2023-06-04 01:27:33 更新

概要

ノリで書き始めたものなので更新は遅めです。
誤字脱字、言い換えた方が良い言葉等があったらコメントで指摘お願いします。
※天=天皇 の解釈が当時あったそうですが今回は天=神、運命 と解釈させていただきます。
※キャラ崩壊注意


前書き

時は菊水作戦発動の少しあと
登場する者たちは皆が皆出撃に良い想いを持っているとは言えなかった。





................非理法権天................


................非は理に勝たず、理は法に勝たず、法は権に勝たず、権は天に勝たぬ................





























非理法権天の字を白く、大きく誂えた彼女の脚は細く、されど力強く立っていた。

私は彼女が海に立っているその姿に目を奪われてしまった。彼女の凛としたたたずまい、腰まで伸びた艶のある髪、非理法権天の文字の書かれた黒いニーハイソックス、出撃に対して喜びと自身の出撃後の結末に不安を持っているが悟られぬよう澄ましている彼女の顔、その全てが私の目を奪うには十分だった。









私は直感した。彼女はもう帰ってこれない。沈むつもりだ。いや沈まさせられる、と言ったほうがいいのだろうか。勿論敵に、という意味も持っているがそれよりも自国の上層部の連中に、という意味合いが最も強かった。


私は何度も彼女のような顔をした娘たちを見てきた。伊達にこの戦争の末期まで生き残ってきている。

出撃のたびに仲間が減っていった。開戦時に在籍していた205隻の大艦隊はもう見る影もなくなっている。

私は見送ることしかできなかった。それが何よりも悔しかった。








だから私は暗いような顔をする彼女に憐れみの目を向けることしかできなかった。


   ああ、彼女はもう長くない。ここで彼女と関わってしまっては彼女にも私にも未練ができてしまう。


そう思った。強く考えた。私がこれ以上彼女のことを考えぬよう区切りをつけた。

















「すみません。そこの御方、ちょっとお名前教えていただけませんか?

 そんな暗い顔してちゃ周りの駆逐艦の娘たちも暗くなっちゃうわ。それになにより美味しい料理もおいしくいただけませんよ?

 私、料亭をやってたりするんです。こう見えて料理に自身はあるんですよ?どうです?食べてみませんか?」
















..........................................つけたはずだった..........................................






後書き

気が向いたらになるんで多分今月中に一回更新するかしないかぐらいになりそう


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください