2015-10-09 12:30:05 更新

概要

木曾と提督の鎮守府の続編です。
前回で木曾と提督が婚約したので、今回は他のヒロインが中心となるかもしれません

でも、木曾がメインヒロインです。正妻ですから。


前書き

キャラ紹介




提督
この鎮守府の提督。何故かモテている。
前回で木曾と婚約した。夜はリードしている。
艦娘を侮辱する奴には容赦しない。なお、ブラック鎮守府を潰す仕事もしている。
他の艦娘の気持ちにも答えるため、ケッコンカッコカリは愛の証にするつもり。
ここの皆は家族で、その家族を守るためならなんでもする。


木曾
このお話のメインヒロイン。前回で提督と婚約した。
夜はリードされっぱなし。少し悔しい様子。
鎮守府の皆は家族。そのためハーレムも許している。
提督のことを信じていて、何があっても帰ってくることを疑わない。



鳳翔
ヒロイン。鎮守府の調理場を切り盛りしている。
提督のことは好きだが、ケッコンは「遠慮」している。
駆逐艦からお母さんのように思われていることは嬉しい様子
葛城と同室に


長門
ヒロイン。小さい物が好き。たまに響と電にお願いして抱かせてもらっている。
提督のことは好きなのだが、それが恋愛感情なのか家族へのものなのか分からない。
ケッコンは保留している。


蒼龍
ヒロイン。巨乳。まだ大きくなるっぽい?
提督のことは好きだが、奥手で提督とまともに話せない。
ケッコンは自分から告白するまで保留。飛龍には呆れられている。


北上
ヒロイン。提督とは親友の仲だったが、最近は話していない。
練度は今97。ちょっとだけ期待してるっぽい?


大井
ヒロイン。前回提督に告白してふられた。提督と北上が大好き。
最近出してないごめんよ・・・。


叢雲
この鎮守府の初期艦。提督に助けられた過去を持つ。
一時期提督の家に住んでいた。当時は「お兄ちゃん」と呼んでいた。
木曾と進展したのを見て素直に喜んでいる。


足柄
ヒロイン。提督のことは好き。この鎮守府のお姉さん的存在。
ケッコンのことはまだ意識していない。皆に正しい性知識を教えている。(処女)
一度だけ提督と夜を共に過ごしたらしいが・・・?


青葉
ヒロイン。可愛い。書いてるとすごく思う。
ケッコンはまだまだ先。提督の写真は厳重管理している。
初心だが夜は提督の部屋に忍び込み盗撮したりも。



陸奥
友提督の鎮守府に所属。長門の妹。
提督とは演習の時に知り合う。メル友。提督のことが好きだが、言うより言わせたいらしい。
攻めるときは大きく攻める。念のため言っておくと処女。


ヲ級
色々あって今や家族。暁型の部屋で寝ている。
妖精さんお手製「チョーカー型翻訳機」で会話も楽々。基本的に敬語で話す。




まだまだ出てきます(多いなー)


さて、2作目です






食堂







提督「いただきます」



艦娘たち「「「「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」」」







提督「たくっ、わざわざ音頭取らなくてもいいじゃねぇか・・・」



木曾「歓迎会みたいなもんなんだから、したほうがいいだろ」



提督「そりゃそうだけどよ・・・」



木曾「で? うちには何人来ることになったんだ?」



提督「確か、葛城、名取、鈴谷、熊野だったかな。四人か」



木曾「少ないな。後20人近くいるが・・・」



提督「駆逐艦は友んとこ、他は大本営に何人か、後は辞める子もちらほらとって感じだな」



木曾「まぁいるよな・・・」



提督「辞める子たちには俺の実家にしばらく住んでもらうことにしてあるよ」



木曾「まずは人に慣れることからって訳か」



提督「父さんも母さんも引き受けてくれたからな。まぁ後で旨いものでも送るし」



木曾「普通は顔見せに行くもんじゃないのか?」



提督「いいのいいの」



木曾「お前年末とかでも帰らないじゃん・・・」



提督「仕送りはしてるし、大丈夫大丈夫」



木曾「いいのかそれで・・・」



提督(たぶん次に会う時は結婚の挨拶だし、いいんじゃねぇかな)



提督(木曾は気付いてないみたいだから言わないけど)













温かいご飯








鈴谷「おいしっ! これおいしっ! これもおいしっ!!」バクバクバクバク



熊野「おいしいですわ・・・。温かいご飯は久しぶりです・・・」ウルウル



足柄「泣きながら食べないの・・・」



羽黒「まぁまぁ。今日くらいはいいじゃないですか」






古鷹「おいしい・・・、うちの子たちにも食べさせてあげたいな」



加古「おかわりしてくるぅ!」



衣笠「青葉は毎日こんなに美味しいものを食べてるなんて・・・」



陸奥「これと、後これも。できれば・・・」ゴニョゴニョ



青葉「ほほぉ! お目が高いですね。では録音データも編集しておきます」



陸奥「ありがと青葉ちゃん」






葛城「おいしいです!」



鳳翔「そう? なら嬉しいわ」



鳳翔「でも、また敬語になってるわよ?」ウフフ



葛城「え、えっと・・・、まだ慣れなくて」アハハ・・・



鳳翔「敬語はもう必要ないわ。提督も上下関係は気にしない方だしね」



葛城「はい・・・。頑張って直します」



葛城「・・・じゃなかった。直すわね」



鳳翔「そうそう」ウフフ















ちゃんとするの難しい









青葉「あ、忘れてました」



タタタ



つマイク



青葉「司令官、木曾さん! 皆さんに話さなくてはいけないことがあるんじゃないですかー?」



ナンダナンダ アラアラ ポイ?



提督「青葉はなんでも聞いてるな・・・」



木曾「まぁ、今更畏まることもないし、こういう発表でいいんじゃないか?」フフ



提督「それもそうか」



提督「青葉、マイク貸してくれ」



青葉「はいはい」つ



提督「えーっと、あー・・・」コホン



提督「今日木曾と婚約しました」



艦娘たち「「「「「「「発表が雑っ!?」」」」」」



提督「だって前置きとか考えるの面倒だし・・・」













婚約した話を聞いた感想









鈴谷「うっそ、マジ? 提督結婚するの!?」



足柄「そういえば提督と木曾が付き合ってることも知らなかったわね・・・」



鈴谷「木曾さんって誰? どの人?」キョロキョロ



羽黒「司令官の近くにいる、眼帯の人です」



鈴谷「わ、私と全然タイプ違う・・・・・・」



熊野「わ、わたくしとも・・・・・・」



羽黒(お二人とももう司令官に恋してたんですね・・・)



足柄「木曾はハーレム許可してるわよ?」ウフフ



鈴谷「マジ!?」



足柄「ええ。カッコンカッコカリを愛の形にするそうよ」



羽黒「カッコカリをしていなくても、司令官にアプローチしたりしてもいいそうです」



羽黒「でも、皆さん先にしてほしい人がいて、行動してません」



熊野「どなたですの?」



足柄「鳳翔さんよ。提督のことが好きなのに、他の子に遠慮がちなのよね・・・」



鈴谷「なんで?」



足柄「提督に女として見られてないと思ってるのよ。実際はそんなことないんだけどね」



熊野「皆さんは何故鳳翔さんを優先されているんですの?」



羽黒「皆、鳳翔さんにお世話になっていますから。この鎮守府にいなくてはいけない人です」



足柄「戦闘でも、生活でも、本当にお世話になっているの」



足柄「この料理だって鳳翔さんが作っているのよ?」



鈴谷「マジで!?」



熊野「確かにお世話になりますわね・・・」












婚約の話を聞いた感想2












蒼龍「結婚かぁ・・・」



飛龍「まずはまともに会話できるようになりなさい」



蒼龍「わ、わかってるよ!」



飛龍「初心なくせに耳年増とか、面倒くさいことこの上ないし・・・」



蒼龍「そ、それは今関係ないでしょ!?」



飛龍「いや、結婚したらそういうこともあるでしょ」



蒼龍「そういうこと・・・」



蒼龍「///」ボンッ!



飛龍「せめて体使ってでもアプローチしてみればって言ってるのに・・・」



蒼龍「て、提督はそんな人じゃないもんっ!」



飛龍「分かってるなら会話を頑張りなさい。話もしないで結婚する時代は終わったの」



飛龍「じゃないと先に私が取っちゃうかもしれないし」



蒼龍「そんなぁー!」



飛鷹(どっちが姉だったっけ・・・)















陽炎「ようやく婚約かー」



黒潮「昨日の今日でプロポーズって凄いなー」



不知火「まず今日色々あったと思うんですが・・・」



暁「司令官らしいわね」



響「でも今日だからいいのかもね」



雷「暗いこと考えなくて済むものね」



電「おめでたいのです!」



ヲ級「ですね!」



夕立「今夜はパーティーっぽい!」



時雨「もうパーティーだよ」



涼風「ほぼ毎週パーティーしてるけどなー」



白雪「おめでたいね、叢雲ちゃん」



叢雲「そうね」



叢雲(ということは木曾はお姉ちゃんになるのかな)













葛城「結婚かー・・・」



鳳翔「葛城ちゃんも羨ましかったりするんですか?」ウフフ



葛城「あ、いや、提督のことはまだ全然知らないし、感謝はしているけどこれはそういうんじゃなくてえっと・・」アセアセ



鳳翔「誰も提督とは言ってませんよ?」ウフフ



葛城「だ、だからち、違うの!」



鳳翔「あらあら」ウフフ



葛城「違うってばー!」



祥鳳(今鳳翔さん、「葛城ちゃん”も”」って言ってました・・・)



祥鳳(じゃあなんでカッコカリは遠慮するって言ったんだろう・・・?)















まぁいろいろ考えるよね








浴場








提督「ふぅ~、久しぶりに一人で入ってる気がする・・・」



提督「さて、鳳翔、長門、蒼龍、北上、大井、比叡か、練度で言えば」



提督「北上の気持ちは分かんないな・・・」



提督「隼鷹、足柄、扶桑もそろそろ近いな」



提督「感情面で言えば青葉、榛名、龍田、白雪、鈴谷、熊野もか・・・?」



提督「うーん・・・」



???「声にしてないだけで、もっといるわよ?」



提督「ん?」



陸奥「うふふ」



提督「陸奥さん!?」



陸奥「タオルは取ったほうがいいかしら?」ウフフ



提督「取らなくていいです」



陸奥「あら? 興味ないの?」



提督「今日婚約した男を誘惑しないで・・・」



陸奥「私は襲われてもいいのに」



提督「いや、俺そこまで屑じゃないんだけど」



陸奥「そうねぇ・・・。婚約した日に他の女の子のこと考えてるんだものねぇ~」



提督「聞いてたのか・・・」



陸奥「ええ。もちろん」ウフフ



提督「・・・・・・聞かれたならしかたないか」



陸奥「まぁまぁ。入るわよ?」



提督「先に体洗ってください」



陸奥「やっぱり裸見たいの?」ウフフ



提督「俺は後ろ向いてるから!」



陸奥「そんなに気にしなくていいのに」ウフフ














相談相手って大事











陸奥「提督さん、北上ちゃんもだけど、叢雲ちゃんのことも考えてあげてね?」



提督「叢雲も?」



陸奥「あの二人は、特別距離が近かったんでしょ?」



提督「ああ。叢雲は一緒に暮らしてたし、北上もよく二人で遊びに行ったな」



陸奥「最近変わったことがあったんじゃない?」



提督「変わったこと・・・?」



陸奥「むしろしなくなったこととも言えるわね」



提督「んー、叢雲はお兄ちゃんって呼ばなくなったとかかな。まぁ提督になってからだから最近じゃないけど」



陸奥「北上ちゃんは?」



提督「んー・・・? あれ? そういや何日か話してないな。前は毎日くだらないことでも話してたのに」



陸奥「たぶん、木曾ちゃんと付き合い始めてからじゃないかしら?」



提督「そういえば・・・、そうだな」



陸奥「叢雲ちゃんは素直じゃないし、北上ちゃんも気持ちを前に出さないけど」



陸奥「二人ともあなたのことを思っているの」



陸奥「でもその気持ちが親愛か友愛か、恋愛なのかは、まだ分かってないってとこかしらね」



提督「・・・・・・」



陸奥「少しは、あなたも気にしてあげてね?」



陸奥「当たり前のことが当たり前じゃなくなったときは、感情に変化があったということよ」



陸奥「あなたは何人とケッコンカッコカリをするのかしらね」ウフフ



提督「何人だろうな・・・」



陸奥「断らない気なら、大変ね」



提督「そうだな・・・」



提督「でも、決めたからな。有言実行が俺の主義だし」



提督「せめて惚れられた時の俺で居続けるよ」



陸奥「そう」



陸奥「頑張ってね? 提督さん」ウフフ












脱衣所






青葉「・・・」ポケー



青葉「ハッ!」



青葉「陸奥さんに頼まれたので写真を撮らないと」パシャパシャ



青葉「なんて言うか、いい雰囲気にはならないけど、大人の関係と言いますか・・・」チラッ



青葉「着けている下着までセクシーながらも品がある・・・、これが女子・・・いや、淑女力でしょうか・・・」



青葉「青葉、こうなれるでしょうか・・・・・・」ハァ・・・














動く時が来た








脱衣所





提督「んじゃ、俺扶桑のとこに行ってくるから」



陸奥「逢い引き?」



提督「違うって」



提督「向こうから来そうにない人を、攻略しにいくためだよ」



陸奥「あら? 気付いてたのね」



提督「長い付き合いの人だからな」



提督「それが仇になってるんだろうけど・・・」



陸奥「アプローチは許しても、あなたから行くのは木曾ちゃん、どう思うかしらね」



提督「でも、必要なことだからな」



提督「木曾も説得するさ」



陸奥「そうね。優柔不断よりは、そのほうがいいわ」ウフフ



提督「じゃ、行ってくるわ」



陸奥「ええ。行ってらっしゃい」ウフフ














陸奥「青葉ちゃん」



青葉「こちらです」つ写真



陸奥「やっぱり大きくしてたわね」ウフフ



青葉「そ、そうですね///」



陸奥「少しは意識してくれてたと見ていいわね」



青葉「な、なぜここまでするんですか?///」



陸奥「普段は顔を会わせない関係なんだもの、印象付けて損はないわ」



陸奥「女として意識させなきゃ、意味はないしね」ウフフ



青葉「す、すごいです・・・」



陸奥「ここの皆が奥手なだけよ?」



陸奥「惚れさせる、意識させるなんてことは、保守的な態度からは始まらないもの」ウフフ



陸奥「青葉ちゃんも頑張ってね?」



青葉「は、はい! 青葉、頑張ります!」
















先に手を打つタイプ







扶桑・山城の部屋








扶桑「明日鳳翔さんとデートする?」



山城「今日木曾さんと婚約したんじゃ・・・」



提督「そこは、まぁ、・・・・・・ね?」



山城「何も考えてないんですね・・・」



提督「木曾にまだ話してないからな・・・」



提督「鳳翔さんにもだけど」



扶桑「はぁ・・・。でも何故私にその話を?」



山城「まさか姉様に仲介役をしろとでも?」



提督「いやいや、さすがに自分でやるさ」



扶桑「ではなぜ?」



提督「この前洋服買ったときにさ、扶桑と鳳翔さんには簪だけで、服は買わなかっただろ?」



扶桑「そうですね。後日和服を買ってくれるとの話でしたが・・・」



提督「だから、それを理由に鳳翔さんを誘おうと思ってさ」



提督「扶桑は先延ばしにすることになるから、先に言っておこうと思って」



扶桑「なるほど・・・」



山城「確かに、何も言わず姉さまを置いていくのは許せませんね」



提督「だろ? だから、言うべきだと思ってな」



扶桑「そうですね。それはいい判断です」



扶桑「ですが、少し足りませんね」



提督「足りない?」



扶桑「鳳翔さんには、私が『二人きりがいい』と言ったことにしましょう」



扶桑「そのほうが都合がいいでしょう?」ウフフ



提督「確かにそのほうがいいけど・・・」



山城「不自然ではないですね」



扶桑「それに、私も二人きりでいいならそのほうがいいですしね」ウフフ



山城「なっ!? 姉様ずるいです! 私も行きたいのに・・・」



扶桑「うふふ、ダーメ」



山城「そんなぁ・・・」



提督「じゃあ、そういうことにするよ」



提督「ちゃんと扶桑とも今度デートするからさ」



扶桑「楽しみにしてますね」ウフフ



山城「まずは木曾さんの説得ですね」



提督「それなんだよなぁ・・・。どんな顔して言えば良いのやら」


















理解者








提督と木曾の寝室








木曾「いいぞ?」



提督「いいのかよ!?」



木曾「驚かれてもな・・・」



提督「いや、普通は婚約した次の日に他の女とデートしたいって言ったら怒るだろ!?」



木曾「別に?」



提督「えぇ・・・・・・」



木曾「むしろ鳳翔さんとなら行って来て欲しいくらいだ」



提督「それもどうなんだよ・・・」



木曾「だってそうでもしないと、あの人は素直にならないだろ?」



提督「俺もそう思うけど・・・」



木曾「お前から動け。じゃないとあの人は勝手に諦めて終わる」



木曾「鳳翔さんには俺だってお世話になってる。幸せになってもらいたい」



木曾「明日で、全て決まるぞ」



提督「・・・そうだな」



木曾「お前が告白するんでも、されるんでも、どっちでもいい」



木曾「ただ、絶対に鳳翔さんを笑顔にしてやれ」



木曾「俺から言えることはそれだけだ」フフ



提督「ああ」



提督「全く、なんで木曾は俺のことを甘やかすのかね・・・」



木曾「甘やかしてるか?」



提督「少しは寂しがったりしてくれよってことだ。普通の男なら付け上がるぞ?」



木曾「俺の夫は普通じゃないから大丈夫だな」フフ



提督「ったく・・・」



提督「じゃあ今度、デートしような」



木曾「!? ・・・・・・ああ」フフ













提督「その時はこの前買ったかわいいほうの服着てくれよ」



木曾「やだやだ絶対やだ! あんなの着て街中歩くのは恥ずかしいって!///」



提督「似合うと思うけどな-」



木曾「そういう問題じゃねぇの!///」



















次の日~













食堂







提督「鳳翔さん、この前約束した和服、買いに行こうぜ」



鳳翔「今日、ですか? また突然ですね」



鳳翔「お仕事はいいんですか?」



提督「木曾と青葉に頼んである」



提督「それに、忘れないうちに行きたいしな」



鳳翔「まぁそうですね・・・」



鳳翔「分かりました、じゃあ支度を済ませますので、先に玄関に行ってて下さい」



提督「おう、じゃあ先行ってるから」
















提督「木曾、祥鳳、厨房は任せた」



祥鳳「分かりました」ウフフ



木曾「夜はどうするんだ?」



提督「さすがに帰ってくるけど、飯は外で食べるかな」



木曾「分かった。お前も頑張れよ?」



提督「おう」



祥鳳(これはこれから違う女とデートする旦那さんを見送る妻の図ではないですね・・・)



祥鳳(では、私のほうでも少し手を打っておきますね)


















言われると意識するよね










鳳翔と葛城の部屋










コンコン



鳳翔「どなた?」



祥鳳「祥鳳です」



鳳翔「どうぞ」



祥鳳「失礼しますね」



葛城「おはよう、祥鳳さん」



祥鳳「おはよう、葛城ちゃん」ニコッ



鳳翔「どうしたの? 何か用事?」



祥鳳「いえいえ、たいしたことじゃないんですけど・・・」



祥鳳「提督とお出かけすると聞いたので、少し気になりまして」ウフフ



鳳翔「もう、そんなに気にすることじゃないでしょ?」



鳳翔「ただ服を買いに行くだけだもの。それに扶桑さんもいるし」



祥鳳(その扶桑さんはいないんですけどね)



葛城「へー、提督と服を買いに行くんですかー」



鳳翔「葛城ちゃん、また敬語になってるわよ」ウフフ



葛城「あ、いけないいけない」



鳳翔「この前何人かに洋服を買ってくれてね。その時に私と扶桑さんには和服が似合うからって買わなかったの」



鳳翔「だから、今度は私たちの番ってわけ」



葛城「へー、いいなー」



鳳翔「じゃあ葛城ちゃんも来る?」



祥鳳(やっぱりそう来ますよね・・・)



葛城「あ、いえ、そのぉ・・・。まだ外は怖いって言うか・・・」



鳳翔「そうね・・・。昨日の今日だものね」



祥鳳(それなら)



祥鳳「じゃあ葛城ちゃんは私のお手伝いしてくれない?」



葛城「手伝い?」



祥鳳「そう。私と木曾さんが厨房を任されたんだけどね? 木曾さんは執務もあるから」



祥鳳「だからもう一人くらい、人手が欲しいかなって」



葛城「でも、私料理なんてしたことないよ?」



祥鳳「大丈夫、最初は簡単なことしか教えないわ」



祥鳳「鳳翔さんと相部屋なら、少しは慣れていたほうがいいからね」



鳳翔「別に手伝ってもらう気はないのだけれど・・・」



葛城「でも、少し興味はあるかも・・・」



祥鳳「なら、やってみない?」



葛城「そ、そうね。やってみよっかな!」



祥鳳「ありがと、葛城ちゃん」ニコッ



祥鳳(これで二人きりになるわね)



祥鳳「じゃあ鳳翔さん。厨房は私たちに任せて、提督とのデート楽しんできてくださいね」



鳳翔「だからデートじゃないわよ」ウフフ



祥鳳(いえ、デートなんです)



鳳翔「じゃあ、厨房はお願いね」



祥鳳・葛城「「はーい!」」





















デート、それは相手をデレさせてうんたらかんたら











鎮守府玄関







鳳翔「お待たせしました」



提督「いや、そんなに待ってないよ」



鳳翔「あら? 扶桑さんは一緒ではないのですか?」



提督「ああ。扶桑が二人きりがいいですっていうからさ」



提督「だから今日は鳳翔さんと二人きりだよ」



鳳翔「はい?」



提督「さ、行こうぜ。今日は結構歩くだろうし、早く行くに超したことはないから」手握り



鳳翔「あっ」



提督「行くよ、鳳翔」



鳳翔「え、ちょ、ちょっと、待って下さい!」



提督「いいからいいから」



鳳翔(え? 本当に二人きり? 提督と?)


・・・


祥鳳「提督とのデート楽しんできてくださいね」


・・・



鳳翔(つ、つまりデ、デート!?)



鳳翔(で、でも、この様子じゃあまり私のことを意識してはいないでしょうし・・・)



提督「鳳翔の手って、思ったより小さいな。手を繋ぐなんてことあまりしないしな」



鳳翔「え!? そ、そうでしょうか・・・」



提督「ああ。この手に色んな事任せちまってるんだな」



提督「あ、それとさ」



提督「今日は敬語なしにしてくれよ。鎮守府の外に出るわけだしな」



提督「まぁ名前は呼び慣れてないだろうし、そこは提督でいいけどさ」



鳳翔「は、はぁ・・・」



提督「返事は?」



鳳翔「わ、分かりました」



鳳翔「じゃなくて、分かったわ」



鳳翔「で、いいの?」オソルオソル



提督「ああ。そのほうがデートっぽいしな」



鳳翔「えぇ!?///」

















人選って、大事








執務室






青葉「もー、なんで青葉が執務なんですか-!」



木曾「お前が頼まれてOKしたんだろ?」



青葉「それはそうなんですけどー・・・」



木曾「まぁたぶん、お前に尾行されないようにだと思うぞ」



青葉「そんな!? 青葉だって面と向かって頼まれたら尾行くらい我慢しますよ!」



木曾「本音は?」



青葉「司令官の服に盗聴器を仕込みます」



木曾「まったく青葉は・・・」



青葉「これが青葉ですから」



木曾「それと、あいつの目的はそれだけじゃないぞ」



青葉「? 他に何か理由があるんですか?」



木曾「お前の練度を上げるためだと。今日お前旗艦だぞ?」



青葉「えぇっ!?」 



木曾「あいつなりに、お前のことを思ってなんだろうな」フフ



青葉「そ、それはカッコカリのため、ですか?」



木曾「お前がその気になったとき、練度が足りませんじゃ格好が付かないだろ?」



木曾「あいつは、先に手を打つタイプだからな」



青葉「う、嬉しいような恥ずかしいような///」



木曾「つまり、これから出撃増えるぞ。良かったな」



青葉「そ、それは嬉しくないです! 青葉の仕事ができないじゃないですか!」



木曾「一般的に、盗聴も盗撮も仕事とは言わないんだけどな」



木曾「いやー俺たちも平和に暮らせて、青葉も練度が上がって、一石二鳥だな」



青葉「あ、青葉の仕事がぁ~!!」











和服っていい。すごくいい








和服屋






提督「いいな、似合ってる」



鳳翔「そ、そう?///」



鳳翔「提督もよく似合ってるわ」ウフフ



提督「そうか? 普段和服着る機会なんてないしな・・・」



鳳翔「これからはたまに着てみたら?」ウフフ



提督「そうだな-。ま、それは鳳翔にも言えることだぞ?」



提督「せっかく買ったんだからな、着てもらわなきゃ困る」



鳳翔「わ、わざわざ3枚も買わなくても・・・」



提督「いやいや、似合ってるものなら何枚あってもいいって」



提督「ま、後の2枚は鎮守府宛に届けてもらうけどな」



鳳翔「では今着ているのは?」



提督「今日は着たままデートしようぜ」



鳳翔「えぇ!?///」



提督「んじゃ、近いとこで鎌倉かな」



鳳翔「ちょ、ちょっと!?」



提督「れっつご~」



鳳翔「て、提督には木曾さんがいるじゃない!」



提督「今日ばかりは気にすんなって」



鳳翔「き、気にしますよ~!」









提督(いやー、俺ってば見事に言動屑だな)



提督(木曾、青葉、祥鳳、葛城の分も和服買ってたことはバレてなくて助かったけど)



提督(さすがに鳳翔が着付けてる間に4人分選ぶのはきつかった・・・)

















和服デートとか実際難しそう











北鎌倉








提督「よし、着いた」



鳳翔「で、電車の中で着物姿は恥ずかしかったんだけど・・・」



提督「うん、まぁそれはそうだな」



鳳翔「もう、考え無しすぎるわ・・・」



提督「実は着物のレンタルができるんだよな」



鳳翔「そ、それでよかったんじゃ・・・」



提督「それだと鳳翔だけ電車でいつもの格好だぞ? 洋服持ってないんだし」



鳳翔「そ、それも・・・」



提督「なら二人して和服の方がいいかなーって」



鳳翔「まずデートするならいろいろと考えてから・・・」



提督「行き当たりばったりで生きてるからさ、俺」



鳳翔「分かってて言ってるのよ・・・」アキレ



提督「んじゃ、明月院でも行くか」



鳳翔「めいげついん?」



提督「今なら結構良い感じになってるかもしれないし、和服でいても不自然じゃないだろ」



鳳翔「?」















デート? したことないです(キッパリ)








明月院







鳳翔「まぁ、綺麗なあじさいね」



提督「咲いてて良かったな」



鳳翔「行く前に調べていたら良かったのに」



提督「言ったろ? 行き当たりばったりなんだよ」



鳳翔「でも、どうしてここのことを知ってたの?」



提督「小学生のころの修学旅行で来たんだよ」



鳳翔「なるほど」



提督「つっても、当時はあじさいに興味があったわけじゃないけどな」



鳳翔「こんなに綺麗なのに、勿体ないわね」ウフフ



提督「ガキのころなんてそんなもんだよ」



提督「修学旅行って大人になってから行くべきもんだろ」



提督「京都も鎌倉も定番だけど、子供向けかって言われると・・・」



鳳翔「確かに、お寺巡りは子供向けではないわね」



提督「ま、俺は楽しめたんだけどな」



鳳翔「あら? そうなの?」



提督「俺は小学生のころは頭良くて大人びてたんだよ」



提督「中学の修学旅行じゃ女子の着物姿を見たいだけだったけどな」



鳳翔「それはまた思春期ね・・・」



提督「いいじゃん、中学の男子なんてそんなもんだよ」



提督「それが今や、着物美人連れて鎌倉デートとか、考えてもみなかったな」



鳳翔「・・・・・・そうやって口説くの、止めた方がいいわよ?///」



提督「残念ながら、こうでもしなきゃ素直にならない人が相手なんでね」



鳳翔「そうかしら? 私は素直だと思うのだけど」



提督「正直じゃないって言うべきだったかな」



提督「よし、次の場所行くか」















プラン考えるの難しい










報国寺







鳳翔「・・・・・・もう少し考えたらどう?」



提督「反省してる」



鳳翔「行きたいところだけ選んでるでしょう・・・」



提督「うん、マジごめん」



提督(明月院と報国寺まで、けっこう距離があってびっくり)



提督(ちなみに、途中で鶴岡八幡宮に寄りました)



鳳翔「まったく・・・」



提督「次はちゃんとするって」



鳳翔「・・・・・・次があるの?」



提督「え? やっぱないの?」



鳳翔「・・・・・・・・・・・・まぁ、私はいいわよ」



提督(少しだけ素直になってくれたみたいだ)



鳳翔「で? ここでは何をするの?」



提督「ああ、抹茶をいただこうかと思ってさ」



鳳翔「あら、いいわね」



提督「鳳翔といるなら、やっぱ日本文化を楽しみたいかなって」



提督「さすがにこういうことは人を選ぶからな」



鳳翔「そうね。駆逐艦の娘たちにも教えてあげたいのだけど・・・」



提督「んー・・・。茶室作る?」



鳳翔「発想が飛んでると思うわ・・・」



提督「和菓子なら作ってみたいと思ってたし、後は鳳翔が抹茶を点てられるようになれば」



鳳翔「私がやるのね」



提督「さすがに俺がやると職権乱用になりそうだし・・・」



鳳翔「完全に個人の趣味になってしまうものね」



鳳翔「まぁいいわ。私も少し興味があるし」



提督「先ずは実際に体験しようぜ」



鳳翔「そうね」ウフフ


















[chapter:一方その頃鎮守府では・・・}











厨房








木曾「つ、疲れた・・・」



祥鳳「き、木曾さんがいてくれて助かりました・・・」



葛城「こ、こんなに疲れるなんて・・・」



祥鳳「いえ、普段はここまででは・・・・・・」



木曾「鳳翔さんはどれだけ凄いんだよ・・・・・・」



祥鳳「そうですね・・・・・・」



葛城「そういえば鳳翔さんはいつ帰ってくるの?」



木曾「一応夜には帰るって言ってたぞ」



祥鳳「あら、帰ってくるんですか」



木曾「アイツは帰ってくる気だったな」



祥鳳「それはそれでどうなんでしょうか・・・」



木曾「どうだろうなー・・・」



葛城「なんで? 帰って来ちゃダメなの?」



祥鳳「大人の男女がデートするんですから、朝帰りも考えないと、ね」



葛城「デート? 扶桑さんも一緒って言ってなかった?」



木曾「扶桑は行かないんだ」



祥鳳「つまり、今は提督と鳳翔さんの二人きりってわけ」



葛城「えぇ!? で、でも提督は木曾さんと婚約したって・・・」



木曾「そうだな」



葛城「き、木曾さんはいいの? 提督が他の女性とデートしてても・・・」



木曾「ああ。むしろ俺だけでアイツを独占するほうが嫌だな」



木曾「一人だけいい思いするのは、やっぱ気分のいいことじゃないし」



祥鳳「木曾さんは優しすぎるんですよ」ウフフ



木曾「そうか?」



祥鳳「そうですよ。まぁそれは提督にも言えることですけど」



木曾「アイツ、自分からは手出さないからな-」



祥鳳「今度酔わせてみます?」



木曾「面白そうだな」



葛城(んー? あれ? これが普通なの? あれー?)















大型回すかな・・・












提督「あ、ガチャガチャある」



鳳翔「観光地によくあるタイプのやつね」



提督「・・・・・・見ていい?」



鳳翔「お好きにどうぞ」ハァ・・・



提督「わーい」タタタ



鳳翔「まったく、いつまでも子供ね・・・」



鳳翔「でも、そんなところも魅力なのかしらね」ウフフ



タタタ



提督「艦娘たちのガチャがあった。まぁ皆かわいいし、親しみ持たせるようになんだろうけど」



鳳翔「・・・・・・回したの?」



提督「うん」



鳳翔「誰が目当てで?」



提督「いや、あったからってだけ。何が入ってるかも見てない」



鳳翔「もうちょっとお金の使い方には気を遣いなさい」



提督「はーい」



パカッ



提督「缶バッジだな」



鳳翔「二回も回したのね・・・」



提督「あ、大和のだ」



鳳翔「確か大本営所属の人ね」



提督「もう一個も大和のだ」



鳳翔「でも絵柄は違うのね」



提督「うちにいない子の缶バッジ持ってても困るな・・・」



鳳翔「ちゃんと誰のが出るか確認したら良かったじゃない・・・」



提督「んー、まぁ知り合うかもしれないし、それまで持っとこ」



鳳翔「いつか機会があるといいわね」
















そろそろデートも終わります・・・






由比ヶ浜







鳳翔「今日は歩いて疲れたわ」



提督「さすがに考え無しすぎたな」



鳳翔「今度木曾さんとデートするときは、きちんと考えなさいよ?」



提督「・・・・・・普通デート中は他の女の名前は出さないんじゃないか?」



鳳翔「あら? さっき大和さんの名前出してたじゃない?」ウフフ



提督「確かに」



鳳翔「まぁ、今日は楽しかったわ」



提督「これからディナーでもって思ってるんだけどな」



鳳翔「あまり思ってない発言よ、それ」



提督「実際はそろそろ鎮守府のことが気になる頃かなって思ってる」



鳳翔「そうね。海を見たから余計かもしれないわ」ウフフ



提督「しくじったかなー」



鳳翔「思ってもないこと言わないの」



提督「・・・・・・まぁ、そう思わせるようにここに来たからな」



鳳翔「それくらい、私にも分かるわよ」ウフフ



提督「・・・・・・」



鳳翔「・・・・・・」


















素直になるのは難しいこと












提督「なぁ、鳳翔」



鳳翔「なにかしら?」



提督「今日一日、敬語なしで話してみて、どうだった?」



鳳翔「そうね・・・・・・」



鳳翔「少しだけ、新鮮だったわね」ウフフ



提督「・・・・・・そっか」



提督「俺は、鳳翔が遠慮しないで話してくれてる気がして、嬉しかった」



鳳翔「・・・・・・私は、普段から遠慮してないわ」



提督「してるよ。鳳翔のことは、分かってる」



鳳翔「なら!」



提督「分かってて、今日はデートに誘った」



提督「扶桑に頼んでな」



鳳翔「・・・・・・なぜ、誘ったの?」



提督「・・・・・・これは、俺の我が儘だ。俺は、強要はしたくないからな」



提督「鳳翔の口から、素直な気持ちを聞きたかったんだ」



鳳翔「・・・・・・」



提督「文句でもなんでも、構わない」
















側にいたから












俺がここの提督だ。今日からよろしく、鳳翔さん ニコッ




鳳翔「・・・・・・初めて会ったときから」




俺が飯作ってるんだけど、なんかリクエストとかある?




鳳翔「あなたは、普通の人とは違っていたわ」




え!? 料理できるの!? よかった、俺だけじゃ大変だったんだよ・・・




鳳翔「ふざけているのか、真剣なのかも分からなかった」




うまっ! 凄いうまいよ! これは店で出せるって!




鳳翔「でも、だんだんと分かってきて・・・」




鳳翔さんには出撃も厨房も任せてて、申し訳ないな・・・




鳳翔「私たちのことを、いつも考えていて・・・」




今日は俺が飯作るから、ゆっくりしてて。少しくらい休んでもらわないとさ




鳳翔「少しだけ、夢を見るようになったの・・・」




んー、小さな店か。鳳翔さんなら大きくてもできそうな気がするけどなー




鳳翔「あなたが、木曾さんと両思いだと分かってからも・・・」




今度、和服買いに行こうな




鳳翔「あなたを諦めることはできなかった・・・」




ケッコンカッコカリで我慢してもらうことになるけど・・・




鳳翔「カッコカリでもいい、あなたの側にいたいと思ってるの」



鳳翔「でも、他にもあなたを思う子達がいる。戦闘向きじゃない私に、練度の上昇も必要ない」



鳳翔「私は、今までと変わらなくてもいいの。いっそのこと、相手にされない方が楽だった」



鳳翔「なのに・・・・・・」




そのほうがデートっぽいしな




鳳翔「デートなんて言われて・・・」




次はちゃんとするって




鳳翔「次を期待していいんだと、言われたら・・・・・・」



鳳翔「私、我慢できなくなっちゃうじゃない・・・!!」ウルウル



















愛があるなら










提督「鳳翔」



鳳翔「なによ・・・」ウルウル



ダキッ



鳳翔「きゃっ!」



提督「俺はお前が好きだ」



鳳翔「・・・・・・今、そんなことを言うの・・・!」



提督「今だからだ。まぁ屑みたいな言動だけどな」



鳳翔「・・・・・・奥さんがいるものね」



提督「そうだ。でも、今はお前だけを見てる」



提督「鳳翔を、家族としてじゃない。一人の女として見てる」



鳳翔「・・・・・・本当に?」



提督「嘘なんかで大好きとは言わないだろ」



鳳翔「・・・・・・言ってないじゃない」



提督「鳳翔、愛してる」



鳳翔「・・・・・・ごまかした」



提督「返事をごまかしてる人に言われたくないな」



鳳翔「・・・・・・それもそうね」




サッ



スッ



提督「ほら」つ箱



鳳翔「持ってきてたのね」



提督「和服の袖って色んな物いれたくなるじゃん?」



鳳翔「こういうときでも、真面目にやらないのが、あなたらしいわね」ウフフ



提督「これが俺らしさだと思うからな」



パカッ



提督「カッコカリは付いてるけどさ、これで我慢してくれるか?」



鳳翔「・・・・・・我慢なんて、しないわよ」



鳳翔「これだけで、十分嬉しいもの・・・・・・!」ウルウル



提督「・・・・・・そうか」



提督「俺とケッコンしてくれ、鳳翔」



鳳翔「・・・・・・はい」



鳳翔「いつか・・・いつか二人で、のんびりと船旅を楽しみたいものですね」



提督「ああ。二人きりでな」



鳳翔「それは、木曾さんになんて言えばいいのかしら」ウフフ



提督「さーなー、俺は考えないから、鳳翔が言ってくれ」



鳳翔「あら、悪い人ね。自分のことなのに」



提督「さすがに木曾にも悪いと思ってな」



鳳翔「あら、プロポーズしてすぐに他の女のことを気遣うなんて・・・」



提督「嫌いになったか?」



鳳翔「いいえ。これだけは変わらないもの」ウフフ



ーChu!



鳳翔「愛してるわ、提督」ニコッ








     ー 艦娘と強い絆を結びました ー






















やっぱり日常がいい









厨房









木曾「なんで戦艦たちはいっぱい食べるんだよ・・・」



祥鳳「なのにスタイルは維持してるなんて・・・!」



葛城「二人とも、次の注文入ったよ!」



木曾「うっ、今手ぇ離せない!」



祥鳳「わ、私も!」



葛城「え!? まだ私料理できないよ!?」



木曾「つっても待ってもらうしかないぞ・・・!」






鳳翔「では、私が作りましょうか」





木曾・祥鳳・葛城「「「鳳翔さん!?」」」



提督「俺もいるんだけどなー・・・」



鳳翔「葛城ちゃん、注文は?」



葛城「え、えっと、オムライスとボルシチ、チーズハンバーグとナポリタンよ」



提督「注文したのは暁たちか。響は自分で作れるだろうに・・・」



鳳翔「提督は響ちゃんと電ちゃんの分をお願いね」



提督「任せとけ」



葛城「どれが誰のか分かってるんだ・・・」



祥鳳「昔は二人で作ってたからね」ウフフ



木曾「おかえり。結果は?」



提督「ただいま。見りゃ分かるだろ?」



チラッ



木曾「だな」フフ



鳳翔「ほら、話してないで手を動かして下さい」



木曾・提督・祥鳳「「「はい」」」









青葉(そう言って料理を始める鳳翔さんの手には、光る指輪があったのでした)



青葉(明日の朝刊はこれで決定ですね!)
















話し合いって大事だよね?








提督と木曾の寝室









鳳翔「木曾さん、これから改めて、よろしくお願いします」ペコリ



木曾「ああ」



木曾「でも、そんなに畏まらないでくれ。俺もそうしたいし」



鳳翔「そうですか? じゃあ・・・」



鳳翔「木曾、これからよろしくね」ウフフ



木曾「ああ。よろしく、鳳翔」フフ



提督(なんか端から見るとこれはこれでお似合いな感じが・・・)



木曾「さて、これからどうする?」



提督「これからって?」



木曾「鳳翔も一緒の部屋にするのか? それとも家建てるか?」



提督「建てるにしても場所がなぁ・・・」



鳳翔「考えが飛びすぎよ、二人とも」



鳳翔「私は、一緒の部屋じゃなくていいわ」



木曾「いいのか?」



鳳翔「ええ。そこは正妻の木曾が相応しいもの」ウフフ



木曾「俺はそういうの嫌なんだけどな-・・・」



提督「鳳翔、本心は?」



鳳翔「!?」



提督「実際は同じ部屋がいいけど、葛城をほっとけないんだろ?」



鳳翔「・・・・・・ええ」



提督「今更俺たちに隠し事はしなくていいからさ。素直に話してくれ」



鳳翔「・・・・・・それもそうね」ウフフ



鳳翔「葛城ちゃんが馴染むまでは、一緒の部屋にいてあげたいわ」



木曾「うんうん、それでこそ鳳翔だよな」



提督「俺も葛城は心配だし、それが良いと思う」



鳳翔「ええ。同居はしばらくお預けね」ウフフ



提督「そうだな」



木曾「んじゃ、今日はどうする?」



提督・鳳翔「「え?」」



木曾「いや、ケッコン初夜なわけだし、するのかなと思って」



提督「話が飛んでるなぁオイ!」



木曾「俺の時もそうだったじゃん」



提督「だからってここでその話する!?」



木曾「鳳翔は? したいのか?」



提督「俺を無視するのは置いといて、普通は聞かないんだよそういうことは!」



鳳翔「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・したい///」



提督・木曾「「・・・・・・」」



鳳翔「」ハッ!



鳳翔「わ、私ったら何を言ってるのかしら!///忘れて下さい!///」



提督「鳳翔チョーかわいい」



木曾「危うく俺まで押し倒すところだったぜ・・・」



提督「なに俺が押し倒そうとしてたみたいに言ってやがる。まぁしそうだったけども」



木曾「くっ、一度俺も鳳翔を攻めてみたい・・・!」



提督「ちょ、おま、俺の嫁と嫁が不倫とか新しすぎるだろオイやめろ俺が先だ」



木曾「分かってるって。今日はお前の番だから」



提督「今日は!? 次は木曾と鳳翔なの!? 俺はその時何してるんだよ!?」



木曾「一人で寝てろ。俺たちだけで楽しんでるから」フフフ



提督「そのNTRは見た事ねぇ!」



木曾「その時も見せないぞ」フフフ



鳳翔「///」←自分の発言を反省してて聞いてない
















こういう時、大人かどうか分かりそう








提督と木曾の寝室






提督(木曾は鳳翔の部屋に行きました。つまり鳳翔と二人きり。鳳翔は顔真っ赤です)



鳳翔「///」



提督(俺は木曾とケッコンするまで童貞でした。こういう経験は木曾とだけです)



提督(どう切り出すんだろ・・・? うわー、なんでこういうの学校で教えないの? 必須科目でしょ)



提督(先ずは会話から・・・)



提督「鳳翔、こっち来な」ポンポン



鳳翔「は、はい!///」



提督「そんなに緊張しなくていいって」



鳳翔「・・・・・・ごめんなさい、私、こういうことは初めてで///」



提督「気にしない気にしない、俺もほとんど経験ないから」



鳳翔「・・・そうなの?」



提督「そう。だから、こういうのなんか恥ずかしいんだよな」



提督「もうちょっと軽く考えられれば楽なんだけどさ。そういうのは嫌だし」



提督「俺は、愛し合うほうがいいからさ」



鳳翔「・・・私も、そのほうがいいわ///」



提督「初めてだから、痛いかもしれないけどさ」



提督「優しくするから」



鳳翔「はい///」















次の日ー












鳳翔「き、昨日はあんなことを・・・///」



提督「おーい、鳳翔~」



鳳翔「て、提督のが私に・・・///」



提督「ダメだな、これは」



提督「仕方ねえ、俺が朝飯作るか」









厨房







提督「追いかけてた~遙か遠く~、譲れな~い~、思いも連れて~」



北上「歌いながら料理するの止めなよ・・・」



提督「お? 北上、おはよう」



北上「おはよ、提督」



提督「久しぶりだな、話すの。前は毎日話してたのに」



北上「・・・・・・そうだね」



提督「言いたいことがあるなら、聞くぞ」



北上「・・・・・・じゃあ、さ」



北上「鳳翔さんとのえっちはどうだったの?」



提督「・・・・・・」



北上「おーい、提督ぅー?」



提督「聞くとは言ったが答えるとは言ってないぞ」



北上「まぁ、そうだね」



提督「・・・・・・」



北上「・・・・・・」



提督「なぁ、北上」



北上「なに?」



提督「普段通りでいいぞ。無理に会話しようとしなくても」



提督「お前とは、友人みたいな関係が楽しかったからさ」



提督「そこから、無理に変えようとしなくていい。練度も後2で99だろ? だからさ、」



提督「99になるまでは、今までと変わらなくていいんじゃないか?」



北上「・・・・・・まぁ、ね」



北上「木曾っちと、提督が付き合うってなったときから、少しだけ、遠慮しようと思ったんだ」



北上「二人の時間を、邪魔しちゃ悪いかなって」



北上「そしたらさ、寂しいって思うようになったんだ」



北上「提督と、一緒に遊んだり、話したりすることが、けっこう楽しかったんだなーって」



北上「今、後ろ姿見ただけで、顔がにやけちゃってさ」



北上「少し恥ずかしくなっちゃったよ・・・」アハハ・・・



提督「そっか」



提督「北上、今度遊び行くか?」



北上「えー、めんどくさい-」



提督「おいコラ」



北上「めんどくさいから、あたしの練度が99になってからね-」



北上「じゃーねー」ノシ



提督「・・・・・・」



提督「北上はデレるとかわいいな。後で大井と話し合おうっと」


















みんな気になる









食堂








夕立「あれ? 今日は鳳翔さんの味じゃないっぽい?」



時雨「これは提督の味だね」



陽炎「なんで味で判断できるのよ・・・」



叢雲「あれ? 分かんないの?」



不知火「し、不知火にだって・・・!」



黒潮「無理やって。夕立と時雨は動物的勘、叢雲は年期が違うわ」



涼風「でも美味しいから気になんないけどな-」モグモグ







足柄「ふむ」パラッ



号外! 鳳翔さんが第二の妻に!!



足柄「次は長門か蒼龍か・・・」



羽黒「足柄姉さん、賭け事はしちゃダメですよ?」



足柄「わ、分かってるわよ」



足柄「今日の朝ご飯を提督が作ったとなると・・・そういうことかしらね」



熊野「そういうこととは?」



足柄「あら? 教えたじゃない、ちゃんと」



鈴谷「ま、ま、まさか、あれ!? そういうことなの!?」



足柄「多分ね。青葉にでも聞けば分かるんじゃない?」



鈴谷「よし、行こう、熊野!」



熊野「わ、私を巻き込まないでくださいまし!/// 私は他の人の情事に興味はありません///」



鈴谷「青葉さーん!」



熊野「だーかーらー!///」

















次はどちらか











長門「ふむ。鳳翔さんも素直になったのか」



長門「お前はどうするんだ? 蒼龍」



蒼龍「う、わ、私だって頑張ろうとは・・・」



飛龍「してないでしょ」



蒼龍「してるもん!」



長門「提督の前で会話してるところを見たことないんだが・・・」



蒼龍「な、恋を理解してない長門に言われたくない!」



長門「確かにまだ分からないが・・・。提督のことは好きだぞ?」



蒼龍「へ?」



長門「ただ、これが恋愛感情かと聞かれたら分からないんだ」



長門「家族としての好きなのか、それとも異性に対してなのか、よく分からないからな」



飛龍「お姉ちゃんよりリードしてると思うな-」



蒼龍「う、うるさい! わ、私だって提督のこと好きだもん!///」



飛龍「だから、それを提督の前で言おうね?」



蒼龍「うぅ~、分かってるってばぁ・・・」















提督業さぼってんな・・・











執務室









青葉「なんで青葉が秘書艦なんですか!?」



提督「お前の練度上げたいし・・・」



青葉「木曾さんは!?」



提督「2日任せちゃったから、今日は休暇でーす」



青葉「うぅ、青葉も休みたいぃ・・・」



提督「俺たちを隠し撮りしてたこと、忘れてないよな?」



青葉「うぅ、そ、それはそうですけど・・・」



提督「鳳翔のも撮ってんじゃねぇだろうな・・・」



青葉「そ、そんなことしてないですよ!?」



提督「オイコラ」



青葉「こ、今回のは個人的な趣味であって、誰にも見せません!!」



提督「個人的な趣味なのもどうかと思うぞ」



青葉「だ、だって、司令官が、その、え、えっちなことをしてるのが・・・///」



提督「面と向かってデレるなおいかわいいな」



提督「やってること犯罪だけど」



青葉「う、ご、ごめんなさい・・・」



提督「木曾と鳳翔に迷惑かけんなよ?」



青葉「大丈夫です! ほとんど司令官のズームですから!」



提督「それはそれで嫌だな・・・」




















朝から話すことじゃない










提督と木曾の寝室








木曾「鳳翔、飯持ってきたぞ」



鳳翔「ありがと、木曾」



木曾「歩くのは無理そうか?」



鳳翔「いいえ、そこまでじゃないわ」



鳳翔「その、朝は思い出しちゃって・・・///」



木曾「どうだったどうだった?」



鳳翔「え、えっと、優しかったわ///」



木曾「愛されてるって感じるよな」



鳳翔「そうね///」



木曾「今度3人でしてみないか?」



鳳翔「ええっ!?」



木曾「いっつもあいつが攻めだからさ、逆もしてみたいなって」



鳳翔「私の時もリードしてくれてたわね・・・」



木曾「せっかくハーレムなんだし、そういうのもしてみたいなって」



木曾「まぁ俺が提案するのもどうかと思うけど、あいつは絶対にそういうこと言わないし」



鳳翔「言わないでしょうね」ウフフ



木曾「でも、今すぐじゃないさ。葛城のこともあるしな」



鳳翔「そうね。もしかしたら他にも増えるかもしれないわ」



木曾「蒼龍と胸を比べられるのは・・・」ハァ・・・



鳳翔「長門さんとスタイルを比べられるのは・・・」ハァ・・・



木曾「あいつはそういうの気にしないけどさ・・・」



鳳翔「私たちは気にするのよね・・・」




















この鎮守府毎日大変ね・・・








鎮守府内防波堤






夕立「・・・・・・」ピクピク



時雨「・・・・・・」ピクピク



叢雲「その髪はレーダーか何かなの?」



時雨「さっきから深海棲艦の気配を感じるんだ」



夕立「でも敵意はないっぽい」



叢雲「敵意がない? というか、そんなことまで分かるのね・・・」



夕立「だから待ってるっぽい!」



叢雲「うーん、それなら司令官に伝えるべきかしら・・・」



時雨「ここに来るかは分からないし、とりあえず様子を見ようと思って」



叢雲「それもそうね・・・」









ザザザザザザ





叢雲「あれは・・・。空母棲姫? え? 姫級!?」



時雨「でも相変わらず敵意はないよ?」



夕立「空母? もしかしてヲ級ちゃんの知り合いっぽい?」



叢雲「なるほど。その可能性は高いわね」



時雨「連装砲ちゃん、提督に伝えてきてくれる?」



連装砲ちゃん3「キュキュー!」テトテト



叢雲「なんで連装砲ちゃんがここにいたのよ・・・」
















分かる人は分かるもの







執務室








コンコン




提督「どうぞー」




コンコン




青葉「?」




コンコン




提督「入ってくればいいのに・・・」シカタナイナ・・・



ガチャ



連装砲ちゃん3「キュキュー!」



提督「ああ、3ちゃんか。なら開けられないよな」



連装砲ちゃん3「キュキュ! キュキュキュー!」



提督「防波堤に空母棲姫? ああ、あの子ね。この前会ったんだよ」



連装砲ちゃん3「キュー、キュキュ。キュキュ?」



提督「おう、俺も行くよ。招待しておいて俺が行かないのも問題あるし」



連装砲ちゃん3「キュー・・・。キュ?」



提督「んー、ヲ級ちゃん探しといてくれない?」



連装砲ちゃん3「キュー!」



提督「んじゃ、よろしく」










青葉「なんで分かるんでしょう・・・」












加古改二やべえなオイ











防波堤





提督「おーい」



夕立「提督さん、お客さんっぽい!」



提督「分かってるって。いらっしゃい、姫様」



駆逐イ級「「「「「イィー!」」」」」



重巡リ級「リー」



提督「皆もいらっしゃい」



空母棲姫「姫様ハ止メテクレ、恥ズカシイ・・・」



提督「じゃあ姫ちゃんで」



空母棲姫「マ、マァソレナラマダ・・・」



叢雲「あんた、説明とかないわけ?」



提督「この前の襲撃の帰りに会ってね。服の洗濯をしてもらったんだ」



叢雲「何の説明にもなってないわよそれ・・・」



提督「ヲ級ちゃんの上司なんだって。で、ヲ級ちゃんと会わせようかなと思って」



夕立「ヲ級ちゃん連れて帰っちゃうっぽい!?」



空母棲姫「イヤ、ムシロコノママニシテオコウカト思ッテルンダ・・・」



時雨「どうして?」



空母棲姫「コノママノ方ガ、ヲ級ニトッテモ幸セダロウカラ・・・」



提督「ま、連れ帰るにせよこのままにするにせよ、話はしておくべきだろってな」



叢雲「はいはい、いつものことなのね・・・」





















せめてまともな服を












空母棲姫「ナ、ナンデコンナ格好ヲ・・・!」←大井の服



青葉「こんな格好とは失礼ですよ-」パシャパシャ



叢雲「さすがにあの格好で歩かせるわけにはいかないわよ」



重巡リ級「リー・・・」←青葉の服



提督「似合ってるって」ナデナデ



重巡リ級「リー///」



提督「悪いな、服貸してもらって」



大井「別にいいですけど、なんで私なんですか?」←私服



提督「ああ、着物とかは時間かかるし、あんまり露出の多いやつは着せらんないからさ」



提督「大井には私服買ってあるから借りられるかなーって」



大井「まあいいですけど-? 今度暇なときに2人でお話できればなんでも」



提督「そのくらいならお安いご用さ」



大井「忘れないでくださいね?」



提督「わーってるって」








青葉(実は胸の大きさで服を選びました)テヘッ



叢雲(とっさに言い訳を考えられるあたり場慣れしてるわね・・・)























上司に会うと緊張するだろうなー














食堂










連装砲ちゃん3「キュー!」



提督「おう、ありがとな。イ級たちと遊んでおいで」



連装砲ちゃん3「キュ! キュキュキュ?」



駆逐イ級「「「「「イィー!」」」」」



夕立「夕立も遊ぶっぽいー!」



時雨「じゃあ僕も」







ヲ級「・・・・・・」



空母棲姫「・・・・・・」






叢雲「空気が重いわね・・・」



青葉「夕立さんと時雨さんは感じ取ったから逃げたんですね・・・」






提督「姫ちゃん、顔怖くなってるよ?」



空母棲姫「ソ、ソウカ!?」



提督「ヲ級ちゃんも緊張しすぎ」



ヲ級「で、でも、その・・・」



提督「姫ちゃんは怒るために来たわけじゃないから、大丈夫だよ」



ヲ級「そ、そうなんですか・・・?」



空母棲姫「アア。今日ハ顔ヲ見ニ来タンダ」






響「良かった、連れ戻すわけじゃなさそうだ」



暁「響ったら、ヲ級ちゃん大好きだものね」



電「すごく仲良しなのです」



雷「それなら電もじゃない」



響「うん、遊んでいてとても楽しいよ」



電「平和だなーと思うのです」



暁「それはそうね」



雷「ヲ級ちゃんは良い子だものね」



響「だから、お別れはしたくないな・・・」















買える・・・のか?










提督「姫ちゃんはヲ級ちゃんにこのままここで暮らして欲しいみたいなんだ」



ヲ級「えっ・・・?」



提督「だよね?」



空母棲姫「ア、アア。ソノホウガオ前モ幸セダロウ?」



ヲ級「そ、それは・・・・・・」



提督「それは答えづらいだろ・・・・・・」



提督「ヲ級ちゃんとしては、どうなんだ? ここにいたいか、それとも戻りたいか」



ヲ級「え、えっと・・・・・・」チラッ




暁 響 雷 電




提督「ま、いたいならそれでもいいさ。俺たちは歓迎する、ってかしてるか」



提督「でも、もし戻りたいって言ってもいいんだよ? 戻っても遊びに来て良いし」



ヲ級「そ、その・・・」



空母棲姫「ヲ級?」



提督「そりゃ、一緒にいたんだもの。姫ちゃんを嫌ってるわけないもんな」



空母棲姫「・・・・・・」



提督「そんなわけで提案があります!」



ヲ級・空母棲姫「「???」」



提督「すぐそばに小さな島があるんだけどさ、そこに姫ちゃんたちも住まない?」



空母棲姫「私タチガカ・・・?」



提督「さすがにここだと部屋が足りなくてな-。それにその島の所有権は元帥だからなんとかなる」



提督「どうせ姫ちゃんもヲ級ちゃんが心配だろうし、そうしたら?」



空母棲姫「エッ、ナ、ソンナコトハ///」



提督「ヲ級ちゃんは今まで通り響たちの部屋でいい? それとも島にする?」



提督「飯はこっちで食えば良いから」



ヲ級「え、えっと、し、島で・・・・・・」



提督「了解、じゃあ妖精さんに建造頼んどくわ」



提督「だから今日は姫ちゃんたちもここに泊まりなよ」



空母棲姫「ハ、話ニツイテイケナインダガ・・・」












暁「強引ね」



雷「有無を言わせない感じね」



電「きっと、司令官さんなりの気遣いなのです」



響「ヲーが気持ちを言わなくてもいいようにって、配慮かもしれないね」 



響「でもやっぱり、不器用な人だね」クスッ
















サンクリ行ってました









厨房




鳳翔「今日は提督は?」



木曾「執務終わらせて今は池袋行ってる」



鳳翔「あら、珍しいところに・・・」



木曾「同人ものの即売会とか言ってた気がする」



鳳翔「同人もの?」



木曾「・・・あー、分かりやすく言うと漫画を買いに行った」



木曾「ちなみに夕張は朝から行って売ってる方」



鳳翔「提督も忙しいわね」



木曾「青葉がついて行くって言ってたな・・・」



鳳翔「・・・木曾よりも先にデートするのね」



木曾「そこは別にいいよ。俺としては夜にデートしたいし」



鳳翔「あらあら。プランを練って提督に提案してみたら?」



鳳翔「あの人、考えたりしないもの」



木曾「だよなぁ・・・」









葛城「木曾さんが提督の奥さんで、鳳翔さんが提督の愛人になるのかな・・・?」



祥鳳「葛城ちゃん、そこは気にしちゃダメ。幸せならいいのよ」



















デート・・・・・・?








池袋 サンシャイン〇ティ










提督「長いー、待てないー・・・」



青葉「司令官、待つの苦手ですもんね・・・」←私服



提督「暇だから青葉でも見てるか」



青葉「人を暇つぶしの道具にしないで下さいよ・・・」



提督「いやー、我ながら良いセンスしてるなと思って」



青葉「・・・ま、まぁ、それは思いますけど・・・」



提督「それにしても、混んでるから手ぇ繋ぐか」



青葉「ふえぇ!? そ、それはちょっと///」



提督「お前を一人にしたら心配になるだろうが」



青葉「え!?///」



提督「当たり前だろ? かわいい子を一人にできないっつうの」



青葉「か、かわいい?///」



提督「かわいいよ。鏡見る?」



青葉「い、いいですいいです! 見たくないです!///」



提督(青葉かわいいなー遊び甲斐あるし)



提督(いい暇つぶしになりますね)ウンウン


















友達のテンションについてけなかった








サンクリ 会場








青葉「す、凄いですね・・・」



提督「だから手繋いどいてよかっただろ?」



青葉「は、はい///」



提督「とりあえず、夕張のとこに顔出すか」







夕張「あら? 提督、来てくれたんだ」



提督「一応お前らの保護者でもあるからな」



夕張「はいはい、ご苦労様です-」



夕張「あれ? 青葉が一緒なの?」



提督「ああ。木曾も鳳翔もこういうの興味ないからな」



青葉「あ、青葉も興味があるわけじゃないんですけどね・・・」



提督「秘書艦ついでで誘ったんだよ」



提督「で? 売り上げのほうはどうだ?」



夕張「ふっふっふ・・・」



夕張「ほとんど売り切れたわ!」



提督「おお! 凄いな」



夕張「特にショタものが売れ行きいいわね」



提督「まぁ俺が監修したからな」



夕張「ええ。他は続編ものが売れてるわ」



提督「俺がモデルの奴だっけ・・・」



夕張「最終巻にするつもりだったけどね。まだまだ続きそうで嬉しいわ」



提督「まぁいいけど・・・・・・。売り上げは分かってんな?」



夕張「もちろん、提督に2割でしょ?」



提督「OKだ」



青葉「そんなに利益でるんですか?」



提督「俺が機材全部そろえたからな。夕張はほぼタダ同然で活動してんだ」



夕張「えへへ」



青葉「えぇ・・・・・・青葉は自腹なのに・・・・・・」












フラグだけ作っとこ














帰り道 道中






青葉「疲れましたぁ・・・」



提督「だなぁ・・・」



青葉「司令官、買いすぎですよ・・・」



提督「いやー、いい絵が多くて・・・」



青葉「それは分かりますけど・・・」



青葉「あ、そういえば」



青葉「2冊ほど北上さんに似てましたね」



提督「え、マジ?」



青葉「ほら、お姉さん2人が売り子やってたところのですよ」



提督「えーと・・・これか?」つ



青葉「そうですそうです。ほらっ! 似てるじゃないですか!」



提督「そうかなぁ・・・」ウーム



青葉「意図的じゃなかったんですか?」



提督「絵が綺麗だったから買ったんだけど・・・」



提督「まぁ誰かに見られなければ大丈夫大丈夫」



青葉「えっちな内容ですしね-。誰かに見られるのは・・・」



提督「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



提督「身内に見られるのが怖くてエロ本が買えるかぁ!」



青葉「やけにならないで下さいよ・・・」

















最近頻度落ちててすみません










鎮守府






提督「ただいま-」



木曾「おかえりなさい」←着物



木曾「お風呂にする? ご飯にする? それとも・・・」



木曾「わ・た・し?」フフッ



パシャパシャパシャ!



提督「青葉後で現像よろしく! 俺は今から木曾をいただいてくる!」



青葉「任されました!!」



木曾「青葉がいたの忘れてたぁ!!!///」ダッ!



鳳翔「あらあら」ウフフ



木曾「鳳翔~!」ウエーン ダキッ



鳳翔「大丈夫よ。可愛かったわ」ニコッ



木曾「思い出させないでくれぇ!///」ウエーン



提督「今夜は寝かせないぜ?」



木曾「うるせぇー!///」













パシャパシャ




青葉「幸せそうです。見ているこっちもにやけてしまうくらい」フフフッ



青葉「少し・・・・・・。羨ましいですね・・・」クスッ













カウンター一式揃えたからさ











鎮守府カウンターバー








提督「いらっしゃい」



那智「なんだここは・・・?」



提督「何ってバーだよ」



那智「こんなものあったか!?」



提督「秘密裏に作っといた。防音設備も完璧だ。深夜に騒いでも問題ない」キリッ



提督「つっても、俺がバーテンだから、毎日やるわけじゃないけどな」



那智「毎日ではダメなのか?」



提督「お前らが自重という言葉を体現できるのならな・・・」



那智「無理だな・・・」



提督「だからだっつうの・・・。これからは酒はここでしか飲ませないからな」



那智「なっ!? そ、それはあんまりじゃないか!?」



提督「お前らが高い酒もバカ飲みするからだこの野郎」



那智「う・・・・・・」



提督「とりあえず簡単なつまみなら作れるようになってるから、飲むことに問題はねえだろ?」



那智「そうだが・・・」



提督「那智・・・。ここを建てる時に妙高に進言して、禁酒解いてやったぞ」



那智「分かったここでしか酒は飲まん!」



提督「ならここにサインを」スッ



那智「分かった」カキカキ



提督「ボトルキープもできるけど、金使いすぎるなよ?」



那智「分かっている!」









私はカウンターバー以外で飲酒した場合、下記の罰を受け入れます。


・一ヶ月の減給(50%)


・一週間の禁酒


上記に同意のうえ、ここにサインいたします。



那智








提督(まぁ減給した分はここの酒買うのに使うし、そこまで鬼畜じゃないだろ)














酔ってキャラ変わるならもう自由に書ける












提督「カクテルの作り方覚えないとな・・・」フムフム・・・



那智「貴様は勉強熱心だな・・・」



提督「興味のあることだけだけどなー」



提督「いちおう駆逐艦以外にには通知渡したからさ、作れるほうがかっこいいじゃん?」



那智「そうか・・・?」



提督「・・・・・・きっと川内とか那珂は理解してくれるはずだ」



那智「まぁ私や隼鷹は洒落たものは好まないからな」



提督「俺は気にしないけど、少しは女らしくしろっつうの」



那智「貴様にか相手にしないのだから、問題は無いだろう?」フフフ



提督「・・・・・・ったく、お前もか」



那智「私だって、貴様に恩義を感じているし、愛情がないと言えばそれは嘘だ」



那智「だが、カッコカリは考えてないよ。練度もまだ足りないしな」フフフ



提督「そうか・・・」



那智「さぁ、女に恥ずかしい話をさせたんだ、貴様も飲め!」



提督「俺飲む気なかったんだけどな・・・」



那智「いいじゃないか。弱いわけでもないだろう?」



提督「まぁな・・・」



那智「さ、乾杯だ」つ



提督「分かったって」つ



提督・那智「「乾杯!」」






ガチャ





隼鷹「ここかい? 酒が飲める場ってぇのは~」



千歳「あら? 提督が飲んでるなんて珍しいわね」フフフ



長門「私はあまり飲めないのだが・・・」



足柄「いいじゃない、付き合いなさいよ」

















酔ったら積極的になるのが主人公












提督「なぁ、那智」スッ



那智「なんだ? って、き、貴様近いぞ!?」



提督「いいじゃないか」ダキッ



那智「て、提督!? 貴様酔っているのか!?」



提督「那智、スタイルいいな、お前」サワサワ



那智「ひゃん!///」






隼鷹「ひゃん!?」



足柄「那智姉さんがあんな声を・・・」



長門「提督があんな風になっているのは初めてだな・・・」



千歳「ちょっとふざけ過ぎちゃったかな~・・・」



長門「それは?」



千歳「スピリタスよ。度数96のお酒なんだけど・・・」



長門「ま、まさか提督はそれを・・・?」



千歳「飲ませちゃった」テヘッ



長門「テヘッって・・・」



千歳「一口で気付くと思ったんだけど、提督ってば強いから・・・」



長門「そのまま飲んでしまったのか・・・」



千歳「い、一応一気飲みは止めたから、体的には大丈夫なはずよ・・・?」



長門「問題を起こさなければいいがな・・・」チラッ







那智「て、提督、どこ触って・・・!///」



提督「いいじゃんいいじゃん」サワサワ



那智「あっ、ま、待て! そこはダメだぁっ!///」















本性・・・?











那智「・・・・・・」グッタリ



提督「あれ~? 那智?」








足柄「那智姉さんが骨抜きに・・・」ゴクリ



隼鷹「て、提督、凄いテクニシャンだな・・・」ゴクッ



千歳「じょ、女性経験は木曾さんが初めてだって話だけど・・・」



長門「うにゃーあ・・・」ヒック



千歳「な、長門?」



長門「ていとくぅ~、私とも飲もぉ~?」



足柄「長門? って酔いすぎじゃない!?」



隼鷹「長門が持ってる瓶見なよ!」



長門「にゃう~」つスピリタス



足柄「ちーとーせー!!」



千歳「私は渡してないわよ!?」








提督「長門、おいで」



長門「はぁ~い!」



提督「さて、長門は何がしたい?」



長門「え~? えっとぉ、ていとくとぉ、えへへ~」



提督「長門?」



長門「提督といられるだけで、私は嬉しいよ?」










足柄「長門がデレた!?」



隼鷹「こ、これはどうしたらいいのさ!?」



足柄「と、とりあえず木曾と鳳翔さんに連絡!!」



千歳「お願い、彩雲!」



彩雲妖精「ワカッタ!」ブーン
















考えちゃダメかな













木曾「アイツが長門と?」



彩雲妖精「ウン!」



鳳翔「あらあら」



木曾「長門は恋愛感情が分からないって言ってたような・・・」



鳳翔「酔っているから、難しく考えないで済んだんじゃないかしら」ウフフ



木曾「なるほど」



彩雲妖精「ドーシタライイー?」



木曾「放置?」



鳳翔「木曾が決めなさいよ・・・」



木曾「うーん、アイツなら大丈夫だろ」



木曾「放置で」



彩雲妖精「ワカッタ」ブーン!



鳳翔「いいのかしら・・・」



木曾「長門にきっかけができそうだし、いいんじゃないか?」



木曾「問題は明日アイツが自暴自棄になるかもしれないことかな」



木曾「俺と婚約した次の日に鳳翔を娶って、次の日に長門を抱くとなるとな・・・」



鳳翔「とんだダメ男ね」ウフフ



木曾「それに惚れたんだ、仕方ないさ」フフフ
















見ていることしかできない









カウンターバー








隼鷹「2人とも行っちゃったな・・・」



足柄「木曾も木曾で放置って、いいのかしらそれで・・・」



千歳「明日謝らないとね、私は・・・」



足柄「そりゃそうでしょ。提督は絶対自分を責めるけどね」



千歳「ほんと申し訳ない事をしたわ・・・」



隼鷹「提督がいないってことはここの酒は今飲み放題ってことかい?」



足柄「んなわけないでしょ。私が勘定するわよ」



隼鷹「えぇー、いいじゃんかー、少しくらい-」



足柄「ダーメ」



足柄「ていうか、アンタはなんとも思ってないの?」



隼鷹「何が?」



千歳「何がって、あなただって提督のこと好きじゃない」



隼鷹「はぁ!?///」



足柄「そうね、じゃあ今日は隼鷹の恋バナを聞きましょうか」ウフフ



千歳「そうね。面白そうだし」ウフフ



隼鷹「し、しないしない!/// 絶対しない!///」



足柄「しないってことは提督を好きなことは認めるのね~?」ニヤニヤ



隼鷹「違うってば-!///」



















一緒にいたいと思うのなら










長門の部屋








長門「ていとくといっしょ~///」エヘヘ



提督「嬉しそうだな、長門」フフフ



長門「うん! たぶん、ずっと望んでたことだと思うから・・・」



提督「そっか・・・」



長門「ていとくと、2人きりなんて、なかなか無いでしょ?」



提督「そうだな」



長門「恋愛なんて分かんないけど、1つだけはっきりしてるんだ~」エヘヘ



提督「?」



長門「私は、ていとくとずっと一緒にいたい」



長門「これは愛? それとも恋なのかな?」



提督「・・・・・俺にも分かんないな」



提督「でも、その2つともかもしれないな」



長門「木曾も、鳳翔さんも、2人のことも好き。だから、ていとくを独り占めはしたくないんだ」



長門「今だけで良いから、私だけを見て?」ギュッ



提督「ああ」ギュッ



長門「好きだよ、ていとく」



提督「そっか」フフフ



長門「・・・・・・」



提督「長門?」



長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すぅ、すぅ」Zzz



提督「寝ちゃったか」



提督「実は酔いは覚めてんだよな・・・。流石に最初は酔ってたけど」



提督「木曾と婚約して、次の日鳳翔とデートして、また次の日には長門とか・・・」



提督「俺ってば屑だな~・・・・・・」ハンセイ



提督「でも、まぁ」



長門「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」Zzz



提督「今日は、初めて長門が甘えてくれたわけだし、長門だけを見ようかね」フフフ



















覚えてる人は覚えてる








チュンチュン







長門「んぅ・・・」



長門「朝、か・・・・・・」ン?



提督「すぅ、すぅ・・・」Zzz



長門「提督!?///」



長門「そういえば昨日は・・・・・・///」←記憶残るタイプ



長門「・・・・・・」



長門「深く考える必要はないのかもしれないな」



長門「寝ている提督を見て、愛しいと思っているのだから、そうなのだろうな」



長門「一緒にいたいと、思うのだからな」フフフ



ソッ   chu!



提督「んぅ? んぅ・・・・・・・・・」Zzz



長門「可愛いな、提督」フフフ



長門「さて、木曾と鳳翔さんに挨拶に行こうかな」








ガチャ










普通とか場所で変わるし






厨房






長門「木曾、鳳翔さん、いるか?」



木曾「おう、いるぞ?」



鳳翔「あら、長門さんですか。まだ朝ご飯はできてませんよ?」



長門「それは分かっているが・・・」



木曾「アイツのことか?」



長門「う、そ、そうだ///」



木曾「昨夜はお楽しみだったのか?」ククク



長門「お楽しみ?」



木曾「あれ? その様子じゃ何もなかったのか?」



長門「き、昨日は私が一方的に告白したようなものだったな///」



鳳翔「あらあら。気持ちは固まったのですね」ウフフ



長門「い、一応な? そ、それで2人に話をしようと思って・・・」



木曾「何をだ?」



長門「そ、その、提督にケッコンを申し込むことについてだな・・・」



木曾「うーん、そうだな・・・。まずは部屋を何個作るかと、キッチンの広さと・・・」



鳳翔「木曾、家を建てるのはまだ先でいいわ」



木曾「そう? なら話すことはないぞ?」



長門「その、2人が提督といる時間も少なくなってしまうかもしれないし・・・」



木曾「俺は執務で一緒だしな」



鳳翔「私も調理中などは一緒ですから」ウフフ



長門「そ、そんなにあっさりと受け入れるものなのか?」



鳳翔「私の時もそうでしたよ?」ウフフ



木曾「俺の意思は前伝えた通りだしな」



木曾「アイツを独り占めする気はないよ。皆仲良くが一番だって」



木曾「まずはアイツから指輪もらわないとな。長門からプロポーズするんだろ?」



長門「そ、そうだな。私は保留した身なわけだし、提督にさせるわけにも・・・」



鳳翔「私たちは提督から、でしたからね・・・。参考にならないわね・・・」



木曾「朝飯のあとに3人で考えるか」



長門「い、いいのか?」



木曾「面白そうだし」ニヤニヤ



鳳翔「木曾、提督にそういうところが似てるわね」ウフフ



木曾「夫婦は似るっていうからな」



鳳翔「じゃあ先ずは、朝食を仕上げないとね。長門さん、お皿を並べるの手伝ってくれる?」



長門「は、はい」



木曾「もう敬語はいいって。平等に行こうぜ」



長門「わ、私はまだケッコンをしていないのだが・・・」



鳳翔「気にしなくていいのよ。お手伝い頼むわね、長門」ウフフ



長門「は、あ、いや・・・。分かった、鳳翔・・・?」



鳳翔「うふふ、よろしくね」



木曾(いやー、照れてる鳳翔も可愛かったけど、困惑してる長門も可愛いな-)



木曾(なんていうか、今まで知らなかった一面が見られて、いいもんだな)



木曾(俺もアイツにあまえてみよっかなー、なーんて思ってみたり・・・)




















長門のケッコンボイスどうするか迷った・・・













執務室






コンコン



提督「どうぞ」



ガチャ



長門「少し時間を貰ってもいいだろうか・・・」オソルオソル



提督「もちろんだよ、長門」



提督「というか、木曾が出て行った後に入ってきたんだ。察しているよ」



長門「ま、まぁ、そういうことなんだが、一応私から伝えようと思ってな///」



提督「ああ。教えてくれ」フフフ



長門「あ、ああ///」コホン





長門「私とケッコンしてくれ、提督。これからはあなたと、より近くで共に歩んでいきたい///」





提督「・・・・・・」



長門「///」



提督「俺から言えることはただ1つだよ、長門」



長門「?」



提督「喜んで」フフフ



長門「!!」



長門「そうか!!!」



提督「嬉しそうだな、長門」



長門「この状況で喜ばない方がおかしいだろう?」



提督「これを付けてからでも遅くはないと思うんだけどね」スッ



長門「それは・・・・・・、カッコカリの指輪か」



提督「俺3つ目でしかも木曾との婚約指輪も付けてるんだぜ・・・?」



長門「もう限界じゃないか・・・?」



長門「というか、なぜ全て左手の薬指につけるんだ・・・」



提督「いや、差を付けるのはダメだなと思って」



長門「名前が書いてあるわけでもないのだから、気にすることもないんじゃ・・・」



提督「いや、ちゃんと裏に名前掘ってあるよ?」



長門「え!? そうなのか!?」



提督「妖精さんに手伝って貰って、名前掘ったんだよ。一応蒼龍のももう掘ってある」



長門「仕事が早いというか・・・、もう呆れてしまうくらいだぞ」



提督「俺としても、家族の幸せは大事なんでね」



長門「・・・・・・そうか」フフフ



提督「てな訳で」スッ



長門「あっ・・・」



提督「これからも家族として、よろしくな、長門?」



長門「・・・・・・ああ、よろしく、提督!」









   ー 艦娘と強い絆を結びました ー




















大丈夫、ここにいる












なんだろう・・・? 




記憶の彼方にある、あの光景は・・・・・・




そしてあの光景は・・・・・・




敵味方の艦たち・・・・・・




そして、あの・・・・・・







巨大な光・・・・・・










???「長門! 長門! おい、しっかりしろ!」



長門「うぅ・・・、あ、ていとく・・・?」



提督「大丈夫か!? 指輪をはめたとたんに気を失って・・・」



提督「体調が悪かったのか!?」



長門「いや、大丈夫だと、思う・・・・・・」



長門「夢を見たんだ・・・・・・」



提督「夢?」



長門「遠い記憶のような夢を・・・・・・」



長門「敵味方の艦たちが、巨大な光に包まれていく夢を・・・・・・」



提督「・・・・・・」



長門「疲れているのかな・・・・・・」



提督「長門、夢なんざ気にすんな」



長門「提督?」



提督「たぶんそれは長門の、戦艦としての記憶だと思う」



長門「戦艦・・・・・・」



提督「でもさ、思い出しても、今が変わる事じゃないぜ?」



提督「今長門は艦娘として生きてる。俺とケッコンしたんだ」



提督「これから、もっと幸せで楽しい日々にしてやる。だから、遠い記憶のままでいい。思い出さなくていいんだ」



長門「提督・・・・・・」



長門「随分と、真剣な表情をしているな・・・・・・」フフフ



提督「お前らを守ることが、俺の使命なんでね」



長門「そうか・・・・・・」フフフ



長門「もう大丈夫だ、提督」










長門「私はあなたと共にある」















書き方変えます












提督「えー、これから蒼龍編に入ろうと思うのですが、キャラ設定上、一日二日で進展しません」



蒼龍「ご、ごめんねっ?」



提督「まぁ蒼龍が謝ることじゃないし、日にち形式だと季節感なくなっちゃうんだよな、今更だけど」



木曾「春から始まってもう初夏なのに、まだ10日経ってないもんな」



提督「ぶっちゃけ、限定グラの話したいし、季節ネタも書きたいなと思ったからです」



鳳翔「ほかにも提督が節操なさ過ぎると思ったからね」ウフフ



提督「それは、うん、まあね? 反省してなくもないよ?」



長門「ハーレムものにしたのだから、そこは仕方ないのだがな・・・」



提督「ちなみに長門とのケッコンカッコカリ初夜はうん、まあ、その・・・」



木曾「長門は提督にされるがまま、でもスタイルいいし声も出してたしエロかったな」



長門「なんで木曾が知ってるんだ!?///」



鳳翔「青葉さんが撮ったビデオを見たからよ?」ウフフ



青葉「てへっ」



長門「あーおーばー!!!」ジャキン! 41cm砲×2



青葉「青葉だって成長しました! ただではやられません!」ジャキン! 20,3cm(2号)連装砲×2 ←練度76



ドドーン!!






提督「てなわけで、これからは日にち設定ではなくなります」



木曾「結婚式もまだだな、今更感あるけど」



提督「どこでやる? つかそれも含め爺さんとこ行かなきゃだわ」



鳳翔「大本営に?」



提督「この前仕事変わる約束してたわ」



蒼龍「し、仕事変わるって・・・」



提督「書類仕事だけだし、問題ないよ。後は飯作ることもするけど」



鳳翔「書類仕事でも元帥の代わりって・・・」



木曾「気にしない気にしない。このお話だもの」



提督「そうそう。てな訳で、引き続きお楽しみください。ペース落ちててごめんなさい! 課題やらなきゃなんです!」



木曾「急に学生感だすなよ・・・・・・」




















提督in大本営








大本営執務室







提督「終わったぁ・・・」



赤城「お疲れ様です、提督さん」



提督「手伝いありがとね、赤城さん。おかげでお昼前に終わったね」



赤城「いえいえ、秘書艦ですのでお手伝いするのは当然です」



提督(普段は木曾とだったから、もっと早かったんだよな・・・。比較するわけじゃないけど)



提督(明らかに執務に慣れてなかったし、普段は手伝ってないよな・・・)



提督(何か裏でもあるのか?)




ガチャ




加賀「赤城さん、早く提督さんを食堂に! お昼ご飯を作って貰わなければ!」



赤城「そうですね加賀さん! 美味しいお昼ご飯のために!」



提督「ちくしょう、なんて裏表のない食欲だ!」













結局・・・








大本営 食堂







赤城「ふぅ・・・とても美味しいです!」モグモグモグモグ



加賀「気分が高揚します」モグモグモグモグ









提督「2人用なのに15人前は作ったぞオイ・・・・・・」



間宮「すみません、普段は私の仕事なんですが・・・・・・」



提督「いや、喜んで食べてもらえるなら、嬉しいもんだよ」



金剛「HEY! テートクー、この金剛特製Curryを食べて欲しいネー!」



提督「おう、いただくよ」



パクッ



提督「うまっ! うまいよ金剛!」



金剛「デショー? 頑張った甲斐がアリマシター!」



間宮「提督? 食後にアイスはいかがですか? 冷蔵庫に作ってありますよ」ウフフ



提督「いいの? じゃあいただこうかな」



金剛「ムムッ」ジッ



間宮「うふふ」ジーッ



バチバチバチバチ



提督(旨いな-、このカレー。後でレシピ聞いて帰ったら皆に作ってあげようっと。鈴谷と駆逐艦たちは喜びそう)モグモグ









利根「あやつの指に指輪がついているように見えるのは気のせいかの?」



筑摩「4つ付けていますね。しかも全部左手の薬指・・・」



利根「なのにまだ金剛も間宮もあやつを狙っておるのか」



筑摩「気持ちは個人の自由ですから、いいんじゃないですか?」



利根「そのせいで注文がしづらくて困るのはのぅ・・・」<グゥー



筑摩「それはそうですね・・・・・・」アハハ・・・

















みんな見よ!(ダイレクトマーケティング)








大本営 提督の部屋







提督「俺の部屋いつの間に作ってたんだよ爺さん・・・」



提督「テレビまで付いてんじゃん」マァイイヤ



提督「ポケ〇ンまだ始まってないよな!? 見なきゃ!!」



コンコン



ガチャ



弥生「司令官? 間宮さんが厨房を手伝って欲しいとの連絡、です」



提督「え? ポ〇モン見てからじゃダメ?」



弥生「弥生に聞かれても・・・」



提督「とりあえず伝えてくれる?」



弥生「そんなに見たいのですか・・・?」



提督「見たい」



弥生「・・・・・・分かりました、伝えてきます」



提督「伝えたら弥生も一緒に見ない?」



弥生「見られなくなる可能性は考えてないのですね・・・」



提督「俺はポ〇モンを見るために日々生きてる」



弥生「清々しいです・・・」
















XYはマジで面白い(ダイレ(ry))













弥生「司令官が言うだけのことはありました・・・」



提督「だろ? 実は叢雲も見てるぞ」



弥生「意外ですね。叢雲はこういうアニメを見るタイプではなかったのですが・・・」



提督「昔は俺に付き合って見てたからな。今は自分からゲームもするようになったよ」



弥生「叢雲は変わりましたね」クスッ



提督「メールとかしてるんだろ?」



弥生「たまに、です。司令官と暮らしていた時は毎日でしたが」



提督「愚痴ばっかだっただろ?」ハハハ



弥生「そんなことない、です。あるにはありましたけど」



弥生「司令官のこと、ばかりでした」クスッ



提督「・・・・・・そうか」



弥生「初めは・・・悪口も多かったですよ?」



提督「かわいくねーなー・・・」



弥生「でも、それも細かいことばかりだったので、きっとよく見ていたからだと・・・思います」



弥生「文字だけだったので、理解するまで、時間が掛かりました」クスッ



提督「・・・・・・」



弥生「これでも、親友です、から・・・」



弥生「叢雲を、よろしくお願いしますね?」



提督「兄としてじゃダメ、か・・・」



弥生「しばらくはそれでいいかもしれません、けど・・・」



弥生「いつかは答えて上げてください」



提督「・・・・・・そうだな」



弥生「・・・・・・・・・・・妹が欲しいなら、弥生が代わりに・・・ゴニョゴニョ」



提督「昔は『お兄さん』って呼んでくれてたもんな」



弥生「あのときは、その・・・。まだ司令官じゃなかったですし・・・」ムスーッ



提督「なんでムスッとしてるんだよ・・・」



弥生「少しくらい、動揺とか、して欲しいお年頃です・・・」



提督「彼女ならまだしも、妹になりたいってのは斬新だな」



弥生「弥生は、妹で満足、です」



弥生「指に、何個も指輪付けている人の妻は、大変そうですし」



提督「耳が痛いな・・・」



弥生「ちなみに、そろそろ厨房が混み出す時間、です。間宮さんが、司令官を待っています」



提督「!? そのこと忘れてた!」



弥生「弥生はデザートにセミフレッドが食べたいです」



提督「分かった分かった、作ってやるよ」



弥生「嬉しいです♪」















女所帯に男湯はない










浴場







提督「えーっと、フタサンマルマルから使っていいって、赤城さんが言ってたよな」



提督「昔なら女性とばったりとか期待したけどな、実際起こったら捕まるしなぁ・・・」



提督「妻帯者の身としても、そういうハプニングは遠慮ー



ガラッ



加賀「あ・・・ら?」



提督「ーしたかったんだけどなぁ・・・」



加賀「提督さん」



バッ



提督「とりあえずタオル」



加賀「感謝します」フキフキ



提督「赤城さんからこの時間なら大丈夫だって聞いたんだけど・・・」



加賀「私はフタサンサンマルまでに使用を終えるようにと赤城さんから」フキフキ



提督「伝達ミスか?」



加賀「いえ。恐らく赤城さんがわざとやったのかと」フキフキ



提督「なぜ?」



加賀「意外と茶目っ気のある人ですから」フキフキ



提督「普通ならアウトなんだけど。俺の立場とかが」



加賀「私は気にしませんし、他の人に話したりしませんから」フキフキ



提督「それは察してた、ってか男の前で堂々と体拭くの止めてくれない!?」



加賀「私は気にしません」フキフキ



提督「俺は気にするんだけどなぁ・・・」



加賀「わざわざ目を閉じて向こうを向いている方を前に、気にすることもないかと」



提督「それはそうかもしれないけどさ・・・」



加賀「あなたこそ、自分の体を隠さないのですか?」



提督「俺が使おうとしていたタオルを加賀さんに渡したので、隠す物がないんだ」



加賀「・・・・・・そうですか」



提督「というか、そろそろ寒い・・・」←裸



加賀「もう目を開けてもいいですよ。服を着たので」



提督「はい」



加賀「ではごゆっくり」スタスタ



提督「お、おう・・・」



提督「なんていうか、飯食ってるときとギャップが凄いな・・・」













内心







廊下






筑摩「あら、加賀さ・・・ってどうしたんですか!? 顔真っ赤ですよ!?」



加賀「な、なんでもありません///」



筑摩「ほ、ほんとですか!? 尋常じゃなく顔真っ赤ですよ!?」



加賀「だ、大丈夫です/// ちょ、ちょっと色々ありまして・・・///」



筑摩「な、何があったのですか!?」



加賀「そ、それは、あの、その、色々考えないようにしていて・・・///」



加賀「限界が来たと言いますか・・・///」



筑摩(知恵熱の反対かなにかかしら・・・? まずそんなものがあるかも分からないけれど・・・)



加賀「も、もう大丈夫です。心配かけました」



筑摩「そうですか? ならいいのですが・・・」



加賀「・・・・・・・・・・・・」



加賀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ///」ボンッ



筑摩「加賀さん!?」















七夕です










鎮守府 食堂





ワイワイ タカイトコロニツケルッポイ!






木曾「今日は七夕か」



鳳翔「あの竹は?」



長門「私が貰ってきた」



木曾「どこからだよ・・・」



長門「amaz〇n」



木曾「それ買ったんだろ・・・」



長門「だって駆逐艦たちが喜ぶかなって思って・・・」



鳳翔「良かったわね、喜んでくれて」ウフフ



長門「うん!」



木曾「長門、キャラ変わってるぞ・・・」



鳳翔「そうだ、木曾? 提督はまだ戻らないの?」



木曾「アイツは今日には戻るって言ってた。どうにか夕飯前には戻るってさ」



鳳翔「どうにか?」



木曾「赤城さんと加賀さんが飯を作らないとうるさいんだと・・・」



鳳翔「あらあら」ウフフ



長門「じゃあ木曾が織姫で、提督が彦星だな」



木曾「まぁ、たぶん帰ってくると思うけど・・・」



鳳翔「じゃあ、後で着物に着替えましょうか」ウフフ



木曾「えぇー鳳翔もノリノリー・・・」















願い事 (駆逐艦編)











立派なレディーになれますように! 暁



美味しいボルシチが作れますように Верный



司令官がもぉーっと私を頼ってくれますように! 雷



平和が一番なのです! 電



司令官、洋服欲しいな~ 陽炎



もっと出番下さい 不知火



不知火の願い叶えたって・・・ 黒潮



なんでもいいから一番になるっ! 白露



健康第一、かな 時雨



水着だと寒いから、雨止んで欲しいな~ 村雨



提督さんと遊びたいっぽい! 夕立



最近連装砲ちゃんが私より提督に懐いてて、寂しい 島風



司令官とお茶したいです 白雪



たまにお兄ちゃんって呼んでも、誰も気付きませんように 叢雲











木曾「不知火と島風が切実すぎる・・・」



鳳翔「叢雲ちゃん、可愛いわね」ウフフ



長門「陽炎はクリスマスと勘違いしているのか・・・?」



木曾「いや、陽炎はアイツがこれを見たら絶対に買うって確信してるな・・・」



鳳翔「あら? レーベちゃんとマックスちゃんのは?」



木曾「全部ドイツ語だから読めない・・・」












願い事 (軽巡編)










夜戦したいっ! 川内



姉さんと那珂ちゃんが他の人に迷惑を掛けませんように 神通



アイドルになるっ 那珂



改二案、早く来い 天龍



天龍ちゃんが、そのままでいますように~ 龍田



姉さんたちに会いたいです 名取



夏コミでたくさん売れますように 夕張



まだ提督が姉さんって呼んでないクマ 球磨



まだ提督が姉さんって呼んでないニャー 多摩



提督と2人で遊びたいかな。なーんて書いてみたり 北上



提督と北上さんと3人で、遊びたいです 大井



アイツに会いたいかな 木曾








鳳翔「あらあら」ウフフ



長門「ほうほう」



木曾「せめてリアクションしてくれないと恥ずかしいだろっ!?///」















願い事(重巡編)












那智がお酒を飲む量を減らしますように 妙高



て、提督に酒は飲ません! 那智



提督に相手してもらいたいわね 足柄



皆の願い事が叶いますように 羽黒



熊野が皆になじめますように! 鈴谷



鈴谷が皆さんと仲良くなれますように 熊野



わ、私も洋服買ってもらえますように! 摩耶



にほんご、おぼえる! Prinz Eugen



特大スクープを掴めますように! 青葉






木曾「鈴谷と熊野の願いは叶えないとな」



鳳翔「あまり心配することもないと思うけれどね」



長門「那智、それは願いじゃないぞ・・・」













願い事(戦艦編)











みんなと仲良く 長門



提督とデート(2人きりで)できますように 扶桑



姉様と提督とデートしたいです 山城



カレーが上達しますように 比叡



いつでも、榛名は大丈夫です! 榛名








木曾「山城・・・・・・」グスッ



鳳翔「扶桑さんの気持ちも分かるのだけどね・・・」



長門「榛名はなんのことを書いたんだ?」



木曾「どうせ『提督が夜這いに来ても』が頭に付くんだろ」



鳳翔「榛名さんは大胆ね」ウフフ



木曾「比叡は、まぁ、願うだけじゃダメだな・・・・・・」



木曾「長門の願いは叶うからいいな」



鳳翔「いろいろ特殊な関係だけどね」ウフフ



長門「これからも、みんな仲良くが一番だからな」



木曾「ああ、もちろんだ」フフッ














願い事(空母編)










頑張って提督とお話するっ! 蒼龍



お姉ちゃんが努力しますように 飛龍



鳳翔さんみたいになれますように 葛城



隼鷹が健康でいますように 飛鷹



提督と2人で酒を飲みたい 隼鷹



ゆっくりしたい 龍驤



お料理の腕が上達しますように 祥鳳



この鎮守府がいつまでも賑やかで楽しい場所でありますように 鳳翔










木曾「蒼龍、頑張れ・・・」



鳳翔「葛城ちゃんはなぜ私みたいになりたいのかしら・・・」



長門「THE・大和撫子だからじゃないか?」



木曾「または本気の鳳翔を見たからだな。本気の鳳翔は格好いいからな」



鳳翔「そう言われてもね。私は今の葛城ちゃんのほうが可愛いと思うのだけど・・・」



長門「葛城と話したことない・・・」



木曾「葛城は空母系とは馴染めてきたんだけどな・・・」



鳳翔「良い子なんだけど前にいた環境が環境だからね・・・」



木曾「慎重に、かな」




















願い事(潜水艦編)










出番も出撃もないってどういうこと(なのね)(なの?)!? 潜水艦一同














木曾「すまん」



長門「願いじゃなくて文句じゃないか・・・」



鳳翔「うちは潜水艦の子たちを出撃させないからね・・・」



木曾「よそでは資材集めとかをやらせるそうなんだが、あいにくアイツにその気がなくて・・・」



木曾「今度進言しとくわ」
















七夕って誰が願い事叶えるの?












鳳翔「あら? ヲ級ちゃんたちは書いてないの?」



木曾「まだ字は書けないんだってさ」



長門「ところで、この願い事って誰が叶えてくれるんだ?」



木曾「・・・・・・あれ?」



鳳翔「そう言われると・・・・・・」



長門「だろう?」






提督「七夕に祈るのは織姫のように手芸だか裁縫が上手になりたいっつう、中国の宮中の行事が元だって説があるな」



提督「日本では習い事とかの上達を願う行事らしいぞ?」





鳳翔・長門「「提督!?」」



木曾「おう、おかえり」



提督「ただいま」



鳳翔「おかえりなさい」ウフフ



長門「おかえり、提督」



提督「おう、ただいま。なんで食堂に笹置いたんだよ・・・」



長門「外は雨に濡れるかもしれないと思ってな」



提督「それもそうか。片付けは俺がやっとくよ」



提督「みんなの願い事も叶えられる分には叶えないとだしな」



鳳翔「季節外れのサンタさんね」ウフフ



長門「陽炎の願いはすぐに叶いそうだな」フフ



木曾「とりあえず荷物置いてこい。そろそろ飯の時間だぞ」



鳳翔「あら大変。急いで準備しないと」



提督「俺も手伝うよ、鳳翔」



長門「提督は向こうでも厨房を手伝っていたのだろう?」



提督「むしろ執務よりそっちメインだった気がする・・・・・・」





















夜戦()!








提督と木曾の寝室









木曾「2人で寝るのは久しぶりだな」フフフ



提督「うぐっ」



木曾「別に怒ってないぞ? 俺が提案したことでもあるからな」



提督「それはそうかもしれないけどさ・・・」



木曾「今は俺だけを見てくれればそれでいいよ」フフ



木曾「でも、いつか皆でしてみたいな」



提督「えー、俺が保たないと思う・・・」



木曾「そうか?」



提督「忘れてるかもしれないけど、艦娘と人間の体力には差があるからな?」



木曾「お前人間離れしてるじゃん」



提督「それでも限界があるって・・・・・・」



木曾「頑張ってくれ」フフフ



提督「はぁ・・・、ま、美女に囲まれるなら本望か」



木曾「そうそう、俺も鳳翔と長門を鳴かせてみたいし」



提督「・・・・・・・・・・・・木曾はやっぱ大井の妹だな」



木曾「そっちの気はないんだけどなー・・・」



提督「いやさっきの発言はもう踏み込んでたわ」



木曾「そうかなー・・・」



提督「まあいいけどよ。んで? 今日は?」



木曾「夜戦しよ?」



提督「なんでそんなノリノリなのか・・・」



木曾「何故乗り気じゃないのか」



提督「俺が割と淡泊だから?」



木曾「始めたらノリノリのくせに」



提督「そりゃまあ男ですし」



木曾「じゃあ夜戦を開始するっ!」



提督「わぁーったよ・・・」



提督『今日は攻めさせてもらうぞ?』



木曾「え?」















提督の本気









執務室





コンコン




北上「ていとく~」



提督「ん? どうした北上」



北上「木曾っちの姿がどこにもないんだけど、なんかあったの?」



提督「あー・・・」



北上「どうしたの? なんかバツが悪そうだけど」



提督「言いづらい理由だと理解してくれ」



北上「・・・・・・何したの?」ジトー



提督「・・・・・・昨日の夜かわいがっただけです」



北上「うわー・・・・・・」ジトー



提督「そんな目で見てっけど、誘ってきたのは木曾だからな?」



北上「ふつー、次の日に響くほど相手する?」



提督「それは、うん。やり過ぎたかなーとは思ってる」



北上「反省なさい」



提督「はい・・・」



北上「まったく・・・」












チラッ



球磨「この光景も久々に見るクマ」



多摩「仲良きことは美しきことだニャー」



大井「姉さんたち、出番もらえましたね」



球磨・多摩「「まだ姉さんって呼ばれてないクマ(ニャー)!!」」







提督「執務室の外で叫ぶな2人とも!!」



北上「呼んであげたら? 姉さんって」



提督「改めて呼ぶのは恥ずかしいんだよ・・・」














話をするのって難しい










蒼龍「よ、よしっ!」









執務室





蒼龍「提督っ!」



提督「お? どうした蒼龍」



蒼龍「えっと、提督と、お話ししたいなって・・・」



提督「おう、いいぞ」



蒼龍「そ、そっか。・・・・・・えへへ///」



提督(何この子、かわいいんだけど・・・)



蒼龍「あ・・・・・・」



提督「どうした?」



蒼龍「話しかけることしか考えてなかった・・・」



提督「おいおい・・・」



蒼龍「ご、ごめん提督」



提督「別にいいけど、そんなに気負わなくても・・・」



蒼龍「わ、私だって頑張ろうと思ったんだもん・・・」



蒼龍「長門に先越されちゃうし、飛龍にはそれで意地悪なこと言われちゃうし・・・」



提督「意地悪なことって?」



蒼龍「お姉ちゃんがカッコカリするより私がカッコカリするほうが早いかもって飛龍が・・・」



提督「ああー・・・」



蒼龍「さ、さすがに飛龍に負けるのは嫌だもん!」



提督「つっても飛龍はまだ練度82だろ? そんなに焦ることも・・・」



蒼龍「わ、私だからありえないことじゃなさそうなんだもん・・・」



提督「でも昔は普通に話せてただろ?」



蒼龍「それは提督を好きになる前の話! 今は意識しちゃって・・・」



蒼龍「あっ!///」



提督(何このかわいい生き物)











飛龍「お姉ちゃんが提督と話してる・・・!」ウルウル



北上「感動することなの?」















最近暑いー












執務室









提督「暑い・・・・・・」



木曾「そうだな・・・・・・」



提督「なんか涼しくなる家具ないかなー・・・」つカタログ



木曾「このカタログって誰が作ってるんだ?」



提督「妖精さんの意見聞いて夕張が作ってる」ペラペラ



木曾「へー・・・」



提督「お?」



木曾「どうした?」



提督「ビニールプールと水風呂どっちがいい?」



木曾「ここに作るなら水風呂じゃないか?」



提督「じゃあ頼むか」ヨウセイサーン!



木曾「執務室に水風呂って・・・」
















このメンツだからなー









キャイキャイ







夕立「冷たくて気持ちいいっぽい~・・・」



時雨「ほんとだね~・・・」



村雨「水着が役立ってよかったわ~」



白露「ちょっと待って!? 夕立と時雨は裸だよ!? 提督もいるのに!」



夕立「今更っぽい・・・・・・」



時雨「一緒にお風呂も入ってるしね」



夕立「夕立は体も洗ってもらったっぽい~・・・」



白露「あ、あ、洗って貰ったって・・・/// ちょっと提督!?」



提督「ん?」



白露「提督もなんで裸なの!?///」



提督「だって今更だし・・・・・・」



白露「私は初めてなの!///」










木曾「白露がツッコミ役とは・・・」



村雨「この顔ぶれならそうなりますよ~」



木曾「・・・・・・村雨、胸けっこうあるんだな」



村雨「異性の目が提督だけですから、いいことないですよ」



木曾「そうなのか?」



村雨「スタイルの関係上、髪ほどかないと合わなくて・・・。ツインテール気に入ってるんですけど・・・」



木曾「おしゃれだからこその悩みもあるんだな・・・」

















くっ、水着だなんて卑怯な!













執務室










提督「いや、涼みにくるのはいいんだけどな?」








夕立「気持ちいいっぽい~」←裸



時雨「だね~」←裸



天龍「2人とも水着着ろよ! せっかく支給されたんだから!」







提督「なんで天龍まで水着着て水風呂に入ってるんだよ・・・」



龍田「大本営から支給されたんですって」ウフフ



提督「何考えてんだあの爺さん・・・」



龍田「クールビズってレベルじゃないわよね~」



提督「それにしても・・・」チラッ



提督(天龍少し肉付き良くなった?)



龍田(ずっと遠征だけして鳳翔さんや提督の美味しいご飯をいっぱい食べてたら仕方ないとは思うんだけど・・・)



龍田(天龍ちゃんは部屋じゃ動かないから・・・)



提督(うーん、出撃増やそうかな。こういうのは気付かないうちに痩せた方がいいだろうし)



龍田(提督は優しいわね)ウフフ



提督(天龍も出撃増えたら体鍛えるだろうし、すぐに引き締まるだろ)



龍田(じゃあ私も天龍ちゃんの部屋でのことは監視するわね)



提督(よろしく)

















水着エプロン・・・・・・良いっ!!












アイテム屋







明石「あら、提督。いらっしゃいませ!」←水着



提督「水着にエプロン・・・・・・グッジョブ!」



明石「叫ばないで下さいっ!///」



提督「似合ってんじゃん、水着」



明石「そ、そうですか?」



提督「わざわざ買った甲斐があるってもんだよな」



明石「あ、ありがとうございます///」



提督「それにしても・・・」



明石「な、なんですか?」



提督(なぜ出撃の少ない明石のほうが天龍よりもスタイルがいいのか・・・)



提督(こりゃ天龍は鬼畜レベルで出撃増やすか)



明石「な、なんですか提督・・・、そんなにジロジロ見ないで下さいよ///」



提督「いや、改めて似合ってるなって」



提督「かわいいよ、明石」



明石「か、かわいい!?///」ボンッ



明石「」バタン



提督「気絶癖ついちゃってんな・・・」















[chapter:なかなかいい題材じゃないか]














蒼龍「ていとくっ!」



提督「お?」



蒼龍「あの、その・・・」



提督「どうした? 蒼龍」



蒼龍「長門がみんなでビーチバレーしようって・・・」



提督「あー、ビーチバr」



提督「ってビーチがどこにあるんだよ・・・」



蒼龍「姫ちゃんたちの島でやるんだって」



蒼龍「みんなもう行っちゃったよ?」



提督「ま、また燃料が・・・」



蒼龍「み、みんな艤装付けて行ったからね・・・」



提督「はぁ・・・。まあいいけどな、遊ぶ分には平和だし」



提督「んじゃ行くか、って着替えた方がいいのか?」



蒼龍「うん、みんな水着着てたよ」



提督「えー、なら泳いでいけばいいのに・・・」















蒼龍、アピールだ!(偶然)











鎮守府 船着き場







提督「んじゃ行くか」←水着



蒼龍「うん」←水着の上にパーカー



提督「俺は水上バイクで行くけど、蒼龍はどうする?」



蒼龍「え、えっと、じゃあ提督と一緒に・・・」



提督「お? 蒼龍にしては積極的だな」



蒼龍「燃料が勿体ないって言ったのは提督でしょ・・・?」



提督「まあそれもそうだな。よし、乗りな」



蒼龍「うん」ヨイショ



提督「しっかり捕まっとけよ」



蒼龍「う、うん///」



むにゅ



提督「!?」



提督(こ、これは・・・! 柔らかく温かい2つの膨らみが背中に・・・!)



提督(俺が童貞のままだったら危なかったぜ・・・!)



蒼龍「ま、まだ?」



提督「お、おう。じゃあ行くぞ!」



蒼龍「う、うん!」





ズザザザザザザザザザザザザザッ!















無我の境地になってそう













提督「着いた・・・」



蒼龍「い、意外と怖かった・・・」




オーイ テイトクサン! ハヤクハヤク!




提督「分かったっての」








飛龍「お姉ちゃんどうしたの!? あんなに提督にくっついていられるなんて!」



蒼龍「わ、私だって頑張ったんだよぅ・・・・・・」



飛龍「胸押しつけてアピールするなんて・・・。よほど本気だったんだね・・・」



蒼龍「胸?」



蒼龍「・・・・・・・・・・・・!?///」



蒼龍「わ、私なんてはしたないことを///」



飛龍「なんだー、偶然なのかー・・・」



飛龍「せっかく見直したのに、ほんと残姉ちゃんだなぁ・・・」
















紳士的に勝つ











大井「北上さん!」トス!



北上「任せて!」ジャンプ



北上「とりゃ!」スパイク!



木曾「はぁっ!」レシーブ!



提督「そのまま行くぜ!」ジャンプ!



提督「ハァッ!」スパイク!




ズザァッ!




那珂「21対7! 提督と木曾ちゃんの勝ち!」←審判兼実況





提督「木曾、ナイスレシーブ」ヤハハ



木曾「お前こそ、ナイススパイク」フフフ



大井「私と北上さんですら勝てないなんて・・・」



北上「2人とも無駄に運動神経良すぎるよ・・・」



青葉「お疲れ様です」つタオル



北上「ありがと、青葉っち」



大井「ありがとうございます」



青葉「残念でしたね」



北上「いやー、あれは勝てないよ。提督手加減してるもん」



大井「手加減?」



青葉「あれでですか?」



北上「提督がスパイク打つとき、全部あたしや大井っちから離れた場所狙ってたもん」



北上「だから何回かミスしてたんだと思うよ?」



大井「私たちが怪我しないようにってことなのかしら・・・」



青葉「優しいのか勝ちたかったのかは分かりませんね」フフフ
















野生の力













???「「フッフッフ」」






球磨・多摩「「妹たちの敵は球磨(多摩)たちがとってやるクマ(ニャ)!」」





木曾「次の相手も姉さんたちか」



提督「ま、いいんじゃないか? 俺はまだできるし」



球磨「球磨たちが勝ったらちゃんと姉さんと呼んでもらうクマ」



多摩「後、今度流しそうめんが食べたいニャ-!」



提督・木曾「「勝てるものなら勝ってみな」」フフフ





那珂「では、球磨ちゃん&多摩ちゃんVS提督&木曾ちゃん! 試合開始ぃ!」





球磨「サーブは譲ってやるクマ!」



提督「そりゃどうも」フッ



提督「ハァッ!」バスッ!



ギュイン!



ギランッ!



球磨「甘いクマ!」レシーブ!



多摩「姉さん!」トス



球磨「ハァァァアアアア!」ジャンプ!



球磨「グリズリーィィィィイイイイイイ!!!」スパイク!!






ズバァンッ!





木曾「な!?」



提督「マジか・・・」







那珂「く、球磨多摩チーム先制! 提督も木曾ちゃんも反応すらできないスパイク! これはもしかして、もしかしちゃうかも!?」 






木曾「球磨姉さんが本気だ・・・」



提督「ああ、目が野生化してやがる・・・」



木曾「いや、語尾がグリズリーになってる・・・」



提督「あれ語尾!? 言いづらいだろ!」



木曾「多摩姉さんもそろそろ語尾がシャーに変わるかも・・・」



提督「多摩は猫のままなんだ! いや球磨のグリズリーもクマなんだけども!」



提督「文にするとわかんねぇなオイ!」
















愛の力!












多摩「シャァァァァアアアア!」スパイク!



提督「任せろ!」バシィィィッ! レシーブ!



木曾「ナイスレシーブ!」トス



木曾「決めろ!」



提督「オッケー!」ジャンプ!



提督「ハァァアアア!」



提督「ふっ」フェイント




那珂「フェイント!?」




多摩「シャー!」レシーブ



提督「これ取るのかよ!」



球磨「グルルッ!」トス



多摩「シャァァアアアア!!!」スパイク!



提督「オラァ!」トス!



木曾「ハァッ!」スパイク



バシィィン!




那珂「スパイクをダイレクトで平行トス!? 普通できないし早いトスを木曾ちゃんもなんなく打ったよ!?」




提督「ふぅ・・・。木曾、よく合わせたな」



木曾「なんとなく分かったからな。上手くいくかは分からなかったけど」



提督「まぁこれができたなら勝てるかもs-」チラッ



球磨・多摩『『グルルルルルルル』』



提督「ってもう野生どころじゃなくね!? 言語になってないぞ!?」



木曾「姉さんたちが猛獣のオーラを放ってるな・・・」



提督「木曾もできないの、あれ」



木曾「できるわけないだろ!?」



















色々あって・・・













球磨『ガゥア!』スパイク!



提督「もうグリズリーですら無ぇ!」レシーブ!



木曾「任せた」平行トス



提督「任された!」スパイク!



多摩『ガルルッ!』平行トス



球磨『ガアァァァアアア!』スパイク!




那珂「さっきの提督と木曾ちゃんと同じ技!?」




木曾「一回見ただけでできんの!?」レシーブ!



提督「すげぇな・・・」トス



木曾「ふっ」フェイント



多摩『シャー!』レシーブ



球磨『ガウッ』トス



多摩『フシャァァァアアア』スパイク!

提督「ハッ!!」ブロック!



ドドン!




那珂「21対18! 提督と木曾ちゃんの勝ち!」





オモシロカッタ! レベルタカスギ! カッコヨカッタ!





提督「ふぅ・・・。なんとか勝てたな」



木曾「最後1人で決めやがって・・・」



提督「ブロック難しいんだよ・・・。あいつらのスピードに合わせないとだからな」



提督「序盤で使ってたら真似されただろうし・・・」



木曾「それは確かに」 チラッ



球磨・多摩「「負けたクマ(ニャ)ァァァァァァアアアアアーーーーー!!!」」ウガー!



提督「はぁ、仕方ないな・・・」



木曾「ん?」



提督「球磨姉さん、多摩姉さん、少し落ち着きなよ・・・」



球磨「クマ?」



多摩「ニャ?」



提督「今度流しそうめんも企画するからさ」



球磨・多摩「「ほんとかクマ(ニャ)!?」」



提督「ほんとほんと。でも、先に駆逐艦たちからやるからな」



球磨・多摩「「はーいクマ(ニャ)」」







木曾「おお、姉さんと呼んだことの印象を薄くしていくやり口・・・」



北上・大井「「あたし(私)たちには-?」



木曾「あいつに直接聞け」

















テストの時期でして、更新遅れてます











提督「いやー、ビーチバレーも楽しいもんだな」



木曾「一番はしゃいでた奴が何言ってんだ」フフフ



提督「あんまバレーとかしたことなかったからな。漫画では読んでるけど」



木曾「素人のできる動きじゃなかったけどな」



提督「んなこと言ったらみんな素人だろ?」



木曾「まぁ確かに」



提督「素人で球磨と多摩はあの動きなのか・・・」



木曾「それブーメランだからな?」










夕立「ていっ!」スパイク



川内「ふっ!」レシーブ!



神通「姉さん!」トス



川内「任せて!」ジャンプ



時雨「させないよ」



川内「せいやぁ!」スパイク!

時雨「くっ!」ブロック!



ドドッ!



那珂「17対16! 時雨ちゃん・夕立ちゃんチームがリード!」





川内「まさかブロックしてくるなんてね」



時雨「提督の真似だけどね」フフ



神通「リードされてしまいましたか・・・」



夕立「まだまだこれからが本番っぽい!」



時雨「だね」



夕立・時雨『『これをやらないで終われない(っぽい)からね』』



川内「何!? 2人がオーラ纏ってるように見えるんだけど!?」




那珂「あれは『同調』!? お互いの動きがサインなしでも分かっちゃう、ダブルスでの最強技だよ!」




夕立・時雨『『もう一個重ねる(わ)ね』』



神通「!? 那珂ちゃん、あれは?」




那珂「無我の境地!? 見たことを再現できる技だよ!」








木曾「あれで素人だぞ?」



提督「一回テニス大会開いてみたいな・・・。つか、那珂も俺の部屋で漫画読んでるのか・・・」



木曾「お前の部屋無法地帯だな」



提督「駆逐艦に見られても大丈夫なやつしか置いてねぇから、別にいいんだけどさ・・・」



提督「俺最近自分の部屋行ってないから、若干心配だぞ・・・」














悩むよな、これは












天龍「提督と木曾、凄い距離近いな」



龍田「お互い意識してないもの、深い関係よね~」



天龍「確かにな。しかもお似合いなんだよな、あの2人」



龍田「そうね~。提督はかっこいいし、木曾ちゃんは可愛いし」











蒼龍「・・・・・・」



飛龍「どうしたの? 考え込んじゃって」



蒼龍「え、いや、なんでもないよ・・・」



飛龍「なんでもないわけないじゃん。思い詰めた顔してるよ?」



蒼龍「・・・・・・」



蒼龍「私って、提督と一緒にいていいのかなって、さ」



飛龍「え?」



蒼龍「提督は優しいから、私の気持ちに答えてくれるだけで、私のこと・・・・・・好きじゃないのかなって」



飛龍「ど、どうしたのお姉ちゃん。提督がそんなこと思うわけないじゃん!」



蒼龍「提督は木曾ちゃんが女の子として好きで・・・、私のことは家族として、なんじゃないかな・・・・・・」



蒼龍「提督は私のこと、どう思ってるのかな・・・」



飛龍「お姉ちゃん・・・・・・」
















言葉で伝えてほしい








鎮守府 執務室





提督「ふぃ~、いい汗かいたな・・・」





コンコン





提督「どうぞ」



ガチャ



飛龍「・・・・・・」



提督「飛龍か。どうした?」



飛龍「ねえ、提督」



提督「ん?」



飛龍「お姉ちゃんのこと、どう思ってるの?」



提督「どうって?」



飛龍「」カチン



飛龍「異性として!! 女の子としてどう思ってるの!!」



提督「怒鳴るなよ、飛龍」



飛龍「怒鳴るよ! わざわざ気付かないふりするんだから!」



提督「・・・・・・・・・・・・はぁ、仕方ねぇな」



提督「飛龍、今から言うことは口外禁止だからな」ギロッ



飛龍「」ビクッ



飛龍「う、うん・・・」



提督「あんまり言いたくないことなんだけどな・・・」



提督「俺はよ、木曾のことが好きだ。それはみんな分かってるだろ?」



飛龍「うん・・・・・・」



提督「でもさ、ここのみんなはそれを分かった上で、俺を好きでいてくれる」



提督「それに浮かれるのならどんなに楽か。俺がそんな性格なら難しいこと考えなくていいんだ」



提督「でも、俺は、俺を好きになってくれたみんなを笑顔にしたい。幸せにしたい。たとえ俺が屑呼ばわりされてもな」



提督「幸い、ケッコンカッコカリってシステムがある。日本の法律じゃ、1人としか結婚できないけどさ」



提督「提督と艦娘って関係の俺たちには、そういう繋がりを持つことができるんだ。切り離せない繋がりを」



提督「だからこそ、俺は蒼龍と、ケッコンしたいと思ってるよ」



飛龍「・・・・・・」



飛龍「・・・・・・気持ちはどうなの?」



提督「・・・・・・」



飛龍「お姉ちゃんのこと、好き?」



提督「あー、こういうこと言いづらいんだけどな」



提督「好きだよ。恥ずかしがり屋で、あんまり話したりはできてないけど」



提督「感情豊かで、すぐに照れたりするのが可愛くて、俺なんかのために一生懸命努力してくれる蒼龍を」



提督「好きにならないわけがないだろ?」



飛龍「・・・・・・そっか」



飛龍「木曾さんていう奥さんがいて、鳳翔さんや長門ともケッコンしてるのに、そういうことを言えちゃうなんて」



飛龍「提督はほんとに屑だね」ニコッ



提督「ぐっ・・・。だから言いたくないんだよ、こういうことは」



飛龍「でも言ってくれたのは、優しいからだよね」



飛龍「お姉ちゃんが悩んでるって、気付いたからでしょ?」



提督「答えになったのなら、いいんだけどな」



飛龍「ありがとね、提督」



飛龍「もうさ、わざわざ鈍感なふりしなくていいと思うよ?」



飛龍「自分からは言えない人だって、いるもんだよ」



飛龍「・・・・・・私みたいにね」



提督「・・・・・・俺は、飛龍の気持ちは気付かないでいるべきだと思ってたぞ?」



飛龍「そういう言い方するってことは、気付いてたんだ」



提督「まぁ、な」



飛龍「今はいいんだ。お姉ちゃんのことも大好きだから」



飛龍「その時になったら、きちんと伝えるし」



飛龍「私はお姉ちゃんと違うからね」クスッ



提督「そうか」



飛龍「先ずはお姉ちゃんのこと、よろしくね」



提督「分かってる。飛龍も頼むな」



飛龍「任せといてよ。これでも妹ですから」



飛龍「姉の動かし方くらいは、心得てるからね!」



















テスト期間でして、更新遅れてすみません








蒼龍・飛龍の部屋







飛龍「お姉ちゃん」



蒼龍「・・・・・・なに?」



飛龍「提督のこと諦めるの?」



蒼龍「それは・・・・・・」



飛龍「お姉ちゃんが提督のこと諦めるなら、私が先にケッコンカッコカリしちゃうよ?」



蒼龍「・・・・・・・・・・・・」ムゥ・・・



蒼龍「もうその手には乗らないもん」ムスー・・・



飛龍「いや、割と本気だけど」



蒼龍「ふえっ?」



飛龍「一応さっきも提督とその話したし」



蒼龍「え、え? ひ、飛龍本気なの!?」



飛龍「そりゃー嘘でこんなこと言わないよ。だって私も提督のこと好きだし」



飛龍「今更他の人とどうこうなんて考えたくもないし。提督は私たちを人間として接してくれるんだもの」



飛龍「私は、一緒になりたいよ」



蒼龍「・・・・・・」



飛龍「好きになるのに理由なんていらないし」



飛龍「側にいるのにも理由なんていらない」



飛龍「違う? お姉ちゃん」



蒼龍「・・・・・・うん」



飛龍「お姉ちゃんが好きになった提督は、お姉ちゃん一人受け入れられないほど器が狭かったっけ?」



飛龍「それに、提督の目に映ったお姉ちゃんは、そんなに魅力なかったの?」



蒼龍「・・・・・・」ムゥ・・・



飛龍「わざわざお姉ちゃんからの言葉待ってるのに、提督かわいそうだな-・・・」チラッ



蒼龍「えっ!?」



飛龍「提督から告白しても、お姉ちゃんはまともに話せません、なんてことじゃ意味ないしね」



飛龍「お姉ちゃんが慣れるまで、待ってるんだよ、提督は」



飛龍「それを分からずに諦めました-とか、ほんとに提督かわいそうだね-」チラッ



蒼龍「むぅ・・・」



飛龍「あーもうっ!」



飛龍「さっさと告白しなさい! 後がつかえてるの! お姉ちゃんに限った事じゃないんだよ!?」



飛龍「うじうじしてる暇があるなら今からでも執務室に行きなさい!」ドンッ!





蒼龍「うわぁ!?」



蒼龍「ひ、飛龍!? なにするの!?」





飛龍「提督に告白あるいはプロポーズするまでこの部屋にはいれません」



飛龍「あしからず」ガチャ





蒼龍「鍵掛けた!? ちょ、ちょっと本気!?」



蒼龍「ひ、ひりゅう~~~!」ドンドンドン














廊下は誰かと出会う場所










鎮守府廊下








タタタタタ!





夕立「ここっぽい!」ピクピク!



蒼龍「・・・・・・」ドヨーン 体育座り



夕立「おおぅ、どんよりしてるっぽい・・・」



蒼龍「夕立ちゃん・・・」



夕立「そんなにどんよりしてどうしたの? 蒼龍さんにしては珍しいね」



蒼龍「飛龍に部屋を追い出されたの・・・」



夕立「喧嘩っぽい?」



蒼龍「喧嘩というかなんというか・・・」



夕立「いつも通り提督さん絡みなの?」



蒼龍「う、うん・・・・・・」



夕立「もういい加減話せるようにならないとダメだと思うよ・・・」



蒼龍「す、少しは話せるようになったもん!」



夕立「じゃあなんで飛龍さんと喧嘩したの?」



蒼龍「喧嘩というか・・・。提督に告白するかプロポーズするまで部屋に入れないって・・・」



夕立「なかなかの荒療治っぽい・・・」



蒼龍「だよね!? 夕立ちゃんもそう思うよね!?」



夕立「でも療法としては間違ってないね」



蒼龍「納得するの!?」











天龍「また珍しい組み合わせだな・・・」



龍田「夕立ちゃんがぽいってあんまり言ってないから、よっぽどのことなのね」



天龍「そこで判断するのか・・・」



龍田「それに、夕立ちゃんは提督のキューピッドだからね~。きっと今日も奥さんが増えるわね」ウフフ



天龍「またか・・・。それにしても、夕立のか、髪? はなんで動くんだろうな」



龍田「さぁね~」

















キューピッドの力












夕立「蒼龍さんは提督さんのこと好きなんでしょ?」



蒼龍「うん・・・・・・」



夕立「じゃあなんで告白しないの?」



蒼龍「だ、だって・・・・・・」



ピクピク



夕立「提督さんに自分が必要なのか~とかで悩んでるっぽい?」ピクピク



蒼龍「なんで分かるの!?」



夕立「なんとなくっぽい」



夕立「それにしても、そんなことで悩むことはないと思うんだけど・・・」



蒼龍「だ、だって提督には木曾ちゃんや鳳翔さん、長門がいるし・・・」



夕立「そんなこと今更っぽい」



夕立「ここのみんなは提督さんが木曾さんのこと好きだって分かってても諦めなかったんだし」



蒼龍「そ、そうだけど・・・」



夕立「それに、ここには蒼龍さんと飛龍さんと葛城さんしか正規空母いないんだから、提督さんが必要としないわけがないっぽい」



蒼龍「そ、そういうんじゃなくって・・・」



夕立「そういうんじゃなかったら、どういう風に必要とされたいの?」



蒼龍「そ、それは、ほら・・・、心の支えになったり、一緒にいたいと思われたいというか・・・」



夕立「今の蒼龍さんに、そんなこと求められないと思うっぽい」



蒼龍「・・・・・・確かに」



夕立「今がダメなら、これからそうなるしかないっぽい」



夕立「まずはカッコカリしてでも、提督の側にいられるようにならないと」



夕立「じゃないと、いつまでも理想は理想のままだと思う」



蒼龍「夕立ちゃん・・・・・・」ウルウル



蒼龍「私よりも大人だよう・・・・・・」ガクッ



夕立「それこそ今更っぽい・・・」



蒼龍「えぇ!?」














さて、告白だぜ













執務室










コンコン





提督「どうぞ」



ガチャ



蒼龍「・・・・・・」



提督「どうした、蒼龍」



蒼龍「どうした、なんて。分かってるでしょ・・・?」



提督「まあな。さっき飛龍と話したし」



蒼龍「ひ、飛龍とカッコカリするの!?」



提督「そうじゃねえよ・・・」



提督「飛龍はそのタイミングになったら自分からプロポーズするってよ」



蒼龍「うぅ~・・・・・・」



提督「はぁ・・・・・・」ヤレヤレ



提督「蒼龍。俺も木曾も、いつでもアプローチしていいってみんなに言っただろ?」



蒼龍「う、うん・・・・・・」



提督「でも、誰もしない。みんな暗黙の了解なのか、順番を考えてるみたいだな」



提督「今度は蒼龍の番みたいだぞ?」フフッ



蒼龍「そ、それはなんとなく分かってるけど・・・」



提督「まだ無理か?」



蒼龍「む、無理じゃない! 前より普通に話せるもん!」



提督「俺は、蒼龍が側にいられないならカッコカリはしないべきだと思ってる。無理強いはしたくないからな」



提督「だから、蒼龍に言わせようとしてる。悪い男だな」ハハッ



蒼龍「う、ううん! 提督は優しいんだよ・・・」



蒼龍「わざわざ私を待ってくれて・・・。ここのみんなも、優しくて・・・」



蒼龍「木曾さんも、鳳翔さんも、長門も・・・。優しいから。だから、私がそこに並んでいいのかなって」



蒼龍「私、頑張ってるよね・・・? 役に立ってる・・・?」



蒼龍「こういうことを聞くのは、ずるいって分かってるつもりだけど・・・」



蒼龍「提督は、私のこと・・・・・・」



蒼龍「どう思ってるの・・・?」



蒼龍「言葉で、教えてほしいよ・・・・・・」
















告白とかふられたことしかないなぁ・・・











提督「・・・・・・最初は他人行儀っていうか、距離が遠かったな」



『え? なんですか?』



提督「ま、しばらくしてよそよそしくもなったんだけど」



『えっと、あの・・・九九艦爆がはみ出ちゃうから・・・』



提督「イベント事では凄いはしゃいでてさ」



『わーい! クリスマスぅ! いいよね。ツリーやチキン、この雰囲気が好き-!』



提督「でも、出撃の時は頼りになって」



『我が機動艦隊、出撃します!』



提督「改二になって、より格好良くなったな」



『攻撃隊、発艦はじめっ!』



提督「でも、すごく照れ屋で」



『えっと、提督とお話したいなって・・・』



提督「そんで、すごくかわいいんだよ」



『そ、そっか・・・・・・。えへへ///』



提督「まぁ、その・・・・・・なんて言うか・・・」



提督「好きだよ、俺は。蒼龍のことが」



提督「ま、嫁が既に3人いるけどな」





蒼龍「・・・・・・」



蒼龍「・・・・・・私、多分嫉妬しちゃうよ?」



提督「普通はするもんだろ」



蒼龍「ちょっと嫌な態度もとっちゃうかも・・・」



提督「あー、愛想さえ尽かさないでくれれば・・・」



蒼龍「それは提督次第でしょ」



提督「うぐっ、まぁそうなんだが・・・・・・」



蒼龍「でも、まずは提督にちゃんと言わなきゃだね」



提督「ん?」






蒼龍「提督っ! 私とケッコンしてくださいっ!」






提督「ああ。こちらこそ、な」フフッ



提督「ほらよ。愛想尽かしても外さないでくれよな」つ箱



蒼龍「あ、指輪・・・」



提督「俺は遂に5個目か・・・」ハァ・・・



蒼龍「同じ指にしなければいいのに・・・」



提督「違う指にするとなんか順位つけてるみたいで嫌なんだよ」



蒼龍「別に気にしないと思うけどなぁ・・・」スッ



提督「ん」スッ



蒼龍「人の指に指輪はめるの慣れてるのってどうなんだろ・・・」



提督「言うな、ダメ人間としか思えないから」



蒼龍「でも、指輪かぁ・・・」



提督「どうした?」



蒼龍「時間かかっちゃったけど、ずっとしたかったものだから」



蒼龍「嬉しいなぁって」ニコッ










  ー 艦娘と強い絆を結びました ー


















青葉はなんでも知っている













バンッ!






木曾「蒼龍! ついに告白したのか!」



蒼龍「き、木曾さん!?」



鳳翔「あらあら、朝ご飯はお赤飯にしようかしら・・・」



長門「長かったからな。みんなも祝ってくれるだろうな」



蒼龍「鳳翔さんに長門も!? なんでここに!?」



ヒョコ!



青葉「どうも! 青葉です! 一言お願いします!」



蒼龍「青葉ちゃん!? 青葉ちゃんの仕業!?」



青葉「もちろん! 司令官に関わることは逐一奥様方にお伝えしていますから!」



提督「なにそれ怖い」



木曾「ちなみに、飛龍にも伝えとくように青葉に言ったから-」



バタバタバタ!



飛龍「お姉ちゃん!」



蒼龍「飛龍!?」



飛龍「おめでとうお姉ちゃん! やればできるじゃん!」ウワーン!



蒼龍「泣くほど!?」







木曾「どうだ? 妻が増えた感想は?」



提督「どういう感想を言えば100点なんだよ・・・」



木曾「さぁな。俺が満足できる回答だったらかな」



提督「ま、喜ばしくもあり、誇らしくもあり、俺には勿体ないようにも思えるな」



木曾「本音は?」



提督「心労が増えそう」



木曾「そりゃあ嫁が4人もいたらなぁ・・・。普通は愛想尽かされてるぞ」



鳳翔「まだまだ増えそうだけどね」ウフフ



長門「もう少し軽く考えればいいじゃないか」



提督「だってまだ木曾と結婚式してないぜ!? なのにカッコカリとはいえ3人嫁増やしてるとか・・・」



木曾「もうほんとに今更感あるな・・・。もういいんじゃないか? 式しなくても」



提督「いや、俺は木曾のウエディングドレス姿見たいわ」



鳳翔「それは見たいわね」ニヤニヤ



長門「見たいな」ニヤニヤ



青葉「写真は任せてください!」ニヤニヤ



木曾「この鎮守府内での式ならまだ耐えられる式場は無理・・・・・・」



提督「結婚式は耐えるものじゃないぞ・・・・・・」








飛龍「お姉ちゃん! あの中に加わりなさい!」



蒼龍「無理! 私木曾さんにああいう態度取れない!」



飛龍「もう嫁枠に入ったんだから大丈夫だって! 勇気出してほら!」



木曾「勇気だしてニヤニヤされても・・・・・・」















説明なかったなって













食堂






飛龍「お姉ちゃんが朝帰りなんて・・・!」ウルウル



蒼龍「お、大きな声で言わないでよっ!///」



木曾「泣くなよ飛龍・・・」



飛龍「だ、だって、あのどうしようもないお姉ちゃんが・・・!」ウルウル



長門「どうしようもないって酷いな」



蒼龍「わ、私だって成長したもん!」



木曾「まぁ女になったわけだが」チラッ



青葉「実際の写真がこちら」つ写真



蒼龍「なんで写真撮ってるの!?///」



青葉「いえ、木曾さんと鳳翔さんの写真を撮っていたものですから。もう恒例です」



長門「私の写真も撮られたんだ、諦めろ」



蒼龍「諦めたの!? プライバシーがどこにもないよ!?」



木曾「ほうほう、エロいな」



飛龍「うんうん、エロいエロい」



蒼龍「もう止めて!///」



飛龍「そういえば、木曾さんはこういうときどこで寝てるの?」



木曾「ん? 普通に自分の部屋だぞ?」



飛龍「あ、そっか。ちゃんと部屋はあるんだっけ」



木曾「ああ。あいつと一緒に寝る前はそこで寝てたからな」



木曾「もうあの部屋はそういう部屋に変えるか?」



長門「どうせ新しく建てようとしているのだから、そのままでいいんじゃないか?」



蒼龍「今は木曾さんと提督の部屋でいいと思います」



木曾「そうか? 長門は1人部屋とはいえ、鳳翔と蒼龍は相部屋だから、必要だと思うんだけど」



飛龍「お姉ちゃんはいざってなったら私が違う部屋行くから大丈夫!」



蒼龍「大丈夫じゃないよ!? べ、別にそこまで頻繁には・・・///」



長門「私も別に・・・///」



木曾(青葉、2人の顔を撮るんだ)



青葉(任されてっ)パシャパシャ



飛龍(アイコンタクトって・・・。青葉ちゃんも嫁枠に入ってるみたいだなぁ・・・)





鳳翔「はい、ご飯できたわよ」ウフフ



提督「賑やかになったもんだ」



鳳翔「まだまだ、家族は増えるわよ?」ウフフ



提督「元々ここのみんなは家族だろ?」



鳳翔「それもそうだけど」



鳳翔「子供が、ね?」ウフフ



提督「朝からそういうこと言わないでくれ!///」


















こっちにも触れないとね








鎮守府近海 孤島







提督「よ、元気かい?」



空母棲姫「アア。ココハノドカデ良イナ」



提督「で? 龍驤は何してるんだ?」



龍驤「ここ静かで気持ちええんよ~」



空母棲姫「龍驤ハ一日ノホトンドヲココデ過ゴシテイルゾ」



提督「お前なぁ・・・」



龍驤「気にせんといて。なんかあったらこの子らは守ってみせるから」



空母棲姫「タッタ1人に助ケラレルホド、弱クハナイゾ?」



龍驤「深海棲艦と艦娘の戦闘じゃどっちかが沈むまでになってまうやん」



龍驤「艦娘同士ならいろいろとできるっちゅうことや」



提督「そういうことなら、龍驤はここにいても勤務ってことにしといてやるよ」



龍驤「ええんか? おおきに」



提督「響たちもちょくちょく来てるだろ? あいつらにもその分給料払わなきゃだな」



空母棲姫「イイノカ? ソノヨウニ一存デ決メテ・・・」



提督「気にすんな。家族を守れるのなら安いもんさ」



提督「俺はずっとここにいるわけにもいかないんでね。その分守ってくれるやつがいるなら安心だからな」



龍驤「ま、うちはのんびりできればええねんけどな~」

















北上と提督











提督の私室








ガチャ




北上「お? 提督じゃん。どしたの?」



提督「ここは俺の部屋なんだけどな」



提督「北上こそなんでいるんだ?」



北上「あたしは基本ここにいるよ?」



提督「それもどうなんだよ・・・」



北上「ここはもう無法地帯だからね。むしろ管理してるあたしに感謝すべきだと思うよ?」



提督「確かに、俺の知らないものが置いてあるな・・・」



北上「美顔ローラーは摩耶っちので、電子辞書はプリンちゃん、ぬいぐるみは那っちゃんが置いてったよ」



提督「ほんとに無法地帯だな」



北上「ま、みんな漫画読んだり、おかし食べたりしてるしね」



提督「なのによく散らかってないな」



北上「あたしが掃除してるからね~」



提督「マジか。ありがとな」



北上「いえいえ~」スッ



北上「それより、これはもうちょっと別の場所に隠したら?」つ同人誌



提督「あ」



北上「本棚の隠し棚とはいえ、さすがに安易なんじゃない? 夕だっちが見つけてたよ? 没収したけど」



提督「夕立ならどこ隠しても見つける気がするぞ・・・」



北上「まぁそれはそうだね。ところで・・・」



北上「これとこれがあたしに似てる気がするのは偶然?」つ同人誌



提督「・・・・・・偶然です」



北上「なんで言いづらそうなのさ・・・」



提督「読んだのか?」



北上「うん。一応ね」



北上「とりあえず、特殊なプレイじゃなくて安心したよ」



提督「そこなのかよ」



北上「んー、まぁでも、提督とこういうことをするのはやぶさかではないね」ニシシ



提督「その時はちゃんとかわいがってやるよ」



北上「翌日に響くのはダメだからね?」



提督「それはもう心得たよ。木曾からも怒られたし」



北上「怒られたんだ・・・」



提督「木曾曰く、自分も主導権を持ちたいらしい」



北上「えーそうなの? あたしは全部任せたいけどな~・・・」



提督「やっぱ人によるのかねぇ・・・」











廊下



青葉「これはどういう関係性の男女なんでしょうか・・・」キキミミ















水着いいなぁマジいいなぁ










鎮守府廊下




龍田「て~いとくっ。どうですか? この水着」



提督「おおっ! いいじゃん似合ってる!」



龍田「うふふ、やった♪」



提督「やっぱ龍田スタイルいいな~」



龍田「これでも気を遣ってるのよ? 誰かさんにアピールするためにね~」ウフフ♪



龍田「ちなみに~、天龍ちゃんより小さいけど、形のよさなら負けないわよ?」ウフフ♪



龍田「触りたいですか?」ウフフ♪



提督「・・・・・・龍田、後ろ後ろ」



龍田「な~に?」クルッ



天龍「・・・・・・」ニヤニヤ



龍田「あ、あら? 天龍ちゃんどうかしたの~?」アセアセ



天龍「足柄と話でもしよーっと」スタスタスタ



龍田「ま、待って天龍ちゃん! 足柄さんには言わないで!」タッタッタ








提督「ふむ」パチン



シュタ!



青葉「ちゃんと撮りました!」



提督「よくやった青葉」ナデナデ



青葉「えへへ///」



提督「せっかく女の子がかわいい姿してんだから、写真に納めないとだよな~」(盗撮だけど)


















8月9日は・・・











執務室







木曾「お? 戻ってきたか」



提督「おう。龍驤が姫ちゃんたちの島で防衛役を買って出てくれたよ」



木曾「のんびりしたいだけだろうな・・・」



提督「まあいいだろ。誰かに頼まなきゃいけないとは思ってたしな」



木曾「ま、それもそうか」



提督「ところで木曾」



木曾「ん?」



ギュッ



木曾「な、なんだよいきなり///」



提督「今日はハグの日らしいぞ?」



木曾「・・・そうか」フフッ



提督「たまには恋人っぽいこともしたいなってな」



木曾「もう婚約してるけどな」



提督「いいじゃないか。こういうことしてなかったからな」



木曾「ま、こういうのもありだな♪」フフフ

















提督っぽいこと









執務室





提督「えー、なんか大型作戦が実行されることになった」



木曾「適当すぎるだろ・・・」



提督「んで、いろいろ忙しくなるんだけどな。ヲ級ちゃんたちに迷惑かからないようにしないとな」



木曾「ま、俺らと仲良くしてくれてるけど、一応深海棲艦だからな。仲間とかいるだろうし」



提督「姫ちゃんは『ヤツケテクレテ構ワナイ』って言ってたんだけどな」



提督「ピリピリした余所の艦隊に見つかったら大変だからなー、俺がそこ潰す羽目になる」



木曾「それは個人主義すぎるだろ・・・」



提督「家族狙われたら当然だろ。大丈夫、そこの提督を黙らせるくらいだから」



木曾「そうならないといいんだけどな・・・」



提督「えーっと第二次SN作戦だったっけなー・・・」



提督「お? いい戦果出すと大本営から艦娘を送ってくるらしいぞ?」



木曾「艦種は?」



提督「駆逐艦・・・、白露型? ならやるかね、全力で」



木曾「夕立に甘すぎるだろ・・・」



提督「俺たちにとっちゃキューピットでもあるからな。姉妹艦揃えてやりたいだろ?」



木曾「・・・それはそうだな」フフッ



提督「んじゃ、まずは敵情視察っと」パチン



シュタ



青葉・川内「「お呼びですか」」



木曾「おお、川内まで」



提督「ここと、ここの鎮守府に進入、そして作戦や攻略の情報を手に入れてくれ」



青葉・川内「「了解しました」」シュバ!!



木曾「敵って余所の鎮守府なんだ・・・・・・」

















ドロップしたので!











鎮守府防波堤







提督「さて、しばらくは待機かな。みんなには通達したし」



提督「さて、釣り釣りっと・・・」ヒュッ!



提督「~♪」



提督「お?」ピクピク



提督「早いな」ヨッ!



黒鯛「」ピチピチ!



提督「ここら辺よく釣れるんだよなー」



はむっ!



提督「ん?」



???「」ジー・・・



提督「君は・・・? てか生魚にかじりつくなよ・・・」



???「」ジー・・・



提督「まぁ待ちなさい。その魚裁いてやるから、刺身で食べような」



???「がるる?」



提督「鱗とかあるから、な?」



???「」パッ



黒鯛「」ピチピチ!



???「分かった。そうする」















ご指摘通り、比叡と榛名抜けてました! すいません!











鎮守府防波堤







???「はむはむ」モグモグ



提督「美味しいか?」



???「うん、おいしい!」



提督「君、名前は?」



???「時津風!」



提督「時津風? 陽炎型の?」



時津風「そう!」



提督「なんでこんなとこにいたんだ?」



時津風「わかんない」



提督「どこかの鎮守府に配属してるのか?」



時津風「鎮守府?」



提督「してなさそうだな・・・。んじゃ、うちに来るか?」



時津風「あなたのおうち?」



提督「おう。いっぱい友達ができるぞ?」



時津風「ともだち?」



提督「んー、簡単に言えば、いっしょにおいしいものを食べる人かな」



時津風「おいしいもの、食べる!」



提督「じゃあ行くか」



時津風「うん!」






時津風 が 仲間 に なった !













犬みたい









執務室






ガチャ




提督「木曾、いるか?」



木曾「そりゃいるけど、どうした? 釣りしにいくんじゃなかったのか?」



提督「大物が釣れた」



木曾「大物?」



提督「この子」



時津風「時津風です!」



木曾「・・・・・・なぜ釣られたんだ」



時津風「お魚美味しそうだったの!」



木曾「そっか、なら仕方ないか・・・・・・」



提督「諦めるなよ・・・」



木曾「どっかの所属なのか?」



提督「いや、鎮守府って言葉すら分からないみたいだ。一応爺さんに聞いてみる」



提督「手続きも必要だろうから、それまで陽炎たちに会わせてやってくれ」



木曾「ああ、分かった。行くか、時津風」



時津風「うん・・・。き、き?」



木曾「きそ、な。よろしくな」



時津風「うん! 木曾さん! よろしくー!」















口調難しい子だなぁ・・・









提督「爺さん、聞きたいことがあるんだが」



元帥『なんじゃ、いきなり』



提督「時津風って子が鎮守府の防波堤にいたんだけど、余所の所属だったりするか?」



元帥『時津風? それならうちに来るはずの子じゃな』



提督「大本営に?」



元帥『ああ。確か輸送中のはずじゃ。問題のあった鎮守府に所属してた子でな。それでうちで預かることにしたんじゃが・・・』



提督「途中で逃げたか、何か問題でもあったか」



元帥『連絡が無いことから考えると、何か問題があったようじゃな』



提督「そっちは任せるわ。時津風はうちで預かればいいか?」



元帥『そうしてくれ。書類はわしが書いておく』



提督「あいよ」



元帥『他にも何人かおったはずじゃ。他にも保護したら連絡してくれ』



提督「分かったよ」













姉妹なんだなー












食堂







陽炎「おー、新しい妹ね」



不知火「か、かわいいです」



黒潮「司令はんまた新しい子連れてきたんか」



木曾「釣れた、らしい」



黒潮「釣れたんかい・・・」



時津風「しれいはん?」



木曾「あいつまだ自己紹介すらしてなかったのか?」



陽炎「司令官だもの、してなさそうね」



黒潮「というよりは呼び方で混乱してるんとちゃう?」



不知火「確かに、呼び方はバラバラですし」



時津風「しれいかん? しれいはん?」



木曾「ほんとに混乱してるな・・・」





提督「ここにいたのか」





時津風「しれえ!」タタタッ



ギュッ 



提督「お? どうした時津風」



木曾「お前、自己紹介してなかっただろ」



提督「ああ、そういえば」



陽炎「司令官と司令はんで、同じところだけ選んだのね」



不知火「不知火も抱きつかれたいです」



黒潮「懐かれるようなことしような?」



提督「時津風、俺はここの提督をやってるもんだ、よろしくな」



時津風「ていとく? あれ? しれい? ???」



木曾「しれいでいいぞ、時津風」ナデナデ



時津風「しれえ! うん、分かった!」




陽炎・不知火・黒潮(((親子みたい(です)(や)ねー)))













かわいいは正義










執務室





木曾「懐かれた・・・」



時津風「むにゅ・・・・・・」←木曾の膝枕中



提督「いいじゃん、かわいいし」



木曾「それは異議無し」ナデナデ



時津風「うにゅ・・・・・・」



木曾「で? この子はどこの子なんだ?」



提督「爺さん曰く、どこぞの名ばかりの鎮守府の所属だったらしい」



提督「大本営に移送中に何かあったんだろう。鎮守府って言葉に反応しなかったのはただ単に知らなかっただけか・・・」



木曾「・・・・・・記憶がないか、か?」



提督「まだなんとも言えないけどな」



提督「とりあえず蒼龍と飛龍に艦載機で移送ルートを探って貰ってる」



木曾「事故とかじゃないといいんだけどな・・・」ナデナデ



時津風「うぅ・・・・・・」zzZ













イベント進まない・・・












執務室







川内「ねぇ、提督・・・」



提督「どうした、川内」



川内「神通ばっかり、ずるいよ・・・」



川内「私じゃ、ダメなの・・・・・・?」



提督「そんなことはないさ」



川内「じゃあなんで? なんでなの?」



提督「・・・・・・経験の差、かな」



川内「ずるいよ、私が偵察してる間に神通は・・・・・・」





川内「夜戦してたなんてぇーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」





提督「うっせぇ叫ぶな!」



川内「ずるいずるい!! なんで神通なのさ!」



提督「練度高いからだよ!」



神通「あはは・・・」←90



川内「私も夜戦したい!!」



提督「次の海域ではさせてやっから静かにしろ!!」



川内「絶対だよ!? 絶対だからね!?」



提督「分かったっての!」



提督「お前こそ夜戦させてやるからには活躍しろよ!?」



川内「あったりまえじゃん! 夜戦と勝利が私を呼んでるんだよ!?」



提督「呼んでねぇよ!? しかもフラグっぽく言わないでくれないか!?」



川内「フラグっていうからフラグになるんだよ!」



提督「やめろもう建ってるぞこれ!」








木曾「同レベルだな・・・」



神通「姉がすみません・・・」



木曾「こっちこそ夫がすまん」



神通「あ、そう言えるの少しいいですね」ウフフ



木曾「そうか?」フフ







時津風「うぅ・・・・・・?」ゴシゴシ



木曾「起きたか?」



時津風「・・・・・・」ボー・・・



時津風「しれぇうるさい・・・」



木曾「寝起きは機嫌悪いタイプなのか・・・・・・」














終戦









執務室





提督「終戦って言われても実感は湧かないよな」



木曾「海軍所属が何言ってるんだよ・・・」



提督「俺別に戦いたくて海軍になったわけじゃないし」



鳳翔「そういえばそうだったわね」



長門「叢雲との約束だったか?」



提督「そんな感じ。艦娘たちが幸せに暮らせる鎮守府を作りたくってな」



蒼龍「ほんと、提督は優しいね」フフフ♪



木曾「ま、それがこうじて妻4人持ちなんだけどな」フフ



提督「えぇ~・・・、終戦の話からそこに飛ぶか~?」



長門「私ももうちょっと真剣な話になるかと思ったんだが・・・」



鳳翔「うふふ、やっぱり木曾ったら気にしてるのね」



蒼龍「結構その話にするもんね」フフフ



木曾「べ、別に気にしてるわけじゃ///」



提督「完全に図星だろ」



木曾「・・・・・・だって前はずっと2人で寝てたから」



木曾「たまに1人で寝ると寂しくて・・・」



    ・    ・    ・



提督「木曾!」ダキッ



木曾「お、おい!/// だ、抱きつくな!!///」カオマッカ



長門「顔と声は正直だな」フフフ



蒼龍「かわいいな~木曾ちゃん」



鳳翔「普段とのギャップね」ウフフ








バンッ!








夕張「提督! 夕張、戦場(コミケ)から帰還したわ!」



提督「首尾はどうだ?」←木曾に抱きついたまま



夕張「大漁よ!!」ドヤァ!



鳳翔「あらあら、ずいぶん平和ね」ウフフ



長門「本当だな」フフフ



蒼龍「だね」ウフフ



木曾「いつまで抱きついてるんだよ~!!!///」













教習所毎日夜まで・・・ふえぇ・・・














提督「作戦進まないな・・・・・・」



川内「私のせいじゃないよ!?」



提督「見事にフラグ回収した奴は誰だよ!」



川内「そんなことないもん!」



提督「敵旗艦轟沈が必須事項なんだぞ!? せっかく夜戦させてやってんだから活躍しろよ!」



川内「あんな暗いのに夜目が利くわけないでしょ!?」



提督「夜戦好きが何言ってんの!?」



川内「私は夜戦のスリルが好きなの!」



提督「むしろイベントが終わらないっつうスリルを味わってるっての!」



川内「提督が他の鎮守府の情報を私と青葉が探ってる間に比叡たちを進軍させちゃったからこうなってるんでしょうが!!」



提督「今回こんなに縛りきついとは思わなかったんだよ!」



アーダ コーダ






木曾・時津風「「2人ともうるさい」」



提督・川内「「ごめんなさい」」










青葉「家族みたいですね・・・・・・」















北上さんはしっかり者














提督の私室











北上「眠いな~・・・」



摩耶「寝ればいいんじゃないか?」



北上「・・・・・・散らかさない?」



摩耶「アタシはそんなに信用ないのか・・・」



北上「いや、摩耶っちじゃなくプリンちゃんに言ってる」



プリンツ「わたし!?」



北上「だってプリンちゃん、漫画読みながらおかし食べるんだもん・・・」



プリンツ「ダメなの!?」



北上「日本文化を楽しむのはいいことなんだけどね~・・・。行儀悪いことはしちゃダメだよ」



北上「特にそれは休日のダメな那っちゃんの真似だからよろしくない」メッ!



プリンツ「あうぅ・・・、那智がやってるからいいんだと思ってた・・・」



北上「あれは自分の部屋だと妙高さんが厳しいから、ここでダラ~っとしてるんだよ」



北上「プリンちゃんはダメな大人になっちゃダメだよ?」



プリンツ「はい! 気をつけます!」



摩耶「お前って案外しっかりものだよな・・・」



北上「これでも2人の姉ですから」



北上「あ、今は3人か」



摩耶「提督もだもんな」



北上「ていうか、私がカッコカリしたらどうなるの? 妹の夫が旦那?」



摩耶「ドロドロだな・・・」



北上「大井っちも入ったら上司が旦那で義弟で末妹の旦那で妹がそのまた愛人でってなるのかな」



摩耶「もう寝ていいから、深く考えるのは止めようぜ・・・」



















なんかやりたくなりました










工廠






夕張「ねぇ提督?」



提督「なんだ夕張」



夕張「女の子になってみない?」



提督「なにまた変な薬作ったの~?」



夕張「口調気持ち悪いしこの前はノリノリだったでしょうが」



提督「ちょっとした冗談だったのに・・・」コホン



提督「で? 今回は女体化する薬なのか?」



夕張「たぶんね!」



提督「・・・・・・」



夕張「・・・・・・」



提督「本音は?」



夕張「胸を大きくしようと思って作ったんだけど効果は無かった」



提督「もう毎日でも俺が揉んでやるよ・・・・・・」



夕張「・・・そんなに悲哀に満ちた目で見ないでくれるかしら」



提督「さずがに自分で薬まで作るやつはいないと思うぞ・・・・・・」



夕張「深夜テンションだったのよ・・・」



夕張「まぁ、次回作の同人誌の参考になるかもしれないし、お願い!」



提督「・・・・・・・・・はぁ、仕方ねぇな」



つ薬 ヒョイ!



提督「」ゴクン



夕張「どう?」



提督「別になんとも・・・・・・?」



夕張「失敗だったのかしら・・・」



提督「ん?」



提督「な、なんだ・・・・・・?」





シュゥゥゥゥゥウウウウウ!


















それってパイリンガ(ry














提督「ん? なんも変わってないな・・・」



夕張「そう・・・ね。女体化はしてないわね」



(はたから見て異常はないわね・・・)



提督「ん?」



(提督の体はなんともないのかしら・・・。心配ね)



提督「夕張? 今喋ったか?」



夕張「え? 何も喋ってないけど・・・」



提督「ふむ・・・」



(どうしたのかしら提督・・・)



提督「なるほど、胸のうちに作用してるのか」



夕張「何の話?」



提督「たぶん夕張の心の声が聞こえてる」



夕張「え?」



(何言ってるのかしら・・・。頭がおかしくなっちゃったのかしら・・・。私のせいで?)



提督「たぶんおかしくなったわけじゃ無いと思うんだけどな・・・」



夕張「・・・・・・今私声に出してないわよね?」



提督「ああ」



夕張「となると本当に?」



提督「聞こえてるんだろうな」



夕張「これって誰にでもなのかしら? それとも私も薬を飲んだから?」



提督「お前の薬の効果を俺が知るわけないだろ・・・」



夕張「よしっ! 実験よ!」



(面白そうだし!)



提督「わぁーお、裏表ねぇなー・・・」



















心の声って規制ないもんね











食堂







夕張「ここなら誰かいるでしょ」



夕張(だ・れ・に・し・よ・う・か・な~)



提督「楽しんでやがるなオイ」



鳳翔「あら? どうかしたの?」



夕張「あ、鳳翔さん」



提督「また夕張の薬を試しててな・・・」



鳳翔「あらあら。今回はどんな効果なの?」ウフフ



鳳翔(あまり無茶はしてほしくないのだけど・・・。提督も楽しんでいるから止められないのよね・・・)



提督「鳳翔は優しいな・・・・・・」ウルウル



鳳翔「え?」



夕張「今提督は相手の心の声が聞ける状態になってるんです」



鳳翔「どうしたらそういう状況になるのかしら・・・」



鳳翔(うーん・・・。体に異常がないのなら大丈夫かしらね・・・)



提督「鳳翔が俺のことを心配してくれていてなんかもう込み上げるものが・・・!」ウルウル



夕張「いつから涙もろくなったのよ・・・」



提督「さすがに嫁4人持ちだからさ、愛想尽かされることも考えないとだろ・・・?」



鳳翔「それは心配しすぎよ」ウフフ



鳳翔(むしろ慕っている女の子が多いから、私たちのほうが愛想尽かされないか心配なんだけれど・・・。提督のことだから大丈夫・・・よね?)



提督「鳳翔!」ダキッ!



鳳翔「て、提督?」



提督「俺はずっとお前の事が好きだからな」



鳳翔「えっ!?///」カオマッカ



鳳翔(ええっ!?///)



夕張「・・・・・・公衆の面前でイチャイチャしないでくれません?」



提督「おお、すまん。鳳翔の不安の声が聞こえたもんで取り乱した」



夕張「まったく・・・・・・」



夕張(私も言われたいなぁ・・・・・・)



提督(その声が聞こえたことは黙っておこう・・・)















効果説明













提督「とりあえず、今のところの効果を確認しとくと、



おそらく考えていることが分かる

 


そして対象は一人だけ



ってとこかな」



夕張「一人だけなの?」



提督「鳳翔と話してるときは夕張の声は聞こえなかったな」



夕張「なるほど」



夕張(じゃあ鳳翔さんが羨ましかったことはばれてない・・・かな)



提督(キコエテマシター)



提督「今回も一日で効果は切れるのか?」



夕張「うーん・・・。私は飲んでも何もなかったから、分からないわね・・・」



提督「んじゃ、妖精さんに解析頼むか」



夕張「じゃあ私がお願いしてくるわね」



夕張(提督ともう少し一緒にいたかったけど・・・)



提督(だから聞こえてるって・・・。コメントしていいものか悩むんだが・・・)



提督(だが、時間掛けると聞こえてることが相手にもバレるからな、聞き流すことにしよう)



提督「おう、頼むわ」


















イベント進まなぃぃ













執務室





ガチャ!





時津風「あ、しれぇ! 木曾さんが仕事しろって言ってた!」



提督「返す言葉もねぇ・・・」



提督「ん? 木曾はいないのか?」



時津風「蒼龍さんのところに行くって言ってた!」



提督「そうか」



提督(例の移送ルートを探らせてた件で進展でもあったかな?)



時津風(瑞鶴さん、翔鶴さん、大丈夫かな・・・)



提督「ん?」



時津風「しれぇ?」



時津風(しれぇ、どうしたのかな・・・。 不思議そうな顔してる・・・)



提督「時津風、瑞鶴と翔鶴ってのは誰だ?」



時津風「!? なんでしれぇが2人のこと知ってるの!?」



提督「いや、確か空母にそんな名前がいた気がするんだけどさ、今時津風は2人のこと考えてただろ?」



時津風「!? なんで分かったの!?」



提督「それは特殊な事情があってな。とりあえず、2人のこと教えてくれないか?」



時津風「でも・・・・・・」



時津風(しれぇは良い人・・・、もしかしたら2人を助けてくれるかもしれないし・・・、でも・・・・・・)



提督「時津風」ナデナデ



時津風「?」



提督「言って後悔するのも、言わないで後悔するのも、誰だって後悔してからどっちがマシかを考えるんだ」



提督「でもな、この鎮守府なら、言えばお前1人の問題じゃなくなる。言ってくれれば家族の問題だ」



提督「俺も、あの時言ってくれていたら、なんて後悔はしたくないからさ、教えてくれよ」



提督「ここに来た時から、お前は俺の家族なんだぞ?」ニッ



時津風「しれぇ・・・」



時津風「うん、話すよ。何があったか」

















不幸












数日前







移送船内








翔鶴「大本営に移送されるとはね・・・」



瑞鶴「ま、あの鎮守府にいるよりかはいいでしょ。仕事してなかったし」



翔鶴「戦果はでたらめ、資材は余所の鎮守府へ横流し。酷いところにいたものよね・・・」



瑞鶴「やっぱこういうのは不幸っていうんだろうなー・・・」



時津風「ふこう-?」



翔鶴「あら時津風ちゃん。起きてたのね」



時津風「さっき起きたの」



瑞鶴「大本営まではまだまだ時間かかりそうよ?」



時津風「うみゅ-・・・」ムー



翔鶴「うふふ、もう少し寝てる?」



時津風「そーするー・・・」







ドォォオン!!!







翔鶴「な、何!?」



瑞鶴「凄い音したけど・・・」



翔鶴「と、とりあえず甲板へ言ってみましょう!」



時津風「う、うん」



















深海棲艦ってなんで海上に来るんだろうね











甲板







戦艦ル級「」ギロッ





瑞鶴「深海棲艦!? なんでこの海域に!?」



翔鶴「考えてる場合じゃないわ! 応戦するわよ!」



瑞鶴「そんなこと言ったって、まともな装備なんてないよ!?」



翔鶴「でも、やるしか・・・」



時津風「わ、私も・・・」



翔鶴「時津風ちゃんは先に逃げて! このことを誰かに伝えて!」



時津風「で、でも!」



瑞鶴「船員が見当たらない! 私たち置いてかれたんじゃない!?」



翔鶴「お願い時津風ちゃん! 私たちは時間稼ぎが限界! 誰かに助けを求めないとダメなの!」



時津風「う、うん! 分かった、誰か呼んでくる!」



翔鶴「でも、ここがどこかも分からない。だから一日たっても誰にも会わなかったら私たちのことは忘れてくれていいわ」



時津風「そんな!?」



瑞鶴「さすがに夜戦になったら何もできないし・・・。人のことより自分のことを優先してね」ナデナデ



翔鶴「そうよ。あなたにはまだまだ未来があるんだから」ウフフ



瑞鶴「私たちもまだ若いんだけどね」ハァ・・・



翔鶴「素敵な人に出会いたかったわね・・・」



瑞鶴「時津風ちゃん、私たち頑張るから。時津風ちゃんもよろしくね?」



翔鶴「できれば、私たちを助けてくれる人に出会って欲しいわね」ウフフ



時津風「うん、うん! 絶対見つける! 絶対助けるから!」ウルウル



時津風「それまで、頑張って!!」ウルウル








ザザザザザザザザッ







翔鶴「さて、最後まで抗いましょうか、瑞鶴」



瑞鶴「うん。どうせ、一撃大破だろうけどね」



翔鶴「そうね。でも、時津風ちゃんが逃げられるくらい、時間稼ぎをしましょうか」



















言ってくれれば、できることはきっとある









執務室






時津風「結局、一日たっても、誰もいなくて・・・」ウルウル



時津風「四日たって、やっとしれぇに出会ったの」ウルウル



時津風「もう、翔鶴さんも瑞鶴さんも、もう・・・・・・」ウルウル



提督「時津風・・・・・・」



時津風(会えないって、いないって、聞きたくなかったから、言えなかった・・・)



時津風(木曾さんと、しれぇといるときは少しだけ安心できて・・・。でも、夜寝るときに思い出して・・・・・・)



時津風(しれぇが探してくれてるのを知って、話さなくちゃって思ったけど・・・、嫌なことは聞きたくなかったから・・・!)



時津風「ごめん、ごめんなさい、しれぇ・・・。言わなくちゃいけないことはいっぱいあるのに、ぜんぜん言葉にできなくて・・・」ウゥ・・・



提督「大丈夫だよ、時津風」ナデナデ



提督「言ったろ? 今の俺は特殊な事情で心の声が聞こえるんだ」



提督「だから、今は無理に言葉にしなくていい」



提督「けど、次からは何か悩んでるのなら、言ってくれよな」ナデナデ



時津風「・・・・・・うん」



提督「じゃ、木曾のとこに行ってくる。きっと何か分かったはずだからな」



提督「一緒に行くか?」



時津風「・・・・・・行く!」


















家族のことなら止まらない男













鎮守府 作戦室









ガチャ





提督「木曾、蒼龍、飛龍。状況は?」



蒼龍「例の移送ルートで船の物とみられる破片を妖精さんたちが確認したの」



飛龍「ただ、艦娘及び船員の姿はなかったわ」



提督「そうか・・・・・・」



時津風「・・・・・・」ションボリ



提督「海上がダメとなると・・・」



提督「蒼龍、飛龍。まずは近くに島がないかの確認を」



提督「艦種が空母なら闇雲に逃げるより艦載機で陸地を探すだろうしな」



木曾「船員どもは?」



提督「時津風曰く、艦娘置いて逃げたらしい。どうせ爺さんの下には戻れないだろ。気にしてやるだけ無駄だな」



木曾「そうか、見つけて魚雷打ち込みたいな」



提督「止めとけ、海が汚れる」



木曾「サメの餌になるんじゃないか?」



提督「サメだってもう少しはグルメだろ」



蒼龍「そんな話置いといてもう少し作戦を考えようよ・・・」



木曾「後は・・・・・・海底の調査を潜水艦たちに頼むか?」



提督「それは最後の手段だ。最悪の事態はラストでいい」



蒼龍「真面目とおふざけの切り替え早過ぎだよ・・・」








時津風「・・・・・・」



飛龍「時津風ちゃん、そんなに不安がらなくても大丈夫だよ」



時津風「でも・・・・・・」



飛龍「この鎮守府はね、変わった人が多いけど・・・・・・、家族のことになると、みんな本気なんだよ?」



時津風「本気?」



飛龍「絶対に、諦めたりしないの。たぶん、時津風ちゃんが諦めても、他の人はずっと捜索を続けるよ。もちろん、私も」



時津風「・・・・・・どうして? みんなは翔鶴さんも瑞鶴さんのことも知らないのに・・・」



飛龍「それでもなの。だって、みんな時津風ちゃんのこと知ってるんだもの」



飛龍「家族の笑顔のためなら、なんでもする。それが提督の、そしてこの鎮守府のモットーなんだ」



飛龍「だから、今は提督や、みんなのこと信じて待ってて。絶対見つけるから!」



時津風「・・・・・・うん」



時津風「待ってる。今度は私が、あの2人を」



時津風「また会えるよね?」










提督・木曾・蒼龍・飛龍「「「「会わせるよ、絶対」」」」






















引っ張るだけ引っ張ったら・・・












鎮守府 防波堤








提督「さて、俺も実際に向かってみるかな」



木曾「深海棲艦がいるかもしれないんだぞ?」



提督「なんとかなるだろ」



木曾「考えなしすぎるだろ・・・」



蒼龍「あ、危ないよ流石に・・・」



飛龍「ていうか、水上バイクに乗って行ってもさ、もし見つけても連れて帰れないじゃん」



提督「・・・確かに」



時津風「しれぇ・・・・・・」



提督「時津風が呆れた目をしている・・・」



時津風「呆れてるもん・・・」



木曾「まぁ俺らが行っても連れ帰るのがきつい距離ではあるけどな」



蒼龍「往復って考えると流石に燃料が・・・」



提督「うーん、どうしたものか・・・」












ゴボゴボゴボ・・・










提督「ん?」



木曾「何の音だ?」









ザバッ!







潜水ヨ級「・・・・・・」










提督「お? 深海棲艦だ」



木曾「いや、暢気にしてる場合じゃないぞ・・・」



蒼龍「鎮守府まで来るなんて・・・」



飛龍「ってちょっとちょっと! まだ結構な数が向かってきてるよ!」



時津風「・・・!?」



提督「ん? なんか背負ってるな」




スイー



潜水カ級たち「「「・・・」」」



時津風「翔鶴さん!? 瑞鶴さん!?」



木曾「何!?」



蒼龍「なんで深海棲艦が!?」



潜水ヨ級「・・・」クイ



提督「敵意はないみたいだ。まずは2人を受け取って、医務室に連れて行ってくれ」



木曾「分かった」



蒼龍「飛龍! 行くよ!」



飛龍「分かってる!」



提督「時津風も付いていきな」



時津風「う、うん!」


















オチは決めてたんだよね・・・















提督「さて・・・」スッ



チョーカー型翻訳機



提督「妖精さんが複数作ってくれてて助かったな」



提督「ちょっとおいで」



潜水ヨ級「・・・」スイー



提督「首に付けて・・・と」



提督「どうだ?」



潜水ヨ級「あー、あー・・・。おお・・・。これはすごい・・・」



提督「君たちがあの2人を助けてくれたのか?」



潜水ヨ級「そう・・・。たまたま沈んできたから・・・」



提督「よく助けてくれたな」



潜水ヨ級「私たちも戦闘に積極的ではないから・・・。それに・・・。いいタイミングだった・・・」



提督「タイミング?」



潜水ヨ級「ここに女を売ると・・・。住処をくれるという話だったから・・・。売るものを探していた・・・」



提督「なんだその話!?」



潜水ヨ級「私たちの中では・・・。ここは私たちと話をしてくれる場所だと言われてる・・・」



潜水ヨ級「それには対価として女を差し出すと・・・」



提督「誰だよそんなデマ流したの・・・」



潜水ヨ級「リ級が言ってた・・・」



提督「あの子そんなこと言う子だったの!?」



潜水ヨ級「あれはお喋り好きだから・・・」



提督「はぁ・・・・・・まぁいいや、今回は人命救助になったから許すか」



潜水ヨ級「海の中を連れてくるわけにもいかなくて・・・。潜水できなかったから時間がかかったんだ・・・」



提督「いや、それでも見捨てないでくれて助かったよ」



潜水ヨ級「私たちも暮らす場所が欲しかった・・・。理由は私的なことだから気にしないでほしい・・・」



提督「暮らす場所か・・・。向こうの方角に島があるんだけどさ。そこは一応深海棲艦のための家になってるよ」



提督「姫ちゃんには俺から話しとくから、多分大丈夫だと思う」



潜水ヨ級「私たちは海の中で寝るから・・・。誰にも迷惑は掛けないよ・・・」



提督「そうなのか。まぁあの島の周りなら安全だよ」



潜水ヨ級「そうか・・・。なら安心してくらせるな・・・」



提督「君たちは争いが嫌いなのか」



潜水ヨ級「そうだ・・・。と言っても・・・。罪がないわけではないよ・・・」



提督「んー、まぁ、俺の知らないことなら詮索しないよ」



提督「今は『良い』深海棲艦だからな」



潜水ヨ級「つくづく変わり者だな・・・。」



潜水ヨ級「彼女たちはここ数日何も食べていない・・・。そこは気をつけたほうがいい・・・」



提督「何から何までありがとな」



潜水ヨ級「気にするな・・・。ただの気まぐれだからな・・・」



潜水ヨ級(・・・・・・・・・・・・・助かるといいけど)



提督(ツンデレ・・・、いや、デレかこれ?)



提督(つか、心読めるのは深海棲艦にも有効なのか。ほんと便利だなこれ)




















実は出したの忘れてた















医務室








瑞鶴「うん・・・・・・」



時津風「瑞鶴さん! 大丈夫!?」



瑞鶴「時津風・・・ちゃん?」



時津風「そう! よかった・・・」グスッ



医務妖精「モウダイジョウブデスネ。アトハスコシズツカイフクシテイクデショウ」



木曾「そうか。ありがとな」



瑞鶴「ここは・・・」



木曾「うちの鎮守府の医務室だよ。翔鶴は向こうのベッドに」



瑞鶴「そっか・・・・・・。助かったんだ、私たち」



瑞鶴「時津風ちゃんが助けを呼んでくれたの?」



時津風「ううん・・・・・・。時津風はもうほとんど諦めてたの・・・」



時津風「でもね、しれぇも木曾さんも蒼龍さんも飛龍さんも、諦めないでくれたの」



時津風「だから、みんなのおかげなの」



木曾「ま、結局はあの深海棲艦のおかげだけどな」



瑞鶴「そっか・・・・・・」



木曾「とりあえず今は休んでくれ。飯は食べられそうなら持ってくるから」



瑞鶴「ありがとう」



時津風「時津風が運ぶ!」



木曾「お? なら作るとこからやってみるか」



時津風「うん!」



瑞鶴「・・・・・・」クスッ



瑞鶴「ここに来て良かったね、時津風ちゃん」




















うちの鎮守府ではこう
















ガチャ







提督「おう、調子はどうだ?」



瑞鶴「あれ? いつぞやの提督さん。ここって提督さんの鎮守府なの?」



提督「そうだ。ってか、お前こそ大本営所属じゃなかったのか?」



瑞鶴「・・・・・・いろいろあったのよ」



提督「・・・・・・ふむ」



瑞鶴(言えない・・・。ドジばっかりして加賀さん怒らせて気まずくなって移動させてもらったなんて言えない・・・)



提督(原因が思いの外しょぼい・・・)



提督「で、移動先で翔鶴さんに会ったと」



瑞鶴「そうよ。まぁ出撃の成果をでっち上げてるような鎮守府だったけどね」



提督「それは酷いな」



瑞鶴「おかげで体もなまりまくって戦艦一隻落とせなかったわ・・・」



瑞鶴(翔鶴姉ぇは被弾しないのに私ばっかり当たるし、艦載機の攻撃も全然当たらなかったし・・・)



瑞鶴(翔鶴姉ぇは出撃ほとんどしてないのに私よりも上手かったし・・・。姉妹でこの差はなんなのよ・・・・・・)



提督(心の声が聞こえてるのがバレないようにしないとだなーこれ)



提督(とりあえずこの子がどれくらいのドジ踏んだのか後で加賀さんに聞いてみよ)





















説明難しいもんね













提督「翔鶴さん、体の具合はどうだい?」



翔鶴「あ、はい・・・。大丈夫です」



翔鶴(ここの提督さんかしら・・・)



提督「俺はここで提督やってる者だよ。瑞鶴のほうも体調は大丈夫そうだよ」



翔鶴「そうですか・・・」ホッ



翔鶴「ありがとうございます、助けていただいて・・・」ペコリ



提督「気にしないでくれ。俺は君たちを受け取っただけだからさ」



翔鶴「受け取った・・・?」



提督「君たちを助けたのは深海棲艦だよ」



翔鶴「深海棲艦が・・・?」



提督「まぁなんていうか・・・。風の噂の賜物かな」



翔鶴「???」



翔鶴(どういうことかしら・・・)



提督「うーん、いつか分かるよ・・・」




















とりあえず報告連絡相談













執務室











プルルルルル






???『はい』



提督「あれ? その声は・・・・・・加賀さん?」



加賀『声で私だと分かるとは・・・』



提督「加賀さんの声は印象的だから」



加賀『・・・・・・』



提督「爺さんは?」



加賀『元帥様は今お手洗いに』



提督「そうか・・・。じゃあ用件伝えてくれる?」



加賀『お待ちしなくてよろしいので?』



提督「俺が一方的に言うだけだから、大丈夫だよ」



加賀『そういうことなら、お伝えします』



提督「助かるよ。えーっと、行方不明だった翔鶴と瑞鶴を保護したからうちで預かるよって伝えてくれる?」



加賀『ちょっと待って。今瑞鶴と言ったかしら』



提督「そうそう。大本営にいた瑞鶴」



加賀『あの子は無事なの!?』



提督「大丈夫、沈みかけたらしいけど、巡り合わせで助かったよ」



加賀『そ、そう・・・』ホッ



提督「取り乱すくらいには心配してたんだ?」



加賀『・・・・・・さすがに、移動のきっかけは私ですから』



提督「ま、深くは聞かないけどさ。落ち着いたらうちに来なよ。仲直りしたいなら仲取り持つくらいはするよ」



加賀『・・・・・・そうですね。お言葉に甘えさせていただきます』



提督「じゃ、爺さんに伝えといてくれ。どうせ何も言わないだろうけど」



加賀『分かりました。お伝えします』



提督「じゃ、またな」



加賀『ええ。また』



















リクエストにお答えします













チュンチュン







提督「朝か・・・」



木曾「う・・・ん・・・・・・」



提督「心が読めると言葉攻めが捗ったな・・・」ナデナデ



提督「ちゃんと木曾に許可取ったとは言え、あの薬は使用禁止にしとくか」



提督「なにより使われると俺が困るしな」ウンウン



提督「さて」



ガラッ!



提督「またか・・・」



青葉「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz



提督「寝落ちするなっての・・・」



提督「今日は面倒だから、木曾の横に寝かせておくか」ヨイショ



青葉「うん・・・・・・」Zzz  ←お姫様だっこ



提督「昨日も試したけど、寝てても心読めたから、今は薬の効果切れたみたいだな」


















パクリじゃないよ! オマージュだよ!















鎮守府内 外庭








提督「最近暑くないなー・・・」



電「と言いつつアイス食べてるのです」ペロペロ



提督「気にするな、手作りだ」



雷「さすが司令官ね・・・」



提督「大本営の間宮さんに教わったレシピだよ。今度パフェでも作ってやるから」



暁「やった-!」



電「珍しく素直なのです・・・」



提督「響は?」



雷「響はヲーと姫様のギクシャクを解消したいってこのところ頑張ってるわ」



提督「おー、良い子だなーオイ。パフェつくってやろっと」



暁「私には!?」



提督「どんだけ食べたいんだよ・・・・・・」



電「あれ? 司令官さん、あれはなんなのです?」ユビサシ



提督「ん?」






  泉?





提督「でかい水たまりか、あるいは泉だな」



雷「泉なんてあったかしら・・・」



暁「もうっ! 司令官! 暁はレディーなのよ! パフェを作ってくれないと・・・」



提督「最近雨あったからな・・・。水たまりじゃないか?」



暁「む、無視しないで! もぉーーーーー!」ポコポコポコポコ



電「・・・・・・」



ドンッ!



暁「ふぇっ!?」



ボシャーン!



雷「司令官に無視されてて怒った暁が司令官を弱い力で殴っていたら電が思いっきり暁を突き飛ばして暁が泉に落ちたーーーー!」



提督「説明ありがとな、雷」



雷「唐突に金の斧銀の斧ごっこがしたくなったのです」



提督「だからって突き落とすなよ・・・・・・」















あなたが落としたのは・・・
















バッシャーン!








金剛「HEY! テートクー! 久しぶりネー!」






提督「金剛!? なんでここにっていうか泉から!?」



金剛「ノンノン。私は泉の精ネ-!」



電「さっき久しぶりって言ってたのです・・・・・・」



雷「たぶんツッコんじゃダメよ・・・」





金剛「HEY! テートクー! たった今この泉に落とし物をしましたネー?」






提督「落としたって言うか突き落としたよな、電が」



電「てへぺろなのです」



雷「キャラどうしたのよ・・・・・・」






金剛「あなたが落としたのは-、この、料理上手な比叡ですカー?」



バシャーン!



比叡「あ、あの、口に合えばいいんですけど・・・。司令に、食べて欲しいんです///」つカレー エプロン姿






提督「泉から出てきたのにどこからカレー持ってきたんだよ・・・」



雷「服ぬれてないし、きっと何か仕掛けがあるのよ」






金剛「それとも-、この、お風呂に一緒に入ってくれる榛名ですカー?」



バシャーン!



榛名「司令、お背中お流しします♪ もちろん、裸の付き合いですよ♪」バスタオル姿






電「ってここ外なのですよ!?」



提督「榛名ってそんなキャラだったっけ?」







金剛「さぁ、どっちネ!」

  







提督「いや、落としたの暁だから。もっとちっちゃい子だから」



電「なのです。早く返して欲しいのです」



雷「いや、電が突き落としたんだからね?」







金剛「フッフッフー。正直者のテートクにはー、この金剛をプレゼントするネー!」



金剛「返品は聞かないネー!」ニッシッシー










  ・   ・   ・   ・   ・   ・ 









提督「金剛、お前それやるためだけにこんな大がかりなことやったのか・・・?」



比叡「妖精さんに三日でお願いしてました」



榛名「提督に内緒で申し訳ございません・・・」







金剛「こうすればテートクも断れないデース! Story仕立てのProposeネ!









電「新しいプロポーズなのです・・・」



提督「確かにあの話も返品できないもんなー・・・」















雷「って暁は!? 暁どこ行ったの!?」




















免許取れました・・・
















金剛「おっとっと。一応返さないとネ!」








雷「一応じゃないでしょ!!」







金剛「お返しするネー!」



バシャン!



暁?「う・・・ん?」








雷「あれ?」



電「少し大きくなったのです?」



提督「って暁じゃなくね?」







金剛「あれ? これ暁じゃないネー・・・。確か三日月デース!」



三日月「あ、あれ? ここは・・・?」






提督「どうなってんのこの泉・・・」



比叡「あ、そういえば。妖精さんが『ワープでなんでも召喚できるよ』って言ってました!」



提督「ってことはどっかから連れてきちゃったのか!?」



雷「って暁はどこなのーーー!?」










???「ここは変わらず賑やかですね」ウフフ



暁「おかげでずぶ濡れなんですけど・・・・・・」














イベント制覇できなかったので、照月出ません・・・















提督「あ、暁。と、香取さん?」



香取「ええ。お久しぶりです、提督さん」



香取「それと、呼び捨てで構わないと言ったはずですよ?」ウフフ



提督「ああ、そうだったな。って、なんでここに?」



香取「この度、大型作戦の功労に対し、人材を派遣するという話だったでしょう?」



提督「あー、すっかり忘れてたわ・・・」



香取「なので、私が連れてきたのです。ですが、途中でずぶ濡れの暁ちゃんと三日月ちゃんが入れ替わりまして・・・」



提督「妖精さんの技術どうなってんだろうな・・・」



提督「ほれ、暁。俺の上着着とけ」つ



暁「あ、ありがと・・・」



電「なぜずぶ濡れになっているのです?」



暁「後で覚えときなさい・・・!」イライラ



雷「まぁまぁ、早く着替えにいきましょ!」



暁「そうね・・・・・・。へくちっ!」



提督「暁、風呂入っとけよ-」



暁「わ、わかってるわよ! 子供扱いしないでっ///!」










???「なんか、ここのテートクはお父さんみたいだなー」



???「提督さん、おもしろーい!」



???「ここはいい雰囲気ですね」



香取「うふふ、あなたたちはいい鎮守府に配属されましたね」









金剛「ヘーイ、テートクー、金剛のことは無視デスカー?」



三日月「私まだ状況理解してないんですが・・・」




















自己紹介、大事












鎮守府 執務室













提督「俺はここの提督をやってるもんだ。呼び方は任せるよ」



提督「んじゃ、まずは自己紹介よろしく」





江風「白露型駆逐艦九番艦、改白露型の江風だよ。よろしくな!」



江風「あ、書類には振り仮名ないからって、読み方、間違えンなよ?」



提督「ん? あー、確かにこれはな・・・」



提督「つっても呼ぶ分には間違えないさ、江風」



江風「ならいいけどなー」ニシシ







Libeccio「Buongiorno! Maestrale級駆逐艦、Libeccioだよ! 提督さん! よろしくねっ!」



提督「イタリア艦なのか・・・。でも日本語は問題なさそうだな」



Libeccio「うん! いっぱい練習したから!」



モソモソ



木曾「時津風、友達になりたいなら先ずは話しかけてみな。俺の後ろにいても何にもならないぞ」ナデナデ



時津風「う、うん・・・」



テトテトテト



時津風「あのっ、時津風っていいます・・・。よ、よろしく・・・」モゴモゴ



Libeccio「うん! よろしく! リベでいいよ-!」



時津風「! うん! よろしく!」



提督「お、ここでの最初の友達だな。よかったな、2人とも」ナデナデ



Libeccio「うん! とっきーとは気が合いそうなの-!」エヘヘー!



時津風「うん! リベと遊びたいの!」エヘヘー!



Libeccio「いいよ~! 何して遊ぶ-?」



時津風「えっとねー、まずはみんなに挨拶しに行こっ! もっと大勢で遊ぼっ!」



Libeccio「うんっ! そーする~!」



提督「2人とも、廊下は走るなよ?」



時津風・Libeccio「「はーい!」」








江風「やっぱお父さんみたいだな」

















自己紹介、続き
















速吸「航空機搭載給油艦、速吸です。みなさんのサポート、が、頑張ります」



提督「給油艦? 知らない艦種だな・・・」



速吸「ええっ!?」







香取「一応、給油艦の説明は書類での連絡であったはずなんですが・・・」



木曾「あいつは読むには読むが、自分に関係してないことには無関心なんだ」



香取「なるほど、その時は彼女の配属は決定していませんでしたからね・・・」






提督「んー、とりあえず、戦闘向きじゃないってこと?」



速吸「は、はい・・・」



提督「じゃあ、料理はできる?」



速吸「あ、はい! 間宮さんほどじゃありませんけど、得意です!」



提督「なら厨房の手伝いをメインで頼もうかな。もちろん出撃もしてもらうけどね」



速吸「は、はい!」パァァァア!







木曾「眩しい笑顔だ・・・」



香取「彼女は戦闘を好まないので、お料理メインというのがうれしいのでしょう」



木曾「ここの厨房はなかなか大変だけどな」



香取「ええ。以前伺ったときの鳳翔さんの練度を見ても、忙しさが分かります・・・」



木曾「鳳翔はもう別格だから・・・」












三日月「三日月です。どうぞお手柔らかにお願いします」



提督「ん-? 書類には移動ってことになってるけど・・・」



香取「彼女はその、いろいろありまして・・・」



提督「いろいろ?」



香取「その、真面目過ぎるといいますか・・・」



三日月「そんなことはないと思います」キリッ



提督「んー・・・。三日月」



三日月「はい」



提督「今日の下着の色は?」



三日月「軍から支給されたものなので白ですが・・・?」



提督「・・・・・・」ハァ・・・



三日月「司令官? なぜ頭を抱えているのですか?」



木曾「とりあえず、足柄の授業は確定っと・・・」カキカキ



香取「すみません、三日月ちゃんは堅い子でして・・・」



提督「ま、ここにいれば少しは柔らかくなるだろ。真面目な奴なんてほとんどいないからな」



木曾「それもどうかと思うけどな」



提督(深海棲艦が出入りしてるって知ったらどうなるだろう・・・)



木曾(とりあえず、段々と様子を見てからだな)



三日月「ところで、私たちの部屋はどうなっているのですか?」



提督「ん? 木曾、どうしたっけ」



木曾「三日月は名取と同室にしといた。名取なら駆逐艦相手でも大丈夫だろうからな」



木曾「江風はリベと同じ部屋にするつもりだったんだが・・・、あの様子だと、リベと時津風を同じ部屋に変えるかな」



木曾「だから江風はしばらくは1人部屋だな」



木曾「速吸は明石と同じ部屋だな」



提督「だそうだ。それでいいか? 3人とも」



江風「いいよー」



速吸「は、はい!」



三日月「はい。問題ないです」



提督「香取は前と同じ部屋に泊まってくれ」



香取「はい、分かりました」




























木曾「そういや金剛もいたんじゃなかったか?」



提督「勝手に作った泉を片付けさせてるよ」



木曾「プロポーズされたんだろ?」フフフ



提督「比叡と榛名にカッコカリの説明を任せといた。あれじゃ俺が直接言っても聞かなそうだし」



木曾「モテる男は辛いねぇ」



提督「金剛は悪い子じゃないんだけどな・・・。どうも周りを見られなくなってるんだよな・・・」



木曾「恋は盲目って奴だな」




















浴衣いい。すごくいい















江風「なんで来て早々に浴衣の着付けされてるんだ・・・?」



青葉「いいじゃないですか-! 似合ってますよ?」パシャパシャ



江風「そういう問題じゃないぜ・・・」



提督「大本営からのお達しなんだよ。仕方ないさ」



江風「っていうかなんで提督がここにいるのさー!」



提督「浴衣着た女子がいると聞いて俺が立ち止まるわけがない」



江風「着付け終わってからでいいじゃン! 着付けからする必要ゼロじゃン!」



提督「つっても鳳翔は神通につきっきりだし、葛城も名取を手伝ってるし。他の空母たちも出撃してもらってるからな・・・」



江風「・・・・・・たとえそうでも、女の子の着付け手伝うのは止めた方がいいんじゃ」



提督「嫌がるなら俺はやらん」



江風「・・・・・・別に嫌とは言ってないけど。立場的に問題あるんじゃないの?」



提督「それはもう気にするようなことじゃなくなってるんだ・・・・・・」



青葉「江風ちゃんもしばらくしたら分かりますよ・・・・・・」



江風「なんなんだよ・・・・・・」












神通「私は提督がいると恥ずかしかったんですが///」



鳳翔「後で注意しておくわね」









名取「ね、ねぇ葛城ちゃん? 着付け手伝ってくれるんじゃないの・・・?」オロオロ



葛城「名取さん、胸おっきい・・・・・・」グヌヌ・・・



名取「葛城ちゃーん・・・・・・」



















この子たち小さいよね

















時津風「長門さん!」







長門「ん? どうした時津風」






Libeccio「Buongiorno!」






長門「な!? か、かわいい!」ギュー!






Libeccio「うきゃー!?」



時津風「この子はリベっていうの。新しくここに配属になったって・・・」






長門「かわいいかわいい! 小さいかわいい!」






Libeccio「く、苦しいよー!」バタバタ



時津風「な、長門さん!? リベが死んじゃう-!」






木曾「落ち着け長門」ペシッ



長門「はっ!?」







Libeccio「うきゅ~・・・」



時津風「大丈夫? リベ」



Libeccio「な、なんとか~・・・」






木曾「長門、初対面で怖がられることすんなよ・・・」



長門「す、すまない・・・。ごめん、リベ」



Libeccio「・・・・・・許してあげるから、肩車してー?」



長門「肩車? そんなことでいいのか?」



Libeccio「うん!」



長門「分かった! 任せろ」ヒョイ



Libeccio「うわぁあ!?」



Libeccio「おお? おー! 高い高い!!」キャッキャ



時津風「・・・・・・いいな」ボソッ



木曾「俺がしてやろうか?」



時津風「うん!」

















北上「親子じゃん・・・」



大井「ほんとですね・・・」



球磨「球磨は甥がいいクマー」



多摩「多摩は姪でもいいニャ」



北上「その前に結婚したら?」



球磨・多摩「「北上こそ練度MAXなんだからケッコンするクマ(ニャー)」」



北上「ふえぇ!? あ、あたしは別に!?///」



大井「北上さんは今度提督をデートに誘うから、その時に迫るんです!」



北上「何言ってんの大井っち!?///」




















娘ポジション
















厨房








提督「さて、時津風含め、今日配属になった皆の歓迎会をしたいんだけども」



速吸「速吸です! よろしくお願いします!」



提督「速吸は厨房担当になりそうだから、今日から手伝ってもらおうと思う」



鳳翔「私は助かるけれど・・・。速吸ちゃんはいいの?」



速吸「はい! 戦闘はあんまり得意じゃないので・・・」



提督「違うぞ速吸。鳳翔は、自分も含めた歓迎会なのに、料理を手伝わせてもいいのかってことを聞きたいんだ」



速吸「あ、えっと、そうなんですか?」



鳳翔「ええ。もちろん、速吸ちゃんが構わないのならいいのだけれど・・・」



速吸「はい、大丈夫です! お手伝いしたいです!」



鳳翔「なら、お願いするわね」ウフフ



提督「俺もやるかー」



速吸「え!? 提督も料理できるんですか!?」



提督「え? 俺ってそんなに驚かれるほど料理できるの意外?」



鳳翔「提督は他の鎮守府からわざわざ呼ばれるほどの腕前よ」ウフフ



速吸「そうなんですか! 凄いです!」キラキラ



提督「そんなにキラキラした目で見られても・・・・・・」















葛城「・・・・・・」ムスー



祥鳳(親子みたいねーって言わないほうがいいかな)



祥鳳(葛城ちゃんは鳳翔さんに憧れてるし、提督のことも好きだから、少しだけ複雑なんだろうなぁ・・・)
















歓迎会は恒例行事

















食堂




ワイワイ ガヤガヤ












江風「賑やかだねぇ・・・」



提督「賑やかなのは嫌いなのか?」



江風「そんなことはないけどさ~。あんまり合いそうな人がいなくてさ」



提督「改白露型なんだから、姉妹に会いにいってみたのか?」



江風「姉貴たちとは挨拶程度だね。ま、江風にはあのテンションについて行くほうが難しいのさ」



江風「それより、提督に奥さんが4人もいたことのほうが気になるんだけど・・・」



提督「来る者拒まずの精神も、大事だと思う」



江風「なんなのその答え」



北上「実際は断れないだけだよねー」



提督「そうとも言うな」



江風「えっと・・・?」



北上「あたしは北上。よろしく-、かわかぜん」



江風「ンっ? それはあだ名なのかい?」



提督「センスないなー、北上」



北上「江風っちは言いづらいかなーって思ったんだけど・・・」



提督「普通にかっちゃんで良くないか?」



北上「それだと葛城ちゃんのかっつんと近いじゃん?」



提督・北上「「うーん・・・」」



江風「いや、本人に相談してよ・・・」

















最近忙しい・・・











鈴谷「久しぶりにお酒飲めるぅ・・・」



香取「自由には飲めないのですか?」



熊野「BARを作ってもらえたのですけど。足柄さんが取り仕切っていますから」



足柄「別に止めてないでしょ。鈴谷がバカ飲みするから、出撃の前日は控えるように言ってるだけ」



鈴谷「だぁって~・・・。提督とも飲めないしぃ~・・・」



足柄「それは私のせいじゃないじゃない」



香取「提督はお酒苦手なんですか?」



熊野「いえ、むしろ強すぎるくらいです。ただ、飲みに誘う皆さんが、その・・・」



足柄「飲むと脱ぎだすのよ」



香取「脱ぎっ!?」



鈴谷「わざとじゃないって!」



熊野「提督は理性の強い方ですが、家庭のある身ですから。奥様たちにいらない気苦労をさせたくないと」



足柄「まぁ、前科があるしねー・・・」



鈴谷・熊野・香取「「「前科?」」」



足柄「あっ・・・」



鈴谷「なにその口が滑ったーみたいな顔」






妙高「昔足柄は提督をお持ち帰りしたんですよ」ウフフ





鈴谷・熊野・香取「「「ええぇ!?」」」





足柄「そういう言い方、しないでくれる・・・?」



那智「いや、偽りなしだと思うが」



羽黒「ですね」



鈴谷「なになに!? なにがあったの!?」



熊野「私も気になりますわ!」



香取「」コクコク



足柄「別に、言えないようなことはなかったんだけどね・・・」



足柄「あれは、まだ私が着任したばかりの頃ね」

















イージス艦・足柄を見たのがきっかけでしたから














 

一年前  海上








足柄「提督、まだ戦えるわ!」←大破



提督『ふざけんな! お前大破してるんだろ!? 帰還しろ!』



足柄「後もう少しで海域制覇なんでしょ!? 私なら大丈夫! 問題ないわ!」



提督『おい叢雲! 足柄を止めー』プツッ



足柄「うるさいわね。私を誰だと思ってるのかしら」



叢雲「足柄さん。私も司令官の指示に賛成よ。旗艦として、私には艦隊を守る義務がある」



足柄「ふん、別に。私は守られるほどか弱くはないわ」



足柄「私1人でも、この海域の敵なら余裕だっての!」



バシャァァァ!



叢雲「足柄さん!? 1人で行っちゃダメ!」



叢雲「お兄ちゃん! 足柄さんが・・・!」



提督『どうした叢雲!?』



叢雲「どうしよ・・・! 足柄さんが行っちゃった!」



提督『くっそ! 叢雲! 白雪! 陽炎! 涼風! 足柄を追ってくれ!』



提督『深海棲艦に遭遇していないなら、そのまま連れ戻せ!』



提督『もし遭遇していたなら、絶対に沈ませるな!』



叢雲・白雪・陽炎・涼風「「「「了解!」」」」


















狼さんだもの

















鈴谷「うっわー・・・。上官の指示に刃向かうとか・・・」



妙高「足柄は言うことをきかない妹でしたから」ウフフ



羽黒「今ではいいお姉ちゃんですけどね」ニコニコ



足柄「うっさいわね・・・」



熊野「今ここにいるということは、無事だったわけですわね?」



妙高「ええ。ほんと、無事でよかったわ」



鈴谷「それならなんで提督をお持ち帰りできたわけ-?」



足柄「そ、それは・・・」



那智「言いづらいなら、私から話すが?」ニヤニヤ



足柄「自分で話すわよ!!」


















失いたくないから













執務室








バンッ!





足柄「提督、足柄、無事帰還したわ!」



提督「・・・・・・みたいだな」



足柄「だから言ったじゃない。私なら大丈夫だって」フフン



提督「・・・・・・」ガタッ



提督「足柄」



足柄「褒めてくれていいのよ」フフン



提督「・・・・・・」スッ



バチン!



足柄「痛っ!」



足柄「何すんのよ!」



提督「それはこっちの台詞だ! 俺がどれだけ心配したと思ってんだ!!」



足柄「」ビクッ



提督「ふざけんな! 俺は帰還しろって言ったんだよ! なのになんで進軍してんだ! しかも1人で!」



足柄「そ、それは・・・、私なら大丈夫だと思って・・・」



提督「例え結果が無事だったとしても! 俺はお前を失うことを考えちまったんだぞ!?」



足柄「お、大げさよ・・・」



提督「大げさなもんかよ! 俺は現場の状況は分からないんだ! 最悪のことだって考える!」



提督「俺ができることは、お前らに無茶させないことくらいなんだぞ!? なのに、それすら奪うんじゃねぇ!」



提督「俺にも、お前らを守らせてくれよ・・・!!」



足柄「提督・・・・・・」



ダキッ



提督「無事で良かった、足柄・・・!」グスッ



足柄「ぐすっ、ていとく・・・。ごめん、ごめん・・・・・・!」
















叢雲「報告は、後にしましょうか」



白雪「だね」



涼風「疲れたー・・・」



陽炎「私たちは先に入渠させてもらいましょうか」


















ときめいたから、今がある
















鈴谷「んでんで? それからそれから!?」ワクワク



足柄「べっつにー。そのまま私が泣き崩れて、提督にお姫様抱っこされて私の部屋に」



足柄「その夜にまぁ・・・。提督が心配してくれて私の部屋に来てくれて」



足柄「私がそのまま提督を押し倒した」



鈴谷・熊野・香取「「「ええ!?」」」



足柄「いやー、なんか感極まったもんで」テヘッ



鈴谷「いやいやいやいや! 感極まっても押し倒さないよ!?」



足柄「いや、そのー・・・ね? そういう雰囲気だったから」



熊野「は、は、破廉恥ですわ!」



足柄「って言っても、提督は格好いい言葉を掛けてくれて、その後は抱きしめられて、いつの間にか私は寝ちゃってたんだけどね」



香取「格好いい言葉?」



足柄「というか口説き文句よね」



足柄「『もう二度と、俺に心配させないでくれよな』って」



鈴谷「そ、それは・・・///」



熊野「格好いいですわ///」



香取「」///




ガヤガヤ カッコイイッポイ! ネー!




足柄「あら? 意外にみんな聞き耳立ててたのね」




木曾「分かりきって話してただろ・・・」



提督「俺ってば・・・・・・」セキメン



鳳翔「あらあら」ウフフ



長門「提督、気にすることはないぞ」



蒼龍「か、かっこいいよ!」






鈴谷「っていうか、なんで足柄はお嫁になってないの?」



熊野「確かに、今の話ではもうケッコンしていても不思議ではありませんのに・・・」



足柄「それはね・・・」








足柄「誰かさんが無茶させてくれなくなったからよ?」ウフフ























頻度落ちててすみません


















提督「Zzz」



涼風「やることないな-」



陽炎「まぁ遠征くらいしかしてないものね」



涼風「改二案来れば忙しくなるんじゃないか?」



陽炎「私は遠慮したいわね。お洋服買ってもらえれば別にいいかな-」



涼風「七夕に書いてたやつ?」



陽炎「そうよ。いいでしょ」フフフ



涼風「んー。あたいは服に興味ないからなー・・・」



陽炎「もう、そんなんじゃ彼氏できないわよ?」



涼風「男は提督1人の鎮守府生活なんだけど・・・」



涼風「陽炎は提督以外に興味あるのか?」



陽炎「ないわね」キッパリ



涼風「じゃあ意味ないな」



陽炎「ないのよねー・・・。村雨ちゃんとしか洋服の話できないし」



涼風「実は那珂ちゃんは洋服気にしてるぞ? 前夕張さんの漫画の監修やってた」



陽炎「そうなの? アイドル衣装にしか興味ないんだと思ってた」



涼風「言ってるだけじゃなくて、実際に努力してるみたいだな」



陽炎「そっか。じゃあ今度聞いてみようかな」



涼風「そーしなー」

















江風「あれはどういう状況?」



木曾「あの3人独特だけど仲いいんだよ。波長が合うんだろうな」



江風「提督は涼風の姉貴に膝枕されてるんだけど・・・?」



木曾「気にするな。割とよくある光景だから」



江風「・・・・・・ここよく分かんないな」



木曾「確かに。あれ嫁4人いるからな」

















子供のお世話って大変

















時津風「瑞鶴さーん!」



Libeccio「ずいかくさーん!」



瑞鶴「あら? 時津風ちゃん。と・・・リベちゃん、だっけ?」



Libeccio「そうだよー! よろしくです!」



瑞鶴「よろしくね。今日はどうしたの?」



時津風「リベを案内してるの! 今日は空母の皆さんに挨拶!」



Libeccio「鳳翔さんと祥鳳さんと翔鶴さん! 名前覚えたよ!」



瑞鶴「そっか。鳳翔さんと祥鳳さんは名前間違えないようにね?」



Libeccio「たぶん大丈夫!」



瑞鶴「たぶんか・・・」



時津風「後は・・・。龍驤さんと葛城さんと、飛鷹さんと隼鷹さんだね!」



Libeccio「うぅ・・・、多いよ・・・」



瑞鶴「確かに、いっぱいいるもんね。名前も難しいし」



瑞鶴「ちょっと休憩に、食堂でパフェでも食べる?」



時津風・Libeccio「「たべる-!」」



瑞鶴「じゃ、行こっか」ウフフ



時津風「はーい!」



Libeccio「えーっと、デザートは祥鳳さんが作るんだっけ?」



時津風「パフェはしれぇだと思う!」



Libeccio「そうなの?」



時津風「うん。この前暁ちゃんに作ってた!」



瑞鶴「提督さんは提督業してるのかしら・・・」




















そろそろ北上編入ろうかしら

















提督の私室








ガチャ







北上「お? 提督じゃん。どったの?」



提督「ここ俺の部屋だろうが」



北上「もはやここは図書室だよ」



提督「記録表まであんのか・・・」



北上「自分の部屋で読む人もいるからね-」



北上「あ、提督のお宝本も貸し出しOKにしてるから」



提督「オイコラ」



北上「大丈夫じゃない? わざわざ借りようとする人はいないし」



提督「いたら困るだろうが」



北上「ただ、大井っちが借りていったよ」



提督「あれ女の子が北上に似てるもんな・・・」



北上「そう考えるとなんかぞわぞわするね・・・」



提督「いいじゃん、大井だし」



北上「別に大井っちは好きだけどー・・・。そんなこと言ったら夕張っちの本を借りてく人いっぱいいるよ?」



提督「あれ俺だもんな男役・・・」



北上「なんとも言えないでしょ?」



提督「なんとも言えないな・・・」


















友人の延長線

















北上「そういえば何しにきたの?」



提督「あ、そうだった」



提督「北上、練度99になっただろ?」



北上「そうだね」



提督「前約束したデート行こうぜ」



北上「めんどくさい」



提督「言うと思ってた」



北上「じゃあ言わなくていいじゃん・・・」



提督「なんだかんだ約束破る奴じゃないってことも分かってるぞ」



北上「・・・・・・はぁ。そういう言い方ずるいね」



提督「んじゃ、昼食ったら行くか」



北上「はいはい」



提督「今回は俺がおごるからさ」



北上「そんな前の話、覚えてる人いないんじゃない?」






















デートと言いつつ

















時津風・Libeccio「「おいしー!」」



提督「まさかパフェ作らされるとは・・・」



瑞鶴「ごめんなさい、提督さん。提案したの私だから・・・」



提督「いや、気にすんな。というか、提督でいいって」



瑞鶴「まだ慣れないのよね・・・」アハハ・・・






北上「ていとくー、どこ行くか決めてるの-?」



大井「!? き、北上さん、遂に提督とデートするの!?」



提督「声でかいな大井」



球磨・多摩「「義弟が増えない・・・けど、んー?」」



北上「混乱するなら叫ばなきゃいいじゃん・・・」





時津風「どこか出かけるの?」



提督「とりあえずゲーセンでいいだろ?」



北上「いいよー」



Libeccio「げーせん?」



提督「ゲームセンターの略ってか・・・、簡単に言えば遊ぶ場所だな」



時津風「楽しいの?」



北上「楽しいんじゃない?」



提督「お前前行ったとき楽しんでただろうが・・・」



時津風・Libeccio「「私も行きたい!」」





ザワ・・・





時津風・Libeccio「「あれ? どうしたの皆?」」






天龍「これは・・・どっちだ龍田?」



龍田「うーん、これはねぇ・・・」



葛城「止めた方がいいのかしら・・・」



祥鳳「でもあの子たちに悪気はないし・・・」



木曾「どうする? 俺たちが2人を引き受けて連れて行くか?」



長門「私はそれでも良いが・・・」



蒼龍「たぶん提督と行きたがってるもんね・・・」



鳳翔「でも今日はダメとも言えないし・・・」









北上「んじゃ一緒に行こっか」







ザワ・・・!







提督「北上がいいなら。俺はいいぞ」



北上「というか、提督は断れないでしょうが」



提督「まぁな。じゃ、一緒に行くか」



時津風・Libeccio「「うん!」」













木曾「なんとも言えない・・・」



長門「デート、だしな・・・」



蒼龍「う、うーん・・・。当人がいいって言っちゃったし・・・」



鳳翔「これは木曾がデートするときもこうなりそうね・・・」



木曾「えー、俺も時津風に言われたら断れない・・・」



鳳翔「というか、誰も断れないわよね・・・・・・」


















ゲーセンは金を溶かす場所














某所 ゲームセンター





時津風・Libeccio「「おぉー!」」



提督「渡した分だけだからな? きちんと考えて使えよ-」



北上「とりあえず、このゲームセンターから出ないこと、いーい?」



時津風・Libeccio「「はーい!」」



タッタッタ



提督「ちっと心配だけど、大丈夫かな」



北上「まぁとっきーはしっかりしてるしね。リベちゃんは分かんないけど」



提督「時津風も、仲良しな友達ができてよかったな」



北上「やっぱあれくらいの子は元気が一番だよね~」



提督「だな」



北上「にしても、1人3000円渡すのはどうなのさ・・・」



提督「初めてのゲーセンなんてすぐなくなっちゃうって」



北上「いや、だから額を減らしたら? っていいたいんだけど・・・」



提督「お前もいざってなったら大量に使うだろうが。その時の言い訳に、多めに渡すんだよ」



北上「そんなに欲しいものはないんじゃないかなー」



提督「あの子たちに取ってって言われたら?」



北上「・・・取っちゃうね」



提督「だろ?」


















実際に取りました

















提督「お? ピカチュ〇のクッションだ」



北上「取るの?」



提督「モチのロン」



北上「はいはい・・・」



提督「これUFOあらかるとって言うんだっけかな」



北上「紐をアームで引っ張って、景品落とすやつだよね。提督の得意なやつ」



提督「最近のはガチャのケースに番号の球が入ってるのか。にしても100円で取れないよなこれ」



北上「だね」



提督「試しに一回」



ウィーン   



北上「お、完璧な位置」



ウィーン



提督「ジャスト位置で約3cmか・・・。安く見積もって1500円だな」



北上「・・・・・・やるの?」



提督「俺の主義は、有言実行なんでね」チャリン



北上「あの2人のこと何も言えないね・・・・・・」




















できる人はできる













北上「ほんとに1500円で取ったよこの人・・・・・・」



提督「なかなかの感触」モミモミ



北上「それどうすんの?」



提督「とりあえず俺の部屋に置いとく。誰かが枕代わりにするだろ」



北上「まぁね-」







Libeccio「提督さーん!」






提督「お? どうしたリベ・・・・・・って」



北上「またたくさん取ったね・・・」



Libeccio「とっきー凄いの! ほとんど一回で取れちゃうんだよ!」



時津風「えっへん!」



提督「お-、そいつは凄いな!」



北上「意外な才能だね」



Libeccio「ただお金なくなっちゃったんだけど・・・」



時津風「一個欲しいのがあって・・・」



提督「ん? どれだ?」



時津風・Libeccio「「あれ!」」




猫のぬいぐるみ(でかい)




提督「あれは・・・取れるか? 北上」



北上「んー・・・・・・」考え中



Libeccio「取れる?」



北上「とりあえずアームの強さを確認して、そしたら・・・」ブツブツ



時津風「す、すごい真剣・・・」



提督「北上はクレーンゲーム全般得意なんだよ」



北上「提督、100円」



提督「ほい」



北上「まず一個・・・」



ウィーン



提督「タグ狙いか」



北上「アーム弱いね・・・」ウーム



ウィーン



時津風「すごいすごい!」



Libeccio「一回で取れた!」



ポテッ



北上「とりあえず一個」つぬいぐるみ



Libeccio「わーい! ありがとー!」



北上「もう一個取るから待っててね」



時津風「うん!」










提督(なんだかんだ面倒見いいよな、北上は)













今回の目的の1つ














時津風・Libeccio「「わーい」」モフモフ



提督「まさか300円で済ますとは・・・」



北上「北上さまの手に掛かればこんなもんよ」フフン








北上「んで? この後はどーすんの?」



提督「んー、一カ所行きたいところがあったんだけどな。この荷物だし・・・」



北上「とっきーにクレーンゲームの才能があるとは思ってなかったしね」



時津風「しれぇどこか行きたいところあるの?」



提督「まあな。でもまた今度にするよ」



Libeccio「ううん、今日でいいよ! 我が儘言ったのリベたちだし!」



時津風「うん。しれぇにはいつもお世話になってるし!」



北上「優しいねぇこの子たちは」



提督「だな・・・。じゃ、ちっと寄って行くか」










ドレスショップ








北上「行きたかったのはここ?」



提督「そ」



北上「なるほどねぇ」



時津風・Libeccio「「?」」



提督「木曾がドレスは恥ずかしいって言うからさ。式とまでは行かなくとも、鎮守府内でできないかって思ってよ」



北上「まず艦娘だけでもいっぱいいるしね。普通の式場じゃあねぇ・・・」



提督「俺の親と、後は友と爺さんくらいでいいだろ」



北上「披露宴ってことだね」



提督「ウエディングドレスは俺の我が儘だけどな」



北上「いいんじゃない? 木曾っちもまんざらでもないでしょ」



提督「てなわけで、さ」



提督「北上の、木曾の姉として、んで1人の恋する女の子としての意見を参考にさせてもらおうかと思ってよ」



北上「あたしにそんなもの求められてもねぇ・・・」



提督(といいつつ顔は嬉しそうだ)



提督「リベと時津風には悪いんだけど、ちっと待っててくれ」



時津風・Libeccio「「はーい!」」



















先を読むタイプ





















提督「んー・・・、やっぱ白か?」



北上「んー・・・、薄ーい緑は?」



提督「せめてライトグリーンって言えよ・・・」



北上「でも似合いそうじゃない?」



提督「確かに・・・。これ決めるの難しいな」



北上「ていうかサイズ分かってんの?」



提督「そこは大丈夫」パチン



シュタ



青葉「お呼びですか司令か・・・あっ!!」





北上「なんでいるのさ青葉っち・・・・・・」



青葉「いえ、その・・・。いつも通り写真に納めようかと・・・」



提督「ちゃんと出るときに青葉の外出届も勝手に書いて許可しといた」



青葉「尾行する前にバレてたらどうしようもないじゃないですか・・・」



北上「もうお決まりなのね・・・」



提督「まぁ青葉がいるって分かってたから時津風とリベを自由にできたし」



青葉「・・・・・・青葉があの子たちのほうに行くの分かっててやったんですかあれ」



提督「デートのつもりだったのにいつまでも二人きりにならないのもな」



北上「なんかもう凄いね提督・・・」



提督「てなわけで、青葉にも意見もらうか。木曾のサイズも分かるだろ?」



青葉「はい! 青葉にお任せ!」



提督「北上も考えてくれよ?」



北上「分かってるってぇ」









青葉「北上さん、司令官とのツーショット多めにしておきましたよ」ボソッ



北上「・・・・・・おいくら?」



青葉「お嫁さん割で新婚5ヶ月までは無料となっております」



北上「おおぅ、優しいねぇ」



青葉「いえいえ、これからも御贔屓に」
















子供に甘い父親











提督「おし、これに決めた!」



北上「うんうん、いいんじゃない?」



青葉「はい! 似合いそうです!」



提督「んじゃ時津風たちに合流するか」















提督「時津風、リベ、その格好は?」



時津風「店員のお姉さんたちに着せられた」←ドレス姿



Libeccio「似合ってる?」←ドレス姿



北上「うん、かわいい」



青葉「写真撮っときましょう!」パシャパシャ



時津風「なんで青葉さんがいるの?」



Libeccio「のー?」



提督「気にするな、青葉だから」



提督「で? そのドレス気に入ったのか?」



時津風「うーん? なんかふわふわしてる」



Libeccio「リベは気に入ったよ-!」



提督「じゃ買うか」



北上「提督はお金使うことに関しては即決だよね」



青葉「そうですね・・・」



提督「気にすんな。ギャンブルしないだけマシなはず」



北上「ギャンブルしなくても子供できたら破産しそう」



提督「そんときは皆が俺を止めてくれるだろうさ」



青葉「完全に人任せじゃないですか・・・・・・」





















友達の延長にも愛はある


















鎮守府 近く







Libeccio「ただいま-!」タタタタ



時津風「ただいま-」タタタタ



提督「走ると転ぶぞ-」



青葉「司令官、そのドレス、青葉が隠しておきますね」



提督「おう、俺の部屋でよろしく」



青葉「任されて」ビシッ



青葉「ついでにあの2人のことも青葉にお任せ!」シュン!



提督「いつのまに瞬間移動できるようになったんだよ・・・」



北上「いや、指ならすだけで飛んでくることも普通じゃないから・・・」











提督「なぁ北上」



北上「なぁに? 提督」



提督「今日は楽しかったか?」



北上「んー? まあまあじゃない?」



提督「そっか」



北上「デートって感じじゃなかったしね」



提督「確かにな」



北上「そうそう。まぁ最後には気を利かせてくれたみたいだけど」



提督「そうだな」



北上「ねぇ提督」



提督「ん?」




北上「好きだよ、提督のこと」




提督「知ってる」



北上「だよね~」



提督「もうちょっと照れたりしないのかよ」



北上「あたしにそんなこと求められても・・・」



提督「俺は求めたいけどな」



北上「んで? 提督はなんか言わないの?」



提督「んー? そうだなー・・・」




提督「俺も好きだよ。北上。友達としてじゃなく、一人の女の子としてのお前が」




北上「・・・・・・ふ~ん」



提督「顔背けんな」



北上「別に、わざとじゃないし」



提督「顔赤いだろ」



北上「べっつに~?///」カオマッカ



提督「まぁ友達としても好きだけど」



北上「・・・・・・ふ~ん///」



提督「だから顔背けんなっての」
















いつから君をそういう目で見ていたんだろう
















提督「これやるよ」つ箱



北上「ん」



提督「無言で左手差し出すなっての。付けるっての」



提督「お前なんだかんだこういうのに憧れ持ってるよな」スッ



北上「うるさいな///」



提督「ほら」



北上「あっ・・・」



提督「あってお前・・・」



北上「うるさい提督」



提督「・・・・・・」



提督「北上、ケッコンしよう」



北上「っ!?///」



提督「指輪渡してんだから驚くことないだろ・・・」



北上「うるさいなぁ!///」



提督「で? 返事は?」



北上「あ~、えっと、ね・・・・・・」



北上「まぁ、なんてーの? いい感じじゃん?」



提督「何がだ」



北上「最近・・・まぁ、なんかそう思うんだよね」



提督「まったく分からん」



北上「うん・・・まぁ・・・、そんな感じ・・・」



提督「一切どんな感じか伝わらないぞ!?」



北上「あぁ~もううるっさいなぁ!///」カオマッカ



北上「いいよいいよイエスだよ! はいだよお願いしますだよっての!///」カオマッカ



提督「やけになるなよ・・・」



北上「提督のせいでしょ!?///」



提督「まったく俺のせいじゃねぇだろ!?」



北上「まったく・・・///」



提督「顔背けんなっての」



北上「ふーんだ」



提督「・・・・・・」



提督「北上」



北上「ん?」チラッ



chu



北上「!?!?///」カオマッカ



提督「お前告白は淡々としてたくせに、なんで今顔真っ赤にしてんだ?」ニシシ



北上「ななな、何してんのさ!///」



提督「何って、キスだろうな」



北上「~~!? ~~~!?!?///」



提督「声にならない叫びってやつか」



北上「へんたいっ!!///」



提督「な!? お前なぁ!」



北上「あぁ~もう知らない! 提督なんて知らない!///」ダダダダ



提督「お、おい北上!」










提督「・・・やりすぎたか?」



提督「でもまぁまんざらでもなさそうだったしいっか」



提督「とりあえず追いかけるか~・・・」タッタッタ



















エンディングは顔を合わせずにって訳にはいかない















北上・大井の部屋










バンッ!






北上「はぁ、はぁ・・・///」カオマッカ



大井「おかえりなさい、北上さん。顔真っ赤ですけど・・・」



北上「よ、予知してたみたいに冷静だね大井っち・・・」



大井「はい。北上さんのことですから」



大井「提督に告白されて顔真っ赤にして面白がった提督がキスして北上さんが逃げて帰ってくるだろうと」



北上「ちょっと待って。ほんとに見てた訳じゃなくて? 青葉っちが写真撮ってたとかでもなく?」



大井「あ、やっぱりそうだったんですね」



北上「まさかの誘導尋問!?」



大井「だいたいは予想つきますよ。大好きな2人のことですから」ニコッ



北上「驚異的な的中率だったよ・・・」



大井「それで? 提督に返事はしたんですか?」



北上「・・・・・・・・・・・・したよ?」カオソムケ



大井「してないですね」



北上「だって! 恥ずかしいじゃん!///」



大井「それは告白に返事をしない理由にはならないです・・・・・・」



北上「大井っちはどっちの味方なのさ!」



大井「今は提督ですね」




















大井編は前作序盤参照













コンコン





提督「入るぞ-」






北上「入っちゃダメだよ!」



大井「どうぞ、提督」



北上「大井っち!?」



ガチャ



提督「すまんな、大井。迷惑掛けて」



大井「いえいえ、赤面した北上さんは貴重ですから」



北上「敵しかいないこんな部屋の中じゃ・・・」ブツブツ



提督「世界狭いな北上」



大井「告白の返事はしっかりとしないとダメですよ、北上さん」



北上「・・・」ツーン



提督「お、告白といえば」ゴソゴソ



提督「ほら、大井。左手出しな」



大井「はい?」



提督「お前にも、指輪渡そうと思ってたんだ」



大井「えっ!?///」



提督「もう大井からの気持ちは聞いてたからな。後はタイミングだったんだよ」



大井「そう、ですね///」



北上「・・・・・・」チラチラ



提督「貰ってくれるか?」



大井「・・・・・・はい!///」ニコッ






北上「・・・・・・」ムスー





提督「北上、返事とはこういうことをいう」



大井「そうですよ、北上さん」



北上「さんざん無視しといてあたしに振るの!?」

















素直じゃなくても気持ちは伝わる

















大井「ところで北上さんはどんな感じだったんですか?」



提督「やけになってたな」



北上「でもはいって言ったもん!」



提督「でもそんなんじゃ萌えないよな」



北上「萌える必要ある!?」



大井「その後提督は?」



提督「キスした」



大井「思った通りでした」



提督「そしたら北上の奴、逃げだしちゃってよぉ・・・」



大井「あら、それはいけませんね・・・」チラッ



北上「・・・・・・」ムゥ



提督「なぁ」ジー



大井「ですね」ジー







北上「・・・・・・・・・・・・」



北上「・・・・・・・・・・・・だって初めてなのにいきなりするから」ボソッ






提督・大井「」ズキューン!



提督・大井「「やればできるじゃないか(ですか)!!」」グッ!






北上「さすがに怒るよ?」モウ・・・







ー艦娘たちと強い絆を結びました-







~俺が義弟で義姉は恋人~













執務室





提督「ただいま」



北上「・・・///」



大井「うふふ」ニコニコ






木曾「おかえり」



鳳翔「あらあら」ウフフ



長門「大井もとは・・・」



蒼龍「まぁ分かってたけどね。一番最初に告白してるんだし」






提督「仕事まかせてすまんな」



木曾「気にするな。さっき時津風とリベが笑顔でぬいぐるみ見せにきた」



木曾「あんなに嬉しそうだったんだ。行ってよかっただろ」



提督「そうか。んで? 2人は?」



木曾「他の駆逐たちにお裾分けするんだってさ」



提督「良い子たちだなぁ・・・」



長門「私にもくれたぞ!」ドーン!



提督「良かったな、長門」



長門「うん!」キラキラ



木曾「高揚してるな」








鳳翔「北上、大井、これからよろしくね」ニコッ



大井「鳳翔さんからの呼び捨てなんて新鮮ですね」



蒼龍「私もまだ慣れないよ」



鳳翔「あら、私も呼び捨てしていいのよ?」ウフフ



大井「それは恐れ多いというか・・・」



蒼龍「うんうん! 分かるよ大井ちゃん!」



鳳翔「私だってほとんど年齢変わらないのに・・・」



大井「そ、そうなんですけど、日頃お世話になっているからと言いますか、」アセアセ



蒼龍「落ち着き方が大人すぎるんだもん・・・」



鳳翔「仕方ないわね・・・。敬語なしで許してあげる」



大井「私は普段から敬語なんですけど・・・」









北上(大井っちよくこの雰囲気に入れるなぁ・・・)



提督「北上、こっち来いよ」



北上(お構いなしだなー提督も)



北上「んー」テクテク



長門「北上と大井は提督と面白い関係性にあるな」



鳳翔「妹の夫が恋人だものね」



蒼龍「昼ドラ並にドロドロだね」



大井「告白は私のほうが先だったわ」フフン



木曾「振られただろ?」



大井「・・・言って良いことと悪いことがあるのよ、木曾?」



木曾「俺が正妻だぜ? 大井姉さん?」



バチバチバチバチ



提督「なんで喧嘩になってんだよ・・・」



北上「それは提督のせいじゃないかな」



提督「自覚はある」



北上「あるなら自分でどうにかしなさい」



提督「へーい」




フタリトモヤメロッテノ ドッチノミカタナン(ダ)デスカ! フタリトモノミカタデスガ?




北上「まったく・・・」



鳳翔「うふふ」



北上「・・・なにさ?」



鳳翔「北上も良いお母さんになりそうだなぁって」



長門「そうだな。面倒見も良いし、きちんと叱ることもできるしな」



蒼龍「提督にも強く言えるしね」



北上「・・・別に」



鳳翔「今夜はどうするの? 大井と決めといたほうがいいんじゃない?」ウフフ



北上「!?/// 鳳翔さん直だね・・・」



長門「鳳翔は時折すごく色気を出すよな・・・」



蒼龍「普段とのギャップが凄いよね・・・」



長門「唯一上だからな」



北上「上?」



鳳翔「言わなくてもいいでしょそんなこと・・・///」カオマッカ












これからもよろしくです











提督「おっと、目的忘れてた」



木曾「目的?」



提督「おう」パチン



シュタ



青葉「遅いですよ司令官!」



木曾「新しいな」



提督「悪い悪い」



木曾「で? 青葉を呼んだって事は写真でも撮るのか?」



提督「ああ。だって6人だぜ?」



木曾「6人? ・・・・・・ああ、そういうことか」



鳳翔「なるほどね」



北上「わざわざ撮らなくてもいいと思うんだけど」



長門・蒼龍・大井(((なんで分かるんだろ・・・)))



提督「6人と言えば艦隊だろ? 第一艦隊として撮ろうぜ」



木曾「12人になったら連合艦隊だな」



提督「さすがにそこまで増えないんじゃないかな・・・」



鳳翔「まあまあ、今は今を楽しみましょ」



北上(否定してないあたり、鳳翔さん諦めてるんだな~)




・ ・ ・



青葉「はい、いいですか。皆さん」



提督「俺真ん中か・・・」



北上「当たり前でしょ」



長門「木曾が右、鳳翔は左だな」



木曾「そこ拘るのか?」



鳳翔「提督の右腕は木曾でしょ?」



大井「私たちは後ろですね」



蒼龍「うん。大井ちゃんは北上ちゃんの隣にしよっか」






青葉「はい、撮りますよ-? ハイ、チーズ!」パシャ







     ー艦隊と、強い絆を結びましたー







青葉「うん! 良い写真ですよ、司令官」


後書き

今回はなかなか更新せず、申し訳ありませんでした。
次はなるべく早めに更新したいと思います! 


次回は結婚式編の後、叢雲編か足柄編をメインで書きたいと思います。
それと、勝手ながら人数多すぎて把握できてないです。出して欲しいキャラの名前を引き続き募集したいと思います。
ビス子と大和はうちにいないので、入り次第出したいですね。武蔵はいるのに出してないです・・・

次もタイトルは変えないつもりで行きます! 「さんっ」ですね。

次も楽しんでもらえるよう、邁進いたしますので、どうぞよろしくお願いします。


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このSSへのコメント

25件コメントされています

1: フラン 2015-05-28 19:23:52 ID: KREyoP1z

待ってました二作目!更新を楽しみに1日を過ごしてます!

2: SS好きの名無しさん 2015-05-28 22:38:20 ID: snCCn2m9

2作目も楽しみです頑張ってください

3: げんまいちゃ 2015-06-03 00:35:50 ID: YC_9h8ic

一作目から引き続き楽しく読ませて頂いてます!
気楽に頑張って下さい、応援してます。

4: SS好きの名無しさん 2015-07-18 06:54:27 ID: gHGo_0aq

提督メタいこと言うな(笑)

5: SS好きの名無しさん 2015-07-31 14:36:40 ID: 6wPERHc7

飛龍行動力やべーwwww

6: 紅蓮 2015-08-05 11:36:01 ID: I8PyxQ7O

本当に好きだわこれwww

7: SS好きの名無しさん 2015-08-10 00:54:26 ID: QcGygg0c

ありだな!

8: SS好きの名無しさん 2015-08-12 01:35:24 ID: fGGXVCWR

ハラショー

9: SS好きの名無しさん 2015-08-12 02:59:53 ID: KEQDpCY0

誰?( -_-)ジッ

10: SS好きの名無しさん 2015-08-12 12:29:17 ID: mibwMvaq

戦艦って比叡と榛名もいなかったけ?

11: SS好きの名無しさん 2015-08-16 09:03:51 ID: gIWYboVR

時津風可愛い(*´∀`)

12: SS好きの名無しさん 2015-08-17 00:44:27 ID: GAivAsCN

あ~和む

13: SS好きの名無しさん 2015-08-21 01:04:30 ID: ANXg-69x

アポ○キシンの次は何を作ったんだバリィさん

14: SS好きの名無しさん 2015-08-26 00:40:11 ID: jw-PawA9

提督イケメン

15: SS好きの名無しさん 2015-08-26 16:07:00 ID: eRSNcxSL

製作者はハイスクールなドラゴンが好きなのかな?
俺は大好きです!

16: SS好きの名無しさん 2015-08-29 21:00:46 ID: UrEWO8A3

このシリーズ大好き♪

もし可能なら私の嫁の三日月が出て欲しい

17: SS好きの名無しさん 2015-08-30 02:45:00 ID: vPX7LHD9

瑞鶴何時出たっけ?忘れてしまった( ̄。 ̄;)

18: SS好きの名無しさん 2015-09-01 22:14:34 ID: D33xnZIi

ぜひ金剛ちゃんも活躍させてあげて下さい

19: SS好きの名無しさん 2015-09-23 11:08:22 ID: CQvBsZ-m

そろそろ文字数の限界が

20: SS好きの名無しさん 2015-09-29 00:01:17 ID: qTdDwMyt

北上もう少し素直になろーよ(´・ω・`)

21: SS好きの名無しさん 2015-10-09 20:48:11 ID: PUkihI1s

区切り乙です!
次回作も楽しみにしてます。

22: SS好きの名無しさん 2015-10-10 01:33:51 ID: W3QqVxac

23: SS好きの名無しさん 2015-10-10 06:55:51 ID: kxvFIeX_

瑞鳳

24: SS好きの名無しさん 2015-10-10 08:56:54 ID: g59sSwI-

加古

25: SS好きの名無しさん 2015-10-14 04:41:54 ID: WkNZiP8J

業雲


このSSへのオススメ

4件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2015-07-16 22:41:20 ID: 7wZle8uX

素晴らしい

2: SS好きの名無しさん 2015-08-21 03:41:58 ID: WKmHfKUy

いいねd(・ω・´)

3: SS好きの名無しさん 2015-10-11 10:03:14 ID: aqfdIEFB

大好き

4: みー 2016-01-02 14:54:07 ID: y-sXbJv3

最高


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