2021-06-20 16:43:21 更新

概要

「新章より地の文を入れてみました」

【実艦】と【艦娘】の両方が好きな方に送る。


【ネウロイ】との戦争終結から70年以上経ち、新たなる脅威【深海棲艦】の影響を受け始めて数年、初期艦の活躍により日本はなんとか平和を維持することが出来ていた。
そして、妖精や初期艦の努力により海軍は建造システムを導入し、戦力の増強を開始。
そんなある日、突然自宅に訪問してきたのは初期艦と呼ばれる5人の内の1人、駆逐艦吹雪。

吹雪の話では、俺に艦娘を率いる適性があるという。そして俺は半ば強引に海軍の提督になる事になった。


前書き

艦娘が自らの実艦に乗り込み、妖精さんらと共に戦闘するスタイルの艦これ。(アルペジオ等)

艦これより、提督の決断シリーズ要素多め。
効果音は単純でわかりやすいものを採用。

オリジナルの用語はありません。
海軍や海自等で使われている物がほとんどです。

コメントや質問批評等も、匿名で好きなだけなんでもどうぞ。

【1】〜【5】の続きです。興味もったら、作品一覧から旧作をどうぞ!
戦闘が多くなるのは【4】から。

この世界観は…
一般人含め海軍より適性があると判断された者が集まり、1人の提督につき最低6人、最大で10人(例外あり)の艦娘を率いて深海棲艦と戦う世界。

「」 ←セリフ

『』 ←通信等

() ←心の声

悪 中 良 ←提督と登場提督との関係性(中は中立的)

俺→ 一人称

オレ→ 提督の名前を呼ぶ。


章タイトル

《所属艦資料集》↓



《所属妖精等資料集》↓



《考察等々資料集》↓






開戦





12月某日



1200時頃





〜渋谷駅前 スクランブル交差点〜



快晴の空の下、渋谷駅前では今日も大勢の人々が行き交っていた。


【大型ビジョン】



オヒルヤスミハ♪ ウキウキウォッチング♪


アッチコッチ♪ソ



アナウンサー『番組の途中ですが、臨時ニュースが入って参りました』



お昼の人気番組は、臨時のニュース速報によって中断された。


アナウンサー『防衛省並びに、太平洋国連軍より。深海棲艦との本格的な戦争状態に入ったと発表がありました』


アナウンサー『防衛省、海軍部発表』


アナウンサー『本日○日未明。日本海軍は、「敵深海棲艦に奪われた、ハワイ真珠湾の敵艦隊並びに、航空兵力に対し、決死の大空襲を敢行し、大なる戦果を収めた」と発表いたしました』


アナウンサー『繰り返します』




その日。

太平洋地域での、

日本、アメリカ、オーストラリア等の国々からなる、太平洋連合国軍と、深海棲艦との本格的な戦争の火蓋が切られたことを告げるニュースが流れた…。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー








12月後半


深夜


〜柱島泊地〜



ー蒼龍 艦橋ー




蒼龍「行き足無し。完全に停止した。前部員、投錨準備」



航海艦橋で、蒼龍は淡々と号令を出し、見事に艦を停止させ、砲術科の妖精へ投錨準備に入はいらせた。



提督「…お疲れ様。蒼龍」


蒼龍「うん。オレさんもね」


提督「帰って来たな」


蒼龍「うん」




柳本妖精「蒼龍さん。後は我々がやりますので、下艦準備を進めてください」



蒼龍「うん、ありがとう。オレさん、みんなの所いこ?」


提督「だな。柳本妖精、お願いね」


柳本妖精「はい。お任せください」




以降の指揮を、副長の柳本妖精に委任し、蒼龍と提督は艦橋を後にした。




ーーーー

ーー









ー蒼龍後部 内火艇甲板内 舷門ー



蒼龍、提督、便乗していた呉第三艦隊の艦娘達が、下艦の為に集まっていた。



当直士官妖精「」キョシュケイレイ



提督「」トウレイ



当直士官妖精「波が少し高い影響で、少し揺れます。お足元にどうかお気をつけてお降り下さい」



蒼龍「オレさん、どうぞ」


提督「ありがとう。妖精さんも」


当直士官妖精「恐縮です!」チョクリツ




鉄の甲高い音を立て、提督から舷梯を降りる。日没後なので、下艦を知らせる号笛は吹かれない。




ーーーーーー

ーーーー

ーー






翌日


0800時





ー呉鎮守府庁舎内 第三艦隊執務室ー




軍艦旗掲揚を前に、提督と吹雪は直立の姿勢で待機していた。




提督「」チョクリツ


吹雪「」チョクリツ



10ビョウマエ!!



〜♪ (気をつけラッパ


ジカン!!


提督「」チョクリツケイレイ


吹雪「」チョクリツケイレイ



〜♪ (ラッパ君が代



カカレ!!


〜♪(かかれラッパ





「かかれ」の号令がかかり、提督は執務机へ向かい、執務椅子へゆっくりと腰を下ろした。






提督「…この執務椅子に座るのも、約1ヶ月振りだな」



吹雪「はい。帰って来ましたね」



吹雪「1ヶ月なのに、オレさんとこうして執務室にいるのが、なんだかずっと前だったみたいに感じます…」



提督「あぁ。夢中で駆け抜けた1ヶ月だったな…」



吹雪「はい…」



以下簡易的戦果表


ーーーーーーーーーーーーー


【ハワイ海戦】


【戦果】

《撃沈》

ル級戦艦×4

駆逐艦級×1

その他艦艇×1


《損傷》

ル級戦艦×3

軽巡級×3

駆逐級×3

その他艦艇×5


※大〜小破含む。


《航空兵力》

効果抜群也



【損害】

《第一派攻撃隊》

〈未帰還〉

零戦×3

艦爆×1

艦攻×5

計9機


〈戦死妖精〉

20名


《第二波攻撃隊》

〈未帰還〉

零戦×6

艦爆×14

艦攻×0

計20機


〈戦死妖精〉

34名



〈未帰還〉29機

〈戦死妖精〉54名



《その他》

無人特殊潜航艇×5

無人偵察機×1


※全て米海軍所属




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







提督「まさか、加賀さんの所の鈴木大尉がやられるとは思わなかった…。未だに俺も少し引きずってるよ…」



提督「それに、雷撃隊の未帰還機が全て加賀さん所属機。気丈に振る舞ってはいたけど、きっと内心では悲しんでた」


吹雪「さすがの赤城さんも。声をかける事、出来ませんでしたしね…」


提督「無事に帰れたのは。散って行った妖精さん達英霊の皆が、俺たちを守ってくれたんだな」



吹雪「はい…私もそう思います」





悲しげな雰囲気が流れるが、

以前、江草妖精達に言われた言葉を思い出し、話題を変える。






提督「執務室には来たけど…。作戦参加の艦娘や妖精には、2週間の特別休暇が出てるから、仕事といっても少ないんだよね」



吹雪「オレさんにも、休暇出てたよね?全部消化しないにしても、少しゆっくりしてもいい気がします」


提督「ありがと、吹雪。まぁ、今はここに少し座ってたいんだわ」



吹雪「じゃあ、コーヒー淹れてくるね」



提督「ん、ありがと」




1ヶ月振りの執務室での時間が、ゆっくりと動き出す。




ーーーーー

ーー





1000時頃



コンコン♪コンコン♪



吹雪「私が」



吹雪「はい?」



ガチャ♪



時雨「オレさん、今いい?」


提督「ん?大丈夫だよ」




夕立「お邪魔するっぽい!」


黒潮「邪魔するなら、帰ってやー」


夕立「ほな、失礼するっぽい!」


夕立「って!ぽいっ!」ビシッ!!


黒潮「オウフッ!?」チュウハ!


時雨「ナイスツッコミだね」





艦娘、3人寄れば姦しいとはこの事であろう。

時雨、夕立、黒潮の登場よって、ゆっくりとしていた時間が弾むように動き出す。

一通り済むと、各々は執務室に置かれている来客用のソファーへ腰をかけた。




吹雪「急に賑やかになりましたね♪」


提督「いや、多い。時雨だけじゃねーのかよ」


夕立「…ダメだったかしら?」ウワメ



提督「んにゃ、いいよ。なんか帰ったきた感が湧くわw」


吹雪「ですねw」



提督「一応言っておくけど、他は普通に仕事してんだから騒ぐなよ?」



艦娘s「はーい」



提督「ぐぅ、いい返事」



少しの間彼女達と、たわいの無い会話を楽しんだ。





ーーーーーー

ーー





1330時頃




叢雲「って内容よ。どうかしら?」



提督「ん、わかった。演習の手配しとくわ」


叢雲「よろしく」





叢雲は、ソファーの背もたれに少しダラシなく背を預け、身体を伸ばす。

自慢の胸がタユンと揺れる。提督、その瞬間を見逃さないっ!





山城「こっちのは砲戦訓練よ」




と、山城はタブレット端末をタップし、提督の使うタブレットへデータを転送した。




提督「山城、扶桑、大和の砲戦訓練か…。えっ?胸熱なんですが」



提督「俺も行っていい?」


吹雪「いや、オレさん休暇は…?」



提督「練度確認って事で」


山城「あっそ。まぁ…いいんじゃないかしら?」チラッ


叢雲「となると、アンタが誰に乗るか決めないとよね?」


山城「大和と姉様に声かけるわね」






ーーーーー

ーー




数十分後




緊張感のある空気が、執務室内に広がる。






川内「第1回、座乗希望提督、戦艦山城。『サトウオレ』。呉第三艦隊所属、少将」イケボ



浜風「おぉ…」



川内「第1回、座乗希望提督、戦艦扶桑。『サトウオレ』。呉第三艦隊所属、少将」イケボ





島風「おぅ!?競合だ!」


浦風「これは面白ぉなるけぇね…」


提督「えっ?何これ?ってか、お前らどっから出てきたの?」


叢雲「うるさいわねっ!黙ってて!」


提督「はい…」






川内「第1回、座乗希望提督、戦艦大和。『サトウオレ』。呉第三艦隊所属、少将」イケボ



吹雪「さ、3人とも競合だ!」


春雨「お、おぉぉぉ…?」


村雨「春雨、無理に付き合わなくていいのよ?」


春雨「なんだか、面白そうなので…」エヘヘ


村雨「」キュン♡





川内「それでは、競合となりましたので抽選とさせていただきます。皆様、前へお願いします」イケボ




3人が、抽選ボックスを持つ川内の前へ並ぶ。




川内「山城さん。お願いします」イケボ



山城、左手で引く。



川内「扶桑さん、お願いします」イケボ



扶桑、同じく左手で引く。



川内「大和さん、お願いします」イケボ



大和、右手で引く。




川内「ご確認ください」イケボ




座乗権を獲得したのは…!!




ヤ、ヤッタ…!!










ーーーーー

ーー










砲戦訓練







2日後




昼過ぎ




〜高知 足摺岬沖〜





ー山城 戦闘艦橋ー





見張妖精『左○○度方向、大和を視認』




艦橋左舷の見張り台から、無線越しに報告が入る。






電測長妖精『距離、約ヒトハチ。速力約18kt。○○○度方向へ航行中』





大和を捉えるレーダー室の妖精から、より詳しい報告が入る。







山城「戦闘!同航、左砲戦!主砲、訓練弾!」


山城「目標、敵ハタブネの大和!」


山城「観測射撃、緩斉射。本射、緩斉射。交互撃ち方発令射撃!」


山城「合戦準備!!」



〜♪ (合戦準備ラッパ





山城が淡々と号令をかけると、

合戦準備のラッパが鳴り、艦に装備されている内火艇やその他、戦闘の邪魔になる物を移動させ格納し、水密扉等の点検も行う。


艦尾に掲揚されていた軍艦旗が、山城後部マストに再掲揚され、戦闘旗も掲揚された。






山城「本当、まさか私が引き当てるとは思わなかったわ…」



提督「まぁ、いつも通りやってくれ」


山城「え、えぇ。もちろんよ」





山城は嬉しさを抑えつつ、艦橋内で仁王立ち。各部署から配置ヨシの報告が入るのを待つ。




副長妖精「配置!全てヨシ!!」




山城「了解」





電測長妖精『最新の電測完了、電測諸元送信する』


測的妖精『最新の測的完了、測的諸元送信する』






大和に対するレーダー、測距儀による測的が完了し、その結果を射撃指揮所へ送る。





砲術長妖精『諸元受信、射撃盤へ入力完了』



レーダー、測距儀で計算された情報を射撃盤へ入力し、算出された平均値を入力した。



砲術長妖精『主砲、観測射撃。初弾装填よし。照準開始』




ゴ---…




扶桑自慢の主砲が、ゆっくりと旋回する。





砲術長妖精『主砲、旋回よし。仰角よし』


砲術長妖精『射撃よーいよし』



山城「主砲!!観測射撃!こーーげき始め!」



〜♪ (合戦ラッパ



砲術長妖精『主砲、うちーかた始め!』


砲術長妖精『観測射撃、発射よーい!』



ー♪ ー♪ ーーーーーー♪ (発射ブザー



砲術長妖精『ってー』



ドーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!





轟音と共に、観測射撃の初弾が放たれた。






提督「くぅ…腹に響く。たまらないな」


山城「そうでしょう?自慢の主砲よ」




着弾までは数十秒を要する。






見張妖精『観測射撃よーーい…。だーーんちゃく!!』



見張妖精『遠弾!』



測的妖精『諸元修正、下げ○!』


砲術長妖精『諸元修正、下げ○!』





初弾の着弾を観測し、すぐさま修正を開始する。







砲術長妖精『諸元修正完了!』



砲術長妖精『観測射撃第二弾!発射よーい!』


ー♪ ー♪ ーーーーーー♪(発射ブザー


砲術長妖精『ってー』



ドーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!




観測射撃の第二射目が放たれる。






見張妖精『第二弾よーい…。だーーんちゃく!!』


見張『夾叉!』




提督「電探射撃との併用で、2射目で夾叉か…。見事だな」


山城「ありがとう」






測的妖精『諸元そのまま!』


砲術長妖精『諸元そのまま、よーそろー』


砲術長妖精『これより本射。本射第一弾、発射よーい!』



ー♪ ー♪ ーーーーーー♪(発射ブザー


砲術長妖精『ってー』



ドーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!





命中を見込んでの、本射が開始された。以降、『撃ち方止め』の号令がかかるまで撃ち続ける。





見張妖精『本射第一弾よーい!だーーんちゃく!!』



見張妖精『夾叉!敵艦捕捉!』





連続しての夾叉を確認。





提督「おぉ…お見事」


山城「測距儀、電探。敵の動きに注意!砲術長、頼んだわよ!」



測的長妖精『よーそろー!』


電測長妖精『よーそろー!』


砲術長妖精『よーそろー!』








ーーーー《大和側視点》ーーーーー




ー大和 戦闘艦橋ー





見張妖精『敵艦の発砲閃光視認』



大和「撃って来たわね。山城さんのお手並み拝見よ」







バシャーン!!!





見張妖精5『左舷着弾!』



有賀妖精「初弾観測は遠弾の様ですね」



大和「えぇ。でも少しズレていたら、初弾命中もあったわね」


大和「電探射撃と併せて撃って来ているから、命中判定弾もそう時間がかからず来ると思うわ」


有賀妖精「はい!」



大和と有賀妖精は、艦橋右舷寄りの窓から、双眼鏡越しに山城を覗きながら会話をする。




見張妖精『フタ射目、発砲閃光視認』



大和「フタ射目はどうかしら」






バシャーン!!




見張妖精5『左舷着弾!』



見張妖精2『右舷着弾!』



副長妖精「フタ射目で夾叉。見事ですね」



大和「そうね。まぁ、提督が乗ってるんだから、これくらいやってのけなきゃね」





内心で、いっちばーん!悔しがったのは大和であった。






見張妖精『3射目、発砲閃光視認』


大和妖精「ヤキモチです?w」


大和「な、なに言ってるのかしら!?違うわよ!?別に、ドラフトでクジ外れたのが悔しいとか思ってないわよ!?」



有賀妖精「そうですかw」


大和「なに笑ってるのよ!全く!」




バシャーン!!





見張妖精5『左舷着弾!』


見張妖精2『右舷着弾!』



有賀妖精「捕捉されましたな」



大和「そうね…。少し相手の目を眩ませてあげましょうか」



有賀「訓練とは言え、簡単に命中弾を献上するわけにはいきませんからね」



大和「えぇ」





大和「減速する!両舷前進きょうそーく!」



チリン♪チリン♪



速力信号妖精「両舷前進きょうそーく!」



機関長妖精『両舷前進強速』



速力信号長妖精『速力信号標、強速へ変更する』





海軍特有の独特なイントネーションで号令がかかった。





ーーーー

ーー






ーーーー《山城側視点》ーーーー




○時間後




ー山城 戦闘艦橋ー




提督「…そろそろ時間だな」



山城「えぇ」




提督と山城は、艦橋内に設置されている時計を確認する。



山城「こーげき止め!」



砲術長妖精『うちーかた止め!』



山城「戦闘終了。砲戦戦闘用具納め」



砲術長妖精「よーそろー。砲戦戦闘用具納め」



山城は淡々と号令を出す。





山城「副長、砲術長は訓練結果を評価せよ」



副長妖精「了解」



砲術長妖精「了解」




副長、砲術長は評価に入った。




提督「いい訓練だったな。大和にしても、上手いこと幻惑させて来たし。」



山城「そうね。上手くやられたわ。今回の訓練をしっかり反省して、練度の向上に努めるとするわ」


山城「今のままで満足して、大和に練度で劣るなんて事ない様にしたいもの!」


提督「お互いにしのぎを削る関係…。悪くないね」


山城「えぇ」




提督「次は扶桑だな。お手並み拝見」









ーーーー《扶桑側視点》ーーーー




ー扶桑 戦闘艦橋ー




扶桑「戦闘!同航、左砲戦!主砲、訓練弾!」


扶桑「目標、敵ハタブネの大和!」


扶桑「観測射撃、急斉射。本射、急斉射。交互撃ち方発令射撃!」


扶桑「合戦準備!!」



〜♪ (合戦準備ラッパ



扶桑の号令すると、合戦準備ラッパが鳴り響く。






ーーーーーー

ーーー











日常パート



訓練翌日





〜呉市内 ゆめショッピングセンター〜




訓練翌日、提督達は鎮守府近くのショッピングセンターへ買い物に来ていた。

このショッピングセンターは、徒歩で行ける距離とあって、艦娘達もよく利用している場所である。





夕立「こうやって、お買い物に来るのも久しぶりっぽい!」


提督「だな。また、私物の備品を色々と揃えておかねーとな」



川内「コーヒーとかは経費で落とせるけど、個人の好みのお菓子とかは自腹だもんね」



提督「その辺はまぁ、しゃーない」





本来なら、私服ではなく軍装を着用するのだが、提督の

ある事情により免除されている。

提督の下に所属する艦娘達も同じである。






五十鈴「人によっては、執務室にお酒とか持ち込んでたりするしね」



提督「だね。確か、山本長官や古賀副長官もいい酒がー。っておっしゃってたわ。武蔵達と引っ掛けてるみたい」



吹雪「前に、隼鷹さん達が持って来たお酒もプレゼントしてたって白雪が話してましたね」



吹雪「山本長官と、初雪、涼風ちゃんが飲み過ぎて、長門さんに怒られてたとか」



島風「みんなおっそーい!早く早く!」





と何気ない会話をしているが、

彼女達は皆、服の下に予備弾倉と共に拳銃を携行している。

もちろん提督もだ。各自衛隊が装備している物ではなく、彼女達の手の大きさに合わせて少し小さめの。警察等で装備されているものだ。





提督「しばし待たれよ!」





島風「は?」スンッ


提督「いや…なんでもねぇよ」



吹雪「wwwww」


川内「何やってんのよ…」






衣笠「あら?サトウ提督」



提督「へ?」


青葉「こら!衣笠!」


青葉「」ゴニョゴニョ


衣笠「あっ…!そうか!こんにちは!サトウさん!皆さん!」


青葉「こんにちは!」



提督「ちわすー」


吹雪「こんにちは!」


五十鈴「こんにちは」


川内「ちわっす!」


夕立「っぽい♪」




偶然、青葉達と出会う。





青葉「お買い物ですか?」


提督「まぁね。留守にしてたもんでさ」


青葉「なるほど!」


衣笠「作戦参加、お疲れ様でした。あの日は、日本中が歓喜した歴史的な日になりましたよ!」


提督「みたいだね。うちの妖精さん達が言ってた」



青葉「がっさ!邪魔しちゃ悪いよー!」



衣笠「そうだね!じゃぁこの辺で!」


提督「ん、じゃねー」



青葉「そだ!」




青葉は提督に近づき、耳打ちする。五十鈴と夕立が少しだけムスッとする。






青葉「ご存知だとは思いますが、以前より過激派の行動が活発になってますっ」ボソボソ


青葉「どうかご注意下さいね?」ボソボソ


提督「ん。ありがとう」ボソボソ


提督「この子達がいるから、大丈夫だよ」ボソボソ





青葉の忠告を受ける。






アオバー!!




青葉「はーい♪」






青葉達と別れ、店内へと移動する。








ーーーーー

ーーー





〜ゆめショッピングセンター 店内〜





夕立「オレさん♪このブラどうかしら?」


五十鈴「こっちも貴方好みでしょ?」


川内「こっちのブラ。シンプルで可愛い♪」


吹雪「こっちのもいいよね!」


島風「吹雪ちゃんの可愛い♪」





提督「お、おう…」


川内「なによー?私達がこれ着てる姿見たくないの?」


吹雪「オレさんはぁ?見てくれないんですかぁ?」ニタァ


五十鈴「あら残念♪せっかく可愛がってもらおうと思ったのに♪」ニタァ


島風「ショックだなぁ…?」ニタァ


夕立「いつもと違う、ちょっとエッチやつよ?」ニタァ




陳列されている商品を手に取り、身体に当てがいながら声をかける彼女達。





提督「見たいけど…。見るならサプライズが良かったわ」





夕立「っぽい///」


吹雪「っ…///」


川内「その手があった…///」


五十鈴「五十鈴とした事が…」グヌヌ


島風「見せるのちょっと早かったわね…」グヌヌ





思わぬ反撃を受け、照れる者悔しがる者と分かれる。彼女達はその後、気が済むまで提督をいじり倒した。








???






〜○○ー○島沖〜



ー蒼龍 艦橋ー




蒼龍「発艦、はじめー!」


航空管制妖精『発艦始め!』


蒼龍「艦内号令。手空きの者は帽振れ!」








ーーーーーーーー

ーーーー

ーー






〜○○ー○島上空〜




ー九七艦攻(蒼龍) 佐藤妖精 金井妖精乗機ー




佐藤妖精「ワレ、嚮導機の位置につく」


阿部妖精『よーそろー。位置を交代する』







ーーーーーーーー

ーーーー







ー九七艦攻(蒼龍) 佐藤妖精 金井妖精乗機ー



キ------ーーーーーーン!!!



電信妖精「敵機ー!!」



タタタタタタッ!!!


タタタッ!!




バババババババ!!!!!


バリバリバリ!!!


ギューーーーー-----ンッ!!!!!




金井妖精「被弾したか…」





ーーーーーー

ーーー







〜蒼龍 飛行甲板〜



提督「…そうか。あの子達がか」


阿部妖精「はい。おそらく、佐藤妖精が機上戦死して、そのまま…」


蒼龍「…。報告ありがとう」






ーーーー






ーー















作戦準備





サン…オレ…






〜呉第三艦隊 執務室〜




浦風「オレさん!!」




提督「んんっ…」



浦風「こがな所で寝とると、風邪引くよ?」


提督「おぉ…」


浦風「なに寝ぼけとるんじゃ?はよぉ起きんさい」ペシッ!



提督「痛って…!」


浦風「目、覚めた?」



提督「目覚めたわ…」


曙「全く、昼寝なら仮眠室でしなさいよ…」


曙「って、どうしたの?」


提督「んにゃ、なんか嫌な夢見た気がする…」


浦風「ほーなん?」


提督「覚えてはないんだけど…そんな気がする」


曙「あっそ」モギュ


提督「言葉では冷たい反応なのに、手を握ってくれるボノたんマジ天使…」ナデナデ



曙「は、はぁ!?別に心配なんてしてないしぃ…!?」


浦風「ツンデレボノたんやなぁ」ホッコリ


曙「2人してっ…!」カオマッカ



浦風「ボノたんギュー♪」モギュー



曙「んんっ…///」


曙「ちょっと…。おっぱいで苦しいんだけど…!」モニュゥ


浦風「あん♡揉んだらいけん♡」ピクンッ


浦風「うちのおっぱいは、オレさんのもんじゃ♡」


曙「はいはい、悪かったわよ…」


曙「よかったわね、オレ。このおっぱい独り占めよ?」



提督「うらやましいか?」


曙「っ…!クソ提督!!」





執務室での、ボノたんのラッキースケベである。







ーーーーー

ーーー





1600時頃



〜呉鎮守府庁舎内 第三艦隊執務室〜



大淀『といった内容です。良大将、よろしいですか?」



良大将『あぁ、構わないよ。サトウ提督、二航戦2人以外の編成は貴様に任せる』




横須賀鎮守府にいる、軽巡洋艦大淀と、呉鎮守府司令長官であり、第一艦隊の長官である『良大将』がモニター越しに今回の任務の内容を話し終えた。


内容は、前線基地であるウェーク島への輸送作戦である。深海棲艦との本格的な戦争状態に入った事により、船団護衛の支援隊として参加されたしとの事。



提督「任務の方承りました。編成でき次第すぐにデータを送ります」



良大将『頼んだぞ』


提督「ご期待に応えられるよう尽力いたします!」



良大将『そう堅苦しくならなくて構わんよ。普段通りでいいさ』



提督「は、はぁ…。ありがとうございます」



良大将『では、サトウ提督!頼んだぞ!』



提督「はい!」



大淀『山本長官へ送る編成データは、私宛に送っていただいて構いませんので。よろしくお願いします』



提督「はい!」



良大将『では、会議は終了とする』








ウェーク島輸送作戦




1800時頃


〜呉鎮守府庁舎内 第三艦隊執務室〜




提督「ふぅ…(編成完了っと。送信)」


曙「終わったの?」


提督「終わりよー」


曙「見ても?」


提督「んっ。今回は臨時編成。防空艦を編成したよ」






ーーーーーーー《編成表》ーーーーーー

ウェーク島物資輸送作戦


ー呉鎮守府ー

〈第二航空戦隊〉

【旗艦】

蒼龍

蒼龍 飛龍 五十鈴 曙 叢雲 浦風 村雨 春雨 


〈別働隊〉

【旗艦】

青葉 衣笠 古鷹 加古



ー横須賀鎮守府 佐世保鎮守府ー

〈輸送本隊〉

【旗艦】

夕張

夕張 神風 旗風 春風 睦月 如月

天龍 龍田 三日月 弥生 春風 松風 

千歳 千代田(航空機輸送)


輸送船×○□隻(分解航空機含む)


〈前路哨戒〉

【旗艦】利根 

利根 筑摩 磯波 浦波 秋津洲


海軍第8○□航空隊



ーーーーーーーーーーーーーーー




曙「結構な大規模編成ね」


提督「そりゃな。最前線への輸送任務だし、敵の出現も予想されてるからね」


曙「私達と、利根さん達が警戒って訳ね」


提督「まぁそんな感じじゃけ」


提督「曙も、防空艦として頼むよ」ナデナデ


曙「んっ…///えぇ、任せて♡」ニコッ♪




嬉しそうに顔を綻ばせる、ラブリーマイエンジェルぼのたん。今日も可愛い。








ーーーーーーーー

ーーーー








〜呉鎮守府庁舎内 第三艦隊執務室内 仮眠室〜






曙「ん"っ♡ん"っ♡」ドチュ♡ドチュ♡


曙「気持ち♡んんっ♡お"っ♡お"っ♡」ドチュ♡ドチュ♡


提督「ぼのっ…!あー…また出る…。きゅうきゅう締めつけて…やばい…」パンッパンッパンッパンッ!!



曙「オレぇ♡んっ♡チュ…♡レロッ♡しゅきぃ♡あっ♡あっ♡んんっ♡」ジュプ♡ジュプ♡ヌチュ♡ヌチュ♡



曙「イ"グッ♡またイ"グッ♡ん"ん"っっー♡♡♡♡」ビクンッビクンッ



提督「ほらっ、ボノ!もっとイケ!ほらっ!イケっ!」パンッパンッパンッパンッ!!!!



曙「らめっ♡らめっ♡じゅっといっでるのぉぉ♡♡♡♡」



提督「ボノっ!かわいいぞ、ほらっ!自覚しろ!ボノっっ!!」パンッパンッ!!



曙「あ"あ"あ"あ"っ…♡♡♡♡♡♡」プシャァァ




快楽漬けにされ、だらしなく身体をビクつかせる曙を見て顔を赤くする叢雲。




叢雲「(ま、毎回私もああされてるのよね)…///」




サワッ



叢雲「にゃ!?」ビクンッ



叢雲「あんっ♡ちょっと!?んっ♡腋はくすぐったい♡んんっ♡」ビクンッ♡ビクンッ♡





この後めちゃくちゃ(略










ーーーーーーーー

ーーーー









作戦行動中



0500時頃



〜硫黄島近海〜




ー蒼龍 艦橋ー



蒼龍「格納庫、直掩機の準備を開始せよ」



整備長妖精『格納庫、了解。直掩機の準備を開始する」






冬の海、まだ夜は開けていないが、直掩機発艦の準備が始まる。

自戦隊直掩の零戦と、船団直掩のための零戦を飛行甲板へ上げるための、昇降エレベーターへ移動させる。

各機は飛行甲板へ上がると、甲板にいる整備妖精達により、発動機を始動させ暖機をする。後は各機の主人を待つのである。



飛龍『ワレ飛龍。直掩機発艦準備を開始する』



提督「了解」


提督「蒼龍、飛龍の直掩機発艦タイミング任せる」



蒼龍「よーそろー」


飛龍『よーそろー』





蒼龍の艦橋内、

一番右側にある司令官席からは、相棒の飛龍や五十鈴達直掩艦達の航行灯が、ユラユラと揺れているのが見える。






提督「何事もなく、終わってくれるといいけど…。念には念をだな」



蒼龍「うん。油断せずに行こうね」



提督「頼んだよ」



蒼龍「うん!任せて!」







ーーーーーー

ーーーー

ーー







1130時頃



〜マーカス島近海〜




ー蒼龍 艦橋ー




通信妖精『夕張より入電。ワレ、予定通り』



提督「よし…。あと○時間ほどで陸揚げか」



柳本妖精「はい、今のところ何もなく進んでますね」


提督「だねぇ」



柳本妖精「蒼龍さんが戻られたら、飛龍さんの所へ移動ですか?」



提督「うん、蒼龍とね。みんなも集まる予定だよ」



柳本妖精「艦の方は、我々にお任せください!」



提督「艦をよろしくお願いします」



柳本妖精「はい!」






状況が少し落ち着いているため、提督と蒼龍は飛龍へ移乗し、他の子達も集まって昼食を取る予定だ。

しかし、そこに一本の電文が入る。





通信妖精3『大艇3号よりテ連送!』


提督「やっぱり来たか!!」


柳本妖精「格納庫!攻撃隊準備!!」


提督「雷装!9機で編成!」


柳本妖精「雷装!9機で編成!」


整備長妖精『雷装9機。了解』




通信妖精3『敵艦見ゆ。空母らしき2巡洋艦2駆逐6』


通信妖精3『ウェーク島より方位○○○度、約○○○kmの位置』





蒼龍「お待たせ!!」


提督「おう!」


柳本妖精「攻撃隊の準備中!」


蒼龍「ありがと!」





通信妖精3『敵速約21ktで○○○の方角へ航行中』




提督「航海長、敵艦隊が船団を攻撃範囲に捉える時間を計算!」


航海長妖精「了解!」


提督「敵の空母は、攻撃準備に入っているか問い合わせろ!」


通信妖精3「了解!」





飛龍『ワレ、攻撃隊の準備を開始する!』


提督「艦攻隊!雷装!9機で編成!」


飛龍『艦攻隊!雷装!9機で編成!よーそろー!』





提督「残念だけど、飛龍での飯はまた今度だな」


蒼龍「そだね。まぁ、いつでも一緒に食べられるし」


提督「だな」


飛龍『いつでも来てねっ!』




提督「夕張へ電文。ワレ、これより航空戦の指揮を執る」


通信妖精3『了解!』




輸送作戦時に敵艦隊を発見した場合は、

二航戦による航空攻撃を実施することになっていた。

その準備が今、開始された。








ウェーク島沖航空戦!!








準備完了後




〜蒼龍 艦橋〜


整備長妖精『攻撃隊全機、甲板への移動完了』



飛龍『ワレ飛龍。攻撃隊全機、甲板への移動完了』



蒼龍「艦橋了解」


提督「了解」



航空管制妖精『管制了解』


蒼龍「柳本妖精。少しお願い」


柳本妖精「了解」



提督「俺も行く」





ーーー《提督 蒼龍 飛行甲板へ移動》ーーー




ーーー

ーー






〜艦橋下 飛行甲板〜




飛龍『説明は以上よ』


蒼龍「提督、何かありますか?」


提督「みんな、頼んだよ。」



搭乗員妖精s『「おうっ!!」』



蒼龍「搭乗開始!」




攻撃隊の編成、指揮官達への確認を済ませると、

号令と共に、妖精達が愛機へと移動を開始する。




ーーー《提督 蒼龍 艦橋へ移動》ーーー



ーーー

ーー




〜蒼龍 艦橋〜




航空科長妖精『搭乗完了。発艦よーいよし』



蒼龍「艦首を風上へ向け増速する。各艦へ合図送れ」


信号長妖精『よーそろー』


気象科妖精「風、○○の方向」




各部門の妖精がそれぞれの役割を果たしていく。




操艦妖精「艦首を風上へ向ける」


操艦妖精「とーりかーじ。左○○度」


操舵妖精「とーりかーじ。左○○度」





転輪羅針儀の前に立ち、

艦の向きを指示する操艦担当、航海科所属の当直妖精が号令すると、

操舵輪を握る、同じく航海科所属の当直妖精が復唱する。





見張妖精4『飛龍、転舵した』


見張妖精3『春雨、ワレの後ろにつく』


見張妖精『村雨、飛龍の後ろの位置』




見張妖精達から、飛龍とトンボ釣りのためについてくる、村雨と春雨の動きの報告が入る。





操艦妖精「もどーせ」


操舵妖精「もどーせ」


操舵妖精「舵中央」



操艦妖精「艦首、風上に向いた。進路○○○度よーそろー」


操舵妖精「艦首、風上に向いた。進路○○○度よーそろー」


操艦妖精「よーそろー○○○度」



蒼龍「増速する。最大戦速!」



速力信号妖精「最大せんそーく!」


チリンチリン♪


機関長妖精『最大戦速ー』





艦首が風上に向く、最大戦速へと増速後に、蒼龍の号令で遮風柵が格納される。



蒼龍「オレさん、発艦用意よし」



提督「やってくれ」





蒼龍「攻撃隊、発艦はじめー!」



航空管制妖精『攻撃隊、発艦はじめー!』



蒼龍「艦内号令!手空きの妖精は帽振れ!」




号令がかかり、艦橋のすぐ後ろにある、メインマストに発艦始めの信号旗が揚がる。

攻撃隊の先頭、菅波妖精の乗る零戦から発艦が始まる。

飛行甲板の少し下にある機銃座や高角砲座に配置されている妖精や、

その他通路に退避した整備妖精達が、帽振れで攻撃隊を見送った。





ーーーー《編成》ーーーー


飛行隊長

楠美妖精(飛龍

菅波妖精(蒼龍


零戦×12

艦攻×18


計30機



ーーーーーーーーーーー






ーーーーーー

ーーーー

ーー






〜敵艦隊上空〜




ー零戦 菅波妖精機ー



菅波妖精「敵直掩機が来たな…」


菅波妖精「菅波一番より各機。増槽投棄、迎撃開始」


菅波妖精「3小隊、ついて来い」



菅波妖精「艦攻隊に近づけさせるな!」



零戦妖精s『よーそろー!』





隊長の菅波機から、無線による合図があると、零戦隊は増槽を投棄する。

敵直掩機に対する迎撃準備が整った。

菅波は機体をバンクさせると、列機と共に向かって行く。

それに、飛龍所属の零戦隊が続く。計6機が先行する形になった。





ー九七艦攻 楠美妖精機ー



楠美妖精「よし!全機突撃!」


電信妖精「よーそろー!」





トトト トトト トトト 



トトト トトト トトト



楠美機から、突撃合図である『ト連送』の打電を受け取った艦攻隊は、

事前の打ち合わせ通り、《蒼龍隊》《飛龍隊》と左右に別れ、挟撃する。狙うは、敵ヌ級空母2隻である。

敵の直掩機が、まだ存在する可能性があるため、零戦6機が今も残っている。






ーーーーーー

ーーーー

ーー







〜蒼龍 艦橋〜




通信妖精『攻撃隊のト連送を傍受しました』



提督「始まったな…」



蒼龍「うん。あの子達なら、しっかり戦果を上げてくれるよ」



提督「もちろんだよ。後は無事に帰って来てくれるのを祈るのみ」



蒼龍「そうね…」





艦隊は、

楠美妖精機からの、突撃合図である『ト連送』を傍受した。

このト連送は、輸送船団や他の部隊にも傍受されている。






ーーーーーー

ーーーー

ーー





〜敵艦隊上空〜



高度約300m付近



ー九七艦攻 楠美妖精機ー



楠美妖精「よし、蒼龍隊とタイミングを合わせぞ」


電信妖精「敵機っー!」



楠美妖精「各機!陣形崩すな!突っ込むぞ!!」



偵察妖精「零戦!向かいました!」






飛龍艦攻隊に、空母ヌ級の直掩隊が襲いかかる。そうはさせまいと、ギリギリまで護衛していた零戦3機が迎撃に向かう。

二手に分かれた蒼龍隊、飛龍隊にそれぞれ3機。最後まで護衛していた零戦隊だ。



楠美隊は、猛烈な対空砲火の中を一気に降下し、海面スレスレを突撃する。

蒼龍隊も、反対側より攻撃位置に向かう。





高度20m付近




楠美妖精「雷撃進路!」


楠美妖精「よーそろー…。よーそろー…」


楠美妖精「って!!」









ーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

ーー







攻撃終了後





敵艦隊を攻撃した航空隊が、編隊を組んで帰艦してくる。緊急着艦をする機、叢雲ら駆逐艦の近くに不時着水する機もいる。





〜蒼龍 艦橋下飛行甲板〜




熟練艦攻中尉妖精「報告は以上です!」キョシュケイレイ



蒼龍「うん、ありがとう。お疲れ様」トウレイ


熟練艦攻中尉妖精「では!」


提督「ゆっくり休んでくれ」





蒼龍隊の次席指揮官から、報告を受ける。隊長機は、被弾炎上し敵艦へ突入。

見事な最期だったと報告も受けた。





提督「あの子がね…」



蒼龍「よく、やってくれたよ…」



しかし、悲しんではいられない。

彼女達妖精も、それを望んでいない。





提督「…夕張達の陸揚げは、順調に進んでらみたいだから。後は予定通り終わるのを待とう」


蒼龍「うん」


蒼龍「さっ!艦橋に戻ろ?」




その数日後、輸送船団の陸揚げは無事終了し、

帰還準備を開始するとの電文が入った。





ーーーー《ウェーク島沖海戦 報告書》ーーーー


[戦果]

【大破】

ヌ級空母×2


【中破】

リ級重巡×1


[被害]

未帰還機

零戦×2

艦攻×5


[戦死妖精(帰艦後含む)]

20名



[廃棄]

零戦×5

艦攻×7

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






日没頃







〜蒼龍 艦橋〜



通信妖精『夕張より入電!!』



通信妖精『ワレ、敵航空機の急襲を受ける』


通信妖精『如月が艦首切断の大破!!輸送船ヒト隻沈没!!』



通信妖精『敵機は、直掩機により全機撃墜す』




提督「なっ…!?」



通信妖精『如月は現在、曳航準備を開始。沈没した輸送船の乗員の救助も同時に開始せり』




輸送船船団の旗艦、夕張より緊急電が入る。

敵偵察機の急襲により、駆逐艦如月と輸送船が爆撃され被害を受けた。


救助活動を行った後、如月を曳航しつつ帰路についた。












アグレッサー部隊




〜東京都内 某所〜



ー繁華街ー



2日後にある演習を前に、

提督ら一行は、都内で英気を養う、という名のデートをしていた。





提督「…なぁ。腕組んでくれるのはいいんだけどさ、おっぱい当たってる」


夕立「当ててるのよ?」


村雨「そうよ?」


大和「両手に華ですね♪オレさん」


提督「そうだけどさ…。視線がね」


村雨「村雨達と一緒にいるの、いや?」ウワメ




提督「その質問はズルイ…」ナデナデ


村雨「んっ///」




五十鈴「見せつけてくれちゃって…」


川内「いいなぁ」


五十鈴「自分の時間まで我慢しなさいよ」


川内「まぁ、しょうがないかぁー」


不知火「この後は、不知火の順番ですね」ドヤァ


浦風「うちもじゃね♪」





艦娘達は途中、ナンパ等の声かけをされるも、

ヒト睨みで全て一蹴していった。










ーーーーーーー

ーーーー

ーー








〜硫黄島沖 訓練海域〜



ー黒潮 艦橋ー



提督「無線封鎖解除、演習開始」



黒潮「よーそろー!」


副長妖精s『よーそろー!』




黒潮「さぁ、相手の船団はどこやろなぁ」


提督「見つけて襲撃、船団から4隻撃沈判定出したら俺らの勝ち。見つけられずに2日経ったら、俺らの負け」


提督「なかなか面白い演習だな」


黒潮「ホンマやで。まぁ、ウチらから逃れようなんて、無理やけどなぁ」


浦風「ほうじゃ。演習前の顔合わせん時、相手は油断しとったけぇね」


不知火「不知火達の恐ろしさ、教えてあげないといけないわね」


浜風「さすがです姉様!」




黒潮の艦橋内には、今回参加している艦娘達も座乗している。

会話をしながらも、双眼鏡から目を離すことはない。



提督「いつも言うように、お前達も油断はしない様に」


浦風「もちろんじゃ。飛龍さんの言葉借りると、徹底的に叩くけぇのぉ」


黒潮「せやね、トラウマになるくらいに、叩き潰したるわ」


提督「んにゃ、流石にトラウマんなるほど叩き潰すんは、やめんさい…」


浜風「オレさんが言うのなら…仕方ありませんね」


不知火「残念だわ」



黒潮「各艦へ通信、トラウマになるほど叩き潰すんは中止や」


通信妖精「よーそろー」



提督「oh…」




彼女達は物騒な事を言い出したが、提督の一言により思いとどまった。




ーーーー《演習参加部隊》ーーーー


【船団護衛訓練隊】

〈旗艦〉

千歳


第一護衛隊

千歳 千代田 阿賀野 巻雲 風雲 

※舞鎮所属


第二護衛隊

阿武隈 暁 響 雷 電 浦波 磯波

※横鎮所属


護衛対象

輸送船×2

油槽船×2

明石 伊良子


〈司令官〉

舞鶴 中少将


【船団攻撃アグレッサー部隊】

〈旗艦〉

黒潮


黒潮 不知火 浦風 浜風


吹雪 叢雲 曙 島風


〈司令官〉

呉 サトウ少将


ーーーー




ーーーーー

ーー




〜演習海域〜



数時間後



ー黒潮 艦橋ー




演習開始から数時間、輸送船団はまだ発見出来ない。

電探を使用すれば敵味方問わず、容易にお互いを発見できるのだが、

あえて、目視による見張りである。電探だけに頼ったための、誤認を防ぐためでもある。





不知火「流石に見つからないわね…」


浦風「まぁ、焦ってもしゃーないけぇゆっくり行こか」


黒潮「せやな。見つけさえすれば、後は叩き潰すだけやな」


浦風「ほーじゃねぇ…」


浜風「相手には、千歳さんと千代田さん達水上機母艦がいるので」


浜風「私達は、上から発見される可能性がありますね」


黒潮「今日は海が時化とるから、上からやと航跡なんかは見つけずらいやろなぁ」



不知火「大和さん所属の、水偵妖精が言っていたわね」




相手船団には、水偵を搭載する千歳、千代田がいるため少々不利な状況である。





提督「そうなると、別働隊の吹雪達も苦戦しそうか?」


浦風「んにぁ。吹雪も玄人じゃけ。焦る事なく、確実に索敵するじゃろ」



黒潮「せやなぁ」



提督「そうだろけど、戦場で味方が『予定通り動けていない』って想定も考えておいてね」


不知火「確かにそうですね…」


提督「まぁ、考え過ぎてもしゃーないけぇ、吹雪達もなんとかしてるって信じて動くぞ」



艦娘s「はいっ!」




後続の吹雪達とは、目視で視認出来る距離ではあるものの、無線封鎖は継続中である。

戦隊間のやりとりは、指向性の発光信号か手旗等でやりとりをおこなっている。





ーーーーー

ーーー





数十分後




見張妖精『吹雪より信号!!敵機!!!』




提督「先手を取られたな」



見張妖精2『吹雪、主砲旋回する』


見張妖精『左○○○度。ワレ、対空戦闘の要有りと認む』



提督「信号長妖精。吹雪に信号」


提督「見失わない様、そのまま泳がせろ。」


提督「隊列変更。吹雪の隊を先頭に」


信号長妖精『了解。吹雪に信号送る』





浦風「オレさん、偵察機は放置でええの?」


提督「あぁ。あえて泳がせて、燃料切れや日没で

帰るところを追跡する」


浜風「なるほど。帰る先は輸送船団…。自然と発見できるってわけですね!」


提督「上手く行くかはわからんけど、演習じゃけぇ、試してみんとね」


不知火「実戦で試すわけにはいきませんしね…」


黒潮「せやなぁ。上手く行ったとしても…どうやろな」




作戦は上手く行くだろうか…。










ーーーーー

ーー






〜日没後〜




提督「どうだ…?」



黒潮「まだ見えん…近くにはいるはずなんや…」



不知火「やはり、途中でロストしたのは痛手でしたね」



黒潮「雲の中に逃げ込まれてしもーたら、しゃーないな…」



浦風「ロストしたもんは、もうしゃーないけぇ。今は相手の船団見つけるんが先じゃ」



提督「そうだな…」


浜風「焦っても仕方ありません…。確実に行きましょう」


提督「もちろんだ」






硫黄島沖夜戦





1730時頃


〜硫黄島沖 演習海域〜


ー黒潮 艦橋ー





ーーーー



友永妖精「私の愛機が♪」


長井妖精「ずきゅんどきゅん(甲板を)走りだしー♪」


楠美妖精「ばきゅんぶきゅん(空を)かけてゆーくーよ♪」


艦攻妖精s「こんなー雷撃ー初めて♪(3 2 1 って!!)」




雷撃伝説



他、後書き参照

Twitter

IJN_SATO 【二航戦】佐藤一飛曹


資料集は一番上より。


後書き

地の文入れたから、少しは深みが増したかしら…。感想等あればよろしくお願いします。

本文中の資料集、小ネタ集等もよろしくお願いします。

Twitter
IJN_SATO 【二航戦】佐藤一飛曹

質問箱(Twitter等の)
【二航戦】佐藤一飛曹


このSSへの評価

3件評価されています


SS好きの名無しさんから
2021-06-07 01:29:31

SS好きの名無しさんから
2021-05-24 17:32:11

2021-05-21 08:52:16

このSSへの応援

3件応援されています


SS好きの名無しさんから
2021-05-24 17:32:08

SS好きの名無しさんから
2021-05-23 00:58:20

2021-05-21 08:52:18

このSSへのコメント

12件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2021-05-27 16:33:13 ID: S:zz655z

おおおおお、久々の投稿乙です(エターかもと諦めてました(汗))
これからも頑張って下さい!

2: 【二航戦】佐藤一飛曹 2021-05-27 20:03:42 ID: S:HcwNr3

>>1

ありがとうございます!

だいぶ話飛びましたが、少し気が向いたので新章として書き始めましたw

3: SS好きの名無しさん 2021-05-29 01:01:47 ID: S:FV4-Vx

投稿お疲れ様です!(`・ω・´)ゝ

4: 【二航戦】佐藤一飛曹 2021-05-29 06:12:47 ID: S:oix8TS

>3

あざっす<(*> ᴗ •*)

5: SS好きの名無しさん 2021-06-07 08:22:55 ID: S:yoKYXv

更新乙です。

>推し艦がつまらん偏見持たれんの、イラッとくるけぇのぉ。
めっちゃ分かる。自分の頭の中で思うのだけなら文句を言う筋合いはないけど、押し付けはよくないですからね。

6: 【二航戦】佐藤一飛曹 2021-06-07 10:04:51 ID: S:g1ESWN

>5

少数派だと思ってたけど、思ったより近くにいた…。

正直言うと、私めだって偏見あったり、時々ツイートしたりはするのですよ。
せめて、偏見のままにせずフォローも入れろと…。

7: SS好きの名無しさん 2021-06-18 23:29:31 ID: S:odnQKq

投稿お疲れ様です! └( ・´ー・`)┘

8: 【二航戦】佐藤一飛曹 2021-06-19 20:36:25 ID: S:joC_XP

>7

あざす!(/*> ᴗ •*)

9: SS好きの名無しさん 2021-06-20 05:30:10 ID: S:lRXzTx

更新乙です。

>背中で語り、姉の強さと頼もしさを伝えるその姿を尊敬している。
何となくだけど、分かる(小並感)

10: 【二航戦】佐藤一飛曹 2021-06-20 16:10:21 ID: S:3HsjNi

>10

あざす!(/*> ᴗ •*)


白露の周りには、常に姉妹が甘えてる!

11: SS好きの名無しさん 2021-06-20 19:27:51 ID: S:rCtefW

更新乙です。
そして突然のウマぴょい伝説www
あちこちに伝播しているなぁ。

12: 【二航戦】佐藤一飛曹 2021-06-21 06:16:10 ID: S:DHuapY

>11

あざす!(/*> ᴗ •*)

アニメ1期2期みて、実際のレース映像みて、3月頃からプレイしておりますw


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください