提督の逃走劇
初投稿です
暖かい目で読んでいってください
コメントくれると嬉しいです
とある鎮守府にいる提督
艦隊運用はよくこなしていると思っているはずだが最近艦娘たちの目線が怖いことに気づく
提督「はぁー.....提督辞めたい...」カキカキ
書類を処理しながらこんなことをつぶやく
提督「...はぁ...俺なんかしたかなぁ…」
コンコン
提督「!?…どうぞ」
時雨「失礼するよ提督」
入室してきたのは遠征に出ていた艦隊の旗艦時雨と夕立だった
夕立「提督さん!夕立頑張ったよ!ほめてほめて~!」ダキッ
提督「あぁ...よく頑張ったな夕立」
夕立「えへへー撫でてほしいっぽい!」
提督「あぁ...」ナデナデ
時雨に目をやると不満そうにこちらを見ている。
時雨「提督?僕も頑張ったんだ..夕立だけご褒美をもらうなんて不公平だと思わないかい?」ハイライトオフ
提督「そ…そうか…おいで…」ビク
時雨「うん///」
数分後2人は満足したのか報告を終えて執務室を後にした
夕立が抱き着いてからの時雨が怖い目で見てたのは気のせいだと思いたい
提督「……」チラッ
辞職届
提督「...早めに大本営に提出しよう..最近艦娘たちの様子が変だし...というか目線が怖い....」
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ヒトナナマルマル
提督「ふぅ…とりあえず今日の業務は終了だな」
提督「珍しく早く終わったからたまにはのんびり外にで出るか」スクッ
中庭
提督「いい夕暮れだな...」
提督「ベンチに座って黄昏るか...」ボー
???「司令官じゃないか」
提督「っ...響か」
響「やぁ..こんなところで会うとはね...何をしていたんだい?」
提督「あぁ...今日は早めに業務が終わったからたまには外に出ようかなと」
響「それはいい 執務室にこもりっぱなしも体に悪いからね」
提督「あぁ...響はどうしてこんなところに?それに第六駆逐隊のみんなは?」
響「私も同じ感じさ...みんなは...ちょっと用事があるらしいんだ」
提督「そうか」ボーッ
響「司令官...となりいいかい?」
提督「あぁ...いいぞ」
響「спашеева(ありがとう)」ギュ
提督「...響?腕に抱き着くのはなんでだ?」
響「あぁ...気にしないでくれ」
提督「いや...俺は気にするんだが」
響「気 に し な く て い い よ」ハイライトオフ
提督「あっ...はい」(…こわ…
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提督室
鈴谷「提督いるー?」ドアガチャ
熊野「鈴谷ノックしないといけませんわよ?」
鈴谷「まぁまぁ..って提督居ないじゃん」
熊野「ほんとですわ...いつもならいると思うのですが…ってあら?」
鈴谷「どしたのー?」
熊野「...机に…」
鈴谷「んー?いったいどうし...」
辞職届
鈴谷「...は?」ハイライトオフ
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ヒトハチマルマル
提督「ん..今何時だ...?」
響「もうすぐ夕飯だと思うよ」
提督「そうか...そろそろ執務室に戻るよ...」
響「そうかい...じゃあ私も戻ろうかな」(もっといたかったな)
提督室
提督室「ふぅ..たまには外でゆっくり過ごすのも悪くないな...1人が良かったが…」ドアガチャ
鈴谷・熊野「……」
提督「うぉっ!? びっくりした… 」
提督「って鈴谷と熊野か...いったいったいどうしt...「提督~?」」
鈴谷「一体これはなにかなー?」つ辞職届
提督「..そ...それはだな...」(まずいまずいまずい)
鈴谷「まぁいいや...こうすればいいだけだしね」辞職届(ブリブリブリ
提督(辞職届がーー!?!?)
熊野「提督?これはどういうことですの?」ハイライトオフ
提督「うっ...そそそれはだな...」(怖い怖い怖い)
鈴谷「安心しなって~そんな怒ったりしないからさ~」ハイライトオフ
提督「ええっと…」(怒んないとか言ってるけど顔まじすぎて殺しそうな勢いなんですけど!?
提督「ド…ドッキリだったんだ」ドキドキ
鈴谷「……」
熊野「……」
鈴谷「へぇードッキリだったんだぁ...」
熊野「ずいぶん笑えないドッキリを考えたものですわね...」
提督「ははっ...すまなi...「それで...?」...へ?」
鈴谷「本当のことを言いなよ~」
熊野「そんな嘘が通じると思いまして?」
提督「いや…嘘じゃ…「あのさぁ」」
鈴谷「いつから一緒にいると思ってんの?こりゃ嘘ついたから怒る以前に罰が必要だよね〜
ねぇ熊野?」ハイライトオフ
熊野「そうですわね……提督?覚悟なさってくださいまし?」ハイライトオフ
提督「ひっ…」ガタガタ
鈴谷「ナニしようかなー」ニヤニヤ
熊野「私も手伝いますわよ鈴谷」ニヤニヤ
提督「に…逃げないと」ドアガチャ タッタッタッ
鈴谷「へぇ〜逃げるってことはやっぱりドッキリじゃなかったんだぁ…」ハイライトオフ
熊野「逃がしませんわよ?提督?」ハイライトオフ
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提督「こ…ここまで来れば大丈夫か…?」ハァハァ
提督「もうこの際辞職届はいいか…このまま逃げよう…」
ピ-ンポ-ンパ-ンポ-ン
「こちら長門だ」
長門「先程、提督を辞めると通告があった。提督を見たものは提督が逃げないようにしてくれ。この際手段は選ばん。では頼んだぞ」
提督「…は!?」
鎮守府内「提督が…逃げた?
え?嘘…よね?
… 捕まえないと…」
提督「…た…大変なことになった…」ガタガタ
提督「と…とりあえず鎮守府から出よう…」ヒッヒッフ-
廊下
提督「抜き足差し足忍び足…」ソォ-
提督(おかしい…ここまで誰とも会っていない…こんなことありえるか…?…っとそろそろ出口だ)
提督「やっと外に出られる…」ガチャ
艦娘達 <●><●> <●><●>
<●><●> <●><●>
<●><●> <●><●>……
提督「…」バタン
提督「…え?」ギィ…チラ
艦娘達 <●><●> <●><●>
<●><●> <●><●>
<●><●> <●><●>……
提督「…」バタン
提督「まずいな…逃げよ」タッタッタッ
艦娘達「待てー!!」ドアガチャ ダダダ
提督「!?」
島風「提督おっそーい!そんなんじゃ追いついちゃうよー!」ハイライトオフ
提督「島風!?相変わらず早いな...だがこういう時のために避難場所は確保してある...あと少しであそこに着く…持ってくれ俺の足!」ダダダ
島風「むー…でも負けないよー!」ダダダ
提督「よしここだ!」ガチャバタンカチッ
島風「おぉう!?ってトイレじゃん早く出てきてよー提督ー」ハイライトオフドンドン
艦娘達「司令?往生際が悪いですよ?
提督…早く出てきてください…
そろそろ我慢の限界よー?」
提督「こ…こわ…だが幸いここのトイレには窓がついてる…ここから…よっと」ヨジノボリ
提督「よし…誰もいないな」シュタ
提督「艦娘達は皆トイレの前だろう…いつまでも待ってるがいい」タッタッタッ
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バッターン!!
島風「あれ!提督がいないよ!?」
霞「よく見なさい!窓から逃げたのよ!」
艦娘達「 不味いね…
早く回り込むっぽい!
私が1番に行くよ!」
「「「「「「逃がさないんだから...」」」」」」
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本校舎裏
提督「ふぅ…とりあえず離れられたな...」
提督「んっ?…何か音が聞こえるような…」
ブロロロロロロ
提督「不味い!この音は…」草木に飛び込む
ブロロロロロロ(偵察機
提督「…見つかってないよな…」
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演習場
赤城「早く見つけないと…」ハイライトオフ
加賀「提督…恥ずかしがらずに姿を見せてください…」ハイライトオフ
翔鶴「提督…意地でも見つけ出します そして私のものに…」ハイライトオフ
龍驤「司令官…辞めれるなんて思わないことやな…」ハイライトオフ
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提督「…よし 艦載機の音は聞こえないな…」
タッタッタッ
提督「!?」サッ
白露「いっちばーん!って提督…いないなぁ」
時雨「…そう時間は経ってないからまだそう遠くには行ってないはずだよ」
夕立「早く見つけるっぽい!」
タッタッタッ
提督「っち 来るのが早いな」ガサッ
提督「いつまでもこうしてられないし...行くしかないか...」
提督「ほかにも艦娘がいるだろうし...護身できる道具もある…そろそろ進もう...」スクッ
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提督(この先は入渠施設だからこっちの角を曲がって行くか…)スタスタ
提督「…っ」ピタッ
???「司令官…」
提督「…弥生」
弥生「うん…悪いけどここから先は…行かせない…」ハイライトオフ
提督(さすが弥生…いつも無表情だから圧も…)ゴクッ
提督「…それなら迂回するしかないよな」ダッ
弥生「逃がさない」ダダ
提督(仕方ない来た道を戻…っ!?)
卯月「司令官…ここは行かせないぴょん」
提督「卯月!?」クルッ
提督(くそっ…通りたくはなかったが入渠施設の前を通るしか…)
提督(頼む...今は誰もいないでくれ...!)ダダダ
提督「なっ...」
菊月「司令官...」
皐月「ここは...」
文月「通さないよ...」
提督「嘘だろ...」
卯月「追いついたぴょん」
弥生「....」
提督(どうするか...前には三人、後ろには二人...)
提督(入渠施設に入っても袋の鼠だし...ん?入渠施設......これしかないか...)
提督「一か八かだな!」(閃光手りゅう弾
菊月「!?皆!目をふさげ!」
ピカッ
文月、皐月、卯月、弥生「!!!??」
提督「よし…今のうちに…」タッタッタッガチャ
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文月「しれーかん?どこ?」
菊月「…反応が遅れてしまった…すまない」
弥生「そんな事…ない…」
皐月「そうだよ…僕なんて反応すら出来なかったんだから…」
卯月「みんなで協力して頑張るぴょん!」
菊月「…ありがとう…」
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下水道
提督「ふぅ…ここならバレることはないな…」
提督「しかし、臭いがキツイ…早いとこ出たいな」トコトコ
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闇雲に下水道を歩き
提督「………ここから出てみるか」梯子を上り
提督「マンホール開けたら艦娘がいました...とか勘弁だからな」ドキドキ
提督(少し開けて...)キョロキョロ
提督「よし誰もいなさそうだな」
提督「それでここは...」キョロキョロ
提督「あそこに工廠が見えてるから...ここは出撃ドッグの近くか...」
提督「少し離れてしまったな...」
提督「仕方ない…行くか…」スタスタ
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提督「だいぶ正門に近づいてきたな…あと少しだ」
???「そこを止まれ!」
提督「その声は…天龍か…」クルッ
天龍「おう…よくわかってんじゃねぇか」
龍田「あら〜私もいますよ?」
提督「どうした2人とも…俺になんか用か?」
天龍「おいおい…そんなこと言えんのか?提督を辞めるって言う奴がよ…」
龍田「あんな放送されたら気が気じゃなくなっちゃうわよね〜」
天龍「戻るってんなら少しお灸を据えるだけで許してやる…だがこのまま行くってんなら…わかってるよな?」ジャキ
龍田「そうよぉ?まぁどの道私達の部屋に来てもらうつもりだけど〜」ハイライトオフ
提督「くっ…」
提督(今の手持ちは…拳銃とライト…閃光手榴弾はさっき使ったしライトじゃどうしようもないしかといって拳銃は…いや…)
提督「命まではとらない...しかし…」(カチャ
提督「行動不能にはなってもらうさ…」
天龍「ほう…俺らにそれを向けるのか…」(ニヤニヤ
龍田「怖いわぁ〜天龍ちゃん」(ニヤニヤ
提督「笑っていられるのか?俺は本気だぞ!」
天龍「撃てるもんなら撃ってみな?」
提督「っ!」(パァン
提督「……え?」
気づいたら天龍と龍田が俺の首元に獲物を構えていた
天龍「そんなおもちゃで俺らが捉えられると思ったか?」
龍田「さぁ〜もう勘弁して私たち部屋でいいことしましょ〜?」
提督「ま…まだ…ぐっ!?」
刀の柄で腹を…意識が…(バタッ
天龍「よし 部屋に運ぶぞ」
龍田「そうねぇ…」
読んでくださりありがとうございます!
初めてということで短めです
続きはだす…かも?
自分で書いといて続きはかくかもとか曖昧な事してんなら最初から書かない方が良いですよ