2015-06-22 22:04:51 更新

概要

適当に思いついたキャラで適当に思いついた話を書いてくちまちま日常系。他ゲームネタ多し。細かいところを修正。
ちなみにキャラ崩壊は確定、そして誤字脱字、意味不な文などを含むかもしれません。それでもいいって人はドウゾ・・・。


[望月・三日月・提督 ]


コンコンコンコンコンコンコンコンコンコン

ガチャ


扉が過剰にノックされ、提督の返事が来る前に誰かが中に入る。


望月「だぁーからひっぱんなー!」


叢雲「こうでもしないとあんたは来ないでしょうがっ!」


望月と叢雲だった。望月は引っ張られたときにあちこちぶつけたからか座って足首を抑えている


提督「おーうおつかれー、望月、叢雲。どうした?」


望月「おつかれーじゃないっての・・・あー、痛かった・・・。」


叢雲「あんたがしっかりしてたらしないっての。私はこいつを連れに来ただけよ。」


望月「嬉しそうにあたしひこずってたじゃん。叢雲ってドS?それとも司令官に会えるのが嬉しかったんじゃ」ガシッ


叢雲「・・・一体なんだって!?///」


望月「うわわわわ!持ち上げんな!降ろせ!落ちる落ちる落ちる!あとハズイ!」


提督「(顔をそらしつつ)・・・いつものこととはいえ、なにやってんだ。」


叢雲「・・・私はこいつを連れに来ただけって言ってるでしょ。ったく、旗艦なんだから遠征完了報告ぐらいちゃんとしなさいっての」 ストン


望月「だーもう・・・ボーキサイト輸送任務部隊全員無事に遠征から帰投しましたー。・・・これでいい?」


叢雲「そんくらいちゃんとしなさい。それじゃ、私は戻るわ。」


提督「叢雲・・・おまえなんだかんだで他人の面倒見いいよな。」


叢雲「・・・・・・・・・」 ガチャ バタン


提督「・・・無視かい。」


望月「んにゃ、若干照れてたよ。少し見えた。」


提督「はぁ・・・今でも微妙によくわからないんだよなあいつ。バレンタインのときチョコ押し付けられたっつーか割れないようにぶつけられたし。」


望月「まあ信頼されてるってことでしょ。あいつツンデレだし。てかあたし以外からも貰えたんだ。」


提督「どういう意味だそれは。・・・というか望月、そろそろ部屋に戻れ。」


望月「えー・・・めんどいしここで寝る・・・。」


提督「はぁ・・・川内に(性的に)狙われても知らんぞ・・・」


望月「でもなんだかんだでここが安心して寝れるんだよねー・・・。ふぁ・・・。」


提督「あいつ場所わきまえんからな・・・。流石に目の前で(性的に)襲われてたら助けるわ。エロいのは苦手だ。」


望月「司令官も男だし、下ネタとか好きなのかと思ったらそうじゃないもんなー。如月姉さんどうやって誘惑しようか必至だし。」


提督「その情熱をちょっとは戦闘に向けてほしいわ本気で。お前ら睦月型全然弱くねーんだしさ。」


望月「旧式だからちょっとあれだけどねー。というか司令官っていろいろとこの職向いてないよ。」


提督「お前たち個人のコンプレックスが艤装の性能の足を引っ張っている感じだぞ。睦月型も長門型と得意分野違うだけで戦果似たようなもんだし。」


望月「ふーん?あー、そーだ司令官、如月姉さん言った時に思ったんだけどさ、」


提督「なんだ?下ネタ系はなしで頼むぞ」


望月「いや、そっちじゃねーと思う。率直に聞くけどさ、司令官って三日月姉とか好きだろ。」


提督(ビクッ)


望月「あと、榛名さんや、翔鶴さん、瑞鶴さんも。」


提督「・・・・・・・・・」


望月「・・・あら?固まっちまった。おーい」 ヒラヒラ


提督「・・・・・・・・・」


望月「・・・反応ねーし。図星というよりぶちぬいちゃった?」


望月「おーい」 ホッペムニー


提督「・・・・・・・・・」


望月「・・・完全にフリーズしとる。あたし大体ほっぺムニーってされたら痛くて起きんのにこれでもダメか・・・。」


望月「・・・あーそうだ。ちょい呼んでみるか。・・・めんどくせーけどこれおもしろいし。寝起きサプライズと行きますか。」




数分後


望月「・・・・・・んでまー、ちょっと秘書艦経験長いから対処しやすいだろってことでね。」ニヤニヤ


???「まったく・・・どんなこと言ったらそうなるんですか。」


望月「まあ、うっかり地雷踏んじゃったんで」 ガチャッ


???「もう・・・それで、司令官は・・・・・・っ!?」 ビクッ!


望月「・・・あっちゃー、FXで有り金溶かした人の顔みたいになっちゃってる。三日月姉、こんな状況なったことある?」


三日月「いや、なったことないですよこんな状況!望月、本当に何を言ったの!?」


望月「いやー、司令官の好きな人勘で言ったら図星だったのかフリーズしちゃって・・・プククッ」


三日月「ちょっ・・・え!?」


望月「いやー、態度に出やすくておもしろかったわ。こりゃあ青葉に売れるかもな」ニシシ


三日月「・・・翔鶴さんや瑞鶴さんもこの状況は多分なったことないと思いますよ・・・。おそらく榛名さんも・・・。」


望月「あたし着任してからまだそこまでたってないからねえ。こーゆーの言われたことなかったんでしょ。にしても、本当にどうしようか。これ。」


三日月「やった本人が諦めないでください。・・・・・・そういえば、」


望月「んぁ?どうした三日月姉。なんかいい方法思いついた?」


三日月「・・・司令官って、極度のゲーム好きって聞いたことがあります。」


望月「・・・え、そうなの?それ本当だったらもしかしたら気が合うかも。」


三日月「・・・噂なんですけどね、あくまで。休日、たまにフ〇バの袋もって嬉しそうに私室に行ってますし。」


望月「まあ噂の検証もできるし、ちょっとやってみますか。」


三日月「ですね。もし起きなかったら、次の方法考えましょう。」





サンダー!イトダー!ワナダー!ハチダー!ハリダー! クウバクバンザイダー!





三日月(ガクガクガクガクガクガクガク・・・)


望月「げっ!輸送船多すぎ!ってうわあ、蜘蛛めっちゃ落としとる・・・これまずいかも・・・。」


三日月「巨大な虫の大群って・・・・・・・・・!!!」ガクガクガク・・・


望月「あれ?三日月姉って虫苦手?」ダダダダダダダダダダダダ


三日月「なんで望月は大丈夫なんですかぁ・・・」ガクガクガク・・・


望月「んー?言っとくけどあたしも現実の虫は無理よー?」


三日月「え・・・」ガクガクガク・・・


望月「一応このゲームでなら慣れた。それに今やっとるとこまだ数少ないし。」


提督「・・・なんかE〇Fやってる音がすると思ったら望月、お前か。」


三日月・望月「ひゃぁっ!?」ビクッ!


提督「・・・なんだ?俺なんかしたか?」


望月「・・・さっきまでの放心の記憶ないのな・・・というか、いつの間に・・・」 ポーズカケテット


三日月「・・・放心中の写真撮ればよかったですね・・・。」


望月「だねえ。ちょっとおもしろかったし。」プクク


提督「はぁ・・・ちょうどいいや。二人とも、半分書類手伝ってくれ。」


三日月「あ、はい、手伝います。」


望月「ええー、めんど」


提督「半分っつっても二人合わせて10枚だ。半分に分けりゃすぐ終わるだろ。望月、三日月にまかせっぱにすんなよ。」


望月「・・・はいはい。」




数分後


三日月「頼まれた書類、終わりましたー。」


望月「こっちも終わったよー。あーもう、続きやりてえ・・・。」


提督「OKー、ありがとな。さって、しばらく仕事ないな・・・。」


望月「あーそうだ。司令官、今暇だし、E〇Fのマルチプレイやらね?」


提督「お?いいな。やるか!」


望月「あー、そうだ。三日月姉も一緒にやらね?」


三日月「私も!?いえ、普段ゲームしませんし、虫苦手ですから、役立たずに・・・」


提督「大丈夫だ。心優しいベテラン1に、ネタプレイヤーか初心者が集まっている方が俺的にはカオスでおもしろい。あと自分を役立たずいうな。」


望月「お?司令官もそんな感じ?気が合うねえ。あたしもだよ。」


提督「虫苦手でも問題ないぞ。20分すりゃなれる。」


望月「だからそんな心配すんなって、三日月姉。それにゲームは好きな人と一緒にやるのが一番楽しいもんよ。」ニヤニヤ


三日月「・・・司令官。そのゲーム、フレンドリーファイアありますか?」 ゴゴゴゴ・・・


提督「あるぞ。というか三日月、お前そこそこしてるだろ・・・。」


望月(あー・・・三日月姉下手にいじると怖いの忘れてた・・・。ちょっとまずいかも・・・)タラー・・・


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[その日の午後 ]


どっちゃりと机に乗っている書類を見つつ、提督は愚痴る。


提督「・・・楽しみの後に仕事は中々きついぞ・・・。しかも量が午前の倍はあるな・・・。」


提督「・・・まあ言っても仕方がない・・・。やるか。」


ほっといて仕事が終わるわけでもないので、提督は書類に取り掛かる。

書類を書きつつ、午前の楽しみの出来事を思い出す。


提督(・・・三日月、結構巧妙にわざと望月誤射してたな。というか、結構うまかったなあいつ・・・。)ペラリ


提督(・・・乱戦で望月に酸が当たる瞬間に望月を狙撃してた・・・。いじられたお返しなんだろうが、地味に怖かったな・・・。)カリカリカリ


提督(・・・望月、やっぱり死にまくって結構イラついてたな。・・・間宮羊羹やったら機嫌直したが。)ペタンッ カサッ


提督(・・・後、三日月いろんな事抱え込むからなあ。下手したらしばらく続くんじゃないか・・・?)ペラリ カリカリカリ


提督(・・・まあ、仕返しはゲームでだろうな。直接なんかするとは思えんし。)ペタンッ カサッ


・・・・・・ドタドタドタドタドタドタドタドタ!

バァン!


皐月「ぜぇっ・・・はぁっ・・・司令官!助けて!」ガシッ ブルブルブル


長月「はぁっ・・・はぁっ・・・川内さんがまたこっちに迫ってきた・・・」ガシッ ウルウル・・・


いきなり皐月と長月が涙目ですがりつく。二人の衣類が少し乱れており、長月の発言からも何をされたかすぐ分かった。


提督「・・・またあいつか。・・・ちょっとここで待ってろ。」カチッ バチバチバチッ


長月「なっ!?どうするんだ!?」ガクガクガク・・・


提督「大丈夫だ。ちょっとこれ(スタンガン)であいつに寝てもらうだけさ。安心しろ。」ニヤッ バチバチバチ・・・


皐月(・・・司令官、結構怖いよ・・・。もしかして楽しんでる・・・?)ガクガクガク・・・






川内「・・・見失っちゃったよ・・・。さっきの二人はどこかなー。せっかく会えたんだし、[検閲]とか[検閲]とか、色々楽しめそうだってのにもったいない。」


提督(・・・見つけたはいいが、相変わらずひでえな・・・。面倒だし、さっさとやるか・・・。)


提督「・・・その脳の使い方がもったいないわ!」カチッ! バリバリバリッ!


川内「びゃっ!?・・・提督、いたの・・・」 ・・・ドサッ


提督「・・・ったく、これで何度目だ・・・。」グイッ


提督「・・・くそ、重い・・・。早くこいつの部屋に放り込んで、時限式のカギをかけとこう。それでしばらくは安全だろ。」









提督「・・・戻ったぞ。カギもやったし、しばらく安全だろ。」


長月「ホントか?助かった・・・。」


皐月「こういう時司令官は頼りになるよ。でも、さっきは川内さんとは別の意味で怖かった・・・。」


提督「え?そうだったのか?」


長月「・・・ニヤッとしながらスタンガン構えられたから危険人物にしか見えんかった。」


皐月「妙に部屋を出る時の足取りも楽しそうだったしね。ちょっと怖かったよ…。」


提督「・・・そうか・・・。・・・相変わらず自分の性格がよくわからん・・・。」


皐月「基本やさしいし、気遣いも多くて好きなタイプなんだけど・・・。たまに・・・ねえ、長月・・・。」


長月「言いにくいところをふるな皐月姉・・・。まあ・・・妙に攻撃するとき楽しそうなんだよな・・・。その時は・・・怖い・・・。」


提督「・・・そうか・・・。」ショボン


皐月「まあ、助けてくれてありがとな!司令官!」


長月「だな。司令官のおかげで助かった。ありがとう。」


提督「ああ・・・。・・・あー、そうだ。川内いたって事は、あいつがいる可能性が高いな。どうする?ここに避難しとくか?」


皐月「あー・・・。どうする?長月。」


長月「・・・自分で決めてくれ、皐月姉。私は急いで部屋に戻る。私室なら安全だろう。」


皐月「じゃあ、長月についていくよ。司令官、ありがとな!」


提督「おう、気を付けろよー。またなんかやられたらここに来い。」


皐月「わかってるよー。それじゃ!」


長月「ああ、司令官も仕事頑張ってくれ。」


バタン ドタドタドタドタドタドタドタドタ・・・


提督「・・・無事だといいな。川内はさっき閉じ込めたが、まだ長門がいるからなあ・・・。まあ、あいつらなら逃げれるだろうが・・・。」


二人が出ると、提督はまた、書類の山と格闘を再開した。


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[作者にMMD動画制作センスはありません。 ]


午後7時過ぎ、どっちゃりと積まれた書類の山の片付けが終わる。


叢雲「・・・こっちはこれで全部よ。まったく、この量を一人で片付けるなんて無茶するわね。」


提督「手伝いありがとう叢雲。いや、君たちも深海凄艦の相手で大変だからな。これ以上苦労は掛けたくない。」


叢雲「あんたが倒れたらその方がみんな苦労するでしょうが。たまには暇な人呼んで手伝ってもらえばいいのに。」


提督「戦いで全力を出すには休むことも必要だ。まあ、二日ほど予定のない娘たちにはたまに手伝ってもらってるけど。」


叢雲「逆に普段は呼んでないと・・・。よく体力持つわね。」


提督「・・・ちょっときついけどな。まあ、これ(P〇P)で遊ぶぐらいの体力はある。」サッ


叢雲「・・・なんで軍服からP〇Pが出てくるのよ・・・。」


提督「仕事終わったら定時まで暇だからな。だったら暇つぶし持っておこうと考えてポケットにイヤホンごと常備してある。」サッ


叢雲「・・・無駄に揃ってるわね。で、普段何遊んでるの?」


提督「うん?DI〇A2nd。」


叢雲「・・・イヤホン常備してるわけね。しかし、あんたも音楽聴くのね。」


提督「ゲームとボカロだけだがな。それ以外はまず聴かん。」


叢雲「じゃあ、DIV〇2nd収録曲で好きな曲何?ちょっと気になるし。」


提督「・・・お前も遊んでるのか?まあPr〇miseが一番好きだな。MMDで三日月と瑞鳳組ませて躍らせてみたい。」


叢雲「その二人でPr〇miseねえ。・・・確かに、合うかもね。というか、その曲合うコンビ結構いない?翔鶴さんと瑞鶴さんとか。」


提督「あー、そっちもありかもな。あ、睦月と如月も合うんじゃね?」


叢雲「なら、意外と島風と天津風とかいいんじゃない?」


提督「あと、伊勢と日向とかな。あの二人ちょっとイメージしにくいけど。」


叢雲「あとは・・・ちょっと思いつかないわね。」


提督「・・・だな。ちとちよとか、最上と三隈みたいな感じなら結構いるんだが。」


叢雲「・・・そうね・・・。・・・あ、初雪にネトゲ廃人シュ〇レヒコールとか面白くない?あいつ引きこもりがちだし。」


提督「多摩にNyanya(略とかもいいんじゃねえ?猫だしちょっと面白そう!」


叢雲「ちょっとそれは安直な考えじゃない?」


提督「いいだろ別に。あー、あと、Starg〇zeRを空母組にってのもいいんじゃね?」


叢雲「あー、流星つながりで。あ、ふと怖いものって考えてさ、夕立に結ンデ開イテ羅刹ト〇とか。」


提督「あ、金剛と榛名でカラフル×メ〇ディもいいかもしれんな。」


提督「・・・今更だが万が一検索に引っかからないよう伏せてるが色々大丈夫なのかね。」


叢雲「・・・ホントに今更ね・・・。」


提督・叢雲「・・・・・・」


提督「・・・まあ、手伝いありがとな。おつかれさん。部屋でゆっくりしてくれ・・・。」


叢雲「・・・ええ、そうするわ・・・。・・・無理はしないでね。」


提督「わかってるよ。」


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[ 祝改二 ]


居酒屋鳳翔、深夜鎮守府内で鳳翔が開くちょっとした店だ。ちょっとしたといっても来る艦娘は結構多いため、広さはそれなりにある。

いろんな艦娘たちが集まり、酒を飲みつつ、互いに雑談を楽しむ。たまに話すぎて朝になり、朝の点呼に遅れるのもいるとか。

この日、店の一角で小さな宴会が開かれてた。


隼鷹「いーっと・・・・・・よし、全員いるなー。全員、酒はついであるよな?」


那智「ああ、全員ついである。」


隼鷹「そんじゃ、まあ音頭までやることでもないしな。んじゃ、乾杯!」


千歳・那智・加古「乾杯!」


加古「いやー、まさかあたしのために祝いの席開くとは思ってなかったよ。」


隼鷹「あたしも改二になれたとき祝いの席開かれて嬉しかったからねえ。酒飲めるやつが改二になったら主催で開いてんだ。」


那智「私も隼鷹に開かれてな。それ以来、祝いの席の準備とかを手伝っている。」


千歳「私も同じね。千代田は普段飲まないから誘えなかったけど。」


加古「ありゃ?千歳って改二艤装できたの結構前じゃなかったっけ?」


千歳「その時練度があまり高くなかったのよ。で、最近練度上がって改二になれたってわけ。」


那智「基本遠征で出撃は少なかったからな。少し練度が上がるのが遅かったんだ。」


隼鷹「あたしはどうにか間に合ったけどね~。ただ、出撃ラッシュはこりごりだよ。」


加古「そういやあたしも連日出撃祭りだったねえ。疲れ取れたら即出撃って感じで。ちょっと勘弁してほしかったなあ。」


那智「そうだな。しかし、疲労が見えても休ませない所もあると聞いたことがある。ここはまだマシなんだろうが、それでも勘弁してもらいたいものだ」


千歳「提督、一度疲労関係なく出撃も考えたらしいけど、帰ってきた娘たちの表情みてやらないと決心したらしいのよね。みんなに信頼されていることに気が付いて、その信頼を盾にした無茶な命令はしないようにって決めたらしいわ。」


隼鷹「これはこれで無茶な命令だと思うけどね~。」


加古「大規模作戦は攻略しないとあたしたちが全滅するかもしれないからまだわかるけど、練度あげたいなら日々の訓練少しきつくすればいいだけとは思うけどね。」


那智「その日々の訓練を寝て過ごす貴様の言うことではないぞ。」


加古「しゃーないよ。昼間眠いんだし。」


千歳「今日は私たちが誘ったから明日は仕方ないにしても、加古は普段から寝て過ごしているものだから提督結構苦笑いしてるわよ?」


隼鷹「そういや出撃祭り中はだらけてる娘中心に組まされたなあ。そいつらの訓練も兼ねてるのかね?」


那智「さあな。その辺のことはあいつにしかわからん。まああいつも深海凄艦殲滅のために頑張っている。私達もあいつの期待に応えるよう全力を尽くそうじゃないか。」


加古「だねえ。あたしも改二になったってことは期待されてるわけだし。」


千歳「そういえば加古。」


加古「うん?なに千歳。」


千歳「・・・あなた、印象変わったよね。」


那智「そういえばそうだな。凛々しいというかなんというか」


隼鷹「左目髪でかくれちゃったからねえ。そういや、その髪留めはどこやったんだ?」


加古「ああ、あげたよ。」


千歳「え!?誰に!?」


加古「それは秘密。あたしが世話になった人に・・・ね・・・。」


那智「ふむ・・・。」


千歳「てことは、古鷹に?」


加古「うん。けど、もう一人いるよ。」


隼鷹「へ!?二人!?」


加古「そ。二人。そいつテンション高いしすぐわかると思うよ。」


那智(加古が世話になった人・・・か。古鷹のほかに誰が・・・?・・・今度あいつに訊いてみるか。)


加古「ま、すぐにはわからないと思うよ。知ったら意外だって思うだろうし。」









翌朝

鎮守府執務室


コンコンコン


提督「どうぞー」


ガチャッ

那智「失礼する。」


提督「ああ、那智か。どうした、朝早くに。」


那智「ああ、貴様に訊きたいことができてな。」


提督「なんだ?答えれたら答えるが。」


那智「加古の事なんだが、古鷹以外にあいつが世話になったやつって誰の事だ?」


提督「古鷹以外であいつが世話になった艦娘?・・・こっちに転生してからは知らんな。」


那智「・・・そうか。」


提督「ただ、史実で考えた場合、心当たりがある。」


那智「なに?」


提督「史実では第一次ソロモン海戦の後に潜水艦にやられている。で、その時の生存者の救出を行ったのが卯月だったはず。だから、加古の言う古鷹以外に世話になったやつってのは卯月のことじゃないか?」


那智「・・・なるほど。卯月が生存者の救出をしたから、か。納得できた。仕事の邪魔をしてすまなかったな。」


提督「いや、気にしないでくれ。今日の午前の仕事も早く終わるだろうし。」


那智「そうか。では、失礼した。」


ガチャッ バタン


書類にペンが走る音が静かな執務室で響く


カリカリカリ


紙をめくる音がしない。ペンの音が絶え間なく響く


カリカリカリカリ


音か強くなる。同時に書いた文字が少し濃くなる。


ガリガリガリガリガリ


提督の眉間にしわが寄りだす。苛立ちも強くなり、集中力が切れる。


提督「・・・いかん。ちょっと気分転換に歩くか。」


・・・ガチャ バタン


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[ 資材の無駄遣い ]


工廠入口 装備管理・整備室


工廠ほど休みのない場所はない。100人を超える艦娘たちの艤装の整備はもちろん、艤装につける装備品の整備や開発、工廠の機械の整備もあるために常に何かしら動いている。・・・妖精たちもほとんどがここの担当だ。ある意味一番忙しいのは妖精たちだろう。


提督(・・・とりあえずで工廠きてしまった・・・。・・・まあいい。ついでに装備開発するか・・・。)


夕張「あ、提督。どうしたんですか?」


提督「ん?ああ、夕張か。ちょっと気分転換にな。装備開発はできるか?」


夕張「あー、それは明石さんに訊いてみないとちょっと・・・。」


提督「そうか。明石は今はどこに?」


夕張「多分開発室だと思いますよー。艦艇修理施設無理やり作ろうとしてますし・・・。」


提督「・・・さっさと艦艇修理施設見つけないとな・・・。まったく、なんで深海凄艦のやつらこっちの艤装の一部持ってんだ。」


夕張「大淀さんの艦隊司令部施設も深海凄艦が持ってましたね。こっちの戦力削ぐにはいい手段ですけどなんでその装備沈めないんでしょうね。」


提督「それはメタな事情だろ。気にしてはいけない。」


夕張「どういう意味ですかそれ・・・。そういえば、大本営から工廠に直接連絡入りましたよ。」


提督「工廠に直接?」


夕張「ええ、直接。」


提督「こっちには何も連絡が来てない。大本営は何考えてるんだ?」


夕張「まああっちなりの考えでしょう。内容聞きます?」


提督「頼む。っつーか今言ってくれ。」


夕張「えーと・・・《早くて今月末に新たな航空母艦強化艤装の試作品が完成する可能性がある。実践モデルに備えてある空母姉妹の強化を急げ》・・・だ、そうです。」


提督(唖然)


夕張「・・・あら?・・・提督ー?」ペチペチ


提督「ハッ・・・。・・・すまない、かなり焦った。そうか・・・うちの主力が・・・遂にか・・・。」


夕張「ええ、間違いなくあの二人でしょうね。」


提督「・・・遂に・・・遂にか・・・・・・・・・フフフフフフフフフフフハハハハハハハハハハハ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」


夕張「・・・落ち着いてください、本性出てます。」


提督「・・・いやすまん。ようやく楽になるかなーと。」


夕張「楽になる?なにがです?」


提督「鎮守府って輸送船護衛とかやってるだろ。それに民間人のイメージを悪くさせないようにちょっとしたイベントも鎮守府で開いている関係上、応援や励ましとかそんな感じの手紙や絵が結構来てるんだ。」


夕張「ああ、本館の掲示板に貼ってあるあれね。でもそれとどういう関係が?」


提督「・・・あれ、結構選んで貼ってるんだ。」


夕張「・・・どういうこと?」


提督「・・・貼ってある数こそ掲示板の大きさの関係で20枚とかその辺だが、実際はかなりの量来ている。その中にはまともなのが大半だが、一部明らかにいけない絵があったりどうでもいい手紙もあるんだ。」


夕張「え、どんな感じの?」


提督「・・・非難系だと特定の艦娘に対する悪口系、いけない絵だとそのエロバージョン・・・。・・・貼れるわけないじゃん。」


夕張「・・・うわあ。知ってはいけないこと知ってしまった・・・。」


提督「・・・検閲に引っかかりやすい艦娘の中でもあの二人多い方でな・・・。特に非難系が酷いのなんの・・・。どこかで誰かが風評被害出してんのかってレベルで来ててな・・・。絵はやらせたくなかったが耐性のある如月と夕雲、二人の監視役に榛名と霧島で検閲させてるが、手紙は俺がやってる。絵も俺がやるのが理想だが色々きつくてな・・・。手紙は非難系が艦娘に当たるとまずいから俺がやってるが・・・。」


夕張(提督・・・だんだん落ち込んでいってる・・・)


提督「・・・明らかに同一人物のやつが何日も同じ内容送り続けたり、お悩み相談室みたいな感じのやつがきたり、なぜか別の鎮守府の艦娘からも非難系の手紙来たりもうな・・・。」


夕張「あのー・・・大丈夫です?すごいネガティブオーラが・・・。」


提督「ああうん。多分大丈夫・・・。・・・開発室行ってくる。」


夕張「ああ、私も明石さんに報告ありますし、ついていきます。」





工廠 装備開発室


明石「うーん・・・。修理能力がやはり薄い・・・。まだまだ改良が必要かな・・・。」


提督「入るぞー。明石ー、いるかー?」


夕張「明石さーん。全員の艤装整備終わりましたー」


明石「うわっ!?提督!?夕張さん!?」


提督「・・・まーた資材勝手に使って艦艇修理施設作ってんのか。余裕ねえんだから勘弁してくれ。」


明石「はい・・・すみません・・・。夕張さんは何しに?」


夕張「(さっきのネガティブオーラどこ行ったのよ・・・)全員の艤装整備終わったから報告にね。」


明石「ああ、艤装整備終わったのね、お疲れ様。しばらく休んどきなさい。」


提督「・・・しかし、整備とか手を抜くとまずいのはわかるがもうちょい楽させたいもんだな。それに装備の強化にも限界がある・・・。」


明石「いっそH〇G開発しません?重量の限りガン積みできますし整備もH〇Gまかせにできます。」


夕張「・・・どこの咆哮よそれ。まず艤装が駆逐艦すら扶桑姉妹や大和姉妹になりかねないし、戦艦なんて艤装で本人隠れてまともに撃てないわよ。」


明石「でも、火力も大幅向上するし、持てる装備が増えて速力も上がる。おまけに重量も今の装備と結果的にあまり変わらないはずだからメリットしかないと思うけど?」


夕張「燃費がシャレにならんわ!第一重量変わらないとしても装備複雑化したりバランス崩して転覆の可能性高いのに!」


明石「むー・・・提督はどう思います?」


提督「大体夕張と同意見。それ以前にH〇G開発する技術ねえだろ。出来たとしても不安定すぎるから不採用だ。」


明石「うーん・・・。じゃあフォトンは?」


夕張「PS〇のあれのことよね。んなもんあるわけないわ。」


明石「じゃあコジ〇粒子!」


提督・夕張「絶対使うな!海どころか世界が終わるわ!」


夕張「というか装備になってるし・・・。あっても使いたくないけどね。」


提督「まず装備させねえよんな危険なもん。強化人間手術でナニカサレタヨウダなんざ論外だ。」


明石「うぅ・・・。だめですか・・・。」


提督「だめ以前の問題だ。はぁ・・・、本来の目的の装備開発させてくれ。」


明石「あ、はい・・・。レシピは?」


提督「20 60 10 110 で頼む。艦載機が全然足りん。」


明石「・・・二人の改二設計図が近いらしいですが、いいんですか?」


提督「二人分しかまともな航空機ないからな。主砲は十分だが航空機がないのはつらい。」


明石「なるほど・・・。何回やりますか?」


提督「釘が30本あったよな。全部なくなるまでやるぞ。」



トンテンカントンテンカンゴボゴボゴボジュワァ・・・ガコン!






提督「」チーン・・・


夕張「零戦五二型に彗星一二型に流星改・・・艦爆と艦攻はいいけど艦戦がひどいわね・・・。」


明石「目的の彩雲も出てません。それとなぜか副砲少し・・・。爆死ですね・・・。」


提督「アハハハハハハハハハハハハハ・・・」ブルブルブル


夕張「あーっと・・・。ちょっとごめんなさい・・・ねっ!」ガスッ!


提督「がっ!?」・・・ドサッ


明石「ちょっ!?夕張さんなにやってるんですか!?」


夕張「ちょっと発狂暴走モード入りそうだったから気絶させただけよ。心配しないで。起きたら落ち着いてるわ。」


明石「大丈夫なんですか・・・?」


夕張「大丈夫よ。ちょっと執務室に運んでくるわね。」グッ・・・スタスタスタ・・・


明石「・・・というか発狂暴走モードってなんですか・・・。」


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このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2015-06-14 09:47:02

SS好きの名無しさんから
2015-06-08 01:39:36

AQさんから
2015-06-07 09:07:49

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2015-06-07 09:07:51

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: AQ 2015-06-09 01:32:38 ID: Zvv5C7_d

更新お疲れ様です

あのゲームは下手すると味方が一番邪魔になる気がします。拡散ダメ絶対

あぁ、川内も長門方面だったか…

2: SS好きの名無しさん 2015-06-13 13:58:07 ID: AzOKy8_D

DIVA楽しいですよね〜。
ただ悪の娘とかがないのが、
残念ですが。


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