しんかいちんじふ
深海の鎮守府とそこにいる深海棲艦のお話。たまに艦娘出ます。
前書きという名の設定紹介
時代背景
戦争が終わって長い年月が立った海、海は鎮守府と艦娘が、その手が届かない深海は深海棲艦が、それぞれ平和の為に尽力中。たまに深海に艦娘が遊びに来る模様。その逆も有り。
提督
女性提督、いつからここにいるのかどうしてここにいるのかも謎、ヲ級に拾われたが本人にそれ以前の記憶らしい物は無く、なし崩し的に提督になったそうな。基本真面目だがそこまで硬い訳でもない。
ヲ級
提督の秘書官、鎮守府全体を取り仕切る、姫たちは自由すぎるため必然的に彼女が取り仕切ることに、有能だが感情の起伏があまり無い、が、感情がないわけでも無い。頭部パーツは着脱可能。
テッド
ヲ級の頭部パーツ、テンタクルヘッド(触手頭)を略してテッドというのは作者のみ知る。
どんどん追加で出しますよ~。
・ヲ級
廊下にて
コツコツ
ヲ級「ふむ・・・暇ね・・・」
スタスタ
提督「そうだね・・・」
ヲ級「本日の執務も終わりましたし、別に私と一緒じゃなくて、ご自由になさっても良いんですよ?」
提督「自由に・・・か・・・そういえばさ、ヲ級」
ヲ級「はい、なんでしょうか?」
提督「その頭のやつってどうなってんの?くっついてんの?」
ヲ級「これですか?取り外し出来ますよ」
提督「え?外せるのそれ!?」
ヲ級「えぇ、別に身体の一部というわけでは無いですし。なんなら外してみせましょうか?」
提督「・・・・・・え?今なんて」
ヲ級「ですから外して」
提督「じゃなくて、え?身体じゃないのそれ?」
ヲ級「提督、よく考えてみてください、私の頭はここにありますし、仮に身体だとして何をする部位なんですか?」
提督「え?えっと・・・い、イカの足が沢山あるのといっしょ・・・とか?」
ヲ級「提督は私を軟体動物として見ていたんですか・・・というより私はそんな捕食活動はしませんよ」
提督「そ、そうね。ん?でもいつも自由自在に動かして無い?あれは何?」
ヲ級「この子に直接お願いしてるだけですよ。」
提督「・・・ちょっと待って、ちょぉっっっと待って、その頭のって別の生き物なの?」
ヲ級「はい・・・あら?ご存知ありませんでしたか?」
提督「全然知らなかったよ!?普段全然動かないし!執務中ぐらいしか動いてないでしょその子!?」
ヲ級「それは失礼しました、ではついでですので自己紹介させましょうか。」
提督「お、お願いします?」(自己紹介?喋れるの?)
ヲ級「テッド、起きてください、テッド」
ヲ級頭部パーツ、以下テッド「んぁ、んん、んぉ?なんだよヲっちゃん」
提督「っ!?」(キィエァァァァァァァァァフツウニシャベッタァァァァァァァァァ!?)
ヲ級「そのヲっちゃんと言うのやめなさい、おっさんみたいだわ。」
テッド「なんだよ薮から棒に、突然」
ヲ級「貴方提督に認知されてなかったわ、だからご挨拶なさいな。」
テッド「は?おいおい、一体今まで何年いっしょにいるんだよ、ったく」
提督「スイマセン・・・」
ヲ級「テッド、彼女はまだここに来て数ヶ月よ、知らないことのほうがまだまだ多いわ」
テッド「それならまぁ良いか、提督さんよ、初めまして、で良いんかね、俺はテッド、ヲっちゃんの相棒よ。よろしくな」
ヲ級「言動が少々荒いですが、私の頼れる相棒です、よろしくお願いします」
提督「あっ、はい、よろしくお願いします」
テッド「用は済んだよな?じゃ、俺寝るわ、飯になったら起こしてくれや」
ヲ級「えぇ、ありがとう。」
テッド「ZZZzzz・・・」
提督「・・・」
ヲ級「提督?どうしました、黙りこくってしまってますが」
提督「いや、まさか喋るとは思ってなくて、てっきりペット的な何かかと思ってたもんだから」
ヲ級「彼が直接聞いたら怒りますよ、ともあれ、これでちょっとは私のことがお分かり頂けたかと」
提督「そうだね、まだまだみんなのこと知らないや、ありがとう、ヲ級」
ヲ級「どういたしまして」
とりあえず書いてみました。何かね、深海棲艦って怖いイメージで書かれるじゃない?だからちょっと平和な感じを、出せてると、良いなぁ・・・的な・・・・・・。
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