オルガマリー「無駄よ無駄、さ、早く行きましょう」


血屍「あぁ、後マシュちゃん」


マシュ「はい?」


血屍「いざとなれば助けるが、それ以外はお前たちでやれ、いいな」


オルガマリー「そんな事!」


血屍「いいか、俺はイレギュラーだ、そんな奴にこの特異点が解消されてしまえば何が起こるかわからん、分かったか」


立花「分かりました、2人とも、頑張ろう!」


マシュ「はい!」














キャスター「そういえば嬢ちゃん、宝具は持ってるか?」


マシュ「いえ、持っていません」


血屍「宝具ね〜、俺もないや」


キャスター「お前はなくていいだろ」


血屍「はぁ、どうぞ話の続きを」


キャスター「ん、てか嬢ちゃん、サーヴァントか?」


オルガマリー「どちらかというと、デミ・サーヴァントね、」


キャスター「なるほどな」


マシュ「あの、宝具というのは強いのでしょうか」


キャスター「宝具はな、強ぇよ、それを1度使うと街が消し飛ぶ、そんな事ざらだ」


マシュ「そんなに..」


キャスター「なに、嬢ちゃんも持ってるじゃねえか、そいつに強い心があれば使えるんだよ、後はそれを使用できる程度の心、物があればいいさ、物はある、あとは心だけさ」


血屍「おお、頑張れよ、さ、もうすぐだ」ポンポン


血屍「...わかってる、その為に場を作るようにしたんだから」


キャスター「なるほどな」


血屍「さぁ、キャスター、ここは任せたぞ」


キャスター「あぁ、任せときな!」ガキィン!


??「チ!」


キャスター「すまねぇが、ここで足止めさせて貰うぜ!アーチャー!」


??→アーチャー


アーチャー「は!あの餓鬼ならまだしもお前なら勝てるさ」ダッ!...ガシッ「なに!」


血屍「ほうほう、餓鬼、餓鬼ねぇ...コロス」


キャスター「俺行ってていいか?」


血屍「(グリン)イイよォ、ただテダスケハダメ、トドメは好きにしてもいいけどサ」


キャスター「お、おう」タタタタ


血屍「(グリン)さ、やろうよ、そっちが挑発したんだからさ」


アーチャー「あ、あぁ」


血屍「すまないが、こちらも時間をかける訳には行かない、さっさと来な」クイックイ


アーチャー「ころす!」ダダダダ!


アーチャーは弓を取りだし放つ、その速度は昨日の今日で速さが桁違いだった、しかし完全に戦闘モードの血屍の前にはハエが飛んでいるのと変わりない


血屍「はい、(パシッ)あそーれ!」ドキュ


アーチャー「な!ばk...」


アーチャーが打ったはずの矢は、血屍に届いた瞬間アーチャーの眼前にあり、刹那アーチャーの頭が吹き飛び、戦闘の終結を示した


血屍「さ!はよ行かなね!」ドキュ


洞窟内!(数分前前)



??「貴様らが最後か」


そこに佇むは黒き鎧に身を纏った英霊、アルトリア・ペンドラゴンその人である、本来は白い鎧も、なにかに侵食されたような赤い筋があり、漆黒に染まっているしかしその威厳はなくなっているわけではなかった


??→アルトリア・ペンドラゴン・オルタ→アルトリア


マシュ「貴方が最後のサーヴァントですか」


立花「聖杯を渡してください!」


アルトリア「それを敵がはいそうですかと渡せるものか!、すまんが時間が惜しい、一撃で終わらせる」スッ


そう言うとアルトリアは自身の剣«エクスカリバー»を構える、剣の切っ先に力が収縮しているのが感じられる程である


マシュ「来ます!」ガコン


ズズズズズズズズ


立花「!!、気を付けてマシュ!これはやばい!」


第5巻をフルで使い感じ取った危険を自分のサーヴァントに伝える


アルトリア「エクスカリバー・モルガン!」ブンッ


ドガアアアアアアアアアアア!!


マシュ「きゃあ!」ドガン


アルトリアが剣をフリ抜くと、極太のビームが放たれる、その衝撃に耐えきれず、マシュは後ろの外壁に吹き飛ばされる、それでも立花は力がないながらもオルガマリーを盾で守る、その力、ビームの余波に耐えきれず体が軋み、顔に切り傷が付き始めた


立花「さすがにキツいよ、でもマシュが頑張ってるんだから、僕も、、頑張らなきゃ、、、まずいからさ、」


マシュ「先輩....」


(そうだ、今までの行動から、この人は強いと思っていた、私よりもずっと強いと思っていた!、(ガラッ)でも違った、やらなきゃいけないことはしっかりやるだけなんだ、死にたい訳じゃない、(テクッテクッ)生きたいから頑張るんだ、それなら私は、先輩のサーヴァントだから、、あの盾で守らなきゃ)ガシッ


立花「マシュ?」


キャスター『物はあるんだから、あとは心だけだな』


マシュ「私は、先輩を守りたい!宝具!


【ロード・カルデアス】!」


アルトリア「何!」


バシュウ


一瞬、たった一瞬展開された自身のマスターである立花を守る為の宝具、しかしそれはその役目を果たすには充分過ぎる時間だった、証拠にレーザーが打ち消されていた、しかし相手は最強のサーヴァントの一騎であるアルトリア、次の反撃に転じていた、しかしそこで助けに入ったのがキャスターだ


キャスター「すまねぇがさせねぇよ」ガキィン


アルトリア「邪魔だ!キャスター如きが邪魔をするな!」ドガッ


キャスター「ぐっ」ドガァン!


しかし近接戦では負けることの無い最強、反撃の回し蹴りでキャスターを吹き飛ばす、そして虫の息の3人にトドメを刺しにかかる、しかしそこで現れたのは


血屍「お疲れ様2人共、あとは任せな」ガキィン


正真正銘最強のサーヴァントだった


アルトリア「何者だ!」


血屍「それは後で自分で考えな!」ブンッ


アルトリア「ぐっ!」ガキィン


ギャギャギャン、キキキキキキキキキン


幾つもの剣閃が交わり、次第に押され始める、傷が増え、剣筋に冴えがなくなる、アルトリアの額に冷や汗が浮かぶ、目の前の未知なるものに対しての恐怖、自分の技術をもってしても傷1つつけることが出来ない事に対しての、自分が押されていることに対しての、その全てを込めた恐怖故の冷や汗がアルトリアの頬を撫で落ちる


血屍「はよせな、







死ぬぞ?」


アルトリア「!!、なんなのだ貴様は!」ブンッ


血屍「提督だ」ザシュッ


アルトリア「グハッ、馬鹿....な」シュゥゥゥ








血屍「起きて〜」ペチペチ


立花「うぅん...は!」バッ


マシュ「あれ?ここは」


オルガマリー「さっきまで洞窟内にいたはずじゃ」


血屍「あ、起きた、おはよう」


立花「あ、おはようございます、あれ?キャスターさんは?」


血屍「なんか『俺の役目はこれで終わりさ、先に帰ってるよ』って言って、夜の街に消えていきました」


立花「あはは、それで、私はどうすれば」


血屍「目の前の光の柱に触れて」


立花「え?はい」


バシュウ


マシュ「え!?、あれって、聖杯!?」


血屍「さて、これで僕はお役目御免、じゃあね」


フワッ


立花「血屍さん!」


血屍「ん?何?」


2人「「ありがとうございました!」」ペコリ


血屍「あっはは!どういたしまして!、でも2人とも、どこからがみているカルデアのロマニ君



どんな困難でも挫けずに前に進め、その中で会えた仲間は大切にしなよ、ほら、もうすぐそこに最初の困難が待っている、」



??「ち!」


立花「あ!あの人は!」


オルガマリー「レフ!」


血屍「辛い別れもあるだろう、心を強く持てよ少年、この世界を守るのは君の仕事だ」ポン


立花「...はい!」


血屍「ははっ、いい返事だ、その返事忘れることなかれ、じゃあね」


シュゥゥゥ


立花「はい、血屍さん、さようなら、またあえる日まで....(キッ)」



















血屍「帰って来たよ、それで、なぜ私は土下座をして頭に足を乗せられ、さらには背中に島風と皐月が座っているのでしょうか」


大和「貴方が学ばないからです」ニコッ


島風「ここ楽〜」


皐月「安心できるね」


矢矧「またどっか行ってたの?」


大和「はい、しかもなんの言伝も無く」


血屍「いや、異世界転移だから仕方ないじゃないですか」


大和「はぁ、まぁいいです、ある程度は準備できたので続きをしましょう」


血屍「分かりました、ほら2人もおりて」


島風「しょうがないなー」


皐月「分かったよ」


矢矧「それじゃ失礼」スッ


血屍「いや、降りてよ〜」


矢矧「ハイハイ」


血屍「ふぅ、(スッ)おご!」


北上「失礼」


血屍「もぉ!」


北上「にゃはは、ごめんごめん」スクッ


血屍「はぁ、早く始めようよ」


??「あの、ここであってますか?」


血屍「ん?誰?」


??「あ、瑞鳳です」


??→瑞鳳


血屍「あぁ、お手伝い?なるここであってるよ」


瑞鳳「ありがとうございます、では私は何をすれば」


血屍「君は何をしたい?」


瑞鳳「え?」


血屍「飾り付け、ご飯作り、買い出し、どれがしたい?」


瑞鳳「私はご飯作りがしたいです!」


血屍「なんで?」


瑞鳳「...私は卵焼きを作るのが好きなので」


血屍「そうか、なら楽しみにしておくよ、行っておいで」


瑞鳳「え、否定しないんですか?」


血屍「明確な目的や理由があるなら好きなようにすればいい、俺を前任と同じ様に見ない事だな」


瑞鳳「...」


血屍「あぁ後、味も楽しみにしておく」


瑞鳳「!、ありがとうございます!この瑞鳳精一杯頑張りたいと思います!」タタタタ


血屍「ガンバガンバ!」





??「来ましたよ、提督」


血屍「...お前は、俺をうったやつか?」


??「そうだ、と言ったら?」


血屍「ふふふ」


??「....」


血屍「ほんとにきちゃったんだ!...と言ってやる!」


??「は、はぁ」


血屍「とは言え上官に対する反逆行為、どうせあんたがやったんだろ?





加賀s..ゔぅん、加賀」


??「何故私が加賀だと?」


血屍「加賀s...加賀は情報によれば屈指の無表情だ、そして冷静沈着、嫌な相手となれば手を出すこともあるってね」


??「...なるほどね、あたりよ」


??→加賀


血屍「じゃあ何だ?俺は不合格か?」


加賀「それをこれから決めるわ」ギリリ


血屍「どこにそんな大弓隠し持ってたの...」


加賀「あら、油断?」バシュッ


血屍「はぁ...『エミヤ』召還」


ズズズ!


エミヤ「召喚に呼ばれて参上したアーチャーエミヤだが、(バキッ)おい血屍、これはどういう状況だ?」ゴゴゴゴゴ


血屍「いや、久しぶりだから、ね?」


エミヤ「ね?じゃねぇよ、てか何でカルデア並の魔力濃度なんだここは!?」


血屍「俺がいるから」


エミヤ「...あぁ、そういう事か、了解した、後一人称変わったなお前」


血屍「分かる?」


エミヤ「わかるもクソもないだろう...それで?何のy((戻れ、あとみんなに伝えといて   ...お前後で覚えとけよ」(´・ω・`)


加賀「...何がしたかったの?」


血屍「何か」


加賀「おかしいわね、ただの会話のはずなのにこんなにも殺意が湧くなんて」


血屍「でもさ加賀、1度は俺って存在を信じてみないか?」


加賀「...もう私は人間は信用しないと決めたの」


血屍「悪いが俺は人間じゃない」ジー


加賀「はぁ、ものの例えなのにガチじゃない、信じきれないけど信じてみる、けど裏切ったら許さない」


血屍「それは上々!(ニッ)、あ、あと手伝いは..」


加賀「それをする事でなにかメリットが?」


血屍「賄いを食べることが出来る!」


??「聞きましたよ!」


血屍「な!あっれっはっ、だれっだ!」


??「ふふ、聞いて驚きなさい血屍さん!、私は一航戦「赤城さん、何をしているのですか」ちょ!加賀さん!今いい所だったのに!」


加賀「いいでは無いですか、賄いが食べられるんですよ、久しぶりですね、それで血屍さん」


血屍「はいはい、なんですか?」


赤城「何をしたら賄いを食べることが出来るのですか!」ガシッブンブン


血屍「俺と一緒に買い出しに商店街へ行ってくれればそれで」


赤城「あぁ....そうですか」


加賀「少し、大変ですね」


血屍「あ〜、やっぱりなんかやってたりします?」


赤城「はい、以前商店街に行ったことがあるのですが、その時に理不尽な条件で食糧を渡すように言い付けたんです」


血屍「それは今も?」


加賀「いえ、今はやめてもらっています」


血屍「ふむふむ、まぁいいか、後3人ぐらいは欲しいな〜」


不知火「血屍さん、少し遅れました」


血屍「ん?おぉ不知火か、遅れてないよ大丈夫、でそちらのお嬢さんは?」


不知火「私の姉です」


??「どうも、陽炎よ、よろしくね」


??→陽炎


血屍「はい、よろしくね」


陽炎「それで?私達は何をすれば?」


血屍「飾り付け、それが嫌なら俺と一緒に買い出し」


不知火「私は飾り付けはあまり得意では無いので血屍さんに同行させて頂きます」


陽炎「なら私は飾り付けをするわ」


血屍「ならお願いね」


陽炎「任せなさい!」


血屍「後少し〜」


雷「待たせたわね!」


血屍「お、雷、てか第六駆逐隊か」


暁「皆で血屍の手伝いをしようってなったの!」


響「て訳でなにかすることはないかな」


血屍「せっかくだし4人とも俺達に着いてきてくれ、買い出しに行く」


加賀「良いのですか?もう少し年齢が高い方がいいのでは」ボソボソ


赤城「そうですよ」ボソボソ


不知火「私も些か疑問に思いますが」ボソボソ


血屍「いや、この子達だからいい」ボソボソ


雷「?、行かないの?」


血屍「行くよ、面子も丁度いいし」








血屍「て事でこれに乗ります」


血屍は着替えました


加賀「これは?」


血屍「DELICA(合ってる?)8人乗りなんで丁度よし、トランクもまぁまぁ、僕の数ある車でTOPクラスに使用頻度が高い」


赤城「具体的な数は?」


血屍「分かんねえ」(・д・。)


暁「誰がどこに乗るの?」


血屍「俺が運転席だから、助手席1人後ろに3人3人位かな」


加賀「では私が助手席に乗ります」


赤城「では私は後ろに座りますね」


暁「え!私がいい!」


響「そこは譲れないね」


電「わ、私もそこがいいのです」


血屍「第六はわかるよ?でも加賀はなんでそこに座りたいの?赤城と一緒に座ればいいじゃん」


加賀「監視も兼ねているので、後駆逐艦といえど血屍さんの隣に座られると思うと、何故かモヤモヤするので」


響「ねぇ加賀」

赤城「加賀さん」


加賀「はい?」


血屍「それはな」


2人「恋って奴だ!」


加賀「恋?そんなことがある訳いでしょう?だって、だって....」

(素顔は前任のような豚の顔じゃなくてとても綺麗だったし、さっきからの言動も上っ面じゃない事も分かっている、私達のことをどんな風に感じているかは分からない、けどそうだとしたら監視をする必要は、ない?それになんでモヤモヤしたのかしら...)


血屍「お〜い、大丈夫か〜?」ノゾキ


加賀「ひゃっ!」


血屍「え、そんなに嫌いなの...」


赤城「いえ、ただびっくりしただけです」


血屍「なんだ、よかっ...た...」


響「どうしたんだい?」


血屍「いや、加賀の顔」ボソッ


6人「?(チラッ)....は!」


加賀「.....///」トクントクン


6人「.....(カオヲミアワセ)」(´ᴖωᴖ`)


血屍「凄い笑顔してるね、てか早く席決めて、加賀さんは結局どうすんの?」


加賀「...」ウワノソラ


血屍「....(クルリ)どうする?」


暁「仕方ないわね、ここは加賀さんに譲ってあげるわ」


響「そうだね、僕もそれに賛成だ」


電「本当は嫌ですけど我慢するのです」


雷「はぁ、全く世話のやける空母だこと」


結局

┏━━┳━━┳━━━━┓

┃血屍┃ 雷┃  赤城┃

┃  ┃ 電┃   響┃

┃加賀┃ 暁┃ 不知火┃

┗━━┻━━┻━━━━┛


血屍「シートベルト分かる?、てか着替えないの?」


加賀「?、なんの事ですか?」


( '−' )・・・


血屍「また今度買おう、今日はこれで行くか、そんでシートベルトは...」



説明中....改めて



血屍「さ、行こっか」ブゥン


電「楽しみなのです!」





i((カットォォォォォ!



血屍「ここだけど...活気がない」


雷「へぇ〜、ここが商店街なの?」


加賀「....」


赤城「加賀さん?(ポン)はい?」


血屍「...」クビフリ


赤城「...」


暁「ちょっと!早く行くわよ!」テクテク


響「さっさと買ってパーティーだ」テクテク


電「ちょ、ちょっと待つのです〜!」タタタ


血屍「やっぱりあいつらを連れてきてよかったよ」テクテク


不知火「こういうことだったんですね」テクテク


加賀「...」テクテク


赤城「血屍さん、買ったものをすぐ食べるのはいいですか?」テクテク


血屍「それやった瞬間お前をパーティーに招待しない」テクテク


赤城「ゔっ、我慢します」テクテク


血屍「そうしてくれ」テクテク



魚屋

店主「おう、にいちゃん今日は初めてか?」


血屍「そうなんですよ、今日ここら辺に住み始めたばっかでして」


店主「そうかい、所で最近鎮守府に新しく提督がついたっつー話だが、あんたか?」


血屍「...少し答えにくいですね」


店主「...その答え方は肯定と受け取るぞ、なら聞くが、あんたはまた同じことをするのか?」


血屍「馬鹿も休み休み言って下さい、そんな事をする訳ないじゃないですか」


店主「...ならいいんだ、それで?艦娘達は何処にいる?」


血屍「そこにいますしさっきからずっと聞いてますよ」


5人「...」


店主「ん?1人見た顔だな」


加賀「ッ!!」


店主「あぁすまねぇ、悪い意味じゃねぇんだ、あん時は災難だったな」


加賀「...え?」


店主「一応言っておくが、ここの奴らはお前たち艦娘を恨んでる訳じゃない、あいつを恨んでるだけさ」


血屍「鯛とこのハマチもいいな、あとそのタコも、これぐらいですね」


店主「にいちゃん、さてはマイペースだな?」


血屍「...バレました?」


店主「誰でも分からぁ!(ガサガサ)あいよ、初回サービスだ、半額でいいぞ」


血屍「分かりました、(スッ)これでいいですか?」


店主「ん?お前これ1万じゃねぇか、そんなもん要らねぇよ」


血屍「いえ、同業者の失態ですから、これぐらいはさせてください」


店主「...わあったよ!これからもご贔屓にな!」


血屍「はい、ありがとうございました」




その後も商店街を回った、その道すがら艦娘の事をどう思っているかを聞いたりした、返答は決まって艦娘が可哀想だった、前任の糞野郎が許せないとか、艦娘に対して悪い捉え方をしている人はいなかった、そして帰り道


加賀「...(ポン)」ビクッ


血屍「(ニコッ)良かったな」


加賀「...はい」(*ᴗˬᴗ)


雷「加賀さんが沈んでたのはそういう事だったのね、まぁいいじゃないの!」


響「誰も恨んでいる人はいなかったね、これで互いにしがらみから解放された訳だ」


暁「えっと、どういう事なの?」


電「とりあえず帰るのです!」


赤城「そうですね、ご飯が待っています!」


血屍「欲望が前に出すぎだバカタレ」












ブゥゥゥン...バタン


血屍「さ、早く行こう!」


不知火「持ちましょうか?」


血屍「優しいね、でも大丈夫」


雷「も〜っと頼っていいのよ?」


響「そうだよ、もう君達だけじゃないんだから」


電「そうなのです」


加賀「恩返しも兼ねていますし」


赤城「何より私達がやりたいんです!」


血屍「...はいはい...じゃあ持ってもらおうかな」


7人.*・゚(*º∀º*).゚・*.



配り...い((キング((カットォォォォォ!



血屍「食料の到着ですよ〜、お、出来てるね〜!」


間宮「おかえりなさい!すごい綺麗な食材ですね」


血屍「多分パーティの中で出す料理は出来てると思うから、これは後で俺がシメとして出すものさ」


伊良湖「やった!血屍さんの手料理!」


大和「何ですって!」


島風「スイーツは!」


血屍「あるよ」


北上「そいつはモーマンタイ」


血屍「さ、そろそろ来る人と来ない人があるから放送をかける、君たちはここにいなよ」


皆「了解」


間宮「もう少し食べるのは後ですか?」


血屍「そうだね、もう少し後だ」




ピーンポーンパーンポーン


『これから食堂にてパーティを行います、酒もツマミもスイーツなんでもござれ、すぐに来ないとなくなりますよ〜』


ピーンポーンパーンポーン



大和「あれで良かったの?」


血屍「ん?大丈夫(ドタドタドタ)ほら来た、さすがに飲兵衛は早いな」


バン!


??「パーティ会場はここか!」


??「スイーツは!」


??「ヒャッハー!久しぶりの酒だ酒だ!」


??「やっと甘いものが食べれる...!」


血屍「名前〜」


??「あ、済まない血屍殿(殿!?)私は那智だ」

??→那智


??「私は瑞鶴よ!」

??→瑞鶴


??「わたしゃ隼鷹さ!」

??→隼鷹


??「失礼しました血屍さん、私は大淀です」

??→大淀


血屍「そうか、どうぞどうぞ」


那智「あれ?千代田は?」


隼鷹「なんか途中でずっこけてたぞ?」


那智「それは災難だな、お、噂をすれば」


ダダダダ


千代田「遅れました!」


血屍「遅れてないから」


千代田「私の名前は」


血屍「千代田ね、今聞いた」


千代田「え?あ、はい」


血屍「みんなも中に入りなよ」



その後も先程の放送につられてきた鎮守府中の艦むすが、揃った


血屍「それじゃみなさん、心ゆくまでお楽しみ下さい!」


艦娘「わぁ〜!」




大和「せっかくですし、回ってきたらどうです?」


血屍「そうするかな」


北上「どっから回るの?」


血屍「ん、そりゃあ...あ待って、忘れてた」スタスタスタ


北上「ん?あー成る程ね」



血屍「うん、そゆこと、(コツコツ)まぁ見てないわな、て事で」スッ


キィィィィン


天龍「!?何?、血屍?」


血屍「まぁこれから同じ仲間になる事になる上で(クイッ)これの中身が気になると思うんだけどさ、知りたい人手ぇあげて」


全員が手を上げる


血屍「何となく予想はしてた、だからもう明かそうと思うんだそしてここにいる間はこのファスナーを開けたままにしようと思う」


雷「やった!」


響「そんなにかい?」


雷「勿論よ!」


血屍「それじゃあお披露目と行こう」ジ〜


※もうあの時のように魔力を制御出来ていないわけでは無いので、開けても何もありません


血屍がファスナーを開けて素顔を晒した瞬間、どんちゃん騒ぎをしていた食堂は水を打ったように静まり返った、飲兵衛達は顔を酒の肴にしようとしていたがもはやそう言う次元ではなかった、駆逐艦達は前任と比べてこんなにもかっこいい人がいるのかと思い、巡洋艦達は恋のターゲットとしてロックオンし、空母はいかに自分の殿方にするかを考えていた


加賀「綺麗ですね///」


赤城「えぇ、本当に...」


電「確かに、これは納得なのです」


響「хорошо、これはかっこいいよ」


暁「///」


響「?どうしたんだい?」


暁(あ、あの時、チューして貰っちゃった!)

(*´艸`)


響「?、あ〜」


血屍「それじゃみなさん、どうぞよろしくお願いいたします、では私はこれで、続きをお楽しみください」ペコリ



バタン


瑞鳳「綺麗でしたね鳳翔さん!」ピョンピョン


鳳翔「えぇ、素敵な殿方でした、おふた方は見た事がおありで?」


間宮「え?あぁはい、でも最近は見てませんでしたが...」


伊良湖「まだ血屍“さん”が血屍“ちゃん”の時にみせてもらったんですよ」


瑞鶴「間宮さん!」ダン!


間宮「は、はい!?」ビクゥ


瑞鶴「血屍さんは?」


間宮「先程自分の調理道具を取りに行くと言っていたので外かと」


瑞鶴「なんで外なの?執務室とかでよくないですか?」


間宮「何でも「海から頂いたものは、海によって捌いた方が良いだろう?」ていう訳で何やら魔力を...?」


血屍「よっ!」


伊良湖「血屍さん!」


間宮「何故ここに?」


血屍「何やら話し声がな、そんで瑞鶴」


瑞鶴「な、何よ」


血屍「少し着いてきてくれないか?」


瑞鶴「何でまた...間宮さんじゃいけないの?」


血屍「単なる気まぐれとさっきの会話でね」


間宮「ふふっ、行ってらっしゃい瑞鶴ちゃん」


瑞鶴「...わかったよ」


血屍「特になんてことも無いからな、じゃ行こう」スタスタ


瑞鶴「あ!待ってよ!」タタタ


鳳翔「何やら楽しそうですね」


間宮「最近予期せぬ出会いがあって沢山友達が出来たそうですよ?」


伊良湖「へー!会ってみたいですね!」


大和「あまり外に出すものでもないのですけどね」


瑞鳳「大和さん!」


大和「失礼しますね」ヨイショ


北上「そんじゃ私も失礼して」ヨイショ


矢矧「抜け出してきました」ヨイショ


間宮「あら?妹さん2人は?」


大和「あぁ、皐月と島風なら(ユビサシ)あそこで駆逐艦に質問攻めされていますよ」






??「ちょっと!なんであんなイケメンを隠してたのよ!」


島風「かっこいいお兄ちゃんを独り占めしたいから!」


??「ほんで?あの血屍はどんな奴なん?」


皐月「もう全てにおいてイケメン」


??「恋沙汰は!」


島風「一切無し!お兄ちゃんは結構鈍感なんだ!」


皐月「第三者目線としてみれば鋭いけどさ、当事者だと凄い鈍感なのさ」


キャーキャーワーワー


北上「まぁまぁ捌いてるね」


矢矧「“そういう事”には慣れていますしね」


加賀「今死ねって言いました?」


間宮「あら、加賀さんどうなされました?」


加賀「いえ、血屍さんの手料理はまだかと」


大和「そういえば何やら作ると言ってましたね」


北上「めちゃくちゃ久しぶりだね〜」


矢矧「本営の間宮さんと唯一タメをはれる腕前ですからね」


加賀「そんなにですか!?」


間宮「いえ、この前味見させてもらった時はもう全てにおいて上回っていましたね」


大和「それを伝えた時血屍は?」


間宮「確か『味とかは勝っても懐かしの味とか、謎の包容感、安心感は勝てる気がしないですよ』と言ってましたね、その時の表情はこの歳ながらキュンとしました」


矢矧「流石にそこは勝てなかったのですね」


北上「逆にあの歳でそこ出来たらもうすごいよ」


加賀「そうですよ...」


3人(((会話に入れない...)))



数分前


バタン


血屍「よし、行くか!」スタスタ


瑞鶴「て言ってもどこへ?」スタスタ


血屍「砂浜」スタスタ


瑞鶴「....?」ピタッ


血屍「砂浜」スタスタ


瑞鶴「ちょっとは待ちなさいよ」タタタ


血屍「砂浜」スタスタ


瑞鶴「いやそれは分かってるわよ?なんでそこに行くかと思ったのよ、あと脳死で返すんじゃないの」スタスタ


血屍「ある人達を解放するための場所を探しに、後調理道具の調達」スタスタ


瑞鶴「貴方今常人のレベルを遥かに超えた行動をこの時間にしようとしてるのわかってる?今2000よ?」スタスタ


血屍「やっぱ楽しい事はあっという間に過ぎていくんだね」スタスタ


瑞鶴「...人間は皆、間違いを犯すわよね」スタスタ


血屍「そう、生きてるって素晴らしい」(ガチトーン)スタスタ


瑞鶴「...プフっw...(プルプル)」ワライコラエ


血屍「何してんの?」ピタッ


瑞鶴「いやっw、何でもwない」


血屍「早く!もう行くよ!?」スタスタ


瑞鶴「わかったって!」タタタ



30秒後 岩礁にて


血屍「ん〜、ねぇ瑞鶴」


瑞鶴「な、何よ、今姿勢を保つので精一杯何だけど?」


血屍「この洞穴何?」


瑞鶴「何?見えないんだけど?」


血屍「...」グイッ


瑞鶴「へ!?ちょ、ちょっと!」お姫様抱っこ


血屍「動くな」(イケボ)


瑞鶴「わかったわよ///」


血屍「そんで?この洞穴は?」


瑞鶴「それよりこんなところに来たこともないんだから分かるわけないじゃない」


血屍「それもそうか、なら戻るぞ!」タン


瑞鶴「!?」



スタッ


血屍「さて、この後使うのは、包丁、まな板、鱗取り〜は一応かな、後は大丈夫かな?」


海水抽出(ゴポポ)

成形 包丁(大・中・小) まな板 鱗取り

コポッ



瑞鶴「ねぇ、それどうやってんの?」


血屍「自分の魔力で必要な分の海を削り取ったあと、さらに細かく整えていくだけ、でもそれだけ繊細な作業が求められるから難しいんだよ」


瑞鶴「ふーーん」ソワソワ


血屍「....スマンがこれ暴発したら津波になりかねないから教えないぞ?」


瑞鶴「ゔっ...わかった」


血屍(本当はそんな事ないけど、精々数分海の中に閉じ込められるだけで済むけどさ)

「余り危険な目には合わせたくないんだよな」ボソッ


瑞鶴「?何か言った?」


血屍「ん?何も?さて出来たし戻ろうか」


瑞鶴「了解!」



※余談ですがアゲハちゃん(butterfly Aphtion(合ってんのかな))とシルヴィちゃん(teaching feeling)どちらが好きかと聞かれたら作者はどちらもと答えます


ガチャ


血屍「ただいま〜、て酒くっさ!間宮さん!」


間宮「すみません〜!止めたんですけども何故か静止を振り切ってしまい」


血屍「いやまぁいいけど、あ、台所借りますね」


間宮「あ、どうぞどうぞ」


血屍「それじゃ失礼しますね」スッ


間宮「はい、それで私達は何をすれば良いでしょうか」


血屍「前任から止められてたんでしょ?、好きなように皆と団欒してきなよ、別に構わないからさこういう時こそ自由にしなよ」


間宮「!!、はい!」タタタ


血屍「あ!お酒は飲まな....(ガクッ)クソゥ!しまった!言い忘れた〜!....(スクッ)もういいや、さっさと済ませよう、一応唾液の味を変えておこう」ウツロナメ


〜〜〜血屍料理中につき番外編〜〜〜


極夜「そういや血屍が今まで飛んだ中で1番キツかったのはどこ?」


血屍「呪術師がいるとこ」


極夜「なんで?」


血屍「キツすぎ」


極夜「どんな風に?」


血屍「僕の術式は、『完全適応』て言って、自分が五感を持って感じたものを全て感じた瞬間に即時適応・コピー・応用することが出来る、勿論適応した攻撃は二度と効くことは無い、だからそうだね十種影法術の八握剣異戒神将摩虎羅の完全上位互換さ」


極夜「分からなかったら呪術廻戦を読もう、で?」


血屍「あの〜、2回行ったのよ、その世界」


極夜「うん」


血屍「一回目は宿儺がまだ現役の時」


極夜「2回目は宿儺がOBの時と」


血屍「そそ、そんで、いやこれ以降は違う作品にてやろうよ」


極夜「俺もそう思った、じゃあこの続きは別作品で、あと急にこんなこと書いてすんません、嫌いにならないで...」



〜〜〜終わり〜〜〜


血屍「まぁ...これでいいか、お〜い大和!」


大和「は、はい!?」


血屍「これ持って行って」スッ


大和「分かりました!、後血屍」


血屍「...なに?」


大和「下さい(クチヒラキ)やり方は分かりますね?」


血屍「...後で」


大和「今じゃないと嫌です」


血屍「嫌だよ魚生臭いし、これからスイーツ作るし」


大和「なるほど、ではここは一旦引きましょう、ではそれをこちらに」


血屍「ん、(サシダシ)じゃあお願いね」


大和「分かりました」スタスタスタ


血屍「さて、続けるかな。こいつらに新しい生活への1歩の為に、背中を押してやらなきゃだしな」


〜〜番外編〜〜


極夜「皆さんも俺がこれを作っている最中何を聞いているか気になっていると思うんだけど

(気になってない?、いいから聞いとけ)

俺が聞いているのは作業用とかじゃないんだ、それだと同じ順番でしか聞けないからね、それを踏まえてどうぞ


・NCS Release

・あなた自身の好きな曲

それはアニメのエンディング、オープニング

ボカロ、mad、歌ってみた何でもいい

・何かの切り抜き

・アニメの好きなシーン

・好きな動画


とにかく自分の好きな何かをマンネリすることなく聞けるようにすればいいんだ、それのおかげで何か閃きがあるかもだし、ここまで聞いて下さりありがとうございます、では続きをどうぞ


〜〜番外編終わり〜〜


血屍「よし、出来た、北上姉」ユサユサ

(これ食べ終わったらお開きかな)


北上「うむ、何かな血屍よ」


血屍「これ運ぶの手伝って?」


北上「見返り〜」


血屍「口開いて」


北上「!!、あ〜」


血屍「(パクッ、モグモグ)チュッ」レロ〜


北上「〜!」ゴクゴク


血屍「ん〜....ぷはぁ、ふぅ、これでいい?...あ」


北上「...〜!///」トロン


血屍「...(パシッ)やっちまった〜!(ゾゾッ)...やっべ」


大和「け〜〜っし〜〜?」


血屍「イヤ、ヤマトネェイナカッタカラカワリニキタカミネェニテツダッテモラオウトシタラミカエリヲモトメラレタカラシカタナク、ネ?ワカッテ?、ネ?オネガイ」ギギギ


大和「なら早くして下さい、生殺し状態ですよ!」


血屍「はい(パクッ、モグモグ)、チュッ」レロ〜


大和「んん〜!///(ゴクゴク)」ギュッ


血屍「!...レロォ」


大和「!!」


血屍「...プハァ!、げっほ!はぁ、はぁおい大和姉!何舌入れてんだよ!」

(なんで作者はこんな事を書こうとしたんだろう..深夜テンションって怖いな)


大和「いいじゃないですかぁ、ここじゃなんですし、早く2人きりになりましょうよぉ〜」


血屍「あ〜、酔っ払ってたのね納得、仕方ない、間宮さ〜ん」


伊良湖「間宮さんなら『久しぶりなのでゆっくりお風呂につかってきます』て言ってドックに...どうせですし私が手伝いましょうか?」


血屍「あ、ありがとうございます、ではこちらをあのテーブルに持って行ってください」スッ


伊良湖「分かりました!」タタタ


血屍「じゃあ俺も持って行くかな」スタスタ




コトッ


血屍「よし、次は(カチッ)〘あーあ〜、よし艦娘の皆〜俺がいる所と伊良湖さんがいるテーブルに俺のお手製のスイーツがあるから自由にとって食べてください!、食べた後は自分の部屋に戻って寝て下さい、明日は特にはやらないのでいつ起きても大丈夫で〜す〙(カチッ)よし!これでおけ、そうだな〜俺は自分の部屋に戻るか」


クイッ


血屍「...頼むよ、もう今日は疲れたさもう寝ても、いいだろう?」


鈴谷「わかってる、でもまだ帰ったらダメだよ、ほら周りを見て」


血屍「...」ミワタシ


鈴谷「皆貴方ともっと話したい、貴方がこの一日でどれだけの事を私達にしてくれたのかは分からないけど、







これだけのことをしてくれた人の事を










もっと知りたいと思うのは悪いことかな?」フルエゴエ


血屍「...いいや、(ギュッ)そんなことは無いさ、仕方無いもう少し付き合ってあげるよ」


鈴谷「!!...(ニカッ)ありがと!血屍!」


血屍「...お礼を言えるのは、いい事だ」フッ





大和「血屍...」


島風「お兄ちゃんが心から笑ってるのを見るの、久しぶりかな?」


矢矧「分かりません、小さい頃から感情を隠すのがうまかったので...」


北上「うますぎたけどさ...あの笑い方は、そうだね未だ見た事がない笑い方だ」


皐月「それに、ゲラゲラ笑ってるのは本当に見た事がないね」


大和「えぇ、まぁいいでは無いですかあれだけ楽しそうなのですから」


4人(´ー`*)ウンウン



{血屍が心を開いたことにより、艦娘の初期表示が??から艦娘名に変更されました}


熊野「血屍さんはどこから来ましたの?」


血屍「...何処なんだろう、分からない...」


熊野「え?」


血屍「何処から、、ねぇ、う〜ん大本営?」


熊野「いえそういう事ではなくて」


血屍「いや、俺は戸籍上は元帥の息子だからさ」


熊野「...また聞かせて下さい(スクッ)では私はこれで、ご機嫌よう血屍さん」フワッ


血屍「詮索はしないのか?」


熊野「えぇ、お嬢様とは余計な詮索はせず余裕を持って行動するものですから」クルッスタスタ


血屍「そうか、なら(スクッ)熊野」


熊野「はい?」


血屍「夜道にお気をつけて、足元が暗くなっております故、注意してお帰りください」スッ


熊野「...えぇ、ご忠告ありがとうございます、では」スタスタスタ、パタン




翔鶴「血屍さん、好きな女性のタイプは?」


血屍「直球すぎない?」


翔鶴「これは皆さんも気になっていることですから!」


血屍「好きな女性のタイプね〜、どうなんだろう、多分個人的に合わない人はアウトなんだよ、そうだな〜、気が合う人がいいな〜」


翔鶴「ありがとうございました!それでは失礼します!」タタタ



日向「貴様、瑞雲は好きか?」


血屍「まぁ」(脳死)


日向「!それは本当か!?」


血屍「うん、あのフォルムいいよね」(脳死)


日向「なるほど、なら貴様には特別な瑞雲をやろう」


血屍「ん、ありがと、なら明日の1000に工廠に来な、いいもの見せてあげる」(ちょい脳死)


日向「む?わかった楽しみにしておく」


・・・

・・



片付け中

片付けをしているのは血屍、間宮、伊良湖、大和である


血屍「疲れた」(復活)


間宮「お疲れ様でした」


大和「そういえば血屍、明日新しい憲兵が来るとか」


血屍「ん、あぁ〜、期待の新人だってね、それに女の子だとか」


大和「はい、それでここを所望したとか」


血屍「ふ〜ん、物好きも居たものだね〜」


間宮「そういえば、新しい友達というのは」


血屍「...明日ね」


間宮「?、分かりました、さて、これで終わりなのでまた明日」


血屍「はい、ではおやすみなさい」


間宮「はい、おやすみなさい」


大和「おやすみなさい」






次の日





チュンチュン


血屍「(ムクッ)最近お気に入りとに登録されているのかを密かに期待しているのが最近の作者ですよろしく...何言ってんだろ俺...今何時?(パシッ)06:00ね〜、、丁度いいか」スクッ、スタスタ


朝の準備中


血屍「今日の朝ごはんはなんじゃろな〜、(スタスタ)おはよぉーございまーす」ガチャ


間宮「あら血屍さん、おはようございます、ここへは何をしに?」


血屍「朝ごはんを作りに」


間宮「あ、すみません仕込みはしてなくて!」


血屍「いいですよ、昨日の余り物で作るので」


間宮「そうですか、分かりました!厨房は好きに使っていいので」


血屍「ありがとうございます、では失礼しますね」



〜血屍料理中〜


極夜「そういや私極夜こと○○○ですけど、受験第1志望に合格することが出来ました!こんなことサラッというもんじゃないですけどね」


〜血屍料理終了〜


間宮「何を作ったんですか?」


血屍「フレンチトースト(シュガーペッパーを添えて)と、牛乳、コンポタ、リンゴ、て感じ」


間宮「洋食ですか」


血屍「あ、いります?」


間宮「いえ、仕込みをしなくちゃいけないですから」


血屍「まぁいいですけど、(ヒソッ)「...!」では俺はこれで」スタスタ




伊良湖「すみませ〜ん遅れました〜」


間宮「あら、伊良湖ちゃんおはよう」


伊良湖「おはようございます、、、あれ?仕込みは?」


間宮「終わらせましたよ?」


伊良湖「早くないですか!?」


間宮「いえ、少しいい事があったので」


伊良湖「え?あぁ血屍さんが着任しましたもんね!」


間宮「えぇ...(良かった、バレてない)」








血屍「それじゃいただきます」パン


金剛「ヘーイ提督!Good mor...おや?提督それは?」


血屍「おはよう金剛、後提督ではなく血屍と呼びな、そしたら答えてあげる」


金剛「では血屍さん!何を食べてるデース!」


血屍「血屍お手製の朝食」


金剛「下サイ」


血屍「なんで?」


金剛「欲しいからです」


血屍「急にマジになるなよ...ほらアーン」


金剛「昨日大和サンと北上サンにやってたみたいにやってくれないんデスカ?」


血屍「やらない」


金剛「...」ムッス〜


血屍「いや、それはおかしいじゃん」( ´ ・ _ ・ `)


金剛「早くやらないと昨日の事青葉に頼んで新聞の特ダネにしますヨ?」


血屍「ゔっ!...何が欲しい?」


金剛「そうですね、そのフレンチトーストがいいです」


血屍「キャラが...はぁ...一口だけな、こっち来て(パクッ、モグモグ)」


金剛「あ〜、(チュッ)んむ!?(レロ〜)!」ゴク


血屍「チュッ、レロッ...プハァ」


金剛「えへへ〜///」トロン


血屍「...なんで最近になって自分の秘密がどんどん明るみに出ていくんだろう...しかもこういうシーン増えてってるし...」


金剛「血屍さ〜ん///」


血屍「なんで服はだけてんの?、いやだよ結婚もしてないのに」


金剛「はっ!その言葉忘れないで下さいよ!」バタン!ズダダダダ


血屍「...なんかやらかしちまったな、まぁいいや早く食べよう、その前に札かけて置くか」









血屍「これでいいか、さ、改めていただきます」


血屍「なんか、ちょっと冷めてるけど、あ〜もうどうしよう、あっためるか」



レンジでチン!ですぐ綺麗!...違うな




血屍「ry)あ〜、久しぶりに作ったけど美味しいわ、、(チラッ)0900ね...まぁ、まだ大丈夫か」



片手でポン!ですぐ綺麗!...これだな




血屍「ご馳走様でした...さて、(ピッ)

「はいもしもし」

あ、明石?

「あ!血屍さん、どうしました?」

この後工廠の1部借りていい?

「はい、構いませんけど...」

見たければ見ていいよ

「了解です!」

(ピッ)よし、そうと決まれば!」タタタ...




タタタタタ、バタン!


大和「はぁ、はぁ、血屍は...いない!、早く伝えないと!」バタン、タタタタタ...








血屍「おはよう明石」


明石「あ!、おはようございます!何をするんですか?」


血屍「日向が来たらな」


日向「済まない、待たせたか?」


血屍「うんにゃ、ドンピシャよ」


日向「そうか、それで何をしてくれるんだ?まさか実物大の瑞雲でも作るのか?」


血屍「....」( ;´・ω・`)


明石「...!!何してんですか日向さん!」


日向「いや、済まない本当にそうだとは夢にも思わなかったんだ」


血屍「いやまぁ、いいですけど〜」


日向「頼む、機嫌を治してくれないだろうか、嬉しいのは嬉しいのだから」



ケッシー!ドコニイルノデスカ!


血屍「ん?」



いた!



ズダダダダ


大和「血屍!今から直ぐにお母様の所へ向かって下さい!」


血屍「...何があった」


大和「非人権派の影響です」


血屍「了解、場所は」


大和「執務室だそうです、現在本営は占拠されており治療がままなっていないそうです」


血屍「....(ズズ)わかった、一応言っておく、着いてくるのなら構わないが目の前で何が起こっても構うな」


大和「分かりました...では気をつけて、私達もあとから向かいます」


血屍「...(クルッ、ニコッ)済まない日向、急ぎの用ができた」


日向「あぁ、構わないさ」


血屍「では」フッ

(ファスナーは締めておこうゴミ共に見せる訳には行かない)


大和「日向さんは何もしないでくださいね」


日向「そこまで野暮ではないさ」


大和「ありがとうございます」


北上「島風が着いて行ったけど」


大和「構いませんよ、彼女はこの世界で唯一血屍の速さについていけますから」











ドドドドドド



血屍「なぜ着いてきてる?島風」


島風「今回だけは見逃してね?」


血屍「そもそも怒ってない」


島風「まぁ私に対してはだろうけどさ」


血屍「そろそろだ」





10秒足らずで着いた本営正門前、そこは数々の憲兵が佇んでいた、そいつらには血屍も見覚えがあった


血屍「非人権派...か...島風」


島風「なにそれ?」←非人権派について言及しています


血屍「後でね、、俺が前を行く、お前はその後ろを着いてこいわかったな?」


島風「了解、武器は?」


血屍「お前は何も持つな、俺は(チャキ)干将莫耶を使う、3 2 1 Go」タタタ


姿勢を低くし、少しでも憲兵の死角に入るよう動く、そして憲兵の目の前に来た時初めて認識される、しかし


憲兵1「な!誰だ貴さ「どけ(スパッ)」ガフッ」ゴロ


憲兵2「な!?何を「うるさい(スパッ)」」ゴロ


憲兵が構える前に干将莫耶で首を切る、辺りには血飛沫が舞うが警報は鳴らない、とある世界にて〘不可視の暗殺者〙として恐れられていた技術は衰えることを知らなかった


島風「相変わらずだね」


血屍「スマンがお前に構っている時間はないんでな」タタタ


もちろんその技術は姉妹の全員が知っている


数十秒後、扉の前に来ていた血屍達、しかし眼前には憲兵長と思わしき人物、戦闘センスは他の追随を許さないと噂の顔だった


兵長「(チャキ)ここから先は通さない!」ブンッ


血屍「そうかよ、(ビタッ、スカッ)じゃあな」キュッ、ボッドカァン


兵長「ガハッ!」バタン


だとて血屍に勝てるかと言われれば否である、走り抜けようとする血屍、それに完璧にタイミングを合わせ刀を振り抜く、しかしここでも慣性無視の回避をする、(島風は物陰から観戦しているため安心である)そしてまた姿勢を低くし懐に飛び込んだ後みぞおちに掌底をかまして吹き飛ばす、壁に激突したあと憲兵長は気を失った


血屍「ここだな」ギィィィ


その後直ぐに扉を開け中に入る、そこに居たのは...










あきつ丸「来たのでありますか...相変わらずの速さでありますね」










腹から血を流し、辺りには血の池が出来ているあきつ丸の姿があった、姿を確認するや否や干将莫耶を仕舞い駆け寄る





血屍「今は喋らないでくれ....!集中して治療できない!あと父さんはどうした!」

(クッソ!場所が悪すぎる!ここでナイチンゲールを呼ぶにしても時間がかかる!)


何気に医療の知識を持っている血屍、傷口を布で抑えるが止まらない。治療魔法を使えるが、人間焦っていると真なる実力が出せないものである、加えて怒っているため完全に«ヒール・天»の存在を忘れてしまっていた、そんな中出した答えはナイチンゲールを召喚する事だった。

そして執務室にいるはずの人物がいないことについて尋ねる


あきつ丸「あの人も囚われてしまいました、私はもう長くないと悟られ置いていかれました」


島風「お兄ちゃん!」


返ってきた答えは夫は囚われていること、自身はその負傷により見捨てられてしまった事、そしてなおも止まらない血液、流石に島風も焦り始める


血屍「わかってる!」

(あぁ!もういい!時間なんて気にするな!早く呼び出せ!)


あきつ丸「...血屍」


血屍も自分の母親が死にかけていることを見て焦燥しない程腐っていない、焦りを隠さずに返事をする、そして渋っていた召喚をすることを決断する、そんな中絶え絶えの声が聞こえる


血屍「...なに?」


あきつ丸「私ね、今までこんな口調だからさ、あまり母親らしくできなかったの、ゴホッ...でもこんな時だけでも母親らしくしてもいいかしら...」


血屍「...いいよ...でもまだ死んじゃダメだ!」

(クソッ!なんでこんなに時間がかかる!)


島風「お兄ちゃん...ヒッグ(スッ)お母さん?」


あきつ丸「泣いちゃダメでしょう?お兄ちゃんが困ってしまうわよ、ほら泣き止んで?可愛い笑顔を見せて頂戴な」


島風「...(ゴシゴシ)うん!」‪( ´•̥  ̫ •̥` )‬...ノω・,) ウゥ・・・


時間がかかることに焦る血屍、そして島風もその焦りようを見て自身の母親の行く末を察してしまう、その瞬間に涙が溢れてしまう、そんな中頬に添えられたのはいつもよりさらに白くなり始めている手だった、母親として振る舞い、飴と鞭を使い分け、自身の娘を案じる姿は紛うことなき母親だった、それに感化され島風は少し立ち直るがやはり泣き崩れてしまう


あきつ丸「ふふっ、少しの間でも笑顔が見れてよかったわ...血屍」


血屍「...なに?」


あきつ丸「あの人のこと...はぁ..はぁ...頼んだわね、私が居ないとどうなるか分からないから」


艦娘なので人間より頑丈だった、しかしこうも長時間血を流すと?流石に危険だった、息も先程より絶え絶えになっているがそれでも家族の事を第1に考えている


血屍「...」

(まだか!早くしてくれ!)

『血屍さん、どうかしましたか?』

(!!急ぎだ!早く来い!お前の力が必要なんだ!)

『...分かりました、ですが器具がないとどうにまできません』

(器具なら俺が持ってる!)

『了解』


やっと通信がつながり召喚に入ることが出来る、ナイチンゲールもその焦りっぷりにすぐ来ることをつたえる


あきつ丸「血屍?」

血屍「...なに?遺言とかはなしだよ?」


あきつ丸「ふふっ、残念ですけど...ガフッ...当たりです」


血屍「...わかった聞かせて」



ナイチンゲール「呼ばれましたが..!!分かりました、血屍!器具を!」

血屍「ほらよ!」ブンッ

ナイチンゲール「もう少し丁重に扱ってください」

血屍「そんなこと言ってる場合じゃない!」


あきつ丸「血屍、島風」スッ


血屍「...」ギュッ


あきつ丸「私を母親としたってくれて、ありがとう」(*´﹀`*)...パタン


血屍「死に間際の感謝の言葉程、重いものはないんだぜ、お母さん...ナイチンゲール準備できた?」


ナイチンゲール「何とか魂と肉体をつなぎ止めている状態です!」


血屍「死者を呼び戻す、禁忌の輸血、やってやる!」スッ


島風「!お兄ちゃん何してるの!」


血屍「お母さんを呼び戻すためさ、(ズッ)ナイチンゲール、俺の血をお母さんに輸血してくれ」


ナイチンゲール「血液型は?」


血屍「俺にそんなもんはねえよ、だから早く!」


ナイチンゲール「少し疑問に思いますが良いでしょう」


パパパ


ピチョン...ピチョン


血屍「ナイチンゲールと島風はお母さんの所にいてやれ、俺は最後の仕上げだ!」


バタン!


憲兵「動くな!」


血屍「さぁ、非人権派狩りと行こうか!」

«ヒール・天»


憲兵「なにをほざいている!」チャキ、


血屍「そこをどけぇ!」タタタ


憲兵「しねぇ!」ブンッ


血屍「特級呪具〘遊雲〙!」ガキン、クン、ドカァン!

(あの時コピーしといてよかった)


憲兵「ゴハァ!」ドごぉ


血屍「ふぅ〜」タタタ



ギャァァァァァァ



島風「ナイチンゲールさん」


ナイチンゲール「ナイチンゲールでいいですよ島風さん」


島風「なんで名前がわかるの?」


ナイチンゲール「血屍から散々聞かせてもらいましたから」


島風「そ、そうなんだ、それでお母さんは...」


ナイチンゲール「本当に回復していますよ、今は血が足りていないだけです、それでも危ない状態ではありますが」


島風「大丈夫かなお兄ちゃん」


ナイチンゲール「...基本的に強者多対一に弱いです、それは私達英霊も同じ事、ですが血屍の前には数は単なる飾りにしかなりません、蟻が1匹増えた程度なのです、だから心配いりませんよ、かつて私たちの世界で{人類悪殺し}の異名を持っていましたので」


島風「何その異名、人類悪って何?」


ナイチンゲール「本来私達英霊が複数人で全力を持って勝てるかどうかといった敵ですね」


島風「なんでそう言われたの?」


ナイチンゲール「血屍1人で数々の人類悪を倒してきたからですよ」


島風「またお兄ちゃんの武勇伝が増えた...」


ナイチンゲール「まぁいいではありませんか」


島風「それもそうだね、それでなんで多対一に弱いの?」


ナイチンゲール「それはまた別の機会に血屍に聞いてください、私は喋り疲れました」


島風「そっか...お兄ちゃん大丈夫かな」


ナイチンゲール「....(人の話聞いてないじゃないこの子)」







血屍「一通り回ったけど、いないな〜」

↑完全に復帰した


憲兵「考え事か、そんなやつに俺たちは殺されたのか?」


血屍「ねぇ君、元帥が囚われている所知らない?」


憲兵「そんなに聞きたいんなら俺に吐かせてみな」


血屍「遠回しな俺知ってるアピールあいざいます」


憲兵「...嵌めたな?」


血屍「いえ違いますあなたが勝手に言ったんです」


憲兵「俺を辱めやがって!殺してやる!」ダダダ


血屍「...えぇ....(困惑)」ガキン


憲兵「俺は繊細なんだよ!それなのに、それなどに!あ....」


血屍「もう可哀想になってきたんだけど」


憲兵「あ、あぁあ...もういいよ、あっちだよあっちあの部屋の中に隠し扉があるから」


血屍「...なんかごめん」


憲兵「...はぁ〜、おい」


血屍「なに?遺言?」


憲兵「人間ってさ、何事にも謝罪より感謝の方が嬉しいんだぜ」


血屍「...いきなり何言ってんだよ怖っ」


憲兵「うるせぇ、黙ってはよ行け」


血屍「おう、ありがとな」


憲兵「おう」







ガチャッ


血屍「お邪魔しますね〜」コツコツ


血屍「さて、探しますか」


ここの位置的に壁の奥にある可能性は無いため、かかとで音を立てて調べることにした


探索中...




トントン...トントン...カンカン(空洞音)


探索を始めて数分後

血屍「お、見っけ」ガコン


ヒュゥゥ


血屍「死臭は無しとOK、行くかな」


コツコツ








日陰「はぁ、何故こんなことに...」


良憲兵「どうしようもないですよ、人間って権利にどうしても目がいってしまう人も居るんですから」


日陰「しかし、あきつ丸が...」


憲兵「おい、うじうじしてんなよ、うるさくて眠れやしねッ...」バタン


血屍「俺がいるんだから大体は大丈夫でしょ」


日陰「血屍!あきつ丸は、妻はどうなった!」


血屍「分かんないけど大丈夫だと思うよ」


良憲兵「ここに来るまで無数の憲兵がいたはずだが」


血屍「数で来ようと一人一人が弱かったら意味ないじゃん...」バキン


良憲兵「そ、そうか」


血屍「それより早く来てよ、鍵ぶちこわしてんだから」


日陰「なんだかんだお前には助けられっぱだな」


血屍「親孝行してんだからいいだろうに」


日陰「はははっ!...はぁ」


血屍「いや、だからお母さんは大丈夫だって」


憲兵「大分曖昧だった気が...(チョンチョン)ん?」


血屍「( ̄b ̄)シー」


憲兵「...了解」


日陰「おい!早く行くぞ!」


血屍「あんたら2人だけなの?」


憲兵「まぁ、な...」


血屍「えぇ、まじ〜?」


日陰「まじも大真面目だ」


血屍「もうさ、殺っていい?非人権派の奴ら、止めないとヤバいってそろそろ、大丈夫でしょ?ねぇ」


日陰「まだだ」


血屍「まだリストできてないの?もうストッパーギリなんだけど」


憲兵「あ、憲兵ならリスト出来てますよ」


血屍「憲兵...憲兵ねぇ〜憲兵はそんなに...あぁ〜どうだろ、」


憲兵「なんでそんなに渋るんですか」


日陰「やめとけ..」


血屍「いや、君はハンバーグはすきかい?」


憲兵「え?最近は食べてないですけど好きですよ、それが何か?」


血屍「俺が人を殺す時は1つの基準として脂肪の量があるんだ、分かる?」


日陰「人のいない所でやってくれ〜、主に儂」


憲兵「具体的には?」


血屍「脂肪の多い方がいい、憲兵は少ないからさ、提督は腐っていれば腐っているほど太ってんだよ、何でかね」


憲兵「は、はぁ、それとさっきから憲兵が倒れているのですが...」


血屍「殺した」


日陰「面倒事を増やさないでくれよ」


血屍「仕方ないじゃん、こいつら2人が囚われてんのに普通にしてんだもん」


日陰「いや、そりゃそうだろ警報なってないんだから」


血屍「いや、だったら俺見ても何もしないだろ」


憲兵「あぁ、確かに」


日陰「お前を知らない奴はいない、というかお前の本当の実力は知らなくても艦娘好きは知ってるからなここな奴らは」


憲兵「そうですね、血屍さんって誰に鍛えられたんですか?」


血屍「沢山の強い人」


憲兵「なんかもうそれでだいたい分かってしまうんですけど」


日陰「わかってる」


血屍「着いたね」ガチャッ


ナイチンゲール「あ、帰りましたね血屍」


島風「お帰りお兄ちゃん!」


あきつ丸「おかえりであります」


憲兵「本当に生き返ってますね」


日陰「あきつ丸!」タタタ


ナイチンゲール「今は抑えてください、ギリギリなんですから」


血屍「そうだよ父さん、後でね」


ナイチンゲール「私はどうすれば良いでしょうか」


血屍「そのまま俺に着いてきてよ、島風も帰るぞ〜」


島風「オッケー!」


日陰「帰るのか、またな血屍」フリフリ


憲兵「ありがとうございました!」ペコッ


あきつ丸「体に気をつけるでありますよ」


血屍「ん、じゃあね〜」



バタン



ナイチンゲール「カルデアのみなさんもあなたと会うことを楽しみにしているのですが、」


血屍「うん、どうせなら今日連れて来る?」


ナイチンゲール「あの、魔力供給ができるのですか?」


血屍「出来るよ、なんかよく分からんけどできた」


ナイチンゲール「何たるアバウト」


島風「早く行こーよー!お兄ちゃんおっそーい!」


ナイチンゲール「血屍は遅くはありませんよ?」


血屍「ナイチンゲール、それは戦闘中とかの事であって今ではないよね?」


島風「早く帰らないとお姉ちゃん達が心配するよ?」


血屍「あ、それはそうだ、すまないナイチンゲール、というか婦長さんお姫様抱っこするのでこっちに」


ナイチンゲール「名前で呼びなさい」ズズ


血屍「はい…すんません」


島風「なんで島風にはしてくれないの?」


血屍「海を渡って帰るから」


島風「成程ね、なら私は先に帰ってるね!」


血屍「ん、行ってらっしゃい」


ビュン!


ナイチンゲール「では失礼して」


血屍「ほいっ」グイッ


ナイチンゲール「あっ///」


血屍「さ、行こっか」


タタタ




ナイチンゲール(あぁ、私は今、血屍にお姫様抱っこをされています〜!)



カルデアでは〜女性サーヴァント達がこの状況を見た事で阿鼻叫喚の嵐だった((察して



血屍「もうそろそろ着くよ〜」ザァー


ナイチンゲール「はい、わかりました」





血屍「ほっ」パシャッ ストッ


ナイチンゲール「ありがとうございました」


血屍「いいのいいの、それで、どうですか?魔力の方は」


ナイチンゲール「ほんとに何故か出来るんですね」


血屍「でしょ?、さ、はよ行こ!」タタタ


ナイチンゲール「待って下さい」タタタ





ガチャン


血屍「ただいま〜」


暁「おかえりなさい!」


血屍「暁?」


暁「?えぇ暁よ?」


血屍「何故執務室に?大和達は?」


暁「大本営に行くって言ってたわ!」


血屍「あ...」


その頃大和達


大和「え?もう帰った?」


北上「だから言ったじゃん血屍ならもう帰ってるんじゃないの?って」


矢矧「やる事やって帰った感じですね、お母さんも無事のようですし」


あきつ丸「いや〜、まぁ危なかったでありますけどね」


日陰「血屍がいなかったら死んでたな」


あきつ丸「ほんとでありますな...あれ?大和達は?」


皐月「みんな帰ったよ」


日陰「何で皐月は残っているんだ?」


皐月「いや、そろそろ来ると思う」


2人「?」


バン!


血屍「すまん言ってなかった!」


皐月「問題ないよ兄さん」


血屍「あれ?皆は?」


皐月「みんな帰ったよ」


血屍「あれ?すれ違わなかったけど」


日陰「それはお前が窓から入ってきたからだ」


血屍「だってここの方が早いと思って」


皐月「確かに」


あきつ丸「...もうこの際ですから何も言いません」


血屍「じゃあ皐月帰ろう、姉ちゃんたちよりも早く帰ろう」


皐月「おんぶ」


血屍「だーめ、抱っこ」グイッ


皐月「YES!」


血屍「それじゃ!」タタタ



タン


日陰「....もう!」


あきつ丸「男のそれは気持ち悪いでありますよ」











血屍「ただいま帰りました」


皐月「たっだいまー」


真理「おかえりなさい」


血屍「?なんでここにいんの?」


皐月「血屍は知ってるの?」


血屍「うん、でも憲兵になるなんて思わなかった。あ〜、だから運動神経高くったのね」


真理「まぁ、それもありますが...(提督では血屍さんとの接触が極端に少なくなるから憲兵を志願したとは)言えないです」


血屍「そう?まぁ君が来てくれて嬉しいよ」


真理「!!はい!ありがとうございます!」


血屍「まぁそんなわけで...あとはよろしく皐月!」ダッ


皐月「えちょ!兄さん!?」


バン!


大和「血屍〜?、あ!憲兵さん!血屍を捕まえて下さい!」


真理「え!?、あ、はい!」ダダダ


血屍「(ガシッ)え!、はや!」ズダン


真理「ふぅ...これでいいですか?」


大和「えぇ、ありがとうございます(グイッ)「ぐえっ」さ、行きますよ血屍、お仕置です」


イヤダ〜!





アッー!!!!↑





数分後執務室に帰ってきたかと思うとまたふらりといなくなって今は浜辺に行こうとしている


血屍「深海棲艦を解放しようと思うんだ」


鈴谷「...何言ってんの?」


血屍「言ったまんまさ、着いてきな」


鈴谷「...いいけど」


金剛「ヘーイ何してるデース!」


血屍「丁度いいや金剛も着いてきな」


金剛「fm...よく分かんないけどわかったネ」



数分後〜



金剛「へい!ここまで来て何をする気ネ?」


血屍「(チャプン)■■■■解放」



ゾゾ



鈴谷「!?、なにこれ...」


金剛「水が...広がって」


戦艦水鬼「ようやくね」


血屍「ごめんね?」


鈴谷「!!、離れて血屍!そいつは!」


血屍「ちょいまち、落ち着け?周りを見てみろ」


金剛「誰もわたし達に砲を向けてないネ」


血屍「まぁ、そういう事だ」


戦艦水鬼「敵意はないわ、ここで攻撃をしても何も出来ずに殲滅されるから」


血屍「任せなさい」


集積地棲姫「はっきり言って、勝てる気がしない」


血屍「勝たれてたまるか、ていうかごめんね出すの忘れてた」


空母棲姫「いいのよ、中からでも見ていたけどかなり忙しそうだったから」


血屍「ほんとに大変だった...」


ここ数日の忙しさを思い出し今更ながらゲッソリしてしまう、そこにまた新たな嵐が巻き怒ろうとしている


ヲ級「血屍....血屍」


血屍「ホイホイ....ねぇヲ級?どうしたのその子?」


ヲ級「この子、さっきあそこら辺で浮いてた」スッ


ヲ級が血屍の名前を呼びながら近ずいてくる、血屍が振り返った時に見たのは、やせ細った女の子を抱えたヲ級だった

(血屍の記憶を探してもどこにもいない=艦娘や憲軍関係ではない)


血屍「これ早く治療しないとじゃない?」


ヲ級「ヲ、多分」


血屍「さすがに切り傷とか痣は消えきらないかも...«ヒール・穿»」ゴゴゴ


ヒール・穿

対象の数十センチ上にドリル状の黒い何かが現れて対象を抉るように下がっていく、抉られた箇所は見た目に反して回復している、ただし目に見える傷は回復しない、しかし痛みは和らぐ、体内の悪い所をえぐって回復するイメージです


鈴谷「ねぇそれ大丈夫なの!?」


血屍「見た目に反して大丈夫なの、ヒール・天はあまり...」


金剛「ヒール・天ってなんですか?」


血屍「死んでもすぐなら生き返る程の回復力がある魔法だよ」


鈴谷「ならそれを使えば!」


血屍「ヒール・天は艦娘とか体が丈夫なやつに使わないと負荷に耐えきらないからさ、仕方ないんだよ」


金剛「この表面の傷は?」


血屍「今はそういう事に使えるものがないんだよね〜人間に使えるのはまだ開発できてないんだ」


鈴谷「そうなんだ」


ズグッ


ヲ級「...これ、本当に大丈夫?」


戦艦水鬼「見ているこちらも心配になってきたのだけど」


血屍「....」ジーッ


空母棲姫「け、血屍?」


島風「ちょっと静かにしておいた方がいいよ」


鈴谷「...いつの間に!?」


戦艦水鬼「あら、久しぶりね、島風...と言ったかしら」


島風「あぁ〜戦艦水鬼さん、久しぶりですね」


金剛「あ!終わったみたいネ!」


血屍「...疲れた、あれ?島風居たの?」


島風「今来たところ、はい、これ午後ティーのストレート」


血屍「ありがと、助かるよ」ゴクゴク


鈴谷「結局この子どうするの?」


血屍「助けるのがきっと正しいんだろう」


そういった後もう一度子供を見る、痣はまだ残っており痛々しい見た目には変わりない、髪は銀髪で先程少し目を開けた時に見えた目は瞳孔が青色だった


血屍「...大方奴隷商売とかかな、そうなると大分不味いけど」ボソッ


戦艦水鬼「この子は元に返すのかしら」


血屍「いや、こっちで預かるわ、みつけられるわけないし」


戦艦水鬼「...まぁそれでいいならいいけど、またイベントに巻き込まれても知らないからね」


血屍「...その時は頑張る」


空母棲姫「まぁ頑張ってね」


集積地棲姫「...陰ながら応援している」


血屍「支援して下さいよ...あ、明日君達深海棲艦を紹介するから明日僕が空砲鳴らすからその時にここに来て」


レ級「まぁいいけどさ、大丈夫なんだよな」


金剛「大丈夫ですよぉ、血屍がいるんですかラ」


レ級「それ理由になってない...いや、まぁ...うんもうそれでいいや」(投げやり)


血屍「まぁいいさ、それじゃあイロハ級とかの人の形を留めてない子達は好きな様に過ごしといで、くれぐれも民間の人に危害を加えないこと、なにかする場合は呼び出していいから」


イロハ級「グオオオオオオ!」ヒソヒソ

※意訳※分かりました!


ヲ級「私たちは?」


血屍「...あぁ〜あそこにね、空洞があったからそこにいて」


南方棲戦鬼「好きにしてていいの?」


血屍「そりゃあもちろん、それじゃあね〜」クルリ...タタタ


血屍が鎮守府に戻ると同時に深海棲艦達も伝えられた洞穴に向かって移動を開始した、そんな中血屍についてきた金剛と鈴谷は惚けたまんまだった、心配になったレ級は声を掛ける


レ級「あんたらは行かなくていいのか?」


金剛「もう少しだけここにいマス」( ˙࿁˙ )


鈴谷「私も」ポケー( ˙-˙ )ー


レ級「そうか、ならまたな!」ザー


特に問題無しと判断したレ級はさっさと帰って行った、残った2人は放心状態のまま突っ立っていた、正気を取り戻したのは心配になって探していたそれぞれの姉妹に起こされた19:00のときだった


熊野「鈴谷!?」ユサユサ


榛名「金剛姉様!?」ユサユサ


2人「「...は!」」





そんなこんなで次の日、いつも通り起きて食堂に来ている血屍、起きるのが早く、回転した瞬間に入るため他の艦娘はいない


血屍「おはよぉーございまーす」


伊良湖「あ!おはようございます血屍さん!」


血屍「あれ?間宮さんは?」


伊良湖「少し風邪をひいてしまったようで」


血屍「あらまぁ珍しいこともあるもんだね、あそうだ、間宮さんは何処で休んでるか分かる?」


伊良湖「間宮さんはバックヤードで休んでますよ」


血屍「そっか〜、ならお粥かなんか作っていくよ、まだ時間あるし」


伊良湖「そうですか、あ、朝食はどうしますか?」


血屍「A定食で」


伊良湖「分かりました、では作るので...どうします?中でお粥作っていますか?」


血屍「あ、じゃあそうするよ」


伊良湖「分かりました、ではどうぞ」


〜〜〜料理中につき閑話休題〜〜〜


血屍「ぶっちゃけ作者はどうなの?」


極夜「どうなのってなに...」


血屍「栞かpv、お気に入りか応援、オススメコメントのどれが嬉しいの?」


極夜「そりゃあ全部嬉しいけど、1番嬉しいのはオススメかな、お気に入りも嬉しいけど星の数が違うしコメントもされるからね、でもやっぱり評価が低いと嫌です」


血屍「まぁお前豆腐以下だもんなメンタル」


極夜「ノミ以下だよメンタルは、批評があるとすぐに辞めたくなる」


血屍「リアルではまぁまぁ活躍してんだから頑張れよ...」


極夜「性根が弱いんだよ!仕方ないだろ!」


〜〜〜料理終了〜〜〜


伊良湖「血屍さんどうぞ」スッ


血屍「ありがと、間宮さんにお粥届けるついでにそこで食べてきてもいい?」


伊良湖「あまり良くは無いのですが...まぁ血屍さんなら大丈夫だと思うのでどうぞ」


血屍「ありがとう、ならまた後でね」


伊良湖「はい!、ではまた」








コンコン


間宮「はい…ゴホッ、どうぞ」


ガチャ


血屍「失礼しますっと、あらら大分偉そうですね」


中に入って血屍が見たのはいつもの元気なお母さんという印象の間宮ではなく、とても弱々しい少女のような雰囲気のある間宮だった


間宮「!?(バッ)血屍さん!何故こ...ゴホッゲホっ!」


血屍「(ショッキヲオキ)間宮さん落ち着いて、風邪なんでしょう?寝ていた方がいいですよ」ササエ


間宮「...はい…ゴホッ、ありがとうございます」ヨコタワリ


血屍「はい、お粥作って来たので...食べれますか?難しいようでしたら手伝いますが」


間宮「...お手伝いをお願いできますか?」


血屍「はい、じゃあお口開けて」

間宮「あー」

血屍「はい」

間宮「あむっ、モグモグ」

血屍「ゆっくり食べて下さいね」


そう、血屍はまだ朝食を食べてないのだ、だから間宮にご飯を食べさせた瞬間にさっさと完食した、その後ご飯を食べ終わった頃には9:00になっていた(食堂は7:00開店お粥を調理したので食事開始は8:00程度)


間宮「あれ、血屍さん朝食は?コホッ」


血屍「さっき食べ終わりました」


間宮「え!?それはすみません!」


血屍「落ち着いて、俺は大丈夫ですから」


間宮「そ、そうですか...コホッ」


血屍「しかし、定食が空になってないことに気が付かないとは結構参っているようですね」


間宮「うう〜」


血屍「はいはい、どうして欲しいですか、もう1時間はここにいられますが」


間宮「すみません、ここ最近大変で、耳掃除をする時間がなかったので」


血屍「耳掃除ですね、分かりました、では少し待っていてください」


間宮「すみません、お手数をお掛けします...」


血屍「いいんですよ、俺が好きだからしているんですから」


間宮「ありがとうございます...」


片付けと準備中



血屍「ただいま戻りましたよ〜、およ?」


間宮「すー、すー」


10:00から深海棲艦達を紹介する予定也


血屍「寝ちゃったのか、今は...9:30か、そろそろ準備しとかなきゃ、また来ますね」タタタ


ピン↓ポン↑ ︎パン↓ポーン↑


『この後10:00より鎮守府内の砂浜に全艦娘集合、尚間宮さんは風邪とのことでお休みです』


ピン↑ポーン↓パーン↑ポーン↓


鳳翔「急になんなのでしょうか、そして間宮さんは風邪なのですか、道理で食堂に居ないわけです」










10:00になりました〜皆砂浜に集まっております、現地に着いてみると静かにしていろとか指示をしていた訳では無いのであちこちで話し声がする、数日前までの死屍累々の光景の当事者とは思えないほど和んでいた


血屍「お、集まってんね〜」


長門「すまないが血屍、ここに我らを呼んだ理由はなんだ?」


血屍「時に長門、深海棲艦についてどう思う?」


長門「...は?」


血屍「深海棲艦だよ、君達艦娘が戦っているあの」


長門「ふむ...そうだな、(クルッ)強いていえば終わることの無い戦争の敵...かの大戦の敵国の戦艦のような感じだ」


血屍「なるほどね〜、わかった」スタスタスタ


長門「しかし、何故今更(クルッ)...」


血屍コツゼン


長門「...はぁ〜...」


陸奥「あらあら、また振り回されているようね」


長門「なかなかどうして、とらえどころの無い...」


陸奥「あの人の事を分かろうとするのは...難しいのかもしれないわね」


長門「ほんとに何者なんだ...血屍は」




血屍「はーいちゅーもーく」('ω'ノノ"パンパン


一同「...」シーん


血屍「じゃあこれからある人達を紹介しますね〜」


カチャ


一同「ザワっ!」


大淀「な!あれは!41cm3連装砲」


血屍「せーのっ!」


ドドドオォン!


大和「相変わらず砲の構えが軽いんですよ...」


北上「ほんとに凄いよね〜」


大井「あの、北上さん、あの砲の重さは?まさかとは思いますが...」


北上「艦娘が使ってるのと同じだよ、正真正銘戦艦の主砲さ、全く...」


大井「あんなに軽々と...」


島風「さっすが〜!」


天津風「...あら?ねぇなんか聞こえない?」


血屍(来たね)


ザァー


長門「な!何故ここに!」


戦艦水鬼「...ふふっ」ニタァ


陸奥「深海棲艦が!」ゾクッ


長門「総員!、戦闘準備!」


血屍「ならん!」


武蔵「...ほう?なぜそう言う」


血屍「井の中の蛙大海を知らず、世界を広く知れ、」


陸奥「何故そんな事を...」


血屍「考えても見ろ、何故俺が空砲を撃った瞬間に深海棲艦が...(ニヤッ)現れたのかを」


戦艦水鬼「血屍〜!」バッ、ダキッ


空母棲姫「あ、ずるい!私も!」ダキッ


一同「...は?」ガクゼン


レ級「おい、皆固まってるよ?」


港湾棲姫「...離れた方がいいと思う」


戦艦水鬼「...それは」


空母棲姫「無理ね!こんなに待ったんだもの!いいでしょ!?」


血屍「そりゃ僕がいいって言ったんだからいいでしょ」ナデナデ


空母棲姫「んふふ〜」スリスリ


血屍(あっれぇー?空気が冷えてるぞぉ〜?何でだ〜?)


艦娘達「お前何者だァ!」


血屍「正真正銘深海棲艦さ、最も、敵対する意思はないけどね、可愛いよねぇ〜この子達(イ級(elite)ナデナデ)」


長門「いやいやいや!?何をしているのだ提督は!」


血屍「撫でてる」


長門「そういうっ!....はぁ、もういい分かった」


後書き

見て頂けると嬉しい限りですよね、コメント等が有るとより励みになる限りで。
だからといって批評は傷つきますけど...



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1: SS好きの名無しさん 2021-02-15 23:11:30 ID: S:Yh_Uga

めっちゃ、おもしろい!


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1: SS好きの名無しさん 2021-02-14 01:26:30 ID: S:CGzP-5

あぁ~~いいぞこれは





2: SS好きの名無しさん 2021-02-25 16:19:00 ID: S:AZnnd3

面白い作品は五万とあるけど、これは格別ですぜ…

3: SS好きの名無しさん 2021-02-27 01:35:34 ID: S:gtnNLH

これは面白い! 続きが気になる!


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